JP4258148B2 - ファイル管理プログラム、ファイル管理方法およびファイル管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はファイル管理プログラム、ファイル管理方法およびファイル管理装置に関し、特にパーソナルコンピュータ内の電子ファイルを管理するファイル管理プログラム、ファイル管理方法およびファイル管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、仮想結合機能を備えた文書管理ソフトウェアが存在する。仮想結合機能とは、ファイルフォーマットが異なるアプリケーションで作成されたさまざまなファイルを1つのイメージファイルとして結合することで、企画書や申請書やプレゼンテーション資料を作成したり、機密文書の一元管理を行なうものである。
【0003】
仮想結合によりイメージファイルを作成することで、ファイルの無用な改変を防ぐことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、仮想結合前の個々のファイルについては、当該ファイルが格納されているフォルダへのアクセス権の設定やアプリケーションの機能によるプロテクトにより、権限のない者のアクセスを禁止することができる。
【0005】
しかしながら、当該ファイルを1つのファイルに仮想結合することで、結合前にはアクセス権を持っていなかった者も当該仮想結合後のファイルにアクセスできるようになることがある。逆に、ファイルの一部のみにアクセス権を有さなかった者が、仮想結合されたファイルのすべての部分にアクセスできなくなる場合があった。
【0006】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、アクセス制限を容易に行なうことができるファイル管理プログラムおよびファイル管理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、ファイル管理プログラムは、
複数のファイルを結合して、第1のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルの任意の位置における少なくとも一部の領域についてアクセス制限を行なうためのアクセス制限領域を指定するユーザ指示を受付けるユーザ指示受付ステップと、
前記ユーザ指示受付ステップが受付けた、前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域を前記第1のイメージファイルから切取る切取ステップと、
前記切取ステップが前記第1のイメージファイルから切取ったアクセス制限領域で構成する第2のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域と前記第2のイメージファイルとを対応付ける対応情報と、前記第2のイメージファイルへのアクセス制限設定情報とを作成するステップと、をコンピュータに実行させる。
好ましくは前記切取ステップにおいて、前記アクセス制限領域はファイル単位で切取られる。
好ましくは前記第2のイメージファイルに対するアクセス制限は、前記第1のイメージファイルが作成される以前のファイルに設定されていた内容と同じ制限を設定する。
好ましくはファイル管理プログラムは、前記対応情報と前記アクセス制限設定情報とを、前記第1のイメージファイルに記録する。
好ましくはファイル管理プログラムは、前記第1のイメージファイルへのアクセス時には、前記第1のイメージファイルに、前記第2のイメージファイルのうち、ユーザに応じてアクセスが許可された前記第2のイメージファイルを結合させてアクセスさせることを特徴とする。
【0009】
好ましくは前記アクセス制限は、閲覧、印刷、配布、編集およびコピーの少なくとも1つについての制限を含む。
【0010】
好ましくはファイル管理プログラムは、前記アクセス制限を行なう場所を閲覧、印刷、配布、編集およびコピーとで個別に設定できることを特徴とする。
【0015】
この発明の他の局面に従うと、ファイル管理方法は、
複数のファイルを結合して、第1のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルの任意の位置における少なくとも一部の領域についてアクセス制限を行なうためのアクセス制限領域を指定するユーザ指示を受付けるユーザ指示受付ステップと、
前記ユーザ指示受付ステップが受付けた、前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域を前記第1のイメージファイルから切取る切取ステップと、
前記切取ステップが前記第1のイメージファイルから切取ったアクセス制限領域で構成する第2のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域と前記第2のイメージファイルとを対応付ける対応情報と、前記第2のイメージファイルへのアクセス制限設定情報とを作成するステップと、をコンピュータに実行させる。
