JP4254540B2 - 多層セラミック基板および複合電子部品 - Google Patents

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Description

この発明は、搭載部品を収容するためのキャビティを備えるとともに、ワイヤボンディングのためのボンディング電極が形成された多層セラミック基板、およびこのような多層セラミック基板を備える複合電子部品に関するもので、特に、ボンディング電極の平面度を向上させるための技術に関するものである。
図5には、この発明にとって興味ある多層セラミック基板1を備える複合電子部品2が概略的断面図で示されている。
多層セラミック基板1は、図5では詳細に図示しないが、主面3方向に延びる複数のセラミック層を積層した構造を有している。多層セラミック基板1には、主面3側に開口4を向けた状態でキャビティ5が設けられる。図示した多層セラミック基板1では、キャビティ5は、これを規定する周壁部6において段部7を形成している。
多層セラミック基板1のキャビティ5内には、たとえばICチップのような搭載部品8が収容されて、複合電子部品2が構成される。搭載部品8は、たとえば金またはアルミニウムからなるワイヤ9を用いたワイヤボンディングによって電気的に接続される。そのため、段部7における主面3側に向く面10上には、図5において図示しないが、ボンディング電極が設けられる。なお、通常、複数のボンディング電極がキャビティ5を取り囲むように分布した状態で設けられている。
図6は、図5に示した複合電子部品2の一部を拡大して示した図である。図6には、図5では図示されなかった、上述のセラミック層11およびボンディング電極12が図示されている。ボンディング電極12には、ビアホール導体13が電気的に接続されている。また、ワイヤボンディングのために、搭載部品8に設けられるボンディング端子14が図示され、また、キャビティ8の底面に沿って設けられるシールド電極15が図示されている。
このような構造の複合電子部品2を製造するにあたって、ワイヤボンディング工程でのワイヤ9とボンディング電極12との接合の信頼性が高いことが重要である。そして、接合の信頼性を高めるためには、ボンディング電極12が平坦であること、すなわち平面度が高いことが要求される。
他方、多層セラミック基板1を製造するためには、多層セラミック基板1の生の状態のものを焼成する工程が実施される。この焼成工程に付される多層セラミック基板1の生の状態のものには、既に、ボンディング電極12やシールド電極15のような導体膜となるべき導電性ペースト膜が形成されていて、また、キャビティ5も形成されている。
上述のような多層セラミック基板1の生の状態のものを焼成したとき、収縮が生じる。このとき、ボンディング電極12やシールド電極15のような導体膜に比べて、セラミック層11の方がより大きい収縮量をもって収縮する。この収縮量の差は、しばしば、次のような不都合をもたらす。
まず、セラミック層11に接するボンディング電極12において、たるみや導電性金属粉末の凝集を、セラミック層11のより大きな収縮が原因となって引き起こす。また、収縮量の差により、特にボンディング電極12の下面に接するセラミック層11において、反りやうねりが生じる。
これらの不都合は、いずれも、ボンディング電極12の平面度を低下させる原因となり、その結果、ワイヤボンディング工程でのワイヤ9の接合の信頼性を低下させる。
このような問題、特にセラミック層11における反りやうねりの問題を解決するため、多層セラミック基板1において形成される導体膜の厚みを、導体膜の形成面積や形成場所等に応じて変え、たとえばシールド電極15にあっては、これを比較的薄く形成することが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、特許文献1では、ボンディング電極12の厚みをより厚くすることによって、ワイヤ9の接合の信頼性が高められることが記載されている。
特開平5−283863号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ボンディング電極12の平面度を向上させるのには限界があり、また、平面度の向上に対する確実性についても問題がある。そのため、ワイヤ9の接合の信頼性をより向上させるには、さらなる改善の余地がある。
