JP2004198472A - 表示装置及びそれを用いた情報機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な画像を得ることができる回動可能な複数の表示モジュールを有した表示装置及びそれを用いた情報機器を提供する。
【解決手段】第1、第2表示モジュール11、12はヒンジ部13により、液晶表示パネルや有機EL表示パネルから成る表示パネル21、22を外側に向けて折り畳み可能になっており、第1、第2表示モジュール11、12の裏面上に配された回動軸13aを中心に第1、第2表示モジュール11、12が相対的に180゜回動して開かれる。この時、ヒンジ部13が表示画面側に露出しない。
【選択図】 図4
【解決手段】第1、第2表示モジュール11、12はヒンジ部13により、液晶表示パネルや有機EL表示パネルから成る表示パネル21、22を外側に向けて折り畳み可能になっており、第1、第2表示モジュール11、12の裏面上に配された回動軸13aを中心に第1、第2表示モジュール11、12が相対的に180゜回動して開かれる。この時、ヒンジ部13が表示画面側に露出しない。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等が配された表示モジュールを有する表示装置及び情報機器に関し、特に回動可能な複数の表示モジュールを有する表示装置及び情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルを一の面に設けた複数の表示モジュールを連結した従来の表示装置は特許文献1、2に開示されている。これらの表示装置は各表示モジュールをヒンジ部により回動可能に連結して折り畳み可能になっており、折り畳まれた表示モジュールを開いて画像が視認可能になる。これにより、安価な小型の表示モジュールを用いて低コストで大画面を得ることができるとともに、収納時の省スペース化を図ることができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−93125号公報(第2頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−42350号公報(第2頁−第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の表示装置によると、ヒンジ部の回動軸が表示面側に設けられるため、複数の表示モジュールを開いて一画面を形成した際に各液晶表示パネル間にヒンジ部が視認される。このため、良好な画像を得ることができない問題があった。
【0005】
本発明は、良好な画像を得ることができる回動可能な複数の表示モジュールを有した表示装置及びそれを用いた情報機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の表示装置及び情報機器は、画像を表示する表示パネルを表面に配した第1、第2表示モジュールを備え、前記表示パネルの表面よりも裏面側に回動軸を有するヒンジ部により第1、第2表示モジュールを回動可能に連結したことを特徴としている。
【0007】
この構成によると、第1、第2表示モジュールはヒンジ部により、液晶表示パネルや有機EL表示パネルから成る表示パネルを外側に向けて折り畳み可能になっており、表示パネルの裏面側に配された回動軸を中心に第1、第2表示モジュールが回動して開かれる。回動軸を第1、第2表示モジュールの裏面上または裏面から外側に離れた位置に配すると、第1、第2表示モジュールを互いの背面が対向する位置まで折り畳むことができる。
【0008】
回動して同一面上に配された複数の表示パネルにより一画像を表示できるようにすると小型の第1、第2表示モジュールにより大画面を得ることができる。この時、画素が配列された表示領域の縁端と、回動により隣接する第1、第2表示モジュールの縁端との距離を10μm〜500μmにするとより望ましい。
【0009】
また本発明は、上記構成の情報機器において、第1筐体の外面側に第1表示モジュールを配置するとともに内面側に第2表示モジュールを配置して、第1、第2筐体を開いた際に第1表示モジュールを第2表示モジュールに隣接して配置できる携帯電話機から成ることを特徴としている。
【0010】
この構成によると、第1、第2筐体を折り畳んだ際には第1表示モジュールにより画像を表示し、第1、第2筐体が開かれると第2表示モジュールにより画像を表示することができるとともに、第1、第2表示モジュールを開いて大画面による画像を表示することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。携帯電話機1は、筐体用ヒンジ部4により第1、第2筐体2、3が折り畳み可能に連結されている。第1筐体2の上部には信号の送受信を行うアンテナ5が設けられる。
【0012】
