JP4259423B2 - 同期演奏制御システム、方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、時間進行に従ってビデオデータ等のシリアル情報とこれに対応する演奏情報とを同期再生する同期演奏制御システム、方法及びプログラムに関する。
従来、演奏と画像とを同期再生するものとして、下記特許文献1に示されるカラオケ装置等の同期演奏制御システムが知られている。このシステムでは、楽曲データと時系列的な画像シーケンスデータとを対応付けて記憶し、その対応関係をインデックスファイルで管理する。そして、楽曲データの演奏を行う際に、対応する画像シーケンスデータに従って、画像を表示させる。
特開平10−74092号公報
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、表示される画像に対応する楽曲データが1つであるため、管理が容易であるが、例えば、時間進行に従って再生されるビデオデータ等のシリアル情報に対して、対応する演奏情報が複数あってそれが時間的に変わる場合は、管理が困難である。また、上記のようなシリアル情報を途中から再生する場合においては、演奏情報の再生位置を対応する途中の位置に的確に合わせて同期をとることも困難である。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、シリアル情報と該シリアル情報に対応する演奏情報とを、容易な管理にて、任意の時間的位置から同期させて再生することができる同期演奏制御システム、方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の同期演奏制御システムは、時間進行に従って再生可能なシリアル情報(vd)を記憶するシリアル情報記憶手段(31)と、前記シリアル情報に対応する演奏情報(md)を記憶する演奏情報記憶手段(34)と、前記シリアル情報記憶手段により記憶されたシリアル情報を時間進行に従って読み出して再生するシリアル情報再生手段と、前記演奏情報記憶手段により記憶された演奏情報を読み出して再生する演奏情報再生手段と、前記シリアル情報再生手段による前記シリアル情報の再生と前記演奏情報再生手段による前記演奏情報の再生とを制御する再生制御手段とを有し、前記シリアル情報には、ビデオ情報が含まれ、該ビデオ情報には、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであるLTCが含まれ、前記LTCには、特定のビットに記憶され、対応する演奏情報を特定するための特定情報と、前記対応する演奏情報の現在再生すべき時間的位置を規定する時間情報とが含まれ、前記再生制御手段は、前記シリアル情報再生手段により読み出されたシリアル情報の再生中に、該シリアル情報から前記LTCを分離すると共に、該分離したLTCの前記特定のビットに記憶されている特定情報で特定される演奏情報の現在再生されている現在再生時間的位置が前記分離したLTCに含まれている時間情報が示す時刻に一致するように、前記シリアル情報の再生中に前記現在再生時間的位置を移動させることで、前記演奏情報が、前記分離したLTCに含まれている時間情報に基づいて再生されるように制御することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項3の同期演奏制御方法は、時間進行に従って再生可能な記憶されたシリアル情報を時間進行に従って読み出して再生するシリアル情報再生工程と、前記シリアル情報に対応する記憶された演奏情報を読み出して再生する演奏情報再生工程と、前記シリアル情報再生工程による前記シリアル情報の再生と前記演奏情報再生工程による前記演奏情報の再生とを制御する再生制御工程とを有し、前記シリアル情報には、ビデオ情報が含まれ、該ビデオ情報には、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであるLTCが含まれ、前記LTCには、特定のビットに記憶され、対応する演奏情報を特定するための特定情報と、前記対応する演奏情報の現在再生すべき時間的位置を規定する時間情報とが含まれ、前記再生制御工程は、前記シリアル情報再生工程により読み出されたシリアル情報の再生中に、該シリアル情報から前記LTCを分離すると共に、該分離したLTCの前記特定のビットに記憶されている特定情報で特定される演奏情報の現在再生されている現在再生時間的位置が前記分離したLTCに含まれている時間情報が示す時刻に一致するように、前記シリアル情報の再生中に前記現在再生時間的位置を移動させることで、前記演奏情報が、前記分離したLTCに含まれている時間情報に基づいて再生されるように制御することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項4の同期演奏制御プログラムは、時間進行に従って再生可能な記憶されたシリアル情報を時間進行に従って読み出して再生するシリアル情報再生ステップと、前記シリアル情報に対応する記憶された演奏情報を読み出して再生する演奏情報再生ステップと、前記シリアル情報再生ステップによる前記シリアル情報の再生と前記演奏情報再生ステップによる前記演奏情報の再生とを制御する再生制御ステップとをコンピュータに実行させるための同期演奏制御プログラムであり、前記シリアル情報には、ビデオ情報が含まれ、該ビデオ情報には、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであるLTCが含まれ、前記LTCには、特定のビットに記憶され、対応する演奏情報を特定するための特定情報と、前記対応する演奏情報の現在再生すべき時間的位置を規定する時間情報とが含まれ、前記再生制御ステップは、前記シリアル情報再生ステップにより読み出されたシリアル情報の再生中に、該シリアル情報から前記LTCを分離すると共に、該分離したLTCの前記特定のビットに記憶されている特定情報で特定される演奏情報の現在再生されている現在再生時間的位置が前記分離したLTCに含まれている時間情報が示す時刻に一致するように、前記シリアル情報の再生中に前記現在再生時間的位置を移動させることで、前記演奏情報が、前記分離したLTCに含まれている時間情報に基づいて再生されるように制御することを特徴とする。
なお、請求項4記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明を構成する。なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明によれば、シリアル情報と該シリアル情報に対応する演奏情報とを、容易な管理にて、任意の時間的位置から同期させて再生することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る同期演奏制御システムの全体構成を示す外観図である。この同期演奏制御システムは、演奏制御装置15と自動ピアノ20とビデオ装置30とから構成される。演奏制御装置15には、電源コード16が接続されている。演奏制御装置15と自動ピアノ20とは、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号用ケーブル17で通信可能に接続され、さらに、両者は電源ケーブル18で接続されている。自動ピアノ20は、鍵盤21、ペダル22等を備えた電子鍵盤楽器である。ビデオ装置30は表示装置32を備え、複合ケーブル29で演奏制御装置15に接続されている。なお、MIDI信号用ケーブル17、複合ケーブル29は一例であり、通信の手段としては、無線を含む他の手段を採用してもよい。
図2は、上記同期演奏制御システムの全体構成を示すブロック図である。
まず、演奏制御装置15は、CPU1に、バス26を介して、RAM2、ROM3、入出力インターフェイス6、バックアップRAM11、ソリッドステートリレー14、MIDIインターフェイス12、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・クロック)9、ハードティスクインターフェイス19、RTC(リアルタイム・クロック)8及びビデオ装置用インターフェイス25が接続されて構成される。
CPU1は、演奏制御装置15全体を制御する。RAM2は、演奏データ、テキストデータ等の各種入力情報、各種フラグやバッファデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。ROM3は、CPU1が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。入出力インターフェイス6には、表示部5及び操作部7が接続されている。表示部5は、LCD等で構成され、RAM2に記憶されたデータ、メッセージ、楽譜等の各種情報を表示する。操作部7は、演奏制御装置15に対する各種入力指示に用いられる。
RTC8は、タイマ割り込み処理における割り込み時間や各種時間を計時する。DMAC9は、フロッピー(登録商標)ディスク10aに記憶されたデータをフロッピー(登録商標)ディスクドライブ10を介してRAM2へ読み込む。MIDIインターフェイス12は、MIDI信号用ケーブル17を介して、演奏制御装置15と自動ピアノ20との間のMIDI信号の送受信を可能にする。電源13は、演奏制御装置15全体に電力を供給する。また、電源13は、ソリッドステートリレー14及び電源ケーブル18を介して、自動ピアノ20にも電力を供給する。上記ソリッドステートリレー14は、所定の時刻もしくは時間でCPU1が出力する指示に従って、オン状態またはオフ状態をとる。ハードティスクインターフェイス19は、供給される演奏データ等の各種データをハードディスク(HDD)35に記憶させる。
複合ケーブル29は、ビデオ装置用インターフェイス25に接続され、自動ピアノ20とビデオ装置30との間で、映像信号、オーディオ信号、及びMIDI信号の送受信を可能とする。
ビデオ装置30は、上記表示装置32のほか、DVDまたはビデオテープ等の記録媒体31、フラッシュメモリ等の記録媒体34、及び発音装置33を備える。記録媒体31には、映像データ及びオーディオデータを含んで成るビデオデータvdが複数記憶されると共に、記録媒体34には、各ビデオデータvdに対応するMIDIの演奏データ群mdGが記憶されている。表示装置32は、ビデオデータvd中の映像データに基づく映像を表示でき、発音装置33は、ビデオデータvd中のオーディオデータに基づく楽音を発生させることができる。
