JP4269703B2 - 溶接部加工装置 - Google Patents

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、沸騰水型原子炉における下鏡内面にCRDスタブチューブを溶接する際の溶接部を欠陥箇所を除去加工する溶接部加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、沸騰水型原子炉100の概略構成を示す断面図である。
【0003】
図8は、図7のVIII部の拡大図である。
【0004】
沸騰水型原子炉100は、円筒形状の胴本体(図示せず)の下部に半球形状(ドーム形状)の下鏡103を一体的に溶接し、上記胴本体の上部にドーム状の上鏡(図示せず)を備えた構成である。上記胴本体内部には多数の燃料棒を集合して備えた多数燃料集合体(図示せず)が配置してあり、上記燃料集合体の間には、断面形状が「十」字形状の制御棒(図示せず)が上下動自在に配置してある。
【0005】
上記制御棒を上下動するために、上記下鏡103には、制御棒駆動機構を内装した制御棒駆動機構ハウジング(以下、「CRDハウジング」という。)105が多数設けてあり、各CRDハウジング105の上部には上記制御棒を案内する制御棒案内管107が設けてある。
【0006】
上記CRDハウジング105は、図8に示すように、上記下鏡103の内面に形成した溶接ベース109に溶接部111を介して溶接された筒状のCRDスタブチューブ113の上部に、溶接部115を介して一体的に溶接してある。なお、上記筒状のCRDスタブチューブ113の軸方向は鉛直方向になっている。
【0007】
上述したごとき構成の沸騰水型原子炉100の構成は公知であるから、沸騰水型原子炉100のより詳細な構成についての説明は省略する。
【0008】
ところで、上記沸騰水型原子炉100を長年使用することにより、何らかの要因によって、極めて稀ではあるが、複数本のCRDスタブチューブ113中の1本になんらかの不具合が発生し、この不具合が発生したCRDスタブチューブ113やCRDハウジング105を交換する必要が生じる場合がある。
【0009】
上記不具合が発生したCRDスタブチューブ113やCRDハウジング105を交換する場合、上記沸騰水型原子炉100が設置されている場所から上記沸騰水型原子炉100を工場に持ち込んで交換工事をすることが考えられるが、上記沸騰水型原子炉100を設置場所から工場に移動し、上記交換工事後に工場から設置場所まで、上記沸騰水型原子炉100を移動するには多くの工数が必要であるという欠点がある。
【0010】
そこで、上記沸騰水型原子炉100を設置したままで、交換が必要なCRDスタブチューブやCRDハウジングのみを交換することが考えられる。
【0011】
すなわち、上記沸騰水型原子炉100を設置したままで、上記沸騰水型原子炉100内の燃料集合体や制御棒等を取り去り、図8に示す切断面CS1でCRDスタブチューブ113やCRDハウジング105を切断し、上記切断後に残存しているCRDスタブチューブや溶接部111を取り除き、図5に示す状態にする。
【0012】
その後、図5に示す状態から、溶接ベース109の表面(下鏡103の内面)であって、下鏡103の下部に設けられたCRDハウジング用の貫通穴117の周辺に環状の肉盛り溶接部5(図6参照)を設け、この肉盛り溶接部5上に円筒状のCRDスタブチューブ3を溶接し、さらに、上記CRDスタブチューブ3の上部にCRDハウジング105を溶接し、図6に示す状態にする。なお、上記肉盛り溶接部5と上記CRDスタブチューブ3との間の溶接箇所には、環状の溶接部7が形成され、上記CRDスタブチューブ3と上記CRDハウジング105との間の溶接箇所には、環状の溶接部33が形成されている。
【0013】
ところで、上記肉盛り溶接部5を形成するときや上記肉盛り溶接部5にCRDスタブチューブ3を溶接接続するときに、上記肉盛り溶接部5や上記溶接部7にたとえば亀裂等の欠陥が発生する場合がある。
【0014】
ここで、上記沸騰水型原子炉100が工場で補修されるなら、上記肉盛り溶接部5や上記溶接部7に欠陥が発生した場合でも、欠陥が発生した上記肉盛り溶接部5や上記溶接部7の総てを除去し、新たに肉盛り溶接部を形成し、この溶接部にCRDスタブチューブを溶接し、CRDハウジングを溶接することは容易である
【0015】
