JP4259391B2 - 車載装置 - Google Patents

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本発明は、車載装置に関するものである。
近年、個人情報を記憶することが可能な車載装置が知られるようになってきている。例えば、ナビゲーション装置では、一般的に、自宅や知人宅など地図上の施設の位置情報、住所、電話番号など個人情報を記憶させておくことが可能である。
しかし、このような個人情報を記憶させておくことは、車載装置の操作を便利にする一方、例えば車両が盗難された際にその個人情報を犯罪者に閲覧され悪用される危険性もある。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたものであり、車両が盗難された場合、それを検知して車載装置に保存されている個人情報の読出しを禁止することによって個人情報の悪用を防止するとともに、その後正規の所有者に車両が戻ってきたときは、読出し禁止されている個人情報を読出し可能とすることができる車載装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車載装置は、車両の盗難を検知する盗難検知手段と、個人情報を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている個人情報の読出しを制御する読出し制御手段と、車両の正規の所有者であるかに関しての認証処理を実行する認証手段とを備え、読出し制御手段は、盗難検知手段が車両盗難を検知した場合に個人情報の読出しを不能にし、認証手段による認証が得られた場合に個人情報の読出しを可能にする車載装置であって、記憶手段は、個人情報を保存する第1メモリと、第1メモリに保存されている個人情報を複製保存するための第2メモリとを備え、読出し制御手段は、第1メモリに保存されている個人情報を第2メモリに複製後、第1メモリの個人情報を消去し、当該個人情報とは別の情報を第1メモリに書き込むことによって個人情報の読出しを不能にし、第2メモリに保存されている個人情報を第1メモリに複製することによって読出しを可能にすることを特徴とする。
このように、請求項1に記載の車載装置は、車両が盗難された場合、それを検知し、第1メモリに保存されている個人情報を第2メモリに複製後、第1メモリの個人情報を消去し、当該個人情報とは別の情報を第1メモリに書き込むことによって個人情報の読出しを不能にする。これにより、車両が盗難された際、個人情報を読み出そうとしても個人情報とは別の情報が読み出され、個人情報の漏洩を防止することができる。また、例えば警察の住所等の情報に書き換えてあたかも個人情報のように思わせることによって犯人逮捕の支援を行うこともできる。一方、読出し不能にされている個人情報は、車両の正規の所有者であるかに関しての認証処理を実行し、認証が得られた場合に読出し可能となる。これによって、例えば、盗難されていた車両が再度正規のユーザー戻ってきた場合、パスワード等を用いた認証を行うようにしておけば個人情報の読出しが可能となり盗難前と変わらず車載装置を利用できる。
請求項2に記載の車載装置では、認証手段は、ユーザー固有の情報を入力する入力手段と、ユーザーによって登録された登録情報を記憶する登録情報記憶手段とを備え、入力情報と登録情報とが所定の関係を満たしている場合に認証が得られることを特徴とする。例えば、正規なユーザーにパスワードを予め登録させ、このパスワードと一致するパスワードがユーザーによって入力された場合に認証を得られたとすることで、正規なユーザーとそれ以外のユーザーとの識別をすることができる。
以下、本発明の実施の形態における車載装置に関して、図面に基づいて説明する。なお、本発明の車載装置を自動車等の車両に搭載されるナビゲーション装置の一機能として実現した例について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係わるナビゲーション装置100の概略構成図である。同図に示すように、本実施形態のナビゲーション装置100は、位置検出器10、地図データ入力器20、操作スイッチ群30、外部メモリ40、音声入出力装置50、盗難検知部60、表示装置80、及びこれらと接続する制御回路70によって構成される。
制御回路70は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、ナビゲーション装置100が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
位置検出器10は、図示しない、いずれも周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器10を上述した内の一部で構成してもよく、更に、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車速センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器20は、検索用データ、表示用データ等の各種の道路地図データを入力するための装置であり、制御回路70からの要請により各種の道路地図データを送信する。これら各種の道路地図データを記憶する記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVD−ROM、HDD等が用いられる。ここで、検索用データ及び表示用データについて説明する。
