JP4269908B2 - 電子カメラ、電子カメラの制御プログラム - Google Patents

電子カメラ、電子カメラの制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子スチルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付携帯電話、カメラ付情報通信端末等の電子カメラ、及び電子カメラの制御プログラムに関する。
従来、データの表示やフィルムへの写し込みが可能なカメラにおいて、被写体の速度を算出し、その結果に基づいて被写体速度を表示する技術が考えられていた(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載されている技術では、焦点調整情報と撮影レンズの情報をもとに被写体速度を演算し、過去数回の焦点結果に基づいて、カメラがモニタしている移動被写体の速度を計算して表示する。
特開平5−27321号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカメラでは、カメラに向かった真っ直ぐに近づくか遠ざかる被写体については、比較的正確に速度を求めることができるが、カメラの光軸に対して斜め方向あるいは垂直方向に移動する被写体については、正しく速度を求められない(誤差が大きい)場合がある。
また、焦点情報としてオートフォーカス(AF)の焦点検出を距離測定に用いるので、例えばパッシブ型の像合致検出方式や位相検出型の合焦検出方式では、遠方では焦点が略合致してしまう範囲が広いので、超望遠ズームや、被写界深度が狭い場合以外では正確な速度が計れない。また、AF検出して、レンズを駆動し、合焦するまでの遅れにより速度計測の誤差が発生してしまう。
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、被写体を撮影することで画像中の被写体の実際の移動速度を正確、かつ簡単に把握することが可能な電子カメラ、電子カメラの制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の速度を計測する第1の計測手段と、前記撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度及び又は実移動方向を算出する算出手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記算出手段によって算出された実速度及び又は実移動方向に関する情報を、前記撮影手段によって撮影された画像とともに表示させる表示制御手段をさらに具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記第1の計測手段は、前記速度と共に前記被写体に対する光軸方向の距離を計測し、前記第1の計測手段によって計測された距離をもとに、前記被写体までの距離の光軸と垂直な平面の実寸に換算した長さのスケールを生成するスケール生成手段をさらに具備し、前記表示制御手段は、前記スケール生成手段によって生成されたスケールと、前記第1の計測手段によって計測された距離とを表す画像を、さらに前記画像に付加して表示させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記表示制御手段は、前記第1の計測手段によって計測対象となる被写体を表す画像を、前記複数フレーム分重ね合わせて表示させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、被写体までの距離を計測する第3の計測手段をさらに具備し、前記第2の計測手段は、前記第3の計測手段により計測された距離とフレーム間での被写体又は背景の移動画素距離とをもとに前記被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記算出手段によって算出された実速度及び又は実移動方向に関する情報を、前記撮影手段によって撮影された画像と関連付けて記録する画像情報記録手段をさらに具備したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、コンピュータを、撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の速度を計測する第1の計測手段と、前記撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度及び又は実移動方向を算出する算出手段として機能させる。
請求項8記載の発明は、画像を撮影する第1の撮影手段と、前記第1の撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測する第1の計測手段と、前記第1の撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度を算出する速度算出手段と、前記第1の計測手段によって計測された距離と前記速度算出手段によって算出された前記被写体の実速度とに応じて、シャッタ速度を決定するシャッタ速度決定手段と、前記シャッタ速度決定手段によって決定されたシャッタ速度に基づいて、画像を撮影する第2の撮影手段とを具備したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、予め用意された複数の撮影モードの何れかに設定する撮影モード設定手段と、測光値を測定する測光値測定手段と、前記測光値測定手段によって測定された測光値に応じた必要露出量と、前記シャッタ速度決定手段によって決定されたシャッタ速度と、前記撮影モード設定手段によって設定された撮影モードとに応じて、絞り値を設定する絞り値設定手段とを有し、前記第2の撮影手段は、前記絞り値設定手段によって設定された絞り値と前記シャッタ速度とにより画像を撮影することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、コンピュータを、撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測する第1の計測手段と、前記撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度を算出する速度算出手段と、前記第1の計測手段によって計測された距離と前記速度算出手段によって算出された前記被写体の実速度とに応じて、シャッタ速度を決定するシャッタ速度決定手段として機能させる。