この発明のさらなる他の局面に従うと、ファイル管理装置は、
複数のファイルを結合して、第1のイメージファイルを作成する手段と、
前記第1のイメージファイルの任意の位置における少なくとも一部の領域についてアクセス制限を行なうためのアクセス制限領域を指定するユーザ指示を受付けるユーザ指示受付手段と、
前記ユーザ指示受付手段が受付けた、前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域を前記第1のイメージファイルから切取る切取手段と、
前記切取手段が前記第1のイメージファイルから切取ったアクセス制限領域で構成する第2のイメージファイルを作成する手段と、
前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域と前記第2のイメージファイルとを対応付ける対応情報と、前記第2のイメージファイルへのアクセス制限設定情報とを作成する手段と、を備える。
好ましくは前記切取手段において、前記アクセス制限領域はファイル単位で切取られる。
好ましくは前記第2のイメージファイルに対するアクセス制限は、前記第1のイメージファイルが作成される以前のファイルに設定されていた内容と同じ制限を設定する。
好ましくはファイル管理装置は、前記対応情報と前記アクセス制限設定情報とを、前記第1のイメージファイルに記録する。
好ましくはファイル管理装置は、前記第1のイメージファイルへのアクセス時には、前記第1のイメージファイルに、前記第2のイメージファイルのうち、ユーザに応じてアクセスが許可された前記第2のイメージファイルを結合させてアクセスさせることを特徴とする。
好ましくは前記アクセス制限は、閲覧、印刷、配布、編集およびコピーの少なくとも1つについての制限を含む。
好ましくはファイル管理装置は、前記アクセス制限を行なう場所を閲覧、印刷、配布、編集およびコピーとで個別に設定できることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を示し、説明は繰返さない。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるファイル管理プログラムが搭載されたパーソナルコンピュータとプリンタとによって構成されるネットワークを示す図である。
【0018】
図1を参照して、ネットワークには、ファイル管理プログラムが搭載されたパーソナルコンピュータ100a,100bと、複数のプリンタ200a〜200cとが接続されている。
【0019】
図2は、図1のパーソナルコンピュータ100aまたは100bの概略構成を示すブロック図である。このパーソナルコンピュータは、ファイル管理プログラムが搭載されることにより、ファイル管理装置として機能する。
【0020】
図を参照して、パーソナルコンピュータ100は、装置全体の制御を行なうための制御部101と、データを入力するための入力部105と、データを記憶するための記憶部103と、データを出力するための出力部107と、制御部101で実行するためのプログラムなどを記憶するための外部記憶装置109と、ネットワークに接続するためのLAN(ローカルエリアネットワーク)カード113とを備えている。
【0021】
制御部101は、中央演算装置(CPU)と、このCPUで実行するためのプログラムを記憶するための読出専用メモリ(ROM)やCPUでプログラムを実行する際に必要となる変数などを記憶するためのランダムアクセスメモリ(RAM)を有している。
【0022】
入力部105は、キーボードまたはマウスなどであり、文字または数字の入力、または、所定の指示コマンドの入力が可能となっている。
【0023】
記憶部103は、文書または画像などのデータを格納する。これらのデータは、たとえばワードプロセッサのアプリケーションプログラムにより作成されたデータファイル、表計算ソフトのアプリケーションにより作成されたデータファイル、デジタルカメラまたはイメージスキャナなどで読取られた画像を記憶するためのデータファイル、または、他の種々のアプリケーションプログラムで作成されるデータファイルである。
【0024】
また、記憶部103は、複数のフォルダを有し、フォルダに分類してデータファイルを記憶することができる。たとえば、あるフォルダAには、ワードプロセッサで作成したデータファイルを記憶し、フォルダBには、表計算のアプリケーションソフトにより作成されたデータファイルを記憶するようにしてもよい。さらに、何らかの事案ごとにフォルダを作成するようにしてもよいし、データファイルが作成された期日をもとに所定の期間で区切ってフォルダを作成するようにしてもよい。これらのフォルダは、周知のアプリケーションプログラムにより作成される。
【0025】
