JP4261682B2 - 電子機器およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画像や動画像を撮像、記録、再生する画像処理装置等の電子機器およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録/再生する電子カメラ等の画像処理装置は既に市販されている。そして、これらの電子カメラ等の画像処理装置は、携帯して撮影を行うことができる必要であり、そのため、動力源としてアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池や、NiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池が一般的に用いられている。
【0003】
近年、特に、NiMH電池やLi−ion電池等の二次電池は、一次電池に比べて経済性に優れているため、電子カメラ等の画像処理装置を用いた電池駆動システムに広く用いられている。
【0004】
これらの画像処理装置と電池を用いた電池駆動システムによれば、より大容量で且つより高エネルギー密度の電池を用いることにより、撮影枚数或いは撮影時間(利用可能時間)を増やすことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電子カメラ等の画像処理装置と電池とを用いた電池駆動システムにあっては、撮影枚数或いは撮影時間を増やすために、より大容量で且つより高エネルギー密度の電池として、特に、NiMH電池やLi−ion電池等の二次電池を用いる必要があり、このため、電池の体積や重量が増えると共に、電池の価格が高くなるという問題点があった。
【0006】
一方、より大容量で且つより高エネルギー密度の電池を用いる代わりに、同じ容量で且つ同じエネルギー密度の電池であっても、画像処理回路の電源回路において電池の終止電圧を低く設定して電池総和容量を無駄なく使い切る方法により、撮影枚数或いは撮影時間を増やすことも可能である。
【0007】
しかしながら、画像処理装置を用いた電池駆動システムに対して着脱可能な構成の電池を用いる場合、電池毎の固体性能差により、比較的低い終止電圧まで電流供給が可能な電池もあれば、比較的高い終止電圧で電流供給を終えてしまう電池もあり、このため、画像処理装置の安定動作を鑑みて比較的高い終止電圧で電池の使用を終える必要があった。
【0008】
このため、より低い終止電圧まで電流供給が可能な電池であっても、電池総和容量を使い切らずに使用中止にする必要があり、撮影枚数或いは撮影時間を増やすことが困難であるという問題があった。
【0009】
また、特定の画像処理装置を用いた電池駆動システム専用の二次電池ではなく、汎用の二次電池を用いる場合、事前に画像処理装置と全ての汎用の二次電池とを組み合わせて最適な終止電圧の設定条件を求めることは極めて困難であるため、より安全な値の終止電圧を設定して用いることしかできず、このため、撮影枚数或いは撮影時間を増やすことが困難であるという問題があった。
【0010】
また、電池駆動システム本来のシーケンス内において、電池の負荷特性をチェックするシーケンスを挿入した場合、その負荷特性チェックシーケンスを実行中はシステム本来の機能の動作が遅くなったり、一時的に動作が停止したりする場合があった。
【0011】
そこで、本発明は、電池の個体差によらず最適な終止電圧を動的に設定することを可能にすることを目的とする
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器は、メモリを備えた電池装置を使用可能な電子機器であって、前記電池装置と接続可能な接続部と、前記接続部に接続された前記電池装置の前記メモリから、接続された電子機器を識別するための識別情報と、前記識別情報で識別される電子機器にて使用された場合の電源制御情報と、前記電池装置内部の温度情報とを読み出す読み出し制御手段と、前記読み出し制御手段によって読み出した前記電源制御情報および前記温度情報に基づいて、接続される前記電池装置の終止電圧に関するパラメータを設定する終止電圧設定手段とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る電子機器の制御方法は、メモリを備えた電池装置を使用可能な電子機器の制御方法であって、前記電池装置の接続を検出する接続検出ステップと、接続された前記電池装置の前記メモリから、接続された電子機器を識別するための識別情報と、前記識別情報で識別される電子機器にて使用された場合の電源制御情報と、前記電池装置内部の温度情報とを読み出す読み出し制御ステップと、前記読み出し制御ステップによって読み出した前記電源制御情報および前記温度情報に基づいて、接続される前記電池装置の終止電圧に関するパラメータを設定する終止電圧設定ステップとを有することを特徴とする。
【0158】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づき説明する。
【0159】
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図13に基づき説明する。
【0160】
図1は、本実施の形態に係る電子装置である電子カメラ等の画像処理装置の構成を示すブロック図である。同図において、100は画像処理装置である。
【0161】
10は撮影レンズ、12は絞り機能を有するシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16はA/D変換器で、撮像素子14のアナログ信号をデジタル信号に変換する。18はタイミング発生回路で、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0162】
20は画像処理回路で、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行うTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。更に、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
【0163】
22はメモリ制御回路で、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮/伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0164】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT−LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)等からなる画像表示部で、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
【0165】
撮像した画像データを画像表示部28を用いて逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
【0166】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0167】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリで、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速且つ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0168】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮/伸長する圧縮/伸長回路で、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理または伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0169】
40は露光制御手段で、絞り機能を有するシャッター12を制御する。また、露光制御手段40は、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。42は測距制御手段で、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。44はズーム制御手段で、撮影レンズ10のズーミングを制御する。46はバリア制御手段で、バリアである保護手段102の動作を制御する。48はフラッシュで、AF補助光の投光機能及びフラッシュ調光機能を有する。
【0170】
露光制御手段40及び測距制御手段42は、TTL方式を用いて制御され、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40及び測距制御手段42に対して制御を行う。
【0171】
50はシステム制御回路で、画像処理装置100全体を制御する。52はメモリで、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。54は液晶表示装置或いはスピーカー等の表示部で、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数箇所設置され、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)やLED(発光ダイオード)、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0172】
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
【0173】
表示部54の表示内容うち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残容量表示、電池残容量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F(インタフェース)動作表示、日付/時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等がある。
【0174】
また、表示部54の表示内容うち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等がある。
【0175】
また、表示部54の表示内容うち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示等がある。
【0176】
更に、表示部54の表示内容うち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光として共用して用いても良い。
【0177】
56は電気的に消去/記憶可能な不揮発性メモリで、例えば、EEPROM等が用いられる。60,62,64,66,68,70及び72は操作手段で、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するためのものであり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0178】
ここで、これらの操作手段60,62,64,66,68,70及び72の具体的な説明を行う。
【0179】
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生/消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0180】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB (オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0181】
