JP4260280B2 - 表面実装機の部品認識装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドユニットにより電子部品を吸着してプリント基板上の所定位置に装着するように構成された表面実装機において、吸着された部品の認識を行うためのラインセンサからなる撮像手段及び照明手段を備えた部品認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、部品装着用のヘッドを有するヘッドユニットにより、IC等の部品を部品供給部から吸着して、位置決めされているプリント基板上に移送し、プリント基板の所定の位置に装着するようにした表面実装機(以下、実装機と略す)が一般に知られている。
【0003】
このような実装機においては、ヘッドで部品を吸着したときの部品の位置にはある程度のバラツキがあり、部品の吸着位置ズレに応じて装着位置を補正することが要求される。そのため、吸着された部品を認識してヘッドに対する吸着位置ズレを検知したり、また部品の異常、例えばリードを有する部品であれば、このリードの折れ等を検知するようにしている。
【0004】
このような部品認識を行う装置として、例えば、ラインセンサからなる撮像手段と照明手段とを実装機の基台上に設置し、部品吸着後のヘッドユニットを撮像手段上で移動させながら、照明手段により部品認識用の所要の光を継続的に吸着部品に照射ししつつ撮像手段により撮像を行って部品画像を一ライン分ずつ取込み、この取込み画像に基づいて部品認識を行うようにした装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにして部品認識を行う場合、従来では、例えば照明手段としてLEDランプを使用し、LEDランプへの供給電流値を一定に保った状態、つまり照明手段の光度を一定として部品を撮像していたが、撮像手段に対するヘッドユニットの移動速度が変動すると各ライン毎の照明時間が変動し、これに伴い光量が変化して撮像された部品画像の鮮明度等に影響が出て画像認識率が悪化する場合があった。
【0006】
そこで、近年では、ヘッドユニットの移動速度に拘わらず一定の光量が得られるように、ヘッドユニットの移動速度を検出し、この検出速度に応じてLEDランプへの供給電流値を制御する、具体的には、移動速度が高まるに伴い電流値を上げてLEDランプの光度を高めることも行われているが、この場合、応答性が必ずしも良いとはいえず、画像認識率を高める観点からは未だ不十分である。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、撮像手段に対する部品(ヘッドユニット)の移動速度変化に拘わらず光量を一定に保つことができ、これにより部品認識精度を向上させることができる表面実装機の部品認識装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、部品吸着用のヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットの移動経路内に配置され、ヘッドユニットが相対的に移動する間にヘッドに吸着された部品を撮像するラインセンサからなる撮像手段と、この部品の撮像時に部品に光を照射する照明手段とを備え、撮像手段により取り込まれた部品の画像に基づいてヘッドに吸着された部品の認識を行うように構成された表面実装機の部品認識装置において、撮像手段に対するヘッドユニットの移動速度を検出する移動速度検出手段と、照明手段による照明時の光量を検出する光量検出手段と、撮像手段による部品の撮像時に、部品の画像1ライン毎に予め設定された照明オン時間だけ照明がオンするように移動速度検出手段による検出速度に応じて照明手段をオンオフ制御する制御手段とを備え、光量検出手段は、画像1ライン毎にその照明時の光量を検出し、制御手段は、前回の画像1ライン分における光量検出手段による検出光量と予め定められている適正光量とに基づき次回の画像1ライン分の照明手段による照明オン時間を補正するものである(請求項1)。
【0009】
この構成によれば、ヘッドユニットの移動速度に対応した時間間隔で照明手段による照明が間欠的に行われることにより部品が1ラインずつ撮像される。そして、ヘッドユニットの移動速度に変動が生じても、その移動速度に応じた照明のオンオフ動作が行われつつ、1ライン毎の照明オン時間が一定とされて、各ラインの撮像時の光量が一定に保たれる。
【0010】
上記の装置においては、照明時の光量を検出する光量検出手段がさらに設けられ、制御手段は、光量検出手段による検出光量に基づいて照明時間を調整するように構成される(請求項2)。
【0011】
この構成によると、光源の経年劣化等により照明時の光量に変動が生じた場合等でも、検出光量に基づいて照明オン時間が補正されることにより、経時劣化等による撮像時の光量不足等を回避することが可能となる。すなわち、光量は光度が一定であれば照明オン時間に略比例するため、上記のように、照明時毎にその光量検出され、前回の照明時における検出光量と予め定められた適正光量とに基づいて、次回以降の照明オン時間が補正されることにより、光量不足等の発生未然に防止される。
