JP4269794B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタ、特に、光源部として固体発光素子と、空間光変調装置としてティルトミラーデバイスとを用いるプロジェクタの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタは、コンピュータ等の画像供給装置から供給された画像信号に応じて光(投写光)を投写し、画像を表示する画像表示装置である。プロジェクタの光源部には、発光ダイオード素子、半導体レーザ等の固体発光素子を使用することができる。固体発光素子は、小型かつ軽量であることから、プロジェクタの光源部に適している。固体発光素子を光源部とする場合、赤色光(以下、「R光」という。)用発光素子と、緑色光(以下、「G光」という。)用発光素子と、青色光(以下、「B光」という。)用発光素子とを順次点灯させて空間光変調装置を照明する。これにより、スクリーン上にフルカラーの像を投写することができる。
【0003】
プロジェクタの空間光変調装置としては、ティルトミラーデバイスを用いることができる。ティルトミラーデバイスは、基板等の所定面上に複数の可動ミラー素子を有する。可動ミラー素子は、第1の反射位置と第2の反射位置とを選択的に移動する。ティルトミラーデバイスは、可動ミラー素子を配置している所定面が投写レンズの光軸に対して略垂直となるように配置されている。ティルトミラーデバイスと2つの光源部とを組み合わせた技術としては、例えば、特許文献1に提案されているものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−222064号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
光源部とティルトミラーデバイスとを含めた光学系において、有効に扱うことができる光束が存在する空間的な広がりを、面積と立体角との積(エテンデュー、Geometrical Extent)として表すことができる。この面積と立体角との積は、光学系において保存される。光源部を一箇所に配置すると、光源部からの光束の空間的な広がりが大きくなる。光束の空間的な広がりが大きくなるとティルトミラーデバイスで取り込むことができる角度は小さくなるため、光束を有効に用いることが困難となる。従って、固体発光素子をティルトミラーデバイスの投写方向に関して略対称な二箇所に設けることが考えられる。各色光用発光素子をティルトミラーデバイスの投写方向に関して略対称な二箇所に配置することにより、光を効率良く利用することができる。
【0006】
固体発光素子を二箇所に配置する場合、光源部は、R光又はB光を供給する第1光源部と、G光を供給する第2光源部とから構成することができる。この構成において、可動ミラー素子が第1の反射位置にあるとき、第1光源部からのR光、B光は投写レンズの方向に反射されるとする。可動ミラー素子が第1の反射位置にあるとき、第2光源部からのG光は、投写レンズの方向以外の方向に反射される。また、可動ミラー素子が第2の反射位置にあるとき、第2光源部からのG光は投写レンズの方向に反射されるとする。可動ミラー素子が第2の反射位置にあるとき、第1光源部からのR光、B光は、投写レンズの方向以外の方向に反射される。
【0007】
可動ミラー素子が第1の反射位置にある状態を解除して再び第1の反射位置又は第2の反射位置に移動するまでの間に、可動ミラー素子にはリセット信号が入力される。また、可動ミラー素子が第2の反射位置にある状態を解除して第1の反射位置又は再び第2の反射位置に移動するまでの間にも、可動ミラー素子にはリセット信号が入力される。可動ミラー素子は、リセット信号が入力されることにより、所定面に対して略平行となるような中間反射位置の状態をとる。
【0008】
第1光源部と第2光源部とは、投写レンズの光軸に関して略対称な位置となるように配置されている。また、可動ミラー素子は、ティルトミラーデバイスの所定面に対して略平行であるとき、投写レンズの光軸に対して略垂直でもある。このため、例えば、第1光源部からのR光が中間反射位置の状態にある可動ミラー素子に入射した場合、R光は、第2光源部の方向へ反射される。可動ミラー素子で反射され第2光源部の方向へ進行したR光は、第2光源部のG光用発光素子やG光用発光素子を保持している治具等で反射される。第2光源部で反射されたR光は、投写レンズの方向、又は、投写レンズの方向以外の方向へ進行する場合がある。投写レンズの方向以外の方向へ反射されたR光は、プロジェクタ内の部材で反射されプロジェクタの内部に散乱することによって、さらに投写レンズの方向に進行する場合もある。G光、B光についても、R光の場合と同様にして、本来投写される必要がないG光、B光が投写レンズの方向に進行する場合がある。このようにして投写レンズの方向に進行した光は、投写像の形成に寄与しない光としてスクリーンに投写され、投写像のコントラストの低下、投写像の色純度の低下を引き起こす場合がある。
【0009】
このように、固体発光素子をティルトミラーデバイスの投写方向に関して略対称な二箇所に配置することは、光利用効率の観点からは望ましいにもかかわらず、投写像のコントラストの低下、投写像の色純度の低下が起こり得るという問題がある。本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、投写像の形成に寄与しない光が投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、第1の波長領域の光を供給する第1光源部と、前記第1の波長領域とは異なる第2の波長領域の光を供給する第2光源部と、前記第1光源部及び前記第2光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、前記空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズとを有し、前記第1光源部と前記第2光源部とは、前記投写レンズに関して略対称な位置に設けられ、前記空間光変調装置は、所定面に配列されており、第1の反射位置と、第2の反射位置とを選択的に移動する複数の可動ミラー素子と、前記可動ミラー素子の周辺部の非可動部とを有するティルトミラーデバイスであって、前記可動ミラー素子は、前記第1の反射位置にある状態を解除して再び前記第1の反射位置又は前記第2の反射位置に移動するまでの間、及び、前記第2の反射位置にある状態を解除して前記第1の反射位置又は再び前記第2の反射位置に移動するまでの間に、前記所定面に対して略平行となるような中間反射位置にある状態をとり、前記可動ミラー素子が前記第1の反射位置にあるとき、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は前記投写レンズの方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は前記投写レンズの方向とは異なる方向に反射され、前記可動ミラー素子が前記第2の反射位置にあるとき、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は