JP4263064B2 - 吊り下げ販売用の包装箱 - Google Patents

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Description

この発明は、各種小物商品を収納し、軸状吊り下げ具に吊り下げた状態で販売に供する包装箱に関する。
例えば、量販店や小売店における各種小物商品の販売形態として、紙製等の包装箱に小物商品を収納し、この包装箱を軸状吊り下げ具に吊り下げた状態で陳列し、購入者は、軸状吊り下げ具から包装箱を抜き取ることによって購入する形態が採られている。
上記軸状吊り下げ具に吊り下げて陳列及び販売する包装箱には、軸状吊り下げ具に対する吊り下げ部を設ける必要があり、従来のこの種包装箱としては、包装箱の上端部に吊り下げ用の舌片を突設し、この舌片に軸状吊り下げ具への挿入孔を設けたものや、上記吊り下げ用の舌片を包装箱に設けた切り起こしによって形成し、この切り起こしに挿入孔を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1と2参照)。
特開2003−165531号公報(図1乃至図3)
特開平10−175630号公報(図1、図6)
ところで、前者の包装箱は、吊り下げ用の舌片を形成するために包装箱の材料が余分に必要となり、包装箱の製造コストがその分高くつくという問題がある。
また、後者の包装箱は、吊り下げ用の舌片を包装箱の一部から形成するので、余分な箱材料の発生はないが、切り起しによって形成すると、包装箱に切り起しによって孔があき、この孔から商品が見えたりこぼれ落ちるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、余分な箱材料を必要とすることなく、軸状吊り下げ具への挿通部を設けることができ、しかも、商品が見えたりこぼれ落ちるようなことのない吊り下げ用の包装箱を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、包装箱の対向する二つの壁をそれぞれ少なくとも二枚の壁部材が重なり合う構造とし、上記対向する二つの壁に軸状吊り下げ具の挿通部を設け、この挿通部が、壁を形成する各壁部材に対して、軸状吊り下げ具の軸径を挿入することができる大きさで一部に切り離し部分のある切れ目を施すことによって形成され、かつ、各壁を形成する二枚の壁部材における二つの切れ目の関係が、同軸心状の配置で互いの切り離し部分が軸心を挟む位置になるよう設けられている構成を採用したものである。
ここで、上記包装箱は、例えば、板紙を用いて角型の箱に形成され、対向する二つの壁は、前壁と後壁であり、この前壁と後壁はそれぞれ壁部材である少なくとも二枚の板紙が重なる構造になっている。
また、切れ目は、例えば、一部切り離しの円形に形成され、この切れ目で囲まれた部分は切れ目の閉鎖片となり、切れ目の切り離し部分で板紙に連なっているので、切れ目で囲まれた部分を閉鎖しているが、この閉鎖片は軸状吊り下げ具による押し込みにより板紙への連なり部分から折れ曲がり、切れ目で囲まれた部分が孔となって軸状吊り下げ具の挿通が可能になる。
この発明によると、包装箱の対向する二つの壁に軸状吊り下げ具の挿通部を設けたので、包装箱を直接軸状吊り下げ具に吊り下げることができ、包装箱に吊り下げ用の舌片を設ける必要がなく、包装箱の材料コストを上げることがないと共に、二枚重ねの二つの壁で吊り下げ状態を保持するので、吊り下げ強度が向上する。
また、対向する二つの壁に設けた挿通部が、壁を形成する各壁部材に対して、一部に切り離し部分のある切れ目を施すことによって形成され、かつ、各壁を形成する二枚の壁部材における二つの切れ目の関係が、同軸心状の配置で互いの切り離し部分が軸心を挟む位置にしたので、切れ目で囲まれた部分が孔を塞ぐ閉鎖片となり、軸状吊り下げ具から抜き取った状態で、切れ目で囲まれた孔は、閉鎖片を手で押し戻すことで簡単に閉鎖され、しかも、二つの閉鎖片の壁部材への連なり部分は、相反する位置にあるので、内側の閉鎖片は収納した商品で押されても外側切れ目の壁部材への連なり部分への当接により、外方への開きが阻止され、これにより、孔から内部の商品が見えたりこぼれ出るようなことがない。
