JP4258284B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子辞書や携帯電話機などの折畳可能な電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、折畳式の携帯電話機においては、キー入力部および表示部を有する機器本体にカバーをヒンジ部によって開閉可能に連結し、このカバーの内面に、機器本体のキー入力部および表示部に対応する個所を除いて、スペーサとして機能する凸部を設け、この凸部によってカバーの剛性を高めた構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3031456号(P3031456)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献1の携帯電話機では、機器本体にカバーを重ねて閉じた状態で、カバー全体に外部から大きな圧力が加わると、カバー全体が歪んで、カバーが機器本体に当接することにより、カバーや機器本体が破損したり、あるいは機器本体のキー入力部および表示部が破損したりするなどの問題がある。
【0005】
この発明の課題は、上部ケースと下部ケースとを重ね合わせた状態で、その上面よりも広い面で圧力が加わっても、その圧力によって各ケースが歪んだり破損したりしないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図5、図8、図9に示すように、上部ケース(1、30)と下部ケース(2、31)とがヒンジ部(3、32)によって開閉可能に連結されて互いに重なり合った状態で閉じる電子機器において、前記上部ケースと前記下部ケースとの各隅部に、前記上部ケースと前記下部ケースとが重なり合ったときに互いに対応して当接する複数の金属製の補強部材(6、7)を、前記上部ケースと前記下部ケースとにそれぞれ貫通させて設けたことを特徴とする電子機器である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、図4および図5に示すように、前記上部ケース(1)と前記下部ケース(2)とのうち、少なくとも上部ケースの外面に、ブリッジ状の金属プレート(15、16)が前記補強部材(6、7)に保持された状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である
【0010】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、図1〜図3を参照して、この発明の電子機器を電子辞書に適用した第1実施形態について説明する。
図1はこの発明の電子辞書の使用状態における斜視図、図2はその電子辞書を閉じた状態の平面図、図3は図2のA−A矢視における要部の拡大断面図である。
この電子辞書は、上部ケース1と下部ケース2とをヒンジ部3によって回動可能に連結し、この状態でヒンジ部3を中心に上部ケース1と下部ケース2とを相対的に回動させて閉じると、上部ケース1と下部ケース2とが互いに重なり合うように構成されている。
【0011】
この場合、下部ケース2に対向する上部ケース1の内面には、図1に示すように、表示部4が設けられている。この表示部4は、液晶表示素子やEL表示素子(エレクトロルミネッセンス表示素子)などの平面型の表示素子からなり、電気光学的に情報を表示するように構成されている。また、この上部ケース1に対向する下部ケース2の内面には、図1に示すように、キー入力部5が設けられている。このキー入力部5は、文字キー、カーソルキー、ファンクションキーなどの辞書機能に必要な各種のキーを備え、これら各キーの上面が下部ケース2の内面(図1では上面)から少し突出して設けられた構成になっている。
【0012】
また、上部ケース1および下部ケース2の各四隅には、図1〜図3に示すように、複数の金属製の補強部材6、7がそれぞれ設けられている。これら複数の補強部材6、7は、図3に示すように、それぞれ剛性の高い金属からなり、円柱部8の上端と下端とにそれぞれ平板部9が一体に形成された構造になっている。この場合、複数の補強部材6、7のうち、上部ケース1の四隅に位置する4つの補強部材6は、図3に示すように、それぞれ各円柱部8が上部ケース1の四隅に埋め込まれ、この状態で各平板部9がそれぞれ上部ケース1の内面(図3では下面)および外面(同図では上面)に露出した状態で設けられている。
【0013】
また、下部ケース2の四隅に位置する4つの補強部材7は、上部ケース1の補強部材6と同様、それぞれ各円柱部8が下部ケース2の四隅に埋め込まれ、この状態で各平板部9がそれぞれ下部ケース2の内面(図3では上面)および外面(同図では下面)に露出した状態で設けられている。そして、上部ケース1の各補強部材6と下部ケース2の各補強部材7とは、図3に示すように、上部ケース1と下部ケース2とが重なり合って閉じたときに、上部ケース1と下部ケース2の各内面に露出した各平板部9が互いに対向して当接することにより、上下に対応する各円柱部8の中心軸がほぼ一致するように構成されている。
