JP4259238B2 - 重送検知装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、超音波センサを用いて重送を検知する機能を有する複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ等に適用して好適な重送検知装置およびそれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、転写紙の重送を検知するために、超音波センサを用いられている。しかし、超音波センサを利用して重送を検知する場合、転写紙面での反射や周囲板金部品等の超音波反射物による反射波の影響で検知信号が不安定である。
反射波の影響を低減するために、搬送路に対して超音波センサを斜めに配置する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この場合、カット紙、プラスチックシート、ガラス板等のシートを印刷機等に1枚ずつ送給する際に、それらが2枚以上重ねて送られていないかを検出する重送検出装置において、検出対象の移動面を、超音波送信器と超音波受信器とで構成される超音波転播軸に垂直な面に対して傾斜させることで、超音波送信器から発射され、検出対象物の表面で反射した超音波が送信器に戻ることがないため、受信器により検出される超音波の量が安定しており、検出対象物の重送を確実に検出することができる。
また、内面に吸音材を設けた超音波ホーンが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この場合、超音波センサと、この超音波センサの超音波送波側にホーンとを備え、このホーンの内面に吸音材が設けられている。これにより、ホーン内での超音波の反射を無くしホーン角度以上の領域まで超音波が送波されるのを防止できる。
実開平5−56851号公報(第5,6頁、第1図) 特開平10−136490号公報(第2頁、第1図)
上述したように、従来の重送検知方法(特許文献1)において、搬送路に対して超音波センサを斜めに配置することで、搬送路に対して超音波センサを垂直に配置する場合より転写紙面等から直接に反射された反射波の影響を低減することができるが、超音波センサ周囲の板金等の超音波反射物による反射波の影響で検知信号が不安定であるため、重送検知の精度が低下する問題があった。また、超音波送信器または受信器の表面に付着した紙粉を除去することができなかった。
また、特許文献2の場合、送波側のみに超音波ホーンを設けるため、ホーンからの反射をなくし、ホーン角度以上の領域まで超音波が送波されるのを防止することができるが、受信側での反射波の影響を防ぐことができなかった。
そこで、この発明は、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができるようにした重送検知装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明に係る重送検知装置は、転写紙搬送路を挟んで対向させた超音波センサの送信器から受信器へ超音波を送信し、送信器と受信器間を転写紙が通過した時の減衰による出力信号を重送検知用の閾値と比較して重送を検知する重送検知装置であって、円筒状に形成され、送信器または/および受信器を囲むように配置される吸音材を備え、吸音材の一端には送信器または受信器が固定され、他端は円筒状吸音材の中心軸に対して所定角度で形成された傾斜端面を有し、該傾斜端面は楕円形であり、傾斜端面を転写紙搬送路と接触させるものである。
この発明においては、重送検知装置において、超音波センサの送信器、または送信器および受信器、もしくは送信器の周囲の部材に吸音材が配置される。これにより、超音波センサの設置位置付近の音波反射物、例えば超音波センサ周囲板金等に直接に、または転写紙からの反射により間接に照射された超音波が吸収され、これらの音波反射物からの反射が抑制される。そのため、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減することが可能となる。
例えば、吸音材は円筒状に形成され、この円筒状の吸音材で送信器および受信器を囲むように配置される。この場合、搬送路に吸音材を貼り付ける必要がなく、センサ間隔を最小にすることができ、最大の受信可能な信号レベルを得ることが可能となる。また、吸音材の開口面を搬送路と接触するようになされるため、超音波センサの設置位置付近の部材への超音波照射をなくし、さらに、転写紙からの反射波を吸収することが可能となる。