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮/伸長回路32で圧縮処理を行い、記録媒体200或いは記録媒体210に画像データを書き込む記録処理と一連の処理の動作開始を指示する。
【0182】
66は選択/切り替えスイッチで、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に、各種機能の選択及び切り替えを設定することができる。
【0183】
68は決定/実行スイッチで、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に、各種機能の決定及び実行を設定することができる。
【0184】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFボタン、撮影直後に撮影した画像データを画像表示部28で自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFボタン等がある。
【0185】
72は圧縮モードスイッチで、JPEG圧縮モードの圧縮率を選択するため或いは撮像素子14の信号をそのままデジタル化して記録媒体200或いは記録媒体210に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。
【0186】
JPEG圧縮モードは、例えば、ノーマルモードとファインモードとが用意されている。JPEG圧縮モードにおいては、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、圧縮/伸長回路32により設定した圧縮率に従って圧縮処理を行った後、記録媒体200或いは記録媒体210に記録する。
【0187】
CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200或いは記録媒体210に記録する。
【0188】
80は電源制御手段で、電池ユニット検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池ユニット300の装着の有無、電池ユニット300の種類、電池ユニット300の電池残容量の検出を行い、その検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200,210を含む各部へ供給する。
【0189】
82は電池ユニット300を画像処理装置100に機械的及び電気的に結合するコネクタである。
【0190】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200,210とのインターフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200,210と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いはコネクタ96に記録媒体200或いは記録媒体210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。記録媒体着脱検知手段98は、コネクタ92及び或いはコネクタ96に、記録媒体200或いは記録媒体210以外の、例えば、後述する各種通信カード等が装着されているか否かをも検知することができる。
【0191】
尚、本実施の形態では、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、この記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても良い。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても良い。インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0192】
102は画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、該撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。
【0193】
104は光学ファインダで、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用することなしに、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が設置されている。
【0194】
110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
【0195】
112は通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。120は音声を電気信号に変換するマイク、122はマイク120のアナログ出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0196】
124はメモリ制御回路で、A/D変換器122の出力データがメモリ制御回路124を介してメモリ30に書き込まれ、また、メモリ30から読み出されたデータがD/A変換器126に入力される。
【0197】
126はデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、128は電気信号を音声信号に変換するスピーカーである。
【0198】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインターフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0199】
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインターフェース214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0200】
300はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電池ユニットである。
【0201】
302は電池ユニット300全体を制御する電池制御手段、304はNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池からなる電池である。306はメモリで、画像処理装置100のシステム制御回路50から、電源制御手段80、コネクタ82、コネクタ310、電池制御手段302を介して、電池ユニット300に関する所定の情報を書き込んで記憶する。
【0202】
尚、電池ユニット300に関する所定の情報としては、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等がある。
【0203】
メモリ306は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ或いは電池バックアップを行われた揮発性メモリ或いはそれらの組み合わせ等、いずれのメモリ構成であっても問題ない。
【0204】
また、メモリ306は、画像処理装置100のシステム制御回路50から電池ユニット300に関する所定の情報を書き込んで記憶するだけではなく、メモリ306の所定領域に事前に電池ユニット300の識別コード、製造者コード、型名コード、電池に関する特性コードや所定の情報を書き込んでおいて、システム制御回路50から読み出すことが可能な構成にしても良い。
【0205】
308は電池ユニット300内部の温度を測定する温度測定手段、310は電池ユニット300を画像処理装置100に機械的及び電気的に結合するコネクタである。
【0206】
次に、本実施の形態に係る画像処理装置100の動作を、図2乃至図5を用いて説明する。
【0207】
図2乃至図5は、本実施の形態に係る画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートである。
【0208】
まず、図2において、ステップS201で電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像処理装置100の各部の初期化処理を行う。次に、ステップS202でシステム制御回路50は、電池ユニット300のメモリ306から電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して、電池ユニット300に関する所定の情報を読み出す処理である電池内メモリデータ読み込み処理を実行した後、ステップS203へ進む。
【0209】
このステップS202における電池内メモリデータ読み込み処理の詳細については、図6を用いて後述する。
【0210】
ステップS203ではエラーフラグが解除されたか否かを判断する。そして、前記ステップS202において電池内メモリデータ読み込み処理を行った結果、エラーフラグが解除されていたならば、ステップS204でシステム制御回路50は、読み込んだデータに基づきシステム制御回路50の内部メモリ306或いはメモリ52の所定領域に設けられた電源動作パラメータの値や電池制御方法を設定して記憶した後、ステップS206へ進む。
【0211】
一方、前記ステップS202において電池内メモリデータ読み込み処理を行った結果、エラーフラグが設定されていたならば、ステップS205でシステム制御回路50は、電池ユニット300に関する所定の情報を読めなかったと判断し、電源動作パラメータの値や電池制御方法を標準状態に設定した後、ステップS206へ進む。
【0212】
尚、電池ユニット300に関する所定の情報としては、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等がある。
【0213】
ステップS206ではシステム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていた場合は、ステップS207で電池ユニット300に関する所定の情報を書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行した後、ステップS208へ進む。
【0214】
ステップS208では、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段102のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、前記ステップS206へ戻る。
【0215】
尚、このステップS207における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、図7を用いて後述する。
【0216】
一方、前記ステップS206においてモードダイアル60がその他のモードに設定されていた場合は、図3の処理へ進む。
【0217】
図3において、ステップS209でシステム制御部50は、電源制御手段80により電池ユニット300の残容量や動作状況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断する。そして、問題がある場合はステップS210で表示部54及び或いは画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に、次のステップS211で電池ユニット300の電池の残容量を判断して、電池内メモリ306に書き込むことが可能であるか否かを判断する。そして、電池内メモリ306に書き込むことが可能である場合は、次のステップS212で電池ユニット300に関する所定の情報を書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行した後、前記図2のステップS206へ戻る。また、前記ステップS211において電池内メモリ306に書き込むことが不可能である場合は、前記ステップS212をスキップして前記図2のステップS206へ戻る。