そこで、上記肉盛り溶接部5や上記溶接部7の欠陥箇所のみを除去することが考えられ、上記欠陥箇所のみを除去する装置として、加工ユニット、支持ユニット、走行ユニットを互いに自在継ぎ手で連結した構成の加工装置(たとえば、特許文献1に記載の加工装置)を採用することを考えることができる。
【0016】
【特許文献1】
特開平10−146746号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載の加工装置では、長く延びたパイプの内部を加工することは容易であるが、構成しているユニット数が多いので、図6に示す肉盛り溶接部5や溶接部7の欠陥箇所を除去するために、短い貫通穴117しか設けられていない下鏡103の下部へ上記加工装置を設置することは難しく、上記欠陥箇所を除去加工することは困難であるという問題がある。
【0018】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、沸騰水型原子炉に設けられている多数のCRDスタブチューブのうちで、不具合が発生したCRDスタブチューブを交換するときに形成される溶接部の欠陥箇所を除去する場合に、上記沸騰水型原子炉に設置することが容易である溶接部加工装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、沸騰水型原子炉における下鏡内面にCRDスタブチューブを溶接する際の溶接部を欠陥箇所を除去加工する溶接部加工装置において、上記下鏡の下側から、上記下鏡に設けられたCRDハウジング用の貫通穴に、先端部側を挿入可能な筒状の基材と、上記基材の内側に支持され、上記基材の先端部側が上記貫通穴に挿入されたときに上記貫通穴を通って上記下鏡の内側に挿入可能であって、上記欠陥箇所を除去加工するためのアングルヘッドと、上記貫通穴に挿入された上記基材の先端部側を上記貫通穴に対して固定自在な固定手段と、を有し、上記基材の先端部側の外周における等分配した位置に、複数の切り欠きが設けられ、複数の切り欠きは、上記基材の先端部に近づくにしたがって切り込み深さが深くなるような切り欠き側勾配面をそれぞれ備え、上記固定手段は、上記基材の複数の上記切り欠きにそれぞれ係合自在であって、上記切り欠き側勾配面に面接触可能な係合部材側勾配面及び上記貫通穴の内周面に接触可能な接触面をそれぞれ備え、基端部側に係合部材側連結部がそれぞれ設けられた複数の係合部材と、上記基材における係合部材の下側に上記基材の長手方向へ移動可能に設けられ、先端側に上記係合部材側連結部と連結自在な中間部材側連結部が設けられた筒状の中間部材と、上記中間部材と共に上記係合部材を下方向に移動させて、上記係合部材で上記切り欠き側勾配面と上記貫通穴の内周面との間に与圧を発生させるボルトと、を有したことを要旨とする。
【0020】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の溶接部加工装置において、上記溶接部の欠陥箇所に関する情報を入力した情報に基づいて、上記アングルヘッドが上記欠陥箇所を除去するように上記アングルヘッドの動作を制御する制御手段を有することを要旨とする
【0021】
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の溶接部加工装置において、上記基材の基端部側を、上記下鏡の下部側に延びているCRDハウジングに固定自在な別の固定手段を有することを要旨とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る溶接部加工装置1の概略構成と、この溶接部加工装置1が下鏡103に設置された状態を示す斜視図であり、図2は、溶接部加工装置1の概略構成と、この溶接部加工装置1が下鏡103に設置された状態を示す正面図であり、図3は、図2におけるIIIA−IIIB断面を示す図である。
【0023】
図4は、下鏡103の下部側に設けられているCRDハウジング105の間に溶接部加工装置1が設けられた状態を示す図である。
【0024】
なお、図1〜図6において、図7、図8に示す従来の沸騰水型原子炉100と同様に構成されている部分には、図7、図8で用いた符号と同じ符号を付してある。
【0025】
