JP4268608B2 - 変調信号解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力された変調信号の信号解析を行う変調信号解析装置に係わり、特に、変調信号に対して、指定された1つ又は複数の解析項目の解析を行うとともに、解析結果に異常が生じた場合には、その異常原因を究明する変調信号解析装置に関する。
例えば、基地局とこの基地局に対して通信可能な複数の移動端末とからなる移動体通信システムにおいて、基地局から各移動端末へ送信される信号は、各移動端末に対する各チャネルの送信データを位相変調した変調信号である。
このような変調信号における変調精度、周波数精度、信号レベル等の各種の信号品質を得るための各種信号解析を行う変調信号解析装置においては、例えば、特許文献1で例示されたデジタル変調解析装置のように、入力された解析対象のアナログの変調信号をA/D変換器でデジタルの変調信号に変換して、その変調信号における一定期間分の信号をメモリに記憶保持する。そして、このメモリに記憶された一定期間分の変調信号に対して、上述した変調精度測定、周波数測定、信号レベル測定等の各測定項目の信号解析を実施する。各測定項目で実施された信号解析の解析結果は記憶部に記憶保持されるとともに表示部に表示出力される。
特許第3055085号(特開平7―297859号)公報
しかしながら、上述した変調信号解析装置における各測定項目で実施されたる信号解析は、例えば、変調精度(EVM)測定においては測定されたコンスタレーション上における測定点の、誤差のない理想点からの差分を求めるものであり、求めた変調精度が正常の範囲か異常であるかの正常異常判定を行うものでない。さらに、異常判定の場合の異常原因を究明するものではない。
さらに、上述した変調信号解析装置においては、例えば、変調精度(EVM)測定においては解析結果を[%]等に数値化して表示するため、変調精度(EVM)が大きく悪化した原因についての情報が、計算途中で欠落してしまい、この変調信号解析装置の操作者が変調精度(EVM)悪化の要因を究明する際に、例えばコンスタレーション測定、位相誤差測定等の別の測定項目の信号解析を実施する必要があった。
このように、上述した変調信号解析装置においては、操作者が指定した測定項目を解析項目と定義すると、この操作者が指定した解析項目に対する解析結果の異常の有無を、表示部に表示された解析結果から操作者が判断する必要がある。そして、異常と判断したとしても、経験の少ない操作者にとっては、この異常原因を簡単に究明できない。
移動端末や基地局の新規開発や定期点検においては、変調信号に対する信号解析及び異常発生時の原因究明を短時間で実施する必要があるので、経験の少ない操作者にとっては、この要求に対応できない問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、操作者が指定した解析項目の解析結果に対する正常異常判定が自動実施され、さらに異常判定時には、異常原因が自動的に究明され、これにより、たとえ経験の少ない未熟練者であっても、熟練者と同じように短時間で異常原因を究明でき、さらに操作性を向上できる変調信号解析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明は、入力された移動体通信のデジタル変調信号を解析して該変調信号の変調精度(EVM)を測定する変調信号解析装置において、前記入力された変調信号を記憶する波形メモリと、この波形メモリに記憶された変調信号に対する指定された解析項目又は指定された測定項目の解析を行ない解析結果を出力する信号解析部と、前記信号解析部から出力された解析結果の正常異常を判定し判定結果を出力する異常判定部と、各解析項目毎に、当該解析項目の解析結果が異常と判定された場合における異常原因を究明するために実施すべき前記変調信号に対する複数の測定項目及びその解析結果の正常異常判定の実施順序を示す原因究明シーケンスを記憶する原因究明シーケンスメモリと、前記異常判定部から出力された解析項目の異常を示す判定結果を受領すると、前記原因究明シーケンスメモリに記憶された当該解析項目の原因究明シーケンスに従って前記信号解析部に対して各測定項目を指定して当該測定項目の解析を実施させて、該当解析項目の異常原因を究明する異常原因究明部と、前記信号解析部から出力された各解析結果、前記異常判定部から出力された判定結果、及び前記異常原因究明部で究明された解析項目の異常原因を表示部に表示出力する表示制御部とを備え、前記原因究明シーケンスの前記複数の測定項目は、前記変調信号の入力レベルがバースト状であるか否かを測定する第1の測定項目と、前記変調精度の値が時間的に変動しているか否かを測定する第2の測定項目とを含み、前記異常原因究明部は、前記第1の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記入力された変調信号の時間軸表示を前記表示部に表示させ、前記第2の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記変調信号の位相誤差時間特性グラフ表示を前記表示部に表示させることを特徴としている。
このように構成された変調信号解析装置においては、原因究明シーケンスメモリには、解析項目の解析結果が異常と判定された場合における異常原因を究明するために実施すべき複数の測定項目(変調信号の入力レベルがバースト状であるか否かを測定する第1の測定項目と、変調精度の値が時間的に変動しているか否かを測定する第2の測定項目とを含む)及びその解析結果の正常異常判定の実施順序が記憶されている。
そして、操作者が、例えば、この変調信号解析装置の信号解析部で解析可能な測定項目のうちの1つ又は複数の測定項目を解析項目として指定すると、信号解析部において、この各解析項目に対する解析が実施される。この解析項目に対する解析結果の正常異常判定が異常判定部で実施され、判定結果が異常原因究明部へ送出される。異常原因究明部は、解析項目の異常を示す判定結果を受領すると、原因究明シーケンスメモリに記憶された当該解析項目の原因究明シーケンスに従って該当解析項目の異常原因を究明する。この場合、原因究明シーケンスメモリで指定された各測定項目が信号解析部で実施される。
したがって、操作者が指定した解析項目に対する解析結果に対する正常異常判定が自動実施され、さらに異常判定時には、異常原因が自動的に究明されて表示される。
特に、第1の測定項目である変調信号の入力レベルがバースト状である(異常)と判断された場合は、入力された変調信号の時間軸表示が異常原因として表示され、第2の測定項目である変調精度の値が時間的に変動している(異常)と判断された場合は、変調信号の位相誤差時間特性グラフ表示が異常原因として表示される。
さらに、別の発明は、上述した発明の変調信号解析装置において、前記入力された移動体通信のデジタル変調信号はW−CDMA規格の変調信号であり、前記原因究明シーケンスの前記複数の測定項目は、前記変調信号の同期チャネル(SCH)が検出できるか否かを測定する第3の測定項目と、前記変調信号のパイロットが検出できるか否かを測定する第4の測定項目と、前記変調信号の拡散ファクターが2以上のコードドメインパワーを測定する第5の測定項目とをさらに含み、前記異常原因究明部は、前記第3の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記変調信号のIシンボルデータのレベル値とQシンボルデータのレベル値との時間軸表示を前記表示部に表示させ、前記第4の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記同期チャネルで位相同期した前記変調信号のIシンボルデータのレベル値とQシンボルデータのレベル値との時間軸表示を前記表示部に表示させ、前記第5の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記変調信号のIシンボルデータとQシンボルデータとをI−Q座標上に表示したコンスタレーション表示を前記表示部に表示させることを特徴としている
したがって、操作者が指定した解析項目に対する解析結果に対する正常異常判定が自動実施され、特に、第3の測定項目である変調信号の同期チャネル(SCH)が検出できない(異常)と判断された場合は、変調信号のIシンボルデータのレベル値とQシンボルデータのレベル値との時間軸表示が異常原因として表示され、第4の測定項目である変調信号のパイロットが検出できない(異常)と判断された場合は、同期チャネルで位相同期した変調信号のIシンボルデータのレベル値とQシンボルデータのレベル値との時間軸表示が異常原因として表示され、第5の測定項目である変調信号の拡散ファクターが2以上のコードドメインパワーが異常と判断された場合は、変調信号のIシンボルデータとQシンボルデータとをI−Q座標上に表示したコンスタレーション表示が異常原因として表示される。
本発明においては、操作者が指定した解析項目に対する解析結果の正常異常判定を行い、さらに異常判定時には、異常原因となりうる各要素に対応した複数の測定項目が含まれた原因究明シーケンスに従って該当解析項目の異常原因を究明し、異常と判定された測定項目がある場合には、その測定項目に対応した測定結果の特性を示すグラフ表示を行う
したがって、解析項目に対する解析結果の正常異常判定と異常時の異常原因究明およびその異常原因を示すグラフ表示が自動的に実施され、これにより、たとえ経験の少ない未熟練者であっても、熟練者と同じように短時間で異常原因を究明でき、さらに操作性を向上できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる変調信号解析装置の概略構成を示すブロック構成図である。
この第1実施形態の変調信号解析装置に入力される信号解析対象の変調信号aは、前述したように基地局から各移動端末へ送信される各移動端末に対する各チャネルの送信データを位相変調したW−CDMA規格の変調信号である。
この変調信号aは例えば図2に示す伝送フォーマットを有する。例えば10msの時間幅を有する1つのフレーム1は15個のスロット2で構成されている。各スロット2内には、このスロット2の長さ一杯に、位相変調されかつコード拡散化された送信データ3と、スロット2の先頭位置に送信データ3に加算されたSCH(Synchronization Channel)4とが設けられている。このSCH4はセルサーチ(時間検索)に利用される物理下りチャネルであり、各スロット2の同期をとるために設けられている。
図1において、入力された変調信号aにおける少なくとも1フレーム1分(10ms)の信号は波形メモリ5に記憶される。信号解析部6は、波形メモリ5に記憶された変調信号aに対して、キーボード等からなる操作部7にて操作者にて指定された解析項目の信号解析を実施するとともに、異常原因究明部8から原因究明シーケンスメモリ9に記憶された解析項目の原因究明シーケンスの指定する複数の測定項目の信号解析を実施する。なお、解析項目とは、この変調信号解析装置の信号解析部6で解析(測定)可能な全ての測定項目のうち操作者が指定した測定項目を示す。
