JP4259722B2 - パイプファン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に送風機を備え、予め穿設された壁孔に装着されるパイプファンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパイプファンは、主に、壁孔に挿嵌されるパイプと、このパイプ内に取り付けられるパイプファン本体と、このパイプファン本体を壁の内側から通風可能に覆い被せる化粧グリルと、パイプが挿嵌された外壁面の開口部を覆う外壁部材とで構成される。
【0003】
図23を参照して従来のパイプファンの構成及び壁に取付ける際の施工方法と併せて説明する。この場合、(a)に示すように、例えば、サークルカッターCを用いて内外の壁材1及び2に軸芯が一致した孔1a,2aを開ける。次に、(b)に示すように、例えば、塩化ビニール製のパイプ3を壁厚に応じて切断加工し、孔1a,2aに挿入し、壁材1及び2とパイプ3の境界とをシリコン等の接着剤でシーリングし、続いて、(c)に示すように、化粧グリル5を付帯するパイプファン本体4をパイプ3内に装着し、さらに、外壁部材6を装着していた。
【0004】
この場合、建物によって壁の厚みが異なることを考慮して、例えば、(d)に示すように、径違いのパイプ7a及び7bを軸方向にスライドさせるパイプキット7を準備し、壁厚にあった長さに調整したのち、相互に重なる部分を例えばテープで固定して、パイプ7aのフランジ部を木ねじ8で壁面に固定する方法も一部に採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のパイプファンにあっては、壁に挿入するパイプを送風機とは別に手配し、壁の厚みを測定してこれを切断し、場合によっては調整し、さらに、パイプを壁に固定するというように、多大な時間と労力を必要とした。
【0006】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、建物の壁厚が異なる場合でも、施工を容易化すると共に、補修交換も容易化することのできるパイプファンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、
内部に送風機を備え、予め穿設された壁孔に装着されるパイプファンにおいて、
外径が前記壁孔の内径よりも小さく形成されると共に、軸方向に伸縮可能に形成された筒状部の一端に、壁面の開口部よりも外径の大きいフランジ部を有し、該フランジ部を一方の壁面に当接させて前記筒状部が前記壁孔に挿入される連結ダクトと、
外径が前記壁孔の内径より小さく形成されると共に、前記連結ダクトの筒状部と嵌合可能に形成された筒状部の一端に、壁面の開口部よりも外径の大きなフランジ部を有し、該フランジ部を他方の壁面に当接させて該筒状部の他端が前記連結ダクトの筒状部の他端と嵌合し、嵌合部に形成された係止片により係合して連結される固定枠と、
外径が前記連結ダクトの内径より小さく形成された筒状部の一端に、壁面の開口部よりも外径の大きいフランジ部を有し、該筒状部の内側に送風機が取付けられ、該フランジ部を前記連結ダクトのフランジ部の外側に配置して前記送風機が取付けられた筒状部が前記連結ダクトの筒状部に挿入されるパイプファン本体と、
前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部を連結し締付けることでそれぞれ壁面に圧接する方向に相互に結束する結束部材と、
前記固定枠の開口部に取り付けられるパイプフードまたは又はベンドキャップ等の外壁部材と、
を備え、
前記連結ダクトの筒状部がジャバラでなり、
前記結束部材は,鉤状に曲がった基部から先端まで細長い薄板状に形成され、少なくとも片面の所定の範囲に、先端から基部に向かっての摺動が可能で、基部から先端に向かっての摺動を阻止する鋸歯状凹凸面を有するバンド部と、このバンド部の挿入が可能な開口を有し、かつ、前記鋸歯状凹凸面と所定の圧力を持って噛み合うと共に、前記鋸歯状凹凸面の形状に対応した摺動及び摺動阻止を行う係合爪を有する係止リング部とを備え、
前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部は、互いに対向する周方向の同一位置に前記パンド部を挿通させる開口が形成され、前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部のいずれか一方の前記開口の外側からいずれか他方の前記開口の外側まで前記バンド部を挿通させ、前記バンド部の先端に係止リング部を噛合させ、前記バンド部の鉤状に曲がった基部と前記係止リング部とで前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部を締付け固定する、
ことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパイプファンにおいて、
