JP4266964B2 - 光ファイバ用レセプタクルおよびその組立方法 - Google Patents

光ファイバ用レセプタクルおよびその組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバのコネクタ接続に用いられる光ファイバ用レセプタクルおよびその組立方法に関するものである。
従来、光ファイバの光接続に用いられる光コネクタとしては、JIS C 5973などに記載されているSC(Single fiber Coupling)形光コネクタが挙げられる。
SC形光コネクタは、光コネクタプラグと、この光コネクタプラグに対する受け側光コネクタであるレセプタクルまたはアダプタとから構成されており、光コネクタプラグと受け側光コネクタとの嵌合およびスライドロック構造により光ファイバの光接続がなされるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
近年、光ファイバ通信網の普及が進むに伴って、光コネクタも多用されるようになっている。の操作は事業者にとどまらず、一般利用者にも行えるようにすることが望まれている。
このような光コネクタを用いた、光ファイバの光接続では、光コネクタプラグに保持される光ファイバと、受け側光コネクタとの接続精度(位置決め精度)が低いと、両者の間で接続損失が大きくなるという問題がある。
そこで、従来、このような光コネクタの受け側光コネクタであるレセプタクルにおいて、ファイバスタブ(フェルール)の外周面に凸部または凹部を形成するとともに、ファイバスタブの後端側を圧入固定するためのホルダに、ファイバスタブの凸部または凹部に嵌合する凹部または凸部を形成したものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示されているレセプタクルによる光接続では、ファイバスタブの凸部または凹部を、ホルダの凹部または凸部に嵌合することにより、レセプタクルの長手方向において、光ファイバの位置決め精度を高めている。
特公平04−054926号公報 特開2005−17540号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているレセプタクルでは、あらかじめ外周面に凸部または凹部が形成されたフェルールに光ファイバを挿入してファイバスタブを構成するのみで、光ファイバのコア偏心方向とファイバスタブの外周面に設けられた凸部または凹部との位置合わせは行われていなかった。したがって、このレセプタクルでは、ファイバスタブの凸部または凹部を、ホルダの凹部または凸部に嵌合することにより、レセプタクルの長手方向において、光ファイバの位置決め精度を高めているものの、レセプタクルの光ファイバと、光コネクタプラグに保持される光ファイバとの突き合わせに関しては、両者を最適な位置に配置することはできなかった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、光ファイバ用レセプタクルの光ファイバのコア偏心方向と、これに接続される光コネクタプラグのコア偏心方向、または、光ファイバ用レセプタクルの光ファイバの偏波方向と、これに接続される光コネクタプラグの偏波方向を容易に合わせることができ、光ファイバの低損失な光接続を実現する光ファイバ用レセプタクルおよびその組立方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る光ファイバ用レセプタクルの組立方法は、フェルールの中心に光ファイバを配したファイバスタブと、該ファイバスタブの先端側から順に前記ファイバスタブの外周に配され、互いに当接する環状リングおよび矩形状のチューニングリングと、前記ファイバスタブの先端側の外周に配されるとともに前記環状リングに当接する割スリーブと、前記ファイバスタブ、前記環状リング、前記チューニングリングおよび前記割スリーブを収納するホルダと、該ホルダと接続されるハウジングとを少なくとも備え、前記光ファイバとして偏波保持光ファイバを用いている光ファイバ用レセプタクルの組立方法であって、前記フェルールに前記環状リングを嵌合する工程と、前記環状リングを嵌合したフェルールの後端から、前記フェルールの貫通孔に光ファイバを挿入してファイバスタブを構成する工程と、ファイバスタブの後端からファイバスタブにチューニングリングを嵌合し、環状リングにチューニングリングを当接する工程と、次いで、フェルールの貫通孔に挿入した光ファイバのコアおよび2つの応力付与部の中心を通る線分を、チューニングリングの一の平坦面に対して所定の角度で交わるように配し、接着剤によりファイバスタブにチューニングリングを接着、固定する工程と、前記ホルダの前記割スリーブに、ファイバスタブの先端側を挿入するとともに、前記ホルダに形成された割スリーブ収納部に連通させてチューニングリングおよび環状リングの外形形状に略等しい形状で前記ホルダに形成されたリング収納部に、環状リングおよびチューニングリングを嵌合する工程とを少なくとも有し、チューニングリングの環状リングが接する面の面積が、環状リングのチューニングリングに接する面の面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明の請求項に係る光ファイバ用レセプタクルの組立方法は、フェルールの中心に光ファイバを配したファイバスタブと、該ファイバスタブの先端側から順に前記ファイバスタブの外周に配され、互いに当接する環状リングおよび矩形状のチューニングリングと、前記ファイバスタブの先端側の外周に配されるとともに前記環状リングに当接する割スリーブと、前記ファイバスタブ、前記環