JP4263192B2 - アスタキサンチンを利用する方法及び組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパニオンアニマルにおいて炎症を軽減し、免疫反応を増強し、又は寿命を延長させるのに有用な、アスタキサンチンが利用される方法及び組成物を目的とする。
近年、酸化防止剤の健康上の効果に関心が高まってきている。酸化防止剤は、通常の代謝の副産物として生成される有害なフリーラジカル又は活性酸素種の作用を無効化する。抗酸化栄養素は、有害なフリーラジカルを中和するのと類似する能力を有する様々な化合物を含んでおり、それには、ビタミンA、ビタミンC、及びビタミンEのような、一般に知られているいくつかのビタミン類が含まれる。
カロチノイド類は、酸化防止剤の一種である。カロチノイド類は、様々な種によって種々の程度まで吸収される、自然に存在する植物色素である。一般的なカロチノイド類には、例えば、β−カロチン、ルテイン、リコピン、アスタキサンチン、及びカンタキサンチンが含まれる。一部の酸化防止剤はまた、特定の動物種において抗癌性を有することが示されている。例えば、β−カロチンは、ヒトの神経芽細胞腫の細胞増殖を抑制することが判明しており、カンタキサンチンは、マウスにおいて化学物質誘発性の発癌を防ぐことが示されている。
また、一部の動物種の免疫系に対する効果が、特定のカロチノイド類に関連付けられてきた。例えば、カンタキサンチンは、ラットにおいてリンパ球の増殖を増加させ、ハムスターにおいてマクロファージによる腫瘍壊死因子(TNF)の産生を促進する。培養細胞アッセイでは、アスタキサンチン及びβ−カロチンが、T依存性抗原に対するマウス脾細胞のインビトロ抗体反応を増大させる能力を示した(ジョウノウチ(Jyonouchi)ら)。
カロチノイド類については多くのことが知られているが、ある動物における1つのカロチノイドの効果について知られていることから推定して、同一の動物で別のカロチノイドがもち得る効果を判断することは困難である。また、異なるタイプの動物における過去の発見に基づいて、ある動物において単一のカロチノイドの効果がどのようになり得るかを判断することも困難である。カロチノイドの吸収及び代謝が、種に特異的であることが測定された。例えば、ウシ及びウマは、β−カロチンを吸収するが、ヤギ及びヒツジは、カロチノイド類を全く吸収しない(シュヴァイゲルト,F.J.(Schweigert,F.J.)、1998)。1931年の研究で、ネコに与えたβ−カロチンの大部分が吸収されないことが実証された後、チュー(Chew)ら(2000)が、イエネコがβ−カロチンを容易に吸収すると判断し、シュヴァイゲルト(Schweigert)ら(2002)が、この吸収がβ−カロチンのビタミンAへの変化を伴わないことを実証して、ネコにおけるβ−カロチンの効果がビタミンA前駆体としての働きによるものではないことが示唆されるまで、多くの人は、ネコがβ−カロチンを利用できないと考えた。
単一の動物内であっても、カロチノイド類は、特異な吸収パターンを示すことがある。ルテイン及びゼアキサンチンは、ヒトの網膜に集まる様子が見られるが、β−カロチンは、一般に、血液網膜関門を越えることができないので網膜組織には存在しないと考えられている。
コンパニオンアニマルの栄養学分野では、動物の免疫機能にプラスの効果を有する栄養成分が望ましい。特定の種において免疫機能を増強する栄養成分を特定することが課題である。コンパニオンアニマルの免疫機能を増強することによって当該動物に効果をもたらす栄養配合及び使用方法が、必要とされている。
本発明は、アスタキサンチンを利用する、コンパニオンアニマルに有用な方法及び組成物を目的とする。当該組成物はアスタキサンチンを含み、コンパニオンアニマルによる使用に適合されている。当該方法は、炎症の軽減、免疫の増強、及びこれらの組み合わせから成る群から選択され、有効量のアスタキサンチンを含む組成物をコンパニオンアニマルに投与することを含む。コンパニオンアニマルは、イヌ又はネコである。
例えば刊行物及び特許を含め、様々な文書が本開示全体を通して引用される。このようなすべての文書が本明細書に参考として組み込まれる。所与のいかなる文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であるとの承認として解釈されるべきではない。
百分率及び比率はすべて、特に指示がない限り、重量で計算される。百分率及び比率はすべて、特に指示がない限り、総組成物を基準にして計算される。
本明細書で参照するのは、本発明で使用される様々な成分を含めた構成成分の商品名である。本発明者らは、本明細書で、ある特定の商品名の物質だけに制限されることを意図していない。本明細書の記載では、商品名によって参照されるものと同等の物質(例えば、異なる名称又は参照番号で異なる供給元から得られる物質)に置き換えて、それらを利用してよい。
本発明の説明では、様々な実施形態又は個々の特徴が開示される。当業者には明らかなように、このような実施形態及び特徴のすべての組み合わせが可能であり、そのようなすべての組み合わせが本発明の好ましい実施をもたらすことができる。
本明細書の組成物は、本明細書に記載のどの特徴若しくは実施形態を含んでもよく、本質的に成ってもよく、又は成ってもよい。
本発明の様々な実施形態及び個々の特徴を示し、記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施することができる。やはり明らかなように、上記開示で教示された実施形態及び特徴のすべての組み合わせが可能であり、そのようなすべての組み合わせが本発明の好ましい成果をもたらすことができる。
(本発明の組成物)
本明細書の組成物は、コンパニオンアニマルによる使用に適合されている。本明細書で使用するとき、用語「コンパニオンアニマル」は、家畜を意味しており、イヌ、ネコがそれに含まれる。この点で、当業者にはよく理解されるように、本明細書に記載の組成物の主な用途は、コンパニオンアニマル用であり、したがって、組成物は、そのように配合される。