前記いずれか一方のフランジ部が前記連結ダクトのフランジ部であり、いずれか他方のフランジ部が前記固定枠のフランジ部であり、
前記バンド部の鉤状に曲がった基部は所定の厚みを有し、前記連結ダクトのフランジ部は軸方向に突出して先端部が径方向に弾性変形可能な突起部を有し、前記基部及び突起部のいずれか一方に形成された開口といずれか他方に形成された爪部とを相互に係合させた
ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のパイプファンにおいて、
前記連結ダクトの筒状部の他端の内側に、前記固定枠の他端を挿入して前記他端どうしを相互に係合させ、前記連結ダクトの他端の外周面に前記バンド部の先端部を挿通させてその位置を保持する開口を有する保持部を備えた
ことを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のパイプファンにおいて、
前記パイプファン本体のフランジ部を周方向に分けた少なくとも2箇所に、前記連結ダクトのフランジ部の外周縁に嵌合し、先端が径方向に弾性変形可能に突出し、先端部から径方向内方に向いた爪部が弾性変形により前記連結ダクトのフランジ部に係合する係合部を有し、この係合部の掛け外しに応じて前記連結ダクトに対して前記パイプファン本体の着脱を可能にし、
前記係合部を含めた前記パイプファン本体のフランジ部を覆い被せる化粧グリルを備え、
前記係合部の爪部及びこの爪部に係合せしめられる前記連結ダクトのフランジ部の内側端面に、互いに歯合する放射状の凹凸部を形成すると共に、前記連結ダクトのフランジ部の内側端面に形成される凹凸部の周方向長さを前記爪部の周方向長さよりも長くしたこと
ことを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のパイプファンにおいて、
前記固定枠のフランジ部及び前記外壁部材のいずれか一方に弾性を利用した爪部を設け、いずれか他方に前記爪部と係合する係合溝を設け、前記爪部の前記係合溝に対する掛け外しに応じて前記固定枠に対して前記外壁部材の着脱を可能にし、
前記係合溝の周方向長さを前記爪部の周方向長さよりも長く形成し、前記外壁部材を周方向に回転可能にし、
外部操作によって前記爪部の前記係合溝に対する係合状態を解除する係合解除手段を備え、
前記係合溝は周方向に鋸歯状に連続する凹凸溝でなり、前記爪部が前記凹凸溝を摺動可能に形成され、前記外壁部材を周方向に回動させることによって、前記外壁部材の取付け角度を可変にしたこと
ことを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかいずれか1項に記載のパイプファンにおいて、
前記パイプファン本体の筒状部の外周面に、径方向外方に弓状に湾曲し、その一端が固定された板状のスプリングを設け、前記スプリングの弾性により前記パイプファン本体を前記連結ダクトに着脱可能にし、
前記パイプファン本体部に対して前記板状のスプリングの一端を着脱可能に締付ける締付け機構を備えた
ことを特徴とする。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパイプファンにおいて、
前記連結ダクトのフランジ部の内周面に、自由端が軸方向内側に延び、かつ、径方向内側に曲がった弾性を有する複数の圧接片を周方向の複数箇所に設け、該圧接片により前記パイプファン本体の筒状部を保持し、
前記連結ダクトのフランジ部の外側端面の周方向の複数箇所に、それぞれ径方向に貫通するスリットが穿設された突起部を設け、前記圧接片の基端部に部分的に切り起こしてなる弾性突部を形成し,該弾性突部を形成した部位を前記突起部のスリットに挿入して、前記弾性突部が抜け出しを防止するように前記圧接片の基端部を固定した
ことを特徴とする。
【0014】
請求項8に係る発明は、請求項1に記載のパイプファンにおいて、
前記バンド部の鋸歯状凹凸面に係合している前記係止リング部の係合爪を、外部操作によって係合状態を解除する係合解除機構を備えた
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るパイプファンの第1の実施形態の構成を示す縦断面図であり、図2はその分解斜視図である。これら各図において、内外の壁材1及び2に軸芯が一致した孔が穿設され、これらの孔にパイプファン本体が装着されている。ここで、筒状部9の室外側の端部に送風機10の電動機10aがその出力軸を内側に向けて装着され、この出力軸に羽根10bが固定されている。電動機10aとは反対の筒状部9の室内側の端部には壁孔1aの開口よりも外径の大きなフランジ部9aが一体的に形成され、これらがパイプファン本体4を形成している。
【0016】
