JP4269091B1 - タービンローター用シャフトの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】最終製品の目標値に対して、フランジ(3a,3b)の外径が+0.0%〜+0.6%、フランジの厚みが−0.8%〜−0.0%、軸部(2)の直径が+0.0%〜+0.6%以内、円周振れ公差が0.5mm以内、軸部に対するフランジの直角度公差が0.5mm以内にあり、且つ焼結密度が相対密度95%以上の焼結品をプレスする工程を含み、当該プレス工程において、回転軸を含む面でタービンローター用シャフトを2等分した形状の上型と下型で、焼結品をプレスし、1回目のプレス後、120°以内で位相を変えて2回目のプレスを行い、以後、順次120°以内で焼結品を回転させて360°以上回転するまでプレスを行う。
【選択図】図2
Description
いずれの材料も熱処理を行うことで、硬度、靱性をあげる。特に耐熱鋼は700℃以上での耐酸化性に優れている。
上記の通りタービンローターの芯ぶれを抑えるために切削を行ってバランスを取っているが、全数このバランスの確認と切削が必要であり、自動化が困難であるため生産数量を拡大することが困難であることと、タービンホイールとシャフトの取り付けの際の軸芯のふれをいかに抑えるかが歩留まり向上のために大きな課題となっている。
円柱状の軸部とフランジを有するタービンローター用シャフトを製造する方法であって、
所望する最終製品と近似した形状を有する金属焼結品を同一の金型で複数回プレスする工程を含むこと、
前記焼結品はフランジと軸部の一体形成品であって、最終製品の目標値に対して、フランジの外径が+0.0%〜+0.6%、フランジの厚みが−0.8%〜−0.0%、軸部の直径が+0.0%〜+0.6%、円周振れ公差が0.5mm以内、軸部に対するフランジの直角度公差が0.5mm以内にあり、且つ焼結密度が相対密度95%以上であること、
前記金型は、最終製品を軸方向に平行に2等分した形状の型を有する上型と下型からなること、
前記プレス工程は、前記焼結品を前記金型でプレスした後、当該焼結品を120°以内の角度で回転させて次のプレスを行うことを繰り返すことにより、当該焼結品が360°以上回転するまでプレスを行うものであることを特徴とする。
さらに焼結品をプレスした後、120°以内で位相を変えて次のプレスを行い、以後、120°以内で位相を変えて合計360度以上回転させてプレスを行うことにより、シャフト全体の真円度、円周振れを所望する寸法精度に納めることができる。
また、相対密度95%以上の焼結品を用いることにより、プレス後の寸法精度を所望する寸法精度に納めることができ、且つ、高温使用に耐える機械的強度を有するタービンローター用シャフトを製造することができる。
金属粉末に有機バインダを添加し加熱混合した後、粉砕若しくはペレット化して射出成形材料を得、当該成形材料を射出成形して成形体を作製し、得られた成形体を加熱脱脂する方法において、
金属材料として、耐熱性に優れるSUH、SNCMからなる金属材料を用いることが望ましく、平均粒径1〜20μm、タップ密度が3.5g/m3以上の金属粉末を用いることが望ましい。
前記有機バインダとして熱可塑性樹脂、パラフィンワックス、脂肪酸系滑剤、フタル酸径可塑剤を製品となる形状にあわせて適宜添加割合を変更し、上記金属粉末と加熱混合することにより、成形材料をえて、これを射出成形、脱脂、焼結することにより、上記タービンローター用シャフトの製造に適した焼結品を得ることができる。
このような金属材料からなる金属粉末として、通常水アトマイズ若しくはガスアトマイズ法より製造された合金粉末を用いるが、これらアトマイズ法により作られた粉末の合金粉末以外に、焼結時に合金成分となるように調整し元素粉末を組成にあわせて添加して用いても良い。一般的には水アトマイズ粉末の方がガスアトマイズ粉末よりも大量に生産できるため、製造コストも安価になるが、粉末形状が異形状になりやすいために、タップ密度が低くなりやすく、また粉末中の酸素量も高くなる。これに対してガスアトマイズ粉末の製造コストは高くなるものの、球形の粉末を得ることが容易でタップ密度が高くなる特徴がある。このため、コストとタップ密度を勘案して、水アトマイズ粉末とガスアトマイズ粉末を混合して用いても良い。