アスタキサンチン(3,3’−ジヒドロキシ−β、β−カロチン−4,4’−ジオン)、オキシカロチノイド、又はα−ヒドロキシ−ケトカロチノイドは、有力な酸化防止剤である(マーティン(Martin)ら、1999)。それは、主に赤色色素であるので、一般に養殖及び養鶏業において飼料添加物として使用される。特定の活性酸素種に対するアスタキサンチンの抗酸化活性は、β−カロチン、カンタキサンチン、ルテイン、α−トコフェロール、ツナキサンチン、及びゼアキサンチンの抗酸化活性よりも高いことが観察された(ナギーブ(Naguib)、2000;ミキ(Miki)、1991)。アスタキサンチンを豊富に含んだ酵母を与えられたニジマスは、酸化油誘発性の酸化応力を低減する能力の増大を示し(ナカノ(Nakano)ら、1999)、また、血清過酸化脂質及びアミノ基転移酵素活性のレベルの低下を示した(ナカノ(Nakano)ら、1995、及びナカノ(Nakano)ら、1996)。アスタキサンチンは、その抗酸化活性に直接的に関係するにせよ、間接的に関係するにせよ、げっ歯類において、体液性免疫反応(ジョウノウチ(Jyonouchi)ら、1995)及び細胞性免疫反応(チュー(Chew)ら、1999b)の両方を増強し、乳腺腫瘍の成長(チュー(Chew)ら、1999a)及び膀胱腫瘍の成長(タナカ(Tanaka)ら、1994)を抑制した。また、マウスにおいて、マイトジェン誘発性の脾細胞増殖を促進することも示された(チュー(Chew)ら、1999)。ヘリコバクター・ピロリに感染したマウスにアスタキサンチンを豊富に含む藻類抽出物を与えると、細菌量が減少し、胃炎が軽減したが、これは明らかに、Tリンパ球が、IFN−γの優勢なTh1反応からIFN−γ及びIL−4を伴うTh1/Th2混合反応へとシフトしたことによるものである(ベンネドセン(Bennedsen)ら、1999)。
しかし、これまでに、コンパニオンアニマル(例えば、イヌやネコ)がアスタキサンチンを薬理学的有効量で吸収して利用できるのかどうかはわかっておらず、また、ネコ若しくはイヌにおけるそのような吸収の効果も割り出されていない。本発明者らが実施した研究では、アスタキサンチンを与えられたイエイヌ及びイエネコは、血液、及び血中白血球のすべての細胞内小器官による、かなりの量の取り込みを示す。したがって、本発明は、例えば1日に約0.001mg〜約40mgのアスタキサンチンを提供するのに十分な量で、アスタキサンチンを成分若しくは食品添加物として含有する組成物をコンパニオンアニマルに投与するのに有用な組成物及び方法を提供する。そのような食餌は、動物によって吸収され、動物において、血液、例えば血漿や血中白血球に供給される、十分なアスタキサンチンを提供する。
本発明者らは、イエイヌ及びイエネコの両方が食餌アスタキサンチンを吸収可能であることを発見した。
さらに本発明者らは、そのような動物において、循環アスタキサンチンが、血中白血球によってかなりの量吸収され、高比重リポタンパク質(HDL)に結合することを発見した。本発明者らはまた、アスタキサンチンが様々な細胞内小器官にも分配されることを発見した。このように、白血球の様々な小器官にアスタキサンチンが吸収されると、(1)これらの細胞を酸素フリーラジカルの攻撃から保護し、且つ/又は(2)核に関わる事象を直接的に調節すると考えられている。故に、イヌ及びネコのようなコンパニオンアニマルに有効量のアスタキサンチンを含有する組成物を与えると、当該動物の体内組織内の重要な細胞部位にアスタキサンチンが供給され、それが、これらの動物における免疫機能の上方調節及び健康の改善をもたらす。
アスタキサンチンを、遊離型アスタキサンチン又はアスタキサンチンジエステルとして提供することができる。自然に生成されるアスタキサンチンを、菌類、甲殻動物類、及び藻類、例えば、ヘマトコッカス種(Haematococcus sp.)から得ることができる(例えば、米国特許第5,744,502号に記載)。アスタキサンチンはまた、野生型及び遺伝子組換えパフィア酵母(Pfaffia yeast)によって生成され、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド社(Archer Daniels Midland Co.);アクアサーチ社(Aquasearch Inc.);アスタカロチンAB(AstaCarotene AB);シアノテック社(Cyanotech Corporation)、及びマイクロ・ガイア社(Micro Gaia,Inc.)から市販されている。また、合成的に生成されるアスタキサンチンは、ホフマン−ラロシュ・リミテッド(Hoffman-LaRoche,Ltd.)から市販されている。投与されるアスタキサンチンの形態は、より生物学的に入手可能な製品、例えば、ビードレット(beadlet)や含油樹脂などとしての投与を提供するように選択することができる。
本明細書で使用される組成物は、好ましい実施形態では、ペットフード組成物である。本明細書で使用するとき、用語「ペットフード組成物」は、コンパニオンアニマルによる摂取が意図された組成物を意味する。これらには、必要な食餌所要量を供給することが意図された食品、並びにトリーツ(例えばイヌ用ビスケット)又は他の食品栄養補助剤が有利に含まれる。本明細書の組成物は、所望により、ドライ組成物(dry composition)(例えばキブル)、セミモイスト組成物(semi-moist composition)、ウェット組成物(wet composition)、又はこれらのいずれかの組み合わせのようなペットフード組成物であってよい。代替的に、又は追加的に、当該組成物は、グレービー、飲料水、ヨーグルト、粉末、懸濁液、チューイング製品(chew)、トリーツ(例えばビスケット)、又は他の供給形態のような、栄養補助剤である。一例として、アスタキサンチンを、必要とされる有益量を提供するように組成物の他の構成成分とブレンドしてよく、又は、組成物を動物に与える前に、例えば粉末を振りかけることによって、当該組成物に添加してよい。
一例として、一実施形態では、当該組成物は、栄養的にバランスのとれたものである。本明細書で使用するとき、コンパニオンアニマル用の組成物に関する用語「栄養的にバランスのとれた」は、当該組成物が、コンパニオンアニマルの栄養学分野の第一人者の推奨に基づいた適切な量及び割合で、生命を維持するために必要な既知の栄養素を有することを意味する。栄養的にバランスのとれた組成物は、当該技術分野において広く知られ、広く使用されている。
本明細書で使用される組成物は、任意で、1以上のさらなる構成成分を含んでよい。他の構成成分は、本明細書で使用される組成物に含めるのに有益であるが、本発明の目的には任意である。一実施形態では、食品組成物は、乾燥物を基準として、当該食品組成物の約20重量%〜約50重量%の粗タンパク質、或いは約20重量%〜約40重量%の粗タンパク質、或いは約20重量%〜約35重量%の粗タンパク質を含んでよい。粗タンパク質物質は、大豆、綿種子、及びピーナッツのような植物性タンパク質、又はカゼイン、アルブミン、及び肉タンパク質のような動物性タンパク質を含んでよい。本明細書で有用な肉タンパク質の非限定例には、牛肉、豚肉、子羊肉、鶏肉、魚、野菜、及びこれらの混合物から成る群から選択されるタンパク質源が含まれる。
