JP4256298B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP4256298B2
JP4256298B2 JP2004129740A JP2004129740A JP4256298B2 JP 4256298 B2 JP4256298 B2 JP 4256298B2 JP 2004129740 A JP2004129740 A JP 2004129740A JP 2004129740 A JP2004129740 A JP 2004129740A JP 4256298 B2 JP4256298 B2 JP 4256298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
vacuum cleaner
dust collection
dust removal
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004129740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005305015A (ja
Inventor
剛一 長田
博志 小田原
好夫 庭瀬
正二 林
幸司 岩瀬
恭一 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2004129740A priority Critical patent/JP4256298B2/ja
Publication of JP2005305015A publication Critical patent/JP2005305015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4256298B2 publication Critical patent/JP4256298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Description

本発明は、集塵フィルタに付着する塵埃を除塵する除塵装置を備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機は、例えば特許文献1に示すように、集塵フィルタと電動送風機の間に備える除塵装置が備えられる。この除塵装置は、集塵フィルタの背面を弾きながら回転する除塵子にコードリールの回転力を伝達する構成を有する。
特許第3490081号公報
上記特許文献1に示す電気掃除機は、除塵子を保持し、かつ外周に外周歯車を有する回転盤と、本体ケースの底側に横置きに置かれるコードリールとを有し、このコードリールの外周歯車と回転盤の外周歯車との間に二つの中間歯車を介在した伝達機構を備えるので、部品数が多く複雑である。このため、組み立て性の面でも良くない。
本発明は、上記の問題に対処し、部品数が少なく、組み立て性の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、本体ケースと、本体ケースの前側に内置される集塵ユニットと、本体ケースの後側に内置される電動送風機と、この電動送風機の横隣になるように本体ケースの後側に内置されるコードリールを有し、コードリールは、電動送風機に電気を給電する電気コードを巻く巻取リールの回転軸心の方向が電動送風機に向けて水平になるように置かれ、集塵ユニットの後側に備わる波形状の集塵フィルタと電動送風機との間に介在する除塵装置支持枠体は上部に除塵回転体を備え、除塵回転体は、回転軸心の方向が集塵フィルタの裏面に沿って水平になるように置かれ、除塵回転体には、コードリールに対向する端部側に伝達歯車を含む回転伝達部材を設け、巻取リールに設けた駆動歯車を含む駆動伝達部に除塵回転体の回転伝達部材を回転が伝達されるように接合したことを特徴とする。
本発明によれば、組み立て性が良く、歯車の部品数が少ない電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る実施例について図面を引用して説明する。
まず、図1〜図10に沿い、電気掃除機の概要から順に説明する。
電気掃除機の本体ケースは、図1〜図3に示すように、上側本体ケース1と下側本体ケース2を有する。本体ケースは、走行用の車輪3とキャスター(図示せず)を有する。上蓋4は、上側本体ケース1に開閉自在に備わる。集塵ユニット5は、上蓋4を開けて本体ケースの集塵ユニット収納部6に入れられたり、取り出したりする。
集塵ユニット5は、図4〜図8に示すように集塵ケース7と波形状の集塵フィルタ8を有する。集塵ケース7の内部には、サイクロン式の集塵部が備わる。サイクロン式の集塵部は、サイクロンの分離室20と集塵室21を有する。
集塵ケース7は、前側にごみ吸込口22を有する。このごみ吸込口22から気流とともに分離室20に流入した塵埃は、重いごみと軽いごみに分離されて集塵室21に集塵される。集塵フィルタ8の上流側には、フィルタ23が備わるので、大部分の塵埃は集塵室21に溜まる。フィルタ23に捕集されなかった細塵がフィルタ23の下流側に備わる波形状の集塵フィルタ8に捕集される。