請求項1記載の発明によれば、画像を撮影することにより、撮影された画像中の被写体に対する光軸方向の速度を計測すると共に、連続する複数フレームの画像に対する画像処理によって被写体の光軸方向と直交する方向の速度角度を計測するので、これらの計測結果を用いて被写体の実速度及び又は実移動方向の情報を正確、かつ簡単に得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、算出された被写体の実速度及び又は実移動方向を、撮影画像を表示する画面中において表示させることができるので、被写体を撮影することで画像中の被写体の実際の移動速度を正確、かつ簡単に把握することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、被写体までの距離の光軸と垂直な平面の実寸に換算した長さのスケールを生成して撮影画像と共に表示させることで、このスケールを画像中で参照することで被写体の大きさ、被写体の移動距離などの概略を簡単に把握することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、計測対象となる被写体を表す画像を、複数フレーム分重ね合わせて表示させることで、画像中において被写体の移動経路、移動幅(速度)などを把握することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、複数フレームの画像に対する画像処理として、フレーム間での被写体の移動画素距離を計数して被写体の移動方向を計測することで、例えばレンズ駆動を伴う合焦検出をもとに計測される距離の計測だけでは誤差が発生しやすい被写体の動きであっても、正確に速度を検出することができる
請求項6記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、算出された実速度及び又は実移動方向に関する情報を、撮影された画像と関連付けて記録するので、この記録された画像を読み出して表示する場合などに、被写体の実速度に関する情報も合わせて表示することができる。
請求項7記載の発明によれば、画像を撮影することにより、撮影された画像中の被写体に対する光軸方向の速度を計測すると共に、連続する複数フレームの画像に対する画像処理によって被写体の光軸方向と直交する方向の速度角度を計測するので、これらの計測結果を用いて被写体の実速度及び又は実移動方向の情報を正確、かつ簡単に得ることができる。
請求項8記載の発明によれば、撮影される被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測すると共に、連続する複数フレームの画像に対する画像処理によって画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測することで、これらの計測結果を用いて被写体の実速度を算出し、この被写体の実速度に応じてシャッタ速度を決定することができるので、簡単に被写体の移動速度に適したシャッタ速度により画像を撮影することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項8の発明の効果に加えて、先に設定される撮影モードと測光値とを考慮した絞り値によって撮影を行うことで、被写体の移動速度だけでなく、撮影モード、測光値に応じた画像を撮影することができる。
請求項10記載の発明によれば、コンピュータに、撮影された被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測させると共に、連続する複数フレームの画像に対する画像処理によって画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測せることで、これらの計測結果を用いて被写体の実速度を算出させ、この被写体の実速度に応じてシャッタ速度を決定することができるので、簡単に被写体の移動速度に適したシャッタ速度により画像を撮影することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における電子カメラ1の回路システム構成を示すブロック図である。
電子カメラ1には、カメラ全体を制御する主制御回路10が設けられている。主制御回路10は、各部を制御することで、画像の撮影や表示、記録、外部機器との通信等を実現することができる。本実施形態の電子カメラ1では、撮影された画像中の被写体の大きさ(長さ)を算出して画像に付加して表示させると共に、画像と共に関連付けて記録する機能が設けられている。
主制御回路10は、入力回路54を通じて操作部55に設けられる各種入力デバイスから入力される指示に応じて、各種機能の制御や設定等を実行する。操作部55には、例えばシャッタスイッチ、ダイヤル、カーソルキー、座標入力部(タッチパネル)等のボタンやスイッチの他、各種の入力デバイスが含まれる。
主制御回路10は、レンズ・撮像系制御回路12を通じて、レンズや撮像系の各部を制御する。
レンズ・撮像系制御回路12は、インタフェース22を通じて入力される焦点検出センサ20からの信号、または距離速度検出部39からの信号に応じてドライバ25によってモータ23を駆動し、フォーカスレンズ16の位置を移動させることでレンズの焦点を被写体に合わせるオートフォーカス機能を実現する。また、レンズ・撮像系制御回路12は、同様にして、ドライバ26によってモータ24を駆動し、ズームレンズ18の位置を移動させることで例えば多焦点の望遠ズーム機能を実現する。
また、レンズ・撮像系制御回路12は、主制御回路10の制御のもとで、レンズ光学系に設けられた絞り17を制御し、またシャッタ34を開閉駆動を制御する。
レンズ光学系を通じて入る被写体から光は、タイミング発生部32及びドライバ30による走査駆動制御に従いCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子28によって光電変換され、サンプルホールド(S&H)回路34、オートゲインコントローラ(AGC)36、A/D回路37を通じてデジタルデータ化されて入力される。
主制御回路10には、画像処理部40、距離演算部41、移動速度演算部42、記憶部43、及び表示選択部44が設けられている。
画像処理部40は、A/D回路37を通じて入力されるデジタルデータに対して、データ圧縮等の処理を施す。画像処理部40による画像処理が施された画像データは、メモリ(半導体メモリ)50に記録される。また、画像処理部40は、撮像系(シャッタ19〜A/D回路37)を通じて入力される画像データを、表示選択部44を通じて表示制御部46の表示メモリ(図示せず)に記録させることで、LCDファインダとして表示部48に撮像(スルー)画像を表示させる。また、画像処理部40は、撮影した連続画像または動画像の連続フレームを取り込み、連続フレームの画像から画像信号処理により移動被写体(例えば輪郭)を検出する。