【0218】
一方、前記ステップS209において電池ユニット300の残容量や動作状況に問題がない場合はステップS213でシステム制御部50は、第1のタイマに設定した第1の所定時間が経過したか否かを判断し、第1の所定時間が経過していた場合はステップS214で電池ユニット300に関する電池使用履歴情報をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録(電池使用履歴情報登録処理)して記憶し、次のステップS215で第1のタイマをリセットした後、次のステップS216へ進む。
【0219】
尚、このステップS214における電池使用履歴情報登録処理の詳細については、図8を用いて後述する。
【0220】
一方、前記ステップS213において第1の所定時間が経過していない場合は、前記ステップS214及び前記ステップS215をスキップしてステップS216へ進む。
【0221】
ステップS216ではシステム制御回路50は、第2のタイマに設定した第2の所定時間が経過したか否かを判断し、第2の所定時間が経過していた場合はステップS217でシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録して記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行し、次のステップS218で第2のタイマをリセットした後、次のステップS219へ進む。
【0222】
尚、このステップS217における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、図7を用いて後述する。
【0223】
一方、前記ステップS216において第2の所定時間が経過していない場合は、前記ステップS217及び前記ステップS218をスキップしてステップS219へ進む。
【0224】
このように、第1の所定時間毎に電池ユニット300に関する電池使用履歴情報を記憶し、第2の所定時間毎に記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込むことにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等の情報を、電池ユニット300内のメモリ306に記憶することができる。
【0225】
そして、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合に、例えば、電池の終止電圧を電池ユニット300の使用履歴情報に応じて動的に変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0226】
また、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、電池ユニット300の温度特性に応じて及び或いは電池ユニット300が供給可能な負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性に応じて、画像処理装置100の動作モードや動作速度、動作シーケンスを変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0227】
尚、第1の所定時間は、一連の撮影動作シーケンスにおけるシステム制御回路50の処理応答時間に影響がなく且つ撮影動作シーケンスに応じた電池ユニット300の負荷特性を記憶するのに十分な間隔に設定される。
【0228】
また、第2の所定時間は、第1の所定時間毎にシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に記憶する情報量に応じて、電池ユニット300内のメモリ306に記憶することが可能な間隔に設定される。
【0229】
第1の所定時間と第2の所定時間は、一般的には第1の所定時間の方が第2の所定時間より短いが、勿論同程度の時間間隔であっても良い。逆に、第2の所定時間の方が第1の所定時間より短くなっても良い。
【0230】
ステップS219ではシステム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60がその他のモードに設定されていた場合は、ステップS220でシステム制御回路50は、選択されたモードに応じた処理を実行した後、前記図2のステップS206へ戻る。
【0231】
一方、前記ステップS219においてモードダイアル60が撮影モードに設定されていた場合は、ステップS221でシステム制御回路50は、記録媒体200或いは記録媒体210が装着されているか否かの判断、記録媒体200或いは記録媒体210に記録された画像データの管理情報の取得、そして、記録媒体200或いは記録媒体210の動作、特に、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断を行う。そして、問題がある場合は、ステップS222で表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、前記図2のステップS206へ戻る。
【0232】
一方、前記ステップS221において問題がないと判断された場合は、ステップS223でシステム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態を表示した後、図4の処理へ進む。
【0233】
尚、画像表示部28の画像表示がONであった場合は、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態を表示する。
【0234】
図4において、ステップS224でシャッタースイッチSW1の設定状態を判断し、シャッタースイッチSW1がOFFの場合は前記図2のステップS206へ戻る。また、シャッタースイッチSW1がONの場合は、ステップS225でシステム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定した後、次のステップS226へ進む。
【0235】
尚、測光処理において、必要であればフラッシュの設定も行う。
【0236】
このステップS225における測距/測光処理の詳細については、図9を用いて後述する。
【0237】
ステップS226ではシステム制御回路50は、第1のタイマーに設定した第1の所定時間が経過したか否かを判断する。そして、第1の所定時間が経過した場合は、次のステップS227で電池ユニット300に関する電池使用履歴情報をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録して記憶し、次のステップS228で第1のタイマーをリセットした後、次のステップS229へ進む。
【0238】
尚、このステップS227における電池使用履歴情報登録処理の詳細については、図8を用いて後述する。
【0239】
一方、前記ステップS226において第1の所定時間が経過していない場合は、前記ステップS227及び前記ステップS228をスキップしてステップS229へ進む。
【0240】
ステップS229ではシステム制御回路50は、第2のタイマーに設定した第2の所定時間が経過したか否かを判断する。そして、第2の所定時間が経過した場合は、ステップS230でシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録して記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300のメモリ306に書き込み、次のステップS231で第2のタイマーをリセットした後、図5の処理へ進む。
【0241】
尚、このステップS230における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、図7を用いて後述する。
【0242】
一方、前記ステップS229において第2の所定時間が経過しない場合は、前記ステップS230及び前記ステップS231をスキップして図5の処理へ進む。
【0243】
このように、第1の所定時間毎に、電池ユニット300に関する電池使用履歴情報を記憶し、第2の所定時間毎に、記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300のメモリ306に書き込むことにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等の情報を電池ユニット300のメモリ306に記憶することができる。
【0244】
そして、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合に、例えば、電池の終止電圧を、電池ユニット300に関する電池使用履歴情報に応じて動的に変更する等の方法により、最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0245】
また、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、電池ユニット300の温度特性に応じて及び或いは電池ユニット300が供給可能な負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性に応じて、画像処理装置100の動作モードや動作速度、動作シーケンスを変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0246】
尚、第1の所定時間は、一連の撮影動作シーケンスにおけるシステム制御回路50の処理応答時間に影響がなく且つ撮影動作シーケンスに応じた電池ユニット300の負荷特性を記憶するのに十分な間隔に設定される。
【0247】
また、第2の所定時間は、第1の所定時間毎にシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に記憶する情報量に応じて、電池ユニット300のメモリ306に記憶することが可能な間隔に設定される。
【0248】
第1の所定時間と第2の所定時間は、一般的には第1の所定時間の方が第2の所定時間より短いが、勿論同程度の時間間隔であっても良く、逆に、第2の所定時間の方が第1の所定時間より短くなっても良い。
【0249】
図5において、ステップS232ではシステム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の設定状態を判断し、シャッタースイッチSW2がOFFの場合は、ステップS233でシャッタースイッチSW1の設定状態を判断し、シャッタースイッチSW1がOFFの場合は、前記図2のステップS206へ戻る。
【0250】
また、前記ステップS233においてシャッタースイッチSW1がONの場合は、前記図4のステップS225へ戻る。
【0251】
一方、前記ステップS232においてシャッタースイッチSW2がONの場合は、ステップS234でシステム制御回路50は、撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にあるか否かを判断する。そして、撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にない場合は、ステップS235で表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、前記図2のステップS206へ戻る。
【0252】
例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読み出して記憶媒体200或いは記憶媒体210に書き込むべき最初の画像がまだ記憶媒体200或いは記憶媒体210に未登録の状態であり、まだ、1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領域上に確保できない状態である場合等が、この状態の一例である。