【0014】
この場合、上部ケース1の内面に露出した補強部材6の平板部9と下部ケース2の内面に露出した補強部材7の平板部9とは、円柱部8同士がその中心軸をほぼ一致させて対応した状態で互いに当接することにより、下部ケース2に設けられたキー入力部5の各キーが上部ケース1の内面および表示部4に接触しないように、上部ケース1の内面と下部ケース2の内面との間に所定の隙間Sを形成するように構成されている。
【0015】
このような電子辞書では、ヒンジ部3を中心に上部ケース1と下部ケース2とを相対的に回動させて開くと、図1に示すように、上部ケース1の表示部4と下部ケース2のキー入力部5とが露呈するので、表示部4に表示された情報を見ながらキー入力部5をキー操作することができ、これにより電子辞書として良好に使用することができる。また、使用しないときには、ヒンジ部3を中心に上部ケース1と下部ケースとを相対的に回動させて閉じると、図2および図3に示すように、上部ケース1と下部ケース2とが互いに重なり合うので、機器全体がコンパクトになり、これにより良好に携帯することができる。
【0016】
この場合、上部ケース1と下部ケース2とが重ね合わされると、図3に示すように、上部ケース1と下部ケース2との各四隅に設けられた金属製の補強部材6、7の各平板部9が互いに対応して当接するので、互いに当接した2つの平板部9の厚みによって、下部ケース2に設けられたキー入力部5の各キーが上部ケース1の内面および表示部4に接触しないように、上部ケース1の内面(図3では下面)と下部ケース2の内面(同図では上面)との間に所定の隙間Sを確実に保つことができる。
【0017】
この状態で、図3に示すように、下部ケース2を下にして卓上などの載置面10に載置し、上部ケース1の上方からその上面よりも広い面積で圧力が加わった場合には、上部ケース1と下部ケース2との各四隅にそれぞれ設けられた金属製の補強部材6、7の各円柱部8同士がその中心軸をほぼ一致させた状態で対応しているので、この対応した複数の補強部材6、7によって外部からの圧力を分散して受け止めることができる。このため、外部からの圧力が上部ケース1および下部ケース2に直接加わることがないので、上部ケース1および下部ケース2が歪むことがない。これにより、上部ケース1の表示部4および下部ケース2のキー入力部5が相互に当接して破損することがないばかりか、上部ケース1および下部ケース2の破損をも防ぐことができ、これにより各ケース1、2を良好に保護することができる。
【0018】
[第2実施形態]
次に、図4および図5を参照して、この発明を電子辞書に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、上部ケース1と下部ケース2との両方の各外面に、ブリッジ状の金属プレート15、16をそれぞれ設けた構造で、これ以外は第1実施形態と同じ構造になっている。
【0019】
すなわち、上部ケース1の外面に配置される金属プレート15は、図4および図5に示すように、その中央部が上部ケース1の外面(図4では上面)から離れる上方向に向けて凸となる凸形状に形成され、上部ケース1の外面と対応する四隅に補強部材6の平板部9が嵌合する嵌合凹部15aがそれぞれ形成され、これら嵌合凹部15aに補強部材6の平板部9が嵌合して保持されるように構成されている。この場合、各嵌合凹部15aは、その深さが補強部材6の平板部9よりも少し浅く形成され、これにより補強部材6の平板部9が嵌合しても金属プレート15が上部ケース1の外面に直接接触しないように構成されている。
【0020】
また、下部ケース2の外面に配置される金属プレート16は、図4および図5に示すように、その中央部が下部ケース2の外面(図4では下面)から離れる下方向に向けて凸となる凸形状に形成され、下部ケース2の外面と対応する四隅に補強部材7の平板部9が嵌合する嵌合凹部16aがそれぞれ形成され、これら嵌合凹部16aに補強部材7の平板部9が嵌合して保持されるように構成されている。この場合にも、各嵌合凹部16aは、その深さが補強部材7の平板部9よりも少し浅く形成され、これにより補強部材7の平板部9が嵌合しても金属プレート16が下部ケース2の外面に直接接触しないように構成されている。
【0021】
このような電子辞書では、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、特に上部ケース1と下部ケース2とを重ね合わせて閉じた上、図4および図5に示すように、上部ケース1の外面(図5では上面)に設けられたブリッジ状の金属プレート15を上側にし、下部ケース2の金属プレート16を卓上などの載置面10に載置し、この状態で上側の金属プレート15に、その上面にそれよりも広い面で圧力が加わっても、また図4に示すように、その圧力が上側の金属プレート15の上面に部分的に加わっても、上下の各金属プレート15、16が変形しないため、これら各金属プレート15、16によって上下の各ケース1、2を保護することができる。
