JP4262819B2 - エレベータの着床装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロープにより懸架された乗りかごが、昇降路内において昇降動作するエレベータ装置に係り、特に、前記乗りかごを、エレベータ乗り場の敷居部と乗りかごの敷居部とが互いに面一となる位置に位置決めする着床装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のエレベータ装置の着床装置として、従来から、図9 及び図10に示す着床装置91や、図11及び特公昭64−6110号公報に示された着床装置101が知られている。
【0003】
図9及び図10に例示されたエレベータ81の着床装置91は、乗りかご84の上部に設けられた検出器92と、ガイドレール83にアーム93を介して取付けられた検出板94と、を備えている。検出器92は、互いに間隔を存して相対して設けられた信号発信部95と信号受信部96とを備えている。信号発信部95は、信号受信部96に向って信号を発するようになっている。
【0004】
検出板94は、前記信号発信部95が発する信号を遮蔽する材質から形成されており、乗り場の敷居部と乗りかご84の敷居部とが互いに面一となる位置に乗りかご84が位置した際に、前記信号発信部95と信号受信部96との間に挿入される位置のガイドレール83側に設けられている。
【0005】
着床装置91は、検出板94が信号発信部95と信号受信部96との間に挿入されて、信号受信部96が信号発信部95から発せられる信号を受信しなくなると、乗りかご84を停止させて敷居部が互いに面一となる位置に位置決めするようになっている。
【0006】
図11に示す特公昭64−6110号公報に示された着床装置101は、乗りかご84の敷居部85に設けられた検出器102と、乗り場86の敷居部87に設けられた被検出体103と、を備えている。検出器102と被検出体103とは、敷居部85,87が互いに面一となる位置に乗りかご84が位置した際に、互いに相対するようになっている。
【0007】
検出器102は、信号を発する信号発信部と信号を受信する信号受信部とを備えている。被検出体103は、信号発信部から発せられた信号を反射して信号受信部へと導くようになっている。
【0008】
着床装置101は、検出器102と被検出体103とが互いに相対すると、前記信号発信部から発せられた信号を被検出体103によって反射されて信号受信部が受信することによって、乗りかご84を停止させて敷居部85,87が互いに面一となる位置に乗りかご84を位置決めするように、図示しない駆動機構を動作させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図9及び図10に例示されたエレベータ81の着床装置91は、エレベータ81を建造物のエレベータ昇降路内に施工する際に、敷居部が互いに面一となる位置に乗りかご84を停止させるために、検出板94の上下方向に沿った位置を微小に調整する必要があった。
【0010】
また、乗りかご84が昇降する際に検出板94が、信号発信部95と信号受信部96との間を検出器92に接触することなく通ることができるように、検出器92と検出板94との互いの位置を調整する必要があった。したがって、施工する際の手間や労力が増加する傾向となって、施工する際のコストが高騰する傾向にあった。
【0011】
また、特公昭64−6110号公報に示された着床装置101は、乗りかご84の敷居部85と乗り場86の敷居部87とに、互いに相対する検出器102と被検出体103とをそれぞれ設けているため、検出器102の信号発信部から発せられた信号が、エレベータ昇降路の壁面や乗り場86に取付けられたエプロンなどによって反射されることがあった。
【0012】
このため、信号受信部が、エレベータ昇降路の壁面やエプロンなどによって反射された信号を受信して誤作動して、乗りかご84を所定の位置に位置決めできないことがあった。
【0013】