【0253】
尚、撮影した画像データを圧縮処理してからメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合は、圧縮処理した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ30の画像記憶バッファ領域上にあるか否かを前記ステップS141において判断することになる。
【0254】
前記ステップS234においてメモリ30に撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域があると判断された場合は、ステップS236でシステム制御回路50は、撮像して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み出して、A/D変化器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して或いはA/D変化器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に撮影した画像データを書き込む処理である撮影処理を実行する。
【0255】
このステップS236における撮影処理の詳細については、図10を用いて後述する。
【0256】
次に、ステップS237でシステム制御回路50は、前記ステップS236における撮影処理によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、必要に応じて垂直加算処理や色処理を行った後、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像を転送する。次に、ステップS238でシステム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をクイックレビュー表示状態に設定した後、次のステップS239へ進む。
【0257】
クイックレビュー表示状態においては、前記ステップS237における表示画像処理によって画像表示メモリ24に転送された画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に表示することにより、撮影画像の自動再生を行う電子ファインダー機能を実現している。
【0258】
ステップS239ではシステム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22を、そして、必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、必要に応じて画素正方化処理を行い、圧縮/伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行った後、次のステップS240でインタフェース90或いはインタフェース94、コネクタ92或いはコネクタ96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは記録媒体210へ画像データの書き込みを行う処理である記録処理を実行した後、次のステップS241へ進む。
【0259】
尚、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは記録媒体210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する、例えば、「BUSY」のような表示を画像表示部28に対して行う。
【0260】
更に、表示部54において、例えば、LEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示をも併せて行う。
【0261】
ステップS241ではシステム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の設定状態を判断し、シャッタースイッチSW1がONの場合は、前記図4のステップS225へ戻る。また、シャッタースイッチSW1がOFFの場合は、前記図2のステップS206へ戻る。
【0262】
以上説明したように、所定の時間間隔毎に電池ユニット300に関する電池使用履歴情報を記憶し、記憶した電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込み、そして、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合に最適な電源管理を行うことが可能となる。
【0263】
図6は、前記図2のステップS202における電池内メモリデータ読み込み処理の詳細な動作の流れを示すフローチャートである。
【0264】
図6において、まず、ステップS601でシステム制御部50は、電池ユニット300のメモリ306内にシステム識別情報があるか否かを判断する。そして、電池ユニット300のメモリ306内にシステム識別情報がある場合は、次のステップS602でシステム制御部50は、そのシステム識別情報が画像処理装置100自身を示す自己識別情報であるか否かを判断する。そして、システム識別情報が画像処理装置100自身を示す自己識別情報である場合は、次のステップS603でシステム制御部50は、システム制御部50自身が書き込んだものと判断して、メモリ306から電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して、電池使用履歴情報を読み出して、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に記憶する。
【0265】
次に、ステップS604でシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶するエラーフラグを解除した後、本処理動作を終了する。
【0266】
一方、前記ステップS601において電池ユニット300のメモリ306内にシステム識別情報がない場合及び前記ステップS602においてシステム識別情報が画像処理装置100自身を示す自己識別情報でない場合は、いずれもステップS605へ進んでシステム制御部50は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶するエラーフラグを設定した後、本処理動作を終了する。
【0267】
図7は、図3のステップS212及びステップS217における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細な動作の流れを示すフローチャートである。
【0268】
図7において、まず、ステップS701でシステム制御部50は、電池ユニット300のメモリ306内にシステム識別情報があるか否かを判断する。そして、電池ユニット300のメモリ306内にシステム識別情報がある場合は、次のステップS702でシステム制御部50は、そのシステム識別情報が画像処理装置100自身を示す自己識別情報であるか否かを判断する。そして、システム識別情報が画像処理装置100自身を示す自己識別情報である場合は、次のステップS704でシステム制御部50は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に記憶した電池使用履歴情報を読み出して、電源制御手段80、コネクタ82、コネクタ310、電池制御手段302を介して、メモリ306に書き込んだ後、本処理動作を終了する。
【0269】
一方、前記ステップS701において電池ユニット300のメモリ306内にシステム識別情報がない場合及び前記ステップS702においてシステム識別情報が画像処理装置100自身を示す自己識別情報でない場合は、いずれもステップS703へ進んでシステム制御部50は、電池ユニット300のメモリ306内に自己識別情報を登録して書き込んだ後、前記ステップS704へ進んで電池使用履歴情報書き込み処理を実行した後、本処理動作を終了する。
【0270】
図8は、図3のステップS214及び図4のステップS227における電池使用履歴情報登録処理の詳細な動作の流れを示すフローチャートである。
【0271】
図8において、まず、ステップS801でシステム制御部50は、電源制御手段80により或いは電池制御手段302により電池出力電圧の測定を行う。次に、ステップS802でシステム制御部50は、前記ステップS801において測定した電圧データを電源制御手段80から読み出し或いは該測定した電圧データを電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して読み出し、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に電池使用履歴情報として登録して記録する。
【0272】
次に、ステップS803でシステム制御部50は、温度測定手段308により電池ユニット300内部の温度測定を行う。次に、ステップS804でシステム制御部50は、前記ステップS803において測定した温度データを電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して読み出し、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に電池使用履歴情報として登録して記録する。
【0273】
次に、ステップS805でシステム制御部50は、電源制御パラメータ(電池終止電圧、装置の負荷電流特性等)を、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に電池使用履歴情報として登録して記録した後、本処理動作を終了する。
【0274】
図9は、図4のステップS225における測距/測光処理の詳細な動作の流れを示すフローチャートである。
【0275】
図9において、まず、ステップS901でシステム制御部50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
【0276】
尚、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要箇所分切り取って抽出して演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
【0277】
次に、ステップS902でシステム制御部50は、画像処理回路20での演算結果を用いて、露出(AE)が適正(OK)か否かを判断する。そして、露出 (AE)が適正(OK)でない場合は、ステップS903でシステム制御部50は、露光制御手段40を用いてAE制御を行う。次に、ステップS904でシステム制御部50は、前記ステップS903におけるAE制御で得られた測定データを用いて、フラッシュ48が必要か否かを判断する。そして、フラッシュ48が必要な場合は、ステップS905でシステム制御部50は、フラッシュ・フラグをセットしてフラッシュ48を充電した後、前記ステップS901へ戻る。
【0278】
また、前記ステップS904においてフラッシュ48が必要でないと判断された場合も前記ステップS901へ戻る。
【0279】
一方、前記ステップS902において露出(AE)が適正(OK)であると判断された場合は、ステップS906でシステム制御部50は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。また、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御部50はホワイトバランス(AWB)が適正(OK)か否かを判断する。そして、ホワイトバランス(AWB)が適正(OK)でない場合は、ステップS907でシステム制御部50は、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行った後、前記ステップS901へ戻る。