信号解析部6は、解析項目及び各測定項目の解析結果を信号解析結果メモリ10へ書込むとともに、異常判定部11へ送出する。表示制御部12は、信号解析結果メモリ10に書込まれた解析項目及び各測定項目の解析結果を表示部13に表示出力する。
異常判定部11の内部に規定値メモリ14が設けられている。この規定値メモリ14内には、信号解析部6で信号解析可能な解析項目を含む全ての測定項目の解析結果に対する許容範囲が記憶されている。この実施形態においては、測定項目として、変調精度(EVM)算出、位相誤差算出、コンスタレーション算出、コードドメインパワー測定、SCH検出、送信電力(入力レベル)測定、RACH(ランダムアクセスチャネル)電力測定、周波数(搬送波周波数)測定、隣接チャネル漏洩電力測定、スプリアス成分測定、I,Qレベル測定、変調方式判定等が実施可能である。
そして、異常判定部11は、信号解析部6から入力された解析項目及び各測定項目の解析結果が規定値メモリ14に記憶されている該当測定項目(解析項目)の許容範囲内の場合は正常と判定し、該当測定項目(解析項目)の許容範囲外の場合は異常と判定する。異常判定部11は正常異常の判定結果を表示制御部12へ送出すると共に異常原因究明部8へ送出する。さらに、異常判定部11は正常異常の判定結果を信号解析結果メモリ10に書込む。
原因究明シーケンスメモリ9内には、各解析項目の解析結果が異常と判定された場合における異常原因を究明するための各解析項目に対応する複数の原因究明シーケンスが記憶されている。各原因究明シーケンスは、優先順位が付された2以上の測定項目を有し、信号解析部6に対して各測定項目を実行させ、異常判定部11に対して各測定項目の解析結果の正常異常判定を優先順位に従って順次実行させていき、最初に異常と判定したときに当該測定項目より下位の優先順位の各測定項目の解析結果の正常異常判定を停止させ、この最初に異常と判定した測定項目の異常を解析項目の異常原因とする手順をプログラムの形式で記述したものである。
図6、図7に、変調精度(EVM)算出の解析項目の原因究明シーケンスを示す。変調精度(EVM)算出の解析結果が異常と判定された場合における原因究明のために、送信電力(入力レベル)測定、周波数測定、SCH検出、Pilot検出、EVMの時間特性測定、コードドメインパワー測定、位相誤差算出、コンスタレーション算出等の複数の測定項目が設定されている。そして、S(ステップ)1〜S(ステップ)8に、異常判定部11で行う上述した各測定項目の解析結果の正常異常判定の実施順序が記載されている。
この例においては、変調精度(EVM)が許容範囲を超える異常の場合は、周波数変換されバンドパスフィルタで指定周波数帯域以外の周波数成分が除去された後の変調信号aの送信電力(入力レベル)が許容値以下である確率が高いので、先ず、最初に、S1にて、入力レベル(送信電力測定)の測定値の判定を行う。入力レベルが許容値以下の場合は、規格で指定された周波数とこの変調信号aの周波数とがずれていることが、変調精度(EVM)が許容範囲を超える異常の原因であると判断し、図14(b)に示すように、バンド全体(250MHz)の周波数ドメイン表示を行う。この場合、S(ステップ)1で、異常原因が究明されたので、S(ステップ)2以降の下位の優先順位の各測定項目の解析結果の正常異常判定を停止する。
S1にて入力レベルが正常の場合は、S2へ進む。
このように、S1〜S8まで、各測定項目の解析結果の正常異常判定を優先順位に従って順次実行させていき、最初の異常を解析項目の異常原因としている。最後のS8にて異常が検出されないときは、S9にて、当該解析項目の異常発生に対する原因不明と判断してその旨を表示出力する。
図8に、RACH(ランダムアクセス・チャネル)送信電力測定の解析項目の原因究明シーケンスを示す。解析結果が異常と判定された場合における原因究明のために、送信電力(入力レベル)測定、周波数測定、RACH送信電力の時間特性測定、変調精度(EVM)算出、I,Qレベルの時間特性測定等の複数の測定項目が設定されている。そして、Q(ステップ)1〜Q(ステップ)6に、異常判定部11で行う上述した各測定項目の解析結果の正常異常判定の実施順序が記載されている。
異常原因究明部8は、異常判定部11から出力された解析項目の異常を示す判定結果を受領すると、原因究明シーケンスメモリ9に記憶された当該解析項目の原因究明シーケンスに従って信号解析部6に対して各測定項目を指定して当該測定項目の解析を実施させて、異常判定部11で各測定項目の解析結果の正常異常を優先順位に従って順番に判定させることによって、該当解析項目の異常原因を究明する。異常原因究明部8は解析項目の解析結果に異常が発生した場合における異常原因を原因究明結果メモリ15へ書込む。
表示制御部12は、信号解析結果メモリ10に記憶された各解析結果、異常判定部11から出力された判定結果、原因究明結果メモリ15に記憶された解析項目の異常原因を表示部13に表示出力する。
図3は図1の第1実施形態の変調信号解析装置における信号解析部6の具体的構成を示すブロック図である。
