JP4260873B1 - 冷却方法及び冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被冷却物が冷却開始温度から、凝固点近傍又は被冷却物の物性上最も劣化し易い温度領域に達する手前の所定温度に達するまでは、保冷室と冷却室との間の空気の流れを抑制しながら被冷却物の冷却を行う予冷工程と、前記所定温度から目標冷凍温度までは、保冷室と冷却室との間の空気の流れを促進しながら被冷却物の冷却を行う急速凍結工程と、を備える。
【選択図】図5
Description
予冷工程とは、被冷却物が室内16に投入されたときの投入温度又は冷却装置外の常温の冷却開始温度から、被冷却物の凝固点近傍又は被冷却物の物性上最も劣化し易い温度領域に達する手前の温度の予冷終了温度(所定温度)まで、被冷却物を冷却する工程である。
予冷工程にひき続き急速凍結工程を実行する。急速冷凍工程とは、予冷終了温度から被冷却物が完全に凍結する目標凍結温度まで、被冷却物を冷却する工程である。
以上の予冷工程及び急速凍結工程を行うために、事前計測を行う。事前計測では、図4に示すように、予め同じ冷却装置10において、又は他の同じ仕様の冷却装置10において、被冷却物の中心温度を測定する温度センサ52と被冷却物の表面温度を測定する温度センサ54と、冷却器18の入口付近における冷媒温度(入口冷媒温度)を測定する温度センサ56と、冷却器18の出口付近における冷却温度(出口冷媒温度)を測定する温度センサ58と、を設け、温度センサ52、54、56、58及び冷却室24及び/又は保冷室22に設けられた温度センサ38からの検出信号をマイクロコンピュータで構成される解析器60で受けて、冷媒の温度及び/又は流量を変化させながら冷却を行う。
同じ種類の被冷却物の冷却を行うに当たっては、図3に示すように、同じ冷却装置10を使う場合には温度センサ52、54、56、58を除去して、解析器60の代わりに制御器50とし、温度センサ38によって室内温度(冷却室24又は保冷室22の温度)を検出して、それを格納した制御データに合致するように、制御器50が制御する。但し、検出する温度は、室内温度とする以外にも、被冷却物の表面温度、冷媒温度とすることも可能である。
同時に、制御器50は、ファン28の回転数及び仕切り部材30の開閉度合の調整を行うことで、予め想定された予冷工程及び急速凍結工程を行うことができる。
図1に示した例は、1つの保冷室22と1つの冷却室24とを備えているが、この数の組み合わせは任意であり、例えば、図8(a)に示すように、1つの冷却室24に対してこの冷却室24を挟むように2つの保冷室22を備えることも可能である。
図9〜図10は、仕切り部材30の例を表す図である。
図において、仕切り部材30は、遮蔽板300と、遮蔽板300を支持する支持軸302と、を備え、支持軸302は、断熱壁体12内の軸受304で軸支されている。また、支持軸302の一端は、断熱壁体12を貫通して、断熱壁体12の外側に配置される駆動手段306に適宜伝達手段308を介して連結される。駆動手段306は、制御器50から出力される駆動信号によって駆動され、これによって、遮蔽板300が支持軸302を中心として旋回する。
ファン28の目的は、前述のように、予冷工程時には、冷却室24内の温度の均一化と被冷却物の表面に形成される熱交換された境膜を僅かに揺り動かして、境膜伝熱係数を大きくすることであり、被冷却物に一方的に冷気を与えるものではない。一方、急速凍結工程時には、冷却器18及び保冷室22内の冷気を吸い出し又は押し出して、冷却室24と保冷室22との間の温度を均一化し、被冷却物の表面に形成される境膜を動かす。
以上説明した例はあくまで一例であり、これらに限らず、任意のファンの配置をすることが可能である。
蓄冷機能材20は、金属又は化学品で構成することができて、蓄熱能力が高く、放熱スピードが高いものが好ましい。例えば、銅、アルミニウム等の良伝熱性の金属プレート、又は、金属中空材内に不凍液等の充填材を充填したもので構成することができる。不凍液としては、メタノール、エタノール、塩水などの不凍液を使用することができる。又は、充填材として被冷却物の凝固点で解凍することができる保冷液を選択すると、被冷却物が凝固するために必要な潜熱(水の場合、80倍の熱量)と、保冷液が解凍するために放出する潜熱とを相殺することができる。