【0280】
また、前記ステップS906においてホワイトバランス(AWB)が適正(OK)であると判断された場合は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。また、ステップS908でシステム制御部50は、AE制御及びAWB制御で得られた測定データを基に、測距が合焦(測距OK)であるか否かを判断する。そして、測距が合焦(測距OK)でない場合は、ステップS909でシステム制御部50は、測距手段42を用いてAF制御を行った後、前記ステップS901へ戻る。また、ステップS908において測距が合焦(測距OK)であると判断された場合は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した後、本処理動作を終了する。
【0281】
図10は、図5のテップS236における撮影処理の詳細な動作の流れを示すフローチャートである。
【0282】
図10において、まず、ステップS1001でシステム制御部50は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された測光データに従い、露光制御手段40によって絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放する。次に、ステップS1002でシステム制御部50は、撮像素子14の露光を開始する。次に、ステップS1003でシステム制御部50は、フラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要であるか否かを判断する。そして、フラッシュ48が必要である場合は、次のステップS1004でシステム制御部50は、フラッシュ48を発光させた後、次のステップS1005へ進む。
【0283】
一方、前記ステップS1003においてフラッシュ48が必要でないと判断された場合は、前記ステップS1004をスキップしてステップS1005へ進む。
【0284】
ステップS1005ではシステム制御部50は、測光データに従って撮像素子14の露光が終了したか否かを露光が終了するまで判断する。そして、露光が終了した場合は、ステップS1006でシステム制御部50は、シャッター12を閉じる。次に、ステップS1007でシステム制御部50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込んだ後、本処理動作を終了する。
【0285】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図11乃至図14に基づき説明する。
【0286】
尚、本実施の形態に係る画像処理装置の構成は、上述した第1の実施の形態の図1と同一であるから、同図を流用して説明する。
【0287】
図11乃至図14は、本実施の形態に係る画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートである。
【0288】
図11乃至図14を用いて本実施の形態に係る画像処理装置100の動作を説明する。
【0289】
まず、図11において、ステップS1101でシステム制御部50は、電池交換等の電源投入により、フラグや制御変数等を初期化すると共に、画像制御装置100の各部の初期化処理を行う。次に、ステップS1102でシステム制御部50は、電池ユニット300の電池内メモリ306から、電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して、電池ユニット300に関する所定の情報を読み出す処理である電池内メモリデータ読み込み処理を実行する。
【0290】
この電池内メモリデータ読み込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図6と同一であるから、その説明は省略する。
【0291】
次に、ステップS1103でシステム制御部50は、エラーフラグが解除されているか否かを判断する。そして、エラーフラグが解除されている場合は、ステップS1104でシステム制御部50は、読み込んだデータに基づきシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に設けられた電源動作パラメータの値や電池制御方法を設定して記憶した後、図12の処理へ進む。
【0292】
一方、前記ステップS1103においてエラーフラグが設定されていると判断された場合は、ステップS1105でシステム制御部50は、電池ユニット300に関する所定の情報を読み込めなかったと判断し、電源動作パラメータの値や電池制御方法を標準状態に設定した後、図12の処理へ進む。
【0293】
尚、電池ユニット300に関する所定の情報としては、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等がある。
【0294】
図12において、ステップS1106でシステム制御部50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていた場合は、ステップS1107でシステム制御部50は、電池ユニット300に関する所定の情報を書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行する。次に、ステップS1108でシステム制御部50は、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段102のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記憶し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100の各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、前記ステップS1106へ戻る。
【0295】
尚、前記ステップS1107における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図7と同一であるから、その説明は省略する。
【0296】
一方、前記ステップS1106においてモードダイアル60がその他のモードに設定されていると判断された場合は、ステップS1109でシステム制御部50は、電源制御手段80により電池ユニット300の残容量や動作状況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断する。そして、問題がある場合は、ステップS1110でシステム制御部50は、表示部54及び或いは画像表示部28を用いて、画像や音声により所定の警告表示を行う。次に、ステップS1111でシステム制御部50は、電池ユニット300の残容量を判断して、電池内メモリに書き込むことが可能な残容量があるか否かを判断する。そして、電池内メモリに書き込むことが可能な残容量がある場合は、ステップS1112でシステム制御部50は、電池ユニット300に関する所定の情報を書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行した後、前記ステップS1106へ戻る。
【0297】
また、前記ステップS1111において電池内メモリに書き込むことが可能な残容量がないと判断された場合は、前記ステップS1112をスキップして前記ステップS1106へ戻る。
【0298】
一方、前記ステップS1109において電池ユニット300の残容量や画像処理装置100の動作状況に問題がないと判断された場合は、ステップS1113でシステム制御部50は、モードダイアル60の設定位置を判断する。そして、モードダイアル60がその他のモードに設定されていた場合は、ステップS1114でシステム制御部50は、選択されたモードに応じた処理を実行した後、前記ステップS1106へ戻る。
【0299】
また、前記ステップS1113においてモードダイアル60が撮影モードに設定されていた場合は、ステップS1115でシステム制御部50は、記録媒体200或いは記録媒体210が装着されているか否かの判断、記録媒体200或いは記録媒体210に記録された画像データの管理情報の取得、特に、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断を行う。そして、問題がある場合は、ステップS1116でシステム制御部50は、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、前記ステップS1106へ戻る。
【0300】
一方、前記ステップS1115において問題ないと判断された場合は、ステップS1117でシステム制御部50は、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行った後、図13の処理へ進む。
【0301】
尚、画像表示部28の画像表示がONであった場合は、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
【0302】
図13において、ステップS1118でシステム制御部50は、シャッタースイッチSW1の設定位置を判断する。そして、シャッタースイッチSW1が解除(OFF)された場合は、前記図12のステップS1106へ戻る。
【0303】
一方、前記ステップS1118においてシャッタースイッチSW1が押された(ON)場合は、次のステップS1119でシステム制御部50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定した後、次のステップS1120へ進む。
【0304】
尚、測光処理において必要であればフラッシュ48の設定も行う。
【0305】
尚、前記ステップS1119における測距/測光処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図9と同一であるから、その説明は省略する。
【0306】
ステップS1120ではシステム制御部50は、シャッタースイッチSW2の設定位置を判断する。そして、シャッタースイッチSW2が解除(OFF)された場合は、ステップS1121でシステム制御部50は、シャッタースイッチSW1の設定位置を判断する。そして、シャッタースイッチSW1が解除(OFF)された場合は、前記図12のステップS1106へ戻る。また、前記ステップS1121においてシャッタースイッチSW1が押された(ON)と判断された場合は、前記ステップS1119へ戻る。
【0307】
一方、前記ステップS1120においてシャッタースイッチSW2が押された(ON)と判断された場合は、ステップS1122でシステム制御部50は、撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にあるか否かを判断する。そして、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画像データを記憶する領域がない場合は、ステップS1123でシステム制御部50は、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、前記図12のステップS1106へ戻る。
【0308】
例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読み出して記録媒体200或いは記録媒体210に書き込むべき最初の画像が記録媒体200或いは記録媒体210に未記録な状態にあり、まだ、1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領域上に確保できない状態である場合等が、この状態の一例である。
【0309】
