JP4258182B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装飾手段を備えてなる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種として、パチンコ機等が知られている。パチンコ機は遊技盤において遊技領域を備えている。また、遊技盤には、各種装飾手段が設けられている。近年、例えば、LED等のランプからの光を、所定の板状体を介して外部より視認させるよう構成された装飾手段が知られるようになってきている。板状体には、例えば平坦なものや、表面に微細な凹凸が形成されたものや、レンズ状のもの等があり、かかる板状体の存在により、光の視認態様に個性が付与されたりする。そして、遊技状況に応じて前記LED等を点滅させたりすることで、装飾効果、演出効果を高める等の工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような装飾手段において、複数枚の板状体が互いに重ね合わされた状態で取付けられることがある。この場合、複数枚の板状体を位置合わせし、かつ、互いに重ね合わせた上で、係止爪に係止させることが考えられる。しかしながら、このように複数枚の板状体をまとめて係止する構成とした場合、板状体の取付に際し、相互間での位置合わせ状態を保持しつつ係止させる必要があり、取付作業が困難なものとなってしまうおそれがある。また、取付を容易にするべく比較的余裕をもって係止爪が設けられているような場合には、複数枚の板状体が全てがたつき、取付状態の安定性、安定した視認態様が損なわれてしまうおそれもある。
【0004】
なお、上記課題は、パチンコ機に限られるものではなく、スロットマシンをはじめとする、装飾機能を具備する遊技機全般に共通して内在するものである。
【0005】
そこで、本発明は、装飾手段を備えた遊技機において、取付状態等の安定化を図ることができる遊技機を提供することを目的の1つとしている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】
本発明の遊技機は、開口部を有する取付枠と、
前記開口部に対応して前後方向に重複配置されて取付けられる複数枚のいずれも略同一形状の透光性を有する板状体と、
前記板状体の背面側に設けられた照射手段と
を有し、前記照射手段からの照射光を、前記複数枚の板状体を介して前方より視認可能とした装飾手段を備えた遊技機において、
前記複数枚の板状体のうち最も前方に位置する板状体の前面に当接して当該板状体の前側への移動を規制する支持部と、
前記複数枚の板状体のうち最も後方に位置する板状体の後面に当接して当該板状体の後側への移動を規制する係止部と、
前記最も後方に位置する板状体以外の板状体の後面に当接して当該板状体の後側への移動を規制する特定係止部とを具備する取付部を備え、
前記各板状体は、互いに当接状態で取付けられることを特徴としている。
本発明によれば、装飾手段の取付状態の安定化等を図ることができる遊技機を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
手段1.互いに重複配置された複数枚の板状体を有する装飾手段を備えた遊技機において、前記装飾手段は、各板状体を各々取付け可能な取付部を有する取付手段を具備していることを特徴とする遊技機。
【0008】
手段1によれば、装飾手段が、互いに重複配置された複数枚の板状体を各々取付け可能な取付部を有する取付手段を具備している。かかる構成を採用することで、複数の板状体を取付ける場合においても、相互の位置ずれ等を懸念することなく個々の板状体をそれぞれ確実に所定位置に取付けることができる。従って、取付状態の安定化を図ることができる。また、各板状体をしっかりと取付けることができるよう取付部を設計することで、個々の板状体ががたつくことなく取付状態を維持することができる。そのため、取付状態における安定化を図ることができるとともに、がたつき等によって視認態様が阻害されてしまうといった不具合をも抑制できる。
【0009】
手段2.照射手段からの照射光を、透光性を有し、前後方向に重複配置された複数枚の板状体を介して外部より視認可能とした装飾手段を備えた遊技機において、前記装飾手段は、各板状体を各々取付け可能な取付部を有する取付手段を具備していることを特徴とする遊技機。
【0010】
手段2によれば、照射手段からの照射光が複数枚の板状体を介して外部から視認される。このため、各板状体の構成に基づく光の視認態様を、遊技者は堪能することができる。さて、手段2では、装飾手段が、複数枚の板状体を各々取付け可能な取付部を有する取付手段を具備している。かかる構成を採用することで、複数の板状体を取付ける場合においても、相互の位置ずれ等を懸念することなく個々の板状体をそれぞれ確実に所定位置に取付けることができる。従って、取付状態の安定化を図ることができる。また、板状体をしっかりと取付けることができるよう取付部を設計することで、個々の板状体ががたつくことなく取付状態を維持することができる。そのため、取付状態における安定化を図ることができるとともに、がたつき等によって視認態様が阻害されてしまうといった不具合をも抑制できる。
【0011】
手段3.取付枠と、
前後方向に重複配置された状態で前記取付枠に対し取り付けられた透光性を有する複数枚の板状体と、
前記板状体の背面側に設けられた照射手段と
を有し、前記照射手段からの照射光を、前記複数枚の板状体を介して外部より視認可能とした装飾手段を備えた遊技機において、
前記取付枠は、各板状体を各々取付けるための取付部を具備していることを特徴とする遊技機。
【0012】
手段3によれば、照射手段からの照射光が複数枚の板状体を介して外部から視認される。このため、各板状体の構成に基づく光の視認態様を、遊技者は堪能することができる。さて、手段3では、取付枠は、複数枚の板状体を各々取付けるための取付部を具備している。かかる構成を採用することで、複数の板状体を取付ける場合においても、相互の位置ずれ等を懸念することなく個々の板状体をそれぞれ確実に所定位置に取付けることができる。従って、取付状態の安定化を図ることができる。また、板状体をしっかりと取付けることができるよう取付部を設計することで、個々の板状体ががたつくことなく取付状態を維持することができる。そのため、取付状態における安定化を図ることができるとともに、がたつき等によって視認態様が阻害されてしまうといった不具合をも抑制できる。
【0013】
手段4.前記取付枠は、開口部を有するべく環状をなし、前記開口部に対応して前記板状体が取付けられていることを特徴とする手段3に記載の遊技機。
【0014】
手段4によれば、板状体の周囲が外周側から保持される格好となるため、相対的な位置ずれ等を起こしにくく、一層の取付状態の安定化を図ることができる。
【0015】
手段5.前記取付枠は、前記板状体の取付に際し前記板状体を所定位置に案内するための案内部を有していることを特徴とする手段3又は4に記載の遊技機。