第1筐体2の外面側には、文字や画像から成る情報を表示して第1、第2筐体2、3を折り畳んだ状態で視認できる第1表示モジュール11が配されている。
第1筐体2の内面側には、情報を表示して第1、第2筐体2、3を開いた状態で視認できる第2表示モジュール12が配されている。第1、第2表示モジュール11、12は詳細を後述するように回動可能に連結され、表示装置10を構成している。
【0013】
図2、図3は携帯電話機1を開いた状態の内面側及び外面側を示す正面図である。第2筐体3には電源キー、通話キー、入力キー等の操作キー6が設けられる。操作キー6の操作によって第2表示モジュール12に電話番号や設定メニュー等が表示されるようになっている。
【0014】
図4〜図6はそれぞれ表示装置10を示す上面図、正面図及び背面図である。
第1、第2表示モジュール11、12は表面に液晶表示パネルや有機EL表示パネル等から成る表示パネル21、22が設けられる。表示パネル21、22の背面に表示パネル21、22の駆動回路やバックライト等を備えた機構部23、24が配されている。
【0015】
第1、第2表示モジュール11、12は背面に取り付けられた表示装置用ヒンジ部13によって回動可能に連結されている。表示装置用ヒンジ部13の回動軸13aは第1、第2表示モジュール11、12の背面11a、12a上に設けられている。
【0016】
このため、図7に示すように、第1、第2表示モジュール11、12の背面11a、12aが密着して表示装置10を折り畳むことができるとともに、第1表示モジュール11を180゜回動して表示パネル21、22を同一平面上に配置することができる。
【0017】
これにより、図9に示すように携帯電話機1の表示画面を拡大し、表示される情報量が増加して利便性を向上させることができる。この時、第1、第2表示モジュール11、12から成る表示画面の間に表示装置用ヒンジ部13が露出しないため、境界部分による視認性の低下を抑制して良好な画像を得ることができる。
【0018】
回動軸13aは第1、第2表示モジュール11、12の背面11a、12aから外側に離れた位置に配置してもよい。このようにしても、第1表示モジュール11を180゜回動して表示装置10を折り畳むとともに表示パネル21、22を同一平面上に配置することができる。
【0019】
また、第2表示モジュール12の背面12aには開口部12b、12cが形成され、第1表示モジュール11の背面11aには開口部11bが形成される。開口部12cには機構部24に設けられた駆動基板(不図示)に接続されるフレキシブル基板26が挿通される。開口部11b、12cには機構部24、25に設けられた駆動基板間を接続するフレキシブル基板25が挿通される。
【0020】
これにより、表示パネル21、22が制御され、第1、第2表示モジュール11、12を開いた際に表示パネル21、22によって一画面を形成可能になっている。このため、画像等から成る一画面の情報を大画面で視認することが可能となり、携帯電話機1の利便性がより向上する。
【0021】
また、フレキシブル基板25が第1、第2表示モジュール11、12の背面側を通るため、携帯電話機1を折り畳んだ通常使用時にフレキシブル基板25が露出しない。従って、フレキシブル基板25に対する引っ掻き傷等による携帯電話機1の信頼性低下を防止することができる。
【0022】
また、表示パネル21、22はマトリクス状に配列された画素から成る表示領域21a、22aと、表示領域21a、22aの周囲に形成される縁部21b、22bとを有する。図8は図5のA部の拡大図である。表示装置10を開いた際に隣接する表示パネル21、22の端面21c、22c(21cは不図示)と表示領域21a、22aの縁端との距離Bは500μm以下に形成されている。
【0023】
距離Bが500μmを超えると表示装置10を開いた際に1mmを超える幅の非表示部が中央部に形成されるため、良好な画像を得ることができない。また、距離Bが10μmよりも狭くなると、表示パネル21、22の周囲に配されるシール部の防湿性が維持できない場合が生じて信頼性が低下する。
【0024】
このため、距離Bを10μm〜500μmにするとよい。このような表示パネル21、22は、例えば、中央にシール材を挟んで2枚のガラス基板を貼り合わせ、シール材上の所定位置をダイシング加工して得ることができる。
【0025】
尚、本実施形態では表示パネル21、22の端面21c、22cが第1、第2表示モジュール11、12の端面と一致しているが、表示パネル21、22の周囲を覆うカバーが設けられる場合にはカバーの厚みを考慮して表示パネルの端面と表示領域の縁端との距離をより狭くする必要がある。
【0026】
次に、図10は第2実施形態のPDA(Personal Digital Assistants)を示す正面図である。PDA30は第1実施形態と同様の表示装置10を備え、表示装置10の下方に操作キー31を有している。図11に示すように、表示装置10は第1、第2表示モジュール11、12を必要に応じて開くことにより大画面を形成することができる。この時、表示装置用ヒンジ部13(図6参照)による視認性の低下を生じず、良好な画像を得ることができる。