前記投写レンズの方向とは異なる方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は前記投写レンズの方向に反射され、前記可動ミラー素子が前記中間反射位置にあるとき、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は前記第2光源部の方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は前記第1光源部の方向に反射され、さらに、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は、前記空間光変調装置の非可動部により前記第2光源部の方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は、前記空間光変調装置の非可動部により前記第1光源部の方向に反射され、前記第1光源部と前記空間光変調装置との間の光軸上に、前記第1の波長領域の光を透過し、かつ、前記中間反射位置にあるときの前記可動ミラー素子及び前記空間光変調装置の非可動部から前記第1光源部の方向へ反射する前記第2の波長領域の光を遮光する第1部材と、前記第2光源部と前記空間光変調装置との間の光軸上に、前記第2の波長領域の光を透過し、かつ、前記中間反射位置にあるときの前記可動ミラー素子及び前記空間光変調装置の非可動部から前記第2光源部の方向へ反射する第1の波長領域の光を遮光する第2部材とを有することを特徴とするプロジェクタを提供することができる。
【0011】
第1光源部と第2光源部とを、投写レンズに関して略対称な位置に設ける場合、第1光源部からの光は、中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部から第2光源部の方向へ進行する。非可動部とは、例えば、画素に対応する複数の可動ミラー素子どうしの間の領域、及び可動ミラー素子のヒンジ等をいう。また、第2光源部からの光も第1光源部からの光と同様に、中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部から第1光源部の方向へ進行する。これらの光は、プロジェクタ内部で散乱することによって、直接的に又は間接的に、投写レンズの方向へ進行する。中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部で反射される光は投写像の形成に寄与しない光であるから、投写像のコントラストの低下、投写像の色純度の低下を引き起こす原因となる。そこで、第1光源部と空間光変調装置との間の光軸上に、第1の波長領域の光を透過し、かつ、中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部から第1光源部の方向へ反射する第2の波長領域の光を遮光する第1部材を配置する。第1部材が、可動ミラー素子から第1光源部の方向へ反射する第2光源部からの光を遮光することにより、第1光源部で第2光源部からの光が反射され、散乱することを防止できる。また、第2光源部と空間光変調装置との間の光軸上に、第2の波長領域の光を透過し、かつ、中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部から第1の波長領域の光を遮光する第2部材を配置する。第2部材が、可動ミラー素子から第2光源部の方向へ反射する第1光源部からの光を遮光することにより、第2光源部で第1光源部からの光が反射され、散乱することを防止できる。このようにして、中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部からの光が第1光源部、第2光源部に入射することを防止することにより、中間反射位置の状態にある可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部からの不要光が投写レンズの方向へ進行することを防止できる。これにより、投写像の形成に寄与しない光が投写レンズからスクリーンへ投写されることを防止できる。この結果、投写像の形成に寄与しない光がスクリーンへ投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタを得られる。なお、第1部材は、第1光源部からの第1の波長領域の光を透過する。従って、第1光源部からの光は第1部材により遮光されることなく、画像信号に応じて空間光変調装置で変調させ、投写することができる。また第2部材は、第2光源部からの第2の波長領域の光を透過する。従って、第2光源部からの光は第2部材により遮光されることなく、画像信号に応じて空間光変調装置で変調させ、投写させることができる。
【0012】
また、本発明の好ましい態様としては、前記第1部材は、前記第2の波長領域の光を吸収するカラーフィルタであって、前記第2部材は、前記第1の波長領域の光を吸収するカラーフィルタであることが望ましい。第1部材であるカラーフィルタは、第2の波長領域の光を吸収することによって、第2光源部からの第2の波長領域の光を遮光することができる。また、第2部材であるカラーフィルタは、第1の波長領域の光を吸収することによって、第1光源部からの第1の波長領域の光を遮光することができる。これにより、投写像の形成に寄与しない光が投写レンズからスクリーンへ投写されることを防止できる。この結果、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタを得られる。
【0013】
また、本発明の好ましい態様としては、前記第1部材は、前記第2の波長領域の光を反射するダイクロイックミラーであって、前記第2部材は、前記第1の波長領域の光を反射するダイクロイックミラーであることが望ましい。第1部材であるダイクロイックミラーは、第2光源部からの第2の波長領域の光を反射することによって、第2光源部からの第2の波長領域の光を遮光することができる。また、第2部材であるダイクロイックミラーは、第1の波長領域の光を反射することによって、第1光源部からの第1の波長領域の光を遮光することができる。これにより、投写像の形成に寄与しない光が投写レンズからスクリーンへ投写されることを防止できる。この結果、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタを得られる。
【0014】