溶接部加工装置1は、沸騰水型原子炉100における下鏡103の内面103AにCRDスタブチューブ3を溶接する際の溶接部5、7を加工可能な溶接部加工装置であり、上記下鏡103の下側(図1、図2において下側)から、上記下鏡103に設けられたCRDハウジング用の貫通穴117に、先端部9A側を挿入可能な基材9を備え、上記基材9の先端部9A側が上記貫通穴117に挿入されたときに、上記基材9に支持されたアングルヘッド11が、上記貫通穴117を通って上記下鏡103の内側に挿入可能になっており、上記貫通穴117に挿入された上記基材9の先端部9A側を上記貫通穴117に対して、固定手段13で固定自在になっている。
【0026】
また、溶接部加工装置1では、アングルヘッド11の動作を制御可能な制御手段(たとえばNC制御装置)が、上記各溶接部5、7を形成する際に発生した上記各溶接部5、7の欠陥箇所(欠陥部分)に関する情報(たとえば、欠陥箇所の位置に関する情報)を入力し、この入力した情報に基づいて、上記アングルヘッド11が上記欠陥箇所を除去するように上記アングルヘッド11の動作を制御するようになっている。
【0027】
さらに、溶接部加工装置1では、上記基材9の基端部9B側を、上記下鏡103の下部側に延びているCRDハウジング105に、固定手段15(図1、図4参照)で固定自在になっている。
【0028】
ここで、溶接部加工装置1について、図1〜図3を用いて詳しく説明する。
【0029】
溶接部加工装置1の基材9は筒状に形成され、この筒状の基材9の内部には、アングルヘッド11が支持されている。アングルヘッド11は、主軸CL1(図2参照)に平行な面削りや上記主軸CL1に直角方向の穴加工を行うことができるものである。また、アングルヘッド11は、溶接部5や溶接部7を加工するためのツール(たとえばエンドミル)T1を装着可能に構成されている。
【0030】
そして、図2に示すように、上記基材9の先端部9A側が下鏡103の貫通穴117に挿入された状態では、上記ツールT1は、下鏡103の内側(図2では下鏡103の上部側)で、たとえば水平方向に長く延びた主軸CL1を中心にして、水平方向に長く延びた状態でアングルヘッド11に装着されている。すなわち、アングルヘッド11の一部が、上記基材9の先端部9Aから突出して、下鏡103の内側に位置し、上記突出したアングルヘッド11にツールT1が保持されている。
【0031】
なお、図示しない駆動モータにより、上記主軸CL1を中心にして、上記ツールT1がアングルヘッド11に対して回転可能になっている。
【0032】
また、アングルヘッド11は、図示しないアクチュエータ(たとえば制御モータ)を用いた駆動機構によって、ツールT1を、矢印AR1の方向(鉛直方向)に移動位置決めすることができるようになっている。すなわち、ツールT1を装着保持しているアングルヘッド11が、基材9や下鏡103に対して相対的に上下方向に移動することができるようになっている。
【0033】
また、アングルヘッド11は、図示しないアクチュエータ(たとえば制御モータ)を用いた駆動機構によって、ツールT1を、矢印AR2の方向(主軸CL1が延びている方向)に移動位置決めすることができるようになっている。
【0034】
さらに、アングルヘッド11は、図示しないアクチュエータ(たとえば制御モータ)を用いた駆動機構によって、ツールT1を、矢印AR3の方向に回転位置決め(インデックス位置決め)することができるようになっている。なお、上記矢印AR3の方向は、鉛直方向に延びている貫通穴117や基材9の中心軸CL2を回転中心にして、ツールT1が公転する方向である。
【0035】
なお、アングルヘッド11を作動させるための構成は公知であるので、アングルヘッド11についてのより詳細な説明は省略する。
【0036】
アングルヘッド11が、上述のように作動することによって、CRDスタブチューブ3を下鏡103の内面に溶接固定するために設けられた各溶接部5、7の任意の箇所を、アングルヘッド11に装着されたツールT1で加工することができるようになっている。
【0037】
次に、固定手段13について、図2と図3とを用いて説明する。なお、ここでは、基材9円筒状に形成され、さらに、基材9の外径が、貫通穴117の内径よりも小さく構成されているものとする。
【0038】
固定手段13は、基材9の先端部9A側に設けられた複数の切り欠き9C係合自在な複数の係合部材17とを備える。ここで、上記切り欠き9Cは、基材9の先端部9A側の外周でこの外周を等分配した位置に設けられ、上記先端部9Aに近づくにしたがって切り込み深さが深くなるような切り欠き側勾配面9Dを具備している。
