JP4263041B2 - ロールベーラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、牧草等を押し固めてロールベールを形成するロールベーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロールベーラとしては、本出願人が開発した特許文献1記載のものが知られている。
【0003】
図8に示すように、このロールベーラ50は、同一方向に回転駆動される複数の回転ローラ51、52を環状に配列して形成された圧縮室53と、周方向に隣り合う回転ローラ51、52同士の間隔を開けて形成され圧縮室53に被処理物等を導入するための導入口54とを備えて構成されている。
【0004】
また特に、導入口54を区画する一対の回転ローラ51、52のうち、導入口54に臨む側部を圧縮室53から離間させる方向へ回動させる回転ローラ52は、被処理物などの巻き付きを防止するために外周面を平滑に形成され、外周面にスクレーパ55を摺接されている。これは、当該回転ローラ52が他の回転ローラ51よりも被処理物を巻き付けやすいためである。具体的には、他の回転ローラ51は、ロールベーラの回転方向側に隣接する回転ローラ51、52があるため、被処理物等が巻き付きそうになっても隣接する回転ローラ51、52がその回転で被処理物を圧縮室53側へ押し戻し、被処理物の巻き付きを阻止するが、ロールベーラの回転方向側に回転ローラ51、52が隣接されていない上述の回転ローラ52にあっては、巻き付きが発生しやすいためである。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第2585417号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スクレーパ55と回転ローラ52との間に形成される僅かな隙間には、被処理物の葉や薄い茎などが刺さり込んで詰まり、抵抗となって作業に支障を来すことがあった。このような場合、刺さり込んだ被処理物などを取り除かなくてはならないが、堅く刺さり込んだ葉や茎は取り除くのが難しいという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、回転ローラとスクレーパとの間に詰まった被処理物などを容易に取り除くことができるロールベーラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ロールベーラ本体部と該ロールベーラ本体部に開閉自在に設けられたゲート部とに跨って複数環状に配列されそれぞれ同一方向に回転する回転ローラと、これら回転ローラの配列の内側に形成され被処理物を圧縮成型するための圧縮室と、周方向に隣り合う上記回転ローラ同士を離間させて形成され被処理物等を上記圧縮室内に導入するための導入口と、該導入口を区画する一対の回転ローラのうち導入口に臨む側部を上記圧縮室から離間させる方向へ回動させる回転ローラに摺接もしくは近接されこの回転ローラに付着した被処理物等を剥がすためのスクレーパとを備えたロールベーラにおいて、上記ゲート部の開成に連動して上記スクレーパを上記回転ローラから離間させる連動機構を備えたものである。
【0009】
上記導入口は、上記圧縮室内に梱包用の結束材を導入するための結束材導入口であってもよい。
【0010】
そして、上記連動機構が、上記ロールベーラ本体部又はゲート部に回動自在に設けられ上記スクレーパを支持する可動支持部と、該可動支持部に連結され上記スクレーパを上記回転ローラ側に弾発付勢するスプリングと、上記ゲート部を開閉するアクチュエータに連結されると共に上記可動支持部に連結され、上記アクチュエータに連動して上記可動支持部を回動させるリンク機構部とを備えるとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0012】
図1に示すように、ロールベーラ1は、トラクタ等の牽引車(図示せず)に牽引されて走行するロールベーラ本体部2と、ロールベーラ本体部2の後端に開閉自在に設けられたゲート部3とを備えて構成されている。
【0013】