また、本発明の好ましい態様としては、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2の波長領域の光を吸収する第1の吸収体と、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第1の波長領域の光を吸収する第2の吸収体とを有することが望ましい。第1の吸収体がダイクロイックミラーで反射された第2の波長領域の光を吸収するため、第2の波長領域の光が迷光となってプロジェクタ内部で散乱することを防止できる。また、第2の吸収体がダイクロイックミラーで反射された第1の波長領域の光を吸収するため、第1の波長領域の光が迷光となってプロジェクタ内部で散乱することを防止できる。これにより、投写像の形成に寄与しない光が投写されることを防止できる。第1の吸収体と、第2の吸収体とは、熱源である第1光源部と第2光源部とに対して所定の空間的間隔の位置に設けることができる。これにより、第1の吸収体と第2の吸収体とが光を吸収して発熱した場合であっても、熱源の集中を低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す。プロジェクタ100は、第1光源部101RBと、第2光源部101Gとを有する。第1光源部101RBと、第2光源部101Gとは、光軸AXに関して略対称に配置されている。第1光源部101RBと第2光源部101Gとは、それぞれ複数の固体発光素子を有する。本実施形態のプロジェクタ100は、固体発光素子として発光ダイオード素子(以下、適宜「LED」という。)を用いる。第1光源部101RBは、第1の波長領域の光であるR光とB光とを供給する。第1光源部101RBは、R光を供給するR光用LED102Rと、B光を供給するB光用LED102Bとを有する。第2光源部101Gは、第1の波長領域とは異なる第2の波長領域の光であるG光を供給する。第2光源部101Gは、G光を供給するG光用LED102Gを有する。
【0016】
第1光源部101RBから供給される光は、フィールドレンズ103と第1のカラーフィルタ110とを透過した後、空間光変調装置104に入射する。フィールドレンズ103は、空間光変調装置104をテレセントリックに照明する機能、即ち、照明光をできるだけ主光線に平行にして空間光変調装置104に入射させる機能を有する。第1のカラーフィルタ110は、第1光源部101RBと空間光変調装置104との間の光軸上であって、フィールドレンズ103と空間光変調装置104との間に設けられている。第1のカラーフィルタ110は、第1光源部101RBからのR光とB光とを透過する。また、第2光源部101Gから供給される光は、フィールドレンズ103と第2のカラーフィルタ112とを透過した後、空間光変調装置104に入射する。第2のカラーフィルタ112は、第2光源部101Gと空間光変調装置104との間の光軸上であって、フィールドレンズ103と空間光変調装置104との間に設けられている。第2のカラーフィルタ112は、第2光源部101GからのG光を透過する。プロジェクタ100は、第1光源部101RBの像と第2光源部101Gの像とを、投写レンズ105の入射瞳の位置に結像する。このため、空間光変調装置104は、第1光源部101RBと第2光源部101Gとから供給される光により、ケーラー照明される。なお、第1のカラーフィルタ110と第2のカラーフィルタ112の詳細については、後述する。
【0017】
空間光変調装置104は、第1光源部101RB及び第2光源部101Gからの光を画像信号に応じて変調する。空間光変調装置104には、ティルトミラーデバイスを用いることができる。ティルトミラーデバイスの例の一つは、テキサス・インスツルメンツ社のDMDである。投写レンズ105は、空間光変調装置104で変調された光をスクリーン106に投写する。空間光変調装置104は、光軸AXに略垂直な所定面に、複数の可動ミラー素子を有する。可動ミラー素子は、第1の反射位置と、第2の反射位置とを選択的に移動する。投写レンズ105の方向に進行する光は、スクリーン106にて投写像を形成する。なお、第1光源部101RBと、第2光源部101Gとは、投写レンズ105の入射側近傍であって、光軸AXに関して略対称な位置に配置されている。これにより、第1光源部101RBと、第2光源部101Gとは、空間光変調装置104に対向する二方向から光を供給している。また、空間光変調装置104の、光軸AXに略垂直な所定面には、可動ミラー素子以外に、複数の可動ミラー素子の間の領域や可動ミラー素子を駆動するための部材であるヒンジ等を備えた領域を有する。可動ミラー素子どうしの間の領域や、ヒンジ等を備えた領域に入射した光は、投写像の形成に寄与しない。以下、可動ミラー素子どうしの間の領域や、ヒンジ等を備えた領域を、非可動部という。
【0018】
LEDは、小型かつ軽量である。そして、プロジェクタ100は、各色光用LEDを後述のように色光ごとに順次点灯するため、色分離光学系を不要とする。このため、プロジェクタ100は、従来の超高圧水銀ランプとカラーホイールとを組み合わせたプロジェクタと比較して、小型かつ軽量にすることができる。また、LEDは、超高圧水銀ランプに比べて消費電力が少ない。そして、プロジェクタ100は、各色光用LEDを後述のように色光ごとに順次点灯するため、1つの色光を点灯している間、他の色光を消灯することができる。このため、プロジェクタ100は、超高圧水銀ランプを使用するプロジェクタと比較して、低消費電力とすることができる。
【0019】
次に、図2を用いて、R光用LED102Rと、G光用LED102Gと、B光用LED102Bとの、点灯時間と点灯タイミングとについて説明する。R光、G光、B光を順次投写し、全体として白色の投写像を得るためには、G光の光束量が全体の光束量のうち60〜80%であることを要する。各色光用LED102R、102G、102Bの出力量と数量とが同一である場合、G光の光束量が不足することとなる。このため、図2(a)に示すように、G光用LED102Gの点灯時間GTを、R光用LED102Rの点灯時間RT、及びB光用LED102Bの点灯時間BTのいずれよりも長くする。図2(b)は、階調表現時間の調節により、投写像の色調を調整する様子を示す。階調表現時間とは、空間光変調装置104が、各色光について画像信号に応じた強度(階調)を実現するために必要な時間期間である。各階調表現時間は、各色光に対応する画像のサブフレームの期間に一致している。画像の階調をnビット(nは正の整数)で表現する場合、G光階調表現時間GKの単位ビットの長さとR光及びB光の階調表現時間RK、BKの単位ビットの長さとを異ならせることができる。さらに、G光用LED102Gの数量を、R光用LED102Rの数量、及びB光用LED102Bの数量のいずれよりも多くすることにより、G光用LED102Gの点灯時間GTを、R光用LED102Rの点灯時間RT、及びB光用LED102Bの点灯時間BTと同一に、又は短くすることもできる。
【0020】
図1に戻って、R光用LED102R及びB光用LED102Bと、G光用LED102Gとは、投写レンズ105の光軸AXに関して略対称な位置に配置されている。G光用LED102Gは、R光用LED102R及びB光用LED102Bから所定の空間的間隔で配置される。このため、G光用LED102Gの数量を、R光用LED102Rの数量、及びB光用LED102Bの数量のいずれよりも多くすることが容易となる。この結果、簡易な構成で良好なカラーバランスの投写像を得ることができる。また、第1光源部101RBと第2光源部101Gとを空間光変調装置104の投写方向に関して略対称な二箇所に配置することにより、各色光用LEDを一箇所に配置する場合に比較して、光束の空間的な広がりを小さくすることができる。光束の空間的な広がりを小さくすることにより、第1光源部101RB、第2光源部101Gからの光束を有効に空間光変調装置104で取り込むことができる。このため、第1光源部101RBと、第2光源部101Gとの光を、効率的に利用することができる。さらに、各色光用LEDは、投写レンズ105の光軸AXに関して略対称な位置に配置することにより、プロジェクタ100の内部にコンパクトに納めることができる。このため、プロジェクタ100をさらに小型化に適した構成とすることができる。