自動ピアノ20は、発音装置23及び演奏ガイド装置24を備える。発音装置23は、いずれも図示しない音源回路、効果回路及びサウンドシステムを有し、鍵盤21による演奏音をリアルタイムに発生させるほか、演奏データに基づいて、各鍵に設けられた不図示の鍵駆動用のソレノイドを駆動することにより、演奏データに従った自動演奏音も発生させる。演奏ガイド装置24は、例えば、鍵盤21の各鍵を演奏データに従って発光させるものであり、演奏練習に用いることができる。なお、自動ピアノ20は、奏者による鍵盤21及びペダル22の動作を検出し、これに基づいて演奏制御装置15が演奏データを生成することもできるようになっている。
図3は、演奏制御装置15の操作パネルの平面図である。操作パネルには、上記表示部5、操作部7が含まれる。操作部7には、電源キー、PLAY/PAUSEキー、STOPキー、CS(キャンセルスペース)キー36、SS(スキップスペース)キー37、及び上下カーソルキー27、28等、各種機能キーが含まれる。
図4は、記録媒体31、34に記憶されたビデオデータvd及び演奏データ群mdGのデータ構成を示す概念図である。
ビデオデータvdは、例えば教習用に記録され、撮像した先生の演奏風景(鍵盤における指の動き等)の映像と、先生による説明等のナレーションの音声とを記録したものである。また、演奏データ群mdGは、ビデオデータvdの再生に同期させて再生すべき模範の演奏等をMIDI形式で記録したものである。演奏データ群mdGは、別途作成されたものが、事後的にビデオデータvdに対応付けされる場合もあるが、上記先生の演奏風景の撮像と並行して先生の演奏をデータ化することで対応付けされつつリアルタイムに記録される場合もある。演奏データ群mdGは、自動ピアノ20においては演奏ガイドにも利用することができる。
図4に示すように、記録媒体31は、映像トラックと2チャンネル(L/R)のオーディオトラックとを有し、ビデオデータvd中の映像データは、映像トラックに記録される。映像データは、2トラックで1フレームを構成する一般的な構造を有し、例えば、第1トラック43と第2トラック44とに1フレーム分の画像データが記録されている。また、オーディオデータは、一方の音声信号チャンネル、例えばLチャンネルにのみ一般的な態様で記録されているが、他方のチャンネル、例えばRチャンネルには記録されていない。Rチャンネルには、後述するLTCが、一定の時間間隔(例えば30ms)で多数記録されている。
一方、記録媒体34には、ビデオデータvdに対応する演奏データ群mdGが記憶されている。本実施の形態では、ビデオデータvdに対応する演奏データ群mdG中の個々の演奏データは、演奏データmd(1)、md(2)、md(3)・・・と示されるように、複数存在するものとするが、対応する演奏データは1つであってもよい。以降、個々の演奏データを「演奏データmd」と記す。個々の演奏データmdには、ファイル名、データ容量、テンポ、拍子、対応乃至関連する映像の名称等の各情報で構成される「曲情報」が付加されており、これらが一緒に記憶される。上記ファイル名の情報は、各演奏データmd毎に異なるユニークな(一意の)情報であり、例えば、当該演奏データmdを記録した装置、及び記録開始時刻等の情報を含んでいる。
図4では、ビデオデータvdのシリアル再生に際し、対応して再生されるべき個々の演奏データmdが時系列的に表されているが、実際には、各演奏データmd自体に再生開始時刻の情報は無い。従って、ビデオデータvdの再生時には、演奏データmdとビデオデータvdとの対応関係を何らかの手段でとって再生を同期させる必要があるが、これは、LTCによって実現される。
まず、LTCは、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであり、図4に示すように、時間情報41と、ユーザーズビットに記憶されたファイル特定情報42とを含んで成る。演奏制御装置15のハードディスク35には、ファイル特定情報42と演奏データmdとを1対1に対応付けたデータベースが予め記憶されており、ファイル特定情報42により、演奏データmdが1つ特定される。上記データベースには、例えば、ファイル特定情報42と、対応する演奏データmdのファイル名との組み合わせが複数登録されている。そして、具体的には、ビデオデータvdのシリアル再生時において、演奏制御装置15は、LTCを読み出す度に、当該LTC中のファイル特定情報42に対応する演奏データmdを、上記データベースを参照して特定し、該特定した演奏データmdを、当該LTCの読み出しタイミングで再生されるべき「再生対象の演奏データ」であるとする。
一方、時間情報41は、現在シリアル再生しているビデオデータvdの先頭からの時刻(絶対時間)を指定する情報であり、映像データの各フレームに対応した時、分、秒までの情報が含まれている。時間情報41により、現在、すなわち、当該LTC乃至時間情報41が読み出されたタイミングで、上記「再生対象の演奏データ」のどの時間的位置を再生すべきかが規定される。これにより、ビデオデータvdの再生に際し、対応する演奏データmdの再生の同期がとられる。