変調信号解析装置の入力端子16から入力された図2に示す伝送フォーマットを有する高周波の変調信号aは周波数変換部17で局部発振器(LOOSC)18からの周波数信号に基づいて、中間周波数に周波数変換された後、図示しないバンドパスフィルタで不要周波数成分が除去され、A/D変換器19でデジタルの変調信号aに変換されて、波形メモリ5へ書込まれる。その結果、この波形メモリ5には、前述したように、入力された変調信号aにおける少なくとも1フレーム1分(10ms)の信号が書込まれる。
この波形メモリ5から読出された1フレーム1分(10ms)のデジタルの変調信号aは、I,Q分離部20、フレーム検出部21、SCH検出部22、送信電力測定部23、周波数測定部24、FFT変換部25へ入力される。
フレーム検出部21は、変調信号aにおけるフレーム1の開始位置を検出して、フレーム同期信号をI,Q分離部20及びSCH検出部22へ送出する。SCH検出部22は、フレーム同期信号を用いて、フレーム1の各スロット2の先頭位置に送信データ3に加算された状態で付加されたSCH4を検出して、信号解析結果メモリ10へ書込む。送信電力測定部23は入力した変調信号aの送信電力(入力信号レベル)を測定して、信号解析結果メモリ10へ書込む。周波数測定部24は入力した変調信号aの周波数(搬送波周波数)を測定して信号解析結果メモリ10へ書込む。
FFT変換部25は入力した変調信号aを高速フーリエ変換して、周波数軸ドメインの変調信号(周波数特性)a1として、信号解析結果メモリ10へ書込むとともに、隣接チャネル漏洩電力測定部26及びスプリアス測定部27へ送出する。
隣接チャネル漏洩電力測定部26は、変調信号aの周波数特性である変調信号a1から、変調信号aの隣接チャネル漏洩電力を算出して、信号解析結果メモリ10へ書込む。さらに、スプリアス測定部27は、変調信号aの周波数特性である変調信号a1から、変調信号aのスプリアス成分を算出して、信号解析結果メモリ10へ書込む。
なお、SCH検出部22は、1フレーム1分(10ms)のデジタルの変調信号aに1回だけSCH4を検出するが、送信電力、周波数、隣接チャネル漏洩電力、スプリアス成分は、1フレーム1分(10ms分)の変調信号aの各時刻位置(フレーム1の開始時刻からの経過時間)毎に測定される。
I,Q分離部20は、フレーム同期信号に基づいて、1フレーム1分(10ms)のデジタルの変調信号aをシンボル単位毎のI(同相成分)シンボルデータとQ(直交成分)シンボルデータに分離して、逆拡散部28及びI,Qレベル測定部29へ送出する。I,Qレベル測定部29は、変調信号aにおけるフレーム1の開始時点からの各経過時間を示す各シンボル位置におけるIシンボルデータとQシンボルデータのレベル値を測定して、I,Qレベルとして信号解析結果メモリ10へ書込む。
逆拡散部28は、入力されたI、Qシンボルデータを送信時に用いた各拡散コードで逆拡散して、各チャネル毎のI、Qシンボルデータを得る。逆拡散部28は、逆拡散した各チャネル毎のI、Qシンボルデータを、復調部30、コンスタレーション算出部31、RACH送信電力測定部32、コードドメインパワー測定部33へ送出する。
RACH送信電力測定部32、入力された各シンボル位置の各チャネルのI、Qシンボルデータから各チャネル毎の送信電力(信号レベル)を算出して、信号解析結果メモリ10へ書込む。
コードドメインパワー測定部33は、入力された各シンボル位置の各チャネルのI、Qシンボルデータのパワー(コードドメインパワー)をシンボル単位で算出して、信号解析結果メモリ10へ書込む。
コンスタレーション算出部31は、例えば図13(a)、(b)に示すように、入力された各シンボル位置の各チャネルのI、QシンボルデータをI−Q座標上に測定点35として表示したコンスタレーション34を算出して、信号解析結果メモリ10へ書込む。さらに、コンスタレーション算出部31は算出したコンスタレーション34を変調方式判定部36、変調精度(EVM)算出部37、位相誤差算出部38へ送出する。
変調方式判定部36は、入力された複数のシンボル位置におけるコンスタレーション34の測定点35のパターンから入力された変調信号aの変調方式を判定する。具体的には、BPSK、QPSK、16QAM等の予め定められた複数の変調方式のなかから算出されたコンスタレーション34に対応する変調方式を決定する。変調方式判定部36は判定した変調方式を信号解析結果メモリ10へ書込むとともに、復調部30、変調精度(EVM)算出部37、位相誤差算出部38へ送出する。
復調部30は、入力された各シンボル位置の各チャネルのI、Qシンボルデータを、判定された変調方式に対応する復調方式で復調して、各チャネル毎の送信データに対応するデータを得て、信号解析結果メモリ10へ書込む。
変調精度(EVM)算出部37は、コンスタレーション算出部31から入力された各シンボル位置のコンスタレーション34における測定点35の、判定された変調方式における理想点からの誤差ベクトルの大きさ(EVM)を示す変調精度(EVM)を算出して信号解析結果メモリ10へ書込む。
位相誤差算出部38は、コンスタレーション算出部31から入力された各シンボル位置のコンスタレーション34における測定点35のI−Q座標上の角度位置の、判定された変調方式における理想点の角度位置からの角度誤差を示す位相誤差φを算出する。そして、算出した各シンボル位置の位相誤差φを信号解析結果メモリ10へ書込む。