ロールベーラ本体部2は、トラクタ等に連結される牽引桿4と、トラクタ等のPTO軸に連結され動力を伝達するための動力伝達装置5と、圃場等から牧草、麦藁などの被処理物を拾い上げるためのピックアップ装置6と、ピックアップ装置6の後側に接続されピックアップ装置6で掻き上げた被処理物(図示せず)を後述する圧縮室13へ送るための搬送装置7とを備えて構成されている。搬送装置7は、被処理物を細断するためのカッタ8と、被処理物をカッタ8に押し付けつつ圧縮室13に押し込むためのロータ9とを有する。
【0014】
ゲート部3は、機幅方向両側を区画する側板10を有する矩形枠状に形成されており、前部上端をロールベーラ本体部2に回動自在に連結されている。ゲート部3の上部にはロールベール(図示せず)を梱包するための結束材11を圧縮室13に供給するための結束装置12が設けられている。結束材11は紐からなる。
【0015】
また、ロールベーラ本体部2とゲート部3との内部には、被処理物を圧縮成型するための圧縮室13が形成されている。具体的には、ロールベーラ本体部2とゲート部3との内部には、同一方向に回転する回転ローラ14、15がロールベーラ本体部2とゲート部3とに跨って複数環状に配列されており、これら回転ローラ14、15の配列の内側に圧縮室13が形成されている。それぞれの回転ローラ14、15は、ロールベーラ本体部2またはゲート部3に枢支されており、図示しないチェーンを介して動力を伝達されるようになっている。また、回転ローラ14、15はそれぞれ車幅方向に所定の長さを有しており、内部に円柱状の圧縮室13を形成するようになっている。そして圧縮室13は、ゲート部3を開くことで半割に開かれるようになっている。
【0016】
また、圧縮室13には、被処理物を導入するための被処理物導入口16と、結束装置12から供給される結束材11を導入するための結束材導入口17とが設けられている。
【0017】
被処理物導入口16は、周方向に隣り合う回転ローラ14、15のうち搬送装置7に臨む回転ローラ14、15同士を離間させて形成されている。
【0018】
図2及び図3に示すように、被処理物導入口16を区画する一対の回転ローラ14、15のうち、被処理物導入口16に臨む側部を圧縮室13から離間させる方向へ回動させる回転ローラ15は、被処理物等の巻き込みを防止するために外周面を平滑に形成されている。また、この回転ローラ15には、回転ローラ15に付着した被処理物等を剥がすためのスクレーパ18が摺接されている。
【0019】
図3及び図4に示すように、このスクレーパ18は、ロールベーラ本体部2に回転ローラ15と平行な軸回り回動自在に設けられた第1可動支持部19に設けられている。そしてスクレーパ18は、第1可動支持部19が回動されることで回転ローラ15から離間するようになっている。
【0020】
第1可動支持部19は、スクレーパ18を着脱可能に挟持する挟持部20と、挟持部20の両側に設けられ回転ローラ15から離間しながら側方へ延びるように多段に屈曲されたアーム部21と、アーム部21に着脱可能に設けられロールベーラ本体部2の側壁22に枢支される軸部23と、軸部23に径方向に延びて設けられた連結アーム部24とを備えて構成されている。
【0021】
そして、第1可動支持部19の連結アーム部24には、スクレーパ18を回転ローラ15側に弾発付勢するスプリング25が連結されており、スクレーパ18を弾発的に回転ローラ15に押し付けるようになっている。第1可動支持部19とスプリング25とは、ゲート部3の開成に連動してスクレーパ18を回転ローラ15から離間させる第1連動機構26を構成している。
【0022】
図1及び図4に示すように、第1連動機構26は、第1可動支持部19と、スプリング25と、ゲート部3を開閉するアクチュエータ27に連結されると共に第1可動支持部19に連結され、アクチュエータ27に連動して第1可動支持部19を回動させる第1リンク機構部28とを備えて構成されている。アクチュエータ27は、油圧シリンダからなり、一端をゲート部3に回動自在に連結されると共に他端を第1リンク機構部28に連結されている。
【0023】