なお、時間的に隣接する2つのLTCのユーザーズビットを1組とし、1組中の2つのLTCで、対応する演奏データmdとその再生タイミングが規定されるようにしてもよい。その場合、例えば、1つのLTCのユーザーズビットが32ビットのデータであるとすると、32ビットのうちの1ビットを、同組中のLTCのうち前側のLTCか後ろ側のLTCかを区別するために用いてもよい。
本同期演奏制御システムを教習用に用いる一例として、本実施の形態では、生徒は、自動ピアノ20に着き、表示装置32が見えるようにビデオ装置30を設置する。そして、ビデオ装置30において、ビデオデータvdの再生をスタートさせる。すると、ビデオデータvd中の映像トラックの映像データが表示装置32に表示されると共に、ビデオデータvd中のオーディオトラックのオーディオデータ(図4の例ではLチャンネルのデータ)が発音装置33から発音される。生徒は、それらを見聞きしながら練習を行う。オーディオトラックの信号はさらに、複合ケーブル29を介して演奏制御装置15に送信され、LTCが分離される。また、ビデオデータvdの再生に同期して、後述する処理により、対応する演奏データmdがビデオ装置30の記録媒体31から読み出され、それが後述の所定の処理を経て自動ピアノ20へ送られ、自動ピアノ20の発音装置23から楽音が発生すると共に、モードによっては演奏ガイド装置24による演奏ガイドもなされる。
なお、これに限られず、ビデオデータvdの再生時においては、ビデオデータvd中の映像データもビデオ装置30から演奏制御装置15に送るようにしてもよく、さらには、その映像データを演奏制御装置15の表示部5で表示させてもよい。また、演奏制御装置15にも発音装置を設け、オーディオデータ及び演奏データmdも発音可能にしてもよい。あるいは、演奏制御装置15と自動ピアノ20との間でも、映像データ及びオーディオデータを送受信できるように構成し、演奏制御装置15がビデオ装置30から受信した映像データ及びオーディオデータを自動ピアノ20に送り、自動ピアノ20でビデオデータvdの表示、再生を行えるように構成してもよい。
図5は、1つの演奏データmdのデータ構成を示す概念図である。後述する図7の変換処理の前後の状態を区別するため、元の演奏データmd−Aと、変換処理後の演奏データmd−Bとが並列して示されている。
演奏データmd−Aは、複数のイベントデータ(キーオンイベントデータKON(発音指示情報)、キーオフイベントデータKOFF、複数のタイミングデータTIME、及び末尾に配置される1つのエンドデータENDを含んだシーケンスデータ列で構成される。各イベントデータは、音高を示すデータ、発音/消音を指示するデータおよびベロシティを示すデータ(いずれも図示せず)によって構成されている。各タイミングデータTIMEは、直後に位置するイベントデータの読み出しタイミングを規定するものである。タイミングデータTIMEのうち、例えば、30000msecを超えるような非常に長い時間間隔を規定するもの(同図ではTIME45、46、47が相当する)が存在する点を除けば、演奏データmd−Aは、一般的な演奏データと変わりはない。このような非常に長い時間間隔は、演奏や教習の解説時等において、ビデオの音声のみでこれらが進められ、自動演奏が行われない時間帯に対応するものである。
図6は、演奏制御装置15のCPU1によって実行される、メイン処理のフローチャートである。まず、初期化、すなわち、所定プログラムの実行を開始し、各種レジスタ、フラグ、パラメータ、タイマ等のクリアを行う(ステップS601)。次に、記録媒体34から、すべての演奏データmdの曲情報を読み込み、それを表示部5に表示させる(ステップS602)。ここでは、曲情報のうち少なくともファイル名が表示され、例えば、上下方向に配列されて一覧表示される。当初は一番上のファイル名が反転表示され、該ファイル名に対応する演奏データmdが再生対象として選択状態とされる。
そして、上下カーソルキー27、28の操作を受け付けて、その操作に応じて反転表示を上下に移動させることで、所望の演奏データmdを選択させる(ステップS603、S604)。次に、SSキー37のオン/オフ操作に応じてスキップスペース実行フラグFSSを0/1で反転させ(ステップS605、S606)、CSキー36のオン操作があれば、現在、選択状態にある演奏データmdについて、後述する図7の変換処理を実行する(ステップS607、S608)。そして、演奏データの再生指示を受け付けて、該指示があれば再生実行フラグFRUNを0/1で反転させ(ステップS609、S610)、次に、後述する図9の信号受信処理を実行して(ステップS611)、その他処理を実行し(ステップS612)、前記ステップS603に戻る。