【0027】
尚、第1、第2実施形態に用いられる表示装置10の表示パネル21、22を大型にし、パーソナルコンピュータ等を接続して画像を表示してもよい。即ち、第1、第2表示モジュール11、12を折り畳むと、対向する2方向から表示画面を視認することができる。これにより、表示パネル21、22に同一画像を表示してプレゼンテーション等を行うことができる。
【0028】
また、必要に応じて第1、第2表示モジュール11、12を開くと、表示装置用ヒンジ部13による視認性低下を生じることなく大画面によるプレゼンテーション等を行うことができる。上記表示装置をノート型のパーソナルコンピュータに搭載してもよい。
【0029】
また、図12の第3実施形態に示すように制御回路等を設けた筐体45の周囲に第1〜第4表示モジュール41〜44を折り畳み可能に連結して表示装置を構成してもよい。このようにすると、第1〜第4表示モジュール41〜44を折り畳むと4方向から画像を視認しながらプレゼンテーション等を行うことができる。
【0030】
図13に示すように、必要に応じて第1〜第4表示モジュール41〜44を開くと、表示装置用ヒンジ部13(図6参照)による視認性低下を生じることなく大画面によるプレゼンテーション等を行うことができる。
【0031】
尚、本実施形態の表示装置用ヒンジ部13の回動軸13aは第1〜第4表示モジュール41〜44の背面上に配されているが、該背面よりも表示パネル51〜54側に設けてもよい。このようにしても、第1〜第4表示モジュール41〜44の背面側の端面を面取りすることによって、それぞれを相対的に180゜よりも小さい角度(例えば90゜)だけ回動させることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によると、表示パネルの表面よりも裏面側に回動軸を有するヒンジ部により第1、第2表示モジュールを回動可能に連結することによって、第1、第2表示モジュールを折り畳んで多方向から画像を視認可能にできるとともに、第1、第2表示モジュールを開いてヒンジ部による視認性低下を生じることなく大画面による良好な画像を得ることができる。
【0033】
また本発明によると、ヒンジ部の回動軸を第1、第2表示モジュールの裏面上または裏面から外側に離れた位置に配することによって第1、第2表示モジュールを相対的に180゜回動させることができ、収納時の省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の内面側を示す正面図である。
【図3】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の外面側を示す正面図である。
【図4】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を示す上面図である。
【図5】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を示す正面図である。
【図6】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を示す背面図である。
【図7】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置の折り畳んだ状態を示す上面図である。
【図8】は、図5のA部拡大図である。
【図9】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を開いた状態を示す正面図である。
【図10】は、本発明の第2実施形態のPDAの表示装置を折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図11】は、本発明の第2実施形態のPDAの表示装置を開いた状態を示す正面図である。
【図12】は、本発明の第3実施形態の表示装置を折り畳んだ状態を示す上面図である。
【図13】は、本発明の第3実施形態の表示装置を開いた状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 第1筐体
3 第2筐体
4 筐体用ヒンジ部
6、31 操作キー
10、40 表示装置
11、41 第1表示モジュール
12、42 第2表示モジュール
13 表示装置用ヒンジ部
21、22、51〜54 表示パネル
22a 表示領域
23、24 機構部
25、26 フレキシブル基板
30 PDA
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等が配された表示モジュールを有する表示装置及び情報機器に関し、特に回動可能な複数の表示モジュールを有する表示装置及び情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルを一の面に設けた複数の表示モジュールを連結した従来の表示装置は特許文献1、2に開示されている。これらの表示装置は各表示モジュールをヒンジ部により回動可能に連結して折り畳み可能になっており、折り畳まれた表示モジュールを開いて画像が視認可能になる。これにより、安価な小型の表示モジュールを用いて低コストで大画面を得ることができるとともに、収納時の省スペース化を図ることができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−93125号公報(第2頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−42350号公報(第2頁−第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の表示装置によると、ヒンジ部の回動軸が表示面側に設けられるため、複数の表示モジュールを開いて一画面を形成した際に各液晶表示パネル間にヒンジ部が視認される。このため、良好な画像を得ることができない問題があった。
【0005】
本発明は、良好な画像を得ることができる回動可能な複数の表示モジュールを有した表示装置及びそれを用いた情報機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の表示装置及び情報機器は、画像を表示する表示パネルを表面に配した第1、第2表示モジュールを備え、前記表示パネルの表面よりも裏面側に回動軸を有するヒンジ部により第1、第2表示モジュールを回動可能に連結したことを特徴としている。
【0007】
この構成によると、第1、第2表示モジュールはヒンジ部により、液晶表示パネルや有機EL表示パネルから成る表示パネルを外側に向けて折り畳み可能になっており、表示パネルの裏面側に配された回動軸を中心に第1、第2表示モジュールが回動して開かれる。回動軸を第1、第2表示モジュールの裏面上または裏面から外側に離れた位置に配すると、第1、第2表示モジュールを互いの背面が対向する位置まで折り畳むことができる。
【0008】
回動して同一面上に配された複数の表示パネルにより一画像を表示できるようにすると小型の第1、第2表示モジュールにより大画面を得ることができる。この時、画素が配列された表示領域の縁端と、回動により隣接する第1、第2表示モジュールの縁端との距離を10μm〜500μmにするとより望ましい。
【0009】
また本発明は、上記構成の情報機器において、第1筐体の外面側に第1表示モジュールを配置するとともに内面側に第2表示モジュールを配置して、第1、第2筐体を開いた際に第1表示モジュールを第2表示モジュールに隣接して配置できる携帯電話機から成ることを特徴としている。
【0010】
この構成によると、第1、第2筐体を折り畳んだ際には第1表示モジュールにより画像を表示し、第1、第2筐体が開かれると第2表示モジュールにより画像を表示することができるとともに、第1、第2表示モジュールを開いて大画面による画像を表示することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。携帯電話機1は、筐体用ヒンジ部4により第1、第2筐体2、3が折り畳み可能に連結されている。第1筐体2の上部には信号の送受信を行うアンテナ5が設けられる。
【0012】
第1筐体2の外面側には、文字や画像から成る情報を表示して第1、第2筐体2、3を折り畳んだ状態で視認できる第1表示モジュール11が配されている。
第1筐体2の内面側には、情報を表示して第1、第2筐体2、3を開いた状態で視認できる第2表示モジュール12が配されている。第1、第2表示モジュール11、12は詳細を後述するように回動可能に連結され、表示装置10を構成している。
【0013】
図2、図3は携帯電話機1を開いた状態の内面側及び外面側を示す正面図である。第2筐体3には電源キー、通話キー、入力キー等の操作キー6が設けられる。操作キー6の操作によって第2表示モジュール12に電話番号や設定メニュー等が表示されるようになっている。
【0014】
図4〜図6はそれぞれ表示装置10を示す上面図、正面図及び背面図である。
第1、第2表示モジュール11、12は表面に液晶表示パネルや有機EL表示パネル等から成る表示パネル21、22が設けられる。表示パネル21、22の背面に表示パネル21、22の駆動回路やバックライト等を備えた機構部23、24が配されている。
【0015】
第1、第2表示モジュール11、12は背面に取り付けられた表示装置用ヒンジ部13によって回動可能に連結されている。表示装置用ヒンジ部13の回動軸13aは第1、第2表示モジュール11、12の背面11a、12a上に設けられている。
【0016】