【0039】
係合部材17は、上記切り欠き9Cの切り欠き側勾配面9Dに面接触可能な係合部材側勾配面17Aを長手方向の先端部17B側に備えていると共に、貫通穴117の内面の一部と面接触可能な円弧状の接触面17Cを備えている。また、係合部材17の長手方向の基端部側には、係合部材17を上記長手下方向に移動させるための係合部材側連結部17Dが設けられている。
【0040】
また、基材9の長手方向の中間部外側であって、上記係合部材17の下側には、基材9に対して長手方向に移動自在な円筒状の中間部材19が設けられ、この中間部材19の長手方向の先端部側には、複数の係合部材17の係合部材側連結部17Dと連結自在な中間部材側連結部19Aが設けられている。
【0041】
また、上記中間部材19の基端部側には鍔19Bが設けられ、さらに、基材9の中間部であって、上記鍔19Bから下側に離反した位置には、鍔9Eが基材9に対して一体的に設けられ、上記各鍔9E、19Bの間には適数個のボルトBTが設けられ、このボルトBTを回転することによって、中間部材19が図2の下方向(基材9の基端部9B側方向)に移動し、この移動に伴い、上記各連結部17D、19Aを介して、係合部材17が下方向に移動し、上記係合部材17で切り欠き側勾配面9Dと貫通穴117の内周面との間に与圧を発生させ、基材9を貫通穴117に固定するようになっている。
【0042】
次に、図1を用いて、固定手段15について説明する。
【0043】
固定手段15は、上述のように、上記基材9の基端部9B側を、上記下鏡103の下部側に延びているCRDハウジング105に固定するものであり、
基端部9B側で上記円筒状の基材9の外形に一体的に固定可能な環状の取り付け具21を備え、この環状の取り付け具21がたとえばターンバックル23を介して、円筒状のCRDハウジング105の外形に一体的に固定可能な取り付け具25に連結されている。なお、取り付け具21と取り付け具25とは、ほぼ同じ高さに取り付けられるものとする。
【0044】
ここで、上記取り付け具21は、上記円柱状の基材9の外径よりも僅かに大きい内径を備えた環状(リング状)の部材を、ほぼ同じ形状の2つの半円状の部材に分割し、この分割された各部材の両端部に、ボルト取り付け部を設けた構成である。そして、これらのボルト取り付け部が互いに対向させ、基材9を挟むように上記分割された2つの部材同士を組み合わせ、上記各ボルト取り付け部の間に設けたボルトを締めつけると、上記分割された2つの部材同士が互いに近づき、上記取り付け具21が上記円柱状の基材9に固定されるようになっている。
【0045】
また、上記取り付け具25は、上記円柱状のCRDハウジング105の外径よりも僅かに大きい内径を備えた環状(リング状)の部材で形成され、その他の部分に関しては、上記取り付け具21とほぼ同様に構成されている。したがって、上記円柱状の基材9の外径と上記円柱状のCRDハウジング105の外径とが互いにほぼ等しければ、上記取り付け具21と上記取り付け具25とが互いがほぼ同じ形状のものになり互換性が生じる。
【0046】
そして、固定手段15で、基材9の基端部9B側がCRDハウジング105に固定されることにより、固定手段13だけで固定されるよりも堅固に、基材9(アングルヘッド11を含む)が、沸騰水型原子炉100(下鏡103、CRDハウジング105)に固定される。つまり、基材9やアングルヘッド11を沸騰水型原子炉100に取り付けた場合、基材9、下鏡103およびCRDハウジング105との間の剛性が増すので、アングルヘッド11で重切削をすることが可能になる。
【0047】
また、固定手段15では、基材9の周りに存在しているCRDハウジング105をそのまま利用し、容易かつ堅固に基材9を設置することができる。
【0048】
なお、基材9の基端部9B側をCRDハウジング105に取り付けた場合に、水平方向での剛性を高めるために、上記固定手段15では、できれば、120°ずつ角度をずらした3つの水平方向から基材9を固定することが望ましい。
【0049】
次に、図4を用いて、溶接部加工装置1の取り付け状態やアングルヘッド11を駆動させるための駆動装置等について説明する。
【0050】
図2に示す溶接部5、7を加工するために、溶接部加工装置1を沸騰水型原子炉100の下鏡103に取り付けると、溶接部加工装置1の基材9は下鏡103から下方向に延びた状態になる。
【0051】