図7は、図6のステップS608で実行される変換処理のフローチャートである。本処理は、再生対象として選択された演奏データ(図5の例では演奏データmd−A)内のデータを順次読み出し、タイミングデータTIMEの前後で区切られるデータ群を1つの区間ファイルとして、各区間ファイルを積み重ねて書き込んでいくことで、新たな演奏データ(図5の例では演奏データmd−B)を生成する処理を基本とする(ステップS709→S710→S703)。そして、タイミングデータTIMEが所定時間Tcs(例えば、30000msec)を超える場合は、新たな演奏データmd−Bに書き込む際にそのタイミングデータTIMEを削除する(ステップS705→S706→S707→S702)。
まず、スキップスペース実行フラグFSSを「0」に設定し(ステップS701)、最初の区間ファイルをオープンして(ステップS702)、演奏データmd内のデータをアドレスポインタの位置から読み出し(ステップS703)、今回読み出したデータがタイミングデータTIMEであるか否かを判別し(ステップS704)、タイミングデータTIMEであればそれが所定時間Tcsより長いか否かを判別して(ステップS705)、TIME>Tcsが成立するならば、現在オープンしている区間ファイルをクローズして(ステップS706)、アドレス歩進を行う(ステップS707)。
例えば、図5の例でいえば、最初はアドレスポインタが先頭位置にあるから、最初にオープンした第1の区間ファイル(「aaa.chap1.mdi」と呼称する)にはTIME45が入り、TIME45の長さは「40000msec」であって所定時間Tcsより長いから、aaa.chap1.mdiは直ちにクローズされる。これにより、TIME45が実質的にキャンセルされる。なお、ここで、「aaa」はファイル名の一例である。前記ステップS707の後は、前記ステップS702に戻って新たな第2の区間ファイル(aaa.chap2.mdi)をオープンし、前記ステップS703以降を同様に実行する。
そして、前記ステップS704またはS705において、今回読み出したデータがタイミングデータTIMEでないか、またはタイミングデータTIMEであっても所定時間Tcs以下である場合は、今回読み出したデータがエンドデータENDであるか否かを判別し(ステップS708)、エンドデータENDでなければ、今回読み出したデータをそのまま新たな演奏データmd−Bのシーケンスデータとして書き込み(ステップS709)、アドレス歩進を行って(ステップS710)、前記ステップS703に戻る。
図5の例でいえば、第2の区間ファイル(aaa.chap2.mdi)に、KON(C)が読み出されるので、ステップS704→S708→S709へと進み、KON(C)が書き込まれる。また、次のループでは、TIME(20msec)が読み出され、これは所定時間Tcs以下であるから、ステップS705→S708→S709へと進み、当該TIME(20msec)がそのまま書き込まれる。これを繰り返していき、TIME46が読み出されると、TIME46の長さが「55000msec」であって所定時間Tcsより長いから、aaa.chap2.mdiがクローズされる(ステップS705→S706)。その後、前記ステップS702で第3の区間ファイル(aaa.chap3.mdi)がオープンされる。このような処理が、エンドデータENDが読み出されるまで繰り返される。エンドデータENDが読み出されると、そのときオープンしている区間ファイルをクローズして(ステップS711)、本処理を終了する。
このようにして、本処理により、選択された元の演奏データmd−Aに対して、所定時間Tcsより長いタイミングデータTIMEが削除(乃至無視)された新たな演奏データmd−Bが生成され(図5参照)、この演奏データmd−Bが、元の演奏データmd−Aに代わって実際の再生対象の演奏データmdとされる。すなわち、演奏データmdが書き換えられる。
図8は、割り込み処理のフローチャートである。本処理は一定時間間隔で実行される。本処理は、再生対象の演奏データmd内のデータを順次読み出し、イベントデータを自動ピアノ20の発音装置23に順次出力(ステップS810)して楽音を発生させる処理を基本とする。その際、所定時間Tss(例えば、30000msec)より短いタイミングデータTIMEを読み出した場合は、それに応じた時間を次のイベントデータ出力まで空けるが(ステップS811、S804、S812)、タイミングデータTIMEが所定時間Tssを超える場合は、次のイベントデータ出力までの時間間隔を短く修正する(ステップS809)。
まず、再生実行フラグFRUN=1であるか否かを判別し(ステップS801)、FRUN=0であれば本処理を終了する一方、FRUN=1であれば、ビデオ装置30からビデオデータvd中のオーディオトラックの信号を受信することを「1」で示す受信フラグFRCVが「1」に設定されているか否かを判別する(ステップS802)。そして、FRCV=1であるときのみ、スキップスペース実行フラグFSSを「0」に設定して(ステップS803)、後述するステップS809またはS811で値が設定される、デュレーションを示すカウンタDURが「0」であるか否かを判別し(ステップS804)、DUR=0になるまでカウンタDURを1だけインクリメントする処理(ステップS812)を繰り返す一方、DUR=0になると、再生対象の演奏データmd内におけるアドレスポインタの位置のデータを読み出す(ステップS805)。