本発明の目的は、施工する際の手間や労力を抑制して施工時のコストを抑制できるとともに、誤作動を抑制して乗り場と乗りかごの敷居部が互いに面一となる位置に乗りかごを確実に位置決めすることを可能とするエレベータの着床装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題は次のようなエレベータの着床装置により達成される。すなわち、本発明は、建造物に設けられたエレベータの乗り場の敷居部とエレベータの乗りかごの敷居部とのうち一方に検出器が取付けられ、前記他方に被検出体が取付けられ、前記検出器と被検出体との対向を利用して前記乗り場の敷居部と乗りかごの敷居部とが互いに面一となる位置に乗りかごを位置決めするエレベータの着床装置において、
前記検出器と被検出体とのうち一方は、前記乗り場の敷居部に前記乗りかごの側方に向って突出して設けられ、
前記他方は、前記乗りかごの敷居部に、前記乗り場の敷居部に設けられた検出器と被検出体のうちの一方に対応する位置に設けられ
前記検出器は、信号を発する信号発信部と信号を受信する信号受信部とを備え、前記被検出体は、前記信号発信部からの信号を反射して信号受信部へと導く反射部を備え、前記信号発信部と信号受信部とが同一面に配置されて、前記被検出器が前記検出器に対向して設けられることを特徴とする。
【0016】
このように構成された本発明のエレベータの着床装置によれば、乗りかごと乗り場のそれぞれの敷居部に検出器と被検出体とを設けているので、エレベータを施工する際に、上下方向に沿った検出器と被検出体との互いの位置関係を調整する手間を抑制することが可能となる。このため、エレベータの施工時のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0017】
また、本発明のエレベータの着床装置では、乗り場の敷居部に取付けられた検出器と被検出体とのうち一方が、乗りかごの側方に向って突出して設けられている。このため、被検出体とエレベータ昇降路の壁面との間の間隔を確保することが可能となって、検出器の誤作動を抑制することが可能となる。よって、本発明によれば、乗りかごを、乗り場の敷居部と乗りかごの敷居部とが互いに面一となる位置に確実に位置決めすることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を、図1ないし図6に基づいて説明する。
【0019】
エレベータ1の着床装置31は、図1などに示すエレベータ1の乗りかご4を、この乗りかご4の敷居部32(図2などに示す)と建造物のエレベータ乗り場33(図2などに示す)の敷居部34とが互いに面一となる位置に位置決めして停止させる装置である。
【0020】
尚、図1に示すエレベータ装置は、機械室無しエレベータ装置を示している。機械室無しエレベータ装置は、エレベータ制御システム(制御盤)を、乗り場付近やかごに設置し、巻上機を昇降路最上部や最下部に格納することにより、機械室無しを実現したものである。図1では、巻上機24は、ガイドレール23の最上部に固定されている巻上機取付台24Aに載置固定されている。
【0021】
前記エレベータ1は、図1に示すように、建造物のエレベータ昇降路2内に設けられる、複数のガイドレール3と、乗りかご4と、主ロープ17と、カウンタウェイト18と、駆動機構19と、非常停止機構20と、着床装置31とを備えている。
【0022】
ガイドレール3は、建造物のエレベータ昇降路2内に、この昇降路2に沿って互いに略平行に設けられている。図示例において、ガイドレール3は、一対設けられている。
【0023】
乗りかご4は、かご枠5と、乗客を収容するかご室6などを備えている。かご枠5は、互いに平行なガイドレール3,3の間に挟み込まれることのできる大きさの枠状に形成されている。
【0024】
かご室6は、かご床11(図2などに示す)と、乗り場33に相対する開閉ドア12を有する前壁13と、前壁13の左右両端部にそれぞれ連なる一対の側板14,14と、前壁13に対し平行でかつ一対の側板14,14を互いに連ねる奥板15と、天井板16と、を備えている。乗りかご4は、その下面側に、従動シーブ22,22を回動自在に支持している。従動シーブ22,22は、互いに主ロープ17が掛渡されている。
【0025】
主ロープ17は、金属などからなり、その一端部が前記一対のガイドレール3,3のうち一方のガイドレール3の上端部に取付けられているとともに、他端部が後述のカウンタウェイトガイドレール23,23のうち一方の上端部などに取付けられている。主ロープ17は、従動シーブ22,22に掛渡されており、乗りかご4を建造物のエレベータ昇降路2内にガイドレール3,3に沿って昇降自在に懸架している。