【0016】
手段5によれば、案内部の存在により、板状体が所定位置に円滑に案内される。従って、取付作業性のさらなる向上を図ることができる。
【0017】
手段6.前記各板状体は、互いに当接状態で取付けられていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
【0018】
手段6によれば、各板状体が互いに当接していることから、全体的な厚みを最小限に抑えることができる。結果として、装飾手段のコンパクト化を図ることができる。
【0019】
手段7.取付部は、一端側に配置される特定の板状体の一方の面の縁部を支持可能な支持部と、当該特定の板状体の他方の面の縁部を係止可能な特定係止部と、他の板状体の他方の面の縁部を各々係止可能な他の係止部とを備えていることを特徴とする手段6に記載の遊技機。
【0020】
手段7によれば、他の板状体の一方の面は、隣接する板状体の他方の面で支持されることとなるため、板状体の両面側をそれぞれ係止等したりする必要がない。従って、取付部の数の低減を図ることができ、結果として、装飾手段の構成の簡素化を図ることができる。
【0021】
手段8.前記支持部、特定係止部、及び他の係止部は、周長方向に沿って複数設けられ、かつ、互いに隣り合う支持部同士の間隔、或いは、隣り合う特定係止部同士の間隔、及び、隣り合う係止部同士の間隔がそれぞれほぼ等しく構成されていることを特徴とする手段7に記載の遊技機。
【0022】
手段8によれば、各支持部、各特定係止部、各係止部をそれぞれ相対的にバランスよく配設することにより、より取付状態の安定化を図ることができる。ひいては、各支持部、各特定係止部、各係止部の数の低減を図ることができ、結果として、装飾手段の構成の簡素化を図ることができる。
【0023】
手段9.前記板状体には、自身よりも他方の面側に取付けられる板状体を係止するための係止部に対応する切り欠きが形成されていることを特徴とする手段7又は8に記載の遊技機。
【0024】
手段9によれば、各板状体の取付が他の板状体を係止するための係止部によって阻害されてしまうことが起こりにくく、取付作業をより円滑に行うことができる。また、取付作業に際しての位置決めをも行いやすくなる。
【0025】
手段10.前記特定係止部及び前記他の係止部は、前後方向において互いに重ならないよう配設されていることを特徴とする手段9に記載の遊技機。
【0026】
手段10によれば、各板状体の取付が他の板状体を係止するための係止部によって阻害されることなく、取付作業をより円滑に行うことができる。また、取付手段を金型等で成形しようとした場合、型構造が複雑にならないというメリットもある。
【0027】
手段11.少なくとも1枚の前記板状体には、突起が設けられており、該突起により自身の取外しを容易ならしめるよう構成したことを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の遊技機。
【0028】
手段11によれば、板状体の取外し作業を容易に行うことができる。
【0029】
手段12.各板状体には、それぞれ突起が設けられており、該突起により少なくとも自身の取外しを容易ならしめるよう構成したことを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の遊技機。
【0030】
手段12によれば、全ての板状体の取外し作業を容易に行うことができる。
【0031】
手段13.前記板状体のうち、最前部側の板状体は、透明平板状をなしていることを特徴とする手段1乃至12のいずれかに記載の遊技機。
【0032】
手段13によれば、最前部側の板状体が透明平板状をなしているため、それよりも奥側の板状体の視認態様を阻害することなく、しかも、保護パネルとして機能する。
【0033】
手段14.遊技媒体として遊技球を用い、遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤を具備する遊技機であって、前記最前部側の板状体に、前記遊技球が接触可能に構成されていることを特徴とする手段13に記載の遊技機。
【0034】
手段14によれば、最前部側の板状体に遊技球が当たったりすることが懸念されるが、当該板状体は単に平板状をなしているため、奥側の板状体の保護パネルとして機能し、奥側の板状体に遊技球が直接当たることによる視認態様への悪影響を防止することができる。
【0035】
手段15.前記最前部側の板状体とは別の板状体は、前記照射手段から照射される光の視認態様に装飾効果をもたらすべく、加工が施されていることを特徴とする手段13又は14のいずれかに記載の遊技機。
【0036】
手段15によれば、加工が施された板状体の損傷をより確実に防止できる。
【0037】
手段16.前記各板状体は、互いに異なる透光特性を具備していることを特徴とする手段1乃至15のいずれかに記載の遊技機。
【0038】
手段16によれば、互いに異なる透光特性を具備する板状体を重複配置することで、より面白味のある視認態様を導出することができる。
【0039】
手段17.手段1乃至16のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備えていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として可変表示装置の表示部において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止表示されることが挙げられる。また、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞装置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球等のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されることが挙げられる。
【0040】
手段18.手段1乃至16のいずれかにおいて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。
【0041】
手段19.手段1乃至16のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」となる。なお、かかる遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。
【0042】
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0043】
図1に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持された前面枠3とを備えている。
【0044】
前面枠3の前面側にはガラス扉枠4が開閉自在に設けられている。前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5が着脱可能に装着されている。