検索用データは、タウンページデータ、住所データ等によって構成される。タウンページデータは、施設名称、例えば、ホテル、駅等の施設ジャンル、電話番号、住所、座標(緯度・経度)等の各データから構成され、住所データは、行政区画名、番地、座標(緯度・経度)等の各データから構成される。
一方、表示用データは、地図データ、背景データ、目印データ等から構成されるもので、表示装置80の画面に道路地図を表示されるために用いられるデータである。このうち、目印データは、地図上に表示される目印の名称、地図上に表示されるマーク(ランドマーク)、座標(緯度・経度)から構成される。
また、地図データは、リンクデータとノードデータによって構成される。このリンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割し、それぞれのノード間をリンクとして規定したものであり、各リンクを接続することにより道路が構成される。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、及び制限速度等の各データから構成される。
さらに、ノードデータは、地図上の各道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等の各データから構成される。
操作スイッチ群30は、例えば、メカニカルなスイッチ等が用いられ、表示装置80の画面に表示される道路地図のスクロール操作、個人情報等の文字入力、目的地の設定等の各種入力に使用される。
外部メモリ40は、例えば、SDRAMやSRAM等の記憶素子でも良いし、メモリカードやHDD等の大容量の読み書き可能な記憶媒体でも良い。この外部メモリ40は、制御回路70の実行結果を一時的に記憶したり、ユーザーによって登録されたメモリ地点やメモリ地点における住人名・住所・電話番号等個人情報を記憶したりする。
なお、本実施形態においては、個人情報を記憶しているこの外部メモリ40の構成に特徴がある。詳細は後述する。
音声入出力装置50は、図示しない入力装置及び出力装置から構成される。入力装置は、ユーザーの発話内容を認識して、ナビゲーション装置100の各種入力に用いるものである。一方、出力装置は、スピーカやオーディオアンプ等から構成されるもので、音声案内等に用いられる。
盗難検知部60は、車両が盗難された場合に、盗難検出センサー200からの検知信号に基づいて、車両の盗難の発生の有無を判定し、盗難発生と判定したときに、個人情報を保護するために制御回路70に盗難起こったことを伝える。そして、制御回路70は所定の処理を実行し、個人情報の漏洩を防ぐ。なお、当該所定の処理の詳細については後述する。
また、盗難検出センサー200は、車両の盗難が発生したと思われる行為が車両になされたことを検知するセンサーであり、例えば、キーシリンダへの鍵を差し込みを検知するセンサーや、窓ガラスが割られたときの音や振動を検知するセンサー、レッカー移動等されたときの車両の傾きを検知するセンサーなどからなる。
表示装置80は、例えば液晶ディスプレイによって構成され、表示装置80の画面には、ナビゲーション装置100の位置検出器10から入力された車両の現在位置に対応する自車位置マークと、ナビゲーション装置100の地図データ入力器20より入力された表示用データによって生成される車両周辺の地図を表示することができる。また、外部メモリ40に記憶されているメモリ地点の個人情報等も表示装置80で表示することができる。
次に上述したナビゲーション装置100において、車両が盗難された場合に、当該装置に記憶されている個人情報を犯罪者から保護するための処理について述べる。
最初に、本実施形態における外部メモリ構成について説明する。
図2は、本実施形態における外部メモリ40の構成図である。同図に示すように、外部メモリは、個人情報を記憶する個人情報メモリ41と、車両が盗難された場合に個人情報を一時退避する個人情報退避用メモリ42及び個人情報以外のデータを記憶するその他データメモリ43から構成される。
したがって、通常の使用状態においては、知人宅などについての名前、住所、電話番号等個人情報をナビゲーション装置100へ記憶させるときは、その個人情報は個人情報メモリ41へ書き込まれる。そして、その個人情報は、制御回路70の読出し命令に基づいて個人情報メモリ41から読み出され、表示装置80に表示させることができる。すなわち、個人情報メモリ41に記憶されている個人情報は制御回路70によって自由にアクセス可能である。
一方、個人情報退避用メモリ42は、車両が盗難された場合、個人情報メモリ41に記憶されている個人情報を、制御回路70の命令に従って、一時保存するためのメモリである。すなわち、個人情報を個人情報退避用メモリ42へ一時記憶させ、個人情報記憶メモリ41の個人情報を消去させれば、個人情報を読み出そうとしても、制御回路70は個人情報メモリ41にアクセスするため、表面上は個人情報が記憶されていないと思わせることができるのである。
また、その他データメモリ43には、例えば個人情報以外の音声データや画像データ等が記憶される。
以下、図3のフローチャートを用いて、車両が盗難された場合の個人情報を保護する処理ついて説明する。