そこで、この発明の目的は、ボンディング電極の平面度を確実に向上させることができる、多層セラミック基板を提供しようとすることである。
この発明の他の目的は、上記のような多層セラミック基板を備え、高い信頼性のワイヤボンディングが施された、複合電子部品を提供しようとすることである。
この発明は、主面方向に延びる複数のセラミック層を積層した構造を有し、主面側に開口を向けた状態でキャビティが設けられ、キャビティを規定する周壁部における主面側に向く面上には、ワイヤボンディングのための複数のボンディング電極がキャビティを取り囲むように分布した状態で設けられている、多層セラミック基板にまず向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
すなわち、この発明に係る多層セラミック基板では、上記ボンディング電極に対してセラミック層を介して対向するように、ダミー電極が設けられる。ダミー電極は、他の電気的要素には電気的に接続されない状態にあり、かつ、キャビティを規定する周壁部に位置するセラミック層間の特定の界面に沿いながらキャビティを取り囲むように延びるとともに、少なくともワイヤボンディング位置およびその周囲を含むように形成されている。
上述のダミー電極は、キャビティを取り囲む枠状に延びていることが好ましい。
また、ダミー電極とボンディング電極とは、好ましくは、各々の組成が互いに異なるようにされ、ダミー電極には、セラミック層に含まれるセラミック材料と実質的に同じ組成のセラミック材料が含有される。
キャビティが、周壁部において段部を形成し、ボンディング電極が、この段部における主面側に向く面上に設けられるとき、ダミー電極は、段部を形成するセラミック層間の特定の界面に沿って延びている。なお、上述の段部が形成されない場合には、ボンディング電極は、多層セラミック基板の主面上に設けられることになる。
ダミー電極の厚みは、ボンディング電極の厚みより厚くされることが好ましい。
また、ダミー電極は、セラミック層間の複数の界面にそれぞれ沿って形成されてもよい。
この発明は、また、上述のようなこの発明に係る多層セラミック基板と、ボンディング電極を用いてワイヤボンディングされた状態でキャビティ内に収容された搭載部品とを備える、複合電子部品にも向けられる。
この発明に係る多層セラミック基板によれば、ボンディング電極に対してセラミック層を介して対向するように、ダミー電極が設けられているので、多層セラミック基板を製造するための焼成工程において、ボンディング電極の下面に接するセラミック層の収縮が、ダミー電極によって、より正確には、ダミー電極とボンディング電極との双方によって抑制され、このセラミック層とボンディング電極との収縮差が小さくなる。
そのため、ボンディング電極において、たるみや導電性金属粉末の凝集が生じにくくなり、また、セラミック層において、反りやうねりが生じにくくなる。その結果、この発明に係る多層セラミック基板によれば、ボンディング電極の平面度を確実に向上させることができ、ワイヤボンディング工程でのワイヤの接合の信頼性を高めることができる。
したがって、上述のようなこの発明に係る多層セラミック基板を備えるとともに、ボンディング電極を用いてワイヤボンディングされた状態でキャビティ内に収容された搭載部品を備える、この発明に係る複合電子部品によれば、その信頼性の高いものとすることができるとともに、このような複合電子部品を、高い歩留まりをもって製造することが可能となる。
ダミー電極が、キャビティを取り囲む枠状に延びていると、ボンディング電極のたるみや導電性金属粉末の凝集を抑制する効果およびセラミック層の反りやうねりを抑制する効果がより高められ、その結果、ボンディング電極の平面度をより確実に向上させることができる。
ダミー電極は、前述したように、多層セラミック基板における他の電気的要素には電気的に接続されない状態にある。したがって、ダミー電極の組成や厚み、さらには数については、前述したセラミック層に対する収縮抑制機能を高めることを専らの目的として、比較的自由に選ぶことができる。
たとえば、ダミー電極の組成とボンディング電極の組成とを互いに異ならせ、ボンディング電極にあっては、より高い平面度を与え得るものを用いながら、ダミー電極にあっては、セラミック層との接合強度の高いものを用いることができる。また、ダミー電極の厚みを、ボンディング電極の厚みより厚くしたり、ダミー電極を複数層に形成したりして、セラミック層に対する収縮抑制作用がより大きく働くようにすることも可能である。