【0021】
空間光変調装置104の可動ミラー素子(不図示)は、第1の反射位置と、第2の反射位置とを選択的に移動する。可動ミラー素子が第1の反射位置にあるとき、第1光源部101RBからのR光とB光とは、投写レンズ105の方向へ反射される。第2光源部101GからのG光は、光軸AXに関して第1光源部101RBとは略対称な位置から空間光変調装置104に入射する。従って、可動ミラー素子が第1の反射位置にあるとき、第2光源部101GからのG光は、投写レンズ105の方向以外の方向に反射される。また、可動ミラー素子が第2の反射位置にあるとき、第2光源部101GからのG光は投写レンズ105の方向へ反射される。第1光源部101RBからのR光とB光とは、光軸AXに関して第2光源部101Gとは略対称な位置から空間光変調装置104に入射する。従って、可動ミラー素子が第2の反射位置にあるとき、第1光源部101RBからのR光とB光とは、投写レンズ105の方向以外の方向に反射される。このため、空間光変調装置104の可動ミラー素子は、G光を投写レンズ105の方向へ反射する場合と、R光及びB光を投写レンズ105の方向へ反射する場合とにおいて逆向きとなる。そこで図2(a)に示すように、可動ミラー素子の駆動極性は、G光用LED102Gの点灯時間GTと、R光用LED102Rの点灯時間RT及びB光用LED102Bの点灯時間BTとで反転させる。これによりフルカラーの像を投写することができる。
【0022】
次に、図3、図4を用いて、空間光変調装置104の可動ミラー素子の駆動について説明する。プロジェクタ100は、パルス幅変調(Pulse Width Modulation、以下、「PWM」という。)を用いるサブフレーム駆動方式により、画像の階調を表現する。例えば、一つの画像を256階調(8ビット)で表現する場合、8ビットのそれぞれに対応した重み付けを有する8つのサブフレームパルス信号を用いる。なお、それぞれのサブフレームパルス信号は、パルス信号の継続時間をそれぞれのビットに対応させることにより、重み付けがなされる。
【0023】
図3は、サブフレームパルス信号のタイミングの例を示す。なお、図3に示すタイミングチャートは、横軸を時間tとして表している。図3に示すタイミングチャートは、赤色の画像と、緑色の画像と、青色の画像とをそれぞれ256階調(8ビット)で表現するものを示している。また、1フレーム期間Fは、赤色を階調表現するR光用サブフレームパルス組合せ信号SRの期間と、緑色を階調表現するG光用サブフレームパルス組合せ信号SGの期間と、青色を階調表現するB光用サブフレームパルス組合せ信号SBの期間とに3分割されている。R光用サブフレームパルス組合せ信号SRは、8つのサブフレームパルス信号R1(=20)、R2(=21)、…R7(=26)、R8(=27)を用いることにより、一つの画像の赤色を階調表現する。G光用サブフレームパルス組合せ信号SGは、8つのサブフレームパルス信号G1(=20)、G2(=21)、…G7(=26)、G8(=27)を用いることにより、一つの画像の緑色を階調表現する。B光用サブフレームパルス組合せ信号SBは、8つのサブフレームパルス信号B1(=20)、B2(=21)、…B7(=26)、B8(=27)を用いることにより、一つの画像の青色を階調表現する。なお、図3に示すタイミングチャートは、1フレーム期間Fについて一部を省略して示している。また、図3に示すタイミングチャートは、1フレーム期間Fのすべてのサブフレームパルス信号の期間について、光を投写する場合のタイミングを示している。可動ミラー素子は、R光用サブフレームパルス信号R1〜R8の期間と、B光用サブフレームパルス信号B1〜B8の期間とにおいて、第1の反射位置にある状態(第1の反射位置状態)をとる。また、可動ミラー素子は、G光用サブフレームパルス信号G1〜G8の期間において、第2の反射位置にある状態(第2の反射位置状態)をとる。サブフレームパルス信号が切り換わる間に、可動ミラー素子は、リセット信号RSTを入力する。R光点灯時間とG光点灯時間との間と、G光点灯時間とB光点灯時間との間と、B光点灯時間とR光点灯時間との間においても、可動ミラー素子は、リセット信号RSTを入力する。R光用サブフレームパルス信号組合せ信号SRの期間と、B光用サブフレームパルス組合せ信号SBの期間と、G光用サブフレームパルス組合せ信号SGの期間とにおいて、可動ミラー素子は、それぞれ8回のリセット信号RSTを入力する。
【0024】
図4(a)〜(d)を用いて、空間光変調装置104の可動ミラー素子の駆動について説明する。図4(a)に、可動ミラー素子400が第1の反射位置状態をとる様子を示す。サブフレームパルス信号が切り換わるとき、上述のように、可動ミラー素子400は、リセット信号RSTを入力する。リセット信号RSTを入力すると、可動ミラー素子400は、第1の反射位置状態を解除する。そして、図4(b)に示すように、可動ミラー素子400は、基板420上の所定面422に対して略平行となるような反射位置にある状態(以下、「中間反射位置状態」という。)をとる。図4(a)に示す第1の反射位置状態を解除した後再び第1の反射位置をとる場合は、可動ミラー素子400は、中間反射位置状態を経た後、図4(c)に示すように第1の反射位置状態となる。図4(a)に示す第1の反射位置状態を解除した後第2の反射位置状態をとる場合は、可動ミラー素子400は、中間反射位置状態を経た後、図4(d)に示すように第2の反射位置状態となる。また、第2の反射位置状態を解除して第1の反射位置状態又は再び第2の反射位置状態をとる場合においても、第1の反射位置状態を解除する場合と同様にして、中間反射位置状態をとる(図4(b))。このようにして、サブフレームパルス信号が切り換わるごとに、可動ミラー素子400は中間反射位置状態をとる。
【0025】
図5は、1フレーム期間FのうちR光を投写する期間の一部について、プロジェクタ100の投写タイミングの例を示す。図4で示した可動ミラー素子400は、サブフレームパルス信号R1の期間とサブフレームパルス信号R4の期間とにおいて、第1の反射位置状態をとる。可動ミラー素子400は、第1の反射位置状態にあるとき、R光を投写レンズ105の方向に反射する。また、可動ミラー素子400は、サブフレームパルス信号R1、R4以外のサブフレームパルス信号の期間において、第2の反射位置状態をとる。可動ミラー素子400は、第2の反射位置状態にあるとき、R光を投写レンズ105の方向以外の方向に反射する。このため、R光は、1フレーム期間Fのうち、サブフレームパルス信号R1の期間とサブフレームパルス信号R4の期間において投写される。実際に観察される表示画像における赤色の階調レベルは、1フレーム期間F中のR光が投写される時間の積分値によって表現される。表示画像の赤色の階調は、サブフレームパルス信号R1の期間とサブフレームパルス信号R4の期間とにおいてR光を投写すると、9レベル(R1+R4=20+23)として表現される。また、可動ミラー素子400は、サブフレームパルス信号が切り換わるごとに、中間反射位置状態となるように駆動している。このため、可動ミラー素子400は、図5に示す期間のうち時間Tにおいて、中間反射位置状態をとる。