図3のステップS10では、車両盗難が発生したか否かを判定する。すなわち、ナビゲーション装置100の盗難検知部60は、車両に備えられた盗難検出センサー200からの検知信号に基づいて車両盗難が発生したか否かを判定する。例えば、盗難検出センサー200としては、キーシリンダへの鍵を差し込みを検知するセンサーや、窓ガラスが割られたときの音や振動を検知するセンサー、レッカー移動等されたときの車両の傾きを検知するセンサーなどからなる。ここで、否定判定される場合、つまり車両盗難が発生していないと判定される場合は、ナビゲーション装置100の個人情報は今まで通りに制限を受けずに読み出すことができる。
一方、肯定判定される場合、つまり車両盗難が発生したと判定される場合は、ステップS11へ処理を進める。
ステップS11では、ナビゲーション装置100の外部メモリ40の個人情報メモリ41に記憶されている個人情報を個人情報退避用メモリ42へ移動させる処理を行う。このときの外部メモリ40と制御回路70及び表示装置80の構成図を図4に示す。同図に示すように、車両盗難される前まで個人情報が記憶されていた個人情報メモリ41は、何も記憶されていない空メモリとなり、代わりに個人情報退避用メモリ42に個人情報が記憶されている。したがって、制御回路70から個人情報の読出し命令があっても、個人情報メモリ41の空情報を読み出すことになり、表示装置80には当然個人情報は表示されない。したがって、車両を盗難した人が当該ナビゲーション装置100の個人情報を読み出そうとしても、あたかも個人情報が記憶されていないかのように思わせることができ、これにより個人情報を守ることができるのである。
また、例えば、車両を盗難した人が、一般的に個人情報がどこのメモリに記憶されているか知っている場合であって、表示装置を介さずにそのメモリに直接アクセスして個人情報を盗む場合であっても、上述したように個人情報を別メモリに退避させておけば安全である。同様な効果として、盗難を検知した際に、外部メモリ41の内容を暗号化しても良い。
次に、上述のステップS11でナビゲーション装置100に記憶されている個人情報が別のメモリに移されている状態であって、再度正規のユーザーに車両が戻ってきたときに、その正規のユーザーが当該個人情報に車両盗難前のように自由にアクセスするための認証処理を図5に示す。
ステップ13では、アクセス禁止にされている個人情報をアクセス可とするためのパスワードの入力を行う。このパスワード入力を開始するためには、ナビゲーション装置100にパスワード入力開始スイッチを備えることによってパスワード入力画面に切り替えることが考えられる。また、例えば、キーシリンダへ鍵を差込んだ状態でないとパスワード入力開始ができないようにしてもよい。これにより、キーシリンダへ鍵を差し込まれない(エンジンの異常始動)で車両が盗難された場合に、たとえ車両を盗難した人が当該パスワードを知っていたとしても個人情報にはアクセスできないのである。ここで、肯定判定される場合、つまりパスワード入力があった場合はステップS14の処理に進む。一方、否定判定される場合、つまりパスワード入力が無い場合は、依然個人情報はアクセス禁止状態である。
ステップS14では、ステップS13でパスワード入力があった場合に、その入力したパスワードが予めナビゲーション装置100に登録されているパスワードと一致するか否か比較し正規ユーザーか否かの認証処理を行う。ここで、否定判定される場合、つまり入力したパスワードが予めナビゲーション装置100に登録されているパスワードと一致しなかった場合は、車両盗難状態が依然続いており正規のユーザーに車両が戻ってきていないと判断して、別メモリに移された個人情報を元のメモリに戻す処理は行わずに、個人情報は依然アクセス禁止のままの状態となる。
一方、肯定判定される場合、つまり入力したパスワードが予めナビゲーション装置100に登録されているパスワードと一致した場合は、車両が正規のユーザーに戻ったと判断して、ステップS15へ処理を進める。
なお、本実施形態では、パスワードを用いた認証処理を示しているが、正規のユーザーのアイデンティティに関する情報を用いた認証(例えば、電子指紋等による認証)等正規のユーザーを特定する認証であれば何でもよい。
ステップS15では、図4において別メモリに退避されている個人情報を元の個人情報メモリ41へ戻す処理を行う。これにより、例えば車両が盗難されて再度正規のユーザーに車両が戻ってきた場合には、車両が盗難される前と同様に当該ナビゲーション装置の個人情報を読み書きできるのである。もし、外部メモリ41の内容を暗号化した場合では復号化処理となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態においても、ナビゲーション装置の各部の構成は第1実施形態と同様である(図1)。
図6は、本実施形態における外部メモリ40の構成図である。基本的には、第1実施形態と同様の構成になっているが、本実施形態は、個人情報書換えデータを保有している。当該データは、車両が盗難された際、個人情報に代えて個人情報メモリ41に記憶されるデータであり、他人に閲覧されても害がないものである。例えば、実際に存在しないまったくデタラメな情報に書換え、車両を盗難した人が個人情報にアクセスしようとしたときには、あたかも個人情報であるかのように思わせることができ、かつ本物の個人情報を保護することができる。また、例えば、個人情報に代えて警察署等の住所、電話番号データを個人情報メモリ42へ書き込むことにより、車両を盗難した人がその警察署等のデータを個人情報と勘違いし、警察署等へ電話をし、またそこへ行こうとして警察署等に近づくことにより、車両を盗難した人の逮捕を支援することもできる。