【0012】
なお、適正光量は部品の種類により異なるため、上記の部品認識装置においては、適正光量に相当する照明オン時間の指令値部品の種類に応じて設定され前記制御手段は、この指令値に基づいて照明オン時間を調整するのが望ましい(請求項)。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る部品認識装置の一例について図面に基づいて説明する。
【0014】
図1及び図2は、本発明に係る部品認識装置が搭載された実装機の構造を示している。同図に示すように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板3がこのコンベア2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止されるようになっている。上記コンベア2の側方には、部品供給部4が配置されている。この部品供給部4は部品供給用のフィーダーを備え、例えば多数列のテープフィーダー4aを備えている。
【0015】
また、上記基台1の上方には、部品装着用のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニット5は、部品供給部4とプリント基板3が位置する部品装着部とにわたって移動可能とされ、当実施形態ではX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平面上でX軸と直交する方向)に移動することができるようになっている。
【0016】
すなわち、上記基台1上には、Y軸方向の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられたナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりヘッドユニット5が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
【0017】
また、上記Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15には、それぞれロータリエンコーダからなる位置検出手段10,16が設けられており、これによって上記ヘッドユニット5の移動位置検出がなされるようになっている。
【0018】
上記ヘッドユニット5には、チップ部品吸着用のノズル20aを先端に備えたヘッド20が設けられ、図2に示すように当実施形態ではX軸方向に8つのヘッド20が並べて設けられている。各ヘッド20は、それぞれ、ヘッドユニット5のフレームに対して昇降及びノズル中心軸回りの回転が可能とされ、図外の昇降駆動機構及び回転駆動機構により作動されるようになっている。なお、上記昇降駆動機構は、例えば、各ヘッド20を同時に上下動させる全体昇降用サーボモータと、各ヘッド20を個別に一定ストロークだけ昇降させる所定数(8個)のエアシリンダとを備え、それらを併用することにより、各ヘッド20を所定の上昇位置と下降位置とにわたって昇降させるように構成されている。また、回転駆動手段は、1個の回転用サーボモータと、このサーボモータの回転を各ヘッドに伝える伝動機構とからなっている。
【0019】
また、上記部品供給部4の側方には、上記ヘッドユニット5の各ヘッド20に吸着された部品を認識するための撮像用ユニット21が配設されている。
【0020】
上記撮像用ユニット21は、図3に示すように、ヘッド20に吸着された部品(吸着部品)を撮像するカメラ22(撮像手段)を備えるとともに、このカメラ22の上方に、撮像時に部品に光を照射する照明部23(照明手段)を備えている。上記カメラ22は、CCD固体撮像素子が上記ヘッド20の配列方向と直交する方向(Y軸方向)に並設されたラインセンサからなり、スリット部を介して一次元的に部品画像を取り込むようになっている。
【0021】
そして、実装時には、ヘッドユニット5の各ヘッド20によって部品が吸着された後、ラインセンサの素子の配列方向(主走査方向;Y軸方向)と直交する方向(副走査方向;X軸方向)にヘッドユニット5が移動させられることによって、上記カメラ22により、各ヘッド20に吸着された部品の主走査方向の画像(1ラインの画像)が、副走査方向に順次取込まれて所定の画像信号が得られるようになっている。
【0022】
上記照明部23は、光源としてLEDランプ(以下、単にLEDという)を備え、図3に示す例では、カメラ22への像入射用の空間の片側に位置して縦基板に多数のLED24aを配設したLEDボード24、上記LED24aからの光を上記吸着部品に向けるとともに吸着部品からカメラ22に向かう光を透過させるように上記空間に介装されたハーフミラー25、これらの上方で上記空間の両側に位置して横基板に多数のLED26aを配設したLEDボード26、LED26aからの光を上記吸着部品に向けるプリズム27等を有している。さらに空冷ファン28が照明部23に組み込まれている。そしてこの照明部23とカメラ22とが、実装機の基台1に固定されるフレーム29に取り付けられている。
