JP4260711B2 - 使い捨てパンツの製造方法及び使い捨てパンツ - Google Patents

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Description

本発明は、パンツとしてもおむつとしても利用可能な使い捨てパンツの製造方法及び使い捨てパンツに関する。
この種の従来の使い捨ておむつとしては、特許文献1に記載の技術がある。この特許文献1に記載のおむつでは、前身頃の左右両側に切断線を設け、その切断線の部分で前身頃を切り離し可能とするとともに、前身頃及び後身頃の左右の接合部分に接合された付着片を設けている。そして、切断線により前身頃を切り離した際に、左右の付着片により前身頃と後身頃との締結を行うようになっている。
特開平5−317356号公報
しかしながら、上記の使い捨ておむつでは、左右の付着片の固定が、前身頃及び後身頃の左右の側縁部と、左右の付着片の基端部とを重ね合わせて一体に接合することにより行われるため、それらの接合部分において多くの材料を重ね合わせた状態で一度に接合する必要がある。その結果、左右の付着片の接合部分における接合負担が大きくなり、不十分な接合が生じやすく、付着片が外れてしまうおそれがある。
そこで、本発明の解決すべき課題は、付着片の前腹部への接合を確実かつ強固に行うことができる使い捨てパンツの製造方法及び使い捨てパンツを提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、略環状に連なる前腹部及び後背部と、その前腹部及び後背部間に連なって設けられる股部とを備え、前記股部に吸収体が設けられ、前記前腹部における前記股部が連なる部分の左右両側に前記前腹部を破断するための左右の破断部が形成され、前記前腹部における前記左右の破断部よりも左右方向外方側の部分に接合された左右の付着片が設けられ、その左右の付着片が前記前腹部の外面側における前記左右の破断部の間の付着部に対して着脱される使い捨てパンツの製造方法であって、前記左右の付着片と前記前腹部との接合を、第1接合手段により予備的な接合を行う第1接合工程と、第2接合手段により本接合を行う第2接合工程とを含む複数段階の接合工程により行い、前記第1接合手段を設ける領域の面積が、前記第2接合手段を設ける領域の面積よりも大きく、かつ、前記第2接合手段が施される領域を覆うように前記第1接合手段による予備的な接合を行う
また、請求項の発明では、請求項の発明に係る使い捨てパンツの製造方法において、前記第1接合手段の単位面積当たりの接合強度は、前記第2接合手段の単位面積当たりの接合強度よりも小さい。
また、請求項の発明では、請求項の発明に係る使い捨てパンツの製造方法において、前記第1接合手段として、ホットメルト接着剤を用いる。
また、請求項の発明では、請求項又はの発明に係る使い捨てパンツの製造方法において、前記第2接合手段として、加熱溶着又は超音波溶着を用いる。
また、請求項の発明では、請求項1ないしのいずれかの発明に係る使い捨てパンツの製造方法により製造された使い捨てパンツである。
また、請求項の発明では、略環状に連なる前腹部及び後背部と、その前腹部及び後背部間に連なって設けられる股部とを備え、前記股部に吸収体が設けられ、前記前腹部における前記股部が連なる部分の左右両側に前記前腹部を破断するための左右の破断部が形成され、前記前腹部における前記左右の破断部よりも左右方向外方側の部分に接合された左右の付着片が設けられ、その左右の付着片が前記前腹部の外面側における前記左右の破断部の間の付着部に対して着脱される使い捨てパンツであって、前記左右の付着片と前記前腹部との接合が、予備的な接合である第1接合手段と、本接合である第2接合手段とを含む複数種類の接合手段を用いて行われており、前記第1接合手段を設ける領域の面積が、前記第2接合手段を設ける領域の面積よりも大きく、かつ、前記第2接合手段が施される領域を覆うように前記第1接合手段による予備的な接合が行われている
請求項1に記載の発明によれば、左右の付着片と前腹部との接合を複数段階の接合工程により行うため、付着片の前腹部への接合を確実かつ強固に行うことができる。その結果、使い捨てパンツにおける付着片の取付強度及び信頼性の向上が図れる。
また、請求項に記載の発明によれば、付着片と前腹部との予備的な接合を行った後、それらの本接合を行うため、本接合に先立つ予備的な接合によって付着片の前腹部に対する位置決めを行っておくことにより、位置ずれ等を生じることなく本接合を行うことができる。その結果、付着片を適切な接合位置に確実に接合することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、第2接合手段による本接合よりも広い面積で第1接合手段による予備的な接合を行うことにより、付着片の接合部分を広い面積で前腹部に予備接合した状態で、本接合を行うことができ、その結果、付着片の接合部分に折れ曲がりやしわが生じるのを防止できるとともに、付着片の位置ずれを確実に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1接合手段の接合強度の単位面積当たりの接合強度を第2接合手段の単位面積当たりの接合強度よりも小さく設定するため、第1接合手段の選択幅を拡大することができ、第1 接合手段の選定が容易である。