図7は、本実施形態における、車両が盗難された場合に個人情報を保護するための処理のフローチャートである。基本的には第1実施形態における処理のフローチャートと同じであるが、ステップS21で個人情報を別メモリに移動させた後、ステップS22で元のメモリに別の情報を書き込んでいる。これにより、車両が盗難されても盗難した人が当該ナビゲーション装置100の個人情報にアクセスしようとした場合、制御回路70は、個人情報メモリ41に記憶されている個人情報とは別の情報を読出し、表示装置80に表示する(図8)。
上記の状態で、車両が正規のユーザーに戻ってきた場合の当該個人情報へのアクセスを許可する処理については、第1実施形態と同様である(図5)。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態においても、ナビゲーション装置の各部の構成は第1実施形態と同様である(図1)。
図9は、本実施形態における外部メモリ40の構成図である。同図に示すように、本実施形態では、第1、第2実施形態のような個人情報を一時退避させるためのメモリ(個人情報退避用メモリ42)を有していなくてもよく、一般的なメモリ構成となっている。
図10、11に本実施形態における、車両盗難が起こった場合の個人情報を保護する処理のフローチャートを示す。
図10のステップS30では、第1、第2実施形態と同様に車両盗難が発生したか否かを判定する。ここで、否定判定される場合、つまり車両盗難が発生していないと判定される場合は、これまで通りにナビゲーション装置100に記憶されている個人情報はアクセス可能となる。
一方、肯定判定される場合、つまり車両盗難が発生したと判定される場合は、ステップS31の処理へ進む。
ステップS31では、ステップS30の肯定判定を受けて、制御回路70の制御プログラムを記憶するメモリ(例えばフラッシュメモリ)の特定のアドレスに盗難発生フラグの書き込み処理(盗難発生フラグ=1)を行う。
そして、本実施形態において、ナビゲーション装置100に記憶されている個人情報にアクセスしようとした場合(図11 ステップS32)、上記の盗難発生フラグの有無をチェックするステップS33の処理に進む。ここで、否定判定される場合、つまり盗難発生フラグが書き込まれていない場合は(盗難発生フラグ=0)、正規のユーザーからのアクセスであると判断して、個人情報へのアクセスを許可する(ステップS35)。
一方、肯定判定される場合、つまり盗難発生フラグが書き込まれている場合は(盗難発生フラグ=1)、車両が盗難されて正規のユーザーからのアクセスではないと判断し、個人情報へのアクセスを禁止する(ステップS34、図12)。
その後、車両が正規のユーザーに戻ってきた場合は、第1、第2実施形態のときと同様にパスワードを用いた認証処理を行う(図13)。ステップS36、S37の処理は第1、第2実施形態のときと同様なので説明は省略するが、ステップS38では、ステップS37でパスワードの認証が得られた場合に盗難発生フラグを消去(盗難発生フラグ=0)する処理を行う。これにより、正規のユーザーが個人情報にアクセスする場合は、図11の処理を行うことにより個人情報へのアクセスが許可されるのである。
なお、本実施形態では、個人情報を第3者から保護するという観点から、個人情報以外の情報へのアクセスや機能の利用は、車両が盗難された場合であっても制限されていない。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態について説明する。
図14は、本実施形態に係わるナビゲーション装置101の概略構成図である。基本的には、第1実施形態のそれ(図1)と同じであるが、本実施形態では、警備会社等の所定の外部機関や車両所有者の情報機器に車両の現在地を含む所定の情報を送信する通信手段90を有している。例えば、車両が盗難された場合に、正規の所有者の携帯電話等に、盗難がされたということを知らせる情報や位置検出器で検出された車両の現在位置等の情報を送信することができる。これにより、盗難車両をいち早く発見し、さらに犯人逮捕を支援することができる。
以下、図10、図13、図15のフローチャートを用いて、本実施形態における個人情報を保護するための処理について説明する。
本実施形態では、上述した第3実施形態と同様に、盗難が発生した場合に制御回路70の制御プログラムを記憶するメモリ(例えばフラッシュメモリ)の特定のアドレスに盗難発生フラグの書き込み処理(盗難発生フラグ=1)を行っている(図10)。
図15に示すように、ナビゲーション装置101は、盗難発生フラグの有無をチェックし(ステップS42)、盗難発生フラグが書き込まれていない場合は、車両の現在位置やその周辺道路地図及び個人情報を表示する機能(ナビゲーション機能)の利用が可能な状態とする(ステップS44)。
一方、盗難発生フラグが書き込まれている場合は(盗難発生フラグ=1)、車両が盗難されたと判断し、当該ナビゲーション機能が利用不可とされる(ステップS43)。これにより、ナビゲーション装置101は、みかけ上、非動作中と同等の状態(例えば画面は黒一色)となる。なお、この場合、車両を盗難した人が、当該ナビゲーション装置101を用いて、どこか目的地を設定し車両の現在位置やその周辺道路地図及び個人情報を画面に表示又は目的地までの音声案内をさせようとして電源スイッチを投入しても、ナビゲーション装置101を利用できないのである。これにより、車両を盗難した人に、当該ナビゲーション装置のナビゲーション機能が表面上は動作していないと思い込ませることができる。その一方で、当該装置の内部では位置検出器10の検出信号から現在位置を算出し、車両の現在位置や車両が盗難されたことを知らせる情報等を例えば正規の所有者の携帯電話機等に通信手段90を用いて送信する(ステップS45)。これにより、個人情報の保護を図りつつ、さらに盗難車両の早期発見や犯人逮捕の支援をすることができる。