距離演算部41は、距離速度検出部39(詳細な構成については後述する(図2、図3))によって高精度に計測される被写体までの距離のデータをもとにして、合焦した被写体までの距離の光軸と垂直な平面(または等距離の曲面)の縦または横方向の実寸(実際の物理的な長さ)に換算した長さのスケール(目盛りと長さ、単位)を生成して、長さ・距離データ43bとして記憶部43に記憶させる。この長さ・距離データ43bをもとにして、表示部48(LCDファインダ)の画面中の下や横、あるいは被写体の位置に合わせて画像と同時にスケールを表示させることができる。レンズ・撮像系制御回路12の制御によるフォーカス位置やズーム拡大率の変更に従って、距離や長さの目盛りも更新表示される。
移動速度演算部42は、撮影画像の連続する複数フレームを取り込み、フレーム内から画像処理部40により検出される移動する被写体について、連続フレーム間での被写体のフレームレート当りの移動画素距離と、距離速度検出部39によって高精度に計測される被写体との直線距離(光軸方向の距離)と光軸方向の移動速度とから、被写体の実際の移動方向(実移動方向)と移動速度(実速度)を検出して、移動速度データ43cとして記憶部43に記憶させる。第1実施形態では、1フレーム〜数フレーム毎に被写体の実速度を算出して表示するものとし、何フレーム毎に実速度を算出するか予め決められているものとする。また、ユーザからの指示に応じて何フレーム毎に実速度を算出するか変更できるものとする。
表示制御部46は、表示メモリに記憶される画像データ46aに基づいて、表示部48(LCDモニタ))に電子ファインダとして撮像(スルー)画像をリアルタイムに表示させる、あるいはメモリ50や外部メモリ52に記憶された画像データをもとに撮影済みの画像を表示させる。
また、主制御回路10は、インタフェース58,59を通じて、USB59あるいはIEEE139461により接続された外部の機器、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、プリンタ機器、他の電子カメラとの間で、メモリ50や外部メモリ52に記録された画像データの転送などの通信を実行することができる。
また、インタフェース51を通じて、図示せぬメモリスロットを通じて装着される着脱式の外部メモリ52に対して画像データを記録し、また外部メモリ52に記録された画像データを読み出してメモリ50に記録する。
また、主制御回路10は、インタフェース58,59を介してだけでなく、送受信部56及び無線LAN/Bluetooth(BT)部57を通じて、無線通信によって他の機器との間で画像データ等の送受信をすることができる。
主制御回路10は、図示せぬ電源スイッチによる操作により起動される。主制御回路10は、電源制御部62を通じて電池63から供給される電力を制御する。
なお、図示していないが、主制御回路10の制御により、シャッタスイッチに対するシャッタ操作に応じて、フラッシュ駆動部によりフラッシュを閃光駆動させる。フラッシュ駆動部は、ストロボ駆動が設定されている場合に、電池63からの電力を図示せぬフラッシュ用大容量コンデンサに充電させた上でフラッシュを閃光駆動する。
図2及び図3には、距離速度検出部39の詳細な構成について説明するための図である。
図2は、PSD(Position Sensitive Detector)センサ(半導体位置検出素子)を用いて距離計測を行う場合の構成を示す図である。図2に示すように、送信部駆動回路70、発光素子71(LED(Light Emitting Diode)または半導体レーザ)、レンズ72,74、PSD受光素子75、増幅回路76、演算回路77が設けられている。
送信部駆動回路70は、主制御回路10の制御のもとで発光素子71を発光駆動させる。発光素子71からの光は、レンズ74を介して被写体に照射される。被写体によって反射した光は、レンズ74を通じてPSD受光素子75によって受光される。PSD受光素子75は、スポット状の光が与えられると電荷を発生し、両端の電極に到達すると増幅回路76に出力する。到達した電荷の料は、スポット光の位置から電極までの距離に反比例する。増幅回路76は、PSD受光素子75から出力された信号を増幅して演算回路77に出力する。演算回路77は、増幅回路76から入力される信号をもとにPSD受光素子75に対するスポット光の受光位置を検出し、この受光位置とレンズ72,74との間の距離、及びレンズ74とPSD受光素子75の間の距離をもとに、被写体までの距離を演算して主制御回路10に出力する。
ここで、レンズ72とレンズ74の中心位置の間の距離を基線長d、レンズ72から被写体までの距離をL、レンズ74とPSD受光素子75までの距離をf、PSD受光素子75の受光位置とレンズ74の中心位置との水平方向の距離をxとする。
この場合、L/d=f/xであり、基線長d、距離fが既知であり、距離xをPSD受光素子75による受光により検出することで、距離L=f・d/xとして算出することができる。
図3は、ドップラーレーダ方式(マイクロ波あるいは超音波)による距離計測及び速度計測を行う場合の構成を示す図である。図3に示すように、発振器80、送信器81、送受信部82、アンテナ83、受信部信号処理部85、混合器信号処理部86、速度計測部87が設けられている。
送信器81は、主制御回路10の制御のもとで、発振器80から発振される信号を用いて、送受信部82及びアンテナ83を介して被写体に対してマイクロ波を送信する(送信波(ft))。送受信部82は、アンテナ83により被写体により反射したマイクロ波を受信すると(受信波(ft+fd))、受信部信号処理部85及び混合器信号処理部86に受信信号を出力する。受信部信号処理部85は、受信信号をもとにしてアンテナ83から被写体までの距離Lを算出する。混合器信号処理部86は、送信器81からの送信信号(ft)と送受信部82からの受信信号(ft+fd)を混合して信号(fd)を生成して速度計測部87に出力する。速度計測部87は、混合器信号処理部86からの信号(fd)をもとにして被写体の速度Vを検出して主制御回路10に出力する。
ここで、被写体の実速度をV0、被写体からアンテナ83の方向(電子カメラの光軸方向と同じとする)への相対速度をV、被写体の移動方向と被写体からアンテナ83への方向がなす角度をθとする。
この場合、被写体の相対速度V=(fd・C/2ft)により算出される。従って、実速度V0=(fd・C/2ft)/cosθの関係がある。
また、図3(b)に示すように、被写体までの距離Lは、距離L=T/2×c(T:遅れ時間、c:光速)、あるいは距離L=c(Δθd+2nπ)/4πf(Δθd:移相差、c:光速)により算出することができる。
なお、距離速度検出部39では、前述した方式(図2、図3)以外の方法を用いて距離計測を行うこともできる。例えば、光学式、光レーダ法(光時間差法)、光レーダ法(光移相差法)光など各種の方式を用いることができる。