請求項に記載の発明によれば、ホットメルト接着剤は塗布条件(種類、塗布方法、塗布量、塗布パターン、塗布面積、塗布厚み等)を多様な態様で設定可能であるため、そのようなホットメルト接着剤を第1接合手段として用いることにより、第1接合手段による付着片と前腹部との接合状態(強度等)を容易に制御することができる。
請求項に記載の発明によれば、第2接合手段として加熱溶着を用いた場合には、第2接合手段により付着片と前腹部との強固な接合強度を安定して得ることができ、十分な強度で本接合を行うことができる。
また、第2接合手段として超音波溶着を用いた場合には、第2接合手段により付着片と前腹部との強固な接合強度を安定して得ることができ、十分な強度で本接合を行うことができるとともに、溶着部分の品質を安定させることができ、過度な溶着により溶着部にピンホールが生じるのを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、使い捨てパンツにおける付着片の取付強度及び信頼性の向上が図れる。
請求項に記載の発明によれば、使い捨てパンツにおける付着片の取付強度及び信頼性の向上が図れる。
<使い捨てパンツの概略説明>
まず、図1ないし図9を参照して、本発明の一実施形態に係る使い捨てパンツの製造方法が適用される使い捨てパンツ1の構成について説明する。この使い捨てパンツ1は、図1ないし図9に示すように、略環状に連なる前腹部2及び後背部3と、その前腹部2及び後背部3間に連なって設けられる股部4とを備えて構成され、パンツとしてもおむつとしても利用可能となっている。なお、この使い捨てパンツ1の説明において、左及び右とは着用者から見て左手側及び右手側を指すものとする。
前腹部2及び後背部3とは、この使い捨てパンツ1における主に着用者の前腹部及び後背部に面する部分を指す。前腹部2の左右の縁部と後背部3の左右の縁部とは互いに接合され、これによって前腹部2と後背部3とは略環状に連なっている。このため、使い捨てパンツ1の左右の縁部には、前腹部2の左右の縁部と後背部3の左右の縁部とを接合する左サイド接合部分11a及び右サイド接合部分11bが形成されている。このサイド接合部分11a,11bでの接合は、接着剤、例えばホットメルト接着剤による接着と超音波溶着(あるいは、加熱溶着)とのいずれか一方、又はその両方の併用により行われる。
股部4とは、この使い捨てパンツ1における主に着用者の股部に面する部分を指し、その前股部4a及び後股部4bがそれぞれ前腹部2及び後背部3にそれぞれ連なっている。本実施形態では、股部4の前股部4a及び後股部4bが前腹部2及び後背部3に接着剤、例えばホットメルト接着剤により接合されている。なお、変形例として、股部4を前腹部2及び後背部3の一方又は両方と連続した部材により一体に形成してもよい。
このように略環状に連なった前腹部2及び後背部3の上縁部12,13によりウエスト開口部Qが形成されている。前腹部2の左前腹部2aの下縁部14a、後背部3の左斜め下の傾斜状の縁部15a、及び股部4の左縁部16aにより左脚開口部Raが形成されている。前腹部2の右前腹部2bの下縁部14b、後背部3の右斜め下の傾斜状の縁部15b、及び股部4の右縁部16bにより右脚開口部Rbが形成されている。
<前腹部>
前腹部2は、図1に示すように、全体形状としては平面視略横長矩形状であり、左前腹部2a、右前腹部2b、及びそれらの中間に位置する中前腹部2cを備えている。左前腹部2aと中前腹部2cとの間には、前腹部2を上下に縦断する左破断部17aが形成され、右前腹部2bと中前腹部2cとの間には、前腹部2を上下に縦断する右破断部17bが形成されている。中前腹部2cには、図7に示すように、股部4の前股部4aとの接合部分18が形成される。接合部分18での接合は、接着剤、例えばホットメルト接着剤を用いて行われる。破断部17a,17bは、図2に示すように、ミシン目により形成され、この破断部17a,17bを破断することにより、図3ないし図6に示すように、前腹部2を破断部17a,17bの部分で切り離せるようになっている。ここで、破断部17a,17bは、図2に示すように直線状に形成してもよいし、必要に応じて曲線状に形成してもよい。