【0045】
ガラス扉枠4の下方には、遊技球Bを貯留するための球受皿としての上皿6が設けられている。また、前面枠3の前面下部には、ほぼ中央部において球受皿としての下皿7が設けられている。下皿7の側方には、遊技球発射用ハンドル8が設けられている。ハンドル8は図示しない遊技球発射装置に連結されており、遊技者がハンドル8を回転させることにより、遊技球Bが遊技球発射装置から発射される。
【0046】
遊技盤5には、ルータ加工が施されることによって複数の開口部が形成されており、各開口部には、普通入賞チャッカー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13、可変表示装置14、スルーチャッカー15等が配設されている。
【0047】
遊技盤5の一側部には、遊技球発射装置によって発射される遊技球Bを遊技盤5の上部に案内する内レール16a及び外レール16bが設けられている。内レール16aの下端部付近において、遊技盤5には遊技球Bを導出するアウト口17が形成されている。そして、遊技盤5の下部に流下した遊技球Bの多くは、このアウト口17を通って図示しない球排出路へと案内される。本実施の形態では、遊技盤5のうち内レール16a及び外レール16bによって囲まれ、可変表示装置14等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域となっている。
【0048】
さて、可変表示装置14は、液晶表示部20と、該液晶表示部20を囲むように設けられたセンターフレーム21とを備えている。
【0049】
液晶表示部20には、例えば左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの表示列が表示される。各図柄列は識別情報としての複数の図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄列毎にスクロールするように可変表示される。
【0050】
より詳しくは、可変表示装置14の下方に設けられた作動チャッカー13に遊技球Bが入球することに基づいて、可変表示装置14の液晶表示部20の図柄が可変表示される。そして、停止された図柄の組合せが予め設定した特定の組合せとなった場合には特別遊技価値が付与される。すなわち、大当たり状態が発生し、可変入賞装置12の大入賞口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやすい状態になる。なお、可変入賞装置12は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になっている。
【0051】
また、周知のとおり、前記普通入賞チャッカー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13に遊技球Bが入球することに基づいて、上皿6又は下皿7に対し所定数の景品球(遊技球B)が払い出される。また、遊技盤5には、遊技球Bの流下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘(但し便宜上、符号を省略する)が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
【0052】
次に、上記センターフレーム21について図2乃至図4を参照しつつ説明する。センターフレーム21は、中央部が前後方向に貫通した前ベース枠22及び後ベース枠23を備え、全体として枠体形状となっている。
【0053】
後ベース枠23の中央部には前記液晶表示部20に対応した略矩形状の窓枠部24が形成されている。窓枠部24の周囲には、その前端部から遊技盤5に沿って略平板状の上板部25、右板部26、左板部27及び下板部28が延出されている。
【0054】
上板部25は、その左側周縁部が窓枠部24の左上端部近傍から上方に向かって延び、上側周縁部が窓枠部24の左端部近傍から左右方向略中央部までの範囲にかけてほぼ窓枠部24の上辺部に沿って形成され、右側周縁部が前記上側周縁部の右端部近傍から窓枠部24の右上端部近傍に向けて下方に傾斜しているように形成されている。
【0055】
右板部26は、その上側周縁部が上板部25の右側周縁部から連なって右方向に向かって下方へ傾斜し、右側周縁部が上側周縁部の右端部から窓枠部24の右下端部近傍に向けて緩やかに湾曲しているように形成され、全体として下方に向かうにつれ先細りした形状となっている。
【0056】
左板部27は、その上側周縁部が窓枠部24左上端部近傍から左方向に向かって延び、左側周縁部が窓枠部24の上端部近傍から上下方向略中央部をやや過ぎた位置までの範囲においてほぼ窓枠部24の左辺部に沿って形成され、下側周縁部が左側周縁部の下端部から窓枠部24の左下端部近傍に向けて緩やかに湾曲しているように形成されている。
【0057】
下板部28の下側周縁部は左右両板部26,27の周縁部から連なるように下に凸の略円弧形状となっている。
【0058】
さて、右板部26には前後方向に貫通した右開口部30が設けられている。右開口部30は右板部26に対しかなりの領域を占め、その形状も右板部26と略同一形状となっている。右開口部30には当該右開口部30と略相似形状(略同一形状)の右透光パネル31が取着されている。右透光パネル31は、略同一形状の前パネル32、後パネル33及び保護パネル34が重ね合わされた複層構造となっている。重ね合わせの順序は前方より保護パネル34、前パネル32、後パネル33の順となっている。各パネル32,33,34は、本実施の形態においては透光性を有する透明又は半透明の樹脂により形成されている。但し、前パネル32、後パネル33は、透光性を有する部材で有れば、樹脂に限らず他の材質のもの例えばガラス等でもよい。
【0059】
図5に示すように、前パネル32の前面側(光の出射面側)、後パネル33の背面側(光の入射面側)には、それぞれ複数の直線状凸部35が設けられている。本実施の形態では、前後両パネル32,33における各直線状凸部35はその断面形状が略半円形状をなし、所定方向に沿って延びている。詳しくは、前パネル32では、鉛直方向に対して斜め45度左下がりの傾きに沿って延びた複数の直線状凸部35が列状に並んでいる。後パネル33では、鉛直方向に対して斜め45度右下がりの傾きに沿って延びた複数の直線状凸部35が列状に並んでいる。従って、前後両パネル32,33が重ね合わされた状態では、前後両パネル32,33に設けられた直線状凸部35は互いに略直交した状態となる。なお、前後両パネル32,33における直線状凸部35の配列ピッチは後述するLED43の大きさと比較してより微細なものとなっている。
【0060】
同様に、左板部27にも左開口部37が設けられ、当該左開口部37には左透光パネル38が取着されている。なお、左透光パネル38の構成は、上記右透光パネル35と略同一のためその説明を省略する。