組成物は、乾燥物を基準として、当該食品組成物の約5重量%〜約40重量%の脂肪、或いは約10重量%〜約35重量%の脂肪を含んでよい。
本発明の組成物は、炭水化物源をさらに含んでよい。米、トウモロコシ、ミロ、サトウモロコシ、大麦、小麦などのようなグレイン又はシリアルが、供給源の例である。
組成物はまた、乾燥ホエイ及び他の乳製品副産物のような他の物質も含有してよい。
組成物はまた、胃腸の健康の改善のために少なくとも1つの繊維源を含んでよい。このような繊維源は、例えば、少なくとも1つの中度発酵性繊維(moderately fermentable fiber)を含んでよい。中度発酵性繊維は、これまでに、コンパニオンアニマルの免疫系に効果をもたらすと記載されてきた。中度発酵性繊維、或いは、当業者に公知の、プレバイオティク(prebiotic)組成物を供給して腸内のプロバイオティク微生物の成長を促進する他の組成物も、本発明によって動物の免疫系にもたらされる効果の増進に役立つように、当該組成物に組み込んでよい。さらに、例えば乳酸菌(Lactobacillus)又はビフィズス菌(Bifidobacterium)種のようなプロバイオティク微生物を組成物に添加してもよい。
本発明の開示を考えると、当業者は、組成物のタイプ(例えば、栄養的にバランスのとれたペットフード組成物であるか栄養補助物であるか)、様々な動物による特定のタイプの組成物の平均消費量、及びフードが調製される製造条件を考慮して、アスタキサンチンの適切な量を決定することができる。一例として、組成物は、特定の実施形態では、当該組成物の約3重量%未満のアスタキサンチンを含んでよい。さらに他の実施形態では、組成物は、当該組成物の約0.0001重量%〜約2重量%、又は約0.001重量%〜約1重量%、又は約0.001重量%〜約0.5重量%のアスタキサンチンを含んでよい。
(本発明の方法)
本発明の方法は、炎症の軽減又は免疫反応の増強のために、コンパニオンアニマル、特にイヌ又はネコに、本発明の組成物を経口投与する(すなわち、摂食による)ことを含む。

本発明はまた、イヌ又はネコの免疫反応を増強するのに効果的な用量でアスタキサンチンを供給する方法を提供するが、その際、アスタキサンチンが高比重リポタンパク質(HDL)に結合する。当該方法はまた、アスタキサンチンが動物の白血球によって吸収されるように、動物の食餌に十分な量のアスタキサンチンを提供する。
本発明の方法は、イヌ又はネコにおいて細胞性免疫反応を増大させるのに効果的なレベルで、アスタキサンチンを提供する。当該方法はまた、コンパニオンアニマルにおいて体液性免疫反応を増大させ、並びにIgG及びIgMの生体内産生を増大させる、効果的なレベルのアスタキサンチンを提供する。
動物に免疫機能の改善をもたらすことによって、本発明はまた、動物が免疫反応を引き出す能力をアスタキサンチンが増進させるのに十分な時間にわたって、有効量のアスタキサンチンを含む食餌を動物に与える工程を含む、コンパニオンアニマルにおいて寿命を延ばす方法も提供する。
本発明の組成物は、(例えば)炎症の軽減(attenuation or inflammation)、免疫反応の増強、おいしい食料源、又は飢え若しくは栄養的需要を満たすための手段を必要とするコンパニオンアニマルによって摂取される。当該組成物はまた、通常の食餌所要量に対する栄養補助物として摂取されてもよい。
本明細書で使用するとき、コンパニオンアニマルに関する用語「経口投与」は、動物が摂食すること、又は本明細書の1以上の組成物を動物に与えるように人が指示されること、若しくは人が与えることを意味する。好ましくは、当該組成物は、本明細書で前述したように、ペットフード組成物又は栄養補助物である。その際、人が組成物を与えるように指示されるが、そのような指示は、組成物を使用することで、言及された効果、例えば炎症の軽減や免疫反応の増強をもたらし得、且つ/又はもたらすことになることを、人に教え、且つ/又は人に知らせるものであってよい。例えば、そのような指示は、口頭指示(例えば、医師、獣医、若しくは他の保健専門家からの口頭指導を通じた指示、又はラジオやテレビ媒体(すなわち、広告)を通じた指示)、又は書面での指示(例えば、医師、獣医、若しくは他の保健専門家からの書面による指示(例えば、手書きメモ)を通じた指示、専門販売員若しくは組織からの書面による指示(例えば、広告用チラシ、パンフレット、若しくは他の教育用品による指示)を通じた指示)、文字媒体(例えば、インターネット、電子メール、若しくは他のコンピュータ関連媒体)、及び/又は、組成物に関連付けられたパッケージ(例えば、組成物を入れる容器上に存在するラベル)であってよい。本明細書で使用するとき、「書面の」は、言葉、絵、記号、及び/又はその他の視覚的記述子によることを意味する。そのような情報が、本明細書で使用される実際の語、例えば、「軽減」、「炎症」、「増強」、「免疫」、「反応」などを使用する必要はなく、むしろ、それと同一又は類似の意味を伝達する語、絵、記号などの使用が本発明の範囲内で企図される。
本明細書に記載の組成物は、通常の食餌所要量に対する栄養補助物として使用してよく、又はコンパニオンアニマル用の主食としてもよい(そのようなものとして、栄養補助物又は食品が、栄養的にバランスのとれたものであることができる)。投与は、必要なとき又は望ましいときに応じたものであってよく、例えば、月1回、週1回、又は毎日(1日に複数回を含む)であってよい。通常の食餌所要量に対する栄養補助物として利用されるときには、当該組成物を、哺乳類に直接投与してよく、或いは別法として、毎日の飼料若しくは食物に接触させ、又は混合してもよい。毎日の飼料又は食物として利用されるときには、その投与は、当業者には周知である。
使用される組成物の量は、コンパニオンアニマルの状態及び/又は年齢、ペットフード組成物又は栄養補助物の品質(適用可能な場合)、並びにコンパニオンアニマルのサイズ又は品種(適用可能な場合)を含め、様々な因子に左右され得る。参考として、コンパニオンアニマルには、1日に約0.001mg〜約40mgのアスタキサンチンを投与してよい。さらなる一例として、ネコには、1日に約0.02mg〜約10mgのアスタキサンチンを投与してよい。さらなる一例として、イヌには、1日に約1mg〜約40mgのアスタキサンチンを投与してよい。
さらに、アスタキサンチンの血漿濃度は、ネコでは、組成物投与後に約20nmol/L〜約0.14μmol/Lに増加してよい。イヌにおけるアスタキサンチンの血漿濃度は、組成物投与後に約0.01μmol/L〜約0.14μmol/Lに増加してよい。
本発明について、以下の非限定例によって説明する。