出力部107は、ディスプレイであり、制御部101の指示に従ってデータファイルをサムネイルで表示する。これにより、複数のデータファイルを同時に表示することができる。
【0026】
外部記憶装置109は、コンピュータ読取可能な記録媒体111に記録されたプログラムやデータを読込み、制御部101に送信する。また、制御部101からの指示により、コンピュータ読取可能な記録媒体111に必要なデータを書込む。
【0027】
コンピュータ読取可能な記録媒体111としては、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク装置など)や光ディスク(CD−ROM/MO/MD/DVDなど)などのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)や光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリなどの固定的にプログラムを担持する媒体が挙げられる。また、記録媒体111を、ネットワークからプログラムがダウンロードされるように流動的にプログラムを担持する媒体とすることもできる。
【0028】
制御部101は、記録媒体111に記録されたファイル管理プログラムを外部記憶装置109で読取ることにより、読取ったプログラムを実行することができる。
【0029】
図3は、パーソナルコンピュータのファイル構成を示す図である。図3を参照して、制御部101には、ファイル管理プログラム101aと、プリンタドライバ101bとが実行されている。記憶部103には、4つのフォルダ201,211,221,231が含まれるものとする。フォルダ201,211,221,231は、複数のデータファイルを分類する。ここでは、フォルダ231は、ファイル管理プログラムによる管理対象外のフォルダであり、フォルダ201,211,221は、ファイル管理プログラムによる管理対象のフォルダとする場合について説明する。
【0030】
図3において、フォルダ201には、3つのデータファイル205,207,209が記憶されており、フォルダ211には、3つのデータファイル215,217,219が記憶されており、フォルダ221には、3つのデータファイル225,227,229が記憶されており、フォルダ231には、3つのデータファイル235,237,239が記憶されている。
【0031】
管理対象のフォルダ201,211,221には、データファイルの他に、管理情報ファイル203,213,223およびプリント管理テーブル204,214,224がそれぞれ記憶されている。一方、管理対象外のフォルダ231には、3つのデータファイル235,237,239のみが記憶され、管理情報ファイルおよびプリント管理テーブルは記憶されていない。
【0032】
管理情報ファイル203,213,223は、ファイル管理プログラム101aが制御部101で実行されることにより作成される。管理情報ファイルは、それが記憶されているフォルダに分類されて記憶されているデータファイルのファイル情報を含む。たとえば、フォルダ201に関しては、管理情報ファイル203は、3つのデータファイル205,207,209のファイル情報を含む。フォルダ211に関しては、管理情報ファイル213は、3つのデータファイル215,217,219のファイル情報を含み、フォルダ221に関しては、管理情報ファイル223は、3つのデータファイル225,227,229のファイル情報を含む。ファイル情報は、データファイルの属性情報と付加情報とを含む。このファイル情報により、ファイル管理プログラム上で複数のファイルを仮想結合させたり、させなかったりすることができる。
【0033】
また、各管理対象フォルダ201,211,221に含まれるプリント管理テーブル204,214,224には、そのフォルダに含まれるデータファイルの印刷に関する情報が記録されている。この印刷に関する情報とは、たとえばモード設定などの印刷の形態である。
【0034】
図4および図5は、ユーザにより行なわれる仮想結合動作を説明するための図である。
【0035】
図4に示されるように、ここでは「課題」、「現状」、「目標」の複数のファイルが1つのフォルダ内に記録されており、この3つのファイルを仮想結合させる場合を想定する。なお、それぞれのファイルの名称は“課題.doc”、“現状.xls”、“目標.doc”であるものとする。ユーザは、「目標」のファイルの上に「現状」のファイルをドラッグおよびドロップする。これにより、現状→目標の順番で仮想結合ファイルが作成される。さらに、ユーザはその作成された仮想結合ファイル上に「課題」のファイルをドラッグおよびドロップする。これにより、課題→現状→目標の順序で仮想結合ファイルが作成される。また、ユーザは仮想結合ファイルにファイル名を添付することができるが、ここでは“report”のファイル名が付与されたものであるとする。
【0036】
なお、これらの仮想結合を構成するファイルの名称、仮想結合の順序および仮想結合ファイルのファイル名は、管理情報ファイル(図3における符号203,213,223参照)に記録される。
