JP4253570B2 - 回線制御装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電話番号を基に、接続された公衆回線網とコンピュータネットワーク双方への通話信号・通信データの流れを制御する回線制御装置および方法に関する。
従来より、既存の公衆回線網に属する相手電話機やファクシミリとの通話・通信を行うと共に、インターネットなどのコンピュータネットワークを経由してVoIP(Voice over Internet Protocol)を用いて通話・通信を行うための回線制御装置がある。
こうした回線制御装置では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理に対応しない発呼先、例えば警察(110)や救急・消防(119)等の電話番号を特番として製造時に予め格納しておくことで、その特番に対して発呼する際にはコンピュータネットワーク経由での発呼処理を試みることなくすぐに公衆回線網経由で発呼するようにしているものがある。
また、インターネット電話のためのダイヤルアップおよび認証に要するユーザ情報を、公衆電話回線に接続された第1のサーバに自動的に送信しておくことで、インターネット通信網に接続された第2のサーバを用いた同じ電話番号に対する次回からの接続時に、ダイヤルアップのための操作労力を減じようとするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−224682号公報
ここで、製造時に予め機器やIP電話アダプタに登録済みの特番に対して発呼する場合には、最初から公衆回線経由で発呼するため、特に接続時間が長くなる等の問題は無い。
しかしながら、上述した従来の回線制御装置では、予め製造時に登録された特番以外の通常の電話番号への発呼時には、コンピュータネットワーク経由での接続を試みてから公衆回線網経由での接続を行うことになるため、公衆回線網経由でしか接続することができない相手先と通信あるいは通話する場合には、コンピュータネットワーク経由での接続を試みる時間が無駄に必要となってしまい、発呼処理を開始してから接続されるまでの接続時間が長くなってしまう問題があった。
また、上述した特許文献1のものは、公衆電話回線に接続されたサーバに情報を自動的に送信することでダイヤルアップのための操作労力を減じようとするものであり、回線制御装置が格納する特番を変更することで接続時間を短縮することについてまで考慮されたものではない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、発呼する際にはコンピュータネットワーク経由での発呼処理を試みることなくすぐに公衆回線網経由で発呼するよう制御する番号(特番)を、回線制御装置が変更できるようにすることで、発呼先がコンピュータネットワーク経由での接続に対応していない場合についても接続時間を短縮することができる回線制御装置および方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様としての回線制御装置は、公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、公衆回線網またはコンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置であって、コンピュータネットワークを経由せずに公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段と、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに公衆回線網経由での発呼を行うと共に、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御手段と、特定情報格納手段に格納された特定情報を変更する変更手段とを備え、上記変更手段は、コンピュータネットワーク経由での接続ができないと回線制御手段により判定された電話番号を、特定情報格納手段に特定情報として追加格納すると共に、特定情報格納手段に追加格納されてから予め定められた有効期限が経過した電話番号を該特定情報格納手段から削除することを特徴とする。
なお、上記した特定情報格納手段に格納される特定情報とは、電話番号や電話番号の一部などである。
また、本発明の第2の態様としての回線制御装置は、公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、公衆回線網またはコンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置であって、コンピュータネットワークを経由せずに公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段と、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに公衆回線網経由での発呼を行うと共に、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御手段と、特定情報格納手段に格納された特定情報を変更する変更手段とを備え、上記変更手段は、コンピュータネットワーク経由での接続ができないと回線制御手段により判定された電話番号を、特定情報格納手段に特定情報として追加格納し、上記回線制御手段は、特定情報格納手段に特定情報として格納された電話番号に対して公衆回線網経由で発呼する場合、コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、該コンピュータネットワーク経由での接続が可能と判定すると、当該電話番号を特定情報格納手段から変更手段に削除させることを特徴とする。
上記した変更手段は、装置外部からの入力に基づいて、任意の電話番号の一部または全部を特定情報格納手段に特定情報として追加格納することが好ましい。
上記した回線制御手段は、発呼先の電話番号の桁数が特定情報格納手段に特定情報として格納されている番号の桁数よりも長い場合、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により特定発呼先と特定することが好ましい。
上記した変更手段は、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、当該発呼先の電話番号を特定情報格納手段に特定情報として追加格納または特定情報格納手段から削除することが好ましい。
上記した変更手段は、特定情報格納手段に追加格納された特定情報に対してのみ、装置外部からの入力に応じて編集することが好ましい。
利用回線をコンピュータネットワーク経由とするよう装置外部から指示入力を受けると、発呼先へ発呼する際に当該発呼先が特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先であるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように回線制御手段による利用回線を強制的に決定する利用回線強制決定手段を備えたことが好ましい。
上記した回線制御手段は、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断することが好ましい。
上記した変更手段は、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、特定情報格納手段に特定情報として追加格納することが好ましい。
上記した回線制御手段は、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断してコンピュータネットワーク経由での発呼処理を行うことが好ましい。
上記した変更手段は、利用回線強制決定手段によりコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように決定された電話番号または、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について、回線制御手段によりコンピュータネットワーク経由での接続に成功すると、当該電話番号を特定情報格納手段から削除することが好ましい。
上記した発呼処理時に現在発呼している回線の種別を表示する回線種別表示手段を備えることが好ましい。
