JP4261685B2 - 圧縮気体の除湿装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸着剤を用いて湿った圧縮気体を吸着除湿して乾燥する、圧縮気体の除湿装置に係わり、特に、乾燥気体の状態を検知する検知手段の配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の除湿装置においては、乾燥した気体、たとえば乾燥空気を連続して供給するため、活性アルミナ、シリカゲル、合成ゼオライトあるいは塩化リチウムなどの吸着剤を容器に充填した吸着筒が二基用意される。一方の吸着筒に湿った圧縮空気を導き吸着除湿して乾燥空気とし、所定の供給先に供給する。同時に、得られた乾燥空気の一部を他方の吸着筒に導き、前段階で吸湿して吸湿能力の低下した吸着剤から湿分を脱着し、さらにこの湿分を吸着筒からパージする再生をなす。
【0003】
このような一方の吸着筒における圧縮空気の乾燥と、他方の吸着筒における吸着剤の再生は同時に並行して行われるとともに、所定時間経過後に両吸着筒間に設けられた切換え弁を切換えて、連続的に乾燥空気を供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の装置において、供給先には常に一定の乾燥度の乾燥空気を供給しなければならないし、また環境条件によっては吸着剤の吸着作用を軽減させる、いわゆる省エネ運転に移行する場合もある。そのための検知手段を備え、各吸着筒から導出される乾燥空気の状態を検知して装置の制御手段へ検知信号を送り、ここで判断してたとえば切換え手段などの駆動機構を制御するようになっている。
【0005】
ところで、上記各吸着筒に導かれる湿った圧縮空気は、吸着筒中の吸着剤に圧力をかけるので、吸着剤相互が擦れる。ついには、吸着剤の一部が微粒子化し、乾燥空気とともに吸着筒から出てしまう。この除湿装置から給出される乾燥空気はフィルタを通過するようになっていて、ここで微粒子化した吸着剤が捕捉される。したがって、供給先へは乾燥空気のみが確実に供給される。
【0006】
しかしながら、上記検知手段は吸着筒と装置出口である給出口とを連通する給出路の中途部もしくは給出口近傍に配置されているため、乾燥空気に混在する吸着剤微粒子が付着し易い。長期の使用に亘れば、吸着剤微粒子が検知手段に堆積して乾燥空気との間に介在してしまい、検知手段の検知精度が損なわれて信頼性の低下をきたす。
【0007】
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、湿度センサの配置位置を選択することにより、微粒子化した吸着剤の湿度センサへの付着を可能な限り規制して、検知精度の向上および信頼性の向上を図った圧縮気体の除湿装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を満足するため本発明の圧縮気体の除湿装置は、吸着剤を充填する一対の吸着筒と、これら吸着筒に連通する連通路およびこの連通路に設けられる切換え手段を備え、湿った圧縮気体を一方の吸着筒へ導いて吸着除湿して乾燥させ、この乾燥気体の一部を他方の吸着筒に導いて前段階で吸湿能力が低下した吸着剤から湿分を脱着しかつパージする再生を並行して行い、両吸着筒の間で乾燥と再生を交互に切換えて連続的に乾燥気体を供給する装置において、各吸着筒の端部に設けられ逆止弁を備えた弁室と、各吸着筒の弁室相互を連通し各吸着筒で吸着除湿された乾燥気体を弁室を介して導く給出路と、この給出路の一端側に設けられ乾燥気体を外部へ給出案内する給出口と、この給出口が設けられる端部とは反対側の給出路の他端側に取付けられ乾燥気体の湿度を検知する湿度センサとを具備する。
【0010】
上記給出路の一端側に設けられ給出路に導かれる乾燥気体の一部を湿度センサに接触させ、さらに乾燥気体の流量を制限したうえで給出路から大気へ開放する放出手段を具備する。
【0011】