上記割合とした有機バインダと金属粉末を160〜180℃程度で2時間程度加熱混練し、金属粉末を有機バインダと完全に分散混合させる。この後、取り出して押し出し機若しくは粉砕機で直径5mm程度のペレット状にしてこれを用いて成形材料にする。
そして、成形においては、焼結後の寸法を考慮して金型形状を決定する必要がある。これらの寸法は焼結後若しくは熱間等方圧加圧法に得られる寸法であって、焼結密度により寸法が異なるため、金型設計は以後の寸法変化を十分に考慮する必要がある。このため金型の寸法は上記寸法精度を考慮して設計する必要があり、さらに、成形から焼結への収縮率をあらかじめ計算しておく必要がある。
円周振れ、軸部に対するフランジの直角度についても、それらが測定箇所によって変化する場合は、上記同様、最終製品と焼結品とをそれぞれ対応する箇所で測定した場合に、その差が上記範囲内にあることを意味する。通常円周振れは、軸の両端を基準として測定する。なお、本発明において、円周振れとは、焼結品あるいは最終製品における、シャフト全体の円周振れを意味する。
円周振れは、真円度・円筒形状測定機により、軸部に対するフランジの直角度は測定顕微鏡により測定することができる。
脱脂雰囲気が空気中の場合には300℃以上で粉末が酸化し、焼結後の酸素量が高くなることで、焼結品強度に大きな影響を及ぼす。このことから、脱脂雰囲気は減圧不活性ガス雰囲気、大気圧不活性ガス雰囲気及び大気圧水素雰囲気が用いられる。不活性ガスには窒素若しくはアルゴンが使用されるが、コストを考慮して窒素ガスの使用が望ましい。また、脱脂時の昇温速度は脱脂時の変形を考慮して室温から400℃以下においては50℃/hrが望ましい。また、脱脂時には成形体の変形を考慮した治具を用いることで、成形体の脱脂時の変形を抑える事ができる。
脱脂の温度は800℃以下であるが、300℃程度では有機バインダが30%程度残留しやすく、600℃以上では有機バインダが完全に除去されやすいため、焼結工程に移動させる際に成形体が崩れる恐れがあり、より好ましい脱脂温度は最高400℃〜500℃である。また、これらの成形体の崩れを防止する方法として、脱脂機能を具備した焼結炉を用いると効果的であり、脱脂終了後も温度を下げることなく焼結に移行することができる。また、連続式(ベルト式、プッシャー式、ウォーキングビーム式)脱脂炉と同じく連続式(ベルト式、プッシャー式、ウォーキングビーム式)焼結炉を連結させることで、脱脂から焼結を中断させることなく連続で処理を行うことができる。
また焼結温度は1000℃以上1500℃以下で行われるが1000℃未満では焼結が不十分であり、1500℃を超えると焼結時に溶融する。焼結密度が95%以上になるためには1200〜1400℃が望ましく、さらには1250℃〜1380℃が望ましい。
また、焼結時の焼結密度の向上と焼結時の寸法ばらつきを考慮して最高温度で2〜4時間程度保持する事が望ましい。脱脂工程と同じく、焼結工程においても高温時に変形を生じるため、焼結品の変形を防止するための治具を用いると効果的である。
また、適宜V字型のセッターを用いたり、製品をつるしたり、立てたりして脱脂、焼結を行うことで、脱脂時、焼結後の製品の変形を防ぐことができる。
焼結品の相対密度は、アルキメデス法によって測定することができる。
プレス後の製品は材質にあわせて適宜熱処理を行い、必要とする硬さ、強度を得る。
以下、プレス工程をより詳細に説明する。
上下からのプレス一回のみでは所望する直角度、円周振れ、真円度を満たすことができないため、図2(B)または(C)に示すように次工程で第一回目のプレスから1/3以内(120°以内)で位相を変えて回転させたところをプレスする。この工程をたとえば120°であれば3回、90°であれば4回繰り返す事で、タービンローター用シャフト全体の寸法(フランジ外径、フランジ肉厚、フランジの軸部に対する直角度、円周振れ、真円度等)を所望する寸法精度とすることができる。コスト面等からは、120°×3回、90°×4回、72°×5回等、360度を3以上の整数で割った角度で回転させればよいが、100°×4回等、360度を超えて回転させてもよい。また、回転角度は各プレス間で同一である必要はなく、120度以内の角度で、回転角度の合計が360度以上となるようプレスを繰り返せばよい。各プレスにおけるプレス圧力・プレス時間は、製品の形状(軸部の外径、フランジ形状)によって適宜調整すればよいが、通常は、プレス圧力25トン〜100トンの範囲、プレス時間は1回のプレスにつき0.3秒〜3秒が適切である。