発呼する際に経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動させる鳴動手段を備え、上記した回線制御手段は、発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動手段に鳴動開始させることが好ましい。
また、本発明の第の態様としての回線制御方法は、公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、コンピュータネットワークを経由せずに公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段を備え、公衆回線網またはコンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置における回線制御方法であって、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに公衆回線網経由での発呼を行い、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御工程と、特定情報格納手段に格納された特定情報を回線制御装置が変更する変更工程とを備え、上記変更工程では、コンピュータネットワーク経由での接続ができないと回線制御工程により判定された電話番号を、特定情報格納手段に特定情報として追加格納し、特定情報格納手段に追加格納されてから予め定められた有効期限が経過した電話番号を該特定情報格納手段から削除することを特徴とする。
なお、上記した特定情報格納手段に格納される特定情報とは、電話番号や電話番号の一部などである。
また、本発明の第4の態様としての回線制御方法は、公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、コンピュータネットワークを経由せずに公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段を備え、公衆回線網またはコンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置における回線制御方法であって、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに公衆回線網経由での発呼を行い、特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御工程と、特定情報格納手段に格納された特定情報を回線制御装置が変更する変更工程とを備え、上記回線制御工程では、特定情報格納手段に特定情報として格納された電話番号に対して公衆回線網経由で発呼する場合、コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、上記変更工程では、該コンピュータネットワーク経由での接続が可能と判定されると、当該電話番号を特定情報格納手段から削除すると共に、コンピュータネットワーク経由での接続ができないと回線制御工程により判定された電話番号を、特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする。
上記した変更工程では、装置外部からの入力に基づいて、任意の電話番号の一部または全部を特定情報格納手段に特定情報として追加格納することが好ましい。
上記した回線制御工程では、発呼先の電話番号の桁数が特定情報格納手段に特定情報として格納されている番号の桁数よりも長い場合、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により特定発呼先と特定することが好ましい。
上記した変更工程では、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、当該発呼先の電話番号を特定情報格納手段に特定情報として追加格納または特定情報格納手段から削除することが好ましい。
上記した変更工程では、特定情報格納手段に追加格納された特定情報に対してのみ、装置外部からの入力に応じて編集することが好ましい。
利用回線をコンピュータネットワーク経由とするよう装置外部から指示入力を受けると、回線制御工程では、発呼先へ発呼する際に当該発呼先が特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先であるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みることが好ましい。
上記した回線制御工程では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断することが好ましい。
上記した変更工程では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、特定情報格納手段に特定情報として追加格納することが好ましい。
上記した回線制御工程では、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断してコンピュータネットワーク経由での発呼処理を行うことが好ましい。
上記した変更工程では、コンピュータネットワーク経由での接続を試みるように装置外部から指示入力を受けた電話番号または、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について、回線制御工程でコンピュータネットワーク経由での接続に成功すると、当該電話番号を特定情報格納手段から削除することが好ましい。
上記した回線制御工程では、発呼処理時に現在発呼している回線の種別を表示することが好ましい。
上記した回線制御工程では、発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動開始することが好ましい。
以上のように、本発明によれば、発呼する際にはコンピュータネットワーク経由での発呼処理を試みることなくすぐに公衆回線網経由で発呼するよう制御する発呼先の特定情報を、回線制御装置が変更できるようにすることで、発呼先がコンピュータネットワーク経由での接続に対応していない場合についても接続時間を短縮することができる。
次に、本発明に係る回線制御装置および方法を図面を用いて詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態は、本発明に係る回線制御装置を、IP電話アダプタに適用したものである。このIP電話アダプタ周りの屋内配線の一例について、図1に示す。
本実施形態としてのIP電話アダプタ1は、ルータ2を介してPC5(5a,5b,…)に接続されると共に、ADSLモデム3と、スプリッタ6と、電話機4とに接続され、このIP電話アダプタ1およびADSLモデム3に接続されたスプリッタ6がモジュラージャック7に接続されることにより、電話機4とPC5とは、IP電話アダプタ1などを経由してモジュラージャック7から先の発呼先につながる回線に接続される。
この図1に示すように、モジュラージャック7から先の回線に対して、スプリッタ6が電話機4用の信号とADSLモデム3用の信号とを分け、この分けられた配線がIP電話アダプタ1に合流するように結線される。
このことにより、IP電話アダプタ1が、PC5からの信号をADSLモデム3を経由させてデータ通信を行うか、電話機4からの信号をADSLモデム3を経由せずに電話としての通信を行うかを切り替えることができる。
モジュラージャック7から先の回線により、IP電話アダプタ1は、プロバイダなどの制御用サーバ(SIPサーバ)にアクセスし、発呼先のIP電話アダプタに発呼・接続することができる。図2に、図1に示すユーザのIP電話アダプタ1を符号1a、電話機4を符号4aとした場合の発呼先との接続の概略を示す。
この図2に示すように、IP電話アダプタ1aは、IP電話サービスに加入してIP電話網経由での接続が可能な電話機4bに接続する際、制御用サーバ8から通話先のIPアドレスを取得してIP電話アダプタ1bに接続する。ここで、IP電話網とは、制御用サーバ8、IP電話アダプダ1a,1bが相互に通信可能なように構成されたコンピュータネットワークを経由する電話通信網のことである。
また、IP電話アダプタ1aは、IP電話サービスには加入していないがゲートウェイ9を経由することによりIP電話網を経由した接続が可能な電話機4cに接続する際、制御用サーバ8にアクセスしてゲートウェイ9と、そのゲートウェイ9から先の公衆回線網とを経由して電話機4cに接続する。