このような課題を解決する手段を採用することにより、各吸着筒から微粒子化した吸着剤が乾燥気体とともに出ても、ほとんど湿度センサへ向かうことなく給出口から給出される。湿度センサへは比較的きれいな乾燥気体が流れて、吸着剤微粒子の付着を可能な限り規制する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1に、圧縮気体の除湿装置の外観を斜視図として示す。この除湿装置は、下部側の架台1と、この架台1の一側部上に取付けられる電気部品箱2と、架台1の他側部上に取付けられる2基の吸着筒(説明の都合上、以下、図の左側吸着筒をA筒と呼び、図の右側吸着筒をB筒と呼ぶ)3,4と、これらA,B筒3,4の上端部に亘って載設されるアウトレットヘッド5、およびA,B筒下端部に亘って取付けられるインレットヘッド15とから構成される。
【0013】
このアウトレットヘッド5は、複数本の支柱ボルト6…とナット7…を介して架台1に取付け固定され、よってA,B両筒3,4の固定保持がなされている。上記インレットヘッドは、上記架台1に取付けられる蓋板8によって遮蔽されている。上記アウトレットヘッド5の一側面には、装置内で吸着乾燥した気体を所定の供給先に給出案内するための給出口9が設けられ、かつ架台1の一側面には湿った圧縮気体を装置内へ導入案内するための導入口10が開口される。
【0014】
また、アウトレットヘッド5の中央部には湿度インジケータ11が設けられ、さらにアウトレットヘッド5にはA,B両筒3,4上端部と互いに連通するパージオリフィス12が設けられている。このパージオリフィス12とは反対側の側部に、パージ弁27を接続するための一対の接続口体13が設けられている。
【0015】
図2と、図3は、同じ除湿装置の断面を概略的に示しており、互いに作用が異なる状態である。上記A,B筒3,4は、上下端面が開口する筒体からなっていて、上端開口部はアウトレットヘッド5下面に設けられた凹部5aに挿嵌され、下端開口部は先に述べたインレットヘッド15上面に設けられた凹部15aに挿嵌される。
【0016】
そして、各A,B筒3,4の上端開口と下端開口からそれぞれ所定間隔を存した位置に多孔板16が設けられていて、これら多孔板16間に吸着剤17が充填される。吸着剤17として、活性アルミナ、シリカゲル、ゼオライトなどが用いられる。
【0017】
上記アウトレットヘッド5における各A,B筒3,4中央部と対向する位置に逆止弁18A,18Bを収容する弁室19が形成される。これら逆止弁18A,18Bは、下部側である筒3,4内から上方への気体の流れを許容し、上部から筒3,4内への気体の流れを阻止するものである。
【0018】
さらに、アウトレットヘッド5には、上記給出口9と、各弁室19とを連通する給出路20が設けられていて、逆止弁18A,18Bを開放して弁室19を出た気体を給出口9へ導くようになっている。この給出路20には上記湿度インジケータ11と連通する分岐路21が分岐して設けられている。
【0019】
各弁室19の周囲でA,B両筒3,4が挿嵌される範囲内は凹陥形成されていて、先に説明したパージオリフィス(ここではアウトレットヘッド5に設けられるよう描いている)12と連通するパージ室22となっている。換言すれば、互いのパージ室22,22はパージオリフィス12によって連通される。上記給出路20における給出口9とは反対側の端部は閉塞されていて、湿度センサ23の検知子23aが給出路20に突出して取付けられている。図2のみ示すように、上記電気部品箱2内に制御手段である制御回路25が収容されていて、上記湿度センサ23と電気的に接続される。湿度センサ23は、給出路20における乾燥空気の湿度を検知して、検知信号を制御回路25へ送るようになっている。
【0020】
上記インレットヘッド15の下面には切換え手段である切換え弁26が取付けられている。インレットヘッド15の一側部には上記導入口10が設けられ、他側部にはパージ弁27とサイレンサ28が直列に接続される。
【0021】