【0037】
図5は、図4の3つのファイルが仮想結合された後の状態を示す図である。図を参照して、仮想結合ファイルのサムネイルとして「現状」のファイルの内容が示されているが、サムネイル内の所定の箇所をクリックすることによりユーザはページをめくるように「課題」、「目標」のファイルの概要を見ることができる。
【0038】
仮想結合ファイルをドラッグし、画面左下にあるプリンタアイコンにドロップすると、仮想結合を構成するファイルのプリントが行なわれる。
【0039】
図6は、本実施の形態におけるファイル管理プログラムの処理の具体例を示す図である。図中、(1)は、複数のファイルが結合された仮想結合ファイルを模式的に示している。仮想結合ファイルは1つのイメージファイルである。
【0040】
ユーザは、1つのイメージファイルである仮想結合ファイルから、アクセス制限(表示、印刷、配布、編集、コピーなどの制限)を行ないたい部分を指定する。この指定方法は、イメージファイルの一部をユーザがマウスなどのポインティングデバイスで切取ることで行なってもよいし、仮想結合を構成するファイルの各頁のサムネイルを表示し、ユーザが表示されたサムネイルから所定のものを選択するようにしてもよい。
【0041】
ここでは、Area−1〜3の部分がユーザにより設定されたアクセス制限を行ないたい部分であるとする。Area−1〜3の部分のデータは、仮想結合ファイルから切取られて、イメージファイルFile−1〜3として装置に記憶される。
【0042】
また、仮想結合ファイルの先頭には参照ファイルFile−Refが記録される。参照ファイルFile−Refは、アクセス制限が設定された場所とその場所のイメージファイルとを対応付け、どのユーザIDに対してどのようなアクセス制限が設定されているかを記載するファイルである。
【0043】
図7は、参照ファイルFile−Refの具体例を示す図である。図を参照して、参照ファイルには、仮想結合ファイルの切取られた場所(Area−1〜3)と、各場所に対応するイメージファイルのファイル名(File−1〜3)と、仮想結合ファイルにログインできるユーザID(ID−1〜4)とが記載されている。
【0044】
また、各ユーザIDと各ファイルに対応づけて、2進数の3桁の数字が記載されている。この3桁の数字の1の位は閲覧(表示)許可を示しており、10の位は印刷許可を示しており、100の位は配布(転送)許可を示している。それぞれの位が「1」であれば許可されていることを示し、「0」であれば禁止されていることを示している。
【0045】
なお、これらの許可/禁止を設定する項目は1つ以上であればいくつ設けてもよい。たとえば、閲覧、印刷、配布以外にも編集、コピーなどの許可/禁止を設定できるようにしてもよい。
【0046】
図7においては、ID−1でログインしたユーザは、仮想結合ファイルのArea−1に関しては、閲覧、印刷、配布のすべてが許可される。Area−2および3に関しては、閲覧、印刷は許可されるが配布は禁止される。
【0047】
なお、配布が禁止されている部分がある仮想結合ファイルをネットワークを通じて配布しようとすると、当該配布が禁止されている部分は相手には送られないようにファイル管理プログラムは構成されている。
【0048】
すなわち、たとえば図7においてID−1でログインしたユーザが、仮想結合ファイルを配布しようとしたときには、File−1は、元の仮想結合ファイルに結合されて配布されるが、File−2および3は配布されない。
【0049】
図8は、ID−1〜4のそれぞれのIDでログインしたユーザが閲覧できる範囲を示す図である。図中ハッチングで示される部分がそれぞれのユーザが閲覧可能な部分を示している。
【0050】
図を参照して、ID−1に対してはすべての部分が閲覧可となっているため、ユーザはすべての部分を閲覧することができる。ID−2に対してはArea−3の閲覧が禁止されているため(図7参照)、ユーザは禁止された部分を閲覧することができない。
【0051】
同様に、ID−3に対しては、Area−2および3、ID−4に対しては、Area−1〜3の閲覧が禁止されることになる。
【0052】
図9は、本実施の形態におけるファイル管理プログラムが実行する処理を示すフローチャートである。
【0053】
図を参照して、ステップS101でユーザは自己のIDを装置に入力することでログインを行なう(ここではID−kとする)。ステップS103でユーザからのコマンド入力を受付け、入力があったのであれば、ステップS105でコマンドが仮想結合ファイルの表示(閲覧)に関するものであるか否かが判定される。
【0054】
ステップS105でYESであれば、ステップS107で変数jに「1」を代入する。その後、ステップS109で変数iに「0」を代入する。
【0055】