なお、発呼先の電話機4bが発呼元の電話機4aと異なるIP電話サービス提供会社に加入しているなどの場合には、複数の制御用サーバ8を経由することとしてよい。
また、IP電話アダプタ1aは、IP電話網を経由した接続に対応しない電話機4dに接続する際、公衆回線網を経由して接続し、携帯電話機4eに接続する際には公衆回線網から携帯電話網を経由して接続する。
ここで、本明細書における公衆回線網とは、IP電話網以外の電話通信網のことであり、例えばPSTN(Public Switched Telephone Network )、ISDN(Integrated Services Digital Network )などである。
また、コンピュータネットワークとは、IP(Internet Protocol )などにより通信を行うネットワークであり、例えばインターネット、LAN、WANなどである。
次に、IP電話網を経由した発呼時の接続処理について、図3を参照して説明する。
ユーザが電話機4aから通話状態にして発呼先の電話番号をダイヤルすると、そのダイヤルされた番号はダイヤルトーンまたはダイヤルパルスによりIP電話アダプタ1aに伝送される(ステップS101)。電話番号の伝送を受けたIP電話アダプタ1aは、IP電話網を経由して制御用サーバ8に発呼先の呼び出し要求を行う(ステップS102)。
制御用サーバ8は、呼び出し要求のINVITEメッセージを発呼先電話番号のIP電話アダプタ1bに送信すると共に、呼び出し処理中である旨を「100 Trying」のメッセージによりIP電話アダプタ1aに通知する(ステップS103)。
IP電話アダプタ1bは、呼び出し要求(INVITE)を受けると、電話機4bのベルを鳴動させると共に、呼び出し中である旨を「180 Ringing」のメッセージにより制御用サーバ8に通知する(ステップS104)。この呼び出し中であるメッセージが制御用サーバ8からIP電話アダプタ1aに通知されると(ステップS105)、IP電話アダプタ1aは電話機4aの呼び出し音を鳴動させる(ステップS106)。
このことにより、発呼先である電話機4bでベルが鳴り続けている間、発呼元の電話機4aの受話器では呼び出し音が鳴り続けることとなる。
電話機4bの受話器が取られると(ステップS107)、IP電話アダプタ1bは呼び出し成功の旨を「200 OK」のメッセージにより制御用サーバ8に通知し(ステップS108)、そのメッセージが制御用サーバ8からIP電話アダプタ1aに伝送される(ステップS109)。IP電話アダプタ1aはメッセージを受けると、電話機4aの呼び出し音を止めると共に、電話機4aを通話開始状態にしたことを示す了解(ACK)メッセージを制御用サーバ8を経由してIP電話アダプタ1bに通知する(ステップS110、S111)。
このことにより、IP電話アダプタ1a、1bの双方が通話開始状態となったことを認識し、電話機4a、4bの間での通話が開始されることとなる。
次に、IP電話網を経由した通話の終了時の処理について、図4を参照して説明する。
ユーザが電話機4aの受話器を置くと、その電圧の変化がIP電話アダプタ1aに伝送され、IP電話アダプタ1aはユーザの通話が終了したことを認識する(ステップS201)。IP電話アダプタ1aは、通話終了の旨を「BYE」メッセージにより制御用サーバ8に通知し(ステップS202)、そのメッセージが制御用サーバ8からIP電話アダプタ1bに通知される(ステップS203)。
通話終了を通知されたIP電話アダプタ1bは、電話機4bを通話終了状態にすると共に、制御用サーバ8を経由してIP電話アダプタ1aに終了OKの旨を「200 OK」のメッセージにより通知する(ステップS204、S205)。
このことにより、IP電話アダプタ1a、1bの双方が通話終了状態となったことを認識し、電話機4a、4bの間での通話における終了処理が正常に行われることとなる。
次に、本実施形態としてのIP電話アダプタ1の構成について、図5を参照して説明する。
本実施形態としてのIP電話アダプタ1は、PC5と接続させるPC I/F12と、電話機4と接続させる電話機I/F13と、公衆回線網と接続させる公衆回線I/F14と、コンピュータネットワークと接続させるネットワークI/F15とが、回線制御部11に接続され、さらに特番情報変更部16と、記憶部17と、利用回線強制決定部18と、回線種別表示部191と、鳴動部192とを備えて構成される。
回線制御部11は、IP電話アダプタ1による回線の接続処理など、IP電話アダプタ1全体の制御を行う。
記憶部17は、特番情報データベース171を格納し、特番情報変更部16は、この記憶部17に接続されて特番情報データベース171に格納された情報の変更を行う。
特番情報データベース171は、回線制御部11が電話機4からの発呼要求を受けた際にコンピュータネットワーク経由での接続を試みることなく直ちに公衆回線網経由での発呼処理を行う発呼先を特定する特定情報を格納する。この特番情報データベース171が格納する特定情報とは、図6に示すように、電話番号または電話番号の一部である。
また、この図6に示すように、特番情報データベース171は、書き換え不可領域と書き換え可能領域とに分けられ、書き換え可能領域に格納された特定情報に対しては、それぞれの特定情報が登録された登録日時が関連付けられて格納されている。
利用回線強制決定部18は、回線制御部11が発呼しようとする発呼先に対して、その発呼先が特番情報データベース171に登録された発呼先であるか否かにかかわらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように利用回線を強制的に決定させるものである。
回線種別表示部191は、回線制御部11による発呼処理時に、現在発呼している回線の種類がコンピュータネットワーク経由であるか、公衆回線網経由であるかを表示するものであり、例えば液晶パネル、LEDなどであってよい。
鳴動部192は、回線制御部11による発呼処理時に、現在発呼している回線の種類がコンピュータネットワーク経由であるか、公衆回線網経由であるかに応じて、その経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動させるものであり、例えばブザーなどであってよい。
本実施形態としてのIP電話アダプタ1の回線制御部11などの主要部分を実現する物理的な構成について、図7に示す。
この図7に示すように、回線制御部11と、特番情報変更部16と、記憶部17と、利用回線強制決定部18とは、CPUと、ダイヤル信号検出部と、セレクタと、ROMと、RAMと、NV(Non-Volatile)−RAMとにより実現されてよい。
IP電話アダプタ1にあらかじめ設定されている特番情報はROM内に記録されており、追加登録された特番情報(特定情報)の内容は電源を切っても記憶情報が失われないようNV−RAM内に保持されている。ユーザが電話機4の受話器を持ち上げて、通話先の電話番号がダイヤルされると、ダイヤル信号検出部で検出された電話番号はCPUに通知される。
CPUはダイヤルされた電話番号が特番情報データベース171に格納されている特番に該当しているのかどうかを判断し、もし特番に該当していれば公衆回線網経由での発呼を行うべくセレクタに指示を出し、特番以外の通常の電話番号への発呼時はまずコンピュータネットワーク経由での接続を試み、コンピュータネットワーク経由での接続ができないことが判明すると、次に公衆回線網経由での接続を試みる動作を行う。
次に、本実施形態における第1の動作例について、図8を参照して説明する。
この第1の動作例では、回線制御部11が特番以外の通常の電話番号への発呼する際にまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みて(ステップS1、S2)、もしコンピュータネットワーク経由での接続ができなかった場合は(ステップS3;YES)、接続先の電話番号をNV−RAMに保持している特番情報データベース171の書き換え可能領域に自動的に追加登録を行い(ステップS4)、公衆回線網経由での発呼処理を行う(ステップS5)。
この第1の動作例によれば、次回同じ電話番号に発呼する場合には、コンピュータネットワーク経由での発呼処理が省略され、最初から公衆回線網経由での発呼処理を開始することになる。よってユーザにとっては相手先の電話番号をダイヤルしてから実際に回線が接続されるまでの接続時間が短縮されることになるため、VoIP機器の使い勝手が非常に向上することになる。