近〜中距離の距離だけを測るなら、図2に示すPSDセンサ方式等が小型かつ精度が高く、速度も同時に計るなら、図3に示すマイクロ波によるドップラーレーダ方式等などが好適である。また、カメラに内蔵しているオートフォーカス用のCCDやPSDセンサ、位相差検出センサなど、焦点検出や測距センサ等を兼用しても、あるいは、これらと一体式に組合わせて構成してもよい。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態について、図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第1実施形態の電子カメラ1では、ファインダ視野内に入れた被写体の一点に焦点を合わせることで、自動的に被写体の移動速度、さらには被写体までの距離と、縦あるいは横方向の長さスケール(目盛り)を、撮影画像と共にファインダまたはモニタに表示させることができる。
第1実施形態では、被写体までの距離と長さスケールを撮影画像と共に表示させるか否か、また撮影画像をメモリに保存記録する場合に被写体までの距離と長さスケールを合わせて記録するか否かを、別途、予めモード設定などにおいて設定しておくことができるものとする。さらに、被写体が移動している速度についても、同様にしてモード設定において、表示させるか否かを設定しておくことができるものとする。
まず、操作部55による操作によって撮影モードが指定されると(ステップA1)、初期動作時である場合には、レンズ・撮像系制御回路12を通じてフォーカスレンズ16、ズームレンズ18などのレンズ位置等を初期設定し、撮影系を起動し(ステップA3)、また測光センサまたは露出計(図示せず)を起動する(ステップA4)。そして、測光センサまたは露出計出力にあわせて撮影(露出)条件を設定する(ステップA5)。
レンズ・撮影系を通じて撮影される撮影(スルー)画像は、主制御回路10の画像処理部40の処理により、表示選択部44を通じて表示制御部46に出力され、表示部48(LCDファインダ)に表示される(ステップA6)。
また、焦点検出手段(焦点検出センサ20)または測距センサ(距離速度検出部39)を起動し、その出力値から焦点が一致しているか判別する(ステップA8〜A9)。主制御回路10は、焦点が一致していることが検出されると、焦点検出または測距センサ出力をもとにして、フォーカスレンズ16に対するレンズ繰り出し量を算出し、このレンズ繰り出し量に応じて、レンズ・撮像系制御回路12(ドライバ25、モータ23)によりフォーカスレンズ16を駆動させる(ステップA10〜A11)。
一方、ズーム操作があった場合、主制御回路10は、ズームレンズ18に対する繰り出し量を算出し(ステップA12,A13)、フォーカスロックした状態でレンズ・撮像系制御回路12(ドライバ26、モータ24)によりズームレンズ18を駆動させる(ステップA14)。ここで、レンズ・撮影系を通じて撮影される撮影(スルー)画像は、主制御回路10の画像処理部40の処理により、表示選択部44を通じて表示制御部46に出力され、表示部48(LCDファインダ)に表示される(ステップA15)。
こうして、オートフォーカス機能、あるいは、多焦点の望遠ズーム機能などを実現する。
ズーム操作が終了されると(ステップA16、Yes)、主制御回路10は、撮影画像に被写体が動いている速度を表示するモード設定がされているか否かを判別する。また、主制御回路10は、同様にして、撮影画像に被写体までの距離、及び長さスケールを表示する設定がされているかを判別する(ステップA17)。
まず、被写体までの距離、及び長さスケールを表示する設定がされている場合には、以下のようにして、計測した被写体までの距離と、焦点を合わせた焦点面の画像に該当する視野角度とから、焦点を合わせた被写体の縦または横方向の実寸の長さを算出し、ファインダやモニタに長さスケール(目盛り)として表示する。なお、図4及び図5に示すフローチャートには、被写体までの距離、及び長さスケールを表示するための処理の説明を省略している。
図6は、被写体までの距離とフォーカスした被写体平面での長さの計測を説明するための図である。
図6(a)(b)に示すように、撮像素子28からの距離L1、視野角度θ1とし、焦点を合わせた被写体の横方向の長さをd1とすると、tanθ1=d1/L1の関係からd1=L1×tanθ1として算出することができる。同様にして、距離L2の位置にある被写体の予行方向の長さd2は、視野角度θ2とすると、d2=L2×tanθ2として算出することができる。
前述したように被写体の長さを求めるために、まず、主制御回路10は、距離速度検出部39による検出結果を用いて、合焦した被写体までの距離Lを計測、算出する。例えば、被写体までの距離Lは、距離L=f・d/xとして算出する(図2及び図3を用いた説明参照)。次に、撮像視野または表示視野角θを算出する。
こうして、被写体までの距離L、撮像視野θ(または表示視野角)が求まると、これらの値をもとにして、例えば前述のように、d=L×tanθとして表示視野の長さ(横)dを演算する。
主制御回路10の距離演算部41は、表示視野の長さdをもとにして、横方向の実寸(実際の物理的な長さ)に換算した長さのスケール(目盛りと長さ、単位)を生成して、長さ・距離データ43bとして記憶部43に記憶させる。
ここでは、例えば単位長(1m等)の表示画素数aを算出する。例えば、表示部48(LCDモニタ)が正方画素、VGA(Video Graphics Array)の場合、横方向についての表示画素数aは、a(dot)=640/dとして算出する。そして、単位長の表示画素数aをもとに、縦横の長さスケール(以下、測長用スケール)を作成して、撮像(スルー)画像に、被写体までの距離、及び測長用スケールを重ねて表示させる。なお、縦方向についても同様にして、測長用スケールを生成して表示させるものとする。
図7には、測長用スケールが撮像(スルー)画像に重ね合わされて表示されている画面の一例を示している。
図7(a)は、図6(b)に示す遠い距離L2にある被写体(自動車)に合焦している場合の画面例である。図7(a)では、表示画面の左端の近傍に縦方向の測長用スケールを表示し、下端の近傍に横方向の測長用スケールを表示している。測長用スケールには、目盛りの実寸の長さを表す数字が付加されている。また、表示画面中には合焦した被写体までの距離をデジタル表示させている(図7(a)では「Dist=45.0M」の表示)。
なお、フォーカス位置やズーム拡大率を変更する操作がされた場合、前述と同様にして、その状態における測長用スケールと合焦された被写体までの距離のデジタル表示を随時更新して表示させる。
図7(b)は、図6(b)に示す近い距離L1にある被写体(人)に合焦している場合の画面例である。図7(b)では、図7(a)に示す測長用スケールに付された目盛当たりの長さを表す数字が変更され、また被写体までの距離表示が変更されている(図7(b)では「Dist=28.0M」)。