【0026】
カウンタウェイト18は、一対のカウンタウェイトガイドレール23,23に沿って昇降自在に設けられている。これらのカウンタウェイトガイドレール23,23は、ガイドレール3,3に沿って設けられている。カウンタウェイト18は、主ロープ17に懸架されている。カウンタウェイト18は、乗りかご4のかご室6内に所定の数の乗員が乗り込むと、主ロープ17を介して前記乗りかご4と釣り合うようになっている。
【0027】
駆動機構19は、主ロープ17が掛渡された図示しないトラクションシーブと、このトラクションシーブを回転させる巻上機24とを備えている。駆動機構19は、巻上機24がトラクションシーブを回転させることによって、主ロープ17などを介して乗りかご4をガイドレール3,3に沿って昇降するようになっている。
【0028】
非常停止機構20は、ガバナ装置25と、乗りかご4に取付けられた調速機ロープ26とを備えている。非常停止機構20は、何らかの故障等によって、乗りかご4などが定格速度以上で急降下した場合などに、調速機ロープ26を拘束して、自動的に乗りかご4を急停止するようになっている。
【0029】
着床装置31は、図2などに示すように、検出器35と、被検出体36などを備えている。検出器35と被検出体36とのうち一方は、乗り場33の敷居部34に、乗りかご4の側方に向って突出して設けられている。前記他方は、乗りかご4の敷居部32に、乗り場33の敷居部34に設けられた検出器35と被検出体36のうちの一方に対応する位置に設けられている。
【0030】
なお、図示例において、検出器35は、乗りかご4の敷居部32に図2ないし図4などに示す取付けフランジ37などを介して取付けられて設けられている。検出器35は乗りかご4の敷居部32の端部に設けられている。被検出体36は、昇降路2側である乗り場33の敷居部34に図2ないし図4などに示すように取付けられて設けられている。
【0031】
検出器35は、図3及び図5に示すように、光を発する発光部38と、光を受ける受光部39と、を備えている。検出器35は、発光部38に相対する物体によって発光部38から発せられた光が反射されると、この反射された光を受光部39が受けるようになっている。
【0032】
検出器35の受光部39は、図4に示す距離L1までの範囲にある被検出体3の後述する反射部46によって反射された光を受光できるようになっている。また、検出器35は、エレベータ昇降路2の壁面2aとの間の距離L2が、前記距離L1より長い距離となる位置に設けられている。
【0033】
検出器35は、発光部38が光を発する方向と受光部39が光を受光できる方向とが乗りかご4の幅方向に沿って、前記取付けフランジ37によって支持されている。
【0034】
ここで、検出器35は、図示例において、乗りかご4の鉛直方向(つまりかごの昇降方向)に沿って3つ設けられている。ここで、3つの検出器35を、乗りかご4に近いものから順に検出器35A,35B,35Cとする。
【0035】
取付けフランジ37は、乗りかご4の敷居部32に取付けられる取付部41と、この取付部41に連なる支持部42と、この支持部42に設けられかつ検出器35を支持する支持片43と、を一体に備える板金状に形成されている。
【0036】
取付部41は、敷居部32の下面にボルト44などによって取りけられている。取付部41は、敷居部32の乗り場33の敷居部34に相対する面32aに沿って形成されているとともに、この面32aから下方に向って延びて形成されている。支持部42は、取付部41の乗りかご4の縁に位置する端部41aから乗りかご4の側板14に沿って折曲げられたように形成されている。
【0037】
支持片43は、前記支持部42の一部が切りかかれ、乗りかご4の側方に向って突出する方向に支持部42から折曲げられるなどして形成されている。支持片43は、検出器35を、その発光部38が光を発する方向及び受光部39が光を受ける方向が乗りかご4の幅方向に沿うように支持している。
【0038】
被検出体36は、取付部45と反射部46とを一体に備える板金状に形成されている。取付部45は、乗り場33の敷居部34の乗りかご4の敷居部32に相対する面34aに取付けられている。取付部45は、この面34aに沿って形成されているとともにこの面34aから下方に向って延びて形成されている。