状リング、前記チューニングリングおよび前記割スリーブを収納するホルダと、該ホルダと接続されるハウジングとを少なくとも備えた光ファイバ用レセプタクルの組立方法であって、前記フェルールに前記環状リングを嵌合する工程と、前記環状リングを嵌合したフェルールの後端から、前記フェルールの貫通孔に光ファイバを挿入してファイバスタブを構成する工程と、前記環状リングの外周面に前記貫通孔に挿入した光ファイバのコア偏心方向を示す印を付ける工程と、前記ファイバスタブの後端から、前記ファイバスタブに前記チューニングリングを嵌合し、前記環状リングに前記チューニングリングを当接する工程と、前記チューニングリングの平坦面の1つと同一面上に、前記シングルモード光ファイバのコア偏心方向を示す印を配し、前記チューニングリングを前記ファイバスタブに固定する工程と、前記ホルダの前記割スリーブに、ファイバスタブの先端側を挿入するとともに、前記ホルダに形成された割スリーブ収納部に連通させてチューニングリングおよび環状リングの外形形状に略等しい形状で前記ホルダに形成されたリング収納部に、環状リングおよびチューニングリングを嵌合する工程とを少なくとも有し、チューニングリングの環状リングが接する面の面積が、環状リングのチューニングリングに接する面の面積よりも大きいことを特徴とする。
請求項1又は2に記載の光ファイバ用レセプタクルの組立方法において、前記ファイバスタブの先端面を前記光ファイバのコア偏心方向に合わせて斜め研磨する工程を有していてもよい。
請求項1又は2に記載の光ファイバ用レセプタクルの組立方法において、前記ファイバスタブの先端面を前記光ファイバのコア偏心方向に合わせてAPC研磨する工程を有していてもよい。
請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバ用レセプタクルの組立方法において、前記ファイバスタブの後端面を、斜め研磨した前記先端面の傾きと対称な向きに斜め研磨する工程を有していてもよい。
本発明の請求項6に係る光ファイバ用レセプタクルは、フェルールの中心に光ファイバを配したファイバスタブと、該ファイバスタブの先端側から順に前記ファイバスタブの外周に配され、互いに当接する環状リングおよび矩形状のチューニングリングと、前記ファイバスタブの先端側の外周に配されるとともに前記環状リングに当接する割スリーブと、前記ファイバスタブ、前記環状リング、前記チューニングリングおよび前記割スリーブを収納するホルダと、該ホルダと接続されたハウジングとを少なくとも備えた光ファイバ用レセプタクルであって、チューニングリングの環状リングが接する面の面積が、環状リングのチューニングリングに接する面の面積よりも大きく、前記ホルダに形成された割スリーブ収納部に連通させてチューニングリングおよび環状リングの外形形状に略等しい形状で前記ホルダに形成されたリング収納部に、前記ファイバスタブの所定位置に嵌合した前記環状リングおよび前記ファイバスタブに固定した前記チューニングリングが嵌合されていることを特徴とする。
請求項に記載の光ファイバ用レセプタクルにおいて、前記ファイバスタブの先端面は、前記光ファイバのコア偏心方向に合わせて斜め研磨された斜め研磨面をなしていることが好ましい。
請求項に記載の光ファイバ用レセプタクルにおいて、前記ファイバスタブの先端面は、前記光ファイバのコア偏心方向に合わせてAPC研磨されたAPC研磨面をなしていることが好ましい。
請求項9記載の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載の光ファイバ用レセプタクルにおいて、前記光ファイバは偏波保持光ファイバであり、フェルールの貫通孔に挿入された光ファイバのコアおよび2つの応力付与部の中心を通る線分と、チューニングリングの一の平坦面が平行をなしていることを特徴とする。
本発明によれば、チューニングリングの環状リングが接する面の面積は、環状リングのチューニングリングに接する面の面積よりも大きいので、ハウジングの収納部に光コネクタプラグを挿入する際に、割スリーブによる環状リングに対する押圧力を、チューニングリングによって分散させることができる。ハウジングの収納部に光コネクタプラグを挿入し、さらに割スリーブにファイバスタブを挿入する際に生じる応力が、環状リングおよびチューニングリングにて緩和されるから、ファイバスタブには応力歪みが生じ難い。したがって、ファイバスタブの応力歪みによる損失が生じ難い。
以下、本発明を実施した光ファイバ用レセプタクルおよびその組立方法について詳細に説明する。
(光ファイバ用レセプタクルの第一の実施形態)
図1は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、(a)は概略側面図、(b)は(a)のA−A線に沿う概略断面図である。図2は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(a)のB−B線に沿う概略断面図である。図3は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(b)のC−C線に沿う概略断面図である。図4は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を構成するファイバスタブ、環状リングおよびチューニングリングを示す概略斜視図であり、(a)は環状リングおよびチューニングリングにファイバスタブを嵌合した状態を示す図、(b)は環状リングおよびチューニングリングにファイバスタブを嵌合する様子を示す図である。