集塵フィルタ8は、不織布等を波形状して形成する。集塵フィルタ8の周縁は合成樹脂により成型されるので、波形が保持される。波形の集塵フィルタ8は可撓性を有するので、
裏面側(塵埃捕集面の裏面側)を加振することにより、捕集された塵埃が振るい落される。
電動送風機24は、図9、図10に示すように本体ケースの後側に内置される。コードリール25は、電動送風機24の横隣になるようにして本体ケースの後側に内置される。集塵ユニット5は、本体ケースの前側に内置される。除塵装置ユニット26は、集塵フィルタ8と電動送風機24との間に介在するように取り付けられる。
電動送風機24は、吸引ファン部27と電動機28を有し、吸引ファン部27を前側に、電動機28を後側に、かつ水平に置かれるように配置される。吸引ファン部27の前側に備わる吸込口(電動送風機24の吸込口)は、集塵フィルタ8の背面中央側に向くように置かれる。
コードリール25は、電動送風機24に電気を給電する電気コード40を巻く巻取リール41を有し、この巻取リール41の回転軸心の方向が電動送風機24に向けて水平になるように置かれる。巻取リール41は、外周に駆動伝達部である平歯車の駆動歯車42を有する。
除塵装置ユニット26は、図11、図12、図13ないし図15〜図24に示すように除塵装置支持枠体43と、除塵回転体44を有する。
除塵装置支持枠体43は、合成樹脂で形成される。除塵装置支持枠体43は、通風穴45を有する。除塵回転体44は、通風穴45の上方位置に設けられる。通風穴45は、除塵装置支持枠体43の広い範囲を占め、少なくとも集塵フィルタ8と電動送風機24の吸込口とが向き合うところに位置するように設けられる。ごみ吸込口22から吸い込まれ、集塵ケース7の内部、集塵フィルタ8を通過した空気流は、通風穴45を通って電動送風機24の吸込口に吸い込まれて行く。
除塵回転体44は、通風穴45を避けて通風穴45の上方位置に設けられるので、通風穴45を通る空気流の流通障害にならなく、電動送風機24による強い吸い込みが行われる。
また、除塵回転体44は、両端側が回転支持部材で回転自在に支持する支持構成にしているので、集塵フィルタ8と電動送風機24との間に除塵回転体44と回転支持部材が前後にならぶこともなく、スベースを縮小でき、コンパクトになる。
また、通風穴45は、多数の格子やリブを有する。格子やリブで、通風穴45が細かく仕切られているので、誤って集塵ユニット5をセットせずに塵埃の吸い込みをしたときには、大き目の塵埃が電動送風機24の手前で格子やリブに捕集され、電動送風機24の破損を防止することができる。
除塵回転体について、図14、図25〜図32を加えて詳しく述べる。
除塵回転体44は、円筒状の筒部材46と、除塵加振部である螺旋バネ47と、エンドリング48を有する。
円筒状の筒部材46は、図27、図28に示すように合成樹脂で形成され、軸方向に貫通する内部空間49を有する。筒部材46は、軸方向に延びる複数(4本)の保持リブ60を外周に有する。保持リブ60は等間隔で配置され、螺旋バネ47の内周を保持する。
また筒部材46は複数(2つ)の円弧状係止突起61を両端側外周に有する。この円弧状係止突起61を利用してエンドリング48を筒部材46に取り付けることにより、螺旋バネ47が外れないように固定される。
エンドリング48は、図29に示すように内側面に円弧状係止突起61が係合される係合部62を有する。係合部62は、係合鍔63に係合溝64を設けて形成される。係合溝63は、入り口の反対側(奥側)に止部65を有する。エンドリング48は、止部65に円弧状係止突起61が当接するまで回すことにより、確実な固定になる。二つの係合鍔63の間隔は、円弧状係止突起61の円弧長より少し大きくしている。この少し大きい間隔のところに円弧状係止突起61が嵌り、エンドリング48をねじることにより、係合溝63に円弧状係止突起61が挿入係止されるのである。
除塵加振部である螺旋バネ47は、図28に示すように同じ外径で軸心方向に沿って螺旋を描く形状を有する。螺旋バネ47の外径は26mm程度である。線材として、線径が1mmのピアノ線材を用いる。螺旋バネ47は、錆び止めのメッキ処理を施す。ステンレスの鋼線や合成樹脂の線材を用いることも可能である。
螺旋バネ47は、図32に示すように内径側と保持リブ60の外周側との間に1mm程度のギャップGをもって筒部材46の外周に保持される。筒部材46と螺旋バネ47のギャップは、保持リブ60以外のところでは更に大きくなっている。
螺旋バネ47は、両端側に筒部材46の外径よりも小径の締着輪66を有する。この締着輪66が弾力をもって筒部材46の端部外周に締着することにより、螺旋バネ47は筒部材46に保持される。
また、螺旋バネ47は、両端に二つの回り止め部67を有する。締着輪66の両端に設けられる回り止め部66は、締着輪66の両端側を筒部材46の長手方向に沿うように内向きに折り曲げて形成される。一方の回り止め部66は終端になるが、他方の回り止め部66は螺旋バネ47に連なっている。二つの回り止め部66は、図25に示すように隣接する円弧状係止突起61の端部間に係合するように置かれる。この二つの回り止め部67により、螺旋バネ47は、筒部材46に回り止めされて保持される。回り止め保持された螺旋バネ47は、エンドリング48の取り付けにより、筒部材46に確実に外れることなく取り付け固定される。このため、除塵回転体44の除塵回転に際し、螺旋バネ47が筒部材46から脱落することもないので、除塵が良く行われる。