尚、撮影した画像データを圧縮処理してからメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合は、圧縮処理した後の画像データが圧縮モードの設定に応じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ30の画像記憶バッファ領域上にあるか否かを前記ステップS1122において判断することになる。
【0310】
一方、前記ステップS1122においてメモリ30に撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域があると判断された場合は、ステップS1124でシステム制御部50は、撮像して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み出して、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に撮影した画像データを書き込む処理である撮影処理を実行する。
【0311】
このステップS1124における撮影処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図10と同一であるから、その説明は省略する。
【0312】
次に、ステップS1125でシステム制御部50は、前記ステップS1124における撮影処理によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、必要に応じて垂直加算処理や色処理を行った後、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像を転送する。次に、ステップS1126でシステム制御部50は、画像表示部28の表示状態をクイックレビュー表示状態に設定した後、次のステップS1127へ進む。
【0313】
ステップS1127ではシステム制御部50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22を用いて、そして、必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、必要に応じて画素正方化処理を行い、圧縮/伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う。次に、ステップS1128でシステム制御部50は、インタフェース90或いはインタフェース94、コネクタ92或いはコネクタ96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは記録媒体210へ画像データの書き込みを行う処理である記録処理を実行した後、図14の処理へ進む。
【0314】
尚、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは記録媒体210への画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する、例えば、「BUSY」のような表示を画像表示部28に対して行う。更に、表示部54において、例えば、LEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を合わせて行う。
【0315】
図14において、ステップS1129でシステム制御部50は、第1のタイマーに設定した第1の所定時間が経過したか否かを判断する。そして、第1の所定時間が経過した場合は、ステップS1130でシステム制御部50は、電池ユニット300に関する電池使用履歴情報をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録して記録する。次に、ステップS1131でシステム制御部50は、第1のタイマーをリセットした後、次のステップS1132へ進む。
【0316】
尚、前記ステップS1130における電池使用履歴情報登録処理の詳細は、上述した第1の実施の形態の図8と同一であるから、その説明は省略する。
【0317】
一方、前記ステップS1129において第1の所定時間が経過していないと判断された場合は、前記ステップS1130及び前記ステップS1131をスキップしてステップS1132へ進む。
【0318】
ステップS1132ではシステム制御部50は、第2のタイマーに設定した第2の所定時間が経過したか否かを判断する。そして、第2の所定時間が経過した場合は、ステップS1133でシステム制御部50は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録して記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行する。次に、ステップS1134でシステム制御部50は、第2のタイマーをリセットした後、次のステップS1135へ進む。
【0319】
尚、前記ステップS1133における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図7と同一であるから、その説明は省略する。
【0320】
このように、第1の所定時間毎に電池ユニット300に関する電池使用履歴情報を記憶し、該記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を第2の所定時間毎に電池ユニット300内のメモリ306に書き込むことにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等の情報を電池ユニット300内のメモリ306に記憶することができる。
【0321】
そして、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合に、例えば、電池の終止電圧を電池ユニット300の使用履歴情報に応じて動的に変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0322】
また、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、電池ユニット300が供給可能な負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性に応じて、画像処理装置100の動作モードや動作速度、動作シーケンスを変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0323】
尚、第1の所定時間は、一連の撮影動作シーケンスにおけるシステム制御回路50の処理応答時間に影響がなく且つ撮影動作シーケンスに応じた電池ユニット300の負荷特性を記憶するのに十分な間隔に設定される。
【0324】
また、第2の所定時間は、第1の所定時間毎にシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に記憶する情報量に応じて、電池ユニット300内のメモリ306に記憶することが可能な間隔に設定される。
【0325】
第1の所定時間と第2の所定時間は、一般的には第1の所定時間の方が第2の所定時間より短いが、勿論同程度の時間間隔であっても良い。逆に、第2の所定時間の方が第1の所定時間より短くなっても良い。
【0326】
ステップS1135では、システム制御部50は、シャッタースイッチSW1の設定状態を判断する、そして、シャッタースイッチSW1が押されていた(ON)場合は、前記図13のステップS1119へ戻り、また、シャッタースイッチSW1が解除されていた(OFF)場合は、図12のステップS1106へ戻る。
【0327】
一方、前記ステップS1132において第2の所定時間が経過していないと判断された場合は、前記ステップS1133及び前記ステップS1134をスキップして前記前記ステップS1135へ進んでシステム制御部50は、シャッタースイッチSW1の設定状態を判断する
以上詳述したように、本実施の形態においては、負荷電流の大きい画像処理装置100の撮影動作シーケンスに応じて、電池ユニット300に関する電池使用履歴情報を記憶し、該記憶した電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込み、そして、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、画像処理装置1100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合に最適な電源管理を行うことが可能となる。
【0328】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を図15乃至図19を用いて説明する。
【0329】
尚、本実施の形態に係る画像処理装置(電池駆動システム)の基本的な構成は、上述した第1の実施の形態の図1と同一であるから、同図を流用して説明する。
【0330】
図15乃至図19を用いて本実施の形態に係る画像処理装置(電池駆動システム)100の動作を説明する。
【0331】
図15乃至図18は、本実施の形態に係る画像処理装置(電池駆動システム)100の主ルーチンのフローチャートである。
【0332】
まず、図15において、ステップS1501で電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像処理装置100の各部の初期化処理を行う。次に、ステップS1502でシステム制御回路50は、電池ユニット300のメモリ306から電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して、電池ユニット300に関する所定の情報を読み出す処理である電池内メモリデータ読み込み処理を実行した後、ステップS1503へ進む。
【0333】
尚、前記ステップS1502における電池内メモリデータ読み込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図6と同一であるから、その説明は省略する。
【0334】
ステップS1503ではエラーフラグが解除されたか否かを判断する。そして、前記ステップS1502において電池内メモリデータ読み込み処理を行った結果、エラーフラグが解除されていたならば、ステップS1504でシステム制御回路50は、読み込んだデータに基づきシステム制御回路50の内部メモリ306或いはメモリ52の所定領域に設けられた電源動作パラメータの値や電池制御方法を設定して記憶した後、ステップS1506へ進む。
【0335】
一方、前記ステップS1502において電池内メモリデータ読み込み処理を行った結果、エラーフラグが設定されていたならば、ステップS1505でシステム制御回路50は、電池ユニット300に関する所定の情報を読めなかったと判断し、電源動作パラメータの値や電池制御方法を標準状態に設定した後、ステップS1506へ進む。
【0336】
尚、電池ユニット300に関する所定の情報としては、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等がある。
【0337】
ステップS1506ではシステム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていた場合は、ステップS1511で電池特性測定シーケンス1を実行した後、次のステップS1512へ進む。
【0338】
ステップS1512では、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段102のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、前記ステップS1506へ戻る。
【0339】
尚、前記ステップS1511における電池特性測定シーケンス1の詳細については、図19を用いて後述する。
【0340】