また、吸音材は、耐オゾン特性を有し、該吸音材の密度は25〜90kg/m3の範囲にあるものが用いられる。これにより、放電により発生するオゾンにより腐蝕し難く、長寿命を図ることができる。また、吸音材の吸音率高いため、超音波センサの設置位置付近の音波反射物からの反射が有効に防止される。
また例えば、超音波センサの送信器または受信器表面の紙粉を清掃する清掃手段をさらに備え、搬送路に対して下部位置に設置される送信器または受信器に配置される吸音材には紙粉を排除するためのスリットが設けられる。これにより、清掃手段により超音波送信器または受信器表面に付着した紙粉が排除されるため、紙粉による検知精度の低下を防ぐことが可能となる。
この発明に係る画像形成装置は、転写紙搬送路を挟んで対向させた超音波センサの送信器から受信器へ超音波を送信し、送信器と受信器間を転写紙が通過した時の減衰による出力信号を重送検知用の閾値と比較して重送を検知する重送検知部を有し、任意の画像データに基づいて転写紙に画像を形成する画像形成装置において、円筒状に形成され、重送検知部の送信器または/および受信器を囲むように配置される吸音材を備え吸音材の一端には送信器または受信器が固定され、他端は円筒状吸音材の中心軸に対して所定角度で形成された傾斜端面を有し、該傾斜端面は楕円形であり、傾斜端面を転写紙搬送路と接触させるものである。
また、この発明に係る画像形成装置は、吸音材の開口面と搬送路の間に紙粉の進入を防ぐためのフィルタを有し、フィルタの厚さは超音波センサが発生する超音波波長の1/4以下であることを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、重送検知部には本発明に係る重送検知装置が応用され、重送を検知する際に、超音波センサの設置位置付近の音波反射物に照射された超音波が吸収材により吸収され、その反射が抑制される。これにより、検知信号への反射波の影響を低減し、誤検知の可能性を無くすことが可能となる。
以上説明したように、本発明に係る重送検知装置によれば、超音波センサを用いた重送検知装置において、超音波センサの送信器、または送信器および受信器、もしくは送信器の周囲の部材に吸音材が配置されるものである。
この構成によって、超音波センサの設置位置付近の音波反射物に照射された超音波が吸収材により吸収され、その反射が抑えられるため、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができる。そのため、周囲を超音波反射物で囲まれ、より反射波の影響を受け易い位置でも超音波センサを設置することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る重送検知装置が応用されるので、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができる。そのため、画像形成する際に、確実に転写紙の重送を検知することができ、重送による不良画像の出力を抑えることが可能となる。
以下、図面を参照しながら、この発明の第1の実施の形態の重送検知装置およびそれを用いた画像形成装置について説明する。
第1の実施の形態の画像形成装置は、重送検知部(重送検知装置)を有し、重送検知手段としての超音波センサの送信器、または送信器および受信器、もしくは送信器の周囲の部材に吸音材が配置されることで、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができるようにしたものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態の画像形成装置100の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置100は転写紙に画像を形成する前に重送検知を行い、この重送検知に基づいて画像形成制御を実行するものであり、電子写真方式を用いた複写機能を有する複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ等に適用して好適である。
図1に示すように、画像形成装置100は、制御部10、操作部11、表示部12、給紙部13、用紙検知センサ13s、搬送手段14、画像読取部15、画像形成部16、重送検知手段としての超音波センサ17、排紙トレイ18、排紙検知センサ18sを備えている。
制御部10は、CPU10a、ROM10b、RAM10c、画像メモリ10dを備えている。CPU10aはROM10bに格納された制御プログラムに従って、RAM10cをワークエリアとして使用しながら、画像形成装置100の全体の動作を制御する。また、画像メモリ10dは画像読取部15から読み込んだ画像データを一時的に蓄積する記憶装置として機能する。