この接続時間の短縮については、特に図2に示す電話機4dへの接続を、IP電話網への接続を試みることなくすぐに公衆回線網経由で行うことができ、接続を高速化することができる。
一般に、あらかじめ機器やIP電話アダプタに登録済みの特番に発呼する場合には、最初から公衆回線経由で発呼するため、特に接続時間が長くなる等の問題は無い。しかし、従来のIP電話アダプタでは、特番以外の通常の電話番号への発呼時はコンピュータネットワーク経由での接続を試みてから公衆回線網経由での接続を行うことになるため、公衆回線網経由でしか接続することができない相手先と通信あるいは通話する場合には、コンピュータネットワーク経由での接続を試みる動作は無駄であり、発呼処理を開始してから接続されるまでの接続時間が長くなってしまう不具合があった。
このことに対し、上述した第1の動作例によれば、コンピュータネットワーク経由での接続ができないことが判明した電話番号を自動的に特番情報データベースに追加登録する学習機能を備えているため、次回の通話(通信)時からはコンピュータネットワーク経由での発呼処理が省略されることになるため、発呼処理を開始してから接続されるまでの接続時間の短縮が期待できる。
次に、本実施形態における第2の動作例について、図8を参照して説明する。
この第2の動作例では、NV−RAMに保持している特番情報データベース171の書き換え可能領域の電話番号の属性情報として、図6に示すように特番の登録日時を記録する。この場合は特番が追加されてから所定の日数(予め定められた有効期限)、例えば1ヶ月が経過したことを検出した時に、その特番情報を削除する。
あるいは別の動作例としては、電話番号の属性情報としてその特番へ電話した回数を保持するようにしてもよい。この場合にはその特番に電話した回数が所定の回数に達したことを検出した時に、その特番情報を削除することになる。
この第2の動作例を用いない場合、一度特番情報データベースに電話番号を追加登録した場合、今後は必ずコンピュータネットワーク経由での接続処理をスキップすることになってしまう。このため、これまでIP電話(VoIP)には対応していなかった接続先が、ある時点からIP電話が使用できるように状況が変化したとしても、一度特番情報データベースに電話番号が追加登録されてしまうと、以後は常に公衆回線網経由で接続することになってしまうため、IP電話の利点を享受することができなくなってしまう。
このことに対し、この第2の動作例によれば、特番情報データベースに追加登録した電話番号情報に有効期限を持たせているため、これまでIP電話(VoIP)には対応していなかった接続先がある時点からIP電話が使用できるように状況が変化したような場合に、登録された特番の有効期限が切れると次回の通話(通信)時に再度コンピュータネットワーク経由での発呼を試みることにより、特番情報データベースに登録されている電話番号情報の鮮度を維持することができる。
次に、本実施形態における第3の動作例について、図9を参照して説明する。この図9では、図8に示す動作例と同様の工程については同一の符号とし、説明を省略する。
この第3の動作例では、回線制御部11が発呼先に発呼する際、利用回線強制決定部18が利用回線変更指示を受けると、その発呼先が特番情報データベース171に登録され手いるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように回線制御部11による利用回線を強制的に決定する(ステップS6)。
利用回線強制決定部18への利用回線変更指示を入力する手段としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を設置してもよいし、あるいは接続先の電話回線の前に所定の番号(例えば、“#31”など)をダイヤルすることで、利用回線の変更指示を装置外部から電話機I/F13を介して受けることとしてもよい。
この第3の動作例によれば、強制的に利用回線の変更指示を出すための利用回線強制決定部18を備えているため、これまでIP電話(VoIP)には対応していなかった接続先がある時点からIP電話が使用できるように状況が変化したような場合に、通話(通信)時にユーザが利用回線の変更を指示するとコンピュータネットワーク経由での発呼を試みるため、IP電話の利点を引き出すことが容易となる。
次に、本実施形態における第4の動作例について、図10を参照して説明する。この図10では、図8に示す動作例と同様の工程については同一の符号とし、説明を省略する。
この第4の動作例では、公衆回線経由での発呼処理を開始した後でコンピュータネットワーク経由での発呼処理を実行し、その実行結果を元に接続先がコンピュータネットワーク経由での接続が可能かどうかを判断する。この公衆回線網経由での発呼処理(ステップS11)とコンピュータネットワーク経由での発呼処理(ステップS12)とは、同時に行ってもよい。
具体的には呼び出し要求(INVITE)に対して、制御用サーバ8から「486 Busy Here」のレスポンス・メッセージが返された場合には接続先がVoIPに対応していると回線制御部11が判断し、「380 Alternative Service」等のIPネットワーク経由での接続ができないことを示すレスポンス・メッセージが返された場合には接続先がVoIPに未対応であると回線制御部11は判断する。
この第4の動作例を用いない場合、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、また接続時間の増加というデメリット無しに、接続相手がIP電話に対応したことを特番情報データベースに反映することはできなかった。
このことに対し、この第4の動作例によれば、特番情報データベースに追加登録されている電話番号に公衆回線経由で発呼した場合に、コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、コンピュータネットワーク経由での接続が可能であると回線制御部11が判定した場合には、その電話番号を特番情報変更部16が特番情報データベース171から登録削除しているため、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、また接続時間の増加というデメリット無しに、接続相手(発呼先)がIP電話に対応したことを特番情報データベース171に反映することができる。
次に、本実施形態における第5の動作例について、図11を参照して説明する。この図11では、図8に示す動作例と同様の工程については同一の符号とし、説明を省略する。
この第5の動作例では、回線制御部11が、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると(ステップS15;YES)、その発呼処理を中断する(ステップS16)。
この発呼中断要求の入力としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を入力手段としてIP電話アダプタ1が備えてその入力手段から入力を受けてもよく、所定の番号や「*」や「#」、あるいはそれらを組み合わせて予め定められた番号をユーザがダイヤルすることで、その入力を受けて回線制御部11が発呼の中断を指示するように構成してもよい。また、接続されたPCからPC I/F12を介して入力を受けてもよい。
この第5の動作例を用いない場合、そのIP電話アダプタを使用しているユーザがIP電話には対応していない相手に電話した際に、VoIPの発呼が行われていることに気づいたとしても、その発呼処理の中断を指示することができなかったので、ユーザに対してもどかしく感じさせる要因となる虞があり、機器の使い勝手をよくないものとする虞があった。
このことに対し、この第5の動作例によれば、本IP電話アダプタ1を使用しているユーザがIP電話には対応していない相手に電話した際に、その発呼処理中に現在VoIPでの発呼が行われていることに気づいたとしても、その発呼処理を中断させることができるので、機器の使い勝手を向上させることができる。
次に、本実施形態における第6の動作例について、図12を参照して説明する。この図12では、図8〜図11に示す動作例と同様の工程については同一の符号とし、説明を省略する。
この第6の動作例では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、特番情報データベース171に特番情報変更部16が追加登録する(ステップS16、S4)。