【0026】
R光用サブフレームパルス信号の期間中、R光用LED102Rは点灯している。このため、可動ミラー素子400が中間反射位置状態となる時間Tにおいても、R光用LED102Rは点灯している。第1光源部101RBと第2光源部101Gとは光軸AXに関して略対称な位置にあることから、中間反射位置状態にある可動ミラー素子400は、第1光源部101RBからのR光を第2光源部101Gの方向へ反射してしまう。従って、図5に示す時間Tにおいて、第1光源部101RBからのR光は、可動ミラー素子400から第2光源部101Gの方向へ反射される。また、空間光変調装置104(図1参照)の可動ミラー素子400の周辺には、上述の非可動部がある。空間光変調装置104の非可動部に入射した第1光源部101RBからのR光は、可動ミラー素子400の反射位置状態にかかわらず、第2光源部101Gの方向へ反射される。
【0027】
以下、第1光源部101RBからのR光が第2光源部101Gの方向へ反射されることによる不具合について説明する。図6は、第1光源部101RBからのR光が中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部のいずれか一方から第2光源部101Gの方向へ反射された場合の光路の例を示す。中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部のいずれか一方で反射されたR光L1は、第2光源部101Gの方向へ進行する。第2光源部101Gの方向へ進行したR光L1は、第2光源部101GのG光用LED102Gで反射される。R光L1は、G光用LED102Gで反射される場合のみならず、G光用LED102Gを保持している治具、G光用LED102Gの近傍に配置されているその他の部材(不図示)で反射される場合もある。図6では、R光L1がG光用LED102Gで反射されている様子を示している。R光L1は、第2光源部101Gで反射された後、R光L2で示すように、投写レンズ105の方向へ進行する。また、R光L1は、投写レンズ105の方向以外の方向、例えば、R光L3で示すように、空間光変調装置104の方向へ反射される。このとき、R光L3は、空間光変調装置104の可動ミラー素子400等で反射、回折、散乱され、R光L4のように投写レンズ105の方向へ進行する。R光L1は、空間光変調装置104の方向へ反射されるのみならずプロジェクタ100の内部の部材で反射され、プロジェクタ100の内部で散乱する場合もある。プロジェクタ100の内部で散乱したR光は、投写レンズ105の方向へ進行する。このように、第2光源部101Gで反射されたR光は、直接的又は間接的に投写レンズ105の方向へ進行するような光路をとる。
【0028】
R光の場合と同様に、第2光源部101Gの方向へ反射されたB光は、第2光源部101Gで反射されることによって、投写レンズ105の方向へ進行する。また、第2光源部101GからのG光は、中間位置状態にある可動ミラー素子400から第1光源部101RBの方向へ反射される。第1光源部101RBの方向へ進行したG光は、R光用LED102G、B光用LED102B、又はその他の部材(不図示)で反射されることにより、投写レンズ105の方向へ進行する場合がある。中間位置状態にある可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動領域で反射される光は、画像信号に応じて反射された光ではないから、本来的に投写像の形成に寄与することのない光である。このため、中間位置状態にある可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動領域のいずれか一方から投写レンズ105の方向に進行した光は、投写像の形成に寄与しない光としてスクリーン106に投写されてしまう場合がある。投写像の形成に寄与しない光がスクリーン106に投写されると、投写像のコントラストの低下、投写像の色純度の低下を引き起こすという不具合を生じる場合がある。上述のように、各色光用LEDを光軸AXに関して略対称な位置に配置することは、光利用効率や小型化の観点からは望ましいにもかかわらず、投写像のコントラストの低下、投写像の色純度の低下が起こり得るという問題がある。
【0029】
図1に戻って、本発明の特徴部分について説明する。第1のカラーフィルタ110は、第1の波長領域の光であるR光とB光とを透過し、かつ、第2の波長領域の光であるG光を吸収する。第1のカラーフィルタ110がG光を吸収するため、第2光源部101GからのG光は、中間反射位置の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部のいずれか一方で第1光源部101RBの方向へ反射された後遮光される。第2光源部101GからのG光を遮光することにより、第1光源部101RBのR光用LED102R、B光用LED102B、及びR光用LED102R若しくはB光用LED102Bの近傍に配置されているその他の部材で、G光が反射されることを防止できる。
【0030】
第2のカラーフィルタ112は、第2の波長領域の光であるG光を透過し、かつ、第1の波長領域の光であるR光とB光とを吸収する。第2のカラーフィルタ112がG光を吸収するため、第1光源部101RBからのR光とB光とは、中間反射位置の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部のいずれか一方で第2光源部101Gの方向へ反射された後遮光される。第1光源部101RBからのR光とB光とを遮光することにより、第2光源部101GのG光用LED102G、及びG光用LED102Gの近傍に配置されているその他の部材で、R光とB光とが反射することを防止できる。このようにして中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部からの光が投写レンズ105の方向へ進行することを防止できる。この結果、投写像の形成に寄与しない光がスクリーン106へ投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタ100を得られるという効果を奏する。
【0031】
また、空間光変調装置104の変調領域である画素領域の周辺部には、非変調領域が形成されている。非変調領域では、図4に示す可動ミラー素子400を中間反射位置状態に維持しておく。このため、非変調領域の可動ミラー素子400でも不要光が反射され、投写レンズ105の方向へ進行する場合がある。従って、第1のカラーフィルタ110と第2のカラーフィルタ112とを設けることにより、変調領域で反射される光と同様、非変調領域で反射される光が投写レンズ105の方向へ進行することも防止できる。この結果、投写像の形成に寄与しない光がスクリーン106へ投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタ100を得られる。