この制御部10では、超音波センサ17により得られる重送検出情報に基づいて搬送手段14及び画像形成部16を制御するようになされる。この制御系では転写紙の重送が検出された場合、当該重送に係る転写紙に重送発生を示す所定の画像を形成して、排出するように制御部10によって搬送手段14が制御される。
この制御部16は、画像が形成された転写紙を所定の排紙トレイに排出するように制御する。例えば、排紙トレイが複数ある場合は、重送に係る転写紙を該当所定の排紙トレイ以外の空き排紙トレイに排出し、また、排紙トレイが1つまたは空き排紙トレイがない場合は、重送した転写紙を所定の排紙トレイに排紙した後、画像形成動作を停止すると共に、表示部12に設けられる表示手段に重送発生を示す旨を表示するように制御する。
操作部11は、例えば液晶表示機能付きのタッチパネルで構成され、片面モードや、両面モード、後処理モード等の設定においてオペレータとの対話を行うインターフェースとして機能する。この操作部11は画像形成に係る操作情報を制御部10に出力するようになされる。また、この操作部11画像形成部16の画像形成動作を再開する操作手段を備え、重送検知手段により転写紙の重送を検出したとき、重送検知手段の上流部に搬送中の転写紙を一時停止した後に、オペレータが操作部11から画像データの転写紙への画像形成を再開する指示を行うことできる。
表示部12は、画像形成を行うときの設定内容および動作状態を表示するための手段であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)からなる。この表示部12は、重送発生を示す旨を表示する表示手段を備える。重送検知手段により転写紙の重送を検出したとき、重送発生を示す旨、例えば警告マーク等を表示するようになされる。オペレータが表示部12で重送の発生を確認できる。
給紙部13は、手差し給紙トレイ(図示せず)と給紙カセット13a(図2参照)を有する。図2に示すように、給紙カセット13aには複数の転写紙Pが重ね合わせて収容されており、これら転写紙Pのうち、最上部に位置するものには給紙ローラ20が当接している。この給紙ローラ20が図示しない駆動系(図示せず)によって図中反時計回りに回転駆動されると、この最上部に位置する転写紙Pが給紙部13内から排出されるようになっている。また、給紙部13には、転写紙Pの有無を検知する用紙検知センサ13sが配置されている。
搬送手段14は、給紙ローラ20、搬送ローラ21,21A,21B、レジストローラ22、転写前ローラ23および転写紙Pの搬送路24を備える(図2参照)。レジストローラ22は第2給紙における搬送開始タイミングと画像形成部16における転写開始タイミングとを同期させるために設けられる。
画像読取部15は、原稿画像の読み取りを行う装置である。また、この画像読取部15で、オペレータが自分だけの重送発生を示す画像を読み取ることができる。画像形成部16は、現像部25、転写極26、分離極27を備える(図2参照)。この画像形成部16は、画像読取部15で読み取られた画像の回転または拡大縮小等の処理を行った後、搬送手段14によって搬送される転写紙Pに電子写真方式によって画像を形成するようになされる。
超音波センサ17は、図2に示すように、搬送ローラ21とレジストローラ22との間の重送検知部(重送検知装置)U1に設けられている。また、図3は超音波センサの構成例を示す図である。
図3に示すように、超音波センサ17は送信回路31、送信器32、受信器33、受信回路34を備えている。信回路31は、所定周波数信号を発生する発振回路と、該所定周波数信号を増幅させる電力増幅回路とから構成されている。また、受信回路34は、振動エネルギーを電気信号に変換する共振回路と、受信信号を増幅する増幅回路と、増幅された信号を検波する整流回路と、受信信号と基準値とを比較する比較回路と、出力回路とから構成されている。
送信回路31から出力された所定周波数の電気信号は、送信器32に入力され、送信器32内のトランスジューサ(圧電素子)により音響エネルギー(超音波)に変換され、転写紙Pを介して受信器33に向かって放射される。送信器32から放出された超音波が転送路にある転写紙Pにより一部分が反射される。転写紙Pを通過した超音波が受信器33により受信され、受信器33内のトランスジューサ(圧電素子)により電気信号に変換され、受信回路34に入力される。受信回路34で、一枚の転写紙および重送時の転写紙を通過した後の減衰量と基準値とに基づいて転写紙の重送の有無を検知するようになされる。