左前腹部2a及び右前腹部2bの上縁部12a,12bには、ウエスト用弾性部材19a,19bが左右方向に伸張された状態で取り付けられている。左前腹部2a及び右前腹部2bの下縁部14a,14bには脚用弾性部材20a,20bが左右方向に伸張された状態で取り付けられている。左前腹部2a及び右前腹部2bの上縁部12a,12bと下縁部14a,14bとの間の部分には、ボディ用弾性部材21a,21bが左右方向に伸張された状態で取り付けられている。これらの弾性部材19a,19b,20a,20b,21a,21bの収縮・伸張により前腹部2(特に、左前腹部2a及び右前腹部2b)が着用者の腹部に沿うように柔らかくフィットすることができる。
このような前腹部2は、図7に示すように、肌面側の内層シート57と、外側の外層シート58との間に弾性部材19a,19b,20a,20b,21a,21bを挟み込んで構成されている。
左前腹部2a及び右前腹部2bの外面側における中前腹部2c側の端部には、略シート状の左付着片22a及び右付着片22bが後述する第1及び第2接合手段71,72により接合されている。この付着片22a,22bは、破断部17a,17bを破断した際に、このパンツ1の止着のために用いられるものであり、前腹部2の外面側において、左右の破断部17a,17bを跨ぐように設けられている。中前腹部2cの外面側には、付着片22a,22bを付着させるための付着部23が設けられている。この付着部23は、所定の形成領域A1内に連続的に面状に形成されている。この形成領域A1の横幅W1は、図4に示すように、左右の破断部17a,17b間の間隔D(すなわち、中前腹部2cの横寸法)以下に設定され、その縦幅W2は、付着片22a,22bの縦寸法L1とほぼ等しく設定されている。
付着片22a,22bは、略縦長帯状の本体部24と、その本体部24から上下に二股に分かれてその自由端側に向けて延設された2個の張出し部25,26とをそれぞれ有している。本体部24の左右方向外方側端部である接合部分24aは、図8に示すように、2種類の第1及び第2接合手段71,72により、左前腹部2a及び右前腹部2bにおける破断部17a,17b側の端部に接合されている。
ここで、第1接合手段71は、付着片22a,22bを前腹部2に位置決めのために予備的に接合するためのものであり、第2接合手段72は、付着片22a,22bを前腹部2に本接合するためのものである。第1接合手段71の単位面積当たりの接合強度が、第2接合手段72の単位面積当たりの接合強度よりも小さく設定される。また、第1接合手段71を設ける領域が、第2接合手段72を設ける領域を含むようにより大きな面積で設けられる。
より具体的には、第1接合手段71としては、例えばホットメルト接着剤が用いられ、第2接合手段72としては、例えば加熱溶着(又は超音波溶着)が用いられる。第1接合手段71であるホットメルト接着剤は、付着片22a,22bの接合部分24aのほぼ全域にわたって所定の塗布パターンで塗布される。第2接合手段72である加熱溶着(又は超音波溶着)は、接合部分24a内において、第1接合手段71に重なるようにドット状に施されている。
第1接合手段71であるホットメルト接着剤の塗布パターンとしては、ストライプ状、スパイラル状、ベタ状、ドット状等の種々の形態が挙げられる。このうち、本実施形態では、通気性と強度との観点等より、接合部分24aに沿って縦方向に延びるストライプ状の塗布パターンが特に好ましい。また、ホットメルト接着剤の種類としては、ポリオレフィン系(例えば、APAOを主成分とするもの)、ゴム系(例えば、SEBS、SBS、SIS、SEPS等を主成分とするもの)、酢酸ビニル系などが挙げられ、本実施形態では特に制限されないが、ポリオレフィン系又はゴム系がより好ましい。
付着片22a,22bの各張出し部25,26の中前腹部2cに面する側の面(肌面側)には、付着部27,28がそれぞれ設けられ、本体部24の内面側にも付着部29が設けられている。これらの付着部27〜29は、中前腹部2cに設けられた付着部23に対して着脱自在に付着するようになっている。
付着部23の具体例としては、表面に微細なループ構造が密に形成された不織布、織布、編み物等を有するループ材が考えられ、付着部27〜29の具体例としては、そのループ材に着脱自在に係合する微細なフック構造が表面に密に形成されたフック材が考えられる。さらに具体的には、付着部23としては、例えば、面ファスナーのループ材として好適に用いられる不織布、織布等を表面に有するプラスチックフィルム複合材が用いられ、ホットメルト接着剤等の接合手段により中前腹部2cに貼着される。付着部27〜29としては、面ファスナーのフック材として好適に用いられる表面に密に形成されたピンを有するプラスチックフィルムが用いられ、ホットメルト接着剤等の接合手段により付着片22a,22bに貼着される。あるいは、ループ材を別部材として中前腹部2cに貼着するのではなく、中前腹部2cの外面側を表面処理してループ材(付着部23)として機能させるようにしてもよい。