【0061】
一方、後ベース枠23の背面側には各種電飾部材が取着されている。詳しくは、右板部26の背面側には電飾部材を配設するための右側部取付部材40が取着されている。右側部取付部材40は、電飾部材が係止される係止板41と、当該係止板41から前方に向けて突出した複数の支柱部42とを有している。右側部取付部材40は、各支柱部42の先端が右板部26の背面に当接した状態で所定の固定手段により固定されている。従って、電飾部材が前記右透光パネル31から所定間隔をおいて配置されることとなる。本実施の形態では、電飾部材として、係止板41の前面側において複数のLED43を有する右側部LED基板44が取着されている。
【0062】
一方、左板部27の背面側にも同様に、左側部LED基板45が左側部取付部材46を介して取着されている。従って、左側部LED基板45も同様に左透光パネル38から所定間隔をおいて配置されることとなる。
【0063】
さらに、上板部25の右側周縁部及び右板部26の上側周縁部の上方の後方位置において、右上側部LED基板47が右上部取付部材48を介して取着されている。なお、右上部取付部材48も係止板50及び複数の支柱部49を有しており、各支柱部49の先端は上板部25又は右板部26の背面に当接状態で固定されている。また、右上部取付部材48の係止板50は、前記右側部取付部材40の係止板41と略面一となるように配置されている。従って、右上部LED基板47の配置位置と、右側部LED基板44の配置位置とは前後方向に略同一位置となっている。
【0064】
さて、前ベース枠22は、その下部において上記遊技盤5の開口部にはめ込まれる嵌込み部51と、その上部において嵌込み部51と連なった上梁部52とを備えている。嵌込み部51は、右板部26の右側周縁部、左板部27の左側周縁部及び下板部28の下側周縁部に沿って形成され、略U字形状となっている。嵌込み部51及び上梁部52の周囲には遊技盤5面上に配設される複数のフランジ部53が形成されている。
【0065】
上梁部52は、その両側部が嵌込み部51の左右両端部より略上方に向かって延出され、その中央部が上に凸の略円弧形状となっている。上梁部52の前面側には、当該上梁部52のほぼ全域において、前方に向けて突出した天井部54が設けられている。天井部54の頂上部には遊技球Bが通過可能な開口部55が形成されている。
【0066】
上梁部52の左側部には内方向に延出された下垂部57が設けられている。下垂部57の下側周縁部は、上梁部52の左端部近傍から右方向に向けて延び、右方向に向かうにつれ上方に向けて緩やかに湾曲し、さらに右方向に向かうにつれ徐々にその傾きが略水平方向、斜め右下方向へとなるように緩やかに湾曲した形状となっており、その右端部が前記開口部55の右端部の下方位置をやや越えた位置まで達している。また、開口部55の右端部近傍から下方へ延出された下垂部57の右側周縁部は、所定位置より前記下側周縁部の右端部に向けて斜め右下がりに傾斜している。
【0067】
下垂部57の前面側には各種役物が取着され、背面側には前記役物を駆動させる駆動機構が設けられている。詳しくは、図6に示すように、下垂部57の背面側には取付凹部60が形成されている。取付凹部60内には駆動伝達部材61が左右方向に摺動可能に取着されている。駆動伝達部材61は、上下方向に延びる縦軸部62と、縦軸部62の下端部より左側(図6における右側)へ摺動方向に沿って延びる左操作部63と、縦軸部62の上端部より右側へ摺動方向に沿って延びる右操作部64とから構成されている。
【0068】
縦軸部62には前後方向に貫通し上下方向に長い縦長孔65が設けられている。左操作部63と右操作部64にはそれぞれ前後方向に貫通し摺動方向に長い左長孔66、右長孔67が形成されている。当該長孔66,67にはそれぞれ下垂部57の背面側から突出したボス69,70が差し込まれている。
【0069】
下垂部57には、ボス69の左側、ボス70の右側においてそれぞれ前後方向に貫通し摺動方向に長い略円弧状の左円弧長孔71、右円弧長孔72が形成されている。各円弧長孔71,72は下に凸となる円弧形状となっている。
【0070】
円弧長孔71,72に対応するように、左操作部63及び右操作部64の先端部にはそれぞれ前後方向に貫通し上下方向に長い左端長孔73、右端長孔74が形成されている。
【0071】
下垂部57の背面側には、前記取付凹部60を覆い、駆動伝達部材61の脱落を防止する取付カバー75が取着されている(図2等参照)。取付カバー75には、上記縦軸部65の位置に対応して前後方向に貫通した略円形の開口部75aが形成されている。
【0072】
取付カバー75の背面側には開口部75aの後方においてモータ76が取着されている。モータ76の回転軸の先端部には開口部75aに差し込まれる円盤体77が取着されている。円盤体77の前面側にはモータ76の回転軸線上から外れた位置において前方へ突出した棒状凸部78が設けられている。棒状凸部78は上記縦長孔65に差し込まれている。
【0073】
一方、下垂部57の前面側には複数の薄板状の装飾パネル80が取着され、その前面側には上記左円弧長孔71、右円弧長孔72の位置に対応してそれぞれ大可動部材81、中可動部材82が回動可能に軸支されている。なお、各装飾パネル80には左円弧長孔71、右円弧長孔72に対応した図示しない孔部が形成されている。さらに、中可動部材82の右側には小固定部材83が取着されている。下垂部57の前面側には、透明又は半透明の役物カバー85が取着されている。役物カバー85は、下垂部57と略同一形状で断面凹形状に構成されており、その右側壁部86は下垂部57の右側周縁部に沿って傾斜している。
【0074】
ここで大可動部材81及び中可動部材82に関連した構成部分について詳しく説明する。大可動部材81及び中可動部材82の上部にはそれぞれ前後方向に貫通した軸孔87,88が形成されている。軸孔87,88にはそれぞれ軸棒89,90が差し込まれている。下垂部57の前面側及び役物カバー85の背面側には、軸棒89を受ける一対の軸受け部91,92、軸棒90を受ける一対の軸受け部93,94がそれぞれ相対向するように形成されている。
【0075】
大可動部材81及び中可動部材82の背面側には、それぞれ軸孔87,88の下方において、上記左円弧長孔71、右円弧長孔72の位置に対応するように棒状の操作子95,96が後方に向けて突出形成されている。操作子95,96はそれぞれ左円弧長孔71、右円弧長孔72を介して上記左端長孔73、右端長孔74に差し込まれている。
【0076】
上記構成に基づき、モータ76が回転すると、この回転動作が円盤体77を介して駆動伝達部材61に伝達され、駆動伝達部材61が左右方向に往復動する。そして、駆動伝達部材61の往復動作が操作子95,96を介して大可動部材81、小固定部材82に伝達される。大可動部材81、小固定部材82は軸棒89,90を中心に往復回動する。
【0077】