この発呼中断要求の入力としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を入力手段としてIP電話アダプタ1が備えてその入力手段から入力を受けてもよく、所定の番号や「*」や「#」、あるいはそれらを組み合わせて予め定められた番号をユーザがダイヤルすることで、その入力を受けて回線制御部11が発呼の中断を指示するように構成してもよい。また、接続されたPCからPC I/F12を介して入力を受けてもよい。
この第6の動作例を用いない場合、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、接続相手がIP電話に対応していないことを特番情報データベースに反映することができなかった。
このことに対し、この第6の動作例によれば、ユーザがVoIPでの発呼処理の中断を指示した場合に接続先の電話番号を特番情報データベースに自動的に追加登録しているので、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、接続先の電話番号を特番情報データベース171に反映することができる。
次に、本実施形態における第7の動作例について、図13を参照して説明する。この図13では、図8に示す動作例と同様の工程については同一の符号とし、説明を省略する。
この第7の動作例では、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると(ステップS21、S22)、回線制御部11はその発呼処理を中断して(ステップS23)、コンピュータネットワーク経由での発呼処理を行う(ステップS2)。
この発呼中断要求の入力としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を入力手段としてIP電話アダプタ1が備えてその入力手段から入力を受けてもよく、所定の番号や「*」や「#」、あるいはそれらを組み合わせて予め定められた番号をユーザがダイヤルすることで、その入力を受けて回線制御部11が発呼の中断を指示するように構成してもよい。また、接続されたPCからPC I/F12を介して入力を受けてもよい。
この第7の動作例を用いない場合、機器を使用しているユーザがIP電話に対応している相手に電話した際に、公衆電話網経由の発呼が行われていることに気づいたとしても、その発呼処理の中断を指示することができなかったので、一般的に公衆回線網よりも通話料が低額であるIP電話を利用する機会を喪失する可能性があった。
このことに対し、この第7の動作例によれば、公衆回線網経由での発呼中に所定の操作を行うことで、公衆回線経由での発呼を中断し、コンピュータネットワーク経由での発呼を行うことができるため、一般的に公衆回線網よりも通話料が低額であるIP電話のメリットを引き出すことを容易とすることができる。
次に、本実施形態における第8の動作例について、図14、図15を参照して説明する。この図14では、図8〜図13に示す動作例と同様の工程については同一の符号とし、説明を省略する。
この第8の動作例では、利用回線強制決定部18によりコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように決定された電話番号について(ステップS6;YES)、回線制御部11によりコンピュータネットワーク経由での接続に成功すると(ステップS2、S31)、その接続に成功した電話番号を特定情報データベース171から特番情報変更部16が削除する(ステップS32)。
また図15では、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について(ステップS21〜S23)、回線制御部11によりコンピュータネットワーク経由での接続に成功すると(ステップS2、S31)、その接続に成功した電話番号を特定情報データベース171から特番情報変更部16が削除する(ステップS32)。
この発呼中断要求の入力としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を入力手段としてIP電話アダプタ1が備えてその入力手段から入力を受けてもよく、所定の番号や「*」や「#」、あるいはそれらを組み合わせて予め定められた番号をユーザがダイヤルすることで、その入力を受けて回線制御部11が発呼の中断を指示するように構成してもよい。また、接続されたPCからPC I/F12を介して入力を受けてもよい。
この第8の動作例を用いない場合、一度VoIPでの接続に成功しても、特番情報データベースの内容を変更しなければ、次回の通話(通信)時には再度公衆回線網経由で発呼することになってしまう虞があった。
このことに対し、この第8の動作例によれば、コンピュータネットワーク経由での接続に成功した場合に接続先の電話番号を特番情報データベース171から自動的に登録削除しているので、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、特番情報データベース171の登録内容を自動的にメンテナンスすることができる。
次に、本実施形態における第9の動作例について説明する。
この第9の動作例では、回線制御部11による発呼処理時に、現在発呼している回線の種別を回線種別表示部191が表示する。
この回線種別の表示は、回線種別表示部191として例えば2色LEDを使用して、公衆回線経由での発呼時はLEDをグリーン色に発光させ、コンピュータネットワーク経由での発呼時はLEDをオレンジ色で発光させるといった方法により実現することができる。
この第9の動作例によれば、現在発呼している回線の種別を表示することができるため、ユーザはVoIP機器の動作状況を把握することができる。すなわち、ユーザが現在発呼している回線種別を把握することができるため、その回線種別に応じて発呼の強制中断などの操作を行うことができる。
次に、本実施形態における第10の動作例について説明する。
この第10の動作例では、回線制御部11による発呼処理時に、経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動部192に鳴動させる。この鳴動部192は、ブザーなどを備えて自ら音を発するものであってもよく、電話機I/F13を介して電話機4の受話器から音を出させるものであってもよい。
また、上記の回線種別特定呼び出し音としては、例えば以下のような2種類の呼び出し音を用意し、回線種別に従って呼び出し音を鳴り分けることとしてよい。
(1)公衆回線経由の場合:400Hz、16Hz変調、1sec:ON 2sec:OFF 繰り返し
(2)コンピュータネットワーク経由の場合:800Hz、16Hz変調、1sec:ON 2sec:OFF 繰り返し
この第10の動作例によれば、現在発呼している回線の種別に応じて別の呼び出し音を鳴らしているので、ユーザは特にVoIP機器の表示パネルを確認しなくとも、受話器から聞こえてくる呼び出し音を聞き分けるだけでVoIp機器の動作状況を把握することができる。
次に、本実施形態における第11の動作例について説明する。
この第11の動作例では、上述した第10の動作例における回線種別特定呼び出し音を、回線制御部11が発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動部192に鳴動開始させる。
この回線種別特定呼び出し音としては、例えば以下のような2種類の発呼開始音を用意し、回線種別に従って発呼開始音を鳴り分ければよい。
(1)公衆回線経由の場合:400Hz、125msec:ON 125msec:OFF 繰り返し「ツーツーツーツー」
(2)コンピュータネットワーク経由の場合: 400Hz、60msec:ON 60msec:OFF 繰り返し「ツツツツ」
呼び出し音は制御用サーバ8からIP電話アダプタ1が「180 Ringing」の応答を受け取った時に鳴り始める(図3のステップS106)のに対して、発呼開始音は呼び出しを要求する「INVITE」コマンドをIP電話アダプタ1が制御用サーバ8に送出した時に鳴らすことになる(図3のステップS102)ため、ユーザに早い段階でVoIP機器の動作状況を知らせることが可能となる。
なお公衆回線網経由での発呼時は、IP電話アダプタから公衆回線網に対してDTMF信号(プッシュホン信号)またはDP信号(ダイヤルパルス信号)の送出を回線制御部11が開始した時に発呼開始音を鳴らすことになる。