このため、図7に示すように、第1、第2表示モジュール11、12の背面11a、12aが密着して表示装置10を折り畳むことができるとともに、第1表示モジュール11を180゜回動して表示パネル21、22を同一平面上に配置することができる。
【0017】
これにより、図9に示すように携帯電話機1の表示画面を拡大し、表示される情報量が増加して利便性を向上させることができる。この時、第1、第2表示モジュール11、12から成る表示画面の間に表示装置用ヒンジ部13が露出しないため、境界部分による視認性の低下を抑制して良好な画像を得ることができる。
【0018】
回動軸13aは第1、第2表示モジュール11、12の背面11a、12aから外側に離れた位置に配置してもよい。このようにしても、第1表示モジュール11を180゜回動して表示装置10を折り畳むとともに表示パネル21、22を同一平面上に配置することができる。
【0019】
また、第2表示モジュール12の背面12aには開口部12b、12cが形成され、第1表示モジュール11の背面11aには開口部11bが形成される。開口部12cには機構部24に設けられた駆動基板(不図示)に接続されるフレキシブル基板26が挿通される。開口部11b、12cには機構部24、25に設けられた駆動基板間を接続するフレキシブル基板25が挿通される。
【0020】
これにより、表示パネル21、22が制御され、第1、第2表示モジュール11、12を開いた際に表示パネル21、22によって一画面を形成可能になっている。このため、画像等から成る一画面の情報を大画面で視認することが可能となり、携帯電話機1の利便性がより向上する。
【0021】
また、フレキシブル基板25が第1、第2表示モジュール11、12の背面側を通るため、携帯電話機1を折り畳んだ通常使用時にフレキシブル基板25が露出しない。従って、フレキシブル基板25に対する引っ掻き傷等による携帯電話機1の信頼性低下を防止することができる。
【0022】
また、表示パネル21、22はマトリクス状に配列された画素から成る表示領域21a、22aと、表示領域21a、22aの周囲に形成される縁部21b、22bとを有する。図8は図5のA部の拡大図である。表示装置10を開いた際に隣接する表示パネル21、22の端面21c、22c(21cは不図示)と表示領域21a、22aの縁端との距離Bは500μm以下に形成されている。
【0023】
距離Bが500μmを超えると表示装置10を開いた際に1mmを超える幅の非表示部が中央部に形成されるため、良好な画像を得ることができない。また、距離Bが10μmよりも狭くなると、表示パネル21、22の周囲に配されるシール部の防湿性が維持できない場合が生じて信頼性が低下する。
【0024】
このため、距離Bを10μm〜500μmにするとよい。このような表示パネル21、22は、例えば、中央にシール材を挟んで2枚のガラス基板を貼り合わせ、シール材上の所定位置をダイシング加工して得ることができる。
【0025】
尚、本実施形態では表示パネル21、22の端面21c、22cが第1、第2表示モジュール11、12の端面と一致しているが、表示パネル21、22の周囲を覆うカバーが設けられる場合にはカバーの厚みを考慮して表示パネルの端面と表示領域の縁端との距離をより狭くする必要がある。
【0026】
次に、図10は第2実施形態のPDA(Personal Digital Assistants)を示す正面図である。PDA30は第1実施形態と同様の表示装置10を備え、表示装置10の下方に操作キー31を有している。図11に示すように、表示装置10は第1、第2表示モジュール11、12を必要に応じて開くことにより大画面を形成することができる。この時、表示装置用ヒンジ部13(図6参照)による視認性の低下を生じず、良好な画像を得ることができる。
【0027】
尚、第1、第2実施形態に用いられる表示装置10の表示パネル21、22を大型にし、パーソナルコンピュータ等を接続して画像を表示してもよい。即ち、第1、第2表示モジュール11、12を折り畳むと、対向する2方向から表示画面を視認することができる。これにより、表示パネル21、22に同一画像を表示してプレゼンテーション等を行うことができる。
【0028】
また、必要に応じて第1、第2表示モジュール11、12を開くと、表示装置用ヒンジ部13による視認性低下を生じることなく大画面によるプレゼンテーション等を行うことができる。上記表示装置をノート型のパーソナルコンピュータに搭載してもよい。
【0029】
また、図12の第3実施形態に示すように制御回路等を設けた筐体45の周囲に第1〜第4表示モジュール41〜44を折り畳み可能に連結して表示装置を構成してもよい。このようにすると、第1〜第4表示モジュール41〜44を折り畳むと4方向から画像を視認しながらプレゼンテーション等を行うことができる。
【0030】
図13に示すように、必要に応じて第1〜第4表示モジュール41〜44を開くと、表示装置用ヒンジ部13(図6参照)による視認性低下を生じることなく大画面によるプレゼンテーション等を行うことができる。