さらに、図7(b)に示すズーム拡大率の状態から、図7(c)に示すようにズーム移動された場合には、さらに測長用スケールを変更して表示させる。なお、図7(c)に示す測長用スケールでは、中心位置を0とし、中心位置からのプラス/マイナスの距離を表す数字を付加している。図7(c)に示す形態の測長用スケールは、例えば測長用スケールの全体が表す実寸長さが所定値以下となった場合に用いるようにしても良い。
こうして、LCDファインダとして表示部48に撮像(スルー)画像を表示させる場合に、合焦した被写体までの距離を表示すると共に、焦点が合った距離の光軸と垂直な平面(または等距離の曲面)の縦または横方向の実寸に換算した長さの測長用スケール(目盛りと長さ、単位)を画面中に画像と同時に表示することができる。これにより、測長用スケールを参照して、画面中に表示された被写体の実寸サイズ(長さ、大きさ、高さ)を推測することができる。
次に、被写体の速度を表示するモード設定がされている場合には、以下のようにして、撮影される被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測すると共に、連続する複数フレームの画像に対する画像処理によって画像中の被写体の光軸に垂直方向の速度と移動方向角度を計測することで、これらの計測結果を用いて被写体の実速度を算出し、撮影画像を表示する画面中において表示させる。
図8は、被写体までの距離と移動速度の表示を説明するための図である。
図8では、図3に示す距離速度検出部39を用いた例を示している。ここで、電子カメラ1(撮像素子28)から被写体(スキーにより斜面を滑っている人物)までの距離をL、被写体の実速度をV0、被写体の電子カメラ1への方向の速度(相対速度)をVv、電子カメラ1の被写体に対する光軸方向と直交する方向の速度をVH、被写体の移動方向と電子カメラ1への方向がなす角度(被写体の移動方向)をθとして表している。
まず、距離速度検出部39は、距離計測による直線距離Lを算出する(ステップA30)。例えば、直線距離Lは、距離L=T/2×c(T:遅れ時間、c:光速)により算出することができる。あるいは、直線距離Lは、距離L=c(Δθd+2nπ)/4πf(Δθd:位相差、c:光速)により算出することもできる。
また、距離速度検出部39は、速度計測による移動速度(相対速度)Vvを算出する(ステップA31)。例えば、移動速度(相対速度)Vvは、Vv=(fd・c/2ft)により算出することができる。
次に、主制御回路10の画像処理部40は、撮影した連続画像または動画像の連続フレームを取り込み、連続フレームの画像から画像信号処理により移動被写体を検出する。被写体の検出方法については、例えば合焦位置を含む被写体に相当する領域を輪郭抽出などの画像処理によって抽出するなど、任意の方法を用いることができる。
移動速度演算部42は、画像処理部40により抽出された被写体について、画像内における連続フレーム間でのフレーム時間間隔あたりの被写体の画素移動量(移動画素距離)を算出する(ステップA32)。そして、移動速度演算部42は、被写体の画像移動量をもとにして、電子カメラ1の被写体に対する光軸と直交する方向の速度VHを算出する(ステップA33)。すなわち、先の測長用スケールに関する処理で説明したように、被写体までの距離における画像の画素当たりの実寸(実際の移動距離)を算出できるため、これをもとに単位時間当たり移動距離を算出することで速度を求めることができる。
図8(b)では、曲線を描くように滑っている人物を撮影した連続フレームの画像から被写体の基準とする位置、例えば被写体の領域の画素値から算出される重心位置や上下左右方向の端点などについて画素移動量を求め、この画像移動量から光軸と直交する方向の速度VHを推定している。なお、電子カメラ1の被写体に対する光軸と直交する方向の速度を求めるもので、水平方向での移動速度である必要はない。
移動速度演算部42は、距離速度検出部39により求められた距離Lと相対速度Vvと、光軸と直交する方向の速度VHから、被写体の移動速度(実速度)V0と実移動方向θを算出する(ステップA34)。移動速度演算部42は、算出した移動速度V0と実移動方向θを移動速度データ43cとして記憶部43に記憶させる。なお、被写体の実移動方向は、画像中の被写体の光軸方向の速度Vvと、光軸方向と直交する方向の速度とをもとにして、三角比の関係から算出することができる。
主制御回路10は、移動速度データ43cをもとに被写体の移動速度を表す画像データを生成して、表示制御部46によって撮像(スルー)画像に重ね合わせて表示する(ステップA34)。例えば「○○○.○km/h」のような、予め用意された速度表示用のフォーマットを用いて、数字部分を移動速度データ43cに応じて変更することで移動速度を表す画像データを生成して表示する。
なお、撮像(スルー)画像の表示形態としては、後述する図9に示すように、速度計測の対象とする被写体を表すマーク(または輪郭)の画像を付加する場合がある(詳細については後述する)。
図8(d)には、撮影画像と共に被写体の移動速度の表示、例えば「V=43.5km/h」の表示が付加されるいる表示画面の例を示している。図8(d)では、被写体までの距離表示「Dist=36.0M」と縦方向の測長用するも共に付加されている例を示している。なお、移動速度の表示と共に、移動方向についての表示を付加するようにしても良い(移動方向の表示のみとすることもできる)。
図9は、図8とは異なる形態による撮影画像と速度表示の一例を示している。
図9に示す例では、撮影画像中において速度計測の対象とする被写体が存在する領域、すなわち被写体が移動する領域が、ユーザによる操作部55に対する操作によって設定されるものとする。この場合、電子カメラ1による撮影範囲が固定された状態にあるものとする。
図9(a)に示す例では、野球をしている様子を捕手及び審判の背面方向から投手を含むように撮影し、投手によって投げられるボールを速度計測の対象とする被写体としている。ここでは、測長用スケールと被写体までの距離の表示は行わないものとする。
この場合、図9(a)に示すように、ボールを投手が離す位置から捕手が捕らえる位置までを含む範囲を、例えば移動被写体の選択用フレーム枠(矩形枠)によって設定する。ユーザは、例えば操作部55のカーソルキーの操作によって、画面中で表示されるカーソルによって選択用フレーム枠の対角の2点を指定することで矩形枠を設定する。
主制御回路10は、図9(b)に示すように、動画撮影による連続フレームの画像を取り込み、前述した方法によって、枠内の被写体の移動方向(角度)を推定し、距離Lと相対速度Vvとから実移動速度Vを算出する。そして、図9(c)に示すようにして、被写体の移動速度を表す文字列を撮影画像に重ね合わせて表示する。この際、主制御回路10は、連続フレームの画像中の選択用フレーム枠内に存在する被写体の画像を重ね合わせて表示する。すなわち、図9(c)に示す例では、複数フレームのそれぞれの画像から検出されるボールに相当する画像を多重合成し、このボールの画像が多重合成された画像と、フレーム枠外の画像、すなわち投手、打者、捕手、審判などを含む画像とを合成した静止画像を作成し、移動速度と同時に表示している。フレーム枠外の画像としては、例えば所定時間分の動画撮影の連続フレームの画像を対象として表示を行う場合には、最後のフレームの画像を用いるようにしても良い。