排紙トレイ18は、排出された画像形成後の転写紙Pを受けるための装置である。この排紙トレイ18は、少なくとも一つのトレイを備える。この例では、複数のトレイを有している。また、排紙トレイ18には、各トレイ内に排出された転写紙Pの有無を検知する排紙検知センサ18sが配置されている。
また、画像形成装置100の重送検知部U1において、超音波センサ17の設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減するために、超音波センサ17の周囲の音波反射物に吸音材を配置するようになされる。図4は、第1の実施の形態の重送検知部の構成例を示す図である。
図4に示すように、重送検知部U1において、超音波センサ17の周囲の超音波反射物、例えば超音波送信器32側の搬送路24の下面およびローラ軸21Sの表面に吸音材37A,37Bが貼り付けられている。この場合、超音波センサの送信器、受信器の直径は20〜25mmであるため、吸音材37A,37Bは半径50mmの範囲内で配置される。吸音材37A,37Bは、表面に凹凸を有し、多孔性材料、例えば密度が25〜90kg/m3の範囲にあるものが望ましい。また、放電により発生するオゾンにより腐蝕を抑えるために、吸音材は耐オゾン特性を有するものが望ましい。この例では、多孔質ウレタンが用いられる。
また、ここで、搬送路24の上、下面に配置された吸音材37A,37Bの開口寸法は、搬送路24の開口寸法より小さくされている。なお、この場合、外乱を防止するために、受信器33側にカバー36が設けられている。このカバー36の内側に吸音材37Cを部分的に配置するようになされている。また、吸音材37A,37B,37Cの材質は同一とされる。
図5は、吸音材の透過量および反射量を測定する場合の超音波センサの設置状態を示す図である。図5(a)は、透過量測定する場合の設置状態である。この場合、図5(a)に示すように超音波センサ17の送信器32と受信器33との間に吸音材37を挿入し、吸音材37を透過した超音波の量を測定する。図5(b)は、反射量を測定する場合の設置状態である。この場合、図5(b)に示すように超音波センサ17の送信器32と受信器33とは吸音材37の同一側、吸音材の表面に対して斜めに設置され、吸音材37の表面から反射された超音波の量を測定する。
図6は、超音波吸音率の密度依存性を示す図である。図6に示すように、密度が25〜90kg/m3の範囲にある場合、吸音率が比較的に高いことが分かった。また、図7は、異なる吸音材の吸音率の測定結果を示す図である。図7に示す結果により、モルトプレンSC,SM−55,RSM、シール材SDおよび吸音フォームF−1の吸音率が高いことが分かった。このような吸音率が高い素材を吸音材として用いると、反射防止効果を向上することが可能となる。
このように本実施の形態においては、超音波センサ17の周囲の搬送路24の下面、ローラ軸21S、およびカバー36の内面局部に吸音材37A,37B,37Cを配置するようになされる。吸音材37A,37B,37Cは、表面に凹凸を有し、密度が25〜90kg/m3の範囲にある多孔性材料であり、また吸音材37Aの開口寸法は、搬送路24の開口寸法より小さくされている。
これにより、超音波センサ17周囲の板金等に直接に、または転写紙Pからの反射による照射された超音波が吸収され、これらの音波反射物からの反射が抑制されるため、超音波センサ17の設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができる。そのため、周囲を超音波反射物で囲まれ、より反射波の影響を受け易い位置でも超音波センサを設置することが可能となる。
また、吸音材は耐オゾン特性を有するため、放電により発生するオゾンにより腐蝕し難く、長寿命を図ることができる。また、密度が25〜90kg/m3の範囲にある吸音材を用いるため、吸音効果を向上することができる。
次に、図面を参照しながら、この発明の第2の実施の形態の重送検知装置およびそれを用いた画像形成装置について説明する。
第2の実施の形態の画像形成装置は、重送検知部(重送検知装置)を有し、重送検知手段としての超音波センサの送信器および受信器を円筒状の吸音材で囲まれるように配置することで、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができるようにしたものである。
第2の実施の形態の画像形成装置において、重送検知部の吸音材形状以外、上述した第1の実施の形態の画像形成装置100と同様な構成を有し、その詳細説明は省略する。