【0032】
R光点灯時間と、G光点灯時間と、B光点灯時間との間の切換え時間に、可動ミラー素子400は、中間反射位置状態をとる。例えば、R光点灯時間とG光点灯時間との間の切換え時間に、R光用LED102RからはR光、又はG光用LED102GからはG光が照射している場合もある。このとき、可動ミラー素子400は中間反射位置状態にあるため、R光、又はG光は、投写レンズ105の方向へ進行する場合がある。このように、R光点灯時間と、G光点灯時間と、B光点灯時間との間の切換え時間において、中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部からR光、G光、又はB光が投写レンズ105の方向へ進行する場合がある。従って、第1のカラーフィルタ110と第2のカラーフィルタ112とを設けることによって、R光点灯時間と、G光点灯時間と、B光点灯時間との間の切換え時間に、中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部からR光、G光、又はB光が投写レンズ105の方向へ進行することも防止できる。この結果、投写像の形成に寄与しない光がスクリーン106へ投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタ100を得られる。
【0033】
なお、第1光源部101RBからのR光とB光とは、第1のカラーフィルタ110により遮光されることなく、空間光変調装置104で画像信号に応じて変調させ、投写させることができる。また、第2光源部101GからのG光は、第2のカラーフィルタ112により遮光されることなく、空間光変調装置104で画像信号に応じて変調させ、投写させることができる。従って、プロジェクタ100は、従来のプロジェクタと同様に、光を空間光変調装置104で画像信号に応じて変調させ、投写することができる。
【0034】
図7(a)、(b)を用いて、カラーフィルタと、空間光変調装置104と、投写レンズ105との配置について説明する。図7(a)、(b)は、プロジェクタ100を空間光変調装置104の側から光軸AXの方向に目視した様子を示している。空間光変調装置104は、図7(a)、(b)に示すような長方形形状をなしている。また、図7(a)、(b)において、直線A1と、直線A2とを、該長方形形状の中心を通り、かつ、該長方形形状の各辺に対して45度の線としている。空間光変調装置104の各可動ミラー素子400(不図示)は、直線A1に略平行な直線を軸として回転移動する。これにより、各可動ミラー素子400は、第1の反射位置状態と、第2の反射位置状態と、中間反射位置状態とをとる。また、第1光源部101RBと第2光源部101Gとは、直線A2上であって、投写レンズ105の鏡筒750の近傍に配置されている。
【0035】
図7(a)を参照して、第1のカラーフィルタ110と第2のカラーフィルタ112との配置例について説明する。上述のように、空間光変調装置104の可動ミラー素子400は、リセット信号RSTを入力することにより、中間反射位置状態をとる。ここでは、DMDを例として、可動ミラー素子400が第1の反射位置状態と、中間反射位置状態と、第2の反射位置状態との3つの位置状態を略離散的にとるように駆動される空間光変調装置104を用いる場合について説明する。3つの位置状態を略離散的にとる場合、可動ミラー素子400が第1の反射位置状態又は第2の反射位置状態から中間反射位置状態となるまでの時間と、可動ミラー素子400が中間反射位置状態から第1の反射位置状態又は第2の反射位置状態となるまでの時間とは、中間反射位置状態にある時間と比較すると微小である。このとき、可動ミラー素子400が中間反射位置状態にあるときの反射光を吸収することにより、投写像を形成しない光が投写レンズ105の方向へ進行することを防止できる。従って、第1のカラーフィルタ110は、図7(a)の紙面に略平行な平面において、第1光源部101RBと少なくとも同一の領域である略円形状を有する。さらに好ましくは、第1のカラーフィルタ110は、第1光源部101RBよりも広い領域の略円形状を有することが望ましい。これにより、第1のカラーフィルタ110は、確実に第1光源部101RBを覆うことにより、G光を遮光できる。また、第2のカラーフィルタ112は、図7(a)の紙面に略平行な平面において、第2光源部101Gと少なくとも同一の領域、又は第2光源部101Gよりも広い領域の略円形状を有する。なお、上述の説明では第1のカラーフィルタ110と第2のカラーフィルタ112とを略円形状としているが、これに限られない。第1のカラーフィルタ110の形状については第1光源部101RBを配置している平面の形状に応じて、第2のカラーフィルタ112の形状については第2光源部101Gを配置している平面の形状に応じて、それぞれ適宜変更可能である。但し、第1のカラーフィルタ110と第2のカラーフィルタ112とは、画像信号に応じて変調され、投写レンズ105の入射瞳である開口部ENPを照射するR光とB光とG光とを遮らないような形状とする必要がある。
【0036】
図7(b)を参照して、カラーフィルタの他の配置例について説明する。ここでは、図7(b)の紙面に略平行な平面上に、空間光変調装置104と、投写レンズ105と、カラーフィルタとを投影した場合の位置関係によって、カラーフィルタの配置例を説明する。図7(a)を用いて説明した構成の空間光変調装置104は、3つの位置状態を略離散的にとるように駆動される。図7(b)は、それとは異なる駆動方法であって、可動ミラー素子400が第1の反射位置と第2の反射位置との間を略等速度で連続的に移動するような空間光変調装置104を使用する場合について説明する。可動ミラー素子400が第1の反射位置と第2の反射位置との間を連続的に移動する場合、可動ミラー素子400で反射される不要光も、直線A2に沿った方向に移動する。可動ミラー素子400で反射される不要光は、直線A2に沿った方向に移動する間、プロジェクタ100の内部で反射され、散乱する場合がある。このため、可動ミラー素子400が第1の反射位置と第2の反射位置との間を略等速度で連続的に移動する場合、可動ミラー素子400が第1の反射位置状態をとる時間と第2の反射位置状態をとる時間との間において、可動ミラー素子400からの光を遮光する必要がある。
【0037】
従って、第1のカラーフィルタ710と第2のカラーフィルタ712とは、中間反射位置状態の可動ミラー素子400からの光を遮光し得る最大限の領域の形状とする。第1のカラーフィルタ710の第1の端部S1は、投写レンズ105の開口部ENPの外縁部近傍としている。また、第1のカラーフィルタ710の第2の端部S2は、可動ミラー素子400が第1の反射位置にあるときのG光の照射領域AR1の外縁部近傍としている。また、第1のカラーフィルタ710は、直線A1に沿った方向については、図7(a)に示す第1のカラーフィルタ110と同様、第1光源部101RBと少なくとも同一の領域、又は第1光源部101RBよりも広い領域の形状とする。従って、第1のカラーフィルタ710は、図7(b)に示す長方形形状を有する。
【0038】