信号解析結果メモリ10内には、図4に示すように、信号解析部6の各測定部、各算出部で得られた変調信号aにおける各チャネルCH1、CH2、…、CHnの1フレーム内の各時間位置(各シンボル位置)1〜nにおける各測定項目に対する解析結果39及び異常判定部11から入力された正常異常の判定結果40が書込まれる。1フレーム内の全ての時間位置(各シンボル位置)1〜nにおける解析結果39及び判定結果40の書込が終了すると解析結果39の平均値41、及びこの平均値41に対する判定結果40が書込まれる。
なお、SCH検出は、1フレーム(10ms)で1回のみであり、送信電力測定は各チャネルに分離する前の値である。さらに、変調方式はこの変調信号aに対して、1つのみである。
このような構成の第1実施形態の変調信号解析装置の全体動作を図5の流れ図を用いて説明する。
入力端子16に信号解析対象の変調信号aが入力すると(R1)、この変調信号aを周波数変換し、BPS(バンドパスフィルタ)で不要周波数成分を除去し、A/D変換器19でデジタルの変調信号aに変換して、波形メモリ5に書込む(R2)。操作部7から1つ又は複数の解析項目が指定されると(R3)、波形メモリ5に書込まれた1フレーム(10ms)分の変調信号aに対してこの指定された各解析項目の信号解析を実行する(R4)。そして、1フレーム(10ms)分の変調信号aに対する各解析結果を信号解析結果メモリ10へ書込む(R5)。そして、この指定された各解析項目の解析結果を表示部13に表示出力する。同時に、異常判定部11で該当する各解析結果の正常異常判定の判定結果も表示する。なお、煩雑さを避けるために、異常判定の場合のみエラー表示する(R6)。
例えば、図9は、表示部13に表示出力された、変調精度(EVM)が解析項目に指定された場合の解析結果41と異常判定の異常(エラー)42を示す。
また、図11は、表示部13に表示出力された、コードドメインパワーが解析項目に指定された場合の解析結果としてのI成分特性43aとQ成分特性43bを示す。図11の例では、I成分特性43aとQ成分特性43bとは正常の判定結果である。一方、図12は、異常と判定されたI成分特性43aとQ成分特性43bを示す。
図5のR7において、各解析項目の各解析結果の中に異常の判定結果がなければ、今回の変調信号aに対する信号解析処理を終了する。各解析項目の各解析結果の中に異常の判定結果があると、異常原因究明部8が、1つの異常判定結果の解析項目に対応する原因究明シーケンスを原因究明シーケンスメモリ9から読出す(R8)。
そして、読出した原因究明シーケンスに基づいて当該解析項目の解析結果異常の原因究明処理を実行する(R9)。具体的には、例えば、前述したように、解析項目が変調精度(EVM)算出であり、解析結果が図9に示すように、異常判定の場合は、前述した図6、図7に示す変調精度(EVM)異常原因究明処理を実施する。また、解析項目がRACH送信電力測定であり、解析結果が異常判定の場合は、前述した図8に示すRACH送信電力異常原因究明処理を実施する。
当該解析項目の解析結果異常の原因究明結果を原因究明結果メモリ15へ書込み(R10)、続いてこの異常の原因究明結果を表示部13へ表示する(R11)。例えば、図14(a)に示すように、解析項目がコンスタレーション算出であり、解析結果が異常(エラー)42の場合で、異常原因が「周波数ずれ」の場合は、図14(b)に示すようにその異常原因44を表示する。この場合、原因特定の根拠となった解析対象の変調信号aの周波数特性(周波数ドメインの変調信号a1)及び「周波数ずれ」のない理想信号の周波数範囲r1も同時に表示する。
図5のR11にて、指定された解析項目の異常原因究明処理が終了すると、指定された解析項目のなかに、異常原因究明が未実施の異常結果が残っている場合(R12)は、S8へ戻り、1つの異常原因の原因究明が未実施である異常判定結果の解析項目に対応する原因究明シーケンスを原因究明シーケンスメモリ9から読出す(R8)。
異常原因究明が未実施の異常結果が無い場合(R12)は、今回の変調信号aに対する信号解析処理を終了する。
このように構成された第1実施形態の変調信号解析装置の特徴を図9〜図14図を用いて説明する。図9は、前述したように、解析項目が変調精度(EVM)算出であり、解析結果41が異常(エラー)42の状態を示す。この異常の原因究明を実施するために、図6、図7に示す原因究明シーケンスが実行される。
前述したようにこの原因究明シーケンスで示される各測定項目の信号解析が実施され、最初に(S1)にて、送信電力(入力レベル)測定の測定された送信電力(入力レベル)が許容規定(xdBm)以下の場合は、規格で指定された周波数とこの変調信号aの周波数とがずれていることが、変調精度(EVM)が許容範囲を超える異常の原因であると判断し、図14(b)に示すように、バンド全体(250MHz)の周波数特性(周波数ドメインの変調信号a1)及び「周波数ずれ」のない理想信号の周波数特性r1も表示される。この場合、S(ステップ)1で、異常原因が究明されたので、S(ステップ)2以降の下位の優先順位の各測定項目の解析結果の正常異常判定を停止する。
また、S1で異常が検出されない場合は、S2にて、入力レベルが異常であるバースト状の場合は、入力された変調信号aはW−CDMA規格の変調信号でないことが、変調精度(EVM)が許容範囲を超える異常の原因と判断し、入力された変調信号aの1フレーム(10ms)分の信号を時間軸表示する。