さて、下垂部57の下部には、前ベース枠22の左右方向略中央部において報知表示部100が取着されている。報知表示部100は、下垂部57に固定された基部101と、基部101の前面側に取着された透光性レンズ102と、透光性レンズ102の前面側を覆う被覆部103と、基部101の背面側に取着された報知用LED基板104とにより構成されている。
【0078】
報知用LED基板104には複数のLED105が設けられている。基部101には各LED105に対応した複数の孔部106が形成され、透光性レンズ102の前面側には各LED105に対応して複数の絵柄が象られている。被覆部103には前記各絵柄と略同一形状の絵柄孔107が形成されている。
【0079】
下垂部57の右側には、上記嵌込み部51の右端部より上記右板部26の上側周縁部に沿って延出された天板部110が設けられている。天板部110の先端部は下垂部57の右端部に連接されている。天板部110の略中央部には上下方向に貫通した監視孔112が形成されている。これにより、下垂部57の右側において長窓部113が形成される。長窓部113は上記右上部LED基板47の前方に位置している。
【0080】
長窓部113には当該長窓部113と略同一形状の右上透光パネル115が取着されている。なお、右上透光パネル115の構成は、上記右透光パネル31や左透光パネル38とほぼ同様のためその説明を省略する。
【0081】
さて、前ベース枠22の右側部には、前記右透光パネル31及び右上透光パネル115の前面側を覆うように透光性を有するレンズカバー117が取着されている。本実施の形態では、レンズカバー117と、右透光パネル31及び右上透光パネル115とによって囲まれた空間部分によって、上記開口部55を通過した遊技球Bをセンターフレーム21下部へと案内する球案内流路が形成される。
【0082】
レンズカバー117は、その前面部において、前ベース枠22の右内側部に沿って湾曲形成された右レンズ部118と、右レンズ部118の左側部に沿って形成された中レンズ部119と、中レンズ部119の左側部に沿って形成された左レンズ部120とを有している。
【0083】
各レンズ部118,119,120は、その上端部が上記天井部54にまで達しており、左右方向の幅が下方に向かうにつれ先細りしている。右レンズ部118及び中レンズ部119の下端部は上記窓枠部24の右下端部近傍にまで達しており、左レンズ部120の下端部は右中レンズ部118,119の下端部よりやや上方に位置している。
【0084】
また、前後方向に対して、各レンズ部118,119,120は、下方に向かうにつれその前面部がより後方へ位置するように緩やかに湾曲している。各レンズ部118,119,120の上端部近傍における前面部は天井部54の前端部近傍に位置している。右レンズ部118及び中レンズ部119の下端部は窓枠部24の前後方向略中央部に位置しており、左レンズ部120の下端部は右板部26の前面部近傍に位置している。
【0085】
左レンズ部120の左側部には、当該左側部から後方へ延出された左側壁部121が設けられている。左側壁部121の外面には前後方向に沿って延びた複数の直線状凸部122が列状に並んで形成されている。
【0086】
左側壁部121は、上記下垂部57の右端部(上記天板部110)より上部分が下垂部57の形状に合わせて切り欠かれ当該下垂部57に当接し、それより下部分が前記右板部26に当接している。
【0087】
左レンズ部120の右側部と中レンズ部119の左側部との間には段差が形成されており、中レンズ部119がより前方に位置している。当該段差部分には中側壁部123が形成されている。
【0088】
同様に、中レンズ部119の右側部と右レンズ部118の左側部には段差が形成されており、右レンズ部118がより前方へ位置している。当該段差部分には右側壁部124が形成されている。また、中右側壁部123,124の外面には、左側壁部121同様に、複数の直線状凸部122が形成されている。なお、中側壁部123の下端部は遊技球Bが通過可能なように切り欠かれている。
【0089】
左レンズ部120の上端部には、上記天井部54と役物カバー85との前面側の隙間を覆う被覆部125が設けられている。
【0090】
レンズカバー117の背面側には、右レンズ部118及び中レンズ部119を仕切る右リブ126と、中レンズ部119及び左レンズ部120を仕切る左リブ127とが設けられている。これにより、レンズカバー117には、右レンズ部118、中レンズ部119、左レンズ部120の背面側において、それぞれ遊技球Bが通過可能な右溝部128、中溝部129、左溝部130が形成される。
【0091】
右リブ126及び左リブ127は、上記天板部110より上部分が切り欠かれ上記右上透光パネル115に当接し、それより下部分の一部が上記右透光パネル(保護パネル34)に当接している。
【0092】
右リブ126の長手方向略中央部より下部全域が切り欠かれ、右溝部128と中溝部129との間を遊技球Bが通過可能となっている。また、左リブ127の下端部近傍における一部分が切り欠かれ、中溝部129と左溝部130との間を遊技球Bが通過可能となっている。
【0093】
一方、保護パネル34の前面側には、右リブ126及び左リブ127の切り欠き部分に対応して、誘導リブ133と規制リブ134とが設けられている。誘導リブ133は、遊技球Bを左溝部130から中溝部129へと誘導可能なように段階的にその傾斜角度を変化させつつ右下がりに形成されている。規制リブ134は、誘導リブ133によって誘導される遊技球Bの右方向へ動きを規制するように上下方向に沿って形成されている。
【0094】
上記構成により、上記開口部55を通過した遊技球Bは、上記役物カバー85の右側壁部86に沿って右方向へ流下し、左溝部130内へと導かれる。当該遊技球Bは左溝部130に沿って流下し、誘導リブ133及び規制リブ134によって中溝部129へと導かれる。そして、当該遊技球Bは右溝部128又は中溝部129に沿って流下し、上記中側壁部123の切り欠き部より後述するステージ部145へと排出される。
【0095】
一方、後ベース枠22の左板部27(左透光パネル38)の前面側には、装飾カバー138が取着されている。装飾カバー138は、上記レンズカバー117の下部と略左右対称形状となっている。
【0096】
さて、嵌込み部51の下部には、上記下板部28の下側周縁部の形状に合わせて凹部140が形成されている。凹部140の左右方向略中央部には、遊技球Bを上記作動チャッカー13の方へ誘導可能な誘導路141が形成されている。誘導路141は、後部が遊技球Bほぼ1つ分の幅に、前部が遊技球B複数個分の幅に構成されている。また、誘導路141の前端部には遊技球Bが通過可能な開口部142が形成されている。
【0097】