【0023】
さらに撮像用ユニット21には、光量検出手段としてフォトダイオードからなるフォトセンサ30が組み込まれている。このセンサ30は、例えば照明部23のLED配設部分の近傍で、かつ、上記吸着部品に向かう光の経路外に設けられている。
【0024】
また、上記実装機の基台1上において、上記撮像用ユニット21の近傍には、ヘッドユニット5が撮像用ユニット21に近づいたことを検知するヘッド検知センサ31(図4に示す)が設けられており、部品認識時には、このヘッド検知センサ31によりヘッドユニット5が検知されることによって上記ラインセンサ24による部品画像の取込み開始タイミングが計られるようになっている。
【0025】
以上のように構成された実装機は、全体構成を省略しているが、マイクロコンピュータを構成要素とする制御装置を備えており、上記Y軸及びX軸サーボモータ9,15、ヘッドユニット5のヘッド20に対する昇降駆動機構及び回転駆動機構、撮像用ユニット21のカメラ22及び照明部23等はすべてこの制御装置に電気的に接続されて統括制御されるようになっている。
【0026】
この制御装置には、図4に示すように、システム制御部32、信号発生部33、照明制御部34及び画像認識部35を含んでいる。
【0027】
システム制御部32は、実装機の動作を統括的に制御するもので、部品の吸装着動作を行うべく予め記憶されたプログラムに従って上記ヘッドユニット5等を制御するとともに、部品装着時には、画像認識部35での部品の認識結果に応じて部品の目標装着位置に対する補正量を求め、この補正量を加味してヘッドユニット5等を制御する。また、部品認識に先立って行われるカメラ22による部品の撮像時には、予め記憶されている光量に関するデータ、すなわち部品の撮像に要求される光量に相当する照明オン時間の指令値Xに関するデータを照明制御部34に出力するように構成されている。
【0028】
上記信号発生部33は、上記照明部23及び画像認識部35に対して各種タイミング信号を出力するものである。具体的には、上記位置検出手段16から出力されるパルス列信号に基づいてヘッドユニット5の移動速度を検出し、この検出速度に応じた時間間隔で撮像指令信号を照明制御部34及び画像認識部35に出力する。なお、撮像指令信号の出力は、上記ヘッド検知センサ31によりヘッドユニット5が検知された後、ヘッドユニット5が撮像用ユニット21の直前に達するタイミングで開始される。
【0029】
信号発生部33は、また、上記撮像指令信号をカウントし、このカウント値が部品に応じて予め設定されている所定のカウント数に達すると一部品撮像終了信号を上記画像認識部35に出力する。そして、さらに一部品撮像終了信号をカウントし、このカウント値がヘッドユニット5に吸着されている部品数に達すると上記撮像指令信号の出力を停止するように構成されている。
【0030】
上記画像認識部35は、上記撮像指令信号の入力に基づき、上記カメラ22によって取込まれた画像データを所定のクロック信号に同期して画像メモリに書き込み、この画像データに所定の画像処理を施すことによって部品を認識するものである。
【0031】
上記照明制御部34は、照明ドライブ回路を有し、上記信号発生部33からの撮像指令信号の入力に基づきこのドライブ回路から上記撮像用ユニット21の照明部23に制御電流を出力して各LED24a,26aを発光させる。照明ドライブ回路には例えば定電流回路が組み込まれており、これにより照明時のLED24a,26aの光度が一定に保たれるように構成されている。
【0032】
また、照明制御部34は、ドライブ回路からの制御電流の出力時間を管理するタイマーと、このタイマーの設定値を補正する補正手段とを有し、部品の撮像時には、タイマー値に応じた時間だけ制御電流を出力することによりその時間だけ照明をオン(点灯)とする一方、このときの光量を上記フォトセンサ30により検出してこの検出光量に基づいてタイマー値を補正するように構成されている。
【0033】
図5は、照明制御部34において行われる上記のようなタイマー値の補正フローを示している。
【0034】
このフローがスタートすると、先ずタイマー値Tとして初期値T0を設定してこの値Tを記憶する(ステップS1)。初期値T0は、吸着部品を撮像するのに適した光量に対応する値で上記照明部23の光度との関係で例えば実験的に求められて照明制御部34内の図外の記憶部に記憶されている。
【0035】
そして、部品の撮像動作が開始されて上記撮像指令信号の出力により照明部23が発光すると、上記フォトセンサ30によりこの時の検出光量Yを検出しそのデータを取込むとともに上記指令値Xをシステム制御部32から読込み、指令値Xと検出光量Yとに基づいて上記照明部23の照明オン時間T1を演算し、この値T1をタイマー値Tとして更新設定する(ステップS2〜S6)。この場合、光量と照明オン時間とが比例関係にある場合には、例えば、