さらに、S2にて異常が検出されない場合は、S3にて、周波数測定部24で測定された周波数(搬送周波数)が規格で決められた規定周波数から許容周波数yHz以上ずれていた場合は、入力された変調信号aはW−CDMA規格の変調信号でないか、又は周波数が大きくずれていることが、変調精度(EVM)が許容範囲を超える異常の原因と判断し、図14(b)に示すように、FFT変換部25から得られた25MHz(この変調信号解析装置の通過周波帯域幅)の周波数特性(周波数ドメインの変調信号a1)及び「周波数ずれ」のない理想信号の周波数特性r1を表示する。また、異常原因44を表示する。
S4、S5において、SCH、パイロット(Pilot)が正常に検出され、S6にて,異常と判定された変調精度(EVM)の値(解析結果)が時間的に変動している場合は、ベースバンド(搬送波)や局部発振器(LOOSC)18からの周波数信号の異常が、変調精度(EVM)が許容範囲を超える異常の原因と判断し、図10(a)、(b)に示すように、信号解析結果メモリ10内に記憶された、1フレーム(10ms)の各時間位置(シンボル位置)におけるの変調精度(EVM)を示すEVM時間特性45を表示部13に表示出力する。さらに、図10(c)に示すように、信号解析結果メモリ10内に記憶された、1フレーム(10ms)の各時間位置(シンボル位置)における位相誤差φを示す位相誤差時間特性46を表示部13に表示出力する。
すなわち、図10(a)のEVM時間特性45が得られると、ベースバンド(搬送波)や局部発振器(LOOSC)18からの周波数信号に雑音が混入していると判断できる。また、図10(b)のEVM時間特性45が得られると、搬送波又は周波数信号におけるジッタ又は固定位相誤差φであると判定できる。そこで、図10(c)に示すように、信号解析結果メモリ10内に記憶された、1フレーム(10ms)の各時間位置(シンボル位置)における位相誤差φを示す位相誤差時間特性46を表示部13に表示出力する。図10(c)に示すように、位相誤差時間特性46が直線的に変化する場合は、変調信号aの周波数(搬送周波数)が、規格で定められた基準周波数から一定周波数だけずれていることを示す。
さらに、Sにて、拡散ファクターが2以上の、コードドメインパワーの解析結果としてのI成分特性43aとQ成分特性43bが図12に示すように異常の場合は、I,Qシンボルデータの位相や振幅のバランスが悪いと判断して、図13(b)に示すようにコンスタレーション34を信号解析結果メモリ10内から読出して表示部13に表示出力する。
すなわち、図12に示す異常発生のI成分特性43aとQ成分特性43bと、図11に示す正常なI成分特性43aとQ成分特性43bとを比較すると、異常発生箇所47a、47bは確認できるが、異常発生の詳細原因は不明である。しかし、図13(b)に示すコンスタレーション34を表示することによって、各測定点35が、図13(a)に示す正常なコンスタレーション34に比較して、1点に留まることなく揺らいでいるので、クロック(周波数)のジッタ(ゆらぎ)であることが確認できる。すなわち、この場合は、変調精度が許容範囲を超える異常の原因は、クロック(周波数)のジッタ(ゆらぎ)である。
S7で異常が検出されずに、S8にても異常が検出されないときは、S9にて、原因不明と表示される。
また、指定した解析項目がRACH送信電力測定を示し、このRACH送信電力が異常を示すとき、前述した図8に示すRACH送信電力異常の原因究明シーケンスに従って、原因究明が実施される。
このように、第1実施形態の変調信号解析装置においては、原因究明シーケンスメモリ9には、各解析項目の解析結果が異常の場合における異常原因を究明するために実施すべき複数の測定項目及びその解析結果の正常異常判定の実施順序が記憶されている。
そして、操作者は、操作部7から解析項目を指定すると、信号解析部6において、この解析項目に対する解析が実施され、解析結果が異常の場合、当該解析項目の原因究明シーケンスに従って該当解析項目の異常原因究明が自動的に実施される。さらに、原因究明シーケンスにおいては、図6、図7、図8に示すように、異常原因である可能性が高い順に各測定項目の正常異常判定が実施され、原因が究明された時点でそれ以降の正常異常判定を中止している。したがって、比較的早い段階で、解析項目の異常原因が究明されるので、より短時間で異常原因を究明できる。
(第2実施形態)
図15は本発明の第2実施形態に係わる変調信号解析装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す第1実施形態に係わる変調信号解析装置と同一符号が付してある。したがって、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態の変調信号解析装置に組込まれた異常判定部11a内には、前述した規定値メモリ14の他に、究明指示受入部48が設けられている。この異常判定部11aは、図1の第1実施形態における異常判定部11と同様に、信号解析部6から入力された解析項目及び各測定項目の解析結果が規定値メモリ14に記憶されている該当測定項目(解析項目)の許容範囲内の場合は正常と判定し、該当測定項目(解析項目)の許容範囲外の場合は異常と判定する。異常判定部11は正常異常の判定結果を表示制御部12へ送出すると共に、正常異常の判定結果を信号解析結果メモリ10に書込む。よって、この時点で表示部13に解析結果と正常異常の判定結果が表示される。