上記切換え弁26には、図の左側から右側へ第1のポートa,第2のポートb,第3のポートc,第4のポートd,第5のポートeが順次設けられていて、弁体fが移動することにより各ポートa〜e相互の連通切換えがなされる。上記弁体fはソレノイド26Sによって駆動される。このソレノイド26Sは上記制御回路25と電気的に接続されていて、駆動制御されるようになっている。
【0022】
上記インレットヘッド15には、導入口10と切換え弁26の第3のポートcとを連通する導入路30と、A筒3の下部開口端と第2のポートbとを連通するA筒連通路31と、B筒4の下部開口端と第4のポートdとを連通するB筒連通路32と、第1のポートaと第5のポートeとを連通する逆U字状のポート連通路33および、このポート連通路33の中途部から分岐して上記パージ弁27に連通するパージ分岐路34が設けられている。
【0023】
上記パージ弁27は、通常構成の電磁開閉弁であって、上記制御回路25と電気的に接続される。この制御回路25からの制御信号に応じて開閉し、パージ分岐路34から導かれるパージ気体の導通もしくは遮断をなす。ここから導出されるパージ気体はサイレンサ28に導かれて消音されたあと、外部へ放出されるようになっている。
【0024】
上記制御回路25は、上記湿度センサ23からの検知信号を受けて露点温度(圧力下露点)に換算する回路と、この露点温度と予め記憶された設定露点温度(圧力下露点)とを比較する回路、およびこの比較結果にもとづいて切換え弁26の切換え制御と、パージ弁27の開閉制御をなす回路とを備えている。
【0025】
なお、上記給出口9は上記給出路20の左側端部に設けられるのに対して、上記湿度センサ23は右側端部に取付けられる。すなわち、給出路20の一端側に給出口9が設けられ、他端側に湿度センサ23が取付けられる。
【0026】
図4に、湿度センサ23の取付け構造を拡大して示す。装置本体1に、この外面から給出路20に亘って貫通するねじ孔40が設けられ、湿度センサ23の検知子23aが給出路20に突出し、ねじ部23bが気密を保持した状態でねじ込まれている。
【0027】
上記湿度センサ23の取付け部位近傍には、放出手段であるオリフィス41が設けられる。このオリフィス41は、装置本体1外面から給出路20に亘って貫通する細孔からなっている。
【0028】
このように構成される除湿装置であって、以下に述べるような作用をなす。なお、圧縮気体として圧縮空気を適用して説明する。
【0029】
切換え弁26の弁体fが図2に示す位置にあるとき、装置へ供給される湿った圧縮空気はB筒4内を通過する間に、ここに充填される吸着剤17によって吸着除湿され乾燥化する、乾燥工程が行われる。そして、逆止弁18B、アウトレットヘッド5の給出路20を介して給出口9から所定の供給先に給出される。
【0030】
B筒4から出た乾燥空気の一部はパージ室22、パージオリフィス12、A筒3上部のパージ室22を介してA筒3内に案内され、前段階の乾燥工程において吸着剤17が吸着した湿分を脱着し、パージ空気としてA筒連通路31から切換え弁26を介してパージ分岐路34に導かれる。
【0031】
パージ弁27が閉成状態にあるとき、パージ空気は遮断されA筒3内を圧力上昇する昇圧工程となす。パージ弁27が開放状態にあるとき、パージ空気はパージ弁27を通過してサイレンサ28に導かれ、ここで消音されてから外部へ放出される再生工程となす。
【0032】
切換え弁26の弁体fが図3に示す位置にあるとき、装置へ供給される湿った圧縮空気は、A筒3内に充填される吸着剤17によって吸着除湿され乾燥化する乾燥工程となる。そして、逆止弁18A、アウトレットヘッド5の給出路20を介して給出口9から所定の供給先に給出される。
【0033】
また、A筒3から導出される乾燥空気の一部はパージ室22、パージオリフィス12、B筒4上部のパージ室22を介してB筒4内に案内される。この乾燥空気は前段階の乾燥工程において吸着剤17が吸着した湿分を脱着し、パージ空気として切換え弁26を介してパージ分岐路34に導かれる。パージ弁27が閉成状態にあるとき、パージ空気は遮断されてB筒4内を圧力上昇する昇圧工程となす。パージ弁27が開放状態にあるとき、パージ空気はパージ弁27を通過してサイレンサ28に導かれ、消音されてから外部へ放出される再生工程となす。
