JP4262757B2 - 戸閉り安全装置 - Google Patents
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Description
エレベータードア―の戸閉り安全装置は知られているが、一般的な引き戸、大型門扉、開き戸等において人又はその一部が戸又は扉と枠の間に挟まれて怪我をするのを防止する戸閉り安全装置はなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、引き戸、大型門扉、開き戸等の閉じ作動時に、一時的にストッパーを作動して戸又は扉の閉じ動作を停止し、戸又は扉と枠との間に人又はその一部が挟まれないようにする。
さらに、上記解除機構をストッパーと操作ハンドルの間に設けた連結リンク機構により構成してある。
さらに本発明の戸閉り安全装置は、上記係止凹部とストッパーとの係合を解除する係合解除機構を設けてあるから、上記戸の一時停止の後、この一時停止を解除し、安全確認した上で戸を閉鎖することができる効果がある。
そして、上記第2ストッパーの閉じ動作を解除する解除機構を設けてあるから、戸の最終閉じ直前の停止を解除し、手指等の挟み込みがない安全確認をして戸を閉鎖することができる効果を有する。
また、本発明の戸閉り安全装置は、上記解除機構をストッパーと操作ハンドルの間に設けた連結リンク機構により構成してあるから、人手により操作でき、安全確認しながら戸の閉じ動作ができ,この点でも安全であるという効果がある。
また、図中符号2が枠で、左右の垂直な縦枠20と上枠(図示せず)と下枠21とを有し、下枠21に引き戸の走行コロ13を走行案内する走行レール22を設けてある。そして、この引き戸1は、公知の引き戸同様、閉鎖したときはその縦フレーム11が枠2の縦枠20に密着するようにしてある。
この走行レール22には、後述する安全装置の第1ストッパーを係止する係止凹部23を形成してある。
この第1ストッパー31と係止凹部23との位置関係は、引き戸1が閉じ方向に引かれて、第1ストッパー31が係止凹部23に係止した位置(図2図示)で引き戸1と枠2との間に人の身体を挟まない程度の間隔があるようにしてある。
この連結リンク機構は、第1ストッパー用縦リンク41と、第1ストッパー用仲介リンク42と、支持リンク43と、第1ストッパー用仲介L字リンク44と、第1ストッパー用横リンク45と、第1ストッパー用L字リンク46を連結して構成してある。
先ず、図1が引き戸1の閉じ移動の途中位置を示してあり、この位置からさらに図左方向に閉じ移動して第1ストッパー31が走行レール22の係止凹部23位置に達すると、第1ストッパー31がスプリング34の牽引力により下向きの付勢力が付与されているため、下動し係止凹部23に係止し、引き戸1がその移動を停止する(図2図示)。従って引き戸1と枠2との間に間隔が確保され、人を挟むことを防止する。
同時に操作ハンドル30の回動操作により第2ストッパー用縦リンク62が押し上げられ、リンク機構を介して、第2ストッパー60を引き戸1の縦フレーム11から枠方向に突出する(第3図示)。
そこで引き戸1をさらに閉じ移動すると図4に示すように第2ストッパー60が枠2の縦枠20に当り、引き戸1と枠2との間に僅かな間隔を確保し、手指等を挟むことがない。その後、操作ハンドル30を戻せば第2ストッパー60が引き込み、引き戸1を枠2に閉鎖できる(図5図示)。
図7に実施例の背面図が示してあり、第1ストッパーとその解除機構が示してある。この実施例の図面中、図1乃至図5に示した参考例と同じ符号を付した部材は同様の部材である。
即ち、この実施例は、第1ストッパー31、操作ハンドル30、係合解除機構40を有し、この係合解除機構40は、第1ストッパー用縦リンク41、第1ストッパー用仲介リンク42、第1ストッパー用仲介L字リンク44、第1ストッパー用横リンク45、第1ストッパー用L字リンク46を有し、参考例の第1ストッパー31及び解除機構40と同様の作動をする。参考例と相違する構成は、操作ハンドル30の操作部36にL字リンク69を固定し、その先端に第1ストッパー用縦リンク41の上端を軸支連結68して、操作ハンドル30を上方に上げ回動することによりリンク機構を牽引し、第1ストッパー31を上げ作動して係止凹部23との係合を解除するようにしてある。
ただ、第1ストッパーの解除機構と相違するところは、第2ストッパー用縦リンク81の上端を操作ハンドル30の操作部36の先端に軸支連結87してあり、操作ハンドル30を下方に回動操作して各リンクを牽引し、第2ストッパー70と係止凹部23との係合を解除するようにしてある。
図6及び図7に引き戸1の閉じ移動の途中位置を示してあり、この位置からさらに図6上左方向、図7上右方向に閉じ移動して、第1ストッパー31が係止凹部23位置に達すると、図8に示すように係止凹部23に係止し、引き戸1がその移動を停止する。従って引き戸1と枠2との間に間隔が確保され、人を挟むことがない。
この状態から引き戸1を閉じ移動すると、次に第2ストッパー70が係止凹部23に係止し、引き戸1の移動を停止する。この位置で引き戸1と枠2との間に僅かな間隔が保たれ、人の手指を挟み込むことはない(図10図示)。
さらに操作ハンドル30を下向き回動すると、第2ストッパー70と係止凹部23との係合が解除され(図11図示)、さらに引き戸1を閉じると枠と密着し、引き戸1は閉鎖される。
2 枠
10 フレーム
11 縦フレーム
12 下フレーム
13 走行コロ
20 縦枠
21 下枠
22 走行レール
23 係止凹部
30 操作ハンドル
31 第1ストッパー
32 軸支
33 アーム
34 スプリング
35 走行コロ
36 操作部
37,38 軸支
39 起立片
40 係合解除機構
41 第1ストッパー用縦リンク
42 第1ストッパー用仲介リンク
43 支持リンク
44 第1ストッパー用仲介L字リンク
45 第1ストッパー用横リンク
46 第1ストッパー用L字リンク
47,49,51,53,54 軸支連結
48,50,52 軸支
55 長孔
57 連結ピン
60 第2ストッパー
61 解除機構
62 第2ストッパー用縦リンク
63 第2ストッパー用L字リンク
64 作動リンク
65,66,67,68 軸支連結
69 L字リンク
70 第2ストッパー
80 解除機構
81 第2ストッパー用縦リンク
82 第2ストッパー用仲介リンク
84 第2ストッパー用仲介L字リンク
85 第2ストッパー用横リンク
86 第2ストッパー用L字リンク
Claims (2)
- 枠の戸を走行案内するレールに係止凹部を形成し、戸に該係止凹部に係止する方向の付勢力を付与した第1と第2のストッパーを設け、戸の閉じ方向作動の中途で該第1のストッパーが係止凹部に係止して戸の閉じ動作を停止するようにし、戸の最終閉じ直前で該第2のストッパーが係止凹部に係止して戸の閉じ動作を停止するようにし、さらにそれぞれの係止凹部と第1と第2のストッパーとの係合を解除する係合解除機構を設けてある戸閉り安全装置。
- 上記解除機構をストッパーと操作ハンドルの間に設けた連結リンク機構により構成してある上記請求項1に記載の戸閉り安全装置。
Priority Applications (1)
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JP2007116275A JP4262757B2 (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 戸閉り安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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