図5は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態において、光ファイバ用レセプタクルと光コネクタプラグを接続する状態を示す概略斜視図である。図6は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(a)のA−A線に沿う概略断面図であり、光ファイバ用レセプタクルと光コネクタプラグを接続した状態を示す図である。図7は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(a)のB−B線に沿う概略断面図であり、光ファイバ用レセプタクルと光コネクタプラグを接続した状態を示す図である。図8は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を構成するファイバスタブ、環状リングおよびチューニングリングを示す図であり、(a)はファイバスタブの先端面の斜め研磨方向とチューニングリングとの関係を示す概略断面図であり、(b)はフェルールの貫通孔に挿入された光ファイバの偏りを示す概略側面図である。
図1〜図8中、符号1は光ファイバ用レセプタクル、2はファイバスタブ、3はフェルール、4は光ファイバ、5は環状リング、6はチューニングリング、7は割スリーブ、8はホルダ、9はハウジング、10は偏心方向印、11は印、12は割スリーブ収納部、13はリング収納部、14は固定部材、15はネジ、16はラッチ、16aは係止爪、17はキー溝、20は光コネクタプラグ、21はファイバスタブ、22はキーをそれぞれ示している。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクル1は、フェルール3の中心に、その長手方向に沿って形成された貫通孔3a内に光ファイバ4を配したファイバスタブ2と、ファイバスタブ2の先端面2a側から順にファイバスタブ2の外周に配され、互いに当接する環状リング5および矩形状のチューニングリング6と、ファイバスタブ2の先端面2a側の外周、すなわち、環状リング5よりも突出している部分の外周に配されるとともに環状リング5に当接する割スリーブ7と、ファイバスタブ2、環状リング5、チューニングリング6および割スリーブ7を収納するホルダ8と、ホルダ8と接続されたハウジング9とから概略構成されている。
なお、この実施形態の光ファイバ用レセプタクル1では、光ファイバ4としては、シングルモード光ファイバが用いられる。
この光ファイバ用レセプタクル1では、図4(a)に示すように、環状リング5の外周面5aに、その厚み方向に沿って、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア偏心方向を示す印(以下、「偏心方向印」と称する。)10が付けられ、この偏心方向印10はチューニングリング6の一の平坦面6aと同一面上に配されている。ここで、偏心方向印10がチューニングリング6の一の平坦面6aと同一面上に配されるとは、偏心方向印10の沿在する方向と、チューニングリング6の一の平坦面6aの短辺6cとが平行になるように、環状リング5に対してチューニングリング6が配置されていることを示している。
なお、図4(a)に示すように、チューニングリング6の一の平坦面6aには、その短辺6cと平行な方向に沿って、環状リング5の偏心方向印10に連続する印11を付けてもよい。
また、この光ファイバ用レセプタクル1では、ファイバスタブ2の先端面2aにおける光の反射を抑えるために、図8に示すように、ファイバスタブ2の先端面2aは、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏在している側、かつ、環状リング5およびチューニングリング6の一の平坦面6a側に傾斜する斜め研磨面をなすとともに、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6b(図1(b)参照)の上から見て、この貫通孔6bの中心を通り、かつ、ファイバスタブ2の長手方向と平行な直線と斜めに交わり、チューニングリング6側に傾斜する研磨面をなしていることが好ましい。
さらに、ファイバスタブ2の先端面2aは、ファイバスタブ2の先端面2aにおける光の反射を抑えるために、斜め研磨方向と同一方向に傾斜するAPC研磨(アドバンストPC研磨、低反射研磨)面をなしていることが好ましい。
一方、ファイバスタブ2の後端面(図示略)も、ファイバスタブ2に光を入射する際に、入射光が反射しないように、斜め研磨面をなしていることが好ましい。
また、ファイバスタブ2の後端面(図示略)も、ファイバスタブ2に光を入射する際に、入射光が反射しないように、APC研磨面をなしていることが好ましい。
なお、ファイバスタブ2の後端面の傾きは、先端面3aの傾きと対称な向きでなくてもよい。
ホルダ8とハウジング9は、ホルダ8の先端部8aがハウジング9の後端側から、その収納部9aに挿入されるとともに、ホルダ8の先端側の外周面に突設した突条8bを、ホルダ8の後端側から係止する固定部材14と、ハウジング9の後端に突設した接続部9bとを互いに当接した状態でネジ15、15によりネジ止めされることにより、接続、一体化されている。
ホルダ8には、その長手方向に貫通し、先端部8a側に割スリーブ7の外形形状に略等しい形状に形成された割スリーブ収納部12と、これに連通して後端から順にチューニングリング6および環状リング5の外形形状に略等しい形状に形成されたリング収納部13が設けられている。この割スリーブ収納部12に割スリーブ7が挿入され、リング収納部13にファイバスタブ2に嵌合した環状リング5およびチューニングリング6が嵌合されている。