また、付着部23の他の具体例としては、粘着剤との繰り返し剥離性を有するように表面処理、例えばピーロイル加工されたプラスチックフィルム等が考えられ、付着部27〜29の他の具体例としては、繰り返し利用可能な接着剤などが考えられる。
なお、前記の付着部23及び付着部27〜29の前記2つの具体例において、付着部23側の構成と付着部27〜29側の構成を入れ替えてもよい。
また、付着片22a,22bの各張出し部25,26の先端部は、付着片22a,22bをつまみやすくするために、つまみ部31(図4参照)となっている。このつまみ部31には、付着部27,28は設けられていない。
このような構成により、右側の付着片22bの張出し部25,26をつまんで付着片22bの付着部27〜29を付着部23から引き剥がし、右方向外方に引っ張ると、図3に示すように、右破断部17bが破れて、右前腹部2bが付着片22bと一体となって右側に展開する。同様に、左側の付着片22aの張出し部25,26をつまんで付着片22aの付着部27〜29を付着部23から引き剥がし、左方向外方に引っ張ると、図4に示すように、左破断部17aが破れて、左前腹部2aが付着片22aと一体となって左側に展開する。このとき、中前腹部2cは股部4と接合された状態に保たれ、前股部4aの外側に残ることになる。
このため、この使い捨てパンツ1は、図1に示すように、破断部17a,17bを破断する前の製品出荷時の状態では、前腹部2と股部4とが接合部分18によって固定されているため、パンツとして機能し、付着片22a,22b等の開閉手段のない通常の使い捨てパンツと同様に容易に上げ下げできるようになっている。また、この状態では、仮に付着片22a,22bと付着部23との係合が外れても、前腹部2と股部4とが別々になってしまうことがない。
また、この使い捨てパンツ1がパンツ状態で着用させている場合において、後述する吸収体43が排泄物を吸収、保持した場合には、付着片22a,22bの係合を解除して、破断部17a,17bを破断して展開して、パンツ1を着用者から容易に取り除くことができる。この場合、着用者の衣服を脱がさなくとも、パンツ1の取外しができる。
また、付着片22a,22bの係合を解除して破断部17a,17bを破断し、前腹部2を展開して、パンツ1の内部の汚染状況を確認した後、付着片22a,22bを付着部23に係合させて、パンツ1を元のパンツ状態に戻すことができる。また、このパンツ1と尿取りパット等の補助パットとを併用しているときにも、付着片22a,22bを着脱して補助パットの交換等を容易に行うことができる。
また、着用させる前に、パンツ1を図5に示す状態に展開しておいて着用者の臀部にあてがって、図4、図3、図1の順に閉じてゆくことにより、このパンツ1を通常の使い捨ておむつのように利用することもできる。この場合、着用者の衣服を脱がさなくとも、パンツ1の着用及び取り外しができる。
<股部>
股部4は、図5に示すように、全体形状としては展開すると前後方向に延びる略帯状の形態を有し、前股部4a、後股部4b、及びそれらの中間に位置する中股部4cを備え、主に中股部4cを中心として着用者の股間部にあてがわれる。前股部4aは、図5ないし図7に示すように、中前腹部2cの内面側に重ね合わされた状態で接合部分18によって中前腹部2cと接合されている。後股部4bは、図5に示すように、後背部3の内面側に重ね合わされた状態で後背部3と接着固定されている。このような股部4の左縁部16a及び右縁部16bには、脚用弾性部材40a,40bが縁部16a,16bの延設方向に伸張された状態で取り付けられている。
股部4は、透液性のトップシート41と不透液性のバックシート42との間に、吸収体43を挟み込んで構成されている。吸収体43は、所定の横幅を有し、中股部4cを中心にして前後方向に帯状に広がっている。股部4の内面側における吸収体43の左右両側には、股部4の延設方向に沿って延びる起立部44a,44bが設けられている。
例えば、トップシート41は透液性の不織布等により構成され、バックシート42は撥水性不織布等により構成される。また、吸収体43は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸収体を混合した塊をティッシュペーパーなどの紙シート又は透液性不織布シート等の被覆シートで包み、所定形状に成形されたものである。