除塵回転体44は、従動側回転体支持軸80と駆動側支持軸81を有する。この従動側回転体支持軸80と駆動側支持軸81を含めた除塵回転体の組み立てについて図14、図30〜図32を加えて述べる。
除塵回転体44の筒部材46は、内部空間49に従動側回転体支持軸80と駆動側支持軸81を収納する。内部空間49は、図14の(1)、図30に示すように左側半分に4つの平坦な回り止め面部82を有する。残りの右側半分は、図14の(1)、図31に示すように回り止めのない円形の空間になっている。筒部材46の左端には、内部空間49の内径より小径の抜け止めフランジ83が設けられる。
図14の(1)は、筒部材46の単体を示す。図14の(2)は、筒部材46の螺旋バネ47が取り付け状態を示している。図14の(3)は、筒部材46の内部空間49に従動側回転体支持軸80が収められた状態を示している。従動側回転体支持軸80は、筒部材46の右側から挿入され、抜け止めフランジ83で抜け落ちないように保持される。
従動側回転体支持軸80は、基軸84、中央板85、端板86、バネ支持棒87、従動側軸突起88を有する。中央板85、および端板86の外周は、回り止め面部82が設けられている内部空間49と同じ形状をしているので、従動側回転体支持軸80は筒部材46に対する回り止めがなされる。従動側軸突起88は、筒部材46の左端より突き出た状態に置かれる。
図14の(4)は、従動側回転体支持軸80のバネ支持棒87に付勢バネ89を取り付けたところを示す。この後、図14の(5)に示すように中間体100をバネ支持棒87に嵌め込んで取り付ける。中間体100はバネ支持棒87に対して長手方向に摺動自在に嵌合されているが、回転方向に対しては回らないように拘束されている。図32に示すようにバネ支持棒87は断面がH形状を有し、中間体100もバネ支持棒87に嵌る穴がH形状になっているので、回り止めになる。
図14の(6)は、筒部材46に駆動側支持軸81が取り付けたところを示す。駆動側支持軸81は、筒部材46の内部空間49に回転自在に、かつ軸方向に摺動自在に取り付けられる。駆動側支持軸81は、外端側に駆動側軸突起101を有する。
また、駆動側支持軸81は駆動側軸突起101の反対側に嵌め込み穴を有し、この嵌め込み穴に中間体100が回転自在に、かつ軸方向に摺動自在に取り付けられる。駆動側軸突起101の反対側に存在する嵌め込み穴の奥側には駆動ラチェットが設けられる。中間体100は、嵌め込み穴に嵌る奥側の端面に従動ラチェットを有する。駆動ラチェットと従動ラチェットの噛み合いは、付勢バネ89で付勢される。
駆動側支持軸81の回転は、駆動ラチェットと従動ラチェットを介して従動側回転体支持軸80に伝達される。回転の伝達は、駆動側支持軸81の一方の回転で、他方の回転は伝達されない。一方の回転では、駆動ラチェットと従動ラチェットが噛み合って回転が伝わる。逆方向の回転では、駆動ラチェットと従動ラチェットの噛み込みが行われず、従動ラチェットの中間体100が付勢バネ89に逃げるように移動するので、回転の伝達が行われない。
このようにして組み立った除塵回転体は、除塵装置支持枠体に取り付けられる。除塵回転体の取り付けについて説明する。
図15は、除塵回転体44を取り付ける前の除塵装置支持枠体43を示す。
除塵装置支持枠体43は、通風穴45の上方部に除塵回転体44が取り付けられる除塵体設置部102を有する。除塵装置支持枠体43が収まる大きさの除塵体設置部102は、上下、左右、および背面が壁で区画形成され、通気性のない構造になっている。除塵体設置部102の左側壁部の内方には、従動側軸受穴103を有する軸受台104が設けられる。除塵体設置部102の右側の側壁部105は、駆動側軸受穴106を有する。この駆動側軸受穴106は、外部に貫通する穴になっている。除塵体設置部102は、背面に左右に延びる二つの除塵回転体背受部107を有する。
図16は、除塵体設置部102を除塵回転体44にセットしたところを示す。
従動側回転体支持軸80、および駆動側支持軸81を筒部材46の奥側に押し込む。従動側軸突起88と駆動側軸突起101が筒部材46の両端内に入り込むので、除塵回転体44は図16に示すように除塵体設置部102に容易に収まる。そして、従動側軸突起88を従動側軸受穴103に合わせることにより、付勢バネ89に押されて従動側軸突起88が吐出従動側軸受穴103嵌る。同じく、駆動側軸受穴106に駆動側軸突起101を合わせることにより、駆動側軸突起101も付勢バネ89に押されて駆動側軸受穴106に嵌る(図17に示す)。
駆動側軸突起101は、図17、図19に示すように側壁部105の外部側に突出するように置かれる。駆動側軸突起101に軸シール部材108を取り付ける。軸シール部材108は、駆動側軸受穴106と駆動側軸突起101との隙間を流れるリークを抑える機能を有する。