【0022】
また、このときには、各金属プレート15、16の各嵌合凹部15a、16aが上下の各補強部材6、7の各平板部9に嵌合した状態で、各金属プレート15、16が各補強部材6、7に保持されているので、各金属プレート15、16に加わった圧力を複数の補強部材6、7に分散させることができる。このため、第1実施形態と同様、外部からの圧力が上部ケース1および下部ケース2に直接加わることがないので、上部ケース1および下部ケース2が歪んだり破損したりせず、各ケース1、2を確実に保護することができる。
【0023】
[第3実施形態]
次に、図6および図7を参照して、この発明を電子辞書に適用した第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子辞書は、上部ケース1と下部ケース2との各周縁部に金属製の補強部材20、21をヒンジ部3に対応する個所を除いて連続させて設けた構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0024】
すなわち、上部ケース1の補強部材20は、図7に示すように、上部ケース1の周縁部の上面から側面に亘って設けられた上部補強片22と、上部ケース1の周縁部の下面から側面に亘って設けられた下部補強片23とからなり、これら上部補強片22の下端部と下部補強片23の上端部とが上部ケース1の側面において互いに当接するように構成されている。これにより、補強部材20は、その全体が断面コ字形状に形成され、ヒンジ部3に対応する縁部を除いて、上部ケース1の手前側および左右両側の各縁部に連続して嵌め込まれている。この場合、上部ケース1の周縁部には、補強部材20の肉厚よりも浅い凹部24が設けられており、これにより補強部材20は、上部ケース1の上面側および下面側に少し突出した状態で上部ケース1の縁部に設けられている。
【0025】
また、下部ケース2の補強部材21も、上述した上部ケース1の補強部材20と同様、下部ケース2の周縁部の上面から側面に亘って設けられた上部補強片25と、下部ケース2の周縁部の下面から側面に亘って設けられた下部補強片26とからなり、これら上部補強片25の下端部と下部補強片26の上端部とが下部ケース2の側面において互いに当接するように構成されている。これにより、補強部材21も、その全体が断面コ字形状に形成され、ヒンジ部3に対応する縁部を除いて、下部ケース2の手前側および左右両側の各縁部に連続して嵌め込まれている。この場合にも、下部ケース2の周縁部には、補強部材21の肉厚よりも浅い凹部27が設けられており、これにより補強部材21は、下部ケース2の上面側および下面側に少し突出した状態で下部ケース2の縁部に設けられている。
【0026】
この場合、上部ケース1の補強部材20と下部ケース2の補強部材21とは、図7に示すように、上部ケース1と下部ケース2とが互いに重なり合って閉じた状態のときに、上部ケース1と下部ケース2とが互いに対向する面、つまり上部ケースの下面に位置する下部補強片23と、下部ケース2の上面に位置する上部補強片25とが互いに対応して当接し、これにより下部ケース2に設けられたキー入力部5の各キーが上部ケース1の内面および表示部4に接触しないように、上部ケース1の下面と下部ケース2の上面との間に所定の隙間Sを形成するように構成されている。
【0027】
このような電子辞書においても、第1実施形態とほぼ同様の効果があるほか、特に上部ケース1と下部ケース2とを重ね合わせると、図7に示すように、上部ケース1と下部ケース2との各周縁部に嵌め込まれた金属製の補強部材20、21の下部補強片23と上部補強片25とが互いに対応して当接するので、下部ケース2に設けられたキー入力部5の各キーが上部ケース1の内面および表示部4に接触しないように、上部ケース1の内面と下部ケース2の内面との間に所定の隙間Sを確実に保つことができる。
【0028】
この状態で、図7に示すように、下部ケース2を下にして卓上などの載置面10に載置し、上部ケース1の上面全体にそれよりも広い面で圧力が加わった場合には、上部ケース1と下部ケース2との各周縁部にそれぞれ嵌め込まれた金属製の補強部材20、21によって外部からの圧力を受け止めることができる。このため、第1実施形態と同様、外部からの圧力が上部ケース1および下部ケース2に直接加わることがないので、上部ケース1および下部ケース2が歪むことがない。これにより、上部ケース1の表示部4および下部ケース2のキー入力部5が相互に当接して破損することがないばかりか、上部ケース1および下部ケース2の破損をも防ぐことができる。