一方、前記ステップS1506においてモードダイアル60がその他のモードに設定されていた場合は、次のステップS1507でシステム制御部50は、電源制御手段80により電池ユニット300の残容量や動作状況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断する。そして、問題がある場合はステップS1513で表示部54及び或いは画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に、次のステップS1514で電池特性測定シーケンス2を実行する。この電池特性測定シーケンス2では、前記ステップS1507において判断した電池の残容量が適正であったか否かの判断を行う。
【0341】
次に、ステップS1515でシステム制御部50は、電池ユニット300の残容量を判断して、電池内メモリに書き込むことが可能な残容量があるか否かを判断する。そして、電池内メモリに書き込むことが可能な残容量がある場合は、次のステップS1516でシステム制御部50は、電池特性測定シーケンス2の測定結果を書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行した後、前記ステップS1506へ戻る。また、前記ステップS1515において電池内メモリに書き込むことが可能な残容量がないと判断された場合は、前記ステップS1516をスキップして前記ステップS1506へ戻る。
【0342】
一方、前記ステップS1507において電池ユニット300の残容量や動作状況に問題がない場合は、ステップS1508でシステム制御部50は、第1のタイマに設定した第1の所定時間が経過したか否かを判断し、第1の所定時間が経過していた場合は、ステップS1509で電池ユニット300に関する電池使用履歴情報をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録(電池使用履歴情報登録処理)して記憶し、次のステップS1510で第1のタイマをリセットした後、図16の処理へ進む。
【0343】
尚、前記ステップS1509における電池使用履歴情報登録処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図8と同一であるから、その説明は省略する。
【0344】
一方、前記ステップS1508において第1の所定時間が経過していない場合は、前記ステップS1509及び前記ステップS1510をスキップして図16の処理へ進む。
【0345】
図16において、ステップS1517ではシステム制御回路50は、第2のタイマに設定した第2の所定時間が経過したか否かを判断する。そして、第2の所定時間が経過していた場合は、次のステップS1518でシステム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に登録して記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込む処理である電池内メモリデータ書き込み処理を実行し、次のステップS1519で第2のタイマをリセットした後、次のステップS1520へ進む。
【0346】
尚、前記ステップS1518における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図7と同一であるから、その説明は省略する。
【0347】
一方、前記ステップS1517において第2の所定時間が経過していない場合は、前記ステップS1518及び前記ステップS1519をスキップしてステップS1520へ進む。
【0348】
このように、第1の所定時間毎に電池ユニット300に関する電池使用履歴情報を記憶し、第2の所定時間毎に記憶された電池ユニット300に関する所定の情報を電池ユニット300内のメモリ306に書き込むことにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合の電源動作パラメータ、負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性、電池ユニット300の終止電圧、電池ユニット300の内部温度等の情報を、電池ユニット300内のメモリ306に記憶することができる。
【0349】
そして、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、画像処理装置100と電池ユニット300との組み合わせで動作した場合に、例えば、電池の終止電圧を電池ユニット300の使用履歴情報に応じて動的に変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0350】
また、この記憶した情報を、後で読み出して参照することにより、電池ユニット300の温度特性に応じて及び或いは電池ユニット300が供給可能な負荷電力特性及び或いは負荷電圧特性及び或いは負荷電流特性に応じて、画像処理装置100の動作モードや動作速度、動作シーケンスを変更する等の方法により最適な電源管理を行い、電池動作時間を大幅に延ばすことが可能となる。
【0351】
尚、第1の所定時間は、一連の撮影動作シーケンスにおけるシステム制御回路50の処理応答時間に影響がなく且つ撮影動作シーケンスに応じた電池ユニット300の負荷特性を記憶するのに十分な間隔に設定される。
【0352】
また、第2の所定時間は、第1の所定時間毎にシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52の所定領域に記憶する情報量に応じて、電池ユニット300内のメモリ306に記憶することが可能な間隔に設定される。
【0353】
第1の所定時間と第2の所定時間は、一般的には第1の所定時間の方が第2の所定時間より短いが、勿論同程度の時間間隔であっても良い。逆に、第2の所定時間の方が第1の所定時間より短くなっても良い。
【0354】
ステップS1520ではシステム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60がその他のモードに設定されていた場合は、ステップS1521でシステム制御回路50は、選択されたモードに応じた処理を実行した後、前記図15のステップS1506へ戻る。
【0355】
一方、前記ステップS1520においてモードダイアル60が撮影モードに設定されていた場合は、ステップS1522でシステム制御回路50は、記録媒体200或いは記録媒体210が装着されているか否かの判断、記録媒体200或いは記録媒体210に記録された画像データの管理情報の取得、そして、記録媒体200或いは記録媒体210の動作、特に、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断を行う。そして、問題がある場合は、ステップS1523で表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、前記図15のステップS1506へ戻る。
【0356】
一方、前記ステップS1522において問題がないと判断された場合は、ステップS1524でシステム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態を表示した後、図17の処理へ進む。
【0357】
尚、画像表示部28の画像表示がONであった場合は、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態を表示する。
【0358】
尚、図17におけるステップS1525乃至ステップS1532は、上述した第1の実施の形態における図4のステップS224乃至ステップS231と同一であるから、その説明は省略する。
【0359】
また、図17のステップS1532の処理終了後は図18の処理へ進むが、この図18のステップS1533乃至ステップS1542は、上述した第1の実施の形態の図5のステップS232乃至ステップS241と同一であるから、その説明は省略する。
【0360】
また、図17のステップS1526における測距/測光処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図9と同一であり、また、ステップS1528における電池使用履歴情報登録処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図8と同一であり、また、ステップS1531における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図7と同一であるから、その説明は省略する。
【0361】
また、図18のステップS1537における撮影処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図10と同一であるから、その説明は省略する。
【0362】
次に、前記図15のステップS1511における電池特性測定シーケンス1の詳細について、図19のフローチャートに基づき説明する。
【0363】
まず、ステップS1901でシステム制御回路50は、温度測定手段308によって電池ユニット300の温度を測定する。次に、ステップS1902でシステム制御回路50は、前記ステップS1901における測定結果の温度に近い温度での電池特性情報が、前記図15のステップS1502において読み込んだデータ及び前記図15のステップS1507において書き込んだデータ(電池内メモリ上)にあるか否かを判断する。そして、測定結果の温度に近い温度での電池特性情報が電池内メモリ上にある場合は、何も処理せずに本処理動作を終了する。
【0364】
一方、前記ステップS1902において、測定結果の温度に近い温度での電池特性情報が電池内メモリ上にないと判断された場合は、次のステップS1903でシステム制御回路50は電池特性測定を行い、次のステップS1904でシステム制御回路50は電池内メモリにデータを書き込んだ後、本処理動作を終了する。
【0365】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を図20乃至及び図23に基づき説明する。
【0366】
尚、本実施の形態に係る画像処理装置の基本的な構成は、上述した第1の実施の形態の図1と同一であるから、同図を流用して説明する。
【0367】
図20乃至図23のフローチャートに基づき本実施の形態に係る画像処理装置100の動作を説明する。
【0368】
図20乃至図23は、本実施の形態に係る画像処理装置(電池駆動システム)100の主ルーチンのフローチャートである。
【0369】
まず、図20において、ステップS2001で電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像処理装置100の各部の初期化処理を行う。次に、ステップS2002でシステム制御回路50は、電池ユニット300のメモリ306から電池制御手段302、コネクタ310、コネクタ82、電源制御手段80を介して、電池ユニット300に関する所定の情報を読み出す処理である電池内メモリデータ読み込み処理を実行した後、ステップS2003へ進む。
【0370】
尚、前記ステップS2002における電池内メモリデータ読み込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図6と同一であるから、その説明は省略する。
【0371】
ステップS2003ではエラーフラグが解除されたか否かを判断する。そして、前記ステップS2002において電池内メモリデータ読み込み処理を行った結果、エラーフラグが解除されていたならば、ステップS2004でシステム制御回路50は、読み込んだデータに基づきシステム制御回路50の内部メモリ306或いはメモリ52の所定領域に設けられた電源動作パラメータの値や電池制御方法を設定して記憶した後、ステップS2006へ進む。
【0372】