ハウジング9を長手方向に貫通する収納部9aの対向する内側部にはそれぞれ、ハウジング9の先端側から挿入される光コネクタプラグの平坦面に設けられた嵌合凹部に係合する係合爪16aを有するラッチ16が設けられている。これにより、図5〜図7に示すように、ハウジング9の接続部9b側(後端側)から挿入されたホルダ8内のファイバスタブ2と、これと対向するように、ハウジング9の先端側からその収納部9aに挿入された光コネクタプラグ20のファイバスタブ21が、割スリーブ7内で突き合わされて光接続するようになっている。
また、ハウジング9の収納部9aの側部には、光コネクタプラグ20を収納部9aに挿入するときに、光コネクタプラグ20の先端部20aの平坦面に突設されたキー22を嵌合するキー溝17が設けられている。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクル1によれば、環状リング5の外周面5aに、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア偏心方向を示す偏心方向印10が付けられ、この偏心方向印10はチューニングリング6の一の平坦面6aと同一面上に配されているので、環状リング5およびチューニングリング6を嵌合したファイバスタブ2をホルダ8に収納するのみで、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア偏心方向と、ハウジング9の先端側からその収納部9aに挿入された光コネクタプラグ20のファイバスタブ21の光ファイバのコア偏心方向を容易に、かつ、高精度に位置合わせすることができる。したがって、この光ファイバ用レセプタクル1によれば、シングルモード光ファイバの低損失な光接続を実現することができる。
また、この光ファイバ用レセプタクル1では、ファイバスタブ2の先端面2aにおける光の反射を抑えるために、図8に示すように、ファイバスタブ2の先端面2aは、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏在している側、かつ、環状リング5およびチューニングリング6の一の平坦面6a側に傾斜する斜め研磨面をなすとともに、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6bの上から見て、この貫通孔6bの中心を通り、かつ、ファイバスタブ2の長手方向と平行な直線と斜めに交わり、チューニングリング6側に傾斜する研磨面をなしている。これにより、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア偏心方向と、ハウジング9の先端側からその収納部9aに挿入された光コネクタプラグ20のファイバスタブ21の光ファイバのコア偏心方向とを、より高精度に位置合わせすることができる。
また、この光ファイバ用レセプタクル1では、ファイバスタブ2には、環状リング5とチューニングリング6が嵌合され、かつ、割スリーブ7が環状リング5に当接しているので、ハウジング9の収納部9aに光コネクタプラグ20を挿入し、さらに割スリーブ7にファイバスタブ21を挿入する際に生じる応力が、環状リング5およびチューニングリング6にて緩和されるから、ファイバスタブ2には応力歪みが生じ難い。したがって、ファイバスタブ2の応力歪みによる損失が生じ難い。さらに、図3に示すように、チューニングリング6の環状リング5が接する面の面積は、環状リング5のチューニングリング6に接する面の面積よりも大きいので、ハウジング9の収納部9aに光コネクタプラグ20を挿入する際に、割スリーブ7による環状リング5に対する押圧力を、チューニングリング6によって分散させることができる。したがって、ファイバスタブ2には応力歪みが生じ難い。
次に、図1〜図4、および、図9〜図11を参照して、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法を説明する。
図9〜図11は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの組立方法の一実施形態を示す模式図である。
この実施形態では、まず、図9に示すように、フェルール3に環状リング5を嵌合し、フェルール3の外周の所定の位置に環状リング5を配置する。
次いで、図10に示すように、環状リング5を嵌合したフェルール3の後端から、その貫通孔3aに光ファイバ4を挿入してフェルール3と光ファイバ4からなるファイバスタブ2を構成する。
次いで、図4に示したように、環状リング5の外周面5aに、その厚み方向に沿ってフェルール3の貫通孔3aに挿入した光ファイバ4のコア偏心方向を示す偏心方向印10を付ける。
次いで、図11に示すように、ファイバスタブ2の後端から、ファイバスタブ2にチューニングリング6を嵌合して、環状リング5にチューニングリング6を当接する。
次いで、チューニングリング6の一の平坦面6aと同一面上に、フェルール3の貫通孔3aに挿入した光ファイバ4のコア偏心方向を示す偏心方向印10を配する。ここで、偏心方向印10をチューニングリング6の一の平坦面6aと同一面上に配するとは、偏心方向印10の沿在する方向と、チューニングリング6の平坦面6aの短辺6cとが平行になるように、環状リング5に対してチューニングリング6を配置することを示している。
この後、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6b(図1(b)、図3参照)から接着剤を注入して、この接着剤によりファイバスタブ2(フェルール3)の外周面にチューニングリング6を接着、固定する。