・金属粉末:SUH11 平均粒径9.2μm タップ密度4.2g/m3
・有機バインダ組成:ポリアセタール15Vol%、ポリプロピレン25Vol%、アモルファスポリオレフィン10Vol%、パラフィンワックス35Vol%、アクリル樹脂10Vol%、脂肪酸エステル5Vol%
・金属粉末:60Vol% 有機バインダ40Vol%
・加熱混練:180℃ 2時間
・射出成形条件:180℃ 金型温度40℃
・脱脂条件:最高温度500℃(窒素)2時間保持 合計時間24時間
・焼結条件:最高温度1350℃(アルゴン、減圧雰囲気)2時間保持
所望する最終製品の寸法
A:14.50mm(目標値)±0.05mm(14.45mm〜14.55mm)
B:0.9mm(目標値)±0.05mm(0.85mm〜0.95mm)
C:14.50mm(目標値)±0.05mm(14.45mm〜14.55mm)
D:0.9mm(目標値)±0.05mm(0.85mm〜0.95mm)
E:7.5mm(目標値)±0.002mm(7.498mm〜7.502mm)
円周振れ公差:0.005mm以内,軸部に対するフランジの直角度公差:0.005mm以内 真円度公差:0.005mm以内
製造された焼結品の寸法
A:14.535mm〜14.572mm(目標値+0.24%〜+0.50%)
B:0.895mm〜0.898mm(目標値−0.56%〜−0.22%)
C:14.539mm〜14.577mm(目標値+0.27%〜+0.53%)
D:0.894mm〜0.897mm(目標値−0.67%〜−0.33%)
E:7.525mm〜7.539mm (目標値+0.33%〜+0.52%)
円周振れ公差:0.37mm、軸部に対するフランジの直角度公差:0.32mm、真円度公差:0.29mm
焼結品密度:96.0%
なお、図3に示すように、本実施例にかかるタービンローター用シャフトにおいて、軸部の直径は3段階に変化する。上記軸部の直径Eは、最も直径が太い箇所(フランジに近いほう)で測定した際の値を代表して示すものであるが、軸部の直径を他の箇所で測定した際も、焼結品の直径は最終製品の目標値に対し、上記と近似した範囲内(+0.21%〜+0.57%)となっていた。
製造された最終製品の寸法
A:14.48mm〜14.51mm
B:0.89mm〜0.91mmm
C:14.47mm〜14.50mm
D:0.89mm〜0.91mm
E:7.499mm〜7.501mm
円周振れ公差:0.004mm,軸部に対するフランジの垂直度公差:0.003mm、真円度公差:0.003mm
・金属粉末:SNCM439 平均粒径8.7μm タップ密度4.3g/m3
・有機バインダ組成:ポリアセタール20Vol%、ポリプロピレン20Vol%、アモルファスポリオレフィン10Vol%、パラフィンワックス35Vol%、アクリル樹脂10Vol%、脂肪酸エステル5Vol%
・金属粉末:60Vol% 有機バインダ40Vol%
・加熱混練:180℃ 2時間
・射出成形条件:180℃ 金型温度40℃
・脱脂条件:最高温度500℃(窒素)2時間保持 合計時間24時間
・焼結条件:最高温度1350℃(アルゴン、減圧雰囲気)2時間保持
・HIP処理:処理温度1200℃(アルゴン、100MPa)2時間保持
A:14.530mm〜14.584mm(目標値+0.21%〜+0.58%)
B:0.894mm〜0.899mm(目標値−0.67%〜−0.11%)
C:14.532mm〜14.584mm(目標値+0.22%〜+0.58%)
D:0.893mm〜0.898mm(目標値−0.78%〜−0.22%)
E:7.521mm〜7.540mm (目標値+0.28%〜+0.53%)
円周振れ公差:0.42mm、軸部に対するフランジの直角度公差:0.41mm、真円度公差:0.37mm
焼結品密度:99.2%
製造された最終製品の寸法
