JP4257839B2 - 電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置 - Google Patents

電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
この発明は、電力ケーブル遮蔽導体の接地不良を検出する電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置に関し、特に電力ケーブルが充電されている活線状態で、遮蔽導体の接地不良を検知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力ケーブルのうち、配電用の地中埋設ケーブルや変電所構内連絡ケーブルなどでは、遮蔽導体(一般的には銅テープ)が水の浸入による腐食や環境温度の変動による熱応力等によって切断する場合がある。このように遮蔽導体が切断した状態(即ち接地不良状態)で使用を続けると、遮蔽導体に電圧が発生して電力ケーブルのさらなる破壊に至る可能性があり、早期発見が必要である。
【0003】
従来、このような遮蔽導体の切断等接地不良は一般に、電力ケーブルの両端間において遮蔽導体の抵抗を測定することによって検出している。または、電力ケーブルの片端と接地されている接地線間の抵抗を測定することによって検出する方法もある。
【0004】
従来、このような遮蔽導体の切断等接地不良は一般に、電力ケーブル遮蔽導体のケーブル両端間の抵抗を測定する等、遮蔽導体のケーブル両端部に検出機器またはリード線を接続する方法を採用している。例えば、遮蔽導体の端部から遮蔽導体に切断検出用信号(特開2001−268736)ないし監視信号(特開2001−141770)、あるいは矩形波電圧(特開平8−304487)を印加する方法がある。また、ケーブル端末部における遮蔽導体の接地線に接続して遮蔽導体の接地不良を検出する方法もある(特開2000−324638)。また、ケーブル片端で中心導体と遮蔽層とを短絡し、反対端で中心導体と遮蔽導体間に交流電圧を印加する方法もある(特開平8−223726)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−268736号公報
【特許文献2】
特開2001−141770号公報
【特許文献3】
特開平8−304487号公報
【特許文献4】
特開2000−324638号公報
【特許文献5】
開平8−223726号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ケーブル両端間の遮蔽導体の抵抗を測定する等、遮蔽導体のケーブル両端部に検出機器またはリード線を接続する従来方法では、安全上、および必要上、電力ケーブルの停電を伴う。現在、種々の事情により、電力ケーブルを停電させることは非常に難しい。故に遮蔽導体の接地不良が懸念される場合でさえも、確認作業が先送りされている現状にある。
通常、電力ケーブルの遮蔽導体は、端末部で外部に露出されている。端末部は、高圧充電部に接近している場合が多く、充電状態で電力ケーブルの遮蔽導体の抵抗を測定することは、感電の危険があり、作業者の精神的ストレスを伴う。また両端末部が遠隔地に存在する場合、測定用の長尺な補助電線等が必要となり、かつ、被測定物を誤る可能性がある。
さらに、測定用の補助電線等で電力ケーブルの遮蔽導体を短絡することにより、平時の接地形態が変わることになり、循環電流が発生あるいは変動し、電力供給に影響を与えかねない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、停電を必要とせず、また、充電露出部に近寄る必要もなく、電力ケーブルの遮蔽導体の接地不良を検出することができ、また、長尺の補助電線等を必要とせず、簡単に、かつ、検査対象電力ケーブルを見間違える恐れもなく、遮蔽導体の接地不良を検出することができる電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1の発明は、中心導体の周りに内部半導電層、絶縁体、外部半導電層、遮蔽導体、誘電性物質を順に被覆した電力ケーブルの前記遮蔽導体の接地不良を活線状態で検出する可搬式の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置であって、
前記誘電性物質の外側に配置されて前記誘電性物質を介して遮蔽導体と静電結合してmV(ミリボルト)レベル以上の電圧を取得可能な面積を持つ電極と、この電極に接続された判別器とからなり、前記判別器は、前記電極から取得した電圧Vが設定した閾値を越えたか否かを識別する識別手段を持つ判別回路と、前記閾値を越えた時に、遮蔽導体が接地不良である旨を外部に報知する報知手段とを備え、
前記判別回路は、遮蔽導体とケーブルの外周の前記誘電性物質で静電結合された前記電極により遮へい導体の電圧Vの分圧比分として前記電圧Vを取得するように構成され、かつ、太さや誘電性物質厚さ等が異なる電力ケーブルに対しても前記分圧比が一定となるように調整する分圧比調整手段を備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項は、請求項における報知手段が、前記電極から取得した電圧が設定した閾値を越えた時に発光する発光手段、または、音を発する発音手段、またはその両方を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項は、請求項における電極が、一部開放リング状をなしケーブル外面に弾性的に装着可能なバネ性電極であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置により遮蔽導体の接地不良検出を行なう状態を示した模式図である。同図において、1は検査対象の電力ケーブル、2は電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置(以下、単に接地不良検出装置という)である。この電力ケーブル1は、例えば配電用の地中埋設ケーブルや変電所構内連絡ケーブル等であり、図3にも示すように、中心導体3の周りに、内部半導電層4、架橋ポリエチレン等の絶縁体5、外部半導電層6、例えば銅テープ等の遮蔽導体7、ゴムまたはプラスチックからなるシース(誘電性物質)8を順に被覆した構造である。遮蔽導体7は電力ケーブル1の一端側で接地(接地線9)されている。矢印Aは遮蔽導体7が破断しているとして、その破断個所を示している。
【0013】
前記接地不良検出装置2は、シース8の外側に配置されてこのシース8を介して遮蔽導体7と静電結合する電極10と、この電極10に接続された判別器11とからなっている。判別器11は、電極10に生じた電圧を検出し、その検出電圧が、設定した閾値を越えた時に、遮蔽導体7が接地不良であると判断し、かつ、遮蔽導体7が接地不良である旨を外部に報知する。図示の判別器11は、電極10がシース8に確実に接触したことを圧力で検知(判別器内部に圧力センサがある)するためのスプリング11a、および、取っ手11bを持つ。
【0014】
上記の遮蔽導体の接地不良検出方法の原理を図2を参照して説明する。遮蔽導体7が正しく接地されている正常時には、遮蔽導体の電位(対地電圧V)は、他相などからの誘導による影響は微弱であり無視できるものとすると、
=2π×f×C×V×R
で表され、ケーブル全長に渡り、ほぼ零である。但し、f=商用周波数、C=ケーブル絶縁体静電容量、V=中心導体の対地電圧、R=遮蔽導体の接地抵抗である。
しかし、遮蔽導体7が例えば切断して接地不良状態となると、切断個所におけるその両側の遮蔽導体7どうしの電気的接続は、切断個所の外部半導電層6を介しての電気的接続になるため、遮蔽導体7の接地抵抗が変化し、このため、遮蔽導体7の電位(対地電圧V)が上昇する。したがって、この電圧Vを検出することで、遮蔽導体7の接地不良を検出することができる。
そこで、ケーブルの外側に配置されて遮蔽導体7とケーブルの外側で静電結合された電極10により、前記電圧Vの分圧比分の電圧Vを取得し、電圧Vが判別回路に設定された閾値を超えた時、異常(遮蔽導体7が接地不良)と判定する。前記電圧Vは、次の式で表せすことができる。
=(C/(C+C))×V
但し、V=遮蔽導体の電圧(対地電位)、 電極における電圧(対地電位)、C=シースの静電容量、C=判別回路における静電容量、である。なお、Cはケーブルの導体断面積、長さ等の固有常数により決定される。通常、Vは一定(公称電圧定格)、Cも一定である。
【0015】
上記の接地不良検出装置2における電極10の具体例を図3に示す。図3に示した電極10’は、金属板12に導電性スポンジ13を貼り付けた構造であり、金属板12にステンレス板を用い、導電性スポンジ13に厚み1〜30mmで比抵抗10〜10[Ω・cm]のクロロプレンゴムスポンジを用いており、静電容量(金属板面積)C2は30〜110[pF]である。
【0016】
図4に上記接地不良検出装置2における判別器11の具体的な判別回路14を示す。この判別回路14は、市販9V乾電池1個からなる電源15、電源スイッチ16、電源電圧を調整するレギュレータ17、可変抵抗18、比較器19、トランジスタ20、発光ダイオード21、ブザー22等を備えている。また、入力側にダイオード23、コンデンサ24、ツエナーダイード25等を備えている。レギュレータ17の出力電圧は可変抵抗18で調整され、遮蔽導体の接地不良と判定するために設定した閾値の電圧が比較器18に供給される。この接地不良検出装置2は上記の通り電池式なので現場携帯が可能である。
比較器19は、電極10から取得した電圧が設定した閾値を越えたか否かを識別する識別手段を構成する。発光ダイオード21およびブザー22は、遮蔽導体の接地不良である旨を外部に報知する報知手段を構成する。
【0017】
遮蔽導体7が接地不良であると判断する閾値の電圧の具体例を説明すると、電極10の電位(対地電圧)は、電力ケーブルの太さ、シース厚み等によって異なってくるので、対象の電力ケーブル毎に、前述の[C/(C+C)]が一定になるように接地不良検出装置2の静電容量Cを調整するが、このCの調整は主として可変コンデンサ24の調整により行なう。なお、接地不良検出装置2の静電容量Cは、主として可変コンデンサ24の静電容量に近いが、他のコンデンサの影響もあるのでは正確にはCそのものではない。
【0018】
遮蔽導体7が断線して接地不良状態になっている場合、前述したように、切断個所におけるその両側の遮蔽導体7どうしの電気的接続は、切断個所の外部半導電層6を介しての電気的接続になるため、遮蔽導体7の接地抵抗が変化し、このため、遮蔽導体7の電位(対地電圧V)が上昇する。したがって、遮蔽導体7が接地不良状態になっている時は、電極10を活線状態の電力ケーブル1の外面(シース8の表面)に当てると、シース8を介して遮蔽導体7と静電結合している電極10に電圧V(誘起電圧)が生じ、この電圧Vがダイオード23を経て比較器19に入力される。比較器19は、その入力電圧Vと前記の予め設定した前記閾値の電圧とを比較し、入力電圧が閾値の電圧を越えた時、トランジスタ20を作動させて、これに接続された発光ダイオード21およびブザー22を作動させ、遮蔽導体7の接地不良を報知する。なお、電力ケーブル1の遮蔽導体7自体に断線がある場合に限らず、遮蔽導体7の接地線9に異常(腐食や断線等)がある場合でも、遮蔽導体7が接地不良状態であることは同じであるから、当然その異常を検出できる。
【0019】
対象電力ケーブルが電圧=6〜33kV、絶縁体静電容量=0.2〜0.9[μF/km]、外径=φ15〜φ90mm、条長=1〜80m、遮蔽導体=銅のテープまたは平編組線なるCVケーブルである場合、図3の電極10および図4の判別回路14を用いた接地不良検出装置2において、閾値は110mV以上である。
【0020】
なお、判別回路14に、自ら模擬的な電力ケーブル1の遮蔽導体7の接地不良状態相当の方形信号波を作り出すチェッカ回路を内蔵させることもできる。図4に内蔵させるチェッカ回路26の部分を1点鎖線で示す。この場合、チェッカ回路26は同図のように、電極10からの入力と並列の回路構成となる。このチェッカ回路は、一般に検電器のチェックを行なう検電器チェッカと同様な回路構成でよい。例えば図示略のチェッカボタンを押す等して内蔵するチェッカ回路26からの方形信号波を入力することで、当該接地不良検出装置2が遮蔽導体の接地不良の検出を正しくできるか否かをチェックすることができる。
【0021】
図5に参考例としての接地不良検出装置2’を示す。この接地不良検出装置2’は、遠隔地の電力ケーブル1を常時監視する遠隔地・常時監視用であって、電極10と判別器11’とを長いリード線33で接続している。この場合の電極10は電力ケーブル1に装着できる構造とする。図6に示した電極10”は、そのような用途に試作した電極であり、例えばりん青銅やステンレス等の金属板を一部開放リング状に形成して、ケーブル外面に弾性的に装着可能にしたバネ性電極であり、静電容量(金属板面積)Cは30〜110[pF]である。
【0022】
また、この表示手段は液晶パネル34であり、遮蔽導体の接地不良時に「異常」という文字を表示する。この判別器11’は無電源であり、これを作動させるために、ケーブル電圧による誘起電圧を利用している。すなわち、ケーブル(中心導体3)を課電することにより遮蔽導体7に流れる充電電流に、接地抵抗を乗じた電圧(V)で、液晶パネル34を含めた内部の判別回路を駆動させる。この場合の内部の判別回路は、主要な回路構成は図4の判別回路14と同様であるが、電池15や発光ダイオード21、ブザー22等は無い。対象電力ケーブルが前記と同様なCVケーブルである場合、図6の電極10”、および、前記液晶パネル34を用いた判別器11’による接地不良検出装置において、閾値は350[mV]以上である。
【0023】
本発明は、基本的には遮蔽導体のケーブル片端側のみを接地する1点接地系統用であるが、多点接地系統においても、遮蔽導体の両端の接地の一方を非接地状態にすれぱ、当該電力ケーブルの遮蔽導体の接地不良検出が可能である。
また、近くに特別高圧電線等があり誘導の影響がある場合でも、電極10の近傍に電極10を覆う様な形で、接地された遮蔽板を付属させることで、当該電力ケーブルの遮蔽導体7の接地不良検出が可能である。
【0024】
電極10の材料としては、上述のものに限らず、例えばゴム製静電マット、銅メッシュテープ、アルミホイル等、種々の材料を使用できる。
【0025】
また、本発明は電極10を電力ケーブル1のシース8の外面に当てて遮蔽導体7の接地不良検出を行なうものであるが、参考例としては、電極をセットする個所として種々の場合が考えられる。例えば図7は、電極40を電力ケーブル端末部に設ける場合であるが、電極40を例えばケーブル端末部のストレスコーン(ストレス緩和用半導電層)41に内蔵ないし添わせる形で配置することができる。この場合、この電極40にリード線で接続した判別回路をその近傍に設置することができる。また、ストレスコーンが露出するタイプの場合は、電極40と一緒に、報知手段を含めた判別回路をストレスコーンに内蔵ないし添わせる形で装着することもできる。図7において、42は端子、43はがい管、44はコンパウンド、45は電力ケーブル支持金具である。
【0026】
同じく参考例であるが、ケーブル端末部に設ける場合に、同じく図7に示した電極50のように、電力ケーブル支持金具45に装着する形で配置することも可能である。この場合も、電極50とともに、報知手段を含めた判別回路をケーブル支持金具45に装着することができる。また、ケーブル端末部に限らず、ケーブルの中間部であっても、ケーブル自身を固定している例えばケーブルクリートやケーブルブラケットに設けることが可能である。
【0027】
また、同じく参考例であるが、図8に示すように、電極60を、電力ケーブル1に巻き付けた螺旋状のプレフォームドバインド61で挟み込むようにして、ケーブル外周に配置することもできる。この場合も、電極60とともに、報知手段を含む判別回路も電力ケーブル1に装着することができる。
また、螺旋状のプレフォームドバインドを押さえ金具兼電極として利用することも可能である。すなわち、プレフォームドバインドは一般に金属芯材を持つが、金属芯材の幅を広くして、電極として有効な一定面積以上を確保することで、このプレフォームドバインドの金属芯材を電極として利用できる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置によれば、次のような効果を奏する。
(1)遮蔽導体のケーブル端部に検出機器やリード線を接続して行なう従来方法と異なり、停電を必要とせず、充電露出部に近寄る必要もないため、作業員が安全にかつ精神的ストレスから解放されて、電力ケーブルの遮蔽導体の接地不良の検出を行なうことができる。
(2)その他の機材を必要とせず、単身で、また対象電力ケーブルを見間違えることなく、電力ケーブルの遮蔽導体の接地不良を検出することができる。
(4)遮蔽導体の切断点位置に拘わらずにかつ対象電力ケーブルの任意の箇所において遮蔽導体の接地不良の検出を行なうことができる。
(5)電力ケーブルの遮蔽導体自体に断線がある場合に限らず、遮蔽導体の接地線に異常(腐食や断線等)がある場合でも、その異常を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置により遮蔽導体の接地不良検出を行なう状態を示した模式図である。
【図2】本発明の接地不良検出装置の原理を説明する図である。
【図3】図1の接地不良検出装置に用いて好適な電極の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の接地不良検出装置に用いる判別回路の一例を示す回路図である。
【図5】参考例としての接地不良検出装置により遮蔽導体の接地不良検出を行なう状態を示した模式図である。
【図6】図5の接地不良検出装置に用いて好適な電極の一例を示す断面図である。
【図7】電極をセットする個所についての参考例を示すもので、電力ケーブル端末部の一部切欠図である。
【図8】電極をセットする個所についての他の参考例を示すもので、プレフォームドバインドを利用して電力ケーブルに電極を装着する状況を示す図である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル
接地不良検出装置(電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置)
3 中心導体
4 内部半導電層
5 絶縁体
6 外部半導電層
7 遮蔽導体
8 シース(誘電性物質)
9 接地線
10、10’ 電極
11 判別器
12 金属板
13 導電性スポンジ
14 判別回路
15 電源、
16 電源スイッチ
17 レギュレータ
18 可変抵抗
19 比較器
20 トランジスタ
21 発光ダイオード(報知手段)
22 ブザー(報知手段)
23 ダイオード
24 可変コンデンサ
25 ツェナーダイオード
26 チェッカ回路

Claims (3)

  1. 中心導体の周りに内部半導電層、絶縁体、外部半導電層、遮蔽導体、誘電性物質を順に被覆した電力ケーブルの前記遮蔽導体の接地不良を活線状態で検出する可搬式の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置であって、
    前記誘電性物質の外側に配置されて前記誘電性物質を介して遮蔽導体と静電結合してmV(ミリボルト)レベル以上の電圧を取得可能な面積を持つ電極と、この電極に接続された判別器とからなり、前記判別器は、前記電極から取得した電圧Vが設定した閾値を越えたか否かを識別する識別手段を持つ判別回路と、前記閾値を越えた時に、遮蔽導体が接地不良である旨を外部に報知する報知手段とを備え、
    前記判別回路は、遮蔽導体とケーブルの外周の前記誘電性物質で静電結合された前記電極により遮へい導体の電圧V の分圧比分として前記電圧V を取得するように構成され、かつ、太さや誘電性物質厚さ等が異なる電力ケーブルに対しても前記分圧比が一定となるように調整する分圧比調整手段を備えていることを特徴とする電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置。
  2. 前記報知手段は、前記電極から取得した電圧が設定した閾値を越えた時に発光する発光手段、または、音を発する発音手段、またはその両方を備えていることを特徴とする請求項記載の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置。
  3. 前記電極が、一部開放リング状をなしケーブル外面に弾性的に装着可能なバネ性電極であることを特徴とする請求項記載の電力ケーブル遮蔽導体の接地不良検出装置。
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