【0029】
また、この電子辞書では、上部ケース1と下部ケース2との各周縁部に補強部材20、21を嵌め込んだ構造であるから、第1実施形態のように補強部材6、7を各ケース1、2の四隅に埋め込む必要がないため、上部ケース1および下部ケース2内に組み込まれる電子部品が制約を受けることがなく、これにより実装構造が容易で、その自由度も高く、しかも上部ケース1と下部ケース2との各周縁部に補強部材20、21を連続して設けているので、外観的にもデザイン的にも、好ましいものを得ることができる。
【0030】
なお、上記第3実施形態では、上部ケース1と下部ケース2との各周縁部に補強部材20、21を連続させて設けた場合について述べたが、必ずしも補強部材20、21を連続させて設ける必要はなく、上部ケース1と下部ケース2との各周縁部に補強部材20、21を部分的に設けた構造でも良い。
【0031】
[第4実施形態]
次に、図8および図9を参照して、この発明を携帯電話機に適用した第4実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この携帯電話機は、縦長の長方形状の上部ケース30とこれとほぼ同じ形状の下部ケース31とをヒンジ部32によって回動可能に連結し、この状態でヒンジ部32を中心に上部ケース30と下部ケース31とを相対的に回動させて閉じると、上部ケース30と下部ケース31とが互いに重なり合うように構成されている。
【0032】
この場合にも、上部ケース30の内面には、図8に示すように、液晶表示素子やEL表示素子(エレクトロルミネッセンス表示素子)などの平面型の表示素子からなる表示部4が設けられており、この上部ケース30におけるヒンジ部33と反対側に位置する端部には、アンテナ34が出没可能に設けられている。また、下部ケース31の内面には、図8に示すように、ダイヤルキー、カーソルキー、ファンクションキーなどの電話機能に必要な各種のキーを備えたキー入力部5が設けられている。また、上部ケース30および下部ケース31の各四隅には、第1実施形態と同様、金属製の補強部材6、7がそれぞれ設けられている。
【0033】
この補強部材6、7は、第1実施形態と同様、それぞれ剛性の高い金属からなり、円柱部8の上端と下端とにそれぞれ平板部9が一体に形成された構造になっている。この場合にも、上部ケース30の内面に露出した補強部材6の平板部9と下部ケース2の内面に露出した補強部材7の平板部9とは、円柱部8同士がその中心軸をほぼ一致させた状態で互いに対応して当接することにより、下部ケース31に設けられたキー入力部5の各キーが上部ケース30の内面および表示部4に接触しないように、上部ケース30の内面と下部ケース31の内面との間に所定の隙間Sを形成するように構成されている。
【0034】
このような携帯電話機では、ヒンジ部32を中心に上部ケース30と下部ケース31とを相対的に回動させて開くと、図8に示すように、上部ケース30の表示部4と下部ケース31のキー入力部5とが露呈するので、表示部4に表示された情報を見ながらキー入力部5をキー操作することができ、これにより携帯電話機として良好に使用することができる。また、使用しないときには、ヒンジ部32を中心に上部ケース30と下部ケースとを相対的に回動させて閉じると、図9に示すように、上部ケース30と下部ケース31とが互いに重なり合うので、機器全体がコンパクトになり、これにより良好に携帯することができる。
【0035】
この場合、図9に示すように、上部ケース30と下部ケース31とが重ね合わされると、上部ケース30と下部ケース31との各四隅に設けられた金属製の補強部材6、7の各平板部9が互いに対応して当接するので、第1実施形態と同様、互いに当接した2つの平板部9の厚みによって、下部ケース31に設けられたキー入力部5の各キーが上部ケース30の内面および表示部4に接触しないように、上部ケース30の内面(図9では上面)と下部ケース31の内面(同図では下面)との間に所定の隙間Sを確実に保つことができる。
【0036】
この状態で、図9に示すように、下部ケース31を下にして卓上などの載置面10に載置し、上部ケース30の上面全体にそれよりも広い面で圧力が加わった場合には、上部ケース30と下部ケース31との各四隅にそれぞれ設けられた金属製の補強部材6、7の各円柱部8同士が対応しているので、この対応した複数の補強部材6、7によって外部からの圧力を分散して受け止めることができる。このため、第1実施形態と同様、外部からの圧力が上部ケース30および下部ケース31に直接加わることがないので、上部ケース30および下部ケース31が歪むことがない。これにより、上部ケース30の表示部4および下部ケース31のキー入力部5が相互に当接して破損することないばかりか、上部ケース30および下部ケース31の破損をも防ぐことができ、これにより各ケース30、31を良好に保護することができる。