第2のカラーフィルタ712の第1の端部S3は、投写レンズ105の開口部ENPの外縁部近傍としている。また、第2のカラーフィルタ712の第2の端部S4は、可動ミラー素子400が第2の反射位置にあるときのR光及びB光の照射領域AR2の外縁部近傍としている。また、第2のカラーフィルタ712は、直線A1に沿った方向については、図7(a)に示す第2のカラーフィルタ112と同様、第2光源部101Gと少なくとも同一の領域、又は第2光源部101Gよりも広い領域の形状とする。従って、第2のカラーフィルタ712は、第1のカラーフィルタ710と同様、長方形形状を有する。なお、上述の説明では第1のカラーフィルタ710と、第2のカラーフィルタ712とを長方形形状としているが、これに限られない。例えば、略楕円形状としても良い。但し、第1のカラーフィルタ710と第2のカラーフィルタ712とは、画像信号に応じて変調され、開口部ENPを照射するR光とB光とG光とを遮らないような形状とする必要がある。
【0039】
以上、図7(a)、(b)を用いて説明したように、プロジェクタ100の構成に応じて第1のカラーフィルタ110、710の形状と第2のカラーフィルタ112、712の形状とをそれぞれ適宜変更することによって、中間位置状態とその近傍にある可動ミラー素子400からの光を遮光することができる。なお、本実施形態では、図1を用いて説明したように、第1のカラーフィルタ110、710は、光の吸収面を、第1光源部101RBと空間光変調装置104との間の光軸に対して略垂直となるように配置されている。但し、第1のカラーフィルタ110、710は、中間反射位置にある可動ミラー素子400からの光が第1光源部101RB、又は、第1光源部101RBの近傍に入射することを防止できれば、他の構成でも良い。また、第2のカラーフィルタ112、712についても、中間反射位置にある可動ミラー素子400からの光が第2光源部101G、又は、第2光源部101Gの近傍に入射することを防止できれば、他の構成でも良い。
【0040】
なお、図7(a)、(b)に示す第1のカラーフィルタ110、710は、それぞれ第1光源部101RBに対して単独のものとして配置している。また、第2のカラーフィルタ112、712は、それぞれ第2光源部101Gに対して単独のものとして配置している。しかし、カラーフィルタは、第1光源部101RBと第2光源部101Gとのそれぞれに単独で配置する構成に限られない。例えば、R光用LED102RからのR光の光路上には、R光を透過し、G光を吸収するカラーフィルタを設ける。また、B光用LED102BからのB光の光路上には、B光を透過し、G光を吸収するカラーフィルタを設ける。このように、第1光源部101RB、第2光源部101Gにそれぞれ複数のカラーフィルタを設けることとしても良い。
【0041】
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す。上記第1実施形態のプロジェクタ100と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態のプロジェクタ800は、中間反射位置状態の可動ミラー素子、及び空間光変調装置の非可動部からの光を反射するダイクロイックミラーを有することを特徴とする。
【0042】
第1のダイクロイックミラー810は、第1光源部101RBと空間光変調装置104との間の光軸上であって、フィールドレンズ103と空間光変調装置104との間に設けられている。第1のダイクロイックミラー810は、第1の波長領域の光であるR光とB光とを透過し、かつ、第2の波長領域の光であるG光を反射する。第1のダイクロイックミラー810がG光を反射するため、第2光源部101GからのG光は、中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部で第1光源部101RBの方向へ反射された後、遮光される。第2光源部101GからのG光を遮光することにより、第1光源部101RBのR光用LED102R、B光用LED102B、及びR光用LED102R若しくはB光用LED102Bの近傍に配置されているその他の部材で、G光が反射されることを防止できる。
【0043】
第2のダイクロイックミラー812は、第2光源部101Gと空間光変調装置104との間の光軸上であって、フィールドレンズ103と空間光変調装置104との間に設けられている。第2のダイクロイックミラー812は、第2の波長領域の光であるG光を透過し、かつ、第1の波長領域の光であるR光とB光とを反射する。第2のダイクロイックミラー812がR光とB光とを反射するため、第1光源部101RBからのR光とB光とは、中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部で第2光源部101Gの方向へ反射された後、遮光される。第1光源部101RBからのR光とB光とを遮光することにより、第2光源部101GのG光用LED102G、及びG光用LED102Gの近傍に配置されているその他の部材で、R光とB光とが反射されることを防止できる。
【0044】
このようにして、中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部からの光が、散乱により投写レンズ105の方向へ進行することを防止できる。この結果、投写像の形成に寄与しない光がスクリーン106へ投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタ800を得られるという効果を奏する。また、第1のダイクロイックミラー810と第2のダイクロイックミラー812を設けることにより、上記のプロジェクタ100と同様、空間光変調装置104の非変調領域からの散乱光が投写レンズ105の方向へ進行することも防止できる。また、上記のプロジェクタ100と同様、R光点灯時間と、G光点灯時間と、B光点灯時間との間の切換え時間に、中間反射位置状態の可動ミラー素子400、及び空間光変調装置104の非可動部からR光、G光、又はB光が投写レンズ105の方向へ進行することも防止できる。この結果、投写像の形成に寄与しない光がスクリーン106へ投写されることを低減し、高コントラストで色バランスが良好な投写像のプロジェクタ800を得られる。また、上述のプロジェクタ100の第1のカラーフィルタ110、710、第2のカラーフィルタ112、712と同様、第1のダイクロイックミラー810の形状と、第2のダイクロイックミラー812の形状とは、プロジェクタ800の構成に応じて、それぞれ適宜変更することができる。これにより、中間位置状態にある可動ミラー素子400からの光を遮光することができる。
【0045】
第1のダイクロイックミラー810で反射されたG光と、第2のダイクロイックミラー812で反射されたR光とB光とは、プロジェクタ800の内部で散乱する。このようにしてプロジェクタ800の内部に散乱した光も、投写レンズ105の方向に進行する場合がある。従って、プロジェクタ800は、第1のダイクロイックミラー810で反射されたG光を吸収する第1の吸収体820と、第2のダイクロイックミラー812で反射されたR光とB光とを吸収する第2の吸収体822とを有することが望ましい。これにより、さらに、投写像の形成に寄与しない光が投写レンズ105からスクリーン106へ投写されることを防止することができるという効果を奏する。