こうして、移動被写体の選択用フレーム枠を設定することで、例えば野球の打撃シーンを撮ると、投球速度、投手の腕の振り、バットの振り、打球などについて速度を計測して表示できる。
こうして、図8(d)あるいは図9(c)に示すように、被写体の画像と共に被写体の移動速度、さらには測長用スケールや被写体までの距離が表示された状態において、シャッタ操作(撮影操作)がされると(ステップA21)、主制御回路10は、測光センサまたは露出計の出力と撮影(露出)条件に従って画像の撮影を実行する(ステップA22)。主制御回路10は、画像処理部40により処理した画像データをメモリ50に一時記録する(ステップA23)。また、表示選択部44は、メモリ50に一時記録された画像データを選択し、撮影画像を表示制御部46によって表示部48(LCDモニタ)に表示させる(ステップA24)。
ここで、主制御回路10は、ユーザによる操作部55に対する操作によって、撮影画像の記録が指示された場合(ステップA25、Yes)、予めモード設定などにおいて、被写体の速度を合わせて記録することが設定されている場合(ステップA26、Yes)、主制御回路10は、画像処理部40において、撮影画像と被写体の速度に関する情報を合わせて符号化して、メモリ50あるいは外部メモリ52に記録する(ステップA27)。
なお、被写体の速度を合わせて記録することが設定されていない場合(ステップA26、No)、主制御回路10は、画像処理部40において撮影画像のみを対象として符号化して、メモリ50あるいは外部メモリ52に記録する(ステップA28)。
なお、被写体の移動速度だけでなく、被写体までの距離と測長用スケールについても、撮影画像と合わせて記録することが設定されているか否かを判別し、この設定がされている場合には前述した被写体の速度に関する情報と同様にして、撮影画像と共に記録するものとする。
こうして、被写体の移動速度、さらには被写体との距離や測長用スケールを撮影画像と関連付けてメモリに記録することができる。従って、再生モードにおいて(ステップA18)、記録済みの画像を読み出して表示させる再生処理を実行する場合に(ステップA19)、例えば図8(d)や図9(c)に示すように、撮影画像と共に被写体の移動速度や、被写体との距離や測長用スケールを表示させることができる。
このようにして、第1実施形態では、被写体に対して焦点が一致すると、撮影される被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測すると共に、連続する複数フレームの画像に対する画像処理によって画像中の被写体の光軸に垂直方向の速度とを計測することで、これらの計測結果を用いて被写体の実速度を算出し、撮影画像を表示する画面中において表示させることができる。従って、被写体を撮影することで画像中の被写体の実際の移動速度を正確、かつ簡単に把握することができる。
第1実施形態では、電子カメラ1の光軸とは、斜めや直角の方向に動いてる被写体であっても、また電子カメラ1を回転させて撮影方向を変更させたり、継続した被写体を追尾できなくても、また、交換レンズや被写界深度に関係なく、ファインダの視野の中に数フレーム分だけ入れ、オートフォーカスが機能さえすれば、被写体の瞬時の移動速度を計測することができる。このため、スポーツシーンなどの素早い動きや移動する被写体、例えばプレーヤやバット、ラケット、ボール、車などの被写体でも、通常の撮影と同様にファインダーで覗く操作だけで、その実際の移動速度と方向を簡単に確認でき、また撮影画像と一緒に記録することが簡単にできるようになる。
なお、撮影画像と共に記録される他の情報、すなわち被写体の移動速度や被写体までの距離、さらには測距用スケールについては、画像データとして撮影画像に合成することで記録するようにしても良いし、撮影画像に付随する情報として関連付けて記憶するようにしても良い。付随する情報として記憶する場合には、例えば外部メモリ52に記録された撮影画像を読み出して表示させる際に、この付随する情報を共に読み出して画像データ(イメージ)化し、必要に応じて撮影画像に重ね合わせて表示させることができる(重ね合わせて表示される情報を任意に選択することもできる)。
また、被写体の瞬時の移動速度だけでなく、例えば複数フレーム分毎に計測される連続する移動速度から、被写体の移動する加速度をも演算して、合わせて表示したり、記録したりできるようにしてもよい。
また、現在の移動速度や平均速度、または加速度から、計測対象とする被写体であるプレーヤやボール、車、ボート等の物体の○秒後、○分後などの所定の時間が経過した後の到達位置を予測し、あるいは同じく他のプレーヤや物体の○秒後、○分後の到達予測位置と比較できるように、画面内に入る範囲で、例えば他とは異なる表示形態(特定色など)で被写体を表す画像(輪郭など)を重ねて表示できるようにしてもよい。
また、被写体の移動速度は、被写体に焦点が一致している場合に、1フレーム〜数フレーム毎に被写体の実速度を算出して表示するが、数フレーム毎に算出する場合に、その数フレームの間での最高速度を求めて表示するようにしても良い。同様にして、図9に示す移動被写体の選択用フレーム枠内で移動する被写体について、最高速度を求めて表示するようにしても良い。
また、計測された被写体の速度について表示することなく、単にメモリ50あるいは外部メモリ52に対して撮影画像と関連付けて記録するようにしても良い。
また、前述した説明では、撮影された画像中の移動している被写体を対象として、連続フレーム間での移動画素距離を算出しているが、被写体周辺(近傍)の背景の画像を対象として複数フレーム間での移動画素距離を算出し、これをもとに光軸方向と直交する方向の速度を算出するようにしても良い。
また、被写体の実速度を算出して、撮影された画像と共に表示させる、あるいは実速度に関する情報を画像と関連付けて記録しておくものとして説明しているが、被写体の実速度だけでなく被写体の実移動方向を算出して、実速度と同様にして表示あるいは記録するようにしても良い。さらに、被写体の実移動方向についてのみ表示あるいは記録するようにしても良い。
(第2実施形態)
次に、第2実施例の電子カメラ1では、第1実施形態のようにして算出される被写体の実速度に応じてシャッタ速度を決定し、このシャッタ速度により撮影を実行して撮影画像を記録する。すなわち、シャッタ速度優先の自動露出(AE)制御による撮影を行う機能を搭載する。