【0034】
たとえば給出口9から供給される先において必要とする空気量がごく少なくてすむなど、いわゆる負荷が小さい場合や、導入口10から導入される圧縮空気の湿度が極めて低く乾燥している場合には、省エネ運転に移行する。
【0035】
上記湿度センサ23は、吸着除湿して乾燥した圧縮空気の湿度を検知して制御回路25に検知信号を送る。制御回路25では、検知した湿度を露点温度(圧力下露点)に演算し、その結果をセンサ出力電圧として出力する。
【0036】
各吸着筒3,4に導かれる湿った圧縮空気は吸着剤17に所定の圧力をかける。この圧力によって吸着剤17の粒子相互が擦れ、かつ長期の使用に亘ると一部が微粒子化して乾燥空気とともに逆止弁18A,18Bを介して給出路20に導出される。
【0037】
乾燥空気と、この乾燥空気に混在する吸着剤微粒子は給出路20に沿って導かれ、給出口9から装置外の供給先へ給出される。ここでは図示しないが、給出口9から出た直後の位置にフィルタが接続されていて、上記吸着剤微粒子はすべて捕捉され、純然たる乾燥空気のみが供給先へ供給される。
【0038】
上記給出口9が給出路20の一端側に設けられるのに対して、上記湿度センサ23は給出路20の他端側に取付けられている。したがって、給出路20に導かれるほとんど大部分の吸着剤微粒子を混在した乾燥空気がそのまま給出口9側に流れる一方で、湿度センサ23側には比較的きれいな乾燥空気が流れる。
【0039】
また、湿度センサ23の近傍に設けたオリフィス41には給出路20からごく絞られた流量の乾燥空気が通過し、大気に開放される。湿度センサ23とその周辺に常に吸着剤微粒子をほとんど含まない新鮮な乾燥空気が流れることとなり、湿度センサ23は長期に亘って高い検知精度を保持する。
【0040】
なお、湿度センサ23の周辺は、以下に述べるような構造としてもよい。
図5は、第2の実施の形態を示しており、湿度センサ23に近い側の弁室19一部を給出路20側へ突出させた邪魔板42が一体に設けられる。邪魔板42の上端縁は、給出路20の上面とある程度の間隔を存していて、完全閉塞にはなっていない。
【0041】
このような構成において、吸着剤微粒子が混在した乾燥空気は給出路20を給出口9側へ導かれる一方で、湿度センサ23側へ導かれようとする。比重の軽い乾燥空気は邪魔板42を乗越えるのに何らの支障もないが、乾燥空気と比較して比重の重い吸着剤微粒子にとって邪魔板42は障害となり、ほとんど乗越えることができない。
【0042】
湿度センサ23の近傍のオリフィス41にごく絞られた流量の乾燥空気が通過して、大気に開放される。湿度センサ23とその周辺には常に吸着剤微粒子を含まない新鮮な乾燥空気が流れることとなり、湿度センサ23は長期に亘って高い検知精度を保持する。
【0043】
図6は、第3の実施の形態を示しており、給出路20における湿度センサ23の直前部位にフィルタ43が配置される。このフィルタ43は給出路20を閉塞しており、かつ外部から交換可能とする。
【0044】
給出路20から湿度センサ23側へ乾燥空気および吸着剤微粒子が流れても、乾燥空気のみフィルタ43を通過する一方で、全ての吸着剤微粒子はフィルタ43に捕捉される。
【0045】
したがって、湿度センサ23に吸着剤微粒子が付着することがなく、オリフィス41により湿度センサ23とその周辺には常に吸着剤微粒子を含まない新鮮な乾燥空気が流れ、湿度センサ23は長期に亘って高い検知精度を保持する。
【0046】
図7は、第4の実施の形態を示しており、給出路20の他端側に分岐管44が接続される。この分岐管44には、フィルタ45を交換自在に取付けたフィルタ室46と、湿度センサ23を取付けたセンサ室47および管径が絞られたオリフィス部48が順次設けられている。
【0047】
給出路20における乾燥空気の一部は分岐管44に導かれ、さらにフィルタ室46において乾燥空気に混在する吸着剤微粒子がフィルタ45に捕捉される。それから、センサ室47に導かれて湿度センサ23により湿度検知がなされ、オリフィス部48で流量を絞られたうえで大気開放される。