パイプファン本体4の筒状部9の外側に、連結ダクト11が装着されている。この連結ダクト11は筒状部をジャバラ部12により構成しており、このジャバラ部12は軸方向に伸縮自在で、所定の範囲で最も短くした状態での内径はパイプファン本体4の筒状部9の外径よりも大きく、外径は壁孔1aの内径よりも小さくなるように構成されている。連結ダクト11の室内側の端部には壁孔1aの開口よりも外径の大きなフランジ部12aが結合されており、さらに、このフランジ部12aを周方向に2等分した位置にそれぞれ角孔13が設けられている。なお、角孔13は壁孔1aの開口に面した位置に設けられている。また、連結ダクト11の室外側端部に環状部材12bが結合され、この環状部材12bには周方向を2等分した位置にそれぞれ孔14が形成されている。
【0017】
一方、室外側には壁孔2aの開口部に挿入されると共に、連結ダクト11の環状部材12bに挿嵌される筒状部16と、この筒状部16の外側に壁孔2aの開口部よりも外径の大きいフランジ部16aが結合されてなる固定枠15を備えている。この固定枠15の筒状部16の先端における周方向を2等分した外周面にそれぞれ係止片となす爪部17が形成され、これらの爪部17が連結ダクト11の環状部材12bに形成された孔14と係合して連結ダクト11と固定枠15とを結合している。また、このフランジ部16aを周方向に2等分した位置にそれぞれロック機構部18が設けられている。なお、ロック機構部18は壁孔の開口に面した位置で、前述した連結ダクト11のフランジ部12aに形成した角孔13に対応する位置に設けられている。
【0018】
上述した角孔13とロック機構部18との間にはバンド部としての例えばインシュロック(タイトン(株)商品名)等の結束バンド部材19が通されている。この結束バンド部材19は、鉤状に曲がった基部から先端まで細長い薄板状に形成され、少なくとも片面の所定の範囲に、先端から基部に向かっての摺動が可能で、基部から先端に向かっての摺動を阻止する鋸歯状凹凸面19aを有している。固定枠15に形成されたロック機構部18は、結束バンド部材19の挿入が可能な開口を有し、かつ、鋸歯状凹凸面19aと所定の圧力を持って噛み合うと共に、その凹凸面の形状に対応した摺動及び摺動阻止を行う係合爪18aを有している。さらに、固定枠15の外側には外壁部材6が装着されている。
【0019】
次に、このパイプファンの取付け方法について説明する。先ず、壁材1及び2に孔1a,2aを明け、フランジ部12aに形成した角孔13にそれぞれ結束バンド部材19が通された連結ダクト11を室内側より挿入する一方、室外側より固定枠15の筒状部16を壁孔2aに挿入し、結束バンド部材19の先端をロック機構部18に通すと共に、先端に設けられた爪部17を連結ダクト11の環状部材12bに形成された孔14に係合させる。次に結束バンド部材19の先端部を引っ張り、連結ダクト11のフランジ部12aと固定枠15のフランジ部16aとによって壁材1及び2を両側から挟み込んで連結ダクト11を固定する。その後、固定枠15の外側に外壁部材6を装着し、室内側からパイプファン本体4を装着する。
【0020】
かくして、図1及び図2に示した構成によれば、壁厚に合わせてパイプを切断する必要がなくなり、また、パイプを固定するためのコーキング等の処理が不要になる。
【0021】
図3は本発明に係るパイプファンの第2の実施形態の構成を示す部分断面図であり、特に、結束バンド部材19のフランジ部12aに対する組み付け機構を示している。図中、図1又は図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、結束バンド部材19の基部19bが鉤状に曲がってストッパの機能を有するよう肉厚に形成され、この基部19bに径方向に貫通する貫通孔20が設けられている。また、フランジ部12aの外周端部が軸方向外側に突出し、その突出部の内周面には、角孔13に隣接して爪部21が設けられている。
【0022】
このような構成により、フランジ部12aの角孔13に結束バンド部材19を通し、これを強く引くと結束バンド部材19の鉤状になった部位の貫通孔20が爪部21に嵌まることとなり、連結ダクト11を壁孔1aに挿入するとき、結束バンド部材19を一体化したものとして取り扱うことができる。すなわち、連結ダクト11から結束バンド部材19が抜け落ちるのを防ぐことができる。
【0023】
図4は本発明に係るパイプファンの第3の実施形態の構成を示す部分斜視図であり、図中、図1又は図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。これは、連結ダクト11に形成されている環状部材12bには固定枠15と係合するための孔14を有し、さらに、これらの孔14とは周方向の異なる位置にガイド22が突設されている。このガイド22は環状部材12bの外周面のうち、反対側の端部のフランジ部12aに形成された角孔13に対応する位置に設けられ、結束バンド部材19を挿通させてこれを保持するようになっている。
【0024】
このように構成したことにより、連結ダクト11を壁孔1aに挿入する際、壁の内部での連結ダクト11の引っかかりをなくすることができる。
【0025】