図1は、この発明の第1の実施形態による多層セラミック基板21を備える複合電子部品22の一部を拡大して示す断面図であり、図6に対応する図である。図2は、図1に示した多層セラミック基板21の一部を示す平面図である。
多層セラミック基板21は、主面23方向に延びる複数のセラミック層24を積層した構造を有している。多層セラミック基板21には、主面23側に開口25を向けた状態でキャビティ26が設けられる。
キャビティ26は、これを規定する周壁部27において段部28を形成している。この段部28の主面23側に向く面29上には、ワイヤボンディングのための複数のボンディング電極30が設けられている。特に図2によく示されているように、複数のボンディング電極30は、キャビティ26を取り囲むように分布している。ボンディング電極30は、また、特定のセラミック層24を貫通するように設けられたビアホール導体31に電気的に接続されている。
キャビティ26の底面に沿うように、シールド電極32が形成される。このシールド電極32上であって、キャビティ26内には、たとえばICチップまたはSAWフィルタのような搭載部品33が収容されて、複合電子部品22が構成される。図2において、搭載部品33は、2点鎖線で示されている。
搭載部品33の上面には、ボンディング端子34が設けられ、このボンディング端子34とボンディング電極30とを互いに電気的に接続するため、ワイヤボンディングが適用される。図1において、ワイヤボンディングによって形成されたワイヤ35が図示されている。ワイヤ35は、たとえば金またはアルミニウムから構成される。
多層セラミック基板21には、この発明の特徴的構成としてのダミー電極36が、ボンディング電極30に対して特定のセラミック層24を介して対向するように設けられている。ダミー電極36は、他の電気的要素には電気的に接続されない状態にあり、かつ、図2に破線で示されるように、キャビティ26を取り囲む枠状に延びるとともに、少なくともワイヤボンディング位置およびその周囲を含むように形成されている。
ダミー電極36は、キャビティ26を規定する周壁部27に位置するセラミック層24間の特定の界面に沿って形成されるが、この実施形態では、前述したように、キャビティ26が段部28を形成し、ボンディング電極30は、段部28における主面23側に向く面29上に設けられているので、ダミー電極36は、段部28を形成するセラミック層24間の特定の界面に沿って延びている。
多層セラミック基板21を製造しようとする場合、多層セラミック基板21の生の状態のものが用意され、そこには、たとえばボンディング電極30、シールド電極32およびダミー電極36のような導体膜を与えるための導電性ペースト膜が形成されていて、また、ビアホール導体30となるべき導電性ペーストが貫通孔内に充填されている。そして、このような生の状態のものが焼成されることによって、多層セラミック基板21が得られる。
上述の焼成工程において、多層セラミック基板21には、収縮が生じる。このとき、ボンディング電極30、シールド電極32およびダミー電極36のような導体膜より、セラミック層24の方が収縮量が大きい。しかしながら、ダミー電極36の存在により、より正確には、ダミー電極36とボンディング電極30との双方の存在により、ボンディング電極30の下面に接するセラミック層24の収縮が抑制され、このセラミック層24とボンディング電極30との収縮差が小さくなる。
そのため、ボンディング電極30において、たるみや導電性金属粉末の凝集が生じにくくなり、また、ボンディング電極30に接するセラミック層24に反りやうねりが生じにくくなり、結果として、ボンディング電極30の平面度が向上される。
ダミー電極36の上述のような機能を効果的に発揮させるためには、ダミー電極36は、ボンディング電極30から厚み方向で1.0mm以内の位置に配置することが好ましい。
また、ダミー電極36は、前述したように、他の電気的要素には電気的に接続されない状態にあるため、その収縮抑制機能に専ら注目して、この機能がより効果的に発揮され得るような設計を比較的自由に採用することができる。
たとえば、この実施形態では、図1によく示されているように、ダミー電極36の厚みは、ボンディング電極30の厚みより厚くされ、ダミー電極36による収縮抑制機能がより効果的に発揮されるようにしている。
また、ダミー電極36の組成を、ボンディング電極30の組成とは異ならせ、ダミー電極30による収縮抑制機能がより効果的に発揮されるようにしてもよい。