そして、基材9の下部側(基端部9B側)では、上述のように固定手段15によって、基材9が下鏡103の下部側で下方向に延びているCRDハウジング105に固定されている。
【0052】
基材9の下端部には、図4に示すように、下鏡103から離隔して下鏡103の下に設けられているグレイチングプレート27まで延びているパイプ状の連結部材29が連結固定され、グレイチングプレート27下部には、アングルヘッド11のツールT1を図2に示す矢印AR1の方向に移動するためのアクチュエータやアングルヘッド11の動作を制御する制御装置が収納されている収納部31が設けられている。
【0053】
なお、アングルヘッド11の主軸を回転(主軸CL1を回転中心にしてツールT1を回転)させるためのモータや駆動機構、アングルヘッド11のツールT1を図2に示す矢印AR2の方向に移動するためのアクチュエータや駆動機構、アングルヘッド11のツールT1を図2に示す矢印AR3の方向に回転するためのアクチュエータや駆動機構は、基材9の内部に支持されているアングルヘッド11内に設けられ、連結部材29の内部には、アングルヘッド11内に設けられている上記各アクチュエータへ電力を供給し制御信号を伝達する配線や、収納部31内に設けられているアクチュエータが発生する動力を、アングルヘッド11に伝達可能な動力伝達機構が設けられている。
【0054】
上述のように、グレイチングプレート27の下部(たとえば下面)に設けられた収納部31に、アングルヘッド11用のアクチュエータ、駆動機構の一部や制御装置を設けることによって、アングルヘッド11の外径や基材9の外径を小さくすることが容易になり、アングルヘッド11や基材9を、各CRDハウジング105の間に設置し易くなる。
【0055】
次に、沸騰水型原子炉100を構成している複数本のCRDスタブチューブ中の1本(たとえば図8に示すCRDスタブチューブ113)になんらかの不具合が発生し、この不具合が発生したCRDスタブチューブやこのCRDスタブチューブに設けられているCRDハウジングを交換する工程について説明する。
【0056】
まず、図8に示すカッティング面CS1に沿って、CRDスタブチューブ113やこのCRDスタブチューブ113に設けられているCRDハウジング105を切断する。
【0057】
続いて、上記切断されたCRDハウジング105やCRDスタブチューブ113を沸騰水型原子炉100の下鏡103から除去し、この除去後に、上記下鏡103の内面に残存しているCRDスタブチューブ113の一部と、上記下鏡103と上記CRDスタブチューブ113とを互いに接続している溶接部111とを除去し、図5に示すように下鏡103に、溶接ベース109と貫通穴117とが残った状態にする。
【0058】
続いて、下鏡103の下側から貫通穴117を介して上記下鏡103の内面に溶接機の溶接トーチを挿入し、図2に示す環状(筒状)の溶接部5を、溶接肉盛りで形成する。なお、上記肉盛り溶接部5は、溶接ベース109の表面で貫通穴117の外周に沿って形成されている。
【0059】
続いて、CRDスタブチューブ3を上記溶接部5に溶接接続するために、上記溶接部5の上端部に開先を設ける開先加工を施し、上記CRDスタブチューブ3を上記溶接部5に溶接接続する。なお、この溶接接続の際に環状の溶接部7が形成される。
【0060】
続いて、上記各溶接部5、7の内側から、上記各溶接部5、7に対して、たとえば、目視検査やPT検査(浸透検査)、UT検査(超音波検査)を行い、上記各溶接部5、7に欠陥箇所が存在するか否かを検知する。なお、上記欠陥として、たとえば、各溶接部5、7の内側の浅い位置でのインディケーション(亀裂)や上記各溶接部5、7のビード不良等が考えられる。
【0061】
そして、上記欠陥箇所が存在する場合、上記欠陥箇所に関する情報(たとえば上記欠陥箇所が存在している位置情報)を取得する。
【0062】
次に、上記欠陥箇所を除去加工するために、溶接部加工装置1のアングルヘッド11を、上記下鏡103の下側から上記下鏡103に設けられたCRDハウジング用の貫通穴117に挿入し、上記アングルヘッド11を上記下鏡103に設置する。なお、上記設置は上記アングルヘッド11を支持している基材9の先端部9A側を固定手段13で、下鏡103の貫通穴117に固定することによって行う。
【0063】