【0039】
反射部46は、取付部45の敷居部34の縁に位置する端部45aが、乗りかご4の側板14に沿って、検出器35の発光部38及び受光部39に相対するように折曲げられるなどして形成されている。反射部46は、検出器35の発光部38からの光を反射して受光部39へと導くものであり、鏡面を持つ金属板、鍍金等のように高い効率で光を反射する材料又は部材である。
【0040】
なお、上述の例で、検出器35は光りを用いたものであるから、反射部46としては、光りを高い効率で反射する材料又は部材であるとしたが、光り以外の音波等のビームを用いた検出器を採用する場合、反射部としては高い効率で音波を反射する材料又は部材を採用する。
【0041】
このように、本実施形態において、被検出体36は、その反射部46が乗りかご4の側方に向って突出して、乗り場33の敷居部34に設けられている。また、被検出体36は、その反射部46と検出器35との間の距離X(図4に示す)が、前記距離L1より短い距離となる位置に配されている。そして、距離L1,L2,Xとの間には、以下の式1に示す関係が成り立っている。
【0042】
X<L1<L2……………式1
また、被検出体36は、その反射部46と、開閉ドア12が全開した際の扉の縁12aとの間に距離L3を有する位置に配されている。被検出体36は、開閉ドア12の開閉を妨げない位置に設けられている。
【0043】
また、検出器35の発光部38及び受光部39と、被検出体36の反射部46と、が互いに相対した状態で設けられている。前記着床装置31は、検出器35と被検出体36との対向を利用して、乗りかご4を敷居部32,34が互いに面一となる位置に位置決めするようになっている。また、前記着床装置31の検出器35の発光部38及び受光部39と、被検出体36の反射部46とは、互いに乗りかご4の幅方向に沿って互いに相対している。
【0044】
このような構成の本実施形態によれば次のように作用する。すなわち、乗りかご4と乗り場33の敷居部32,34それぞれに検出器35と被検出体36とを取付けているので、エレベータ1を施工する際に、上下方向に沿った検出器35と被検出体36との互いの位置関係を調整する手間を抑制することが可能となる。このため、エレベータ1の施工時のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0045】
また、着床装置31は、乗りかご4の敷居部32に取付けられた検出器35が、乗りかご4の側方に向って突出して設けられている。このため、検出器35とエレベータ昇降路2の壁面2aとの間の距離L2を確保することが可能となって、検出器35の誤作動を抑制することが可能となる。したがって、乗り場33の敷居部34と乗りかご4の敷居部32とが互いに面一となる位置に乗りかご4を確実に位置決めすることが可能となる。
【0046】
前記着床装置31の検出器35の発光部38及び受光部39と、被検出体36の反射部46とは、乗りかご4の幅方向に沿って互いに相対しているため、検出器35とエレベータ昇降路2の壁面2aとの間の距離L2を確保することが可能となる。このため、検出器35の誤作動を抑制することが可能となるとともに、乗り場33の敷居部34と乗りかご4の敷居部32とが互いに面一となる位置に乗りかご4を確実に位置決めすることが可能となる。
【0047】
また、検出器35の検出可能範囲の外にエレベータ昇降路2の壁面2aが位置しているので、より確実に誤作動を抑制することができる。このため、乗り場33の敷居部34と乗りかご4の敷居部32とが互いに面一となる位置に乗りかご4をより確実に位置決めすることが可能となる。
【0048】
被検出体36は、前記反射部46が乗りかご4の開閉ドア12の開閉を妨げない位置に設けられている。このため、エレベータ1の保守作業時などにおいて、乗りかご4の開閉ドア12を開けた状態で、乗りかご4を昇降する際に、開閉ドア12の扉と被検出体36とが互いに接触することがない。
【0049】