第1リンク機構部28は、ロールベーラ本体部2に機幅方向に延びる軸回りに微小角度回動自在に設けられアクチュエータ27の他端側を支持するシリンダ支持アーム29と、シリンダ支持アーム29と一体に回動する第1揺動レバー30と、第1揺動レバー30に一端を連結された第1引張ロッド31と、第1引張ロッド31の他端に連結されロールベーラ本体部2に枢支された天秤状の伝動レバー32と、伝動レバー32に第1引張ロッド31と相反する方向に移動するように連結され、かつ、第1可動支持部19の連結アーム部24に連結された第2引張ロッド33とからなる。そして、アクチュエータ27の縮退に伴って回動するシリンダ支持アーム29の力を第1揺動レバー30、第1引張ロッド31、伝動レバー32及び第2引張ロッド33を介して第1可動支持部19に伝達し、第1可動支持部19をスプリング25の力に抗して回動させるようになっている。また、図2に示すように第2引張ロッド33には、第1可動支持部19の連結アーム部24に連結される長穴34が形成されており、ゲート部3閉成時に第1可動支持部19の回動を許容するようになっている。
【0024】
図5及び図6に示すように、結束材導入口17は、結束装置12に臨む回転ローラ14、15同士を離間させて形成されている。結束材導入口17を区画する一対の回転ローラ14、15のうち、結束材導入口17に臨む側部を圧縮室13から離間させる方向へ回動させる回転ローラ15は、被処理物などの巻き込みを防止するために外周面を平滑に形成されている。また、この回転ローラ15には、回転ローラ15に付着した被処理物等を剥がすためのスクレーパ18が摺接されている。
【0025】
図6及び図7に示すように、このスクレーパ18は、ゲート部3に回転ローラ15と平行な軸回り回動自在に設けられた第2可動支持部35に設けられている。第2可動支持部35は第1可動支持部19と略同じ構造のものである。そして、第2可動支持部35には、スクレーパ18を回転ローラ15側に弾発付勢するスプリング25が連結されており、スクレーパ18を弾発的に回転ローラ15に押し付けるようになっている。第2可動支持部35とスプリング25とは、ゲート部3の開成に連動してスクレーパ18を回転ローラ15から離間させる第2連動機構36を構成している。
【0026】
第2連動機構36は、第2可動支持部35と、スプリング25と、アクチュエータ27に連結されると共に第2可動支持部35に連結され、アクチュエータ27に連動して第2可動支持部35を回動させる第2リンク機構部37とを備えて構成されている。
【0027】
第2リンク機構部37は、第1リンク機構部28と兼用のシリンダ支持アーム29と、シリンダ支持アーム29と一体に回動する第2揺動レバー38と、第2揺動レバー38に一端を連結されると共に他端を第2可動支持部35に連結された第3引張ロッド39とからなる。そして、アクチュエータ27の縮退に伴って回動するシリンダ支持アーム29の力を第2揺動レバー38及び第3引張ロッド39を介して第2可動支持部35に伝達し、第2可動支持部35をスプリング25の力に抗して回動させるようになっている。また、第3引張ロッド39には、第2可動支持部35に連結される長穴40が形成されており、ゲート部3閉成時に第2可動支持部35の回動を許容するようになっている。
【0028】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0029】
圃場にてロールベーラ1を作動させ、牽引車で牽引すると、ピックアップ装置6は牧草、麦藁などの被処理物を拾い上げ、搬送装置7へ送る。搬送装置7はロータ9で被処理物を圧縮室13側へ掻き込む。このとき、被処理物はカッタ8に押し付けられて細断される。
【0030】
そして、被処理物は、被処理物導入口16を経て圧縮室13内へ送られる。圧縮室13を区画する回転ローラ14、15は全て同一方向に回転されているため被処理物は圧縮室13の内周に沿って回転される。具体的には、被処理物導入口16の下側に位置される回転ローラ14から力を受けて後方へ送られたのち、それぞれの回転ローラ14、15から力を受けて圧縮室13内を周方向に移動される。このとき、回転ローラ14に巻き込まれて回転ローラ14、15の間から圧縮室13外へ飛び出しそうになる被処理物もあるが、隣接する他の回転ローラ14、15がその回転で被処理物を圧縮室13内へ押し戻すため、圧縮室13外に飛び出すことはほとんどない。
【0031】
一方、結束材導入口17と被処理物導入口16にあっては、回転ローラ14、15同士が離間されているため、隣の回転ローラ14で被処理物を圧縮室13内へ押し戻すことはできないが、被処理物を巻き込む側が離間されている回転ローラ15は外周面を平滑に形成されているため、被処理物を巻き込みにくい。そして、たとえこの回転ローラ15が被処理物を巻き込んでも回転ローラ15に当接するスクレーパ18が被処理物をそぎ落として圧縮室13内へ落とすため、被処理物が回転ローラ14、15間から圧縮室13外へ飛び出すことはほとんどない。