1=(1/Y)・X・A+B
と演算することができる。なお、A、Bは定数であり、予め実験的に調べられる。
【0036】
そして、ステップS7において全部品検出か否か、つまりヘッドユニット5に搭載されている部品のすべてについて撮像が終了したか否かを判断し、終了していない場合にはステップS2に移行し、以降、上記の処理を繰り返しながらタイマー値Tを更新する。一方、ステップS7ですべての部品の撮像が終了したと判断した場合には本フローチャートを終了するようになっている。
【0037】
なお、上記のような構成においては、上記位置検出手段16及び信号発生部33が本発明の速度検出手段を構成し、信号発生部33及び照明制御部34が本発明の制御手段を構成するものである。
【0038】
次に、以上のように構成された部品認識装置の作用を、実装機の実装動作とともに説明する。
【0039】
上記実装機において実装動作が開始されると、上記ヘッドユニット5が部品供給部4に移動させられ、各ヘッド20による部品の吸着が行われる。部品の吸着が完了すると、ヘッドユニット5が撮像用ユニット21上に移動し、部品認識のためのカメラ22に対するヘッドユニット5の移動が行われる。具体的には、ヘッドユニット5が撮像用ユニット21に対する移動経路の一方から他方に向かってX軸方向に移動させられる。
【0040】
部品認識のための移動が開始されてからヘッドユニット5がヘッド検知センサ31によって検知されると、図6のタイミングチャートに示すように、ヘッドユニット5が撮像用ユニット21の直前に達するタイミングで撮像指令信号が出力され(t1時点)、これにより一定時間だけ照明が行われてカメラ22の各画素が露光され、部品の最初の1ライン(第1ライン目の像)が撮像される。
【0041】
そして、さらにヘッドユニット5が移動して次の撮像指令信号が出力されると(t2時点)、再び一定時間だけ照明が行われて部品の次の1ライン(第2ライン目の像)が撮像されるとともに、上記第1ライン目の各画素のデータがクロック信号に同期して順次画像認識部35に取り込まれる。
【0042】
以後、ヘッドユニット5の移動に伴いその移動速度に応じた間隔で撮像指令信号が繰り返し出力されることにより照明部23による照明が間欠的に行われ、吸着部品の主走査方向の画像が、副走査方向に順次取込まれ、この画像データが画像認識部35のメモリに記憶される。そして、一つの部品の画像取込みが完了すると一部品撮像終了信号が出力されて、次の部品の画像取込みが同様に行われる。こうして、全部品の部品画像の取込みが完了するまで、各部品の画像が順次取込まれていくこととなる。
【0043】
このようにヘッドユニット5が移動しつつカメラ22により吸着部品の画像が取り込まれていくが、この際、上記撮像用ユニット21では、撮像指令信号の出力に基づいて照明が行われるとともに、この照明が一定の光度で、かつ一定の時間だけ行われるように照明部23に対する電流供給が制御される。そのため、ヘッドユニット5の移動速度に変動等があった場合でも、各ライン毎の撮像に供される光量は一定となる。つまり、光源の光度が一定であれば光量は照明オン時間に略比例するため、上記のように照明部23に対する電流供給が制御されることにより、各ライン毎の撮像に供される光量が一定となる。これによりカメラ22に取り込まれる画像の明るさが一定とる結果、画像に明暗等が生じにくくなり部品の認識精度が高められることとなる。
【0044】
とくに撮像中は、同図に示すように照明が行われるのに同期してその光量をフォトセンサ30により検出し、この検出光量Yとその要求値に相当する指令値Xとに基づいて照明部23の照明オン時間(すなわち上記タイマー値T)を補正するため、例えば、経時劣化により照明部23におけるLED24a,26aの光度に変動があった場合でも、それに伴う光量の変動を打ち消すように照明オン時間が補正される。つまり、照明オン時間が定期的に見直されることとなり経時劣化等による光量変化が回避され、カメラ22に取り込まれる画像の明るさが長期にわたって適正に保たれることとなる。
【0045】
ところで、上記の表面実装機は、本発明に係る部品認識装置を備えた表面実装機の一の実施の形態であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】
例えば、上記の例では、照明部23による照明が行われる毎にそのときの光量を照明制御部34に読込み、検出光量Yと指令値Xとに基づいて照明部23の照明オン時間を更新するようにしているが、この処理は、例えば照明部23による照明をカウントし、そのカウント数が所定値に達したときに行うようにしたり、あるいは部品吸装着動作1サイクル中に1度だけ行うようにしてもよい。要は、照明時の光量が適正な光量に対して大幅にずれることがないように適当なタイミングで照明オン時間を見直すようにすればよい。但し、実施形態のように、照明部23による照明が行われる度に照明オン時間を見直す機会を設けるようにしておけば、撮像時の光量変化に起因した部品の認識精度の低下を未然に防止することができるという利点がある。
【0047】
また、上記実施形態では詳しく説明していないが、撮像に適した光量は部品の種類により異なるため、例えば、上記指令値Xを部品の種類に応じて設定しておくようにすれば、部品認識精度をより高めることが期待できる。
【0048】
なお、図5のステップS5でのタイマー値Tに対する更新値T1の演算は、光量と照明オン時間とが比例関係にあるい場合には、上述のように予め演算式を記憶させておいき、この演算式に指令値X及び検出光量Yを代入することにより求めるようにしてもよいが、光量と照明オン時間とが比例関係になければ、例えば、変換テーブル、ニューラルネットワークあるいはファジイ演算により求めるようにしてもよい。また、これら以外に、予め適正光量を記憶させておきこの光量値と検出光量Yとの偏差に応じて更新値T1を求めるようにしてもよい。この場合も、部品の種類やヘッドユニット5の移動速度等に応じて適正光量を設定しておくようすればよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ラインセンサからなる撮像手段に対してヘッドユニットを相対的に移動させながら、照明手段によりヘッドに吸着された部品に光を照射しつつ部品を撮像し、その部品画像に基づいて部品の認識を行うように構成された表面実装機の部品認識装置において、部品の画像1ライン毎に予め設定された照明オン時間だけ照明がオンするように上記移動速度検出手段による検出速度に応じて照明手段をオンオフ制御し、これにより各ラインの撮像時の光量を一定に保つようにしている。従って、撮像手段に取り込まれる画像の明るさを良好に一定に保ことができ、これにより部品の認識精度が高められる。
【0050】
特に、照明時の光量を検出し、この検出光量に基づいて照明オン時間を補正するようにしているので、経時劣化により照明時の光量に変動が生じた場合でも、当該光量の変動を解消することができ、これにより経時劣化に起因する光量不足等を有効に回避することができる。
【0051】
なお、適正光量は部品の種類により異なるため、適正光量に相当する照明オン時間の指令値を部品の種類に基づいて設定し、この指令値に応じて照明オン時間を制御するようにすれば、より部品の認識精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品認識装置の一例が適用された表面実装機の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】撮像用ユニットを示す拡大概略断面図である。
【図4】部品認識装置を示すブロック構成図である。
【図5】照明制御動作を示すフローチャートである。
【図6】撮像用ユニットによる吸着部品の撮像動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
3 プリント基板
5 ヘッドユニット
15 X軸サーボモータ
16 位置検出手段
20 ヘッド
21 撮像用ユニット
22 カメラ
23 照明部
30 フォトセンサ
31 ヘッド検知センサ
32 システム制御部
33 信号発生部
34 照明制御部
35 画像認識部

Claims (2)

  1. 部品吸着用のヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットの移動経路内に配置され、上記ヘッドユニットが相対的に移動する間にヘッドに吸着された部品を撮像するラインセンサからなる撮像手段と、この部品の撮像時に部品に光を照射する照明手段とを備え、上記撮像手段により取り込まれた部品の画像に基づいてヘッドに吸着された部品の認識を行うように構成された表面実装機の部品認識装置において、
    上記撮像手段に対するヘッドユニットの移動速度を検出する移動速度検出手段と、
    上記照明手段による照明時の光量を検出する光量検出手段と、
    上記撮像手段による部品の撮像時に、部品の画像1ライン毎に予め設定された照明オン時間だけ照明がオンするように上記移動速度検出手段による検出速度に応じて上記照明手段をオンオフ制御する制御手段とを備え
    上記光量検出手段は、上記画像1ライン毎にその照明時の光量を検出し、
    上記制御手段は、前回の画像1ライン分における上記光量検出手段による検出光量と予め定められている適正光量とに基づき次回の画像1ライン分の上記照明手段による照明オン時間を補正することを特徴とする表面実装機の部品認識装置。
  2. 適正光量に相当する照明オン時間の指令値が部品の種類に応じて設定され、前記制御手段は、この指令値に基づき上記照明オン時間を制御することを特徴とする請求項1に記載の表面実装機の部品認識装置。
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