トップシート41及びバックシート42の吸収体43と重ならない部分は、互いに対向する面同士が接着剤、例えばホットメルト接着剤によって互いに接合されている。より好ましくは、図9に示すように、トップシート41の横幅は、吸収体43の肌面側を覆い、かつバックシート42の横幅よりも若干狭く設定され、トップシート41の吸収体43を超えて前後左右に張り出した部分が、接着剤、例えばホットメルト接着剤によりバックシート42と接合されている。バックシート42におけるトップシート41の左右両側に張り出した部分の肌面側には、起立部44a,44bを構成する左右のサイドシート45a,45bが接着剤、例えばホットメルト接着剤によって接合されている。
また、サイドシート45a,45bの前後方向の両端縁は、股部4の前後方向の両端縁に接着剤60、例えばホットメルト接着剤により接合されている。サイドシート45a,45bの左右方向内方側縁部は、前後方向に伸びる弾性部材46を包み込むようにして、封止部47にて加熱溶着(又は超音波溶着)等により固定されている。起立部44a,44bは、弾性部材46の収縮力によりその左右方向内方側縁部が縮められ、これによって図9に示すように着用者の肌に押し付けられる方向に起立する。
また、本実施形態では、図5に示すように、股部4における前腹部2及び後背部3の腰回り部3aと重なる重複部分において、左右の縁部を傾斜辺48a,48b,49a,49bとし、その横幅を前後方向の端縁側に向けて徐々に減少させている。
この傾斜辺48a,48bにより、使い捨てパンツ1を上げ下げする際に、前股部2aが引っ掛かってめくれたり、折れ曲がったり、着用者の肌に影響を及ぼすのを防止し、スムーズに上げ下げすることができる。
また、通常、後背部3と股部4とが重なる領域については、後背部3の収縮力が弱まる傾向にあるが、前記傾斜辺49a,49bによるトリム領域を形成することにより、後背部3の伸縮部分の面積が後背部3の上側に向けて徐々に増えてゆき、これによって後背部3が着用者の後背部にフィットしやすくなる。
なお、股部4の構成の変形例として、吸収体43をシート41,42の間に挟み込むのではなく、吸収体43をシート42の肌面側に貼着し、シート41を省略する構成としてもよい。あるいは、吸収体43の前後の端部にシートを接合したものを股部4として用いるようにしてもよく、大型の吸収体43を用いてその吸収体43を股部4として用い、シート41,42を省略するようにしてもよい。
<後背部>
後背部3は、図3ないし図6に示すように、展開すると略矩形の左右下側の角を略斜めに切り落としたような形態を有し、着用者の背面側の腰回り部から臀部にかけた部分にあてがわれる。このため、この後背部3は、着用者の背面側の腰回り部に主に位置する平面視略横長帯状の腰回り部3aと、その腰回り部3aの下側に連なり着用者の臀部に主に位置する平面視略台形状の臀部3bとを備えている。腰回り部3aの上縁部13には、ウエスト用弾性部材51が左右方向に伸張された状態で取り付けられており、腰回り部3aのそれ以外の領域には、ボディ用弾性部材52が左右方向に伸張された状態で取り付けられている。後背部3の左斜め下の傾斜状の縁部15aには、脚用弾性部材53aが縁部15aに沿って伸張された状態で取り付けられており、後背部3の右斜め下の傾斜状の縁部15bには、脚用弾性部材53bが縁部15bに沿って伸張された状態で取り付けられている。これらの弾性部材51,52,53a,53bの収縮、伸張により後背部3が着用者の後背部及び臀部にフィットしやすくなっている。
特に、後背部3の臀部3bは、下側に向けて横幅が徐々に狭くなる構成とされているとともに、その左右の傾斜状の縁部15a,15bに脚用弾性部材53a,53bが設けられているため、脚用弾性部材53a,53bの収縮力により縁部15a,15bが縮められると、臀部3bが着用者の臀部にフィットしやすくなっている。
なお、脚用弾性部材53a,53bは、臀部3bの左右の傾斜状の縁部15a,15b及び下縁部15cに沿って連続的に臀部3bに取り付けられた後、少なくとも股部4の吸収体43と重なる部分54(図6参照)について、弱化処理が施されている。弱化処理とは、その部分54の弾性部材を切断したり、収縮力を弱める処理を行う等により、ノーテンション状態とすることである。これによって、脚用弾性部材53a,53bの収縮力によって吸収体43に不所望な歪み等が生じ、その吸収機能が低下するのが防止される。
<その他の構成及び各部の材料等>
なお、前腹部2に設ける左右の弾性部材19a,19b、弾性部材20a,20b及び弾性部材21a,21bについては、前記脚用弾性部材53a,53bの場合と同様に、弾性部材20a,20b,21a,21bを中前腹部2cを介して左右方向に連続的に前腹部2に設けた後、弾性部材20a,20b,21a,21bの中前腹部2cに位置する部分について、弱化処理を施すのが好ましい。