次に、今回読み出したデータがタイミングデータTIMEでないなら、今回のキーオン等のイベントデータを自動ピアノ20の発音装置23に出力する(ステップS806、S810)。これにより、発音装置23で順次発音がなされる。一方、今回読み出したデータがタイミングデータTIMEである場合は、FSS=1であるか否かを判別し(ステップS807)、FSS=1であればさらにそのタイミングデータTIMEが、所定時間Tssより長いか否かを判別する(ステップS808)。
その結果、FSS=0であるかまたはTIME≦Tssである場合は、カウンタDURに当該タイミングデータTIMEの値を設定する一方(ステップS811)、TIME>Tssである場合は、カウンタDURに所定時間Tssより十分に短い所定時間Tss2(例えば3000msec)を設定する(ステップS809)。これにより、演奏データmd(n)の再生処理上においては、所定時間Tssより長いタイミングデータTIMEは、短い所定時間Tss2であるとして処理されるので、極端に長い無音時間の発生が防止される。
前記ステップS810、S809、S811の処理後は、アドレス歩進を行い(ステップS813)、本処理を終了する。
本処理を、再生対象の演奏データmdが図5に示す演奏データmd−Aである場合を例にとって説明すると、各タイミングデータTIMEは、カウンタDURに反映される際に、所定時間Tss以下のものはそのままの長さで反映されるが、所定時間Tssより長いTIME45、46、47は、短い所定時間Tss2に修正されて反映される。
ところで、演奏データmdの再生は、所望の演奏データmdの単独再生時だけでなく、ビデオデータvdとの同期再生時も図8の処理で実現される。
図9は、図6のステップS611で実行される信号受信処理のフローチャートである。
本処理は、主に、LTCに基づき演奏データを特定する処理(ステップS903〜S905)、特定した演奏データを再生対象の演奏データと一致させる処理(ステップS907、S910)、及び、ビデオデータvdと演奏データとの再生タイミングを同期させる処理(ステップS911、S912)を有している。
まず、ビデオ装置30からの入力信号を監視し、ビデオ装置30においてビデオデータvdの再生がスタートし、ビデオデータvd中のオーディオトラックの信号がビデオ装置用インターフェイス25を介して受信されたとき(ステップS901)、ステップS902以降の処理に移る。
ステップS902では、受信フラグFRCVに「1」を設定し、受信された信号中にLTCがあれば、それを分離して(ステップS903、S904)、分離したLTC中のユーザーズビットに記憶されたファイル特定情報42に対応する演奏データmdを、記録媒体34に記憶されたすべての演奏データ群mdG中のすべての演奏データmdの中から1つ特定する(ステップS905)。
次に、FRUN=1でない場合は(ステップS906)、上記特定された演奏データmdの先頭にアドレスポインタの位置を合わせてFRUN←1とすることで、次回ループ時における再生開始準備をして(ステップS908、S909)、ステップS911に進む。一方、FRUN=1であって(ステップS906)、上記特定された演奏データmdが、現在再生対象となっている演奏データと一致しているか否かを判別し(ステップS907)、一致していなければ、上記特定された演奏データmdを、現在の「再生対象の演奏データ」に設定して(ステップS910)、前記ステップS911に進む。
ステップS911では、上記分離したLTC中の時間情報41が示す時刻と、上記再生対象とされた演奏データmdにおける現在再生時刻(アドレスポインタの位置)とが合致するか否かを判別する。そして、合致しなければ、時間情報41が示す時刻に合わせて、演奏データmdにおけるアドレスポインタの位置を移動させる(ステップS912)。
その後、ストップ指示があるまで上記処理を繰り返し、ストップ指示があると(ステップS913)、FRUN←0として(ステップS914)、本処理を終了する。
本実施の形態によれば、演奏データmd中のタイミングデータTIMEが、所定時間Tss、または所定時間Tcsより長い発音空白時間を示す場合は、これを短縮または削除して再生するので、長時間の発音空白時間を有する演奏データmdであっても、実際の長い発音空白時間が生じないような再生を実現することができる。従って、現在が演奏データmdの再生中なのかどうかもわからなかったり、終わりまで再生するのに時間がかかりすぎたりという不便さが解消される。
本実施の形態によればまた、ビデオデータvd中のオーディオチャンネルの1つにLTCを定期的に記録しておき、当該ビデオデータvdのシリアル再生に際し、LTCに基づき再生対象の演奏データmdを一意に特定すると共に、この特定した演奏データmdの再生タイミングをLTCに基づき規定するので、ビデオデータvdと対応する演奏データmdとを、容易な管理にて、任意の時間的位置から同期させて再生することができる。すなわち、1つのビデオデータvdに対応する演奏データmdが複数あってそれが時間的に変わる場合であっても、管理が容易である。また、ビデオデータvdを任意の途中から再生する場合においても、その時点に対応する演奏データmdを的確に特定し、且つその特定した演奏データmdの再生位置を的確に合わせて同期をとることも容易である。また、LTCは、ビデオデータvd中の音声信号チャンネルを利用して記憶されるので、構成が簡単で、汎用性も高い。