軸シール部材108は、ゴムとか軟質のプラスチック材で形成され、筒部120、鍔部121を有するほぼL字の形状をなす。軸シール部材108は、筒部120の内周に環状のシール突起122を有する。また鍔部121の付け根にあたる筒部120の内周に環状の位置決め突起123を有する。シール突起122は、断面の形状が半円形をなしている。軸シール部材108の鍔部121が側壁部105の外部側に摺接するように置かれ、シール機能を保つ。
駆動側軸突起101は、外周に環状のシール溝と、環状の位置決め溝を有する。シール溝は駆動側軸突起101の先端寄りに、位置決め溝は駆動側軸突起101の付け根寄りに設ける。駆動側軸突起101に取り付けた軸シール部材108は、シール突起122がシール溝に、位置決め突起123が位置決め溝に嵌合する。位置決め溝に嵌る位置決め突起123は、位置決め機能に加え、シール突起122と同様なシール機能も有する。
回転伝達部材の伝達歯車124は、図18に示すように駆動側軸突起101の端部に取り付ける。伝達歯車124はネジで締め付け固定される。
図20、図21に示すように、除塵体設置部102に取り付けた除塵回転体44は、除塵回転体背受部107に背を向けた状態に置かれる。二つの除塵回転体背受部107は、除塵回転体44の長手方向に沿って延在するように置かれる。螺旋バネ47の外周と除塵回転体背受部107の間隔G(2〜3mm)は、長手方向に亘り、同じ巾に設けられる。
除塵回転体44の取り外しは、図15〜図18に示す軸受台104の底部に設けた差込穴125から差し込むドライバー等で従動側回転体支持軸80を筒部材46の奥側に押すことにより、従動側軸突起88が従動側軸受穴103から外れるため容易に行われる。差込穴125は、吸い込みのリークを防ぐために通常は蓋をする。また、除塵回転体44の取り外しを別の方法に代え、差込穴125をやめることも可能である。
上記のように組み立てられた除塵装置ユニット26は、図9、図10、図12、図22に示すように電動送風機24と集塵ユニット5の間に置かれる。
除塵装置ユニット26の本体ケースへの組み込みは、下側本体ケース2に電動送風機24とコードリール25を組み込んでから行う。除塵装置ユニット26の組み込みは、除塵装置ユニット26を縦のまま下ろすように、下側本体ケース2に挿入することにより行われる。この組み込みで、除塵装置ユニット26の伝達歯車124(回転伝達部材と、コードリール25に設けた巻取リール41の駆動歯車42との噛み合わせが行われるので、組み立て作業の良い構成である。
この組み立性の良い噛み合わせができるのは、伝達歯車124の回転軸心が駆動歯車42の回転軸心より上側の位置で噛み合う配置構成にしたからである。
また伝達歯車124の回転軸心と駆動歯車42の回転軸心を平行に配置し、かつ両歯車を平歯車としたので、両歯車の外周が突き合うように噛み合わされる。両歯車の噛み合わせは、巻取リール41が回転軸心方向に多少振動しても噛み合わせ状態は安定に維持され、除塵回転体44の除塵回転を確実に行うことができる。
除塵回転体44への回転伝達機構は、巻取リール41の駆動歯車42と除塵回転体44の伝達歯車124の二つだけであるので、コンパクトに構成できるとともに、構成が簡単で、組み立てやすく、回転伝達ロスが少ないという特徴を持っている。
なお、回転伝達機構は、傘歯車、はすば歯車等の各種歯車の利用が可能である。
次に集塵フィルタの除塵について説明する。
螺旋バネ47の外周側が、図13に示すように、集塵フィルタ8の波間に入り込むように置かれる。概ね1mm程度の入り込み量になる。螺旋バネ47の回転に伴い、集塵フィルタ8の山頭が弾かれて除塵が行われる。
集塵フィルタ8の横幅が100mm程度、螺旋バネ47の長さが80mm程度であるので、集塵フィルタ8のほぼ全横幅に亘り、除塵が行われる。
集塵フィルタ8は、波間が縦に走るように置かれ、かつ除塵回転体44が集塵フィルタ8の上側位置に置かれるので、集塵フィルタ8から振るい落とされた塵埃は集塵フィルタ8の下方に溜まる。
集塵フィルタ8の除塵は、除塵回転体44の回転により行われる。除塵回転体44の回転は、コードリール25の電気コード40を引き出すときだけ行われるようにした。電気コード40を巻き戻すときには、除塵回転体44の回転が行われるようにすると、電気コード40の巻き戻しを担わせているゼンマイバネの負荷が多くなるからである。ゼンマイバネを強くして電気コードの巻き戻しに際しても除塵を行わせるようにすることは可能である。
さて、コードリール25の電気コード40を引き出すことにより、図23の示す回転伝達機構(巻取リール41の駆動歯車42と除塵回転体44の伝達歯車124)を介して巻取リール41の回転が伝達歯車124に伝わる。伝達歯車124の回転は、駆動側支持軸81、中間体100、従動側回転体支持軸80を介して筒部材46に伝わる。こうして、除塵回転体44は回される。
電気コード40の巻き戻しでは、巻取リール41が逆方向の回転になるので、駆動側支持軸81の駆動ラチェットと中間体100の従動ラチェットとの間で回転の伝達が断たれ、除塵回転体44には回転が伝わらないようになっている。
図33〜図35は、螺旋バネ47による集塵フィルタ8の塵埃モードを示す。