包装箱の対向する前壁と後壁をそれぞれ少なくとも二枚の壁部材が重なり合う構造とし、上記対向する二つの壁に設けた軸状吊り下げ具の挿通部が、壁を形成する各壁部材に対して、軸状吊り下げ具の軸径を挿入することができる一部に切り離し部分のある円弧状の切れ目を施すことによって形成し、かつ、前壁を形成する二枚の壁部材と後壁を形成する二枚の壁部材における二つの切れ目の関係が、同軸心状の配置で互いの切り離し部分が軸心を挟む位置になっている。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は包装箱の全体構造を、図2はその組み立て途中の構造を、図3は展開したブランクの状態を示し、この包装箱1は、例えば、厚紙のような板紙を用い、矩形状となる周壁2の底部を後壁3で閉鎖して容器とし、上記周壁2の前面開口を蓋となる前壁4で開閉自在とした角型の箱に形成されている。
上記包装箱1の具体的な構造は、周壁2の開口縁で対向する位置関係にある一組の縁における一方に、先端に差込みフラップ5を有する前壁4を連成し、同他方に周壁2の内側に沿わせる内周壁フラップ6と、後壁3の内面に重ねる後壁フラップ7を連成し、後壁3は後壁フラップ7の板紙が重なった構造になっている。
また、上記周壁2の開口縁で、対向する位置関係にある他の一組の縁に、内側への折り曲げフラップ8が設けられ、前壁4は閉じた状態で折り曲げフラップ8との二枚の板紙が重なった構造になる。
上記のような包装箱1において、対向する前壁4と後壁3の端部寄りの位置で、それぞれ二枚の壁部材となる板紙が重なり合う構造の部分に、軸状吊り下げ具の挿通部9が設けられている。
なお、図示の場合、包装箱1の後壁3は、四枚のフラップ3a乃至3dを折り曲げて一部が重なるように組み合わせるようにして組み立てる構造を採用し、このため、挿通部9を設ける部分の後壁3は、後壁3自体が板紙の二枚重ねの構造になっており、この二枚重ねとなるフラップ3aと3bのそれぞれに挿通部9が設けてあるが、以下においては、後壁3が一枚の板紙で形成された状態で説明する。
この挿通部9は、前壁4と折り曲げフラップ8および後壁3と後壁フラップ7とを形成する各板紙に対して、軸状吊り下げ具Aの軸径を挿入することができる大きさの円形で一部に切り離し部分のある切れ目を施すことによって形成され、かつ、前壁4と折り曲げフラップ8および後壁3と後壁フラップ7における二つの切れ目の関係が、同軸心状の配置で互いの切り離し部分が軸心を挟む位置になるよう設けられている。
従って、各挿通部9の切れ目で囲まれた部分は、軸状吊り下げ具Aの挿通時に押し開かれて孔9aになり、この孔9aを塞いでいた閉鎖片9bは切れ目の切り離し部分が板紙との連なり部分9cになっているので、この連なり部分9cから折れ曲がり、板紙から千切れるようなことがなく、また、軸状吊り下げ具Aが抜けた場合には、手で押し戻すようにすることで孔9aを塞ぐ位置に簡単に戻すことができることになる。
なお、各挿通部9は、全て同じ大きさに形成してもよいが、包装箱1の内側に位置する後壁フラップ7と折り曲げフラップ8の挿通部9を、他の挿通部9よりも大径とし、軸状吊り下げ具Aの挿通が容易に行うことができるようにすることができ、また、包装箱1の形成材料は、厚紙以外に樹脂板等の他の材料を用いることができ、更に、各挿通部9の形状は、図示の円形だけでなく、角形や多角形等を採用することができる。
この発明の包装箱1は、上記のような構成であり、図1(a)と(b)のように、周壁2と後壁3で形成された容器の内部に商品を収納し、折り曲げフラップ8を内側に折り曲げたのち、前壁4の差込みフラップ5を容器内に挿入することにより、前壁4で容器の開口を閉じた荷姿とする。
