JP5257613B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタの自動清掃機能を備えた空気調和機(室内機ユニット)に関し、さらに詳しく言えば、フィルタの移動経路を工夫して筐体をよりコンパクトにした空気調和機に関する。
例えば特許文献1に示すように、最近の空気調和機(エアコン)の室内機ユニットの一部には、フィルタに付着したゴミを自動的に除去するフィルタ清掃機能を備えたものがある。
フィルタ清掃機能は、空気吸込口を覆うように本体キャビネットに取り付けられたフィルタと、フィルタに付着したゴミを回収する清掃ユニットとを有し、清掃ユニットをモータ駆動によって移動させてフィルタに付着したゴミを清掃ユニットで回収し、ダストボックス内に貯留している。
特許文献1に記載されたフィルタ清掃装置は、フィルタに接触してゴミを回収する清掃ブラシと、清掃ブラシに付着したゴミを回収するためのリフレッシュブラシとを有し、清掃工程の開始前や終了後に清掃ブラシをリレッシュブラシに接触させることで、清掃ブラシに付着したゴミをリフレッシュブラシで回収するようにしていた。
しかしながら、特許文献1に記載されたフィルタ清掃装置には、次のような課題があった。すなわち、従来の清掃工程は、清掃工程の開始前後で清掃ブラシを回転させていたため、清掃の途中で清掃ブラシを回転させることはなかった。
フィルタにゴミが大量に付着している場合、清掃ブラシがフィルタに接触しながら移動してゆくと、清掃ブラシによって掻き取れず残ったゴミが塊となって回収できないため、好ましくない。
さらには、大量のゴミが清掃ブラシに付着した状態でリフレッシュブラシに接触させると、リフレッシュブラシの回収能力を越えるゴミが付着していた場合、リフレッシュブラシによって回収しきれなかったゴミが再びフィルタに接触することで、ゴミが落ちたりするおそれもある。
特開2008−121990号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、1回のフィルタ清掃過程で清掃ブラシを複数回回転させて清掃ブラシに付着したゴミをこまめに清掃することができる空気調和機を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は、室内機筐体内に、四角枠状のフレームに沿って張設されたフィルタ面を有し空気吸込口に沿って配置されたフィルタと、上記フィルタを所定方向に移動させるフィルタ駆動手段と、上記フィルタに付着したゴミを除去する清掃ブラシと、上記清掃ブラシに付着しているゴミを除去するリフレッシュブラシと、上記フィルタ駆動手段を制御する制御部とを有する空気調和機において、
上記清掃ブラシは、所定の回転軸を中心に上記フィルタに接触するフィルタ清掃位置と上記リフレッシュブラシに接触するリフレッシュ位置とに回動可能であり、上記清掃ブラシと上記フィルタには、上記フィルタの片道移動方向の始端から終端に至るまでの間に上記清掃ブラシを少なくとも2回以上上記フィルタ清掃位置から上記リフレッシュ位置に向けて回動させるフィルタ回動手段が設けられており、
上記フィルタのフレームには、上記フィルタ回動手段の一方の構成要素として、上記フレームのフィルタ移動方向に沿って所定距離ずらして配置された第1リブおよび第2リブを含むリブ対がフィルタ移動方向に沿って所定の間隔で複数対配置されており、
上記清掃ブラシの回転軸には、上記フィルタ回動手段の他方の構成要素として、上記第1リブに対応する第1カムと、上記第2リブに対応する第2カムとを備え、
上記フィルタの片道移動方向を順移動方向,その反対方向を逆移動方向として、上記第1カムは上記順移動方向時にのみ、上記清掃ブラシを上記フィルタ清掃位置となるように上記第1リブにより回動され、上記第2カムは上記逆移動方向時にのみ、上記清掃ブラシを上記リフレッシュ位置となるように上記第2リブにより回動され、
上記フィルタの順移動方向に沿って上記第1リブと上記第2リブとが順に配置され、
上記制御部は、上記フィルタの順移動方向時、上記第2リブが上記第2カムを通過したことを検知すると、上記第1リブが上記第1カムを乗り越える位置にまで上記フィルタを上記逆移動方向に移動させて、上記第2リブにより上記第2カムを回動させて上記清掃ブラシを上記リフレッシュ位置としたのち、再度、上記フィルタを上記順移動方向に移動させ、今度は、上記清掃ブラシが上記フィルタ清掃位置となるように上記第1リブにより上記第1カムを回動させ、これを上記リブ対ごとに繰り返すことを特徴としている。