図8は、第2の実施の形態の重送検知部の構成例を示す図である。図8に示すように、重送検知部U2において、吸音材38A,38Bは円筒状に形成される。超音波センサの送信器32には吸音材38Aを配置し、また、受信器33には吸音材38Bを配置る。吸音材38A,38Bの一端には送信器32または受信器33が固定され、他端は円筒状吸音材の中心軸に対して所定角度αで形成された傾斜端面を有し、この傾斜端面を搬送路と接触させる。また、吸音材38A,38Bの開口寸法は搬送路の開口寸法より小さく形成される。また、吸音材38Aと吸音材38Bの材質は同一で、さらに吸音材38Aと吸音材38Bとの形状は対称形とされる。図9は、吸音材の形状を示す図である。図9に示すように、吸音材38A,38Bの傾斜端面は楕円形とされる。
このような円筒状吸音材38A,38Bを設けることにより超音波は周辺部品に照射することがなく、超音波センサ17の設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減できる。また、転写紙Pにより反射された反射波は円筒状吸音材の内表面により吸収されるため、反射波の影響を低減できる。
図10は、フィルタを配置した場合の例を示す図である。図10に示すように、重送検知部U2において、搬送路24の下方に配置されている送信器32に配置される吸音材38Aと搬送路24との間にフィルタ39が配置されている。このフィルタ39の厚さはλ/4以下とされる。ここで、λは超音波の波長である。このフィルタ39を設けることによって、搬送路24からの紙粉の進入を防ぐことができる。
このように本実施の形態においては、超音波センサ17の送信器32には円筒状の吸音材38Aを配置し、受信器33には円筒状の吸音材38Bを配置する。これにより、超音波センサ17の設置位置付近の部材への超音波照射をなくし、さらに、転写紙Pからの反射波を吸収することができるため、反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができる。そのため、周囲を超音波反射物で囲まれ、より反射波の影響を受け易い位置でも超音波センサ17を設置することが可能となる。またこの場合、搬送路に吸音材を貼り付ける必要がなく、センサ間隔を最小にすることができ、最大の受信可能な信号レベルを得ることができる。
また、送信器32に配置される吸音材38Aと搬送路24との間にフィルタ39を配置することにより、搬送路24からの紙粉の進入を防ぐことができる。
次に、図面を参照しながら、この発明の第3の実施の形態の重送検知装置およびそれを用いた画像形成装置について説明する。
第3の実施の形態の画像形成装置は、重送検知部(重送検知装置)を有し、重送検知手段としての超音波センサの送信器および受信器に円筒状の吸音材を配置すると共に、送信器表面の紙粉を清掃する清掃手段を備えることで、超音波センサの設置位置付近の音波反射物による反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができると共に、送信器表面に付着した紙粉を排除でき、紙粉による検知精度の低下を防ぐことができるようにしたものである。
第3の実施の形態の画像形成装置において、重送検知部の吸音材形状、および清掃手段を有すること以外、上述した第1の実施の形態の画像形成装置100と同様な構成を有し、その詳細説明は省略する。
図11は、第3の実施の形態の重送検知部の構成例1を示す図である。図11に示すように、重送検知部U3において、吸音材40A,40Bは円筒状に形成される。超音波センサの送信器32には吸音材40Aを配置し、また、受信器33には吸音材40Bを配置する。吸音材40A,40Bの一端には送信器32または受信器33が固定され、他端は円筒状吸音材の中心軸に対して所定角度で形成された傾斜端面を有し、この傾斜端面を搬送路と接触させる。また、吸音材40A,40Bの開口寸法は搬送路の開口寸法より小さく形成される。
また、送信器32側の吸音材40Aに紙粉を排除するためのスリット41が設けられる。このスリット41は円孔または長孔とされる。また、超音波センサ17の送信器32の表面の紙粉を清掃する清掃手段としての送風装置42が設けられている。送信器32の表面の紙粉を清掃する際に、この送風装置42を送風させ、風は吸音材40A上のスリット41を通過することで、送信器32の表面に付着した紙粉が他端から排除される。
図12は、第3の実施の形態の重送検知部の構成例2を示す図である。図12に示すように、重送検知部U3において、送信器32側の吸音材40Aに紙粉を排除するためのスリット41が設けられる。このスリット41は円孔または長孔とされる。また、超音波センサ17の送信器32の表面の紙粉を清掃する清掃手段としての吸引装置43が設けられている。送信器32の表面の紙粉を清掃する際に、この吸引装置43を動作させ、吸音材40Aのスリット41から空気を吸引することによって、吸音材40A上のスリット41で吸引気流が形成され、送信器32の表面の紙粉が吸引装置43側のスリット41から排除される。