【0032】
また、回転ローラ15とスクレーパ18との間に被処理物である葉や薄い茎が刺さり込むことはあるが、スクレーパ18はスプリング25で回転ローラ15に押し付けられており、適宜回転ローラ15から逃げることができるので、スクレーパ18と回転ローラ15との間に被処理物を強固に噛み込むことはなく、回転ローラ15に回転を妨げる程大きな負荷をかけることはない。
【0033】
そして、圧縮室13内が被処理物で満たされ、圧縮室13内に被処理物を圧縮してなるロールベールが形成されると、ゲート部3が若干開いてロールベールが形成された旨を作業者に知らせる。この後、結束装置12が作動されると、結束材導入口17から圧縮室13内に結束材11が導入される。結束材11は回転するロールベールの外周に巻き付いてロールベールを梱包する。
【0034】
この後、アクチュエータ27を作動させてゲート部3を開くことで梱包されたロールベールを機外に放出することができる。
【0035】
また他方、アクチュエータ27を作動させることで、アクチュエータ27の力が第1連動機構26と第2連動機構36に伝わり、それぞれのスクレーパ18を回転ローラ15から離間させる。
【0036】
これら第1連動機構26と第2連動機構36の動作を順に説明する。
【0037】
第1連動機構26にあっては、アクチュエータ27である油圧シリンダが縮退されると、アクチュエータ27の一端を支持しているシリンダ支持アーム29が第1揺動レバー30と共に回動される。第1揺動レバー30に連結された第1引張ロッド31は引っ張られ、伝動レバー32を回動させる。これにより伝動レバー32に連結された第2引張ロッド33が引っ張られ、第2引張ロッド33に連結された第1可動支持部19が引っ張られる。第1可動支持部19は回動され、スクレーパ18を回転ローラ15から離間させることができる。そしてこれにより、スクレーパ18と回転ローラ15との間に刺さり込んだ被処理物を落とすことができる。
【0038】
また、第2連動機構36にあっては、シリンダ支持アーム29と共に第2揺動レバー38が回動される。第2揺動レバー38に連結された第3引張ロッド39は引っ張られ、第3引張ロッド39に連結された第2可動支持部35が引っ張られる。第2可動支持部35は回動され、スクレーパ18を回転ローラ15から離間させることができる。そしてこれにより、スクレーパ18と回転ローラ15の間に刺さり込んだ被処理物を落とすことができる。
【0039】
そして、ロールベールが放出されたのち、アクチュエータ27を作動させてゲート部3を閉じることで、再び同様の手順で圃場から被処理物を拾い上げてロールベールを形成することができる。
【0040】
このように、ゲート部3の開成に連動してスクレーパ18を回転ローラ15から離間させる連動機構26、36を備えてロールベーラ1を構成したため、ゲート部3を開閉するだけで回転ローラ15とスクレーパ18との間に刺さり込んだ被処理物等を容易に除去することができる。そして、ゲート部3はロールベールを形成する度に開閉するものであるため、通常の作業を行うだけで比較的頻繁に回転ローラ15とスクレーパ18との間に刺さり込んだ被処理物等を除去することができ、メンテナンスを不要にできる。
【0041】
また、被処理物導入口16に配置されるスクレーパ18に限らず結束材導入口17に配置されるスクレーパ18も第2連動機構36で回転ローラ15から離間させるようにしたため、結束材導入口17を区画する回転ローラ15とスクレーパ18と間に刺さり込んだ被処理物等を容易に除去することができる。
【0042】
そして、連動機構26、36が、ロールベーラ本体部2又はゲート部3に回動自在に設けられスクレーパ18を支持する可動支持部19、35と、可動支持部19、35に連結されスクレーパ18を回転ローラ15側に弾発付勢するスプリング25と、ゲート部3を開閉するアクチュエータ27に連結されると共に可動支持部19、35に連結され、アクチュエータ27に連動して可動支持部19、35を回動させるリンク機構部28、37とを備えるものとしたため、連動機構26、36を簡単な構造にでき、スクレーパ18を回転ローラ15から確実に離間させることができる。そして、スクレーパ18をスプリング25で回転ローラ15側に弾発付勢するものとしたため、回転ローラ15とスクレーパ18との間に被処理物等が刺さり込んでも回転ローラ15に過度な負荷がかかるのを防ぐことができ、安定して運転を続行することができる。