なお、チューニングリング6をファイバスタブ2の外周面に固定するための接着剤は、あらかじめ貫通孔6b内に注入しておいてもよい。このようにすれば、ファイバスタブ2にチューニングリング6を嵌合した後に、貫通孔6b内に接着剤を注入する必要がなく、工程を簡略化することができる。
また、この工程にて、ファイバスタブ2の外周面にチューニングリング6を固定する手段としては、接着剤を用いる方法に限定されない。例えば、貫通孔6bを貫通するネジなどにより、チューニングリング6をファイバスタブ2に係止してもよく、あるいは、ファイバスタブ2とチューニングリング6に、互いに嵌合する構造を設けてもよい。
次いで、ファイバスタブ2の先端面2aを、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏在している側、かつ、環状リング5およびチューニングリング6の一の平坦面6a側に傾斜する斜め研磨面をなすとともに、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6bの上から見て、この貫通孔6bの中心を通り、かつ、ファイバスタブ2の長手方向と平行な直線と斜めに交わり、チューニングリング6側に傾斜する研磨面をなすように、斜めに研磨する。
また、ファイバスタブ2の先端面2aを、斜め研磨方向と同一方向に傾斜するAPC研磨面をなすように、APC研磨する。
この斜め研磨またはAPC研磨の工程において、ファイバスタブ2は、例えば、チューニングリング6の平坦面6aを基準として、研磨装置の固定冶具(V溝など)の所定の位置に固定される。
次いで、ファイバスタブ2の後端面(図示略)を、先端面2aの傾きと対称な向きに傾斜するように斜め研磨またはAPC研磨する。
次いで、あらかじめハウジング9と一体化されたホルダ8の割スリーブ収納部12に、割スリーブ7を挿入する。
次いで、ホルダ8の割スリーブ収納部12に挿入した割スリーブ7に、ファイバスタブ2の先端側を挿入するとともに、ホルダ8のリング収納部13に、ファイバスタブ2に嵌合した環状リング5およびチューニングリング6を嵌合し、光ファイバ用レセプタクル1を得る。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法によれば、フェルール3に環状リング5を嵌合した後、フェルール3の貫通孔3aに光ファイバ4を挿入するので、貫通孔3aに挿入することによって、光ファイバ4に生じる応力を軽減することができる。
また、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法によれば、環状リング5の外周面5aに、その厚み方向に沿ってフェルール3の貫通孔3aに挿入した光ファイバ4のコア偏心方向を示す偏心方向印10を付け、さらに、ファイバスタブ2にチューニングリング6を嵌合し、チューニングリング6の1つの平坦面6aと同一面上に、この光ファイバ4のコア偏心方向を示す偏心方向印10を配した後、ファイバスタブ2の外周面にチューニングリング6を固定するので、光ファイバ用レセプタクル1の光ファイバ4のコア偏心方向と、これに接続される光コネクタプラグのコア偏心方向を容易に合わせることができる。したがって、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法によって得られた光ファイバ用レセプタクルを用いれば、シングルモード光ファイバの低損失な光接続を実現することができる。また、ファイバスタブ2、環状リング5およびチューニングリング6は、光ファイバ4のコア偏心方向を基準として位置決めされるから、光ファイバ用レセプタクル1の組立が容易となる。
さらに、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法によれば、ファイバスタブ2を、チューニングリング6の平坦面を基準として、研磨装置の固定冶具(V溝など)の所定の位置に固定するから、チューニングリング6の平坦面を基準として、ファイバスタブ2の先端面2aを、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏在している側、かつ、環状リング5およびチューニングリング6の一の平坦面6a側に傾斜する斜め研磨面をなすとともに、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6bの上から見て、この貫通孔6bの中心を通り、かつ、ファイバスタブ2の長手方向と平行な直線と斜めに交わり、チューニングリング6側に傾斜する研磨面とすることができる。したがって、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア偏心方向と、ファイバスタブ2の先端面2aとの間において、角度ズレを防ぐことができる。
(光ファイバ用レセプタクルの第二の実施形態)
図12は、本発明の光ファイバ用レセプタクルの第二の実施形態を構成するファイバスタブ、環状リングおよびチューニングリングを示す概略斜視図である。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクルにおいて、上述の第一の実施形態と同一の構成要素については、その説明を省略する。また、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの説明においても、図1〜図11を用いる。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクルが、上述の第一の実施形態と異なる点は、光ファイバ4としては、偏波保持光ファイバが用いられている点である。
この実施形態における偏波保持光ファイバとしては、図12に示すような、コア4a、クラッド4bおよび2つの応力付与部4c、4cからなるPANDA型光ファイバや、Bow−Tie型光ファイバなどが挙げられる。
この実施形態では、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア4aおよび2つの応力付与部4c、4cの中心を通る線分D−D、すなわち、偏波方向(偏波面の方向)が、光ファイバ4のコア4aをとする90°の範囲内において、チューニングリング6の平坦面の1つに対して所定の角度で交わるように配されている。
特に、この実施形態では、図12に示すように、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア4aおよび2つの応力付与部4c、4cの中心を通る線分D−Dと、チューニングリング6の一の平坦面6aの長辺6dが平行をなしていてもよい。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクルによれば、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4のコア4aおよび2つの応力付与部4c、4cの中心を通る線分D−Dと、チューニングリング6の一の平坦面6aの長辺6dを平行とすれば、環状リング5およびチューニングリング6を嵌合したファイバスタブ2をホルダ8に収納するのみで、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏波方向(偏波面の方向)と、ハウジング9の先端側からその収納部9aに挿入された光コネクタプラグ20のファイバスタブ21の光ファイバの偏波方向と容易に、かつ、高精度に位置合わせすることができる。したがって、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルによれば、偏波保持光ファイバの高消光比を実現することができる。
次に、図1〜図4、および、図9〜図12を参照して、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法を説明する。
この実施形態では、まず、図9に示すように、フェルール3に環状リング5を嵌合し、フェルール3の外周の所定の位置に環状リング5を配置する。
次いで、図10に示すように、環状リング5を嵌合したフェルール3の後端から、その貫通孔3aに光ファイバ4を挿入してフェルール3と光ファイバ4からなるファイバスタブ2を構成する。
次いで、図11に示すように、ファイバスタブ2の後端から、ファイバスタブ2にチューニングリング6を嵌合し、環状リング5にチューニングリング6を当接する。
次いで、フェルール3の貫通孔3aに挿入した光ファイバ4のコア4aおよび2つの応力付与部4c、4cの中心を通る線分D−Dを、チューニングリング6の一の平坦面6aに対して所定の角度で交わるように配し、チューニングリング6をファイバスタブの外周面に配する。
この後、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に至る貫通孔6b(図1(b)、図3参照)から接着剤を注入して、この接着剤によりファイバスタブ2(フェルール3)の外周面にチューニングリング6を接着、固定する。
次いで、ファイバスタブ2の先端面2aを、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏在している側、かつ、環状リング5およびチューニングリング6の一の平坦面6a側に傾斜する斜め研磨面をなすとともに、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6bの上から見て、この貫通孔6bの中心を通り、かつ、ファイバスタブ2の長手方向と平行な直線と斜めに交わり、チューニングリング6側に傾斜する研磨面をなすように、斜めに研磨する。
また、ファイバスタブ2の先端面2aを、斜め研磨方向と同一方向に傾斜するAPC研磨面をなすように、APC研磨する。
次いで、ファイバスタブ2の後端面(図示略)を、先端面2aの傾きと対称な向きに傾斜するように斜め研磨またはAPC研磨する。
次いで、あらかじめハウジング9と一体化されたホルダ8の割スリーブ収納部12に、割スリーブ7を挿入する。
次いで、ホルダ8の割スリーブ収納部12に挿入した割スリーブ7に、ファイバスタブ2の先端側を挿入するとともに、ホルダ8のリング収納部13に、ファイバスタブ2に嵌合した環状リング5およびチューニングリング6を嵌合し、光ファイバ用レセプタクル1を得る。
この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法によれば、フェルール3の貫通孔3aに挿入した光ファイバ4のコア4aおよび2つの応力付与部4c、4cの中心を通る線分D−Dを、チューニングリング6の一の平坦面6aに対して所定の角度で交わるように配してファイバスタブ2の先端面2aを斜め研磨するので、光ファイバ4の偏波方向(偏波面の方向)と、ハウジング9の先端側からその収納部9aに挿入された光コネクタプラグ20のファイバスタブ21の光ファイバの偏波方向とを容易に、かつ、高精度に位置合わせすることができる光ファイバ用レセプタクルが得られる。したがって、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法によって得られた光ファイバ用レセプタクルを用いれば、偏波保持光ファイバの高消光比を実現することができる。また、ファイバスタブ2、環状リング5およびチューニングリング6は、光ファイバ4の偏波方向を基準として位置決めされるから、光ファイバ用レセプタクルの組立が容易となる。