なお、本実施形態では、当該装置のナビゲーションに関する機能を表面上動作不能にしているのであり、もしその他の機能(例えばラジオ選局やエアコンの温度設定等)を有しているナビゲーション装置であるのであれば、当該機能は自由に使えるようにすることもできる。
その後、車両が正規のユーザーに戻ってきた場合は、第3実施形態のときと同様に、パスワードによる認証が得られた場合に盗難発生フラグを消去する(図13)。これにより、正規のユーザーがナビゲーション装置101のナビゲーション機能を利用しようとする場合は、図15の処理を行うことにより車両盗難前と変わらず当該ナビゲーション機能を利用することができるのである。
第1実施形態に係わる、ナビゲーション装置100の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係わる、外部メモリ40の概略構成図である。 第1実施形態に係わる、車両盗難発生した場合の個人情報を保護するための処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係わる、車両盗難発生後の外部メモリ40の記憶状態とそこにアクセスしたときの状況を示すブロック図である。 第1実施形態に係わる、パスワードによる認証処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係わる、外部メモリ40の概略構成図である。 第2実施形態に係わる、車両盗難発生した場合の個人情報を保護するための処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係わる、車両盗難発生後の外部メモリ40の記憶状態とそこにアクセスしたときの状況を示すブロック図である。 第3実施形態に係わる、外部メモリ40の概略構成図である。 第3実施形態に係わる、盗難発生した場合における盗難発生フラグの書込み処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係わる、個人情報にアクセス要求したときの処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係わる、車両盗難発生後の外部メモリ40の記憶状態とそこにアクセスしようとしたときの状況を示すブロック図である。 第3実施形態に係わる、パスワードによる認証処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係わる、ナビゲーション装置101の概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係わる、車両盗難発生した場合の個人情報を保護するための処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 第1〜第3実施形態に係わるナビゲーション装置
10 位置検出器
20 地図データ入力器
30 操作スイッチ群
40 外部メモリ
41 個人情報メモリ
42 個人情報退避用メモリ
43 その他データメモリ
50 音声入出力装置
60 盗難検知部
70 制御回路
80 表示装置
90 外部との通信手段
200 盗難検出センサー

Claims (2)

  1. 車両の盗難を検知する盗難検知手段と、
    個人情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている個人情報の読出しを制御する読出し制御手段と、
    前記車両の正規の所有者であるかに関しての認証処理を実行する認証手段とを備え、
    前記読出し制御手段は、前記盗難検知手段が車両盗難を検知した場合に前記個人情報の読出しを不能にし、前記認証手段による認証が得られた場合に前記個人情報の読出しを可能にする車載装置であって、
    前記記憶手段は、個人情報を保存する第1メモリと、
    前記第1メモリに保存されている個人情報を複製保存するための第2メモリとを備え、
    前記読出し制御手段は、前記第1メモリに保存されている個人情報を前記第2メモリに複製後、前記第1メモリの個人情報を消去し、当該個人情報とは別の情報を前記第1メモリに書き込むことによって個人情報の読出しを不能にし、前記第2メモリに保存されている個人情報を前記第1メモリに複製することによって読出しを可能にすることを特徴とする車載装置。
  2. 前記認証手段は、ユーザー固有の情報を入力する入力手段と、
    ユーザーによって登録された登録情報を記憶する登録情報記憶手段とを備え、
    前記入力情報と前記登録情報とが所定の関係を満たしている場合に認証が得られることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
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