(実施例1)
(イヌにおけるアスタキサンチン補給の効果)
(材料及び方法)
メスのビーグル犬(生後9〜10ヶ月;体重8.2±0.2kg;コバンス・リサーチ・プロダクツ社(Covance Research Products Inc.)、ミシガン州カラマズー(Kalamazoo))をランダムに割り振って、1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチン(ヘマトコッカス・プルビアリス(Haematococcus pluvialis)由来のアスタキサンチン109g/含油樹脂1kgの濃縮物、アストラザンシン(astraZanthin)(商標)、ラ・エー・ラボラトリーズ(La Haye Laboratories)、ワシントン州レドモンド(Redmond))を16週間与えた(n=14/処置)。アスタキサンチンを市販の基礎食餌(アイムス社(The Iams Co.)、オハイオ州ルイスバーグ(Lewisburg))に組み込み、1日に2回与えた(食品200g/日)。食餌組成物は、次の通り(g/kg)であった:水分85.3、タンパク質275.8、灰分60.7、脂肪115.0、Ca9.9、P9.3、粗繊維21.3、総エネルギー18,914kJ/kg;n−6:n−3脂肪酸比は7.9であった。イヌを、温度調節(20〜22℃)及び光調節(14時間光(hour light))施設内で、2×3mの檻(1つの檻にイヌ2匹)で飼育した。第0週、第4週、第8週、及び第16週に体重を記録した。免疫機能を評価するために、第0週、第6週、及び第12週に血液を採取した。すべてのイヌに第12週及び第14週の2回ワクチンを接種し(ヴァンガード5(Vanguard 5)(商標)、スミスクライン・ビーチャム(Smithkline Beacham)、ペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester))、ワクチン接種後の免疫反応を評価するために、第16週に再び血液を採取した。
遅延型過敏症。遅延型皮膚過敏症(DTH)を評価するために、前述(チュー(Chew)ら、2000)のように、第12週(ワクチン接種前)及び第16週(ワクチン接種後)にすべてのイヌに100マイクロリットルの(1)生理食塩水(8.5g/L;陰性対照)、(2)イヌジステンパー・ウイルス、アデノウイルス2型、パラインフルエンザ・ウイルス、及びパルボウイルスを含有する弱毒化多価ワクチン(希釈せず;ヴァンガード5(Vanguard 5)(商標)、スミスクライン・ビーチャム(Smithkline Beacham)、ペンシルベニア州ウェストチェスター(West Chester))、並びに(3)フィトヘムアグルチニン(PHA、0.5g/L)を皮内注射した。注射の0時間後、24時間後、48時間後、及び72時間後に、皮膚硬化を測定した。
血液学。EDTA処理した血液を使用し、血液学的分析装置(動物用ABC血液学的分析装置(Vet ABC-Hematology Analyzer)、ヘスカ(Heska)、コロラド州フォートコリンズ(Fort Collins))で、全血球算定(白血球、RBC及び血小板総数、リンパ球、単球及び顆粒球分画、ヘマトクリット、ヘモグロビン、並びに平均赤血球容積、ヘモグロビン及びヘモグロビン濃度、並びに血小板容積)を実施した。
リンパ球増殖。全血培養を使用して、第0週、第6週、第12週、及び第16週に、PHA(最終濃度2mg/L及び10mg/L)、コンカナバリンA(ConA;1mg/L及び5mg/L)、並びにヤマゴボウマイトジェン(PWM;0.25mg/L及び1.25mg/L)に対する末梢血単核球(PBMC)の増殖反応を評価した(チュー(Chew)ら、2000)。生体内の状態を模すために全血を培養した。
白血球サブセット。第0週、第6週、第12週、及び第16週に、フローサイトメトリーによって、CD3(全T)、CD4(Th)、CD8(Tc)、MHCII(活性化リンパ球)、及びCD21(成熟B細胞)の亜集団(subpopulation)の量を計った(チュー(Chew)ら、2000)。
IgG及びIgM。市販のキット(ベッチル・ラボラトリーズ社(Bethyl Lab.,Inc.)、テキサス州モンゴメリー(Montgomery))を使用して、ELISAによって血漿中のIgG(ヒツジ抗イヌIgG;感度=16マイクログラム/L)及びIgM(ヤギ抗イヌIgM;感度=31マイクログラム/L)の濃度を分析した。
ナチュラルキラー細胞の細胞毒性。イヌの甲状腺癌細胞(標的細胞)を、ウシ胎児血清100mL/L、ペニシリン100U/mL、硫酸ストレプトマイシン100g/Lを含有するダルベッコ改変イーグル培地(Dulbecco's Modified Eagles Medium)(シグマ(Sigma)、ミズーリ州セントルイス)に再懸濁して、2×105細胞/mLとした。フィコール分離したPBMC(エフェクター細胞)を、1×106及び2×106細胞/mLまで再懸濁し、100マイクロリットルを96ウェル平底プレート内の標的細胞に加えて、エフェクター:標的の比を5:1及び10:1とした。8時間インキュベートした後、MTT20マイクロリットル(5g/L)を加え、4時間インキュベートした。上清を除去し、ホルマザンをイソプロパノール100マイクロリットル中に再懸濁した。550nmで光学密度を測定し、特異的細胞毒性のパーセントを次のように計算した:
特異的細胞毒性(%)=1−(ODエフェクター+標的−ODエフェクター)/OD標的×100。
C反応性タンパク質。固相サンドイッチ免疫測定法(solid-phase sandwich immunoassay)(トリ・デルタ・ダイアグノスティクス(Tri Delta Diagnostics)、ニュージャージー州モリスプレーンズ(Morris Plains))において、ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ標識された抗イヌCRPを使用してC反応性タンパク質(CRP)濃度を測定することによって、血漿中の急性期タンパク質の変化を評価した。
DNAの酸化的損傷。血漿ELISA(BIOXYTECH(商標)8−OHhdG−EIAキット、オキシスリサーチ(OxisResearch)、オレゴン州ポートランド(Portland);感度=0.5マイクログラム/L)で、8−ヒドロキシ−2’−デオキシグアノシン(8−OHdG)を測定した。
(結果)