本発明において、上記第1リブは、上記フレームのフィルタ移動方向に沿って対向する2辺のいずれか一方の辺側に設けられており、上記第2リブは、いずれか他方の辺側に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、フィルタの一部に清掃ブラシを少なくとも2回以上回動させるフィルタ回動手段を設けたことにより、1回の清掃工程で清掃ブラシを複数回清掃させることで、より清掃効率を高めることができる。
また、フィルタのフレーム部に設けられた一対のリブを用いてフィルタを回動することにより、ブラシ回転専用の駆動手段を設けることなく、より安価な空気調和機を実現することができる。
また、フィルタ面を挟んで対向するフレームに各リブをそれぞれ独立して設けたことにより、フィルタ回動手段の動作時にフィルタが歪んだりすることを確実に防止できるばかりでなく、それらをずらして配置することで、リブの位置をフィルタ清掃時の位置決めとしても利用でき、逆差しなどの誤動作を防止できる。
(a)本発明の一実施形態に係る空気調和機の要部断面図,(b)ダストボックスの要部断面図。 上記空気調和機のフィルタと清掃ブラシの斜視図。 清掃ブラシの分解斜視図。 (a),(b)清掃ブラシの回転カムの動きを説明する説明図。 (a)〜(f)清掃ブラシの動きを説明する説明図。 (g)〜(m)清掃ブラシの動きを説明する説明図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこの限りではない。図1に示すように、この空気調和機の室内機ユニット1は、図示しない背板を介して壁面に支持されるベースパネル10を備えている。
ベースパネル10には、熱交換器2とクロスフローファン(図示しない)が架け渡されるようにして支持されている。本発明において、熱交換器2とクロスフローファンの具体的な構成は、任意であってよいため、その説明は省略する。
また、ベースパネル10の下面側には、空気吹出口や風向板、ディフューザー(ともに図示しない)などが設けられるが、本発明において、これらの構成は特に限定されることがないため、その説明も省略する。
ベースパネル10には、熱交換器2の上面を覆う上面パネル11と、熱交換器2の前面を覆う前面パネル12と、熱交換器2の左右両端を支持する一対の側面パネル(図示しない)とを備えている。この例において、各パネルは合成樹脂の成型品からなる。
上面パネル11および前面パネル12には、空気を室内機ユニット1に取り込むための空気吸込グリル14が設けられている。前面パネル12の一部には、運転時に開くことにより、吸込グリル14の開口面積を大きくして、空気流入量を増やすオープンパネル15が設けられている。
室内機ユニット1の内部には、空気吸込グリル14を覆うようにフィルタ3が着脱自在に設けられている。フィルタ3は、熱交換器2の左右半分ずつをそれぞれ覆い隠すように2枚設けられている。各フィルタ3は、ともに同一形状であるため、以下においてはいずれか一方のみを例示して説明する。
図2を併せて参照して、各フィルタ3は、格子状のフレーム31と、フレーム31に張設されたフィルタ本体32とを一体成型した合成樹脂製である。フレーム31は、フィルタ本体32の外周を囲むように形成されており、補強用の補強フレーム33がフィルタ3の移動方向(図2中の矢印方向)に沿って2箇所設けられている。
フレーム31には、後述するフィルタ清掃ユニット4の清掃ブラシ43を回動させるためのフィルタ回動手段が設けられている。フィルタ回動手段は、清掃ブラシ43をフィルタ3に向けて回動させる第1リブ34と、清掃ブラシ43をダストボックス41内に回動させる第2リブ35とからなり、フィルタ清掃中に少なくとも2回清掃ブラシを回動させるため2組(合計4箇所)設けられている。
フレーム31の他方の面(図2では裏面)には、フィルタ3を移動させるためのラック(図示しない)が設けられている。このラックは室内機ユニット1の前面側に設けられたフィルタ駆動手段42に歯合されている。
この例において、第1リブ34および第2リブ35は、1回の清掃行程中(フィルタ3の始端から終端に至るまでの間)に清掃ブラシ43を2回回動させるために2組設けられているが、より清掃ブラシ43の回動回数を増やすため、2組以上設置してもよい。