一方、前記ステップS2002において電池内メモリデータ読み込み処理を行った結果、エラーフラグが設定されていたならば、ステップS2005でシステム制御回路50は、電池ユニット300に関する所定の情報を読めなかったと判断し、電池特性測定シーケンス1を実行する。次に、ステップS2006でシステム制御回路50は、電源動作パラメータの値や電池制御方法を標準状態に設定した後、ステップS2007へ進む。
【0373】
尚、図20におけるステップS2007乃至ステップS2017は、上述した第3の実施の形態の図15におけるステップS1506乃至ステップS1516と同一であるから、その説明は省略する。
【0374】
また、図20におけるステップS2011の処理を終了後は、図21の処理へ進むが、この図21におけるステップS2018乃至ステップS2025は、上述した第3の実施の形態の図16におけるステップS1517乃至ステップS1524と同一であるから、その説明は省略する。
【0375】
また、図21におけるステップS2025の処理を終了後は、図22の処理へ進むが、この図22におけるステップS2026乃至ステップS2033は、上述した第1の実施の形態の図4におけるステップS224乃至ステップS231と同一であるから、その説明は省略する。
【0376】
また、図22におけるステップS2033の処理を終了後は、図23の処理へ進むが、この図23におけるステップS2034乃至ステップS2043は、上述した第1の実施の形態の図5におけるステップS233乃至ステップS241と同一であるから、その説明は省略する。
【0377】
また、図20のステップS2002における電池内メモリデータ読み込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図6と同一であり、また、図20のステップS2010及び図22のステップS2029における電池使用履歴情報登録処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図8と同一であり、また、図20のステップS2017及び図21のステップS2019及び図22のステップS2032における電池内メモリデータ書き込み処理の詳細については、上述した第1の実施の形態の図7と同一であるから、その説明は省略する。
【0378】
(第5の実施の形態)
尚、上述した各実施の形態では、電池ユニット300が単数の種類であるとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、電池ユニット300が異なる複数の種類で構成されていても良い。
【0379】
また、画像処理装置100と複数の種類の電池ユニット300との組み合わせで構成されていても良い。
【0380】
また、画像処理装置100に複数の電池ユニット300が同時に接続できる構成としても良い。この場合も、異なる複数の種類の電池ユニット300が同時に画像処理装置100に接続できる構成としても良い。
【0381】
また、複数の電池ユニット300のうち、任意の電池ユニットに対して、画像処理装置100から電池ユニットの内蔵メモリに電池使用履歴情報を記憶するように構成しても良い。この場合も、異なる複数の種類の電池ユニット300のうち、任意の種類の電池ユニットに対して、画像処理装置100から電池ユニットの内蔵メモリに電池使用履歴情報を記憶するように構成しても良い。
【0382】
また、記録媒体200及び記録媒体210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても良い。
【0383】
また、記録媒体200及び記録媒体210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合記録媒体であっても良い。更に、その複合記録媒体から一部が着脱可能な構成としても良い。
【0384】
また、上述した実施の形態では、記録媒体200及び記録媒体210は画像処理装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、いずれか一部或いは全部の記録媒体が画像処理装置100に対して固定したままとなっていても良い。
【0385】
また、画像処理装置100に記録媒体200及び記録媒体210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成としても良い。
【0386】
また、上述した実施の形態では、画像処理装置100に記録媒体200及び記録媒体210を装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数のいずれの組み合わせの構成であっても良い。
【0387】
(第6の実施の形態)
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコード(制御プログラム)を記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が前記記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0388】
この場合、前記記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した前記記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0389】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMチップ等を用いることができる。
【0390】
また、記憶媒体に格納されたプログラムコードをコンピュータが読み出して実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記プログラムコードの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0391】
更に、前記記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0392】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、電池の個体差によらず最適な終止電圧を動的に設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図21】本発明の第4の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図22】本発明の第4の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図23】本発明の第4の実施の形態に係る画像処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 撮影レンズ
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生器
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示回路
30 メモリ
32 圧縮/伸長回路
40 露光制御回路
42 測距制御回路
44 ズーム制御回路
46 バリア制御回路
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 選択/切替スイッチ
68 決定/実行スイッチ
70 操作部
72 圧縮モードイッチ
80 電源制御手段
82 コネクタ
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知手段
100 画像処理装置
102 保護手段
104 光学ファインダ
110 通信手段
112 コネクタ(またはアンテナ)
120 マイク
122 A/D変換器
124 メモリ制御回路
126 D/A変換器
128 スピーカー
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース
216 コネクタ
300 電池ユニット
302 電池制御手段
304 電池
306 メモリ
308 温度測定手段
310 コネクタ

Claims (9)

  1. メモリを備えた電池装置を使用可能な電子機器であって、
    前記電池装置と接続可能な接続部と、
    前記接続部に接続された前記電池装置の前記メモリから、接続された電子機器を識別するための識別情報と、前記識別情報で識別される電子機器にて使用された場合の電源制御情報と、前記電池装置内部の温度情報とを読み出す読み出し制御手段と、
    前記読み出し制御手段によって読み出した前記電源制御情報および前記温度情報に基づいて、接続される前記電池装置の終止電圧に関するパラメータを設定する終止電圧設定手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記電源制御情報を設定する電源制御情報設定手段と、
    前記電源制御情報設定手段にて設定した前記電源制御情報を前記電池装置の前記メモリに書き込む書き込み制御手段と
    さらに有すること特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 前記接続部に接続された前記電池装置の前記メモリに接続された電子機器を識別するための識別情報がない場合、前記書き込み手段は前記識別情報と前記電源制御情報設定手段にて設定した前記電源制御情報とを前記電池装置の前記メモリに書き込むことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記電源制御情報生成手段による生成動作を第1の時間間隔ごとに動作させるとともに、前記書き込み制御手段による書き込み動作を第2の時間間隔ごとに動作させる動作制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記電源制御情報は前記電池装置の終止電圧情報または前記識別情報で識別される電子機器の負荷特性情報を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. メモリを備えた電池装置を使用可能な電子機器の制御方法であって、
    前記電池装置の接続を検出する接続検出ステップと、
    接続された前記電池装置の前記メモリから、接続された電子機器を識別するための識別情報と、前記識別情報で識別される電子機器にて使用された場合の電源制御情報と、前記電池装置内部の温度情報とを読み出す読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップによって読み出した前記電源制御情報および前記温度情報に基づいて、接続される前記電池装置の終止電圧に関するパラメータを設定する終止電圧設定ステップと
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  7. 前記電源制御情報を設定する電源制御情報設定ステップと、
    前記電源制御情報設定ステップにて設定した前記電源制御情報を前記電池装置の前記メモリに書き込む書き込み制御ステップと
    さらに有することを特徴とする請求項に記載の電子機器の制御方法。
  8. 接続された前記電池装置の前記メモリに接続された電子機器を識別するための識別情報があるかどうかを判断する判断ステップをさらに有し、
    前記判断ステップによって前記識別情報がないと判断される場合に、前記書き込みステップにて前記識別情報と前記電源制御情報設定手段にて設定した前記電源制御情報とを前記電池装置の前記メモリに書き込むことを特徴とする請求項に記載の電子機器の制御方法。
  9. 前記電源制御情報は前記電池装置の終止電圧情報または前記識別情報で識別される電子機器の負荷特性情報を含むことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の電子機器の制御方法。
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