嵌込み部51の下部には、凹部140を覆うステージ部材145が取着されている。ステージ部145は、左右方向に沿って左右両端部から中央部に向かうにつれ下方へ傾斜し、さらに中央に向かうにつれ上方へ傾斜し、左右方向中央部が凸状に形成されている。当該左右方向中央部(頂上部)には後方に向けて傾斜した傾斜部146が形成されている。一方、後ベース枠23には、傾斜部146に対応するように、窓枠部24及び下板部28の左右方向略中央部において誘導溝147が形成されている。誘導溝147は誘導路141の後部に連通している。
【0098】
上記構成により、例えば上記球案内流路より排出された遊技球Bはステージ部材145上を転動する。一部の遊技球Bは傾斜部146、誘導溝147及び誘導路141を通って上記作動チャッカー13の方へ誘導される。
【0099】
さて、上述したように、右板部26は、窓枠部24、上板部25、下板部28、及び左板部27と一体形成され、後ベース枠23を構成している。本実施の形態において、右板部26及び窓枠部24の一部により取付枠149が形成されている(取付枠149は手段1における取付手段に相当する)。取付枠149に形成された右開口部30を塞ぐようにして(嵌合されるようにして)、前パネル32、後パネル33及び保護パネル34よりなる右透光パネル31が取着されている。また、本例では前パネル32、後パネル33及び保護パネル34が板状体に相当する。このように、本実施の形態では、センターフレーム21の一部(取付枠149、右透光パネル31,LED43)によって装飾手段が構成されている。
【0100】
ここで、取付枠149及び右透光パネル31等について図3乃至14を参照しつつ詳細に説明する。
【0101】
図8は取付枠149の背面図であって、図7は右透光パネル31の取着状態における図8のJ−J線断面図である。これらの図に示すように、右板部26は、該右板部26の外形を形成する枠部150を備えている。また、該枠部150及び窓枠部24の壁面から右開口部30の内周方向に向かって延びるよう支持部151が形成されている。
【0102】
枠部150及び支持部151には、右透光パネル31を支持するための支持爪152、及び右透光パネル31を係止するための係止爪153,154,155が内周方向に向かって延びるよう一体形成されている。なお、これら152〜155により、取付部が構成されている。前記支持爪152は、右透光パネル31の前面(保護パネル34の前面)側縁部を支持しており、これにより上記各手段における支持部が構成されている。また、係止爪153は保護パネル34と、係止爪154は前パネル32と、係止爪155は後パネル33とそれぞれ対応しており、各々の後面側縁部を係止するよう構成されている。なお、係止爪153は、上記各手段における特定係止部に相当し、係止爪154,155は他の係止部に相当する。
【0103】
加えて、各支持爪152から各係止爪155までの距離L1は、右透光パネル31の厚みと等しくなるよう構成されている。詳しくは、各支持爪152から各係止爪153までの距離は保護パネル34の厚みと等しく、係止爪153に係止された保護パネル34から各係止爪154までの距離は前パネル32の厚みと等しく、係止爪154に係止された前パネル32から各係止爪155までの距離は後パネル33の厚みと等しくなるよう構成されている。尚、各係止爪153,154,155の形状は、それぞれ所定箇所において断面略三角形状や略断面L字状等に形成されている。
【0104】
前記支持部151には、上記支持爪152、係止爪153,154,155の外にも、右透光パネル31の挿通を円滑に行うための円柱状の案内手段としての位置決め部156が形成されている。
【0105】
尚、取付枠149には、該取付枠149に対応する部材(例えば、右側部取付部材40、レンズカバー117)を取付けるための取付孔が複数箇所に設けられており、かかる取付孔に対し、図示しないねじが挿通あるいは螺合されることによって対応する部材の取付けが行われるようになっている。
【0106】
図9,12に示すように、前記保護パネル34は、前記位置決め部156に対応して切り欠かれた案内溝170と、前記係止爪154,155に嵌合されるよう切り欠かれた爪受部171,172とを備えている。爪受部171は係止爪155に、爪受部172は係止爪154に対応するよう構成されている。
【0107】
図10,12に示すように、前パネル32は、前記位置決め部156に対応して切り欠かれた案内溝170と、前記係止爪153,155に嵌合されるよう切り欠かれた爪受部171,173とを備えている。爪受部173は係止爪153に対応するように構成されている。
【0108】
図11,12に示すように、後パネル33は、前記位置決め部156に対応して切り欠かれた案内溝170と、前記係止爪154に嵌合されるよう切り欠かれた爪受部172とを備えている。尚、案内溝170、爪受部171,172,173に関し、各パネル32〜34で同一の符号を付したものは、互いに対応する位置に形成されていることを示している。例えば、爪受部171は、係止爪155の挿通を許容するべく、保護パネル34及び前パネル32の同位置(互いに対応する位置)に設けられた切欠き部分である。
【0109】
以上のように構成された取付枠149と右透光パネル31とを取付ける際の取付工程について説明する。
【0110】
はじめに、図12に示すように、前記各パネル32,33,34を保護パネル34、前パネル32、後パネル33の順に相対配置する。そして、該保護パネル34、前パネル32、後パネル33を取付枠149に対して相対するように配置する。
【0111】
続いて、図14に示すように、前記保護パネル34、前パネル32、後パネル33の順に右透光パネル31を取付枠149に取付ける。そのときの手順について以下に説明する。
【0112】
まず、保護パネル34を右板部26の上側に位置する係止爪153(図8に示す係止爪153a)の前面側に嵌め込む。そして、保護パネル34を支持爪152に当接させ、支持させる。このとき、保護パネル34の案内溝172が、位置決め部156に当接させられる。該当接によって、保護パネル34の右開口部30に対する位置合わせを行うことができ、ひいては保護パネル34を右開口部30の取付位置へとスムースに案内することができる。加えて、前記爪受部172,173が前記係止爪153,154の挿通を許容するよう構成されているため、係止爪153に至るまでの挿通をスムースに行うことができる。
【0113】
そして、前記案内(詳しくは、保護パネル34の押圧)によって、右開口部30に挿通された保護パネル34が各支持爪152の背面に支持され、各係止爪153の前面に係止される。支持爪152の支持により、保護パネル34の前方への移動(図7における下方への移動)が規制される。また、係止爪153の係止により、保護パネル34の奥方への移動(図7における上方への移動)が規制される。つまり、保護パネル34が取付枠149に対し取付けられる。
【0114】