ステップS111で変数iの値を1インクリメントし、ステップS113で参照ファイルFile−Refに記録されている2進数を検索する処理が行なわれる。
【0056】
具体的には、ログインしたユーザのID(ID−k)に関して、変数iで示される部分(Area−i)の下からj桁目の数字が「1」(許可状態)であるか否かが判定される。許可状態であれば、ステップS115で所定箇所の切取が行なわれた仮想結合ファイル(図6の(1))にイメージファイルFile−iが結合される。
【0057】
その後、ステップS117で変数iがイメージファイルの総数(図6においては3つ)となったかが判定され、YESであればステップS119で変数jが1であるかが判定される。YESであれば、ステップS121で所定のイメージファイルが結合された仮想結合ファイルを表示し、ステップS103へ戻る。
【0058】
なお、ステップS105でNOであれば、ステップS123でコマンドが印刷であるかが判定され、YESであればステップS125で変数jに「2」を代入し、ステップS109へ進む。
【0059】
ステップS123でNOであれば、ステップS127でコマンドがコピーであるかが判定され、YESであればステップS129で変数jに「3」を代入し、ステップS109へ進む。
【0060】
ステップS127でNOであれば、本ルーチンを終了する。
なお、ステップS119でNOであれば、ステップS131で変数jが2であるかが判定され、YESであればステップS133で仮想結合ファイルを印刷し、NOであればステップS135で仮想結合ファイルをコピーする。
【0061】
また、ステップS117でNOであれば、ステップS111へ戻る。
[その他]
なお、上述の実施の形態においては、仮想結合ファイル(イメージファイル)の中でアクセス制限をかけたい場所をユーザがイメージ中から指定することとしたが、結合前のファイルの単位でアクセス制限をかけることができるようにしてもよい。
【0062】
図10は、結合前のファイル単位でアクセス制限を行なう場合のファイル管理プログラムの処理の具体例を示す図である。
【0063】
図を参照して、仮想結合ファイルがFile−A,B,C,D,E,…を結合したイメージファイルであった場合を想定する。ここで、ユーザがFile−B,DおよびEにアクセス制限をかけるよう指示すると、仮想結合ファイル中のFile−B,DおよびEに相当する部分が切取られ、図6と同様に処理される。
【0064】
なお、ユーザがFile−B,DおよびEに対してアクセス制限の内容(閲覧、印刷、配布など)を任意に設定できるようにしてもよいが、ファイル管理プログラムで仮想結合前の各ファイル(File−B,D,E)に設定されているアクセス制限の内容を識別し、これと同じ制限を仮想結合後のイメージファイルに対して設定するようにしてもよい。
【0065】
また、印刷をする場合と画面表示をする場合とでアクセス制限をかける部分を異ならせるようにしてもよい。
【0066】
さらに、IDごとに異なるファイルを記憶させておき、ログインしたIDに対応するファイルを仮想結合ファイルに付加するようにしてもよい。すなわち、ユーザ(ID)毎にファイルを用意しておき、これを個人メモや個人専用の表紙とし、結合することも可能である。
【0067】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1つにおけるネットワークの構成を示す図である。
【図2】 図1のパーソナルコンピュータ100a,100bの構成を示す図である。
【図3】 パーソナルコンピュータのファイル構成を示す図である。
【図4】 仮想結合前のファイルの状態を示す図である。
【図5】 仮想結合後のファイルの状態を示す図である。
【図6】 ファイル管理プログラムの処理の具体例を示す図である。
【図7】 参照ファイルの具体例を示す図である。
【図8】 ID−1〜4のそれぞれのIDでログインしたユーザが閲覧できる範囲を示す図である。
【図9】 ファイル管理プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図10】 結合前のファイル単位でアクセス制限を行なう場合のファイル管理プログラムの処理の具体例を示す図である。
【符号の説明】
100a,100b パーソナルコンピュータ、101 制御部、101a ファイル管理プログラム、103 記憶部、200a〜200c プリンタ。
Claims (15)
- 複数のファイルを結合して、第1のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルの任意の位置における少なくとも一部の領域についてアクセス制限を行なうためのアクセス制限領域を指定するユーザ指示を受付けるユーザ指示受付ステップと、
前記ユーザ指示受付ステップが受付けた、前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域を前記第1のイメージファイルから切取る切取ステップと、