【0043】
なお、スクレーパ18は回転ローラ15に摺接されるものとしたが、回転ローラ15に微小間隔を隔てて近接されるものとしてもよい。
【0044】
また、連動機構26、36は、リンク機構部28、37を備えるものとしたがこれに限るものではない。例えば、リンク機構部28、37を、揺動レバー30、38と可動支持部19、35とを繋ぐワイヤなどの索(図示せず)と、索を張るプーリなどのガイド手段(図示せず)とに置き換えてもよい。
【0045】
そして、シリンダ支持アーム29をアクチュエータ27の伸縮に応じて揺動するものとし、この揺動で可動支持部19、35を引っ張るものとしたが、これに限るものではなく、ゲート部3の回動で可動支持部19、35を引っ張るものとしてもよい。例えば、被処理物導入口16に配置されるスクレーパ18にあっては、索の両端をゲート部3と第1可動支持部19とに連結し、ゲート部3の回動で第1可動支持部19を引っ張るものとしてもよく、結束材導入口17に配置されるスクレーパ18にあっては、索の両端をロールベーラ本体部2と第2可動支持部35とに連結し、ゲート部3の回動で第2可動支持部35を引っ張るものとしてもよい。この場合、ロールベーラ本体部2やゲート部3にプーリなどのガイド手段を適宜設けるとよい。
【0046】
また、結束材11は紐からなるものとしたが、ロールベールを梱包可能なものであれば他のものであってもよい。例えば、結束材11はネット(図示せず)やシート(図示せず)などであってもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、回転ローラとスクレーパとの間に詰まった被処理物などを容易に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すロールベーラの側断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図1の要部平面図である。
【図5】ロールベーラの要部側断面図である。
【図6】ゲート部を開閉したロールベーラの要部側面図である。
【図7】図1の要部平面図である。
【図8】従来のロールベーラの要部側断面図である。
【符号の説明】
1 ロールベーラ
2 ロールベーラ本体部
3 ゲート部
11 結束材
13 圧縮室
14 回転ローラ
15 回転ローラ
16 被処理物導入口(導入口)
17 結束材導入口(導入口)
18 スクレーパ
19 第1可動支持部(可動支持部)
25 スプリング
26 第1連動機構(連動機構)
27 アクチュエータ
28 第1リンク機構部(リンク機構部)
35 第2可動支持部(可動支持部)
36 第2連動機構(連動機構)
37 第2リンク機構部(リンク機構部)
Claims (3)
- ロールベーラ本体部と該ロールベーラ本体部に開閉自在に設けられたゲート部とに跨って複数環状に配列されそれぞれ同一方向に回転する回転ローラと、これら回転ローラの配列の内側に形成され被処理物を圧縮成型するための圧縮室と、周方向に隣り合う上記回転ローラ同士を離間させて形成され被処理物等を上記圧縮室内に導入するための導入口と、該導入口を区画する一対の回転ローラのうち導入口に臨む側部を上記圧縮室から離間させる方向へ回動させる回転ローラに摺接もしくは近接されこの回転ローラに付着した被処理物等を剥がすためのスクレーパとを備えたロールベーラにおいて、上記ゲート部の開成に連動して上記スクレーパを上記回転ローラから離間させる連動機構を備えたことを特徴とするロールベーラ。
- 上記導入口が、上記圧縮室内に梱包用の結束材を導入するための結束材導入口である請求項1記載のロールベーラ。
- 上記連動機構が、上記ロールベーラ本体部又はゲート部に回動自在に設けられ上記スクレーパを支持する可動支持部と、該可動支持部に連結され上記スクレーパを上記回転ローラ側に弾発付勢するスプリングと、上記ゲート部を開閉するアクチュエータに連結されると共に上記可動支持部に連結され、上記アクチュエータに連動して上記可動支持部を回動させるリンク機構部とを備えた請求項1または2記載のロールベーラ。
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