なお、ビデオデータvd中の音声信号チャンネルの数は、3チャンネル以上としてもよく、LTCが2つ以上の音声信号チャンネルに跨って記憶されていてもよい。あるいは、LTCは、オーディオトラックではなく、ビデオデータvd中の映像トラック(例えば、図4に示す第1、第2トラック43、44の一部分43a、44a)に記録するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、ビデオデータvdと演奏データmdとの同期再生を実現したが、対応する演奏データmdを同期させて再生するデータは、音声付きのビデオデータvdに限られず、時間進行に従って再生可能なシリアルデータであればよく、オーディオデータのみ、あるいは映像データのみとしてもよい。その場合でも、上記のように、空きのトラックを設けてLTCを記録するか、オーディオまたは映像データとLTCとを圧縮して同じトラックに記録すればよい。
なお、所定時間Tcs、Tss、Tss2の値は、例示した値に限定されず、適宜変更可能である。特に、所定時間Tss2は所定時間Tssより短ければよく、「0」であってもよい。また、図7の変換処理では、所定時間Tcsを超えたタイミングデータTIMEは削除扱いされるようにしたが、所定時間Tcsより短い値(例えば、所定時間Tss2と同じ値)に変換して新たな演奏データmdに書き込まれるように構成してもよい。
なお、記録媒体34に記憶された演奏データmdについて自動ピアノ20で単独再生を行う用途に限っていえば、複合ケーブル29及びビデオ装置用インターフェイス25は、自動ピアノ20が少なくともMIDI信号の受信が可能なように構成すればよい。
なお、本実施の形態では、ビデオデータvd及び演奏データ群mdGは、ビデオ装置30に記憶されているものとしたが、これに限るものではなく、演奏制御装置15がアクセス可能な場所に記憶されていればよい。例えば、演奏制御装置15自身に記憶しておいてもよい。また、ビデオデータvdと演奏データ群mdGとは、別々の場所に記憶しておきてもよく、例えば、ビデオデータvdはビデオ装置30に、演奏データ群mdGは演奏制御装置15に記憶しておいてもよい。
なお、本実施の形態では、同期演奏制御システムは、それぞれ別体の、演奏制御装置15と自動ピアノ20とビデオ装置30とから構成されたが、これに限るものではない。例えば、演奏制御装置15と自動ピアノ20とを一体としてもよいし、自動ピアノ20とビデオ装置30とを一体としてもよいし、三者を一体としてもよい。
なお、ビデオデータvdの再生に伴い、同期再生された演奏データを聞きながら、生徒がピアノ演奏をして記録した新たな演奏データを、元の演奏データに代えて、ビデオデータvdに対応付けてもよい。その場合、元の演奏データを消去すると共に元の演奏データのファイル名を新たな演奏データに付加すればよい。あるいは、両演奏データを併存させる場合は、ビデオデータvd中のLTC中のファイル特定情報42を、新たな演奏データを特定するように書き換えてもよい。
なお、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPU1やMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、プログラムコードが伝送媒体等を介して供給される場合も、プログラムコード自体が本発明を構成することになる。なお、これらの場合の記憶媒体としては、ROMのほか、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/RW、DVD+RW、NV−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、或いはネットワークを介したダウンロード等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る同期演奏制御システムの全体構成を示す外観図である。 同期演奏制御システムの全体構成を示すブロック図である。 演奏制御装置の操作パネルの平面図である。 記録媒体に記憶されたビデオデータ及び演奏データ群のデータ構成を示す概念図である。 1つの演奏データのデータ構成を示す概念図である。 演奏制御装置のCPUによって実行される、メイン処理のフローチャートである。 図6のステップS608で実行される変換処理のフローチャートである。 割り込み処理のフローチャートである。 図6のステップS611で実行される信号受信処理のフローチャートである。
符号の説明
1 CPU(シリアル情報再生手段、演奏情報再生手段、再生制御手段)、 15 演奏制御装置、 20 自動ピアノ、 30 ビデオ装置、 31 記録媒体(シリアル情報記憶手段)、 34 記録媒体(演奏情報記憶手段)、 41 時間情報、 42 ファイル特定情報(特定情報)、 vd ビデオデータ(シリアル情報)、 mdG 演奏データ群、 md 演奏データ(演奏情報)