【0046】
第1の吸収体820は、第1のダイクロイックミラー810で反射されたG光の光路上に設ける。また、第2の吸収体822は、第2のダイクロイックミラー812で反射されたR光とB光との光路上に設ける。このため、第1の吸収体820と、第2の吸収体822とは、空間光変調装置104と略同一平面上に設けることができる。また、第1の吸収体820と第2の吸収体822とは、熱源となる第1光源部101RBと第2光源部101Gとに対して所定の空間的間隔で配置できる。これにより、第1の吸収体820と第2の吸収体822とが光を吸収することにより発熱した場合であっても、熱源の集中を低減することができる。また、第1光源部101RBと第2光源部101Gとから伝播する熱によって、第1の吸収体820と第2の吸収体822とが劣化することも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
【図2】 各色用LEDの点灯時間と点灯タイミングとについて説明する図。
【図3】 サブフレームパルス信号のタイミングの例を示す図。
【図4】 可動ミラー素子の駆動について説明する図。
【図5】 プロジェクタの投写タイミングの例を示す図。
【図6】 中間反射位置の可動ミラー素子からの光について説明する図。
【図7】 カラーフィルタの配置例を示す図。
【図8】 第2実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
【符号の説明】
100,800 プロジェクタ、101RB 第1光源部、101G 第2光源部、102R R光用LED、102G G光用LED、102B B光用LED、103 フィールドレンズ、104 空間光変調装置、105 投写レンズ、106 スクリーン、110,710 第1のカラーフィルタ、112,712 第2のカラーフィルタ、400 可動ミラー素子、420 基板、422 所定面、750 鏡筒、810 第1のダイクロイックミラー、812 第2のダイクロイックミラー、820 第1の吸収体、822 第2の吸収体、AX 光軸、ESP 入射瞳(開口部)、R1〜R8 R光用サブフレームパルス信号、G1〜G8 G光用サブフレームパルス信号、B1〜B8 B光用サブフレームパルス信号、SR R光用サブフレームパルス組合せ信号、SG G光用サブフレームパルス組合せ信号、SB B光用サブフレームパルス組合せ信号、RST リセット信号、L1,L2,L3,L4 R光、T 時間、A1,A2 直線、AR1,AR2 照射領域、S1,S2,S3,S4 端部

Claims (4)

  1. 第1の波長領域の光を供給する第1光源部と、
    前記第1の波長領域とは異なる第2の波長領域の光を供給する第2光源部と、
    前記第1光源部及び前記第2光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズとを有し、
    前記第1光源部と前記第2光源部とは、前記投写レンズに関して略対称な位置に設けられ、
    前記空間光変調装置は、所定面に配列されており、第1の反射位置と、第2の反射位置とを選択的に移動する複数の可動ミラー素子と、前記可動ミラー素子の周辺部の非可動部とを有するティルトミラーデバイスであって、
    前記可動ミラー素子は、前記第1の反射位置にある状態を解除して再び前記第1の反射位置又は前記第2の反射位置に移動するまでの間、及び、前記第2の反射位置にある状態を解除して前記第1の反射位置又は再び前記第2の反射位置に移動するまでの間に、前記所定面に対して略平行となるような中間反射位置にある状態をとり、
    前記可動ミラー素子が前記第1の反射位置にあるとき、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は前記投写レンズの方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は前記投写レンズの方向とは異なる方向に反射され、
    前記可動ミラー素子が前記第2の反射位置にあるとき、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は前記投写レンズの方向とは異なる方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は前記投写レンズの方向に反射され、
    前記可動ミラー素子が前記中間反射位置にあるとき、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は前記第2光源部の方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は前記第1光源部の方向に反射され、
    さらに、前記第1光源部からの前記第1の波長領域の光は、前記空間光変調装置の非可動部により前記第2光源部の方向に反射され、かつ、前記第2光源部からの前記第2の波長領域の光は、前記非可動部により前記第1光源部の方向に反射され、
    前記第1光源部と前記空間光変調装置との間の光軸上に、前記第1の波長領域の光を透過し、かつ、前記中間反射位置にあるときの前記可動ミラー素子及び前記空間光変調装置の非可動部から前記第1光源部の方向へ反射する前記第2の波長領域の光を遮光する第1部材と、
    前記第2光源部と前記空間光変調装置との間の光軸上に、前記第2の波長領域の光を透過し、かつ、前記中間反射位置にあるときの前記可動ミラー素子及び前記空間光変調装置の非可動部から前記第2光源部の方向へ反射する第1の波長領域の光を遮光する第2部材とを有し、
    前記第1光源部と前記第2光源部は、それぞれ固体発光素子を有し、
    前記第1光源部と前記第2光源部は、いずれか一方が点灯しているときには他方は消灯していることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記第1部材は、前記第2の波長領域の光を吸収するカラーフィルタであって、
    前記第2部材は、前記第1の波長領域の光を吸収するカラーフィルタであることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記第1部材は、前記第2の波長領域の光を反射するダイクロイックミラーであって、
    前記第2部材は、前記第1の波長領域の光を反射するダイクロイックミラーであることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  4. 前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2の波長領域の光を吸収する第1の吸収体と、
    前記ダイクロイックミラーで反射された前記第1の波長領域の光を吸収する第2の吸収体とを有することを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
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