また、付着片22a,22bの材料構成としては、不織布、織布、編布、プラスチップ材から適宜選択できる。中でも、スパンボンド法、エアースルー法、ポイントボンド法、メルトブロー法及びエアレイド法のうちの1つ又は複数の製法の組み合わせによって製造される不織布が好ましい。さらに、目付30〜100g/m2で、スパンボンド法若しくは、スパンボンド法とメルトブロー法とを組み合わせたSMS法により製造された不織布が強度の点から好ましい。最も好ましいのは、目付50〜85g/m2でスパンボンド法により製造された不織布である。材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、パルプ、絹等の天然繊維から適宜選択できるが、好ましくはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルといった合成繊維が利用でき、中でもポリプロピレン、ポリエステル繊維を主成分とするものは強度があり、好適である。最も好ましいのは、ポリエステル繊維である。
また、弾性部材19a,19b,20a,20b,21a,21b,40a,40b,46,53a,53bとしては、通常使い捨てパンツに用いられる弾性伸縮材料(ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等)が用いられ、伸張状態でホットメルト接着剤、加熱溶着、超音波溶着などの貼着手段によりパンツ1の所定部位に貼着される。
<付着片の貼着工程>
次に、図10を参照して左右の付着片22a,22bの前腹部2への貼着工程について説明する。本実施形態では、前腹部2を形成するための前腹基材76が、所定の搬送方向A1に沿って連続的に連なった状態で搬送され、その各単位区間B1ごとに前腹部2の構造が順次形成されてゆくようになっている。前腹部2の構造が形成された各単位区間B1の前腹基材76は、後背部3を構成する図示しない後背基材と貼り合わされて、各単位区間後B1ごとに切断されるようになっている。つまり、複数の前腹部2を前腹部2の左右方向に連ねた状態で各前腹部2の構造を形成してゆき、後背部3との貼着に伴って各前腹部2を切り離すようになっている。
左右の付着片22a,22bは、所定の搬送方向A2に沿って連続的に連なった第1付着基材77及び第2付着基材78を所定のピッチで順次切断してゆくことにより、作製されるようになっている。また、付着部23も、所定の搬送方向A2に沿って連続的に連なった第3付着材79を所定のピッチで順次切断してゆくことにより、作製されるようになっている。なお、付着片22a,22b及び付着部23はそれらの縦方向に連続的に連なった状態でそれらの構造が形成されるようになっている。また、本実施形態では、第1ないし第3付着基材77〜79の搬送方向A2が前腹基材76の搬送方向A1に対して逆向き平行方向に設定されているが、同一方向に並送されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1付着基材77及び第2付着基材78は、その各単位区間B2の片面側に付着部27〜29が形成された後、第3付着基材79の下側に重ね合わされた状態で搬送され、接着剤の塗布処理及び切断処理等が行われるようになっている。図10に示す状態では、付着部27〜29は、第1及び第2付着基材77,78の第3付着基材79と対向する面に形成されている。
第1付着基材77及び第2付着基材78への第1接合手段71となる接着剤、例えばホットメルト接着剤の塗布は、上記のように、第1及び第2付着基材77,78を第3付着基材79の下側に重ね合わせた状態で、図10に示す状態の上面側から行われる。すなわち、第1及び第2付着基材77,78の図10の上面側における付着片22a,22bの接合部分24aに相当する部分の全域に、接着剤が上述のストライプ状等の塗布パターンで塗布装置(図示せず)により塗布される。これに伴って、第3付着基材79の図10の上面側にも図示しない接着剤、例えばホットメルト接着剤がストライプ状、スパイラル状等の塗布パターンで塗布装置(図示せず)により塗布される。
そして、第1ないし第3付着基材77〜79は、接着剤の塗布処理が完了すると、切断・移載セクションC1に順次送り込まれ、切断装置(図示せず)により単位区間B2ごとに切断される。切断された付着片22a,22b及び付着部23は、重ね合わされた状態で、図示しない移載装置により、矢印D1,D2で示すように、縦横の向きが90度回転されて、さらに接着剤の塗布面が前腹基材76に当接するように表裏の向きが反転されて、前腹基材76の所定箇所に順次貼着される(第1接合工程)。この段階おける付着片22a,22bの貼着は、後述する本接合に先立つ位置決めのための予備的な接合としての役割を担っている。また、この貼着は、前腹基材76の搬送工程上における予備接合セクションC2にて行われるようになっている。この予備的な接合工程において、付着片22a,22b及び付着部23が貼着された前腹基材76の部分を、ローラ等の押圧手段により押圧して貼着力を強めるようにしてもよい。なお、付着部23についてはこの第1接合工程にて前腹基材76への貼着処理が完了する。