続いて、上記検知した欠陥箇所に関する情報に基づいて、上記アングルヘッド11を動作させ、上記欠陥箇所を除去する。すなわち上記検知した欠陥箇所の位置情報を、溶接部加工装置1の制御装置に入力し、この入力された情報に基づいて、アングルヘッド11が装着されているツールT1を回転させると共に、ツールT1を移動し、上記欠陥箇所やその近傍を上記ツールT1で除去加工する。
【0064】
次に、溶接部加工装置1を、沸騰水型原子炉100の下鏡103から取り外し、上記欠陥箇所が除去された部分に別途溶接を行う。
【0065】
なお、上記別途溶接された後に各溶接部5、7に欠陥箇所が存在しているか否かを再び検知し、さらにこの検知結果に応じて欠陥箇所を除去する工程を繰り返してもよい。
【0066】
続いて、上記CRDスタブチューブ3の上端に、CRDハウジング105を溶接接続するための開先を加工し、CRDハウジング105を、図6に示すように上記CRDスタブチューブ3に溶接接続する。この溶接接続によって環状の溶接部33が形成される。
【0067】
なお、上記CRDスタブチューブ3の上端に予め(CRDスタブチューブ3を溶接部5に溶接接続する前に)開先を設けておいてもよい。
【0068】
また、溶接部5を形成した後、この溶接部5にCRDスタブチューブ3溶接接続する前に、溶接部5のみを検査し、欠陥箇所が存在するか否かを検知し、欠陥箇所が存在している場合、上記溶接部5のみの欠陥箇所を、溶接部加工装置1で除去し、この除去した部分に別途肉盛り溶接を行い、この後溶接部5にCRDスタブチューブ3を溶接接続し、溶接部7が形成されるようにし、続いて、上記形成された溶接部7や前もって形成されている溶接部5の欠陥箇所を検知するようにしてもよい。
【0069】
溶接部加工装置1は、下鏡103の下側から、上記下鏡103に設けられたCRDハウジング用の貫通穴117に、先端部側を挿入可能な基材9と、上記基材9に支持され、上記基材9の先端部9A側が上記貫通穴117に挿入されたときに上記貫通穴117を通って上記下鏡103の内側に挿入可能なアングルヘッド11と、上記貫通穴117に挿入された上記基材9の先端部9A側を上記貫通穴117に対して固定自在な固定手段13とを具備している。
【0070】
したがって、沸騰水型原子炉100に設けられている多数のCRDスタブチューブのうちで、不具合が発生したCRDスタブチューブを交換するときに形成される溶接部の欠陥箇所を除去する場合、基材9の先端部9A側を貫通穴117に挿入し固定すれば溶接部加工装置1の設置が終了し、貫通穴117に追加工等を施す必要がないので、上記沸騰水型原子炉100への溶接部加工装置1の設置が容易であり、また、貫通穴117に追加工等を施していないので、新しいCRDハジングを設置する場合に、貫通穴117をそのまま使用することができ、さらに、上記設置後アングルヘッド11は保持しているツールT1を移動して溶接部を加工可能であるので、上記溶接部の欠陥箇所を除去することを容易に行うことができる。
【0071】
また、溶接部加工装置1によれば、上記溶接部の欠陥箇所に関する情報を制御装置で入力し、この入力した情報に基づいて、上記アングルヘッドが上記欠陥箇所を除去するように、上記制御手段が上記アングルヘッドの動作を制御するので、上記溶接部の上記欠陥箇所を正確にしかも自動的に除去することができる。
【0072】
また、溶接部加工装置1によれば、上記基材9の基端部9B側を、上記下鏡103の下部側に延びているCRDハウジング105に固定自在な固定手段15で固定することができるので、溶接部加工装置1を沸騰水型原子炉100に堅固に設置することができ、アングルヘッド11で上記各溶接部5、7の欠陥箇所を削り取る際の自励振動の発生を抑制することができ、アングルヘッド11で溶接部の欠陥箇所を重切削することができ、加工時間を短縮することができる。
【0073】
また、溶接部加工装置1を沸騰水型原子炉100に設置する場合、たとえば、アングルヘッド11を支持し固定手段13を備えた基材9を、下鏡103に設置し、上記基材9の下端部に連結部材29を取り付け、この連結部材29の下端部側をグレイチングプレート27に固定し、収納部31を上記グレイチングプレート27の下面に取り付けるものとする。このようにすれば、上記各ユニット(基材9、連結部材29、収納部31)毎に、沸騰水型原子炉100の狭い設置空間に搬入することができ、上記狭い空間内で効率良く溶接部加工装置1を設置することができる。
【0074】