研究全体を通じて、食餌は、体重に有意な影響を及ぼさなかった。第0週及び第16週の平均体重は、それぞれ、8.18±0.16kg及び8.57±0.11kgであった。アスタキサンチンは、補給前のすべてのイヌの血漿中で検出されず、補給されなかったイヌの血漿では研究の間検出されなかった。しかし、アスタキサンチンは、16週を通じて、用量依存的に増加した(図5)。最高血中濃度は、補給されたイヌすべてにおいて第6週までに観察された。
遅延型過敏症。第0週及び第8週には、食餌は、生理食塩水、PHA、又はワクチンに対する皮膚硬化反応に有意な影響を及ぼさなかった。しかし、第12週の皮内ワクチン投与(intradermal challenge with the vaccine)の48時間後及び72時間後に、10mg、20mg、及び40mgのアスタキサンチンを与えられたイヌが、DTH反応の増大を示した(図5)。この反応は、イヌが第12週及び第14週にワクチン接種された後、第16週に、より早期に(24時間後及び48時間後)観察された。PHAでは、同様の反応は観察されなかった。
血液学。研究全体を通じて、血液学は一般に、食事の影響を示さなかった。
リンパ球増殖。アスタキサンチン20mgを与えられたイヌは、第12週に、補給されなかったイヌよりも、conA誘発性のPBMC増殖が高かった。しかし、すべての期間で、アスタキサンチンは、PHA又はPWM刺激によるPBMC増殖の変化に影響を及ぼさなかった。
白血球亜集団。食餌アスタキサンチンは、第6週及び第12週に、用量依存的にB細胞の集団を一般に増加させた(図6)。第16週のワクチン接種後には、アスタキサンチン20mgを与えられたイヌが、最も高い反応を示した(図6)。研究を実施したいずれの期間にも、アスタキサンチンは、CD4、CD8、及びMHCクラスII集団の変化をもたらさなかった。しかし、アスタキサンチン40mgを与えられたイヌは、CD3集団の一時的な減少を示した。
免疫グロブリン産生。血漿IgG濃度は、アスタキサンチン20mgを与えられたイヌで、第12週により高く、第16週のワクチン接種後にもやはり高かった(図7)。より高濃度(40mg)の食餌アスタキサンチンは、IgG産生に同一の刺激をもたらさなかった。血漿IgM濃度は、ワクチン接種前(第0週〜第12週)には食餌アスタキサンチンによる影響を受けなかった(図7)。第12週及び第14週のワクチン接種は、一般にすべてのイヌで血漿IgM濃度を約300%増大させた。アスタキサンチン20mgを与えられたイヌは、第16週に有意に高いIgM濃度を示した。研究開始時には、IgG及びIgM濃度は、処置群間で同様であった。
ナチュラルキラー細胞の細胞毒性。食餌アスタキサンチンは、第6週にNK細胞活性の用量依存的な増大をもたらし、アスタキサンチン40mgを与えられたイヌは、対照群よりも有意に高かった(図8)。第12週には、アスタキサンチンを40mg与えられたイヌでなく、20mg与えられたイヌが、対照群よりも高いNK細胞の細胞毒性を有していた。これと同じ傾向が、第16週の終わりまで続いた。第0週には、処置による差異は、観察されなかった。
C反応性タンパク質。血漿CRP濃度は、研究の第12週の終わりまで同様であった(平均4.48mg/L)。しかし、食餌アスタキサンチンは、第16週のワクチン接種後に血漿C反応性タンパク質濃度を減少させた。
DNAの酸化的損傷。第12週には、8−OHdGの濃度に食餌の影響はなかった(図10)。C反応性タンパク質の場合と同様に、食餌アスタキサンチンは、補給されたイヌの血漿中の8−OHdGの産生を抑制した。アスタキサンチン40mgを与えられたイヌでは、血漿8−OHdG濃度のそれ以上の減少はなかった。
食餌アスタキサンチンは、イヌにおいて、細胞性免疫反応及び体液性免疫反応の両方を増強した。1日10〜40mgの用量のアスタキサンチンは、給餌の12週までに、特異的抗原(ワクチン)に対する遅延型過敏症(DTH)反応を増大させたが、非特異的抗原であるPHAに対しては増大させなかった。ワクチン接種後、DTH反応は、食餌アスタキサンチンによって同様に増強された。しかし、全体的な皮膚硬化反応は、ワクチン接種前(皮内投与(intradermal challenge)の48時間後)よりも、ワクチン接種後(皮内投与の24時間後に観察)に、より急速であった。また、イヌでは、イヌにおける生体内T細胞機能の評価のための信頼性のある臨床方法と一般に見なされている(ミヤモト(Miyamoto)ら、1995)皮膚反応によって決定される、β−カロチン(チュー(Chew)ら、2000)及びルテイン(キム(Kim)ら、2000)を含め、これまでに調査された他のカロチノイド類のDTH反応を超える、アスタキサンチン給餌によるDTH反応の高まりも観察された。
DTH反応の高まりは、T細胞マイトジェンであるconAに対する、より高いリンパ球増殖反応と一致する。この研究では、アスタキサンチン20mgの場合に、最も高い幼若化反応が観察された。ナチュラルキラー(NK)細胞は、腫瘍に対する免疫監視システムの働きをし、食餌アスタキサンチンはまた、NK細胞の活性を増強する能力を示した。
また、食餌アスタキサンチンは、体液性免疫を刺激して、ワクチン接種後に非補給対照群を上回ってIgG及びIgM産生を増大させたが、これらの研究における最適反応は、1日20mgのアスタキサンチン補給の場合に観察された。この研究では、抗体反応の高まりが、B細胞亜集団の増加に対応した。実際、第16週に、20mgを与えられたイヌが、最大のB細胞亜集団並びに最高のIgG及びIgM濃度の両方を有していた。このことは、以前にβ−カロチン20mg(チュー(Chew)ら、2000)及びルテイン20mg(キム(Kim)ら、2000)を用いてイヌに実施された研究と矛盾しておらず、それらの研究では、補給されたイヌは、やはり、補給されなかった動物よりも高い血漿IgG濃度を示した。
アスタキサンチンを補給されたイヌはまた、ワクチン投与後に循環CRP濃度の低下を示した。血中CRP濃度は、感染、炎症、並びに組織壊死を伴う他の疾病状態に応じて増大し、これらすべてが高い酸化応力の指標になり得る。
(実施例2)
(ネコにおけるアスタキサンチン補給の効果)
(材料及び方法)