さらに、検出器35が発光部38と受光部39とを備え、受光部39が被検出体36の反射部46によって反射された光を受光するので、図10などに示した従来の着床装置91のように施工時の検出器92と検出板94の互いの位置調整を行う必要がなくなる。このため、エレベータ1の施工時のコストの高騰をより一層抑制することが可能となる。
【0050】
また、乗りかご4の鉛直方向(つまりかごの昇降方向)に沿って検出器35A,35B,35Cが設けているので、次のような作用を奏する。すなわち、図6に示すように、時刻T11で、検出器35A,35B,35Cが反射体46の上にあって、検出器35A,35B,35Cのいずれもが反射体46に位置していないと、検出器35A,35B,35Cは全てOFFとなる。次に、乗りかご4が下降して時刻T12で、検出器35Cが反射体46に位置すると、検出器35A,35BはOFFで、検出器35CはONとなる。更に、乗りかご4が下降して時刻T13で、検出器35B,35Cが反射体46に位置すると、検出器35AはOFFで、検出器35B,35Cは共にONとなる。また更に、乗りかご4が下降して時刻T14で、検出器35A,35B,35Cが全て反射体46に位置すると、検出器35A,35B,35Cは全てONとなる。
【0051】
一方、時刻T21で、検出器35A,35B,35Cが反射体46の下にあって、検出器35A,35B,35Cのいずれもが反射体46に位置していないと、検出器35A,35B,35Cは全てOFFとなる。次に、乗りかご4が上昇して時刻T22で、検出器35Aが反射体46に位置すると、検出器35AはONで、検出器35B,35CはOFFとなる。更に、乗りかご4が上昇して時刻T23で、検出器35A,35Bが反射体46に位置すると、検出器35A,35BはONで、検出器35CはOFFとなる。また更に、乗りかご4が上昇して時刻T24で、検出器35A,35B,35Cが全て反射体46に位置すると、検出器35A,35B,35Cは全てONとなる。
【0052】
このように、乗りかご4の下降によって、乗りかご4の敷居部32と建造物のエレベータ乗り場33の敷居部34とが互いに面一となる位置決めがなされる場合は、検出器35A,35B,35CのON,OFFの組み合わせは、T11からT14のように変化する。また、乗りかご4の上昇によって、乗りかご4の敷居部32と建造物のエレベータ乗り場33の敷居部34とが互いに面一となる位置決めがなされる場合は、検出器35A,35B,35CのON,OFFの組み合わせは、T21からT24のように変化する。
【0053】
従って、検出器35A,35B,35CのON,OFFの組み合わの時間変化を検知することにより、乗りかご4の下降及び上昇と敷居部32,34の位置決め動作との関係を示す情報を、例えば、駆動機構19等のための制御系は把握することができ、これを駆動制御や安全運行のために役立てることができる。
【0054】
また、エレベータ1は、例えば、乗りかご4が、敷居部32,34が互いに面一とならない位置に停止した際に、乗客の転倒や、エレベータ昇降路2内への異物の侵入を防止するために、図7及び図8に示すように、敷居部32,34それぞれに保護板としてのエプロン51,52を取付けることがある。
【0055】
これらのエプロン51,52は、敷居部32,34それぞれの互いに相対する面32a,34aに取付けられているとともに、これらの面32a,34aから下方に向って延びる板金状に形成されている。
【0056】
前述した実施形態において、これらのエプロン51,52が敷居部32,34それぞれに取付けられる際には、図7に示すように取付けフランジ37をエプロン51と一体に形成しても良く、図8に示すように被検出体36の反射部46をエプロン52と一体に形成しても良い。
【0057】
この場合、検出器35を取付ける取付けフランジ37とエプロン51とが一体になっているともに、被検出体36の反射部46とエプロン52とが一体になっているので、部品点数を抑制することが可能となって、コストの高騰をより一層確実に抑制することが可能となる。
【0058】
また、実施形態では、検出器35を乗りかご4の敷居部32に取付け、被検出体36を乗り場33の敷居部34に取付けているが、本発明においては、検出器35を乗り場33の敷居部34に取付け、被検出体36を乗りかご4の敷居部32に取付けてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、乗りかごと乗り場のそれぞれの敷居部に検出器と被検出体とを設けているので、エレベータの施工時のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0060】