例えば、高速で走るレースカーもシャッタ速度を1/500〜1/1000秒など速くして撮影すれば止まって見えるようにも写せるが、写真表現としては、1/60秒〜1/250秒程度で流して撮影した方が、スピード感やレースシーンとしての迫力を増すことができる。第2実施形態では、物体(被写体)までの距離や移動速度をもとに、そのようなスポーツシーンに合わせた撮影モードや撮影条件に自動設定し、例えば「スピード感を強調するスポーツ撮影モード」や「被写体速度に合わせたシャッタ速度優先AEモード」として、自動プログラム化する。
図10は、第2実施形態における画像撮影の処理を説明するためのフローチャートを示している。
第2実施形態の電子カメラ1では、予めシャッタ速度優先の自動露出(AE)制御によって撮影を行うためのプログラムAEモードを、ユーザからの指示に応じて任意に設定することができる。
ここで「被写体速度に合わせたシャッタ速度優先AEモード」が設定されている場合(ステップB1)、主制御回路10は、操作部55に対する操作に応じて、撮影モードを表すα(くっきり/ぼけの度合い)の設定を行う(ステップB2)。例えば、α=1の設定は「くっきりモード」、α=5の設定は「少しぼかすモード」となる。
ここで、オートフォーカスまたはズーム処理によって、被写体に対してフォーカスが一致すると(ステップB4)、主制御回路10は、第1実施形態で説明した方法により被写体までの距離Lと実速度Vを算出する。また、レンズ・撮像系制御回路12を介して制御しているレンズの焦点距離fを検出する(ステップB5)。なお、ステップB5は、第1実施形態において説明した方法によって、各値を算出するものとして詳細な説明を省略する。
ここで、主制御回路10は、撮影モード(α)と被写体の実速度V、及び被写体までの距離Lに合わせたシャッタ速度S(秒)を算出して設定する(ステップB6)。
図11には、ステップB6におけるシャッタ速度Sの算出処理のフローチャートを示している。
まず、主制御回路10は、撮影モード毎に予め用意されている結像移動距離の限度Δε(mm)を設定する(ステップC1)。あるいは、電子カメラ1に使用されている撮像素子28に関するデータ、すなわち結像サイズと横または縦の画素数のデータをもとに、Δε(mm)=結像サイズ(mm)÷横または縦の画素数、によって算出する(ステップC1)。なお、図1に示す電子カメラ1の構成では、撮影画像をメモリ媒体にのみ記録する構成としているが、撮影画像の記録にフィルムを使用する場合(いわゆる銀塩カメラ)、Δε(mm)=粒子数(mm)により算出することができる。
次に、結像の移動速度Vim(mm/秒)を、移動速度Vim(mm/秒)=レンズ終点距f(mm)×被写体速度V(m/秒)÷被写体距離L(m)として算出する(ステップC2)。
そして、露出時間の最大値Tmaxを、最大値Tmax最大値Tmax=Δε(mm)÷結像面の移動速度Vim(mm/秒)として算出し、シャッタ速度S(秒)≦α×Tmax(秒)(α:0.5〜1、1〜n)となるようにシャッタ速度Sを設定する(ステップC3)。
以下、具体例をあげて説明する。
例えば、結像サイズ=5.0(mm)、画素数=1600×1200の撮像送信の場合、Δε=5(mm)÷1600=0.003125(mm)、レンズ焦点距離f=10mm、被写体の実速度V=90km/時(25m/秒)、被写体距離L=20mとする。この時、結像の移動速度Vim=10(mm)×25(m/秒)÷20(m)=12.5(mm/秒)、Tmax(露出時間、秒)=Δε÷Vim=0.003125(mm)÷12.5(mm/秒)=0.00025(秒)=1/4000秒となる。
ここで、例えばα=1(くっきりモード)の時、シャッタ速度S≦1/4000(秒)、α=5(少しぼかすモード)の時、シャッタ速度S≦5×1/4000(秒)=1/800(秒)として決定する。
こうしてシャッタ速度Sが決定された後、シャッタ操作が行われると(ステップB7、Yes)、主制御回路10は、測光処理を実行して(ステップB8)、測光により決められる必要露出量EVと、算出されたシャッタ速度Sとから絞り値Fナンバーを自動設定する(ステップB9)。例えば、EV値表あるいは次式(1)から絞り値Fナンバーを求める。
Figure 0004269908
図12は、EV値表に従うプログラムAE制御のプログラム線図の一例を示している。図12に示すシャッタ速度、絞り、EV値の関係において、本実施形態における電子カメラ1が使える範囲が図中Aにより示す枠線内の範囲の場合、例えば測光によるEV値=14のとき、α=5、S=1/800〜1/1000秒とすると、絞り値(Fナンバー)=F4として自動設定することができる。
主制御回路10は、レンズ・撮像系制御回路12を通じて、自動設定された絞り値とシャッタ速度に従い各部を制御して撮影を実行し(ステップB10)、その撮影画像をメモリ50あるいは外部メモリ52に記録すると共に、表示制御部46により表示部48において表示させる。
なお、前述した説明では、スポーツシーンに適した撮影条件として、シャッタ速度、露光量、及び絞りを対象として説明しているが、フラッシュ発光やその出力、発光時間などについても、同様にして最適に制御されるものとする。
また、前述した説明では、「スピード感を強調する撮影モード」「被写体速度に合わせたシャッタ速度優先のプログラムAEモード」として自動化する場合についての説明しているが、シーン別プログラムやベストショットプログラム機能などで、スポーツシーン向けの撮影モードを選択すると、それに合わせて「スピード感を強調する」「車などの流し撮影」「瞬間写真のように宙に浮いたように止まって見える」など、撮影表現をユーザが選択して、それに合わせて、被写体の移動速度に合わせて、シャッタ速度優先の自動露出(AE)制御による撮影を行うように構成しても良い。
このようにして、第2実施形態では、被写体までの距離及び被写体の移動速度から、スポーツシーンに適した露出など撮影条件(露光量、絞り、シャッタ速度、フラッシュ発光量等)を自動的に設定するので、例えば「スピード感を強調する撮影モード」や「被写体速度に合わせたシャッタ速度優先のプログラムAEモード」として自動化することができる。これにより、簡単に被写体の移動速度に適した撮影条件により画像を撮影することができる。
なお、前述した各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の形態における電子カメラ1の回路システム構成を示すブロック図。 本実施形態におけるPSDセンサを用いて距離計測を行う場合の構成を示す図。 本実施形態におけるドップラーレーダ方式による距離計測及び速度計測を行う場合の構成を示す図。 本発明の第1実施形態について説明するためのフローチャート。 本発明の第1実施形態について説明するためのフローチャート。 第1実施形態における被写体までの距離とフォーカスした被写体平面での長さの計測を説明するための図。 第1実施形態における測長用スケールが撮像(スルー)画像に重ね合わされて表示されている画面の一例を示す図。 第1実施形態における被写体までの距離と移動速度の表示を説明するための図。 第1実施形態における撮影画像と速度表示の一例を示す図。 第2実施形態における画像撮影の処理を説明するためのフローチャート。 図10中のステップB6におけるシャッタ速度Sの算出処理のフローチャート。 第2実施形態におけるプログラムAE制御のプログラム線図の一例を示す図。