メスの短毛のイエネコ(生後8〜9ヶ月;体重3.2±0.04kg;リバティ・ファームズ(Liberty Farms)、ニューヨーク州ウェイバリー(Waverly))をランダムに割り振って、1日に(平均摂取食品量90g/日に基づいて)0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチン(ヘマトコッカス・プルビアリス(Haematococcus pluvialis)由来のアスタキサンチン109g/含油樹脂1kgの濃縮物、アストラザンシン(astraZanthin)(商標)、ラ・エー・ラボラトリーズ(La Haye Laboratories)、ワシントン州レドモンド(Redmond))を12週間与えた(n=14/食餌)。アスタキサンチンを市販の基礎食餌(アイムス社(The Iams Co.)、オハイオ州ルイスバーグ(Lewisburg))に組み込み、適宜与えた。食餌組成物は、次の通り(g/kg)であった:水分63.1、タンパク質350.6、灰分62.7、脂肪213.6、Ca10.0、P7.6、粗繊維7.1、総エネルギー21,707kJ/kg;n−6:n−3脂肪酸比は9.9であった。ネコを、温度調節(20〜22℃)及び光調節(14時間光)施設内で飼育し、第0週、第4週、第8週、及び第12週に体重を測定した。免疫機能を評価するために、第0週及び第8週に血液を採取した。抗原投与後の免疫反応に対するアスタキサンチンの食餌効果を評価するために、すべてのネコに、ワクチン(フェロセル(Felocell)(商標)、ファイザー(Pfizer)、ニューヨーク)を2回(第8週及び第10週)接種し、第12週に血液を採取して同一の免疫パラメータを測定した。
遅延型過敏症。第0週及び第8週(ワクチン接種前)並びに第12週(ワクチン接種後)に、キム(Kim)ら、2000bに記載のように、遅延型皮膚過敏症(DTH)反応を評価した。ネコに、100μlの(1)生理食塩水(8.5g/L;陰性対照)、又は(2)特異免疫を測定するために、ネコヘルペスウイルス−1、カリシウイルス、パルボウイルス、及びクラミジア・シッタシ(Chlamydia psittaci)を含有する弱毒化多価ワクチン(フェロセル(Felocell)(商標)、ファイザー(Pfizer)、ニューヨーク州ニューヨーク)、並びに(3)コンカナバリンA(conA、0.5g/L)を皮内注射した。注射の0時間後、24時間後、48時間後、及び72時間後に、皮膚硬化を測定した。
血液学。血液学的分析装置(動物用ABC血液分析装置(Vet ABC-Hematology Analyzer)、ヘスカ(Heska)、コロラド州フォートコリンズ(Fort Collins))を使用して、血液学的パラメータ(白血球、RBC及び血小板総数、リンパ球、単球及び顆粒球分画、ヘマトクリット、ヘモグロビン、並びに平均赤血球容積、ヘモグロビン及びヘモグロビン濃度、並びに血小板容積)を測定した。
リンパ球増殖。前述(チュー(Chew)ら、2000)のように、PHA(最終濃度0.25mg/L及び1.25mg/L)、conA(0.5mg/L及び2.5mg/L)、並びにヤマゴボウマイトジェン(PWM;0.025mg/L及び0.125mg/L)の存在下で全血をインキュベートすることによって、マイトジェン誘発性の末梢血単核球(PBMC)の増殖を評価した。生体内の状態を模すために全血を使用した。結果を、刺激指数(マイトジェン刺激物のcpm÷非刺激培養物のcpm)として報告する。
白血球サブセット。第0週、第8週、及び第12週に採取した血液を、前述(チュー(Chew)ら、2000)のように、フローサイトメトリー(FACSカリバー(FACSCalibur)、ベクトン・ディキンソン(Becton Dickenson)、カリフォルニア州サンノゼ(San Jose))によって、CD3(全T)、CD4(Th)、CD8(Tc)、MHCII(活性化リンパ球)、及びCD21(成熟B細胞)の集団について表現型を決定する。
IgG及びIgM。市販のキット(ベッチル・ラボラトリーズ社(Bethyl Lab.,Inc.)、テキサス州モンゴメリー(Montgomery))を使用して、ELISAによって血漿中のIgG(ヒツジ抗IgG;感度=16μg/L)及びIgM(ヤギ抗IgM;感度=31μg/L)の濃度を分析した。
ナチュラルキラー細胞の細胞毒性。クランデル(Crandell)のネコ腎線維芽細胞(CrFK、ATCC CRL−9761;クランデル(Crandell)ら、1973)の培養物を、ウシ胎児血清10%、ペニシリン100U/mL、及び硫酸ストレプトマイシン100g/Lを含んだダルベッコ改変イーグル培地(シグマ(Sigma)、ミズーリ州セントルイス)内で成長させた。70〜90%コンフルエントで、細胞をトリプシン処理し、洗って、2×105細胞/mLに調節した。細胞懸濁液100マイクロリットルをピペットで取り、96ウェル平底プレート(ナンクロン(Nunclon)、デンマーク)の各ウェルに入れ、37℃で8時間インキュベートした。フィコール分離したPBMCを1×106/mL又は2×106/mLに調節し、細胞懸濁液100μlをCrFK標的細胞に加えて、エフェクター:標的細胞の比を5:1及び10:1とした。8時間インキュベートした後、MTT20μl(5g/L)を加え、混合物を4時間インキュベートした。上清を除去し、ホルマザンをイソプロパノール100μl中に再懸濁した。550nmで光学密度を測定し、特異的細胞毒性のパーセントを次のように計算した:
特異的細胞毒性(%)=1−(ODエフェクター+標的−ODエフェクター)/OD標的×100。
(結果)
第0週及び第12週の平均体重は、それぞれ3.23±0.04kg及び3.22±0.06kgで、処置間に有意な差はなかった。補給されなかったネコの血漿ではアスタキサンチンは検出されなかったが、アスタキサンチン濃度には、通常、用量依存的な増加があった(図7)。第8週に血漿アスタキサンチン濃度が最初に急速に増加した後、血漿アスタキサンチンは、緩やかになったものの、第12週の終わりまで増加を続けた。
遅延型過敏症。食餌アスタキサンチンは、第8週に、特異的抗原(ワクチン)及び非特異的抗原(conA)投与の両方に対するDTH反応を刺激したが(図8)、生理食塩水(図示せず)に対しては刺激しなかった。ワクチンに対する最大の皮膚硬化反応は、注射の72時間後に観察され、アスタキサンチン10mgを与えられたネコで、有意な増進が観察された。アスタキサンチン5mg又は10mgを与えられたネコは、皮内投与の24時間後及び48時間後に、conAに対してより高いDTH反応を有していた(図8)。食餌アスタキサンチンによるDTH反応は、第12週のワクチン接種後にいくらか低下した。アスタキサンチン10mgを与えられたネコは、注射の24時間後以外、やはりワクチンに対するDTH反応の増進を示した(図8)。conAに対する反応は、アスタキサンチン1mgだけで有意であった。
血液学。食餌アスタキサンチンは、通常、血液学的パラメータ(白血球、RBC及び血小板総数、リンパ球、単球及び顆粒球分画、ヘマトクリット、ヘモグロビン、並びに平均赤血球容積、ヘモグロビン及びヘモグロビン濃度、並びに血小板容積)に影響を及ぼさず、これらすべての値が正常範囲内であった。