付着片22a,22b及び付着部23が予備接合された前腹基材76の部分は、本接合セクションC3に搬送され、付着片22a,22bの本接合のための第2接合工程が施される。この工程では、付着片22a,22bの接合部分24aと前腹部2とが、第2接合手段72である加熱溶着(又は超音波溶着)により、ドット状の接合パターンで接合される。これによって、付着片22a,22bの前腹基材76への貼着処理が完了する。この接合処理は、図示しない加熱溶着装置(又は超音波溶着装置)により行われる。
なお、本実施形態では、付着片22a,22bと付着部23とを重ね合わせた状態で一度に前腹部2に貼着するようにしたが、付着片22a,22bの貼着と、付着部23の貼着を別個に行うようにしてもよい。例えば、付着部23を先に貼着した後、付着片22a,22bを貼着する等の方法が考えられる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態によれば、左右の付着片22a,22bと前腹部2との接合を2段階の接合工程により行うため、付着片22a,22bの前腹部2への接合を確実かつ強固に行うことができる。その結果、使い捨てパンツ1における付着片22a,22bの取付強度及び信頼性の向上が図れる。
また、本接合に先立つ予備的な接合によって付着片22a,22bの前腹部2に対する位置決めを行っておくことにより、位置ずれ等を生じることなく本接合を行うことができる。その結果、付着片22a,22bを適切な接合位置に確実に接合することができる。
また、第1接合手段71の接合強度の単位面積当たりの接合強度を第2接合手段72の単位面積当たりの接合強度よりも小さく設定するため、第1接合手段71の選択幅を拡大することができ、第1接合手段71の選定が容易である。
また、ホットメルト接着剤は塗布条件(種類、塗布方法、塗布量、塗布パターン、塗布面積、塗布厚み等)を多様な態様で設定可能であるため、そのようなホットメルト接着剤を第1接合手段71として用いることにより、第1接合手段71による付着片22a,22bと前腹部2との接合状態(強度等)を容易に制御することができる。
また、第2接合手段72として加熱溶着を用いた場合には、第2接合手段72により付着片22a,22bと前腹部2との強固な接合強度を安定して得ることができ、十分な強度で本接合を行うことができる。
また、第2接合手段72として超音波溶着を用いた場合には、第2接合手段72により付着片22a,22bと前腹部2との強固な接合強度を安定して得ることができ、十分な強度で本接合を行うことができるとともに、溶着部分の品質を安定させることができ、過度な溶着により溶着部にピンホールが生じるのを防止することができる。
また、第2接合手段72による本接合よりも広い面積で、しかも第2接合手段72が施される領域を覆うように第1接合手段71による予備的な接合を行うことにより、付着片22a,22bの接合部分24aを広い面積で前腹部2に予備接合した状態で、本接合を行うことができ、その結果、付着片22a,22bの接合部分24aに折れ曲がりやしわが生じるのを防止できるとともに、付着片22a,22bの位置ずれを確実に防止することができる。

また、第2接合手段72として加熱溶着又は超音波溶着を採用した場合には、第2接合手段72による接合面積をドット状にして抑制することにより、付着片22a,22bの接合部分24aの柔軟性及び通気性等を維持することができる。
<変形例>
本実施形態の変形例として、付着片22a,22bを前腹部2に接合するための第1及び第2接合手段71,72として、同種の接合手段を採用してもよい。例えば、第1及び第2接合手段71,72として、いずれもホットメルト接着剤を使用してもよい。
第1接合手段71と第2接合手段72とが同種の接着剤(例えば、ホットメルト接着剤)である場合において、第2接合手段72による接合強度を第1接合手段71による接合強度よりも大きくするための構成として、例えば、次の次の(a)ないし(e)の構成が考えられる。
(a) 第2接合手段72の方を第1接合手段71よりも接着剤の単位面積当たりの塗布量を多くする。
(b) 第2接合手段72を第1接合手段71の上に重ねて塗布する。
(c) 第2接合手段72に使用する接着剤の種類として、第1接合手段71の接着剤よりも接着力の強いものを使用する。
(d) 第2接合手段72の塗布パターンとして、第2接合手段71の塗布パターンよりも強固な接着力が得られるものを採用する。
(e) 上記(a)ないし(d)のうちのいずれか2つ以上の組み合わせ。