【0031】
尚、本実施形態の表示装置用ヒンジ部13の回動軸13aは第1〜第4表示モジュール41〜44の背面上に配されているが、該背面よりも表示パネル51〜54側に設けてもよい。このようにしても、第1〜第4表示モジュール41〜44の背面側の端面を面取りすることによって、それぞれを相対的に180゜よりも小さい角度(例えば90゜)だけ回動させることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によると、表示パネルの表面よりも裏面側に回動軸を有するヒンジ部により第1、第2表示モジュールを回動可能に連結することによって、第1、第2表示モジュールを折り畳んで多方向から画像を視認可能にできるとともに、第1、第2表示モジュールを開いてヒンジ部による視認性低下を生じることなく大画面による良好な画像を得ることができる。
【0033】
また本発明によると、ヒンジ部の回動軸を第1、第2表示モジュールの裏面上または裏面から外側に離れた位置に配することによって第1、第2表示モジュールを相対的に180゜回動させることができ、収納時の省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の内面側を示す正面図である。
【図3】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の外面側を示す正面図である。
【図4】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を示す上面図である。
【図5】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を示す正面図である。
【図6】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を示す背面図である。
【図7】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置の折り畳んだ状態を示す上面図である。
【図8】は、図5のA部拡大図である。
【図9】は、本発明の第1実施形態の携帯電話機の表示装置を開いた状態を示す正面図である。
【図10】は、本発明の第2実施形態のPDAの表示装置を折り畳んだ状態を示す正面図である。
【図11】は、本発明の第2実施形態のPDAの表示装置を開いた状態を示す正面図である。
【図12】は、本発明の第3実施形態の表示装置を折り畳んだ状態を示す上面図である。
【図13】は、本発明の第3実施形態の表示装置を開いた状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 第1筐体
3 第2筐体
4 筐体用ヒンジ部
6、31 操作キー
10、40 表示装置
11、41 第1表示モジュール
12、42 第2表示モジュール
13 表示装置用ヒンジ部
21、22、51〜54 表示パネル
22a 表示領域
23、24 機構部
25、26 フレキシブル基板
30 PDA
Claims (7)
- 画像を表示する表示パネルを表面に配した第1、第2表示モジュールを備え、前記表示パネルの表面よりも裏面側に回動軸を有するヒンジ部により第1、第2表示モジュールを回動可能に連結したことを特徴とする表示装置。
- 前記回動軸を第1、第2表示モジュールの裏面上または裏面から外側に離れた位置に配したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 回動して同一面上に配された複数の前記表示パネルにより一画像を表示できることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
- 前記表示パネルはマトリクス状に配列された画素から成る表示領域を有し、回動により隣接する第1、第2表示モジュールの縁端と前記表示領域の縁端との距離を10μm〜500μmにしたことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記表示パネルは液晶表示パネルまたは有機EL表示パネルから成ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表示装置。
- 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の表示装置を備えたことを特徴とする情報機器。
- 第1、第2筐体を折り畳み可能に連結した携帯電話機から成り、第1筐体の外面側に第1表示モジュールを配置するとともに内面側に第2表示モジュールを配置して、第1、第2筐体を開いた際に第1表示モジュールを第2表示モジュールに隣接して配置できることを特徴とする請求項6に記載の情報機器。
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