【0037】
なお、上記第4実施形態では、上部ケース30と下部ケース31との各四隅に金属製の補強部材6、7を設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば図4および図5に示した第2実施形態のように、上部ケース30と下ケース31との各外面に金属プレート15、16を各補強部材6、7に保持させた状態でそれぞれ設けた構造でも良く、また図6および図8に示した第3実施形態のように、上部ケース30と下ケース31との各縁部に断面コ字形状の金属製の補強部材20、21をヒンジ部32側を除いて嵌め込んだ構造でも良い。このようないずれの構造においても、第2、第3実施形態と同様の作用効果がある。
【0038】
また、上記第1〜第4実施形態では、電子辞書または携帯電話機に適用した場合について述べたが、これに限らず、例えば電子手帳やPDA(パーソナル・デジタル・アイスタント)などの折畳式の電子機器にも広く適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、上部ケースと下部ケースとがヒンジ部によって開閉可能に連結されて互いに重なり合った状態で閉じる電子機器において、上部ケースと下部ケースとの各隅部に、上部ケースと下部ケースとが重なり合ったときに互いに対応して当接する複数の金属製の補強部材を上部ケースと下部ケースとにそれぞれ貫通させて設けたので、上部ケースと下部ケースとを重ね合わせた状態で、上部ケースと下部ケースとの各隅部にそれぞれ貫通して設けられた複数の金属製の補強部材が互いに対応して当接するので、この状態で上面全体にそれよりも広い面で外部から圧力が加わった場合、複数の補強部材によって外部からの圧力を分散して受け止めることができる。このため、外部からの圧力が上部ケースおよび下部ケースに直接加わることがないので、上部ケースおよび下部ケースが歪んだり破損したりせず、各ケースを良好に保護することができる。
【0040】
この場合、上部ケースと下部ケースとのうち、少なくとも上部ケースの外面に、ブリッジ状の金属プレートを補強部材に保持させた状態で設けたことにより、上部ケースと下部ケースとを重ね合わせて、上部ケースの外面に設けられたブリッジ状の金属プレートを上面側に位置させ、この状態で金属プレートの上面全体にそれよりも広い面で圧力が加わっても、また部分的に圧力が加わっても、ブリッジ状の金属プレートによって外部からの圧力を受け止めることができると共に、その圧力を複数の補強部材に分散させることができる。このため、金属プレートによって少なくとも上部ケースを保護することができると共に、外部からの圧力が上部ケースおよび下部ケースに直接加わることがないので、上部ケースおよび下部ケースが歪んだり破損したりせず、より一層、確実に各ケースを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子辞書に適用した第1実施形態において上部ケースと下部ケースとを開いた状態の外観斜視図。
【図2】図1の電子辞書を閉じた状態の平面図。
【図3】図2のA−A矢視における要部の拡大断面図。
【図4】この発明を電子辞書に適用した第2実施形態において上部ケースと下部ケースとを閉じた状態の斜視図。
【図5】図4の分解斜視図。
【図6】この発明を電子辞書に適用した第3実施形態において上部ケースと下部ケースとを閉じた状態の斜視図。
【図7】図6のB−B矢視における要部の拡大断面図。
【図8】この発明を携帯電話機に適用した第4実施形態において上部ケースと下部ケースとを開いた状態の外観斜視図。
【図9】図8の携帯電話機を閉じた状態において要部を示した側面図。
【符号の説明】
1、30 上部ケース
2、31 下部ケース
3、32 ヒンジ部
4 表示部
5 キー入力部
6、7、20、21 補強部材
8 円柱部
9 平板部
10 載置面
15、16 金属プレート
15a、16a 嵌合凹部

Claims (2)

  1. 上部ケースと下部ケースとがヒンジ部によって開閉可能に連結されて互いに重なり合った状態で閉じる電子機器において、
    前記上部ケースと前記下部ケースとの各隅部に、前記上部ケースと前記下部ケースとが重なり合ったときに互いに対応して当接する複数の金属製の補強部材を、前記上部ケースと前記下部ケースとにそれぞれ貫通させて設けたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記上部ケースと前記下部ケースとのうち、少なくとも上部ケースの外面には、ブリッジ状の金属プレートが前記補強部材に保持された状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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