上述のことに関連して、ボンディング電極30、シールド電極32およびダミー電極36のような導体膜やビアホール導体31を形成するために用いられる導電性ペーストは、通常、導電性金属粉末、バインダおよび溶剤を含んでいる。また、導電性金属粉末としては、銅を主成分とする粉末が用いられることが多い。なお、導電性金属粉末として、その他、銀、金、ニッケル、パラジウムまたはタングステンのような金属を主成分とする粉末が用いられることがある。
ところで、ボンディング電極30を形成するための導電性ペーストとしては、たとえば、上述したように、銅粉末、バインダおよび溶剤に加えて、アルミナ粉末を含むものが好適に用いられる。導電性ペースト中のアルミナの含有は、ボンディング電極30とセラミック層24との固着強度を向上させるばかりでなく、ボンディング電極30の表面粗さRaを小さくしかつそのばらつきを低減する効果がある。したがって、導電性ペースト中のアルミナの含有も、また、ボンディング電極30の平面度の向上に寄与させることができる。
これに対して、ダミー電極36や、詳細には図示しないが、多層セラミック基板21の内部に形成される他の電極にあっては、上述のような表面粗さRaが小さくかつそのばらつきが小さいことは特に要求されない。それよりも、むしろ、多層セラミック基板21の内部に形成される電極であって、たとえばダミー電極36やグラウンド電極やコンデンサ電極のように比較的広い面積をもって形成される電極の場合には、セラミック層24に対して十分な固着強度を有していることが望ましい。そのため、これら電極を形成するために用いられる導電性ペーストには、セラミック層24に含まれるセラミック材料と実質的に同じ組成のセラミック材料を含有させることが好ましい。
なお、多層セラミック基板21の内部に形成される電極であっても、たとえば、専ら配線を担う電極やインダクタを形成するための電極のようなライン状の電極の場合には、セラミック層24に対する固着強度がそれほど要求されず、むしろ、電気的特性(たとえば電気伝導性)が優先されるべきであるので、前述したようなセラミック材料やアルミナを含有させない方が好ましい。
図3は、この発明の第2の実施形態による多層セラミック基板21aを備える複合電子部品22aの一部を拡大して示す断面図であり、図1に対応する図である。図3において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図3に示した多層セラミック基板21aでは、セラミック層24間の複数の界面にそれぞれ沿ってダミー電極36aおよび36bが複数層に形成されていることを特徴としている。これは、ダミー電極36aおよび36bによる収縮抑制機能をより効果的に発揮させるための対策の1つである。
図4は、この発明の第3の実施形態による多層セラミック基板21bを備える複合電子部品22bの一部を拡大して示す断面図であり、図1に対応する図である。図4において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示した多層セラミック基板21bは、キャビティ26aを規定する周壁部27aには段部が形成されていないことを特徴としている。このような段部が形成されないキャビティ26aを有する多層セラミック基板21bの場合には、ボンディング電極30は、多層セラミック基板21bの主面23上に設けられる。そして、ダミー電極36が、周壁部27aに位置するセラミック層24間の特定の界面に沿いながら、ボンディング電極30に対してセラミック層24を介して対向するように設けられる。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他、種々の変形例が可能である。たとえば、ダミー電極の平面形状に関して、図2に示したダミー電極36では、キャビティ26を取り囲む枠状に形成されたが、キャビティの2辺に沿って延びるL字状のものが対角線方向に対向するように2つ形成されても、キャビティの各辺に沿って直線状に延びるものを4つの辺に沿ってそれぞれ配置されても、さらには、キャビティを取り囲むように点在した状態で形成されてもよい。