この第11の動作例によれば、コンピュータネットワーク経由での発呼処理を開始した時に発呼開始音(呼び出し音とは別の音)を鳴らしているので、ユーザは実際にVoIP機器が発呼処理を開始した時に使用回線種別を直ちに知ることができるため、すぐに公衆回線網経由への切り換えを指示するような使い方が可能となる。その結果、通話先と回線が接続されるまでの待ち時間が短縮されるため、機器の使い勝手を向上させることができる。
また、公衆回線網経由での発呼処理を開始した時に発呼開始音(呼び出し音とは別の音)を鳴らしているので、ユーザは実際にVoIP機器が発呼処理を開始した時に使用回線種別を直ちに知ることができるため、すぐにコンピュータネットワーク経由への切り換えを指示するような使い方が可能となる。よってユーザは通話先の電話番号を指示してから、早い段階でVoIP機器の動作状況を把握することが可能となるため、機器の使い勝手を向上させることができる。
なお、上述した第1の実施形態としてのIP電話アダプタ1は、ルータ内蔵またはオールインワン型といった複合型のIP電話アダプタであってもよい。このオールインワン型とは、ルータおよびADSLモデムを内蔵したものである。
このように、本発明の実施形態としてのIP電話アダプタは、IP電話を実現するためのコンピュータネットワークと、PSTNなどの公衆回線網とに接続されて用いられる構成であれば各種の構成であってよく、例えばIP電話を実現するコンピュータネットワークが、ADSLでなく光ファイバーを用いる方式であっても本発明は同様に適用することができる。
次に、本発明の第2の実施形態としてのIP電話アダプタについて説明する。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態における各機能に加えて、特番情報データベース171の書き換え可能領域における登録内容をユーザが任意に編集できる機能をさらに備えたものである。
この第2の実施形態としてのIP電話アダプタでは、特番情報変更部16が、装置外部からの入力に基づいて任意の電話番号の一部または全部を特番情報データベース171に追加登録する機能をさらに備える。
この装置外部からの入力としては、機器の操作パネル上に登録されている特番情報の表示部、特番を入力するためのボタン、特番の追加登録/登録削除を指示するためのボタン等を入力手段としてIP電話アダプタが備えてその入力手段から入力を受けてもよい。あるいはIP電話アダプタ1がWEB(http)サーバ機能を内蔵し、PC I/F12を介して接続されたPC5上のWEBブラウザから機器にアクセスすると特番の編集画面が表示され、その画面によりIP電話アダプタ1がPC5からの入力を受けるよう構成してもよい。
第2の実施形態における第1の動作例について説明する。
この第1の動作例では、任意の電話番号について特番として追加登録するよう装置外部から指示入力を受けると、特番情報変更部16がその電話番号を特番情報データベース171に追加登録する。
この第1の動作例を用いない場合、機器やIP電話アダプタに追加の特番を任意に設定することができなかった。よって特番以外の通常の電話番号への発呼時はコンピュータネットワーク経由での接続を試みてから、公衆回線網経由での接続を行うことになるため、公衆回線網経由でしか接続することができない相手先と通信あるいは通話する場合には、コンピュータネットワーク経由での接続を試みる動作は無駄であり、発呼処理を開始してから接続されるまでの接続時間が長くなってしまう虞があった。
このことに対し、この第1の動作例によれば、公衆回線網経由でしか接続することができない相手先の電話番号を特番情報データベースに追加登録することができるので、コンピュータネットワーク経由での発呼処理を省略でき、発呼処理を開始してから接続されるまでの接続時間の短縮が期待できる。
この第1の動作例によれば、特に図2に示す電話機4dや携帯電話機4eへの接続を、IP電話網への接続を試みることなくすぐに公衆回線網経由で行うことができ、接続を高速化することができる。
次に、第2の動作例について説明する。
この第2の動作例では、発呼先の電話番号の桁数が特番情報データベース171に登録された番号の桁数よりも長い場合、回線制御部11が、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により、コンピュータネットワークを経由せずに公衆回線網経由で接続させるよう発呼する発呼先(特定発呼先)と特定して処理動作を行う。
例えば特番として「090」を登録すれば、「090」から始まる電話番号に発呼する際には前方一致で電話番号がマッチングしていると判断されるため、公衆回線経由での発呼を行うことになる。
この第2の動作例を用いない場合、電話番号の全桁を登録する以外の方法がなくなり、機器の使い勝手が悪くなってしまう虞がある。このことに対し、電話番号のマッチングを前方一致で判断しているため、ある電話事業者経由の電話番号を一括で登録するような場合に、電話事業者の識別番号のみを登録するような使い方が可能となるため、個別の電話番号を特番として登録する作業を飛躍的に効率化することができる。
次に、第3の動作例について説明する。
この第3の動作例は、特番情報データベース171に追加登録された電話番号または電話番号の一部に対してのみ、装置外部からの入力に応じて特番情報変更部16が編集を行うようにするものである。
こうした特番の編集画面では、追加登録された特番のみを削除対象として表示するように構成したり、あるいはあらかじめ機器に登録されている特番に対して削除が指示された場合には、エラーメッセージを表示して削除処理を行わないように構成してもよい。
この第3の動作例を用いない場合、あらかじめ機器に登録済みの特番を誤って削除してしまうと、緊急時に警察(110)や救急・消防(119)等に電話が通じなくなってしまうという危険性があった。
このことに対し、この第3の動作例によれば、追加登録した特番のみが編集可能であるため、あらかじめ機器に登録済みの特番を誤って削除してしまい、緊急時に警察(110)や救急・消防(119)等に電話が通じなくなってしまうというような不具合を防止することができる。
次に、第4の動作例について説明する。
この第4の動作例では、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、その発呼先の電話番号を特番情報変更部16が特番情報データベース171に追加登録、または削除する。
この通話先電話番号の追加登録/登録削除の指示の入力としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を入力手段としてIP電話アダプタ1が備えてその入力手段から入力を受けてもよく、所定の番号や「*」や「#」、あるいはそれらを組み合わせて予め定められた番号をユーザがダイヤルすることで、その入力を受けて回線制御部11が発呼の中断を指示するように構成してもよい。また、接続されたPCからPC I/F12を介して入力を受けてもよい。
この第4の動作例を用いない場合、特番情報データベース171に電話番号を追加登録あるいは登録削除しようとすると、電話番号を入力する必要があり、機器の使い勝手が悪くなってしまう虞があった。
このことに対し、この第4の動作例によれば、回線接続後に所定の操作を行うことで、接続先の電話番号を特番情報データベースに追加登録/登録削除することができるので、特番情報データベースのメンテナンス作業を飛躍的に効率的とすることができる。
なお、この第2の実施形態としての特番情報データベース171の書き換え可能領域における登録内容をユーザが任意に編集できる機能は、上述した第1の実施形態における機能に加えてさらに備えることとして説明したが、上述した第1の実施形態での、コンピュータネットワーク経由での接続ができないと回線制御部11により判定された電話番号を特番情報データベース171に自動的に追加格納する機能に替えて備えることとしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、上述した第1または第2の実施形態におけるIP電話アダプタを、インターネット接続可能なMF(Multi-Function)機としたものである。
本実施形態としてのMF機は、図16に示すように、上述した第1または第2の実施形態におけるIP電話アダプタの構成における電話機I/F13に替えて、電話送受信部41と、画像読み取り部42と、画像形成部43とを備えたものである。
電話送受信部41は、電話機としての公知の機能を実現するものである。また、画像読み取り部42と、画像形成部43とについても、公知の機能を実現するものであり、説明を省略する。
この第3の実施形態としてのMF機における電話送受信の動作は、上述した第1、第2の実施形態としてのIP電話アダプタおよび電話機4を用いて行う動作と同様であってよい。
また、FAX通信においても、上述した第1、第2の実施形態としてのIP電話アダプタおよび電話機4による電話通信の場合と同様にIP電話網による通信が可能である。
このように本発明は、T.38に対応したインターネットFAX機などのMF機や、回線制御部を備えたインターネット電話機に対しても、上述したIP電話アダプタと同様に適用できるものである。
また、上述した各実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、本発明に係る回線制御装置における装置外部との接続は、IP電話を実現するためのコンピュータネットワークと、PSTNなどの公衆回線網とに接続されて用いられる構成であれば各種の構成であってよく、例えばIP電話を実現するコンピュータネットワークがADSLでなく光ファイバーを用いる方式であっても本発明は同様に適用することができる。
本発明の第1の実施形態としてのIP電話アダプタ周りの屋内配線の一例を示すブロック図である。 IP電話アダプタを用いた発呼先の電話機との接続の概略を示す。 IP電話網を経由した発呼時の接続処理を示すシーケンスチャートである。 IP電話網を経由した通話の終了時の処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施形態としてのIP電話アダプタ1の構成の概要を示すブロック図である。 特番情報データベース171の構成例を示す図である。 第1の実施形態としてのIP電話アダプタ1の回線制御部11などの主要部分を実現する物理的な構成について示すブロック図である。 第1の実施形態における第1、第2の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における第3の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における第4の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における第5の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における第6の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における第7の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における第8の動作例を示す第1のフローチャートである。 第1の実施形態における第8の動作例を示す第2のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態としてのMF機の構成の概要を示すブロック図である。
符号の説明
1 IP電話アダプタ(回線制御装置)
2 ルータ
3 ADSLモデム
4 電話機
5 PC
6 スプリッタ
7 モジュラージャック
8 制御用サーバ
9 ゲートウェイ
11 回線制御部
12 PC I/F
13 電話機I/F
14 公衆回線I/F
15 ネットワークI/F
16 特番情報変更部(変更手段)
17 記憶部
171 特番情報データベース(特定情報格納手段)
18 利用回線強制決定部
191 回線種別表示部
192 鳴動部

Claims (26)

  1. 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置であって、
    前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段と、
    前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行うと共に、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御手段と、
    前記特定情報格納手段に格納された特定情報を変更する変更手段とを備え
    前記変更手段は、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御手段により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納すると共に、前記特定情報格納手段に追加格納されてから予め定められた有効期限が経過した電話番号を該特定情報格納手段から削除することを特徴とする回線制御装置。
  2. 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置であって、
    前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段と、
    前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行うと共に、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御手段と、
    前記特定情報格納手段に格納された特定情報を変更する変更手段とを備え
    前記変更手段は、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御手段により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納し、
    前記回線制御手段は、前記特定情報格納手段に特定情報として格納された電話番号に対して前記公衆回線網経由で発呼する場合、前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、該コンピュータネットワーク経由での接続が可能と判定すると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から前記変更手段に削除させることを特徴とする回線制御装置。
  3. 前記変更手段は、装置外部からの入力に基づいて、任意の電話番号の一部または全部を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴する請求項1または2記載の回線制御装置。
  4. 前記回線制御手段は、発呼先の電話番号の桁数が前記特定情報格納手段に特定情報として格納されている番号の桁数よりも長い場合、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により特定発呼先と特定することを特徴とする請求項記載の回線制御装置。
  5. 前記変更手段は、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、当該発呼先の電話番号を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納または前記特定情報格納手段から削除することを特徴する請求項1からの何れか1項に記載の回線制御装置。
  6. 前記変更手段は、前記特定情報格納手段に追加格納された特定情報に対してのみ、装置外部からの入力に応じて編集することを特徴する請求項1からの何れか1項に記載の回線制御装置。
  7. 利用回線をコンピュータネットワーク経由とするよう装置外部から指示入力を受けると、発呼先へ発呼する際に当該発呼先が前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先であるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように前記回線制御手段による利用回線を強制的に決定する利用回線強制決定手段を備えたことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の回線制御装置。
  8. 前記回線制御手段は、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の回線制御装置。
  9. 前記変更手段は、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に前記発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする請求項記載の回線制御装置。
  10. 前記回線制御手段は、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断して前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理を行うことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の回線制御装置。
  11. 前記変更手段は、前記利用回線強制決定手段によりコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように決定された電話番号または、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について、前記回線制御手段により前記コンピュータネットワーク経由での接続に成功すると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から削除することを特徴とする請求項または10記載の回線制御装置。
  12. 発呼処理時に現在発呼している回線の種別を表示する回線種別表示手段を備えたことを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の回線制御装置。
  13. 発呼する際に経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動させる鳴動手段を備え、
    前記回線制御手段は、発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を前記鳴動手段に鳴動開始させることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載の回線制御装置。
  14. 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段を備え、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置における回線制御方法であって、
    前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行い、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御工程と、
    前記特定情報格納手段に格納された特定情報を前記回線制御装置が変更する変更工程とを備え
    前記変更工程では、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御工程により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納し、前記特定情報格納手段に追加格納されてから予め定められた有効期限が経過した電話番号を該特定情報格納手段から削除することを特徴する回線制御方法。
  15. 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段を備え、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置における回線制御方法であって、
    前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行い、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御工程と、
    前記特定情報格納手段に格納された特定情報を前記回線制御装置が変更する変更工程とを備え、
    前記回線制御工程では、前記特定情報格納手段に特定情報として格納された電話番号に対して前記公衆回線網経由で発呼する場合、前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、
    前記変更工程では、該コンピュータネットワーク経由での接続が可能と判定されると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から削除すると共に、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御工程により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする回線制御方法。
  16. 前記変更工程では、装置外部からの入力に基づいて、任意の電話番号の一部または全部を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴する請求項14または15記載の回線制御方法。
  17. 前記回線制御工程では、発呼先の電話番号の桁数が前記特定情報格納手段に特定情報として格納されている番号の桁数よりも長い場合、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により特定発呼先と特定することを特徴とする請求項16記載の回線制御方法。
  18. 前記変更工程では、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、当該発呼先の電話番号を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納または前記特定情報格納手段から削除することを特徴する請求項14から17の何れか1項に記載の回線制御方法。
  19. 前記変更工程では、前記特定情報格納手段に追加格納された特定情報に対してのみ、装置外部からの入力に応じて編集することを特徴する請求項14から18の何れか1項に記載の回線制御方法。
  20. 利用回線をコンピュータネットワーク経由とするよう装置外部から指示入力を受けると、前記回線制御工程では、発呼先へ発呼する際に当該発呼先が前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先であるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みることを特徴とする請求項14から19の何れか1項に記載の回線制御方法。
  21. 前記回線制御工程では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断することを特徴とする請求項14から20の何れか1項に記載の回線制御方法。
  22. 前記変更工程では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に前記発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする請求項21記載の回線制御方法。
  23. 前記回線制御工程では、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断して前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理を行うことを特徴とする請求項14から22の何れか1項に記載の回線制御方法。
  24. 前記変更工程では、コンピュータネットワーク経由での接続を試みるように装置外部から指示入力を受けた電話番号または、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について、前記回線制御工程で前記コンピュータネットワーク経由での接続に成功すると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から削除することを特徴とする請求項20または23記載の回線制御方法。
  25. 前記回線制御工程では、発呼処理時に現在発呼している回線の種別を表示することを特徴とする請求項14から24の何れか1項に記載の回線制御方法。
  26. 前記回線制御工程では、発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動開始することを特徴とする請求項14から25の何れか1項に記載の回線制御方法。
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