第1リブ34および第2リブ35は、フレーム31からほぼ垂直に突設されており、フィルタ3の移動方向に沿って平行なフレーム31にそれぞれ独立して設けられている。この例において、第1リブ34は、図2のフレーム31の左側に設けられており、第2リブ35は右側に設けられているが、逆であってもよい。
第1リブ34および第2リブ35は、フィルタの移動方向に沿って所定量(ΔT)ずらされて配置されている。これによれば、ブラシ回転専用の駆動手段を設けることなく、より安価な空気調和機を実現できる。また、第1リブ34および第2リブ35がずらされていることで、リブとカムとの干渉を防ぐことができる。なお、フィルタ3を逆方向に移動させた直後に清掃ブラシ43が回転しないようにするため、隣接するΔT同士は、互いに重なり合わないようになっていることが好ましい。
再び図1(a),(b)を参照して、室内ユニット1の内部の前面側には、フィルタ3を清掃するためのフィルタ清掃ユニット4が設けられている。フィルタ清掃ユニット4は、フィルタ3に付着したゴミを回収するダストボックス41と、フィルタ3をダストボックス41内を経由して移動させるフィルタ駆動手段42とを備えている。
図1(b)に示すように、ダストボックス41内には、前面パネル12の内周面の下側に配置されており、内部にフィルタ3に接触してゴミを掻き取る清掃ブラシ43と、清掃ブラシ43の清掃機能を回復するためのリフレッシュブラシ44とを備えている。
フィルタ駆動手段42は、図示しないモータによって駆動されるギアからなり、上述したフィルタ3のフレームに形成されたラックに歯合されている。フィルタ駆動手段42は、図示しない制御手段の指令を受けてフィルタ3を前後にスライド移動させるようになっている。
図2および図3を併せて参照して、清掃ブラシ43は、水平回転軸を中心に回動可能に設けられた回転ベース431と、回転ベース431の上に扇状に配置されたブラシ本体432とを備えている。ブラシ本体432は、水平回転軸を中心とした半径方向に沿って植設された樹脂製のブラシからなり、フィルタ6に対して直交して接触するようになっている。
ブラシ本体432の軸方向の両端には、図示しない軸受部によって軸支される回転軸433,433が設けられている。一方の回転軸433(図2では左端側)には、第1リブ34と協働する第1カム434が設けられている。他方の回転軸433(図2では右端側)には、第2リブ35と協働する第2カム435が設けられている。
この例において、第1カム434と第2カム435とは、回転軸433の回転軸線を中心に90°ずれるように配置されている。第1カム434および第2カム435はともに、対称構造であるため、以下においては第1カム434を例にとって説明する。
図3に示すように、第1カム434は、回転軸433に取り付けられるC字リング434a(第2カムの場合は435a)と、円盤状のカム本体434b(第2カムの場合は435b)とを一体的に備えた合成樹脂の成型品である。
回転軸433には、その回転軸線に対して平行な開口を有する取付孔436が設けられている。取付孔436は、少なくともC字リング434aが差し込み可能な大きさに開口されており、その内部には、C字リング434aが取り付けられる図示しない取付軸が設けられている。取付軸は、回転軸433の回転軸線に対して直交するように設けられている。
回転軸433にはさらに、第1カム434を常に軸端に向けて押圧する圧縮バネ437が設けられている。圧縮バネ437は、一端が回転ベース431の側面に当接し、他端が第1カム434のカム本体434bの側面に当接することで、第1カム434を常に外側に向けてバネ付勢している。
回転軸433にはさらに、バネ付勢された第1カム434が回転軸433の回線軸線に対して直交した状態を維持するためのストッパ438が設けられている。ストッパ438は、いわゆるリング状で、回転軸433の端部から差し込まれ、第1カム434の外周面(圧縮バネ437の接触面とは反対の面)に当接することで、第1カム434が外側に倒れ込まないように規制している。
これによれば、通常時は図4(a)に示すように、第1カム434は圧縮バネ437により外側に向けて押圧されるが、ストッパ438によって回転軸433に対して直交した状態で保持される。図4(b)に示すように、第1カム434は、軸方向の外側から押圧されることで圧縮バネ437の付勢力に抗して内側に折り曲げられる。