また、本実施形態では、第1接合手段71による第1接合工程の後で、第2接合手段72による接合工程を行うようにしたが、第1及び第2接合手段71,72による接合を一度に行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る使い捨てパンツの正面図である。 図1の使い捨てパンツの右付着片を破断した図である。 図1の使い捨てパンツの右破断部を破断して右前腹部を展開した状態を示す図である。 図3の使い捨てパンツの左破断部を破断して左前腹部を展開した状態を示す図である。 図4の使い捨てパンツの股部を展開した状態を示す図である。 図5の使い捨てパンツを図5の反対側から見た図である。 図1の使い捨てパンツのC1−C1線に沿った部分の断面図である。 付着片と前腹部との接合部分を拡大して示す図である。 図5の使い捨てパンツのC2−C2線に沿った部分の断面図である。 付着片の前腹部への貼着工程を説明するための図である。
符号の説明
1 使い捨てパンツ、2 前腹部、2a 左前腹部、2b 右前腹部、2c 中前腹部、3 後背部、3a 腰回り部、3b 臀部、4 股部、4a 前股部、4b 後股部、4c 中股部、17a 左破断部、17b 右破断部、18 接合部分、19a,19b ウエスト用弾性部材、20a,20b 脚用弾性部材、21a,21b ボディ用弾性部材、22a,22b 付着片、23 付着部、24 本体部、24a 接合部分、25,26 張出し部、27〜29 付着部、31 つまみ部、40a,40b 脚用弾性部材、41 トップシート、42 バックシート、43 吸収体、44a,44b 起立部、45a,45b サイドシート、46 弾性部材、51 ウエスト用弾性部材、52 ボディ用弾性部材、53a,53b 脚用弾性部材、57 内層シート、58 外層シート、71 第1接合手段、72 第2接合手段、76 前腹基材、77 第1付着基材、78 第2付着基材、79 第3付着基材

Claims (6)

  1. 略環状に連なる前腹部及び後背部と、その前腹部及び後背部間に連なって設けられる股部とを備え、前記股部に吸収体が設けられ、前記前腹部における前記股部が連なる部分の左右両側に前記前腹部を破断するための左右の破断部が形成され、前記前腹部における前記左右の破断部よりも左右方向外方側の部分に接合された左右の付着片が設けられ、その左右の付着片が前記前腹部の外面側における前記左右の破断部の間の付着部に対して着脱される使い捨てパンツの製造方法であって、
    前記左右の付着片と前記前腹部との接合を、第1接合手段により予備的な接合を行う第1接合工程と、第2接合手段により本接合を行う第2接合工程とを含む複数段階の接合工程により行い、
    前記第1接合手段を設ける領域の面積が、前記第2接合手段を設ける領域の面積よりも大きく、かつ、前記第2接合手段が施される領域を覆うように前記第1接合手段による予備的な接合を行うことを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
  2. 請求項1に記載の使い捨てパンツの製造方法において、
    前記第1接合手段の単位面積当たりの接合強度は、前記第2接合手段の単位面積当たりの接合強度よりも小さいことを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
  3. 請求項2に記載の使い捨てパンツの製造方法において、
    前記第1接合手段として、ホットメルト接着剤を用いることを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
  4. 請求項2又は3に記載の使い捨てパンツの製造方法において、
    前記第2接合手段として、加熱溶着又は超音波溶着を用いることを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の使い捨てパンツの製造方法により製造された使い捨てパンツ。
  6. 略環状に連なる前腹部及び後背部と、その前腹部及び後背部間に連なって設けられる股部とを備え、前記股部に吸収体が設けられ、前記前腹部における前記股部が連なる部分の左右両側に前記前腹部を破断するための左右の破断部が形成され、前記前腹部における前記左右の破断部よりも左右方向外方側の部分に接合された左右の付着片が設けられ、その左右の付着片が前記前腹部の外面側における前記左右の破断部の間の付着部に対して着脱される使い捨てパンツであって、
    前記左右の付着片と前記前腹部との接合が、予備的な接合である第1接合手段と、本接合である第2接合手段とを含む複数種類の接合手段を用いて行われており、
    前記第1接合手段を設ける領域の面積が、前記第2接合手段を設ける領域の面積よりも大きく、かつ、前記第2接合手段が施される領域を覆うように前記第1接合手段による予備的な接合が行われていることを特徴とする使い捨てパンツ。
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