符号の説明
1…電子カメラ、10…主制御回路、12…レンズ・撮像系制御回路、14…光学系、16…フォーカスレンズ、17…絞り、18…ズームレンズ、19…シャッタ、20…焦点検出センサ、22…インタフェース、23,24…モータ、25,26…ドライバ、28…撮像素子、30…ドライバ、32…タイミング発生部、34…サンプルホールド(S&H)回路、36…オートゲインコントローラ(AGC)、37…A/D回路、39…距離速度検出部、40…画像処理部、41…距離演算部、42…移動速度演算部、43…記憶部、43a…スケール情報、43b…長さ・距離データ、43c…移動速度データ、44…表示選択部、46…表示制御部、46a…画像データ、46b…情報処理データ、48…表示部、50…メモリ、51…インタフェース、52…外部メモリ、54…入力回路、55…操作部、56…送受信部、57…無線LAN/BT部、58…インタフェース、59…USB、61…IEEE1394、62…電源制御部、63…電池。

Claims (10)

  1. 画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の速度を計測する第1の計測手段と、
    前記撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、
    前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度及び又は実移動方向を算出する算出手段と
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記算出手段によって算出された実速度及び又は実移動方向に関する情報を、前記撮影手段によって撮影された画像とともに表示させる表示制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記第1の計測手段は、前記速度と共に前記被写体に対する光軸方向の距離を計測し、
    前記第1の計測手段によって計測された距離をもとに、前記被写体までの距離の光軸と垂直な平面の実寸に換算した長さのスケールを生成するスケール生成手段をさらに具備し、
    前記表示制御手段は、前記スケール生成手段によって生成されたスケールと、前記第1の計測手段によって計測された距離とを表す画像を、さらに前記画像に付加して表示させることを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記第1の計測手段によって計測対象となる被写体を表す画像を、前記複数フレーム分重ね合わせて表示させることを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  5. 被写体までの距離を計測する第3の計測手段をさらに具備し、
    前記第2の計測手段は、前記第3の計測手段により計測された距離とフレーム間での被写体又は背景の移動画素距離とをもとに前記被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  6. 前記算出手段によって算出された実速度及び又は実移動方向に関する情報を、前記撮影手段によって撮影された画像と関連付けて記録する画像情報記録手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  7. コンピュータを、
    撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の速度を計測する第1の計測手段と、
    前記撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、
    前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度及び又は実移動方向を算出する算出手段として機能させるための電子カメラの制御プログラム。
  8. 画像を撮影する第1の撮影手段と、
    前記第1の撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測する第1の計測手段と、
    前記第1の撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、
    前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度を算出する速度算出手段と、
    前記第1の計測手段によって計測された距離と前記速度算出手段によって算出された前記被写体の実速度とに応じて、シャッタ速度を決定するシャッタ速度決定手段と、
    前記シャッタ速度決定手段によって決定されたシャッタ速度に基づいて、画像を撮影する第2の撮影手段と
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  9. 予め用意された複数の撮影モードの何れかに設定する撮影モード設定手段と、
    測光値を測定する測光値測定手段と、
    前記測光値測定手段によって測定された測光値に応じた必要露出量と、前記シャッタ速度決定手段によって決定されたシャッタ速度と、前記撮影モード設定手段によって設定された撮影モードとに応じて、絞り値を設定する絞り値設定手段とを有し、
    前記第2の撮影手段は、前記絞り値設定手段によって設定された絞り値と前記シャッタ速度とにより画像を撮影することを特徴とする請求項8記載の電子カメラ。
  10. コンピュータを、
    撮影手段によって撮影された被写体に対する光軸方向の距離と速度を計測する第1の計測手段と、
    前記撮影手段により撮影された連続する複数フレームの画像に対する画像処理により、画像中の被写体の光軸方向と直交する方向の速度を計測する第2の計測手段と、
    前記第1の計測手段によって計測された速度と前記第2の計測手段によって計測された速度とをもとに、前記被写体の実速度を算出する速度算出手段と、
    前記第1の計測手段によって計測された距離と前記速度算出手段によって算出された前記被写体の実速度とに応じて、シャッタ速度を決定するシャッタ速度決定手段として機能させるための電子カメラの制御プログラム。
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