次に、保護パネル34の取付過程と同様にして、前記保護パネル34の取付けられた取付枠149に対し、前パネル32が取付けられる。詳しくは、前パネル32が案内溝170において位置決め部156と当接し、右開口部30の取付位置へと案内される。加えて、前記爪受部172が前記係止爪154の挿通を許容するよう構成されているため、係止爪154に至るまでの挿通をスムースに行うことができる。さらに、前記爪受部173が前記係止爪153の挿通を許容するよう構成されているため、前パネル32と保護パネル34とを当接させることができる。そして、前記案内(詳しくは、前パネル32の押圧)によって、前パネル32の前面が保護パネル34に支持され、前パネル32の背面が係止爪154に係止されることによって、前パネル32の前方と奥方への移動が規制される。つまり、前パネル32が取付枠149に対し取付けられる。
【0115】
続いて、保護パネル34及び前パネル32の取付過程と同様にして、前記保護パネル34及び前パネル32の取付けられた取付枠149に対し、後パネル33が取付けられる。詳しくは、後パネル33が案内溝170において位置決め部156と当接し、右開口部30の取付位置へと案内される。加えて、前記爪受部172が前記係止爪154の挿通を許容するよう構成されているため、後パネル33と前パネル32とを当接させることができる。そして、前記案内(詳しくは、後パネル33の押圧)によって、後パネル33の前面が前パネル32に支持され、後パネル33の背面が係止爪155に係止されることによって、後パネル33の前方と奥方への移動が規制される。つまり、後パネル33が取付枠149に対して取付けられる。以上のようにして、右透光パネル31(保護パネル34、前パネル32、後パネル33)が取付枠149に対して取付けられ、右透光パネル31の取付工程が終了する。
【0116】
一方、右透光パネル31を取り外す際においては、前記手順を踏まえ、右透光パネル31を取付枠149の前面側から押圧することで、係止爪153,154,155による係止を比較的簡単に解除することができる。
【0117】
なお、左板部27及び左透光パネル38の構成は、上記右板部26及び右透光パネル31と略同一のためその説明を省略する。
【0118】
以上詳述したように、本実施の形態では、前記LED43からの照射光を、右透光パネル31を介して視認させることで、装飾機能が付与され、遊技者は、右透光パネル31等(レンズカバー117を含む)を介して視認される視認態様を堪能することができる。
【0119】
本実施の形態では、右透光パネル31を構成する各パネル(保護パネル34、前パネル32、後パネル33)が、それぞれに対応する係止爪(係止爪153,154,155)によって係止される。このような構成を採用することで、一度に各パネル32〜34を係止する場合に比べて、取付作業に際し、相互の位置ずれが生じることがなく、確実に所定箇所に取付けることができる。また、各パネル32〜34毎にそれぞれ取付けられていることから、相互間でのがたつきがなく、取付状態の安定化を図ることができ、ひいては、右透光パネル31に基づく視認様態を遊技者に安定して提供することができる。
【0120】
また、遊技場側、或いは、メーカー側で、右透光パネル31を構成する各種透光特性を有する各パネル(前パネル32,後パネル33,保護パネル34)を、適宜容易に交換等することができる。つまり、前記各パネルが前記それぞれに対応する係止爪(係止爪153,154,155)によって各々係止されているため、取替えの対象とされたパネルの前方に位置するパネルの取付状態を保ったまま、取替えの対象とされたパネル及び該パネルの奥方に位置する板状体だけを取付枠149から取り外すことができる。例えば、保護パネル34、前パネル32の取付状態を保ったまま、後パネル33を取外す事ができる。それによって、取替えの対象とされたパネル(上記例では後パネル33)と異なる透光特性を有した板状体に交換等した上で、再度係止状態に復帰させることで、容易に透光態様、光の視認態様を別のものにすることができる。そのため、装飾に関し、容易にバリエーションをもたせることができ、結果として興趣の飛躍的な向上を図ることができる。
【0121】
加えて、前記右透光パネル31のパネルの枚数を変更しようとした場合、例えば後パネル33を省略しようとした場合においても、残りの保護パネル34及び前パネル32は独立して取付けられているため、がたつかせることなくこれらの安定した取付状態を保持することができる。さらに、保護パネル34の前面(右透光パネル31の前面)は遊技球Bに衝突される箇所に配設されているため、遊技球Bの衝突による右透光パネル31のがたつきによって起こり得る損傷や異音の発生を防止することができる。
【0122】
また本例では、保護パネル34と前パネル32、前パネル32と後パネル33とを当接状態で取付けることとしている。このため、予め設定しておいた右透光パネル31の視認態様を、前記取付状態において、設定通りに再現することが容易となる。さらに、各パネル間の空間を省略しているため、その分スペースを有効に利用できるとともに、爪等を最小限に抑えることで構成の簡素化を図ることができる。
【0123】
さらに、各係止爪153,154,155に対応するように爪受部171,172,173が設けられているため、係止爪153〜155等によって取付けが阻害されることなく、各パネル32〜34をそれぞれスムースに所定位置に取付けることができる。結果として、取付作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0124】
さらに、遊技球Bの流路に面する保護パネル34の存在により、遊技球Bによる各種透光特性を有する前パネル32及び後パネル33への悪影響を抑制することができる。すなわち、上記例にあっては、演出に大きな影響を与える直線状凸部35が、遊技球Bからの衝突応力により欠けたり、磨耗したりしてしまうといった事態を抑制することができる。
【0125】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0126】
(a)板状体の構成については特に限定されるものではないが、前パネル32、後パネル33、保護パネル34のうち遊技球が当接しうる側の面を略平坦面にすることが望ましい。例えば、保護パネル34を省略した場合、前パネル32が遊技球Bに当接しうることとなるが、この場合、直線状凸部35が背面に位置するように設置することが望ましい。かかる構成により、欠けたり、磨耗してしまうといった事態を抑制することができる。結果として、前パネル32、後パネル33等による演出を鮮明な状態で長期間視認させることができる。
【0127】
(b)上記(a)でも述べたように、保護パネル34を省略してもよい。
【0128】