この包装箱1に入った商品を軸状吊り下げ具Aに吊り下げて陳列販売するには、固定配置された軸状吊り下げ具Aの先端に対して、後壁3の挿通部9から押し込むように差し込めばよく、図4(a)乃至(c)に示すように、後壁3の挿通部9から後壁フラップ7と折り曲げフラップ8及び前壁4の各挿通部9が軸状吊り下げ具Aに順次進入し、包装箱1は、後壁3と前壁4の二箇所の部分で軸状吊り下げ具Aに吊り下げられることになる。
実際には、後壁3に後壁フラップ7が重なり、前壁4には折り曲げフラップ8が重なったそれぞれ板紙の二枚構造になっているので、四枚の板紙で商品入り包装箱1の重量を支持することになり、吊り下げ時の強度が優れている。
上記軸状吊り下げ具Aへの包装箱1の取り付け時において、各挿通部9は、軸状吊り下げ具Aの先端で押された閉鎖片9bが連なり部分9cから倒れることで孔9aがあくことになり、各閉鎖片9bは連なり部分9cが板紙に連なっているので千切れることはなく、しかも、後壁3には後壁フラップ7が重なり、前壁4には折り曲げフラップ8が重なった二枚構造となり、この二枚構造における挿通部9は、連なり部分9cが軸心を挟んで対向位置にあるので、図4(c)のように閉鎖片9bは軸状吊り下げ具Aを挟んで相反する方向に折れ曲がることになる。
図6は、上記軸状吊り下げ具Aへ包装箱1を挿入したときの閉鎖片9bの折れ曲がり発生の理解を容易にするため、前壁4を一部開いて、前壁4と折り曲げフラップ8における閉鎖片9bの折れ曲がり状態を示している。
上記のような吊り下げ状態から、包装箱1を軸状吊り下げ具Aから抜き取った状態で、包装箱1の前壁4の孔9aは、外面側に突出している閉鎖片9bを手で押し戻すことで簡単に塞ぐことができる。
また、包装箱1の内側に突出した閉鎖片9bについては、軸状吊り下げ具Aから抜き取った包装箱1の姿勢を変えることで、収納した商品が後壁フラップ7や折り曲げフラップ8に設けた挿通部9の部分に接近し、閉鎖片9bを包装箱1の外側に向けて押すことになり、後壁3側の孔9aはこれによって閉鎖することになる。
このとき、図5ように、二枚重ねの構造における挿通部9は、連なり部分9cが軸心を挟んで対向位置にあるので、商品で押された内側閉鎖片9bは、連なり部分9cと反対側の開放端が外側閉鎖片9bの連なり部分9cに当接することにより、外方向への折れ曲がりが阻止され、このため、内部の収納した商品によって挿通部9に孔が開くというようなことがなく、収納した商品が包装箱1の外部から見えたり、包装箱1の外部に突出あるいはこぼれ出るというようなことがなく、商品を収納した包装箱1の持ち運びが支障なく行えることになる。
(a)は包装箱の前面から見た斜視図、(b)は同後面から見た斜視図 包装箱の組み立て途中の状態を示す斜視図 包装箱のブランクを示す展開図 (a)は軸状吊り下げ具に対する包装箱の挿入前の状態を示す縦断面図、(b)は同挿入途中の状態を示す縦断面図、(c)は同挿入後の状態を示す縦断面図 包装箱の要部を拡大した縦断面図 包装箱の挿通部に生じる孔を理解するための包装箱と軸状吊り下げ具の関係を示す斜視図
符号の説明
1 包装箱
2 周壁
3 後壁
4 前壁
5 差込みフラップ
6 内周壁フラップ
7 後壁フラップ
8 折り曲げフラップ
9 挿通部
9a 孔
9b 閉鎖片
9c 連なり部分
A 軸状吊り下げ具

Claims (1)

  1. 包装箱の対向する二つの壁をそれぞれ少なくとも二枚の壁部材が重なり合う構造とし、上記対向する二つの壁に軸状吊り下げ具の挿通部を設け、この挿通部が、壁を形成する各壁部材に対して、軸状吊り下げ具の軸径を挿入することができる大きさで一部に切り離し部分のある切れ目を施すことによって形成され、かつ、各壁を形成する二枚の壁部材における二つの切れ目の関係が、同軸心状の配置で互いの切り離し部分が軸心を挟む位置になるよう設けられている吊り下げ販売用の包装箱。
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