この例において、第1カム434は、C字リング434aや圧縮バネ437およびストッパ438を介してバネ付勢され、外側に倒れ込まないようになっているが、他の方法でこのような構成を実現できれば、その他の変形例を用いてもよい。
図1(b)および図3を参照して、リフレッシュブラシ44は、清掃ブラシ43の外周側に配置されたアーチ状のブラシ台441と、ブラシ台441の内周面(清掃ブラシ43に対向する面)に植設されたリフレッシュブラシ本体442とを備えている。
リフレッシュブラシ本体442は、ブラシ台441の内周面に沿って配置されており、ブラシ台441の付け根から所定角度傾斜するように植設された傾斜ブラシである。この例において、リフレッシュブラシ本体442は、清掃ブラシ43の回転方向(図2では時計回り)に対して鋭角に接触するように傾斜されている。
前面パネル12の下端側には、フィルタ3を室内機ユニット1外に導出するフィルタ導出口17が設けられており、フィルタ導出口17に隣接してダストボックス41のフィルタ移動経路が確保されている。
次に、図5(a)〜(f)および図6(g)〜(m)を参照しながら、清掃ブラシ43の回動手順の一例について説明する。なお、フィルタ清掃は図示しない制御部によって制御されている。
フィルタ清掃が開始されると、制御部は、フィルタ駆動手段42を駆動し、これに伴いフィルタ3が所定の方向に移動を開始する。フィルタ3が移動し始めると、図5(a)に示すように、清掃ブラシ43はフィルタ3に接触しながら、表面上のゴミを掻き取ってゆく。
図5(b)に示すように、第1リブ34が第1カム434に到達するが、第1カム434は、第2カム435に対して90°回転した状態であるため、第1リブ34は第1カム434に接触することなく通過する。次に、図5(c)に示すように、第2カム435に第2リブ35が到達すると、第2カム435に沿って第2リブ35が当接しながら移動することで、図5(d)に示すように、圧縮バネ437に抗して内側に押し込まれる。
第2カム435を通過すると、第2リブ35は、図5(e)に示すように、圧縮バネ437のバネ付勢を受けて再び元の位置に戻る。併せて、制御部は、モータの回転数やセンサなどによって、第2リブ35の通過を確認した後、フィルタ駆動手段42に反転指令を出し、フィルタ3を逆方向に移動させる。
フィルタ3が逆方向移動を開始すると、図5(f)に示すように、第2カム435の先端に第2リブ35が当接する。さらにフィルタ3が移動してゆくと、図6(g)に示すように、第2リブ35は、第2カム435を蹴り出す。これにより、清掃フィルタ43がリフレッシュブラシ側に向かって反時計方向に約90°回転する。
清掃ブラシ43がリフレッシュブラシ側に90°回転することで、第2カム435は引き込まれるのに伴い、第1カム434が第1リブ34の移動経路上に突出される。フィルタ3が続けて移動してゆくと、第1リブ34に第1カム434のテーパ面が当接し、図6(h)に示すように、第1カム434が圧縮バネ437に抗して内側に押し込まれる。
第1リブ34が第1カム434を通過すると、図6(i)に示すように、圧縮バネ437の復元力によって第1カム434は再び元の位置に自動的に戻る。制御部は、モータのステップ数やセンサなどによって、第1リブ34の通過を確認した後、フィルタ駆動手段42に反転指令を出し、フィルタ3を再度、逆方向に移動させる。
フィルタ3が逆方向移動を開始すると、図6(j)に示すように、第1カム434の先端に第1リブ34が当接する。さらにフィルタ3が移動してゆくと、図6(k)に示すように、第1リブ34は、第1カム434を蹴り出すことで、清掃フィルタ43が約90°回転するのに伴い、再びフィルタ3のフィルタ面に向けて押し出される。その際、清掃フィルタ43に付着したゴミがリフレッシュブラシ442によって除去される。
清掃ブラシ43がフィルタ側に90°回転することで、第1カム434は引き込まれ、第2カム435が第2リブ35の移動経路上に再び突出される。フィルタ3が続けて移動してゆくと、第2リブ35に第2カム435のテーパ面が当接し、図6(l)に示すように、第2カム435が圧縮バネ437に抗して内側に押し込まれる。
第2カム435を通過すると、第2リブ35は、図6(m)に示すように、圧縮バネ437のバネ付勢を受けて再び元の位置に戻る。これにより、フィルタ3の約1/3の面積が清掃される。しかるのち、制御部は、フィルタ駆動手段42を駆動し続けて、フィルタ3を次の第2リブ35まで移動させる。