さらに、この異常判定部11aにおける究明指示受入部48は、解析項目の解析結果が異常を示すとき、表示制御部12に表示部13へ当該解析項目の異常原因究明実行の指示入力実行を促す文字又はアイコンの表示を指示する。そして、当該解析項目の異常原因究明実行指示が操作部7から操作入力されたときのみ、異常原因究明部8に対する当該解析項目の解析結果が異常を示す判定結果を出力する。さらに、異常判定部11aにおける究明指示受入部48は、操作部7を介した操作者の指示に基づいて究明した異常原因の表示制御を行う。
具体的動作を図16(a)〜(e)を用いて説明する。図16(a)は、解析項目としてコンスタレーション測定が指定された場合における解析結果であるコンスタレーション34が表示部13に表示された状態を示す。この解析結果は異常であるので、異常(エラー)42が表示される。そして、続いて、図16(b)に示すように、異常原因究明実行の指示入力実行を促す文字又はアイコンとしての「Help」キー49を表示する。
そして、操作者が操作部7にて、この「Help」キー49を入力指定すると、異常原因究明部8へ当該解析項目の解析結果が異常を示す判定結果を出力する。その結果、異常原因究明部8で、実行された測定項目、内容(異常原因)50が、図16(c)に示すように、表示部13に表示される。同時に、表示の切換指示の選択案内51が表示される。操作者が切換指示を選択すると、図16(d)に示すように、測定項目の解析結果であるバンド全体(250MHz)の周波数特性(周波数ドメインの変調信号a1)及び「周波数ずれ」のない理想信号の周波数特性r1も表示される。
なお、図16(c)で、操作者が切換指示を選択しないと、図16(e)に示すように、図16(a)の解析結果であるコンスタレーション34と異常(エラー)42の表示へ戻る。
このような構成の第2実施形態の変調信号解析装置の全体動作を図17の流れ図を用いて説明する。図5に示す第1実施形態の変調信号解析装置の流れ図と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
入力端子16に信号解析対象の変調信号aが入力すると(R1)、この変調信号aを波形メモリ5に書込む(R2)。操作部7から解析項目が指定されると(R3)、波形メモリ5に書込まれた変調信号aに対して各解析項目の信号解析を実行する(R4)。変調信号aに対する各解析結果を信号解析結果メモリ10へ書込む(R5)。各解析項目の解析結果を表示部13に表示出力する。同時に、異常判定部11aで該当する各解析結果の正常異常判定の判定結果も表示する(R6)。
各解析項目の各解析結果の中に異常の判定結果があると(R7)、図16(b)に示すように、「Help」キー49を表示する(P2)。操作者にて「Help」キー49が操作されると(P2)、異常原因究明部8が、異常判定結果の解析項目に対応する原因究明シーケンスを原因究明シーケンスメモリ9から読出し(R8)、当該解析項目の解析結果異常の原因究明処理を実行する(R9)。当該解析項目の解析結果異常の原因究明結果を原因究明結果メモリ15へ書込み(R10)、続いてこの異常の原因究明結果を表示部13へ表示する(R11)。なお、この場合、図16(c)、(d)に示すように、表示の切換指示の選択案内51を表示し、操作者が切換指示を選択したときのみ、異常の原因究明結果を表示部13へ表示する。
そして、指定された解析項目のなかに、異常原因究明が未実施の異常結果が残っている場合(R12)は、S8へ戻り、1つの異常原因が未実施の異常判定結果の解析項目に対応する原因究明シーケンスを原因究明シーケンスメモリ9から読出す(R8)。
異常原因究明が未実施の異常結果が無い場合(R12)は、今回の変調信号aに対する信号解析処理を終了する。
このように構成された第2実施形態の変調信号解析装置においても、先に説明した第1実施形態の変調信号解析装置とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
さらに、この第2実施形態の変調信号解析装置においては、操作者としては、指定した解析項目に対する解析結果に異常が発生した場合においても、操作者として異常原因が明確な場合は、異常原因の究明を実施する必要はないので、変調信号aに対する信号解析処理効率を向上させることが可能である。
本発明の第1実施形態に係わる変調信号解析装置の概略構成を示すブロック図 信号解析対象の変調信号のフレーム構成図 同実施形態の変調信号解析装置に組込まれた信号解析部の詳細構成を示すブロック図 同実施形態の変調信号解析装置に組込まれた信号解析メモリの記憶内容を示す図 同実施形態の変調信号解析装置の全体動作を示す流れ図 同実施形態の変調信号解析装置に組込まれた変調精度異常の原因究明シーケンスを示す図 同じく同実施形態の変調信号解析装置に組込まれた変調精度異常の原因究明シーケンスを示す図 同実施形態の変調信号解析装置に組込まれたRACH送信電力異常の原因究明シーケンスを示す図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示された変調精度の解析結果を示す図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示された変調精度及び位相誤差の時間特性を示す図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示された正常なコードドメインパワーを示す図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示された異常なコードドメインパワーを示す図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示されたコンスタレーションを示す図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示されたコンスタレーション及び原因究明結果を示す図 本発明の第2実施形態に係わる変調信号解析装置の概略構成を示すブロック図 同実施形態の変調信号解析装置の表示部に表示された解析項目の解析結果と異常原因究明の変遷を示す図 同実施形態の変調信号解析装置の全体動作を示す流れ図