リンパ球増殖。食餌アスタキサンチンは、第8週までは、マイトジェン誘発性のPBMC増殖に影響を及ぼさなかったが、第12週のワクチン接種後に、アスタキサンチン1mgを与えられたネコは、ConA、PHA、及びPWMに対してより高い増殖反応を示し、それより多くの量のアスタキサンチンを与えられたネコは示さなかった(図9)。
白血球亜集団。食餌アスタキサンチンは、第8週及び第12週までに、CD5+全T細胞及びCD4+Tヘルパー(Th)細胞の集団を増加させた(図10)。増加は、概ね用量依存的であった。対照的に、アスタキサンチンは、B細胞の集団を減少させた。食餌は、CD8+細胞傷害性T細胞(Tc)(平均4.7±0.4)集団の分布にも、MHCクラスII(平均94.1±1.0)集団の分布にも影響を及ぼさなかった。
免疫グロブリン産生。血漿IgG及びIgM濃度は、第8週に、アスタキサンチン10mgを与えられたネコには、より高かった(図11)。これらのネコでは、第12週のワクチン接種後に依然として数値的にはIgG及びIgMの両方の濃度が高かったが、アスタキサンチン5mgを与えられたネコだけが有意であった。
ナチュラルキラー細胞の細胞毒性。第8週には、NK細胞の細胞毒性における食餌処置による差異はなかった。しかし、アスタキサンチンは、第12週に、エフェクター:標的の比5:1(アスタキサンチン5mg及び10mg)又は10:1(アスタキサンチン1mg、5mg、及び10mg)で、NK細胞の細胞毒性を刺激した(図12)。
アスタキサンチンを与えられたネコは、ワクチン及びconAの両方に対するDTH反応の増大を示した。イヌは、ワクチンに対する有意なDTH反応を示した。DTH反応の高まりは、アスタキサンチンを与えられたネコでは全T及びThリンパ球集団の増加を伴ったが、イヌでは同様の反応は見られなかった。
マイトジェン誘発性のPBMC増殖は、一般に、アスタキサンチンを与えられたネコ及びイヌで増進した。加えて、NK細胞の細胞毒性は、アスタキサンチンを含有する食餌組成物を与えられたネコ及びイヌで高められた。
食餌アスタキサンチンはまた、アスタキサンチン補給がワクチン接種の前後両方でIgG及びIgM産生の増大をもたらすことで、ネコ及びイヌの両方において体液性免疫を刺激した。同様に、ワクチン接種を通じて抗原に曝露された後で、通常、抗体産生が高められた。イヌとは対照的に、アスタキサンチンを補給されたネコにおける抗体産生の増進は、補給されなかったネコに比べると、B細胞集団の減少を伴った。しかし、アスタキサンチンを与えられたネコにおける全T及びTh細胞の集団は、より多かった。アスタキサンチンは、ネコにおいて、T細胞の機能を刺激することによって抗体産生を増加させた可能性があり、このことは、げっ歯類においてアスタキサンチン補給によるT細胞媒介性の抗体産生の増加を実証した、過去の研究の発見(ジョウノウチ(Jyonouchi)ら、1994)と一致する。
本発明者らによって、アスタキサンチンがイヌにおいて脂質の過酸化を低減することが実証されたので、アスタキサンチンによるネコの免疫機能の増強は、アスタキサンチンの抗酸化特性に起因する可能性がある。要約すれば、ネコにアスタキサンチンを与えると、血漿アスタキサンチンの用量依存的増加がもたらされる。同時に、食餌アスタキサンチンは、特異的及び非特異的抗原に対するDTH反応、PBMC増殖、NK細胞の細胞毒性の増進、並びに全T及びTh細胞の集団の増加によって示されたように、細胞性免疫反応を高めた。
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1日に0mg、0.1mg、0.5mg、2.5mg、10mg、又は40mgの用量のアスタキサンチンを経口的に与えられたイヌにおける、血漿アスタキサンチン濃度のグラフ。値は、平均値±SEM(n=8)。 0mg、0.02mg、0.08mg、0.4mg、2mg、5mg、又は10mgの用量のアスタキサンチンを経口的に与えられたネコにおける、血漿アスタキサンチン濃度のグラフ。値は、平均値±SEM(n=8)。 1日に0mg、0.02mg、0.08mg、0.4mg、2mg、5mg、又は10mgの用量のアスタキサンチンを経口的に与えられたイヌにおける、血漿アスタキサンチン濃度のグラフ。値は、平均値±SEM(n=8)。 16週にわたって0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチンを含有する食餌を与えられたイヌにおける、血漿アスタキサンチン濃度を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週(図5a)又は16週(図5b)にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、多価ワクチンの皮内注射に対する遅延型過敏症反応(0時間で測定された皮膚の厚さのパーセンテージとして表される)を示す図。皮膚硬化は、注射の0時間後、24時間後、48時間後、及び72時間後に測定された。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週(図5a)又は16週(図5b)にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、多価ワクチンの皮内注射に対する遅延型過敏症反応(0時間で測定された皮膚の厚さのパーセンテージとして表される)を示す図。皮膚硬化は、注射の0時間後、24時間後、48時間後、及び72時間後に測定された。値は、平均値±SEM(n=14)。 16週にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチン与えられたイヌにおける、CD21+Bリンパ球のパーセンテージ(細胞表面マーカに関して陽性に染色された細胞の数をリンパ球の総数のパーセンテージとして表すことによって計算される)を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 16週にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、血漿IgM(7a)及びIgG(7b)濃度のグラフ。すべてのイヌは、第13週及び第15週にポリクローナルワクチンを接種された。値は、平均値±SEM(n=14)。 16週にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、血漿IgM(7a)及びIgG(7b)濃度のグラフ。すべてのイヌは、第13週及び第15週にポリクローナルワクチンを接種された。値は、平均値±SEM(n=14)。 