この発明の第1の実施形態による多層セラミック基板21を備える複合電子部品22の一部を拡大して示す断面図である。 図1に示した多層セラミック基板21の一部を示す平面図である。 この発明の第2の実施形態による多層セラミック基板21aを備える複合電子部品22aの一部を拡大して示す断面図である。 この発明の第3の実施形態による多層セラミック基板21bを備える複合電子部品22bの一部を拡大して示す断面図である。 この発明にとって興味ある多層セラミック基板1を備える複合電子部品2を概略的に示す断面図である。 従来の多層セラミック基板1を備える複合電子部品2の一部を拡大して示す断面図であり、図5の一部を示す図である。
符号の説明
21,21a,21b 多層セラミック基板
22,22a,22b 複合電子部品
23 主面
24 セラミック層
25 開口
26,26a キャビティ
27,27a 周壁部
28 段部
29 段部の主面側に向く面
30 ボンディング電極
33 搭載部品
35 ワイヤ
36,36a,36b ダミー電極

Claims (8)

  1. 主面方向に延びる複数のセラミック層を積層した構造を有し、前記主面側に開口を向けた状態でキャビティが設けられ、前記キャビティを規定する周壁部における前記主面側に向く面上には、ワイヤボンディングのための複数のボンディング電極が前記キャビティを取り囲むように分布した状態で設けられている、多層セラミック基板であって、
    前記ボンディング電極に対して前記セラミック層を介して対向するように、ダミー電極が設けられ、前記ダミー電極は、他の電気的要素には電気的に接続されない状態にあり、かつ、前記周壁部に位置する前記セラミック層間の特定の界面に沿いながら前記キャビティを取り囲むように延びるとともに、少なくともワイヤボンディング位置およびその周囲を含むように形成されている、多層セラミック基板。
  2. 主面方向に延びる複数のセラミック層を積層した構造を有し、前記主面側に開口を向けた状態でキャビティが設けられ、前記キャビティを規定する周壁部における前記主面側に向く面上には、ワイヤボンディングのための複数のボンディング電極が前記キャビティを取り囲むように分布した状態で設けられている、多層セラミック基板であって、
    前記ボンディング電極に対して前記セラミック層を介して対向するように、ダミー電極が設けられ、前記ダミー電極は、他の電気的要素には電気的に接続されない状態にあり、かつ、前記周壁部に位置する前記セラミック層間の特定の界面に沿いながら前記キャビティを取り囲むように延び、
    前記ダミー電極と前記ボンディング電極とは、各々の組成が互いに異なり、
    前記ダミー電極には、前記セラミック層に含まれるセラミック材料と実質的に同じ組成のセラミック材料が含有される、多層セラミック基板。
  3. 主面方向に延びる複数のセラミック層を積層した構造を有し、前記主面側に開口を向けた状態でキャビティが設けられ、前記キャビティを規定する周壁部における前記主面側に向く面上には、ワイヤボンディングのための複数のボンディング電極が前記キャビティを取り囲むように分布した状態で設けられている、多層セラミック基板であって、
    前記ボンディング電極に対して前記セラミック層を介して対向するように、ダミー電極が設けられ、前記ダミー電極は、他の電気的要素には電気的に接続されない状態にあり、かつ、前記周壁部に位置する前記セラミック層間の特定の界面に沿いながら前記キャビティを取り囲むように延び、
    前記ダミー電極の厚みは、前記ボンディング電極の厚みより厚くされる、多層セラミック基板。
  4. 前記ダミー電極は、前記キャビティを取り囲む枠状に延びている、請求項1ないし3のいずれかに記載の多層セラミック基板。
  5. 前記キャビティは、前記周壁部において段部を形成し、前記ボンディング電極は、前記段部における前記主面側に向く面上に設けられ、前記ダミー電極は、前記段部を形成する前記セラミック層間の特定の界面に沿って延びている、請求項1ないしのいずれかに記載の多層セラミック基板。
  6. 前記ボンディング電極は、前記主面上に設けられる、請求項1ないしのいずれかに記載の多層セラミック基板。
  7. 前記ダミー電極は、前記セラミック層間の複数の界面にそれぞれ沿って形成される、請求項1ないし6のいずれかに記載の多層セラミック基板。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の多層セラミック基板と、前記ボンディング電極を用いてワイヤボンディングされた状態で前記キャビティ内に収容された搭載部品とを備える、複合電子部品。
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