図33は除塵回転体44の螺旋バネ47が回る前である。螺旋バネ47の回転にともない、図34に示すように集塵フィルタ8の波頭が左向きに押される。集塵フィルタ8の波頭が左向きに撓むとともに螺旋バネ47も左向きに弾性変形し、螺旋バネ47は波頭の頂上に向け移動を続け、図35に示すように更に撓み、変形は増す。そして、波頭を越えると、螺旋バネ47は左隣の波頭を横から弾くことにより、集塵フィルタ8は振れて集塵フィルタ8の表面側(塵埃捕集面)に付着する塵埃が振るい落される。また、波頭を越えると、集塵フィルタ8にためられた変形が元の位置に戻ろうとするので、集塵フィルタ8は激しく振動し、塵埃がフィルター面から剥離する。この集塵フィルタ8の除塵は、除塵回転体44の長手方向範囲に亘り広範囲に行われ、電気コード40の一度の引出しにより、螺旋バネ47が10回転以上回転するので、繰り返し除塵が行われ、高い除塵性能が得られる。
また、集塵フィルタ8の波頭を真横から弾く除塵は、除塵回転体44の長手方向範囲に亘り、偏り無く一様に行われるので、除塵むらが生じにくい。また螺旋バネ47の回転による除塵は、集塵フィルタ8の各所で螺旋バネ47が接触するようになっているので、回転位置によって負荷変動が大きく変ることもなく、電気コード40の引出し操作がし易い。
また、螺旋バネ47の内径側と保持リブ60の外周側との間に1mm程度のギャップGを設けたので、螺旋バネ47の外周側を集塵フィルタ8の波間に確実に入り込ませることができ、良好な除塵ができる。
また、除塵回転体44の長手方向に沿って延在する二つの除塵回転体背受部107を集塵フィルタ8の反対側に設けたので、除塵回転体44の除塵回転に際し、螺旋バネ47が集塵フィルタ8の波頭の反力(撓みに伴う反力)で後側に押されても除塵回転体背受部107に受け止められる。これにより、螺旋バネ47が後側に逃げないので、螺旋バネ47が十分に変形し、集塵フィルタ8の波頭が強く弾かれる。
なお、上記では、螺旋バネ47の螺旋ピッチ間に集塵フィルタ8の波が二つ入る関係になっているが、数波入るようにすることも可能である。
また螺旋バネ47に代えて、螺旋スクリュー、ウォームを用いることも可能である。
図36は、筒部材の他の実施例を示す。
筒部材130は、複数(4本)の保持リブ131と、円弧状係止突起132と、端部輪止133を外周に有する。前記螺旋バネ47の締着輪66が円弧状係止突起132と端部輪止133の間に置かれ、二つの回り止め部67が円弧状係止突起132の端部間に挟まるように置かれる。
締着輪66が円弧状係止突起132と端部輪止133の間に止められるので、螺旋バネ47の脱落が抑えられる。二つの回り止め部67が円弧状係止突起132の端部間に挟まれるので、螺旋バネ47の回り止めが行われる。この筒部材130は、螺旋バネ47を止めるエンドリング48が不要である。
本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、電気掃除機本体の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、上蓋を開いて集塵ユニットが外れた状態を示すところの電気掃除機本体の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、上蓋を開いて集塵ユニットが取り付けられている状態を示すところの電気掃除機本体の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、集塵ユニットの後側から見た正面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図4のA−A断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、集塵ユニットの前側から見た外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、集塵ユニットの後側から見た外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図5のB−B断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、上側本体ケースを外して上から見た電気掃除機本体の平面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、電気掃除機本体の縦断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵装置ユニットの伝達歯車と巻取リールの駆動歯車との噛み合わせを示す斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵装置ユニットの伝達歯車と巻取リールの駆動歯車との噛み合わせを示す平面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、集塵フィルタと除塵回転体の螺旋バネとの関り合いを示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