(c)上記実施の形態では、前パネル32の前面は保護パネル34に支持され、後パネル33の前面は前パネル32に支持されているが、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、図15に示すように、各パネル32〜34の前後両面側をそれぞれ係止爪等152〜155で独立して係止することとしてもよい。さらに、図16(a)に示すように、保護パネル34が支持爪152の背面と係止爪153の前面とにより取付けられ、前パネル32が係止爪153の背面と係止爪154の前面とにより取付けられ、後パネル33が係止爪154の背面と係止爪155の前面とにより取付けられるよう構成されてもよい。この場合、係止爪153に支持される前パネル32の部分、及び係止爪154に支持される後パネル33の部分を、上記実施の形態のような切欠き部とは異なり、凹形状としてもよい。このように構成することで、各パネル34,32,33間の隙間をより小さくでき、同図のように互いに当接させて省スペース化を図ることも可能となる。しかも、各パネル32〜34の前後両面側がそれぞれ係止されているため、図16(b)に示すように、中央の前パネル32を省略したとしても、保護パネル34及び後パネル33をがたつかせることなく安定して取付けることができる。
【0129】
(d)上記実施の形態では、右透光パネル31の取外しに際して、右透光パネル31を取付枠149の前面側から押圧することで係止爪153,154,155による係止を解除していたが、必ずしもこのような解除方法に限定されるものではない。例えば、前パネル32、後パネル33、保護パネル34のそれぞれの背面から奥方に向かって延びる取っ手(突起)を設け、該各取っ手を引っ張ることによって、係止爪153,154,155による係止を解除してもよい。また、前記各取っ手の設置に伴い、各板状部33,34に前記取っ手と対応する切欠き溝を設けることとしてもよい。
【0130】
(e)上記実施の形態における、右透光パネル31を構成するパネルの数、形状等は特に限定されるものではない。
【0131】
(f)また、支持爪152、係止爪153,154,155の形状、数等は特に限定されるものではない。すなわち、本例においては、支持爪152が右透光パネル31の前方への移動(図7における下方への移動)を規制し、係止爪153,154,155が右透光パネル31の奥側への移動(図7における上方への移動)を規制することができる構成となっていればよい。
【0132】
(g)上記実施の形態では、右透光パネル31を構成する各パネル(前パネル32,後パネル33,保護パネル34)が一枚づつ順番に取付けているが、複数枚のパネルをまとめて取付けてもよいし、右透光パネル31として前記各パネルを一度に取付けてもよい。
【0133】
(h)上記実施の形態における、保護パネル34の取付けに際し、保護パネル34を右板部26の上側に形成されている係止爪153(係止爪153a)に嵌め込んでから、右透光パネル31を押圧して係止爪153に係止させることとしているが、保護パネル34を各係止爪153(係止爪153aも含む)に対し同時に係止させることとしてもよい。尚、前パネル32、後パネル33についても同様である。
【0134】
(i)上記実施の形態では、右透光パネル31を開口部30にスムースに案内すべく、位置決め部156と案内溝170とが設けられているが、特に案内手段となる位置決め部156と案内溝170の形状や数等は限定されるものではない。例えば、複数箇所にテーパ状の位置決め部を設けてもよい。また、案内手段なるものを省略してもよい。
【0135】
(j)上記実施の形態では、装飾手段に関する構成がパチンコ機に具体化されているが、必ずしもパチンコ機に限定されるものではなく、例えばスロットマシンやパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等に具体化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
【図2】センターフレームを示す斜視図である。
【図3】センターフレームを示す正面分解斜視図である。
【図4】センターフレームを示す背面分解斜視図である。
【図5】直線状凸部を示す図である。
【図6】駆動伝達部材等を示す図である。
【図7】右透光パネルの取着状態における図8のJ−J線断面図である。
【図8】取付枠の背面図である。
【図9】保護パネルの背面図である。
【図10】板状体(前パネル)の背面図である。
【図11】板状体(後パネル)の背面図である。
【図12】取付枠と右透光パネル(保護パネル、前パネル、後パネル)との配置関係を表す分解斜視図である。
【図13】右透光パネルの取着過程における部分断面図である。
【図14】右透光パネルの取着状態における右板部の分解斜視図である。
【図15】保護パネル、前パネル、後パネルの取着状態における部分断面図である。
【図16】(a)は、保護パネル、前パネル、後パネルの取着状態における部分断面図であり、(b)は、保護パネル、後パネルの取着状態における部分断面図である。
【符号の説明】
23…装飾手段としての後ベース枠、24…窓枠部、26…右板部、30…右開口部、31…右透光パネル、32…板状体としての前パネル、33…板状体としての後パネル、34…板状体としての保護パネル、149…取付手段としての取付枠、152…取付部、支持部としての支持部、153,154,155…取付部、係止部としての係止爪、156…案内手段としての位置決め部、171,172,173…爪受部。
Claims (4)
- 開口部を有する取付枠と、
前記開口部に対応して前後方向に重複配置されて取付けられる複数枚のいずれも略同一形状の透光性を有する板状体と、
前記板状体の背面側に設けられた照射手段と
を有し、前記照射手段からの照射光を、前記複数枚の板状体を介して前方より視認可能とした装飾手段を備えた遊技機において、
前記複数枚の板状体のうち最も前方に位置する板状体の前面に当接して当該板状体の前側への移動を規制する支持部と、
前記複数枚の板状体のうち最も後方に位置する板状体の後面に当接して当該板状体の後側への移動を規制する係止部と、
前記最も後方に位置する板状体以外の板状体の後面に当接して当該板状体の後側への移動を規制する特定係止部とを具備する取付部を備え、
前記各板状体は、互いに当接状態で取付けられることを特徴とする遊技機。 - 前記特定係止部は、前記最も後方に位置する板状体以外の板状体の後面に当接して当該板状体の後側への移動を規制するとともに、当該板状体の後面に当接する板状体の前面に当接して当該板状体の前側への移動を規制する構成であって、
前記特定係止部に当接する前記板状体のうち少なくとも一方には、前記特定係止部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記取付枠に対して前記各板状体を前記開口部の貫通方向に沿って相対移動させることで、前記板状体の着脱が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 所定の発射装置から打出された遊技球が案内される遊技領域を備え、前記最も前方に位置する板状体の前面に対し、前記遊技領域を移動する遊技球が接触可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
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