また、検出器と被検出体とのうち乗り場の敷居部に取付けられた一方が、乗りかごの側方に向って突出して設けられているため、乗り場の敷居部と乗りかごの敷居部とが互いに面一となる位置に乗りかごを確実に位置決めすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の着床装置を備えたエレベータを示す斜視図。
【図2】同実施形態の着床装置の構成を示す平面図。
【図3】図2中のIII−III線に沿う説明図。
【図4】図5中のVI−VI線に沿う断面図。
【図5】同実施形態の検出器を示す斜視図。
【図6】複数の検出器を有する着床装置の作用を示す図。
【図7】同実施形態の取付けフランジの変形例を示す斜視図。
【図8】同実施形態の被検出体の反射部の変形例を示す斜視図。
【図9】従来のエレベータを示す斜視図。
【図10】図9に示されたエレベータの着床装置を示す斜視図。
【図11】他の従来のエレベータの着床装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…エレベータ
2…エレベータ昇降路
2a…壁面
4…乗りかご
12…開閉ドア
32…敷居部
33…乗り場
34…敷居部
35…検出器
36…被検出体
38…発光部
39…受光部
46…反射体
51…エプロン
52…エプロン

Claims (6)

  1. 建造物に設けられたエレベータの乗り場の敷居部とエレベータの乗りかごの敷居部とのうち一方に検出器が取付けられ、前記他方に被検出体が取付けられ、前記検出器と被検出体との対向を利用して前記乗り場の敷居部と乗りかごの敷居部とが互いに面一となる位置に乗りかごを位置決めするエレベータの着床装置において、
    前記検出器と被検出体とのうち一方は、前記乗り場の敷居部に前記乗りかごの側方に向って突出して設けられ、前記他方は、前記乗りかごの敷居部に、前記乗り場の敷居部に設けられた検出器と被検出体のうちの一方に対応する位置に設けられ
    前記検出器は、信号を発する信号発信部と信号を受信する信号受信部とを備え、前記被検出体は、前記信号発信部からの信号を反射して信号受信部へと導く反射部を備え、前記信号発信部と信号受信部とが同一面に配置されて、前記被検出器が前記検出器に対向して設けられることを特徴とするエレベータの着床装置。
  2. 前記乗りかごは、前記乗り場に相対する開閉ドアを備え、前記乗り場の敷居部に取付けられた検出器と被検出体とのうちの一方は、前記開閉ドアの開閉を妨げない位置に配されたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの着床装置。
  3. 前記信号受信部が前記反射部によって導かれる信号を受信できる距離をL1とし、前記検出器と被検出体とが互いに相対する方向に沿う検出器と前記建造物のエレベータ昇降路の壁面との間の距離をL2とし、前記検出器と被検出体との間の間隔をXとすると、X<L1<L2となる位置に前記検出器と被検出体とを配したことを特徴とする請求項記載のエレベータの着床装置。
  4. 前記乗り場の敷居部にエプロンが取付けられ、前記乗り場の敷居部に設けられた検出器と被検出体とのうちの一方が、前記エプロンに設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの着床装置。
  5. 前記乗りかごの敷居部にエプロンが取付けられ、前記乗りかごの敷居部に設けられた検出器と被検出体とのうちの一方が、前記エプロンに取付けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの着床装置。
  6. 前記検出器が、前記乗り場の敷居部及び前記乗りかごの敷居部に、前記乗りかごの昇降方向に沿って互いに距離を存して複数設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの着床装置。
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