図13は、第3の実施の形態の重送検知部の構成例3を示す図である。図13に示すように、重送検知部U3において、送信器32側の吸音材40Aに紙粉を排除するためのスリット41が設けられる。このスリット41は円孔または長孔とされる。また、超音波センサ17の送信器32の表面の紙粉を清掃する清掃手段としての清掃ブラシ44が設けられている。清掃ブラシ44の駆動源は、ソレノイド45である。なお駆動源としてモータを用いてもよい。
送信器32の表面の紙粉を清掃する際に、ソレノイド45により清掃ブラシ44を駆動することによって送信器32の表面の紙粉が他端から排除される。
このように本実施の形態においては、送信器32には吸音材40Aを配置し、受信器33には吸音材40Bを配置する。さらに送信器32の表面の紙粉を清掃する清掃手段、例えば送風装置42、吸引装置43または清掃ブラシ44を備え、かつ搬送路24に対して下部位置に設置される送信器32に配置される吸音材40Aには紙粉を排除するためのスリット41が設けられる。
これにより、超音波センサ17の設置位置付近の部材への超音波照射をなくし、さらに、転写紙からの反射波を吸収することができるため、反射波の影響を低減でき、重送の検知精度を向上することができると共に、超音波センサ(送信器または受信器)表面に付着した紙粉を排除でき、紙粉による検知精度の低下を防ぐことができる。
なお、上述した第2、第3の実施の形態においては、円筒状吸音材38A,38Bおよび40A,40Bは送信器32または受信器33に固定されているものであるが、これに限定されるものではない。円筒状吸音材を脱着できるようにしてもよい。
図14は、脱着可能な円筒状吸音材の構成例を示す図である。図14(a)は、吸音材側の構成を示している。図14(a)に示すように、吸音材46の下部に樹脂部47を設け、この樹脂部47に位置固定用ボール48を設けている。図14(b)は、受け側に構成を示している。図14(b)に示すように、受け側の内壁に位置固定用ボール48を嵌め込む凹部50を設けている。図14(c)は、装着状態を示している。このような構成を用いた場合、紙粉の清掃および吸音材の交換が容易にできる。
また、上述した第2、第3の実施の形態においては、超音波センサ17の送信器32および受信器33を円筒状吸音材38A,38Bおよび40A,40Bを配置するものであるが、これに限定されるものではない。例えば送信器32のみを円筒状吸音材38Aまたは40Aを配置するようにしてもよい。
この発明は、複数の転写紙を積載する給紙部から一枚ずつ搬送されてきた転写紙上に画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置の転写紙重送の検出に適用して極めて好適である。
第1の実施の形態の画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。 超音波センサの取り付け位置例を示す図である。 超音波センサの構成例を示す図である。 第1の実施の形態の重送検知部の構成例を示す図である。 吸音材の透過量および反射量の測定状態を示す図である。 吸音材の吸音率の密度依存性を示す図である。 異なる吸音材の吸音率を示す図である。 第2の実施の形態の重送検知部の構成例を示す図である。 吸音材の形状を示す図である。 フィルタを配置した場合の構成例を示す図である。 第3の実施の形態の重送検知部の構成例1を示す図である。 第3の実施の形態の重送検知部の構成例2を示す図である。 第3の実施の形態の重送検知部の構成例3を示す図である。 脱着可能な円筒状吸音材の構成例を示す図である。
符号の説明
17 超音波センサ(重送検知手段)
24 搬送路
31 送信回路
32 送信器
33 受信器
34 受信回路
35 記憶手段
37A,37B,37C,38A,38B,40A,40B 吸音材
39 フィルタ
41 スリット
42 送風装置
43 吸引装置
44 清掃ブラシ
45 ソレノイド
100 画像形成装置
P 転写紙
U1,U2,U3 重送検知部(重送検知装置)

Claims (14)

  1. 転写紙搬送路を挟んで対向させた超音波センサの送信器から受信器へ超音波を送信し、前記送信器と受信器間を転写紙が通過した時の減衰による出力信号を重送検知用の閾値と比較して重送を検知する重送検知装置であって、