Claims (4)

  1. 時間進行に従って再生可能なシリアル情報を記憶するシリアル情報記憶手段と、
    前記シリアル情報に対応する演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、
    前記シリアル情報記憶手段により記憶されたシリアル情報を時間進行に従って読み出して再生するシリアル情報再生手段と、
    前記演奏情報記憶手段により記憶された演奏情報を読み出して再生する演奏情報再生手段と、
    前記シリアル情報再生手段による前記シリアル情報の再生と前記演奏情報再生手段による前記演奏情報の再生とを制御する再生制御手段とを有し、
    前記シリアル情報には、ビデオ情報が含まれ、該ビデオ情報には、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであるLTCが含まれ、
    前記LTCには、特定のビットに記憶され、対応する演奏情報を特定するための特定情報と、前記対応する演奏情報の現在再生すべき時間的位置を規定する時間情報とが含まれ、
    前記再生制御手段は、前記シリアル情報再生手段により読み出されたシリアル情報の再生中に、該シリアル情報から前記LTCを分離すると共に、該分離したLTCの前記特定のビットに記憶されている特定情報で特定される演奏情報の現在再生されている現在再生時間的位置が前記分離したLTCに含まれている時間情報が示す時刻に一致するように、前記シリアル情報の再生中に前記現在再生時間的位置を移動させることで、前記演奏情報が、前記分離したLTCに含まれている時間情報に基づいて再生されるように制御することを特徴とする同期演奏制御システム。
  2. 前記シリアル情報記憶手段は、前記ビデオ情報に含まれるオーディオ情報を記憶するオーディオトラックを有し、前記LTCは、前記オーディオトラックに記憶されていることを特徴とする請求項1記載の同期演奏制御システム。
  3. 時間進行に従って再生可能な記憶されたシリアル情報を時間進行に従って読み出して再生するシリアル情報再生工程と、
    前記シリアル情報に対応する記憶された演奏情報を読み出して再生する演奏情報再生工程と、
    前記シリアル情報再生工程による前記シリアル情報の再生と前記演奏情報再生工程による前記演奏情報の再生とを制御する再生制御工程とを有し、
    前記シリアル情報には、ビデオ情報が含まれ、該ビデオ情報には、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであるLTCが含まれ、
    前記LTCには、特定のビットに記憶され、対応する演奏情報を特定するための特定情報と、前記対応する演奏情報の現在再生すべき時間的位置を規定する時間情報とが含まれ、
    前記再生制御工程は、前記シリアル情報再生工程により読み出されたシリアル情報の再生中に、該シリアル情報から前記LTCを分離すると共に、該分離したLTCの前記特定のビットに記憶されている特定情報で特定される演奏情報の現在再生されている現在再生時間的位置が前記分離したLTCに含まれている時間情報が示す時刻に一致するように、前記シリアル情報の再生中に前記現在再生時間的位置を移動させることで、前記演奏情報が、前記分離したLTCに含まれている時間情報に基づいて再生されるように制御することを特徴とする同期演奏制御方法。
  4. 時間進行に従って再生可能な記憶されたシリアル情報を時間進行に従って読み出して再生するシリアル情報再生ステップと、
    前記シリアル情報に対応する記憶された演奏情報を読み出して再生する演奏情報再生ステップと、
    前記シリアル情報再生ステップによる前記シリアル情報の再生と前記演奏情報再生ステップによる前記演奏情報の再生とを制御する再生制御ステップとをコンピュータに実行させるための同期演奏制御プログラムであり、
    前記シリアル情報には、ビデオ情報が含まれ、該ビデオ情報には、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したタイムコードであるLTCが含まれ、
    前記LTCには、特定のビットに記憶され、対応する演奏情報を特定するための特定情報と、前記対応する演奏情報の現在再生すべき時間的位置を規定する時間情報とが含まれ、
    前記再生制御ステップは、前記シリアル情報再生ステップにより読み出されたシリアル情報の再生中に、該シリアル情報から前記LTCを分離すると共に、該分離したLTCの前記特定のビットに記憶されている特定情報で特定される演奏情報の現在再生されている現在再生時間的位置が前記分離したLTCに含まれている時間情報が示す時刻に一致するように、前記シリアル情報の再生中に前記現在再生時間的位置を移動させることで、前記演奏情報が、前記分離したLTCに含まれている時間情報に基づいて再生されるように制御することを特徴とする同期演奏制御プログラム。
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