以上のように本実施形態による冷却装置10で実施される冷却方法によれば、予冷工程と急速凍結工程とに分けて冷却を行うので、被冷却物の乾燥を防ぎ、全体の冷却時間を短縮することができる。例えば、図5の例では、予冷工程内の被冷却物の中心温度と表面温度との温度差を小さくしていく過程に5分、被冷却物の中心温度と表面温度との温度差を0にする過程に10分、急速凍結工程に10分として、全体の冷却時間を短縮することができる。
12 断熱壁体
16 室内(空間)
18 冷却器
20 蓄冷機能材
22 保冷室
24 冷却室
28、28−1、28−2、28−3、28−4 ファン
30 仕切り部材
Claims (9)
- 空間内に、冷却器が設置される保冷室と、被冷却物の設置される冷却室とを備えた冷却装置を用いて被冷却物の冷却を行う冷却方法において、
被冷却物が冷却開始温度から、被冷却物の凝固点近傍又は被冷却物の物性上最も劣化し易い温度領域に達する手前の所定温度に達するまでは、保冷室と冷却室との間の空気の流れを抑制しながら被冷却物の冷却を行う予冷工程と、
前記所定温度から目標冷凍温度までは、保冷室と冷却室との間の空気の流れを予冷工程のときよりも促進しながら被冷却物の冷却を行う急速凍結工程と、
を備え、
前記予冷工程においては、保冷室と冷却室との境界に設けられた仕切り部材で該境界を遮蔽することによって保冷室と冷却室との間の空気の流れを抑制する一方で、前記急速凍結工程においては、前記仕切り部材が該境界の少なくとも一部を開放することによって保冷室と冷却室との間の空気の流れを促進することを特徴とする冷却方法。 - 空間内に、冷却器が設置される保冷室と、被冷却物の設置される冷却室とを備えた冷却装置を用いて被冷却物の冷却を行う冷却方法において、
被冷却物が冷却開始温度から、被冷却物の凝固点近傍又は被冷却物の物性上最も劣化し易い温度領域に達する手前の所定温度に達するまでは、保冷室と冷却室との間の空気の流れを抑制しながら被冷却物の冷却を行う予冷工程と、
前記所定温度から目標冷凍温度までは、保冷室と冷却室との間の空気の流れを予冷工程のときよりも促進しながら被冷却物の冷却を行う急速凍結工程と、
を備え、
前記予冷工程においては、保冷室において冷却器で発生する冷気を蓄熱し、前記急速凍結工程においては、前記蓄熱された冷気を冷却室に解放することを特徴とする冷却方法。 - 前記予冷工程においては、冷却室に配置されたファンを停止、低速運転又は間欠運転させて保冷室と冷却室との間を空気の流れを抑制する一方で、前記急速凍結工程においては、ファンを高速運転または連続運転させて保冷室と冷却室との間の空気の流れを促進することを特徴とする請求項1又は2記載の冷却方法。
- 前記予冷工程においては、予め得られた、被冷却物の中心温度と被冷却物の表面温度との関係に基づき、被冷却物の中心温度と被冷却物の表面温度との差をほぼ0に保持しつつ被冷却物の中心温度を低下させる過程を持つように、冷却器を通過する冷媒の温度及び/又は冷媒の流量を時間的に変化させながら、被冷却物の冷却を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冷却方法。
- 前記予冷工程においては、予め得られた、被冷却物の中心温度と、前記空間の温度又は冷却器を通過する冷媒の温度との関係に基づき、被冷却物の中心温度と、前記空間の温度又は冷却器を通過する冷媒の温度との差をほぼ一定に保持しつつ被冷却物の中心温度を低下させる過程を持つように、冷媒の温度及び/又は冷媒の流量を時間的に変化させながら、被冷却物の冷却を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷却方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1項の冷却方法に記載の前記冷却装置。
- 前記空間を包囲する壁体と前記冷却器との間の隙間に仕切り部材が設けられ、該仕切り部材は、予冷工程においては、該隙間を遮蔽し、急速凍結工程においては、該隙間の少なくとも一部を開放することを特徴とする請求項6記載の冷却装置。
- 前記冷却室には、冷却器側から冷却室の被冷却物方向へと送風するファンが配置され、該ファンは、予冷工程においては、停止、低速運転又は間欠運転を行う一方で、前記急速凍結工程においては、高速運転又は連続運転を行うことを特徴とする請求項6又は7記載の冷却装置。
- 前記保冷室には、冷気を蓄熱することができる蓄冷機能材が配置されることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の冷却装置。
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