    円筒状に形成され、前記送信器または/および受信器を囲むように配置される吸音材を備え、
    前記吸音材の一端には前記送信器または前記受信器が固定され、他端は円筒状吸音材の中心軸に対して所定角度で形成された傾斜端面を有し、該傾斜端面は楕円形であり、前記傾斜端面を前記転写紙搬送路と接触させる
    ことを特徴とする重送検知装置。
  2. 前記傾斜端面の開口寸法は、前記搬送路の超音波通過穴サイズ以下である
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  3. 前記送信器に配置される前記吸音材と前記受信器に配置される前記吸音材の形状は対称形である
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  4. 前記吸音材は脱着可能な構造を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  5. 前記超音波センサ表面の紙粉を清掃する清掃手段をさらに備え、
    前記搬送路に対して下部位置に設置される前記送信器または受信器に配置される吸音材には前記紙粉を排除するためのスリットが設けられる
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  6. 前記清掃手段は、前記吸音材の近傍に配置され、該吸音材に向けて送風もしくは吸引する装置である
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  7. 前記清掃手段は、清掃部材を動かし前記超音波センサ表面の紙粉を清掃する清掃機構を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  8. 前記清掃手段の駆動源は、モータもしくはソレノイドである
    ことを特徴とする請求項に記載の重送検知装置。
  9. 前記吸音材は、耐オゾン特性を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の重送検知装置。
  10. 前記吸音材の密度は25〜90kg/m3の範囲にある
    ことを特徴とする請求項1に記載の重送検知装置。
  11. 前記送信器および受信器、もしくは前記送信器の周囲の各部材に配置される吸音材は同一材質のものを用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の重送検知装置。
  12. 転写紙搬送路を挟んで対向させた超音波センサの送信器から受信器へ超音波を送信し、前記送信器と受信器間を転写紙が通過した時の減衰による出力信号を重送検知用の閾値と比較して重送を検知する重送検知装置であって、
    円筒状に形成され、前記送信器または/および受信器を囲むように配置される吸音材を備え、
    前記吸音材の開口面と前記搬送路の間に紙粉の進入を防ぐためのフィルタを有し、前記フィルタの厚さは前記超音波センサが発生する超音波波長の1/4以下である
    ことを特徴とする重送検知装置。
  13. 転写紙搬送路を挟んで対向させた超音波センサの送信器から受信器へ超音波を送信し、前記送信器と受信器間を転写紙が通過した時の減衰による出力信号を重送検知用の閾値と比較して重送を検知する重送検知部を有し、任意の画像データに基づいて前記転写紙に画像を形成する画像形成装置において、
    円筒状に形成され、前記重送検知部の送信器または/および受信器を囲むように配置される吸音材を備え
    前記吸音材の一端には前記送信器または前記受信器が固定され、他端は円筒状吸音材の中心軸に対して所定角度で形成された傾斜端面を有し、該傾斜端面は楕円形であり、前記傾斜端面を前記転写紙搬送路と接触させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 転写紙搬送路を挟んで対向させた超音波センサの送信器から受信器へ超音波を送信し、前記送信器と受信器間を転写紙が通過した時の減衰による出力信号を重送検知用の閾値と比較して重送を検知する重送検知部を有し、任意の画像データに基づいて前記転写紙に画像を形成する画像形成装置において、
    円筒状に形成され、前記重送検知部の送信器または/および受信器を囲むように配置される吸音材を備え
    前記吸音材の開口面と前記搬送路の間に紙粉の進入を防ぐためのフィルタを有し、前記フィルタの厚さは前記超音波センサが発生する超音波波長の1/4以下である
    ことを特徴とする画像形成装置。
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