清掃ブラシ43は、フィルタ3が順方向(初期移動方向)に移動している間は、第2リブ35を通過してもなおフィルタ3に接触し続け、フィルタ3を逆方向に動かしたときのみ、清掃ブラシ43がフィルタ3から離れる方向に回転するようになっている。
上述した一連の作業を繰り返すことで、フィルタ3の全面が清掃される。その間、清掃ブラシ43は、リフレッシュブラシ44によって2回清掃される。これによれば、1枚のフィルタ3を清掃する間に、清掃ブラシ43が複数回清掃されることで、清掃ブラシ43に付着したゴミをこまめに清掃することができ、フィルタ3に付着したゴミをより確実に除去することができる。さらには、除去されたゴミをリフレッシュブラシ44で回収し、ダストボックス41内に貯留しておくことができる。
この例において、清掃ユニット4は、室内機ユニット1の前面側に配置されているが、清掃ユニット4は、上述したフィルタ清掃構造を備えていればよく、その配置や設置数などは仕様に応じて任意に変更できる。
また、この例において、フィルタ清掃は、清掃ブラシ4に対してフィルタ3を動かすようにしているが、固定されたフィルタ3に対してフィルタ清掃ユニット4側を動かしてもよく、フィルタ3とフィルタ清掃ユニット4とが互いに相対的に移動すれば、その仕様は任意であってよい。
1 空気調和機(室内機ユニット)
2 熱交換器
3 フィルタ
4 フィルタ清掃ユニット
41 ダストボックス
42 フィルタ駆動手段
43 清掃ブラシ
44 リフレッシュブラシ

Claims (2)

  1. 室内機筐体内に、四角枠状のフレームに沿って張設されたフィルタ面を有し空気吸込口に沿って配置されたフィルタと、上記フィルタを所定方向に移動させるフィルタ駆動手段と、上記フィルタに付着したゴミを除去する清掃ブラシと、上記清掃ブラシに付着しているゴミを除去するリフレッシュブラシと、上記フィルタ駆動手段を制御する制御部とを有する空気調和機において、
    上記清掃ブラシは、所定の回転軸を中心に上記フィルタに接触するフィルタ清掃位置と上記リフレッシュブラシに接触するリフレッシュ位置とに回動可能であり、上記清掃ブラシと上記フィルタには、上記フィルタの片道移動方向の始端から終端に至るまでの間に上記清掃ブラシを少なくとも2回以上上記フィルタ清掃位置から上記リフレッシュ位置に向けて回動させるフィルタ回動手段が設けられており、
    上記フィルタのフレームには、上記フィルタ回動手段の一方の構成要素として、上記フレームのフィルタ移動方向に沿って所定距離ずらして配置された第1リブおよび第2リブを含むリブ対がフィルタ移動方向に沿って所定の間隔で複数対配置されており、
    上記清掃ブラシの回転軸には、上記フィルタ回動手段の他方の構成要素として、上記第1リブに対応する第1カムと、上記第2リブに対応する第2カムとを備え、
    上記フィルタの片道移動方向を順移動方向,その反対方向を逆移動方向として、上記第1カムは上記順移動方向時にのみ、上記清掃ブラシを上記フィルタ清掃位置となるように上記第1リブにより回動され、上記第2カムは上記逆移動方向時にのみ、上記清掃ブラシを上記リフレッシュ位置となるように上記第2リブにより回動され、
    上記フィルタの順移動方向に沿って上記第1リブと上記第2リブとが順に配置され、
    上記制御部は、上記フィルタの順移動方向時、上記第2リブが上記第2カムを通過したことを検知すると、上記第1リブが上記第1カムを乗り越える位置にまで上記フィルタを上記逆移動方向に移動させて、上記第2リブにより上記第2カムを回動させて上記清掃ブラシを上記リフレッシュ位置としたのち、再度、上記フィルタを上記順移動方向に移動させ、今度は、上記清掃ブラシが上記フィルタ清掃位置となるように上記第1リブにより上記第1カムを回動させ、これを上記リブ対ごとに繰り返すことを特徴とする空気調和機。
  2. 上記第1リブは、上記フレームのフィルタ移動方向に沿って対向する2辺のいずれか一方の辺側に設けられており、上記第2リブは、いずれか他方の辺側に設けられていることを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
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