体の組み立て手順を示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵装置支持枠体の正面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵装置支持枠体に除塵回転体を取り付けたところを示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体に軸シール部材を取り付けたところを示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体に伝達歯車を取り付けたところを示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体と軸シール部材を示す拡大図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図18のC−C断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図20のD部拡大図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、回転除塵装置ユニットの伝達歯車と巻取リールの駆動歯車との噛み合わせを示す正面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体の伝達歯車と巻取リールの駆動歯車との噛み合わせを示す平面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図22のE矢視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵回転体の筒部材の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、筒部材の正面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、螺旋バネの正面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、エンドリングの斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図27のF−F断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図27のG−G断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、図14の(6)のH−H断面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵開始前を示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵初期を示す図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、除塵進行中を示す図。 本発明の実施形態に係る他の実施例に関するもので、筒部材の斜視図。
符号の説明
1…上側本体ケース、2…下側本体ケース、5…集塵ユニット、8…集塵フィルタ、24…電動送風機、25…コードリール、40…電気コード、42…駆動歯車、124…伝達歯車。

Claims (5)

  1. 下側本体ケースと上側本体ケースとを有する本体ケースと、
    前記下側本体ケースの前側に出し入れ可能に内置される集塵ユニットと、前記下側本体ケースの後側に内置される電動送風機と、該電動送風機の横隣になるように前記下側本体ケースの後側に内置されるコードリールを有し、
    前記コードリールは、前記電動送風機に電気を給電する電気コードを巻く巻取リールの回転軸心の方向が電動送風機に向けて水平になるように置かれ、
    前記集塵ユニットは集塵ケースと該集塵ケースの後側に設けられた波形状の集塵フィルタを有し、
    前記集塵フィルタと前記電動送風機との間には、前記下側本体ケースに組み込まれ前記集塵フィルタの除塵を行う除塵装置ユニットが配置され、
    前記除塵装置ユニットは、前記除塵装置支持枠体と、該除塵装置支持枠体の上部に配置された除塵回転体とを有し、
    該除塵回転体は、回転軸心の方向が前記集塵フィルタの裏面に沿って水平になるように置かれ、かつ前記コードリールに対向する前記除塵回転体の端部側に伝達歯車を含む回転伝達部材を設け、
    前記巻取リールには、前記除塵回転体の回転伝達部材に回転を伝達する駆動歯車を含む駆動伝達部を設け、
    前記除塵回転体の回転伝達部材は、前記除塵装置ユニットを前記下側本体ケースに組み込むことにより前記巻取リールの上側位置で前記駆動伝達部と噛み合うことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項記載の電気掃除機において、
    前記駆動歯車の平歯車を前記巻取リールの外周に設け、
    前記除塵回転体の伝達歯車を平歯車とし、