また、この実施形態の光ファイバ用レセプタクルの組立方法において、ファイバスタブ2の先端面2aを、フェルール3の貫通孔3aに挿入された光ファイバ4の偏在している側、かつ、環状リング5およびチューニングリング6の一の平坦面6a側に傾斜する斜め研磨面をなすとともに、チューニングリング6の他の平坦面から内側面に貫設された貫通孔6bの上から見て、この貫通孔6bの中心を通り、かつ、ファイバスタブ2の長手方向と平行な直線と斜めに交わり、チューニングリング6側に傾斜する研磨面をなすように、斜めに研磨すれば、ハウジング9の先端側からその収納部9aに挿入された光コネクタプラグ20のファイバスタブ21の光ファイバの偏波方向を、より高精度に位置合わせすることができる光ファイバ用レセプタクルが得られる。
なお、上述の第一の実施形態および第二の実施形態では、SC形光コネクタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、SC形光コネクタ以外の光コネクタにも適用することができる。
本発明の光ファイバ用レセプタクルおよびその組立方法は、特に、接続の向きが決まっている光コネクタに有効である。
本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、(a)は概略側面図、(b)は(a)のA−A線に沿う概略断面図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(a)のB−B線に沿う概略断面図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(b)のC−C線に沿う概略断面図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を構成するファイバスタブ、環状リングおよびチューニングリングを示す概略斜視図であり、(a)は環状リングおよびチューニングリングにファイバスタブを嵌合した状態を示す図、(b)は環状リングおよびチューニングリングにファイバスタブを嵌合する様子を示す図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態において、光ファイバ用レセプタクルと光コネクタプラグを接続する状態を示す概略斜視図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(a)のA−A線に沿う概略断面図であり、光ファイバ用レセプタクルと光コネクタプラグを接続した状態を示す図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を示し、図1(a)のB−B線に沿う概略断面図であり、光ファイバ用レセプタクルと光コネクタプラグを接続した状態を示す図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの一実施形態を構成するファイバスタブ、環状リングおよびチューニングリングを示す図であり、(a)はファイバスタブの先端面の斜め研磨方向とチューニングリングとの関係を示す概略断面図であり、(b)はフェルールの貫通孔に挿入された光ファイバの偏りを示す概略側面図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの組立方法の一実施形態を示す模式図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの組立方法の一実施形態を示す模式図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの組立方法の一実施形態を示す模式図である。 本発明の光ファイバ用レセプタクルの第二の実施形態を構成するファイバスタブ、環状リングおよびチューニングリングを示す概略斜視図である。
符号の説明
1・・・光ファイバ用レセプタクル、2・・・ファイバスタブ、3・・・フェルール、3a・・・貫通孔、4・・・光ファイバ、4c・・・応力付与部、5・・・環状リング、6・・・チューニングリング、7・・・割スリーブ、8・・・ホルダ、9・・・ハウジング、10・・・偏心方向印、11・・・印、12・・・割スリーブ収納部、13・・・リング収納部、14・・・固定部材、15・・・ネジ、16・・・ラッチ、16a・・・係止爪、17・・・キー溝、20・・・光コネクタプラグ、21・・・ファイバスタブ、22・・・キー。

Claims (9)

  1. フェルールの中心に光ファイバを配したファイバスタブと、該ファイバスタブの先端側から順に前記ファイバスタブの外周に配され、互いに当接する環状リングおよび矩形状のチューニングリングと、前記ファイバスタブの先端側の外周に配されるとともに前記環状リングに当接する割スリーブと、前記ファイバスタブ、前記環状リング、前記チューニングリングおよび前記割スリーブを収納するホルダと、該ホルダと接続されるハウジングとを少なくとも備え、前記光ファイバとして偏波保持光ファイバを用いている光ファイバ用レセプタクルの組立方法であって、
    前記フェルールに前記環状リングを嵌合する工程と、
    前記環状リングを嵌合したフェルールの後端から、前記フェルールの貫通孔に光ファイバを挿入してファイバスタブを構成する工程と、
    ファイバスタブ(2)の後端からファイバスタブ(2)にチューニングリング(6)を嵌合し、環状リング(5)にチューニングリング(6)を当接する工程と、
    次いで、フェルール(3)の貫通孔(3a)に挿入した光ファイバ(4)のコア(4a)および2つの応力付与部(4c、4c)の中心を通る線分を、チューニングリング(6)の一の平坦面(6a)に対して所定の角度で交わるように配し、接着剤によりファイバスタブにチューニングリング(6)を接着、固定する工程と、
    前記ホルダ(8)の前記割スリーブ(7)に、ファイバスタブ(2)の先端側を挿入するとともに、前記ホルダ(8)に形成された割スリーブ収納部(12)に連通させてチューニングリング(6)および環状リング(5)の外形形状に略等しい形状で前記ホルダ(8)に形成されたリング収納部(13)に、環状リング(5)およびチューニングリング(6)を嵌合する工程とを少なくとも有し、
    チューニングリング(6)の環状リング(5)が接する面の面積が、環状リング(5)のチューニングリング(6)に接する面の面積よりも大きいことを特徴とする光ファイバ用レセプタクルの組立方法。
  2. フェルールの中心に光ファイバを配したファイバスタブと、該ファイバスタブの先端側から順に前記ファイバスタブの外周に配され、互いに当接する環状リングおよび矩形状のチューニングリングと、前記ファイバスタブの先端側の外周に配されるとともに前記環状リングに当接する割スリーブと、前記ファイバスタブ、前記環状リング、前記チューニングリングおよび前記割スリーブを収納するホルダと、該ホルダと接続されるハウジングとを少なくとも備えた光ファイバ用レセプタクルの組立方法であって、
    前記フェルールに前記環状リングを嵌合する工程と、
    前記環状リングを嵌合したフェルールの後端から、前記フェルールの貫通孔に光ファイバを挿入してファイバスタブを構成する工程と、
    前記環状リングの外周面に前記貫通孔に挿入した光ファイバのコア偏心方向を示す印を付ける工程と、
    前記ファイバスタブの後端から、前記ファイバスタブに前記チューニングリングを嵌合し、前記環状リングに前記チューニングリングを当接する工程と、
    前記チューニングリングの平坦面の1つと同一面上に、前記シングルモード光ファイバのコア偏心方向を示す印を配し、前記チューニングリングを前記ファイバスタブに固定する工程と、
    前記ホルダ(8)の前記割スリーブ(7)に、ファイバスタブ(2)の先端側を挿入するとともに、前記ホルダ(8)に形成された割スリーブ収納部(12)に連通させてチューニングリング(6)および環状リング(5)の外形形状に略等しい形状で前記ホルダ(8)に形成されたリング収納部(13)に、環状リング(5)およびチューニングリング(6)を嵌合する工程とを少なくとも有し、
    チューニングリング(6)の環状リング(5)が接する面の面積が、環状リング(5)のチューニングリング(6)に接する面の面積よりも大きいことを特徴とする光ファイバ用レセプタクルの組立方法。
  3. 前記ファイバスタブの先端面を前記光ファイバのコア偏心方向に合わせて斜め研磨する工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ用レセプタクルの組立方法。
  4. 前記ファイバスタブの先端面を前記光ファイバのコア偏心方向に合わせてAPC研磨する工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ用レセプタクルの組立方法。
  5. 前記ファイバスタブの後端面を、斜め研磨した前記先端面の傾きと対称な向きに斜め研磨する工程を有すること特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバ用レセプタクルの組立方法。
  6. フェルールの中心に光ファイバを配したファイバスタブと、該ファイバスタブの先端側から順に前記ファイバスタブの外周に配され、互いに当接する環状リングおよび矩形状のチューニングリングと、前記ファイバスタブの先端側の外周に配されるとともに前記環状リングに当接する割スリーブと、前記ファイバスタブ、前記環状リング、前記チューニングリングおよび前記割スリーブを収納するホルダと、該ホルダと接続されたハウジングとを少なくとも備えた光ファイバ用レセプタクルであって、
    チューニングリング(6)の環状リング(5)が接する面の面積が、環状リング(5)のチューニングリング(6)に接する面の面積よりも大きく、
    前記ホルダ(8)に形成された割スリーブ収納部(12)に連通させてチューニングリング(6)および環状リング(5)の外形形状に略等しい形状で前記ホルダ(8)に形成されたリング収納部(13)に、前記ファイバスタブの所定位置に嵌合した前記環状リング(5)および前記ファイバスタブに固定した前記チューニングリング(6)が嵌合されていることを特徴とする光ファイバ用レセプタクル。
  7. 前記ファイバスタブの先端面は、前記光ファイバのコア偏心方向に合わせて斜め研磨された斜め研磨面をなしていることを特徴とする請求項に記載の光ファイバ用レセプタクル。
  8. 前記ファイバスタブの先端面は、前記光ファイバのコア偏心方向に合わせてAPC研磨されたAPC研磨面をなしていることを特徴とする請求項に記載の光ファイバ用レセプタクル。
  9. 前記光ファイバは偏波保持光ファイバであり、フェルール(3)の貫通孔(3a)に挿入された光ファイバ(4)のコア(4a)および2つの応力付与部(4c、4c)の中心を通る線分と、チューニングリング(6)の一の平坦面(6a)が平行をなしていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の光ファイバ用レセプタクル。
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