また、各溶接部5、7の溶接に使用する溶接機を沸騰水型原子炉100に設置する場合、溶接部加工装置1と同様な取り付けベースを使用できるようにすれば、上記取り付けベースを共通化することになり、上記溶接機の沸騰水型原子炉100への設置も容易になり、CRDスタブチューブの交換作業を迅速に行うことができる。
【0075】
【発明の効果】
請求項1〜請求項3に記載の本発明によれば、沸騰水型原子炉に設けられている多数のCRDスタブチューブのうちで、不具合が発生したCRDスタブチューブを交換するときに形成される溶接部の欠陥箇所を除去する場合、基材の先端部側を貫通穴に挿入し固定すれば溶接部加工装置の設置が終了し、貫通穴に追加工等を施す必要がないので、上記沸騰水型原子炉に溶接部加工装置を設置することが容易になる。
また、貫通穴に追加工等を施していないので、新しいCRDハウジングを設置するために、貫通穴をそのまま使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る溶接部加工装置の概略構成と、この溶接部加工装置が下鏡に設置された状態を示す斜視図である。
【図2】 溶接部加工装置の概略構成と、この溶接部加工装置が下鏡に設置された状態を示す正面図である。
【図3】 図2におけるIIIA−IIIB断面を示す図である。
【図4】 下鏡の下部側に設けられているCRDハウジングの間に溶接部加工装置が設けられた状態を示す図である。
【図5】 沸騰水型原子炉のCRDスタブチューブうちで、問題の発生したCRDスタブチューブを交換するために、上記問題の発生したCRDスタブチューブを下鏡の内面から除去した状態を示す図である。
【図6】 沸騰水型原子炉のCRDスタブチューブうちで、問題の発生したCRDスタブチューブを交換し終えた状態を示す図である。
【図7】 沸騰水型原子炉の概略構成を示す断面図である。
【図8】 図8は、図7のVIII部の拡大図である。
【符号の説明】
1 溶接部加工装置
3 CRDスタブチューブ
5、7 溶接部
9 基材
11 アングルヘッド
13、15 固定手段
100 沸騰水型原子炉
103 下鏡
105 CRDハウジング
117 貫通穴

Claims (3)

  1. 沸騰水型原子炉における下鏡内面にCRDスタブチューブを溶接する際の溶接部を欠陥箇所を除去加工する溶接部加工装置において、
    上記下鏡の下側から、上記下鏡に設けられたCRDハウジング用の貫通穴に、先端部側を挿入可能な筒状の基材と、
    上記基材の内側に支持され、上記基材の先端部側が上記貫通穴に挿入されたときに上記貫通穴を通って上記下鏡の内側に挿入可能であって、上記欠陥箇所を除去加工するためのアングルヘッドと、
    上記貫通穴に挿入された上記基材の先端部側を上記貫通穴に対して固定自在な固定手段と、を有し、
    上記基材の先端部側の外周における等分配した位置に、複数の切り欠きが設けられ、複数の切り欠きは、上記基材の先端部に近づくにしたがって切り込み深さが深くなるような切り欠き側勾配面をそれぞれ備え、
    上記固定手段は、
    上記基材の複数の上記切り欠きにそれぞれ係合自在であって、上記切り欠き側勾配面に面接触可能な係合部材側勾配面及び上記貫通穴の内周面に接触可能な接触面をそれぞれ備え、基端部側に係合部材側連結部がそれぞれ設けられた複数の係合部材と、
    上記基材における係合部材の下側に上記基材の長手方向へ移動可能に設けられ、先端側に複数の上記係合部材の係合部材側連結部と連結自在な中間部材側連結部が設けられた筒状の中間部材と、
    上記中間部材と共に上記係合部材を下方向に移動させて、上記係合部材で上記切り欠き側勾配面と上記貫通穴の内周面との間に与圧を発生させるボルトと、を有したことを特徴とする溶接部加工装置。
  2. 請求項1に記載の溶接部加工装置において、
    上記溶接部の欠陥箇所に関する情報を入力した情報に基づいて、上記アングルヘッドが上記欠陥箇所を除去するように上記アングルヘッドの動作を制御する制御手段を有することを特徴とする溶接部加工装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の溶接部加工装置において、
    上記基材の基端部側を、上記下鏡の下部側に延びているCRDハウジングに固定自在な別の固定手段を有することを特徴とする溶接部加工装置。
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