図5(a)〜(d)は本発明に係るパイプファンの第4の実施形態の構成を示す部分断面図及び部分斜視図である。図中、図1乃至図4と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態はパイプファン本体4のフランジ部9aの周方向を2等分した位置に、所定の幅を持って軸方向に折り返されてその先端に径方向内側に向かう爪部23が形成され、さらに、軸方向に折り返された部位の略中間位置に径方向外側に突出する取手24が形成されている。一方、連結ダクト11のフランジ部12aは軸方向外側に突出し、しかも、その端面部を残して切り欠かれており、ここに、係合部25が形成されている。図5(b)は爪部23及び取手24の構成を示している。
【0026】
このような構成により、パイプファン本体4を連結ダクト11に装着する際、図5(c)に示すように、パイプファン本体4を押しつけると爪部23が係合部25の縁端に接触して径方向外側に変位せしめられ、さらに、押し付けると図5(a)に示すように装着される。一方、連結ダクト11からパイプファン本体4を取り外す場合には、図5(d)に示すように、取手24を手前側に引っ張り、爪部23を係合部25から外せばよい。この結果、連結ダクト11に対してパイプファン本体4を工具を用いることなく単一操作で取り付け、取り外しができる。
【0027】
図6(a)〜(d)は本発明に係るパイプファンの第5の実施形態の構成を示す部分断面図及び平面図である。これは、図5に示した係合部25及び爪部23の変形例であり、係合部25の爪部23との接触面は周方向にある程度の幅を持っており、ここに放射状の凹凸26が形成されている。また、爪部23の係合部25に対する接触面は凹凸26に係合する突起部27を備えている。この場合の、爪部23の周方向寸法aに比べて凹凸26が形成される部位の周方向寸法bを格段に広くする。
【0028】
このように構成することによって、例えば、図6(d)に示すように、パイプファン本体4が連結ダクト11に対して傾いて取り付けられたとき、パイプファン本体4を捻ることによって傾きを容易に修正することができる。
【0029】
図7(a)及び(b)は本発明に係るパイプファンの第6の実施形態の構成を示す断面図及び組立状態を示す斜視図である。この実施形態は固定枠15に外壁部材6を装着する具体的な構成を示したもので、外壁部材6のフランジ部6aの内側には軸方向内側に突出し、周方向寸法がa′の爪部28が形成されている。一方、固定枠15には前述したように連結ダクト11と結合するための爪部17が形成され、この爪部17から外れた位置に爪部28と係合させるための周方向寸法がb′のスリット29が形成されている。ここで、爪部28の周方向寸法a′と比較してスリット29の周方向寸法b′を格段に大きくしておく。
【0030】
かかる構成により、ねじ等を利用せずに外壁部材6を単純な押し込み操作で装着することができ、また爪部28の周方向寸法に比較してスリット29の周方向寸法を大きくしたことによって外壁部材6の取り付け角度を調整することができる。
【0031】
図8は本発明に係るパイプファンの第7の実施形態の構成を示す部分断面図である。この実施形態は固定枠15に対して寸法の異なる外壁部材6の取り付けを可能にするもので、固定枠15の筒状部16の軸方向長さをD、フランジ部16aの厚みをEとし、外壁部材6のフランジ部6aの径方向端から内側に曲げて形成される筒状被覆部30の先端から固定枠15の筒状部16の内側に挿入される筒状部6bの先端までの長さをD′、筒状被覆部30の内周面の軸方向長さをE′とするとき、次式の関係を満たす形状とする。
C<C′ …(1)
D<D′ …(2)
【0032】
この実施形態によれば、市販されている寸法の異なる外壁部材6を、顧客のニーズに応じて装着できると言う効果が得られる。
【0033】
図9は本発明に係るパイプファンの第8の実施形態の構成を示す斜視図及び要部の断面図である。このうち、(a)はパイプファン本体4の壁内に挿入される部分の斜視図であり、(b)はこのパイプファン本体4に付帯させるスプリングの斜視図であり、(c)はスプリングを取り付けたパイプファン本体4の部分断面図である。ここで、スプリング34は帯状の弾性部材の中央部を切り起こして弓状に湾曲させたものでなり、各端部34a及び34bが互いに反対方向に折り曲げられ、一方の折り曲げ端部34bに孔37が形成されている。パイプファン本体4は筒状部9にフランジ部9aが形成され、筒状部9の周囲の互いに反対側のフランジ9aの内面に、スプリング34の折り曲げ端34aを引っ掛ける係合部35が設けられている。また、筒状部9と一体的に形成された電動機固定用の
脚36の端面にスプリング34の一方の折り曲げ端部34bの孔37と係合する爪部38が突設されている。そこで、スプリング34は爪部38に折り曲げ端部34bの孔37を係合せしめ、係合部35に折り曲げ端部34aを引っ掛けたとき、パイプファン本体4の筒状部の外周に弓型に湾曲したスプリング34が径方向に撓む状態に保持される。
【0034】
上記の構成により、パイプファン本体4をスプリング34の弾性を利用して連結ダクト11の内部に装着できる。この場合には、図5に示したパイプファン本体4の取り付け構造でなくともよいため、旧製品の買い替えや市販のパイプを利用する構成のパイプファンでも容易に着脱することができる。
【0035】
図10(a)及び(b)は上記各実施形態に係る連結ダクト11及び固定枠15とを連結し、連結ダクト11のフランジ部12aと固定枠15のフランジ部16aとで挟み込まれる壁の厚みに対応して、伸縮寸法の範囲を示したもので、一般的には同図(a)に示すように95mmから同図(b)に示すように220mmの範囲に調整可能にすることにより、殆どの建物に対処できる。
【0036】
図11(a),(b)は本発明に係るパイプファンの第9の実施形態の構成を示す斜視図及び部分断面図であり、図12(a),(b)はその詳細を示す斜視図及び取り付け状態図である。この実施形態はパイプファン本体4に弓状に湾曲するスプリングを付ける代わりに、連結ダクト11のパイプファン本体4の挿入口部にスプリングを取り付けてパイプファン本体4を保持するものである。ここで、連結ダクト11のフランジ部12aのパイプファン本体4の取り付け側の端面を周方向に3等分した位置にそれぞれ突起部42が形成されている。この突起部42の基部には径方向に貫通するスリット43がフランジ面に沿って形成されている。圧接片としてのスプリング40は弾性帯板を「く」の字形に折り曲げたものでなり、一方の折り曲げ部にはその一部を切り起こしてなる弾性突部41が形成されている。この弾性突部41はその端部が内側に向けられ、しかも、他方の折り曲げ部とは反対側に起こされている。
【0037】
ここで、弾性突部41が形成されたスプリング40の一方の折り曲げ部を、径方向内側から外側に向けて突起部42のスリット43に挿通させる。このとき、弾性突部41はスリット43によって帯板と略同一平面を形成するように撓ませられ、弾性突部41がスリット43をとおり過ぎた状態で弾性突部41が切り起こした状態に復帰し、これによってスプリング40が突起部42に保持され、他方の折り曲げ部が図示したようにパイプファン本体4の挿入口部にて径方向内側に曲がった状態に固定される。このようなスプリング40がフランジ部12aを周方向に3等分した位置にそれぞれ設けられるため、これら3個のスプリング40によってパイプファン本体4を保持することができる。
【0038】
因みに、図12(a)に示したように、スプリング40を矢印X方向から突起部42のスリット43に挿入する場合、フランジ部12aの内周部を平坦に切り欠き、この切り欠き面から突起部42の外側までの寸法をB、スプリング40の折り曲げ部の内側から弾性突部41の先端までの寸法をCとし、スリット43の幅をG、弾性突部41の切り起こし高さをHとしたとき、次式の関係を満たさなければならない。
B≦C …(3)
G<H …(4)
【0039】
また、図12(b)に示したように、パイプファン本体4の筒状部9の外径をD、連結ダクト11の内部に挿入されるスプリング40の折り曲げ部の内径寸法をE、先端部の内径寸法をFとしたとき、次式の関係を満たさなければならない。
F<D<E …(5)
【0040】
かくして、第9の実施形態によれば、旧製品の買い替えや市販のパイプを利用する構成のパイプファンでも容易に着脱することができる。
【0041】
図13は本発明に係るパイプファンの第10の実施形態の構成を示す部分断面図であり、図中、図1又は図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は結束バンド部材19に対するロック機構部18のロック解除要素を示したもので、ロック機構部18はフランジ部16aと周方向に接合され、弾性を有するロック機構部18の後背部に押し釦45を設け、この押し釦45を矢印Y方向に押し操作することによって結束バンド部材19に対するロック機構部18の爪部の係合を解除するものである。
【0042】
このように構成することによって、結束バンド部材19を容易に取り外すことができる。
【0043】
図14は本発明に係るパイプファンの第11の実施形態の構成を示す部分断面図であり、図中、図1又は図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形態はロック機構部18の爪部を結束バンド部材19の係合部から矢印Z方向、すなわち、径方向外側に直接的に持ち上げるロック解除ツマミ46を設けたものである。
【0044】
このように構成することによって、結束バンド部材19を容易に取り外すことができる。
【0045】
図15は本発明に係るパイプファンを構成する結束バンド部材の変形例で、薄板状に細長く形成された部分の両側に対をなした切込み55を、長手方向に所定の間隔で形成したもので、これによって、特定の工具を使用せずに任意の位置で切断することができる。
【0046】
図16(a),(b)は本発明に係るパイプファンの第12の実施形態を示すもので、特に、パイプファン本体4に対する弓状スプリングの装着状態を示す斜視図及びその取り付けねじの一例を示した側面図である。図中、弓状に湾曲したスプリングを装着する図9と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。ここで、スプリング55は全体が弓状に曲がって電動機固定用の脚36の外側に取り付けられている。このスプリング55の一端55aは直角に折り曲げられ、固定ねじ56によって電動機固定用の脚36の電動機10aの取り付け端面に固定され、スプリング55の他端はパイプファン本体4のフランジ部9a(図9参照)の方向に向く自由端となっている。なお、固定ねじ56は頭部に円形のツマミを備えるものを示したが、この代わりに(b)に示すように、蝶ねじ57、ツマミねじ58、押し回しねじ59等、他の固定ねじを用いても工具を使用しないでスプリング55の着脱が可能となり、図9に示した実施形態と同様に、旧製品の買い替えや市販のパイプを利用する構成のパイプファンでも容易に取替えができる。
【0047】
図17(a),(b)はパイプファン本体4に対する弓状スプリングの変形例を示す斜視図及び要部拡大断面図である。ここで、パイプファン本体4の電動機固定用の脚36の端面に、固定用金具60が固定ねじ61によって固定されている。固定用金具60は径方向外側の先端部が切り込まれ、その両側部がパイプファン本体4の挿入方向に直角に折り曲げられて切り曲げ部62が形成され、中央部がフランジ部9a(図9参照)の方向に直角に折り曲げられて切り曲げ部63が形成されている。スプリング65はその一端部がクランク状に折り曲げられ、その末端部に保持孔66が形成され、その中間に外側に切り起こしてなる切り起こし部67が形成されている。スプリング65の保持孔66は切り曲げ部63を通すもので、この状態で切り曲げ部62の内側と切り起こし部67の内側を巻回する止めリング69が設けられている。止めリング69は針金を方形に折り曲げたものでなり、スプリング65を図面上方に立てた状態で止めリング69を切り曲げ部62及び切り起こし部67に引っ掛け、次いで、スプリング65を図示した状態に倒すことによってトグル機構を利用しての装置が可能となる。これによって、工具を使用することなくスプリング65を着脱させることができる。
【0048】
図18(a),(b)は図17に示したスプリング65の変形例を示し、単純に切り起こした切り曲げ部に代えて、この切り曲げ部を「U」字形に曲げ加工して切り曲げ部63aとしたもので、これによってスプリング65が止めリング69から分離することを防ぎ、その保持性能を高めることができる。
【0049】
図19(a),(b)は本発明に係るパイプファンの第13の実施形態の要部を示した斜視図及び部分断面図である。図中、図7に示したものと同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。前述したとおり、外壁部材6の内側に形成された爪部28が固定枠15の内側に挿入されて一対のスリット29と係合する。このうち、爪部28の周方向の一端部に、図19(b)に示したように、その内側から側方に向かって傾斜面28aを形成した点が図7に示した第6の実施形態と構成を異にしている。このように構成することによって、一旦、装着された外壁部材6を僅かの角度だけ回転させるだけで取り外すことができる利点がある。
【0050】
図20(a),(b)は本発明に係るパイプファンの第14の実施形態の要部を示した側面図及び部分断面図である。図中、図19に示したものと同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。これは、固定枠15に形成されるスリット29の側方に、軸方向に角度αだけ傾けた傾斜スリット29aを連続形成した点が図7に示した第6の実施形態と構成を異にしている。このように構成することによって、一旦、装着された外壁部材6を傾斜スリット29a側に回転させると、爪部28の先端が傾斜スリット29aの角部に接触して径方向内側に曲げられ、これによって外壁部材6を容易に取り外すことができる利点がある。
【0051】
図21(a),(b)は本発明に係るパイプファンの第15の実施形態の要部を示した斜視図及び部分斜視図である。図中、図20に示したものと同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。これは、固定枠15の内面の所定の範囲に凹凸部39を形成し、爪部28の内面を凹凸部39に嵌合するように形成したもので、爪部28の弾力性を利用して凹凸部39を形成した範囲内で外壁部材6の取り付け位置を回転させ得るようにしたものである。なお、図21(b)は凹凸部39に爪部28を嵌合させるに際し、周方向の末端の凹状溝39aを軸方向端まで連続形成して爪部28の挿脱を容易化したもので、結果的に外壁部材6の着脱が容易化される。
【0052】
図22は本発明に係るパイプファンの第16の実施形態の要部を示した斜視図である。図中、図19に示したものと同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。これは、固定枠15に形成されるスリット29の周方向の一端に、軸方向溝29bを連続形成したもので、これによって、爪部28の挿脱が容易化されると共に、外壁部材6の着脱が容易化される。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、建物の壁厚が異なる場合でも、施工を容易化すると共に、補修交換も容易化することのできるパイプファンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパイプファンの第1の実施形態の構成を示す縦断面図。
【図2】 図1に示した実施形態の分解斜視図。
【図3】 本発明に係るパイプファンの第2の実施形態の構成を示す部分断面図。
【図4】 本発明に係るパイプファンの第3の実施形態の構成を示す部分斜視図。
【図5】 本発明に係るパイプファンの第4の実施形態の構成を示す部分断面図及び部分斜視図。
【図6】 本発明に係るパイプファンの第5の実施形態の構成を示す部分断面図及び平面図。
【図7】 本発明に係るパイプファンの第6の実施形態の構成を示す断面図及び組立状態を示す斜視図。
【図8】 本発明に係るパイプファンの第7の実施形態の構成を示す部分断面図。
【図9】 本発明に係るパイプファンの第8の実施形態の構成を示す斜視図及び要部の断面図。
【図10】 上記各実施形態に係るジャバラ部及び固定枠とを連結しフランジ間に挟み込まれる壁の厚みに対応して、伸縮寸法の範囲を示した図。
【図11】 本発明に係るパイプファンの第9の実施形態の構成を示す斜視図及び部分断面図。
【図12】 図11に示した実施形態の詳細を示す斜視図及び取り付け状態図。
【図13】 本発明に係るパイプファンの第10の実施形態の構成を示す部分断面図。
【図14】 本発明に係るパイプファンの第11の実施形態の構成を示す部分断面図。
【図15】 本発明に係るパイプファンを構成する結束バンド部材の変形例。
【図16】 本発明に係るパイプファンの第12の実施形態を示すパイプファン本体に対する弓状スプリングの装着状態を示す斜視図及びその取り付けねじの一例を示した側面図。
【図17】 上記各実施形態のパイプファン本体に付帯する弓状スプリングの変形例を示す斜視図及び要部拡大断面図。
【図18】 図18に示した板ばねの変形例を示した図。
【図19】 本発明に係るパイプファンの第13の実施形態の要部を示した斜視図及び部分断面図。
【図20】 本発明に係るパイプファンの第14の実施形態の要部を示した側面図及び部分断面図。
【図21】 本発明に係るパイプファンの第15の実施形態の要部を示した斜視図及び部分斜視図。
【図22】 本発明に係るパイプファンの第16の実施形態の要部を示した斜視図。
【図23】 従来のパイプファンの構成及び壁に取付ける際の施工方法と併せて示した説明図。
【符号の説明】
1,2 壁材
4 パイプファン本体
6 外壁部材
9 筒状部
10a 電動機
11b 羽根
11 連結ダクト
9a,12a,16a,72,82 フランジ部
12b 環状部材
13 角孔
15 固定枠
16a フランジ部
17,23 爪部
18 ロック機構部
19 結束バンド部材
22 ガイド
24 取手
25,27 係合部
30 筒状被覆部
34,40,55,65 スプリング
70 室内側連結ダクト
80 室外側連結ダクト

Claims (8)

  1. 内部に送風機を備え、予め穿設された壁孔に装着されるパイプファンにおいて、
    外径が前記壁孔の内径よりも小さく形成されると共に、軸方向に伸縮可能なジャバラで形成された筒状部の一端に、壁面の開口部よりも外径の大きいフランジ部を有し、
    該フランジ部を一方の壁面に当接させて前記筒状部が前記壁孔に挿入される連結ダクトと、
    外径が前記壁孔の内径より小さく形成されると共に、前記連結ダクトの筒状部と嵌合可能に形成された筒状部の一端に、壁面の開口部よりも外径の大きなフランジ部を有し、該フランジ部を他方の壁面に当接させて該筒状部の他端が前記連結ダクトの筒状部の他端と嵌合し、嵌合部に形成された係止片により係合して連結される固定枠と、
    外径が前記連結ダクトの内径より小さく形成された筒状部の一端に、壁面の開口部よりも外径の大きいフランジ部を有し、該筒状部の内側に送風機が取付けられ、該フランジ部を前記連結ダクトのフランジ部の外側に配置して前記送風機が取付けられた筒状部が前記連結ダクトの筒状部に挿入されるパイプファン本体と、
    前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部を連結し締付けることでそれぞれ壁面に圧接する方向に相互に結束する結束部材と、
    前記固定枠の開口部に取り付けられるパイプフードまたは又はベンドキャップ等の外壁部材と、
    を備え、
    前記結束部材は,鉤状に曲がった基部から先端まで細長い薄板状に形成され、少なくとも片面の所定の範囲に、先端から基部に向かっての摺動が可能で、基部から先端に向かっての摺動を阻止する鋸歯状凹凸面を有するバンド部と、このバンド部の挿入が可能な開口を有し、かつ、前記鋸歯状凹凸面と所定の圧力を持って噛み合うと共に、前記鋸歯状凹凸面の形状に対応した摺動及び摺動阻止を行う係合爪を有する係止リング部とを備え、
    前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部は、互いに対向する周方向の同一位置に前記パンド部を挿通させる開口が形成され、前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部のいずれか一方の前記開口の外側からいずれか他方の前記開口の外側まで前記バンド部を挿通させ、前記バンド部の先端に係止リング部を噛合させ、前記バンド部の鉤状に曲がった基部と前記係止リング部とで前記連結ダクトのフランジ部及び前記固定枠のフランジ部を締付け固定する、
    ことを特徴とするパイプファン。
  2. 前記いずれか一方のフランジ部が前記連結ダクトのフランジ部であり、いずれか他方のフランジ部が前記固定枠のフランジ部であり、
    前記バンド部の鉤状に曲がった基部は所定の厚みを有し、前記連結ダクトのフランジ部は軸方向に突出して先端部が径方向に弾性変形可能な突起部を有し、前記基部及び突起部のいずれか一方に形成された開口といずれか他方に形成された爪部とを相互に係合させたことを特徴とする請求項1に記載のパイプファン。
  3. 前記連結ダクトの筒状部の他端の内側に、前記固定枠の他端を挿入して前記他端どうしを相互に係合させ、前記連結ダクトの他端の外周面に前記バンド部の先端部を挿通させてその位置を保持する開口を有する保持部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパイプファン。
  4. 前記パイプファン本体のフランジ部を周方向に分けた少なくとも2箇所に、前記連結ダクトのフランジ部の外周縁に嵌合し、先端が径方向に弾性変形可能に突出し、先端部から径方向内方に向いた爪部が弾性変形により前記連結ダクトのフランジ部に係合する係合部を有し、この係合部の掛け外しに応じて前記連結ダクトに対して前記パイプファン本体の着脱を可能にし、
    前記係合部を含めた前記パイプファン本体のフランジ部を覆い被せる化粧グリルを備え、
    前記係合部の爪部及びこの爪部に係合せしめられる前記連結ダクトのフランジ部の内側端面に、互いに歯合する放射状の凹凸部を形成すると共に、前記連結ダクトのフランジ部の内側端面に形成される凹凸部の周方向長さを前記爪部の周方向長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパイプファン。
  5. 前記固定枠のフランジ部及び前記外壁部材のいずれか一方に弾性を利用した爪部を設け、いずれか他方に前記爪部と係合する係合溝を設け、前記爪部の前記係合溝に対する掛け外しに応じて前記固定枠に対して前記外壁部材の着脱を可能にし、
    前記係合溝の周方向長さを前記爪部の周方向長さよりも長く形成し、前記外壁部材を周方向に回転可能にし、
    外部操作によって前記爪部の前記係合溝に対する係合状態を解除する係合解除手段を備え、
    前記係合溝は周方向に鋸歯状に連続する凹凸溝でなり、前記爪部が前記凹凸溝を摺動可能に形成され、前記外壁部材を周方向に回動させることによって、前記外壁部材の取付け角度を可変にしたことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のパイプファン。
  6. 前記パイプファン本体の筒状部の外周面に、径方向外方に弓状に湾曲し、その一端が固定された板状のスプリングを設け、前記スプリングの弾性により前記パイプファン本体を前記連結ダクトに着脱可能にし、
    前記パイプファン本体部に対して前記板状のスプリングの一端を着脱可能に締付ける締付け機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のパイプファン。
  7. 前記連結ダクトのフランジ部の内周面に、自由端が軸方向内側に延び、かつ、径方向内側に曲がった弾性を有する複数の圧接片を周方向の複数箇所に設け、該圧接片により前記パイプファン本体の筒状部を保持し、
    前記連結ダクトのフランジ部の外側端面の周方向の複数箇所に、それぞれ径方向に貫通するスリットが穿設された突起部を設け、前記圧接片の基端部に部分的に切り起こしてなる弾性突部を形成し,該弾性突部を形成した部位を前記突起部のスリットに挿入して、前記弾性突部が抜け出しを防止するように前記圧接片の基端部を固定したことを特徴とする1乃至6のいずれかに記載のパイプファン。
  8. 前記バンド部の鋸歯状凹凸面に係合している前記係止リング部の係合爪を、外部操作によって係合状態を解除する係合解除機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパイプファン。
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