符号の説明
1…フレーム、2…スロット、3…送信データ、4…SCH、5…波形メモリ、6…信号解析部、7…操作部、8…異常原因究明部、9…原因究明シーケンスメモリ、10…信号解析結果メモリ、11,11a…異常判定部、12…表示制御部、13…表示部、14…規定値メモリ、15…原因究明結果メモリ、17…周波数変換部、19…A/D変換器、20…I,Q分離部、21…フレーム検出部、22…SCH検出部、23…送信電力測定部、24…周波数測定部、25…FFT変換部、26…隣接チャネル漏洩電力測定部、27…スプリアス測定部、28…逆課拡散部、29…I,Qレベル測定部、30…復調部、31…コンスタレーション算出部、32…RACH送信電力測定部、33…コードドメインパワー測定部、34…コンスタレーション、35…測定点、36…変調方式判定部、37…変調精度算出部、38…位相誤差算出部、39…解析結果、40…判定結果、41…平均値、42…異常(エラー)、44…異常原因、45…EVM時間特性、46…位相誤差時間特性、48…究明指示受入部、49…「Help」キー、51…選択案内

Claims (2)

  1. 入力された移動体通信のデジタル変調信号を解析して該変調信号の変調精度(EVM)を測定する変調信号解析装置において、
    前記入力された変調信号を記憶する波形メモリ(5)と、
    この波形メモリに記憶された変調信号に対する指定された解析項目又は指定された測定項目の解析を行ない解析結果を出力する信号解析部(6)と、
    前記信号解析部から出力された解析結果の正常異常を判定し判定結果を出力する異常判定部(11,11a)と、
    各解析項目毎に、当該解析項目の解析結果が異常と判定された場合における異常原因を究明するために実施すべき前記変調信号に対する複数の測定項目及びその解析結果の正常異常判定の実施順序を示す原因究明シーケンスを記憶する原因究明シーケンスメモリ(9)と、
    前記異常判定部から出力された解析項目の異常を示す判定結果を受領すると、前記原因究明シーケンスメモリに記憶された当該解析項目の原因究明シーケンスに従って前記信号解析部に対して各測定項目を指定して当該測定項目の解析を実施させて、該当解析項目の異常原因を究明する異常原因究明部(8)と、
    前記信号解析部から出力された各解析結果、前記異常判定部から出力された判定結果、及び前記異常原因究明部で究明された解析項目の異常原因を表示部に表示出力する表示制御部(12)と
    を備え
    前記原因究明シーケンスの前記複数の測定項目は、
    前記変調信号の入力レベルがバースト状であるか否かを測定する第1の測定項目と、
    前記変調精度の値が時間的に変動しているか否かを測定する第2の測定項目とを含み、
    前記異常原因究明部は、
    前記第1の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記入力された変調信号の時間軸表示を前記表示部に表示させ、
    前記第2の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記変調信号の位相誤差時間特性グラフ表示を前記表示部に表示させることを特徴とする変調信号解析装置。
  2. 前記入力された移動体通信のデジタル変調信号はW−CDMA規格の変調信号であり、
    前記原因究明シーケンスの前記複数の測定項目は、
    前記変調信号の同期チャネル(SCH)が検出できるか否かを測定する第3の測定項目と、
    前記変調信号のパイロットが検出できるか否かを測定する第4の測定項目と、
    前記変調信号の拡散ファクターが2以上のコードドメインパワーを測定する第5の測定項目とをさらに含み、
    前記異常原因究明部は、
    前記第3の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記変調信号のIシンボルデータのレベル値とQシンボルデータのレベル値との時間軸表示を前記表示部に表示させ、
    前記第4の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記同期チャネルで位相同期した前記変調信号のIシンボルデータのレベル値とQシンボルデータのレベル値との時間軸表示を前記表示部に表示させ、
    前記第5の測定項目の解析結果が異常と判断した場合は、前記変調信号のIシンボルデータとQシンボルデータとをI−Q座標上に表示したコンスタレーション表示を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の変調信号解析装置。
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