前記切取ステップが前記第1のイメージファイルから切取ったアクセス制限領域で構成する第2のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域と前記第2のイメージファイルとを対応付ける対応情報と、前記第2のイメージファイルへのアクセス制限設定情報とを作成するステップと、をコンピュータに実行させる、ファイル管理プログラム。 - 前記切取ステップにおいて、前記アクセス制限領域はファイル単位で切取られる、請求項1に記載のファイル管理プログラム。
- 前記第2のイメージファイルに対するアクセス制限は、前記第1のイメージファイルが作成される以前のファイルに設定されていた内容と同じ制限を設定する、請求項2に記載のファイル管理プログラム。
- 前記対応情報と前記アクセス制限設定情報とを、前記第1のイメージファイルに記録する、請求項1〜3のいずれかに記載のファイル管理プログラム。
- 前記第1のイメージファイルへのアクセス時には、前記第1のイメージファイルに、前記第2のイメージファイルのうち、ユーザに応じてアクセスが許可された前記第2のイメージファイルを結合させてアクセスさせることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のファイル管理プログラム。
- 前記アクセス制限は、閲覧、印刷、配布、編集およびコピーの少なくとも1つについての制限を含む、請求項1〜5のいずれかに記載のファイル管理プログラム。
- 前記アクセス制限を行なう場所を閲覧、印刷、配布、編集およびコピーとで個別に設定できることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のファイル管理プログラム。
- 複数のファイルを結合して、第1のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルの任意の位置における少なくとも一部の領域についてアクセス制限を行なうためのアクセス制限領域を指定するユーザ指示を受付けるユーザ指示受付ステップと、
前記ユーザ指示受付ステップが受付けた、前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域を前記第1のイメージファイルから切取る切取ステップと、
前記切取ステップが前記第1のイメージファイルから切取ったアクセス制限領域で構成する第2のイメージファイルを作成するステップと、
前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域と前記第2のイメージファイルとを対応付ける対応情報と、前記第2のイメージファイルへのアクセス制限設定情報とを作成するステップと、をコンピュータに実行させる、ファイル管理方法。 - 複数のファイルを結合して、第1のイメージファイルを作成する手段と、
前記第1のイメージファイルの任意の位置における少なくとも一部の領域についてアクセス制限を行なうためのアクセス制限領域を指定するユーザ指示を受付けるユーザ指示受付手段と、
前記ユーザ指示受付手段が受付けた、前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域を前記第1のイメージファイルから切取る切取手段と、
前記切取手段が前記第1のイメージファイルから切取ったアクセス制限領域で構成する第2のイメージファイルを作成する手段と、
前記第1のイメージファイルのアクセス制限領域と前記第2のイメージファイルとを対応付ける対応情報と、前記第2のイメージファイルへのアクセス制限設定情報とを作成する手段と、を備える、ファイル管理装置。 - 前記切取手段において、前記アクセス制限領域はファイル単位で切取られる、請求項9に記載のファイル管理装置。
- 前記第2のイメージファイルに対するアクセス制限は、前記第1のイメージファイルが作成される以前のファイルに設定されていた内容と同じ制限を設定する、請求項10に記載のファイル管理装置。
- 前記対応情報と前記アクセス制限設定情報とを、前記第1のイメージファイルに記録する、請求項9〜11のいずれかに記載のファイル管理装置。
- 前記第1のイメージファイルへのアクセス時には、前記第1のイメージファイルに、前記第2のイメージファイルのうち、ユーザに応じてアクセスが許可された前記第2のイメージファイルを結合させてアクセスさせることを特徴とする、請求項9〜12のいずれかに記載のファイル管理装置。
- 前記アクセス制限は、閲覧、印刷、配布、編集およびコピーの少なくとも1つについての制限を含む、請求項9〜13のいずれかに記載のファイル管理装置。
- 前記アクセス制限を行なう場所を閲覧、印刷、配布、編集およびコピーとで個別に設定できることを特徴とする、請求項9〜14のいずれかに記載のファイル管理装置。
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