16週にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、死滅させたパーセントとして表されたナチュラルキラー細胞の細胞毒性を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 16週にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、血漿1ミリリットル当たりのナノグラムで表された血漿C反応性タンパク質濃度を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 16週にわたって1日に0mg、10mg、20mg、又は40mgのアスタキサンチンを与えられたイヌにおける、血漿8−ヒドロキシ−2’−デオキシグアノシン(8−OHdG)濃度のグラフ。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを含有する食餌を与えられたネコにおける、血漿アスタキサンチン濃度を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、多価ワクチンの皮内注射に対する遅延型過敏症反応のレベル(0時間で測定された皮膚の厚さのパーセンテージとして表される)を示す図。皮膚硬化は、注射の0時間後、24時間後、48時間後、及び72時間後に測定された。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、多価ワクチンの皮内注射に対する遅延型過敏症反応のレベル(0時間で測定された皮膚の厚さのパーセンテージとして表される)を示す図。皮膚硬化は、注射の0時間後、24時間後、48時間後、及び72時間後に測定された。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、conA−(2.5μg/mL)、PHA−(1.25μg/mL)、又はPWM−(2.5μg/mL)誘発性のPBMC増殖による、[3H]−チミジンの組み込みを示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、conA−(2.5μg/mL)、PHA−(1.25μg/mL)、又はPWM−(2.5μg/mL)誘発性のPBMC増殖による、[3H]−チミジンの組み込みを示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、conA−(2.5μg/mL)、PHA−(1.25μg/mL)、又はPWM−(2.5μg/mL)誘発性のPBMC増殖による、[3H]−チミジンの組み込みを示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、CD5+全T細胞(図14a)、CD4+Th細胞(図14b)、及びCD21+B細胞(図14c)のパーセンテージ(細胞表面マーカに関して陽性に染色された細胞の数をリンパ球の総数のパーセンテージとして表すことによって計算される)を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、CD5+全T細胞(図14a)、CD4+Th細胞(図14b)、及びCD21+B細胞(図14c)のパーセンテージ(細胞表面マーカに関して陽性に染色された細胞の数をリンパ球の総数のパーセンテージとして表すことによって計算される)を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、CD5+全T細胞(図14a)、CD4+Th細胞(図14b)、及びCD21+B細胞(図14c)のパーセンテージ(細胞表面マーカに関して陽性に染色された細胞の数をリンパ球の総数のパーセンテージとして表すことによって計算される)を示す図。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、血漿IgG(図15a)及びIgM(図15b)濃度を示す図。すべてのネコは、第9週及び第10週にポリクローナルワクチンを接種された。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、血漿IgG(図15a)及びIgM(図15b)濃度を示す図。すべてのネコは、第9週及び第10週にポリクローナルワクチンを接種された。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、ナチュラルキラー細胞の細胞毒性のグラフ。値は、平均値±SEM(n=14)。 12週にわたって1日に0mg、1mg、5mg、又は10mgのアスタキサンチンを与えられたネコにおける、ナチュラルキラー細胞の細胞毒性のグラフ。値は、平均値±SEM(n=14)。

Claims (12)

  1. アスタキサンチンを含む経口投与用組成物であって、イヌまたはネコに使用され、該組成物が炎症を軽減し、又は、免疫反応を増強し、該組成物が乾燥物を基準として20重量%〜50重量%のタンパク質を含む、該組成物。
  2. 前記組成物が、栄養的にバランスのとれたペットフード組成物である、請求項1に記載の組成物。
  3. 栄養的にバランスのとれたペットフード組成物が、ドッグフード組成物またはキャットフード組成物である、請求項に記載の組成物。
  4. 前記組成物が栄養補助剤である、請求項2に記載の組成物。
  5. 炎症の軽減、または免疫の増強する方法であって、有効量のアスタキサンチンを含む組成物をコンパニオンアニマルに経口投与することを含む方法であって、該コンパニオンアニマルが、イヌまたはネコであり、該組成物が乾燥物を基準として20重量%〜50重量%のタンパク質を含む、該方法。
  6. 1日に0.02mg〜40mgのアスタキサンチンを前記コンパニオンアニマルに投与することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記免疫反応が細胞性免疫反応である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記免疫反応が体液性免疫反応である、請求項6に記載の方法。
  9. 前記コンパニオンアニマルがイヌである、請求項6に記載の方法。
  10. 1日に0.1mg〜40mgのアスタキサンチンがイヌに投与される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記コンパニオンアニマルがネコである、請求項6に記載の方法。
  12. 1日に0.02mg〜10mgのアスタキサンチンがネコに投与される、請求項11に記載の方法。
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