【0048】
このように給出路20の他端側に分岐管44を接続し、この分岐管44に湿度センサ23を取付けたので、先に説明した構成よりも湿度センサ23の位置が極めて遠方になり、乾燥空気に混在する吸着剤微粒子が湿度センサ23まで到達する割合がさらに低減する。
【0049】
しかも、湿度センサ23を備えたセンサ室47の直前で吸着剤微粒子を捕捉するフィルタ45を備えたので、湿度センサ23に吸着剤微粒子が付着することは全くない。センサ室47のあとにオリフィス部48を備えたので、装置本体1にオリフィス41として孔明け加工する必要がなくなる。
【0050】
なお、上述の実施の形態では、検知手段として湿度センサ23を適用して説明したが、これに限定されるものではなく、たとえば、湿度センサ23およびこれと並んで備えられる温度センサを対象としてもよく、あるいは、湿度センサと温度センサとを一体化したもの、もしくは湿度と他の乾燥空気の状態を検出する手段を一体化したものであってもよい。
【0051】
また、上述の実施の形態では、二基(一対)の吸着筒3,4を適用して説明したが、これに限定されるものではなく、複数対の吸着筒を備えて、一方側と他方側を直列に連通する除湿装置にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、給出路の一端側に乾燥気体を外部へ給出案内する給出口を設け、給出路の他端側に乾燥気体の湿度を検知する湿度センサを設けたので、各吸着筒から微粒子化した吸着剤が乾燥気体とともに出てもほとんど湿度センサへは導かれず、したがって湿度センサの吸着剤微粒子付着を可能な限り規制して、検知精度を高く保持でき、信頼性の向上を得られるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す、除湿装置の外観斜視図。
【図2】同実施の形態を示す、除湿装置の概略の断面図。
【図3】同実施の形態を示す、除湿装置の概略の断面図で、図2とは異なる工程を説明する図。
【図4】同実施の形態を示す、除湿装置の湿度センサ取付け部を拡大した図。
【図5】第2の実施の形態を示す、除湿装置の湿度センサ取付け部を拡大した図。
【図6】第3の実施の形態を示す、除湿装置の湿度センサ取付け部を拡大した図。
【図7】第4の実施の形態を示す、除湿装置の湿度センサ取付け部を拡大した図。
【符号の説明】
17…吸着剤、
3…吸着筒(A筒)、
4…吸着筒(B筒)、
26…切換え弁(切換え手段)、
20…給出路、
9…給出口、
23…湿度センサ(検知手段)、
41…オリフィス(放出手段)。

Claims (2)

  1. 吸着剤を充填する一対の吸着筒と、これら吸着筒に連通する連通路およびこの連通路に設けられる切換え手段を備え、湿った圧縮気体を一方の吸着筒へ導いて吸着除湿して乾燥させ、この乾燥気体の一部を他方の吸着筒に導いて前段階で吸湿能力が低下した吸着剤から湿分を脱着しかつパージする再生を並行して行い、両吸着筒の間で乾燥と再生を交互に切換えて連続的に乾燥気体を供給する圧縮気体の除湿装置において、
    上記各吸着筒の端部に設けられ、逆止弁を備えた弁室と、
    上記各吸着筒の弁室相互を連通し、各吸着筒で吸着除湿された乾燥気体を上記弁室を介して導く給出路と、
    この給出路の一端側に設けられ、乾燥気体を外部へ給出案内する給出口と、
    この給出口が設けられる端部とは反対側の上記給出路の他端側に取付けられ、乾燥気体の湿度を検知する湿度センサと、
    を具備したことを特徴とする圧縮気体の除湿装置。
  2. 上記給出路の一端側に設けられ、給出路に導かれる乾燥気体の一部を上記湿度センサに接触させ、さらに乾燥気体の流量を制限したうえで給出路から大気へ開放する放出手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の圧縮気体の除湿装置。
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