A:14.49mm〜14.50mm
B:0.89mm〜0.91mmm
C:14.48mm〜14.51mm
D:0.90mm〜0.91mm
E:7.499mm〜7.501mm
円周振れ公差:0.003mm,軸部に対するフランジの直角度公差:0.004mm、真円度公差:0.003mm
実施例1と同様の条件にて、以下の焼結体を作製した。
製造された焼結品の寸法
A:14.510mm〜14.535mm(目標値+0.07%〜+0.24%)
B:0.892mm〜0.895mm(目標値−0.89%〜−0.56%)
C:14.508mm〜14.532mm(目標値+0.06%〜+0.22%)
D:0.892mm〜0.895mm(目標値−0.89%〜−0.56%)
E:7.499mm〜7.515mm (目標値−0.01%〜+0.20%)
円周振れ公差:0.52mm、軸部に対するフランジの直角度公差:0.71mm、真円度公差:0.59mm
製造された最終製品の寸法
A:14.49mm〜14.52mm
B:0.89mm〜0.91mmm
C:14.48mm〜14.51mm
D:0.89mm〜0.90mm
E:7.499mm〜7.501mm
円周振れ公差:0.011mm、軸部に対するフランジの直角度公差:0.013mm、真円度公差:0.018mm
実施例1で得られた焼結品を用いて、実施例1と同じ条件でプレスを一回のみ行った場合の寸法精度を測定した。
製造された最終製品の寸法
A:14.50mm〜14.52mm
B:0.89mm〜0.90mmm
C:14.51mm〜14.53mm
D:0.89mm〜0.91mm
E:7.503mm〜7.506mm
円周振れ公差:0.009mm,軸部に対するフランジの直角度公差:0.008mm、真円度公差:0.010mm
実施例1で得られた焼結品を用いて、実施例1と同じ条件にて焼結品をシャフトの回転方向に180度回転させて2回プレスを行った。
製造された最終製品の寸法
A:14.52mm〜14.56mm
B:0.89mm〜0.91mmm
C:14.53mm〜14.56mm
D:0.89mm〜0.91mm
E:7.509mm〜7.519mm
円周振れ公差:0.014mm,軸部に対するフランジの直角度公差:0.018mm、真円度公差:0.012mm
2 軸部
3a 第一フランジ
3b 第二フランジ
4 接合部
5 タービンホイール
A 第一フランジの外径
B 第一フランジの厚み
C 第二フランジの外径
D 第二フランジの厚み
E 軸部の直径
Claims (4)
- 円柱状の軸部とフランジを有するタービンローター用シャフトを製造する方法であって、
所望する最終製品と近似した形状を有する金属焼結品を同一の金型で複数回プレスする工程を含むこと、
前記焼結品はフランジと軸部の一体形成品であって、最終製品の目標値に対して、フランジの外径が+0.0%〜+0.6%、フランジの厚みが−0.8%〜−0.0%、軸部の直径が+0.0%〜+0.6%、円周振れ公差が0.5mm以内、軸部に対するフランジの直角度公差が0.5mm以内にあり、且つ焼結密度が相対密度95%以上であること、
前記金型は、最終製品を軸方向に平行に2等分した形状の型を有する上型と下型からなること、
前記プレス工程は、前記焼結品を前記金型でプレスした後、当該焼結品を120°以内の角度で回転させて次のプレスを行うことを繰り返すことにより、当該焼結品が360°以上回転するまでプレスを行うものであること
を特徴とする、タービンローター用シャフトの製造方法。 - 前記角度が120°または90°であることを特徴とする、請求項1に記載のタービンローター用シャフトの製造方法。
- 前記焼結品が、相対密度98%以上の焼結品であることを特徴とする、請求項1または2に記載のタービンローター用シャフトの製造方法。
- 前記焼結品の製造工程において、相対密度94%以上の第一次焼結品を作製した後、熱間等方圧加圧法により相対密度98%以上の焼結品とすることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のタービンローター用シャフトの製造方法。
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