    前記駆動歯車と前記伝達歯車の回転軸心が平行になるように両歯車を噛み合わせたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項記載の電気掃除機において、
    前記伝達歯車は、前記除塵装置支持枠体の外縁よりも外側に突出して置かれることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項記載の電気掃除機において、
    前記集塵フィルタは、波間が縦になるように配置し、
    前記除塵回転体は、周囲に回転軸心に沿って続く螺旋状の除塵加振部を有し、
    前記除塵加振部の外周側が前記集塵フィルタの波間に入り込むように置かれることを特徴とする電気掃除機。
  5. 請求項記載の電気掃除機において、
    前記除塵回転体の除塵加振部を螺旋バネで形成したことを特徴とする電気掃除機。
JP2004129740A 2004-04-26 2004-04-26 電気掃除機 Expired - Fee Related JP4256298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129740A JP4256298B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129740A JP4256298B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005305015A JP2005305015A (ja) 2005-11-04
JP4256298B2 true JP4256298B2 (ja) 2009-04-22

Family

ID=35434433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004129740A Expired - Fee Related JP4256298B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4256298B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080097104A (ko) * 2007-04-30 2008-11-04 삼성광주전자 주식회사 진공청소기용 집진장치
US7640625B2 (en) 2007-04-30 2010-01-05 Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. Vacuum cleaner

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005305015A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4757730B2 (ja) 空気調和機
JP4757725B2 (ja) 空気調和機
JP5240960B2 (ja) 空気調和機用清掃装置と空気調和機
EP2392871A1 (en) Air-conditioning indoor unit and method for producing a filter cleaning device
JP5294440B2 (ja) 空気調和機
JP4252927B2 (ja) 電気掃除機
JP4256298B2 (ja) 電気掃除機
JP5202614B2 (ja) 空気調和機
JP2020003169A (ja) フィルタ清掃ユニット及び空気調和機
JP4538517B2 (ja) 電気掃除機
JP4317794B2 (ja) 電気掃除機
JP2008302283A (ja) 空気調和機
JP5045451B2 (ja) 空気調和機
US8590412B2 (en) Driving apparatus with a vibration limiter for worm gear
JP5257613B2 (ja) 空気調和機
WO2012029745A1 (ja) フィルタ移動機構及び空調室内機
JP4473180B2 (ja) 電気掃除機
JP2015051075A (ja) 電気掃除機
JP2005155954A (ja) 空気調和機
JP2004245448A (ja) 空気調和機
JP2007000449A (ja) 電気掃除機
CN214965073U (zh) 一种吸尘器的过滤网掸灰结构
KR100366849B1 (ko) 공기 청정용 필터장치
JP2000001167A (ja) 車両用空気清浄機のろ材供給装置
JPS6319010Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060529

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060529

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4256298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees