JP4253570B2 - 回線制御装置および方法 - Google Patents
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Description
こうした回線制御装置では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理に対応しない発呼先、例えば警察(110)や救急・消防(119)等の電話番号を特番として製造時に予め格納しておくことで、その特番に対して発呼する際にはコンピュータネットワーク経由での発呼処理を試みることなくすぐに公衆回線網経由で発呼するようにしているものがある。
しかしながら、上述した従来の回線制御装置では、予め製造時に登録された特番以外の通常の電話番号への発呼時には、コンピュータネットワーク経由での接続を試みてから公衆回線網経由での接続を行うことになるため、公衆回線網経由でしか接続することができない相手先と通信あるいは通話する場合には、コンピュータネットワーク経由での接続を試みる時間が無駄に必要となってしまい、発呼処理を開始してから接続されるまでの接続時間が長くなってしまう問題があった。
なお、上記した特定情報格納手段に格納される特定情報とは、電話番号や電話番号の一部などである。
なお、上記した特定情報格納手段に格納される特定情報とは、電話番号や電話番号の一部などである。
本実施形態としてのIP電話アダプタ1は、ルータ2を介してPC5(5a,5b,…)に接続されると共に、ADSLモデム3と、スプリッタ6と、電話機4とに接続され、このIP電話アダプタ1およびADSLモデム3に接続されたスプリッタ6がモジュラージャック7に接続されることにより、電話機4とPC5とは、IP電話アダプタ1などを経由してモジュラージャック7から先の発呼先につながる回線に接続される。
このことにより、IP電話アダプタ1が、PC5からの信号をADSLモデム3を経由させてデータ通信を行うか、電話機4からの信号をADSLモデム3を経由せずに電話としての通信を行うかを切り替えることができる。
また、IP電話アダプタ1aは、IP電話サービスには加入していないがゲートウェイ9を経由することによりIP電話網を経由した接続が可能な電話機4cに接続する際、制御用サーバ8にアクセスしてゲートウェイ9と、そのゲートウェイ9から先の公衆回線網とを経由して電話機4cに接続する。
なお、発呼先の電話機4bが発呼元の電話機4aと異なるIP電話サービス提供会社に加入しているなどの場合には、複数の制御用サーバ8を経由することとしてよい。
また、IP電話アダプタ1aは、IP電話網を経由した接続に対応しない電話機4dに接続する際、公衆回線網を経由して接続し、携帯電話機4eに接続する際には公衆回線網から携帯電話網を経由して接続する。
また、コンピュータネットワークとは、IP(Internet Protocol )などにより通信を行うネットワークであり、例えばインターネット、LAN、WANなどである。
ユーザが電話機4aから通話状態にして発呼先の電話番号をダイヤルすると、そのダイヤルされた番号はダイヤルトーンまたはダイヤルパルスによりIP電話アダプタ1aに伝送される(ステップS101)。電話番号の伝送を受けたIP電話アダプタ1aは、IP電話網を経由して制御用サーバ8に発呼先の呼び出し要求を行う(ステップS102)。
制御用サーバ8は、呼び出し要求のINVITEメッセージを発呼先電話番号のIP電話アダプタ1bに送信すると共に、呼び出し処理中である旨を「100 Trying」のメッセージによりIP電話アダプタ1aに通知する(ステップS103)。
このことにより、発呼先である電話機4bでベルが鳴り続けている間、発呼元の電話機4aの受話器では呼び出し音が鳴り続けることとなる。
このことにより、IP電話アダプタ1a、1bの双方が通話開始状態となったことを認識し、電話機4a、4bの間での通話が開始されることとなる。
ユーザが電話機4aの受話器を置くと、その電圧の変化がIP電話アダプタ1aに伝送され、IP電話アダプタ1aはユーザの通話が終了したことを認識する(ステップS201)。IP電話アダプタ1aは、通話終了の旨を「BYE」メッセージにより制御用サーバ8に通知し(ステップS202)、そのメッセージが制御用サーバ8からIP電話アダプタ1bに通知される(ステップS203)。
このことにより、IP電話アダプタ1a、1bの双方が通話終了状態となったことを認識し、電話機4a、4bの間での通話における終了処理が正常に行われることとなる。
本実施形態としてのIP電話アダプタ1は、PC5と接続させるPC I/F12と、電話機4と接続させる電話機I/F13と、公衆回線網と接続させる公衆回線I/F14と、コンピュータネットワークと接続させるネットワークI/F15とが、回線制御部11に接続され、さらに特番情報変更部16と、記憶部17と、利用回線強制決定部18と、回線種別表示部191と、鳴動部192とを備えて構成される。
記憶部17は、特番情報データベース171を格納し、特番情報変更部16は、この記憶部17に接続されて特番情報データベース171に格納された情報の変更を行う。
特番情報データベース171は、回線制御部11が電話機4からの発呼要求を受けた際にコンピュータネットワーク経由での接続を試みることなく直ちに公衆回線網経由での発呼処理を行う発呼先を特定する特定情報を格納する。この特番情報データベース171が格納する特定情報とは、図6に示すように、電話番号または電話番号の一部である。
また、この図6に示すように、特番情報データベース171は、書き換え不可領域と書き換え可能領域とに分けられ、書き換え可能領域に格納された特定情報に対しては、それぞれの特定情報が登録された登録日時が関連付けられて格納されている。
鳴動部192は、回線制御部11による発呼処理時に、現在発呼している回線の種類がコンピュータネットワーク経由であるか、公衆回線網経由であるかに応じて、その経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動させるものであり、例えばブザーなどであってよい。
この図7に示すように、回線制御部11と、特番情報変更部16と、記憶部17と、利用回線強制決定部18とは、CPUと、ダイヤル信号検出部と、セレクタと、ROMと、RAMと、NV(Non-Volatile)−RAMとにより実現されてよい。
CPUはダイヤルされた電話番号が特番情報データベース171に格納されている特番に該当しているのかどうかを判断し、もし特番に該当していれば公衆回線網経由での発呼を行うべくセレクタに指示を出し、特番以外の通常の電話番号への発呼時はまずコンピュータネットワーク経由での接続を試み、コンピュータネットワーク経由での接続ができないことが判明すると、次に公衆回線網経由での接続を試みる動作を行う。
この第1の動作例では、回線制御部11が特番以外の通常の電話番号への発呼する際にまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みて(ステップS1、S2)、もしコンピュータネットワーク経由での接続ができなかった場合は(ステップS3;YES)、接続先の電話番号をNV−RAMに保持している特番情報データベース171の書き換え可能領域に自動的に追加登録を行い(ステップS4)、公衆回線網経由での発呼処理を行う(ステップS5)。
この接続時間の短縮については、特に図2に示す電話機4dへの接続を、IP電話網への接続を試みることなくすぐに公衆回線網経由で行うことができ、接続を高速化することができる。
この第2の動作例では、NV−RAMに保持している特番情報データベース171の書き換え可能領域の電話番号の属性情報として、図6に示すように特番の登録日時を記録する。この場合は特番が追加されてから所定の日数(予め定められた有効期限)、例えば1ヶ月が経過したことを検出した時に、その特番情報を削除する。
あるいは別の動作例としては、電話番号の属性情報としてその特番へ電話した回数を保持するようにしてもよい。この場合にはその特番に電話した回数が所定の回数に達したことを検出した時に、その特番情報を削除することになる。
この第3の動作例では、回線制御部11が発呼先に発呼する際、利用回線強制決定部18が利用回線変更指示を受けると、その発呼先が特番情報データベース171に登録され手いるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように回線制御部11による利用回線を強制的に決定する(ステップS6)。
利用回線強制決定部18への利用回線変更指示を入力する手段としては、操作パネル上に専用の押しボタン等を設置してもよいし、あるいは接続先の電話回線の前に所定の番号(例えば、“#31”など)をダイヤルすることで、利用回線の変更指示を装置外部から電話機I/F13を介して受けることとしてもよい。
この第4の動作例では、公衆回線経由での発呼処理を開始した後でコンピュータネットワーク経由での発呼処理を実行し、その実行結果を元に接続先がコンピュータネットワーク経由での接続が可能かどうかを判断する。この公衆回線網経由での発呼処理(ステップS11)とコンピュータネットワーク経由での発呼処理(ステップS12)とは、同時に行ってもよい。
このことに対し、この第4の動作例によれば、特番情報データベースに追加登録されている電話番号に公衆回線経由で発呼した場合に、コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、コンピュータネットワーク経由での接続が可能であると回線制御部11が判定した場合には、その電話番号を特番情報変更部16が特番情報データベース171から登録削除しているため、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、また接続時間の増加というデメリット無しに、接続相手(発呼先)がIP電話に対応したことを特番情報データベース171に反映することができる。
この第5の動作例では、回線制御部11が、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると(ステップS15;YES)、その発呼処理を中断する(ステップS16)。
この第6の動作例では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、特番情報データベース171に特番情報変更部16が追加登録する(ステップS16、S4)。
このことに対し、この第6の動作例によれば、ユーザがVoIPでの発呼処理の中断を指示した場合に接続先の電話番号を特番情報データベースに自動的に追加登録しているので、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、接続先の電話番号を特番情報データベース171に反映することができる。
この第7の動作例では、公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると(ステップS21、S22)、回線制御部11はその発呼処理を中断して(ステップS23)、コンピュータネットワーク経由での発呼処理を行う(ステップS2)。
このことに対し、この第7の動作例によれば、公衆回線網経由での発呼中に所定の操作を行うことで、公衆回線経由での発呼を中断し、コンピュータネットワーク経由での発呼を行うことができるため、一般的に公衆回線網よりも通話料が低額であるIP電話のメリットを引き出すことを容易とすることができる。
この第8の動作例では、利用回線強制決定部18によりコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように決定された電話番号について(ステップS6;YES)、回線制御部11によりコンピュータネットワーク経由での接続に成功すると(ステップS2、S31)、その接続に成功した電話番号を特定情報データベース171から特番情報変更部16が削除する(ステップS32)。
このことに対し、この第8の動作例によれば、コンピュータネットワーク経由での接続に成功した場合に接続先の電話番号を特番情報データベース171から自動的に登録削除しているので、ユーザに追加操作の負担を与えることなく、特番情報データベース171の登録内容を自動的にメンテナンスすることができる。
この第9の動作例では、回線制御部11による発呼処理時に、現在発呼している回線の種別を回線種別表示部191が表示する。
この回線種別の表示は、回線種別表示部191として例えば2色LEDを使用して、公衆回線経由での発呼時はLEDをグリーン色に発光させ、コンピュータネットワーク経由での発呼時はLEDをオレンジ色で発光させるといった方法により実現することができる。
この第10の動作例では、回線制御部11による発呼処理時に、経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動部192に鳴動させる。この鳴動部192は、ブザーなどを備えて自ら音を発するものであってもよく、電話機I/F13を介して電話機4の受話器から音を出させるものであってもよい。
(1)公衆回線経由の場合:400Hz、16Hz変調、1sec:ON 2sec:OFF 繰り返し
(2)コンピュータネットワーク経由の場合:800Hz、16Hz変調、1sec:ON 2sec:OFF 繰り返し
この第11の動作例では、上述した第10の動作例における回線種別特定呼び出し音を、回線制御部11が発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動部192に鳴動開始させる。
(1)公衆回線経由の場合:400Hz、125msec:ON 125msec:OFF 繰り返し「ツーツーツーツー」
(2)コンピュータネットワーク経由の場合: 400Hz、60msec:ON 60msec:OFF 繰り返し「ツツツツ」
なお公衆回線網経由での発呼時は、IP電話アダプタから公衆回線網に対してDTMF信号(プッシュホン信号)またはDP信号(ダイヤルパルス信号)の送出を回線制御部11が開始した時に発呼開始音を鳴らすことになる。
このように、本発明の実施形態としてのIP電話アダプタは、IP電話を実現するためのコンピュータネットワークと、PSTNなどの公衆回線網とに接続されて用いられる構成であれば各種の構成であってよく、例えばIP電話を実現するコンピュータネットワークが、ADSLでなく光ファイバーを用いる方式であっても本発明は同様に適用することができる。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態における各機能に加えて、特番情報データベース171の書き換え可能領域における登録内容をユーザが任意に編集できる機能をさらに備えたものである。
この装置外部からの入力としては、機器の操作パネル上に登録されている特番情報の表示部、特番を入力するためのボタン、特番の追加登録/登録削除を指示するためのボタン等を入力手段としてIP電話アダプタが備えてその入力手段から入力を受けてもよい。あるいはIP電話アダプタ1がWEB(http)サーバ機能を内蔵し、PC I/F12を介して接続されたPC5上のWEBブラウザから機器にアクセスすると特番の編集画面が表示され、その画面によりIP電話アダプタ1がPC5からの入力を受けるよう構成してもよい。
この第1の動作例では、任意の電話番号について特番として追加登録するよう装置外部から指示入力を受けると、特番情報変更部16がその電話番号を特番情報データベース171に追加登録する。
この第1の動作例によれば、特に図2に示す電話機4dや携帯電話機4eへの接続を、IP電話網への接続を試みることなくすぐに公衆回線網経由で行うことができ、接続を高速化することができる。
この第2の動作例では、発呼先の電話番号の桁数が特番情報データベース171に登録された番号の桁数よりも長い場合、回線制御部11が、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により、コンピュータネットワークを経由せずに公衆回線網経由で接続させるよう発呼する発呼先(特定発呼先)と特定して処理動作を行う。
例えば特番として「090」を登録すれば、「090」から始まる電話番号に発呼する際には前方一致で電話番号がマッチングしていると判断されるため、公衆回線経由での発呼を行うことになる。
この第3の動作例は、特番情報データベース171に追加登録された電話番号または電話番号の一部に対してのみ、装置外部からの入力に応じて特番情報変更部16が編集を行うようにするものである。
こうした特番の編集画面では、追加登録された特番のみを削除対象として表示するように構成したり、あるいはあらかじめ機器に登録されている特番に対して削除が指示された場合には、エラーメッセージを表示して削除処理を行わないように構成してもよい。
このことに対し、この第3の動作例によれば、追加登録した特番のみが編集可能であるため、あらかじめ機器に登録済みの特番を誤って削除してしまい、緊急時に警察(110)や救急・消防(119)等に電話が通じなくなってしまうというような不具合を防止することができる。
この第4の動作例では、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、その発呼先の電話番号を特番情報変更部16が特番情報データベース171に追加登録、または削除する。
このことに対し、この第4の動作例によれば、回線接続後に所定の操作を行うことで、接続先の電話番号を特番情報データベースに追加登録/登録削除することができるので、特番情報データベースのメンテナンス作業を飛躍的に効率的とすることができる。
電話送受信部41は、電話機としての公知の機能を実現するものである。また、画像読み取り部42と、画像形成部43とについても、公知の機能を実現するものであり、説明を省略する。
また、FAX通信においても、上述した第1、第2の実施形態としてのIP電話アダプタおよび電話機4による電話通信の場合と同様にIP電話網による通信が可能である。
例えば、本発明に係る回線制御装置における装置外部との接続は、IP電話を実現するためのコンピュータネットワークと、PSTNなどの公衆回線網とに接続されて用いられる構成であれば各種の構成であってよく、例えばIP電話を実現するコンピュータネットワークがADSLでなく光ファイバーを用いる方式であっても本発明は同様に適用することができる。
2 ルータ
3 ADSLモデム
4 電話機
5 PC
6 スプリッタ
7 モジュラージャック
8 制御用サーバ
9 ゲートウェイ
11 回線制御部
12 PC I/F
13 電話機I/F
14 公衆回線I/F
15 ネットワークI/F
16 特番情報変更部(変更手段)
17 記憶部
171 特番情報データベース(特定情報格納手段)
18 利用回線強制決定部
191 回線種別表示部
192 鳴動部
Claims (26)
- 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置であって、
前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段と、
前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行うと共に、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御手段と、
前記特定情報格納手段に格納された特定情報を変更する変更手段とを備え、
前記変更手段は、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御手段により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納すると共に、前記特定情報格納手段に追加格納されてから予め定められた有効期限が経過した電話番号を該特定情報格納手段から削除することを特徴とする回線制御装置。 - 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置であって、
前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段と、
前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行うと共に、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御手段と、
前記特定情報格納手段に格納された特定情報を変更する変更手段とを備え、
前記変更手段は、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御手段により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納し、
前記回線制御手段は、前記特定情報格納手段に特定情報として格納された電話番号に対して前記公衆回線網経由で発呼する場合、前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、該コンピュータネットワーク経由での接続が可能と判定すると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から前記変更手段に削除させることを特徴とする回線制御装置。 - 前記変更手段は、装置外部からの入力に基づいて、任意の電話番号の一部または全部を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴する請求項1または2記載の回線制御装置。
- 前記回線制御手段は、発呼先の電話番号の桁数が前記特定情報格納手段に特定情報として格納されている番号の桁数よりも長い場合、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により特定発呼先と特定することを特徴とする請求項3記載の回線制御装置。
- 前記変更手段は、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、当該発呼先の電話番号を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納または前記特定情報格納手段から削除することを特徴する請求項1から4の何れか1項に記載の回線制御装置。
- 前記変更手段は、前記特定情報格納手段に追加格納された特定情報に対してのみ、装置外部からの入力に応じて編集することを特徴する請求項1から5の何れか1項に記載の回線制御装置。
- 利用回線をコンピュータネットワーク経由とするよう装置外部から指示入力を受けると、発呼先へ発呼する際に当該発呼先が前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先であるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように前記回線制御手段による利用回線を強制的に決定する利用回線強制決定手段を備えたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の回線制御装置。
- 前記回線制御手段は、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の回線制御装置。
- 前記変更手段は、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に前記発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする請求項8記載の回線制御装置。
- 前記回線制御手段は、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断して前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理を行うことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の回線制御装置。
- 前記変更手段は、前記利用回線強制決定手段によりコンピュータネットワーク経由での接続を試みるように決定された電話番号または、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について、前記回線制御手段により前記コンピュータネットワーク経由での接続に成功すると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から削除することを特徴とする請求項7または10記載の回線制御装置。
- 発呼処理時に現在発呼している回線の種別を表示する回線種別表示手段を備えたことを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の回線制御装置。
- 発呼する際に経由する回線の種別毎に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動させる鳴動手段を備え、
前記回線制御手段は、発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を前記鳴動手段に鳴動開始させることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載の回線制御装置。 - 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段を備え、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置における回線制御方法であって、
前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行い、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御工程と、
前記特定情報格納手段に格納された特定情報を前記回線制御装置が変更する変更工程とを備え、
前記変更工程では、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御工程により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納し、前記特定情報格納手段に追加格納されてから予め定められた有効期限が経過した電話番号を該特定情報格納手段から削除することを特徴する回線制御方法。 - 公衆回線網とコンピュータネットワークとに接続され、前記コンピュータネットワークを経由せずに前記公衆回線網経由で接続させるよう発呼する特定発呼先を特定する特定情報を格納した特定情報格納手段を備え、前記公衆回線網または前記コンピュータネットワークを経由して通信相手への接続制御を行う回線制御装置における回線制御方法であって、
前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先に発呼する場合には直ちに前記公衆回線網経由での発呼を行い、前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先以外に発呼する場合にはまず前記コンピュータネットワーク経由での接続を試みるよう制御する回線制御工程と、
前記特定情報格納手段に格納された特定情報を前記回線制御装置が変更する変更工程とを備え、
前記回線制御工程では、前記特定情報格納手段に特定情報として格納された電話番号に対して前記公衆回線網経由で発呼する場合、前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理をバックグラウンドで実行し、
前記変更工程では、該コンピュータネットワーク経由での接続が可能と判定されると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から削除すると共に、前記コンピュータネットワーク経由での接続ができないと前記回線制御工程により判定された電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする回線制御方法。 - 前記変更工程では、装置外部からの入力に基づいて、任意の電話番号の一部または全部を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴する請求項14または15記載の回線制御方法。
- 前記回線制御工程では、発呼先の電話番号の桁数が前記特定情報格納手段に特定情報として格納されている番号の桁数よりも長い場合、当該発呼先の電話番号に対して前方一致により特定発呼先と特定することを特徴とする請求項16記載の回線制御方法。
- 前記変更工程では、発呼先への回線接続後に装置外部からの入力に応じて、当該発呼先の電話番号を前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納または前記特定情報格納手段から削除することを特徴する請求項14から17の何れか1項に記載の回線制御方法。
- 前記変更工程では、前記特定情報格納手段に追加格納された特定情報に対してのみ、装置外部からの入力に応じて編集することを特徴する請求項14から18の何れか1項に記載の回線制御方法。
- 利用回線をコンピュータネットワーク経由とするよう装置外部から指示入力を受けると、前記回線制御工程では、発呼先へ発呼する際に当該発呼先が前記特定情報格納手段の特定情報により特定される特定発呼先であるか否かに関わらずまずコンピュータネットワーク経由での接続を試みることを特徴とする請求項14から19の何れか1項に記載の回線制御方法。
- 前記回線制御工程では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断することを特徴とする請求項14から20の何れか1項に記載の回線制御方法。
- 前記変更工程では、コンピュータネットワーク経由での発呼処理中に前記発呼中断要求が入力された発呼先の電話番号を、前記特定情報格納手段に特定情報として追加格納することを特徴とする請求項21記載の回線制御方法。
- 前記回線制御工程では、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力されると、該発呼処理を中断して前記コンピュータネットワーク経由での発呼処理を行うことを特徴とする請求項14から22の何れか1項に記載の回線制御方法。
- 前記変更工程では、コンピュータネットワーク経由での接続を試みるように装置外部から指示入力を受けた電話番号または、前記公衆回線網経由での発呼処理中に発呼中断要求が入力された電話番号について、前記回線制御工程で前記コンピュータネットワーク経由での接続に成功すると、当該電話番号を前記特定情報格納手段から削除することを特徴とする請求項20または23記載の回線制御方法。
- 前記回線制御工程では、発呼処理時に現在発呼している回線の種別を表示することを特徴とする請求項14から24の何れか1項に記載の回線制御方法。
- 前記回線制御工程では、発呼処理を開始した時点で当該発呼処理を行っている回線の種別に割り当てられた回線種別特定呼び出し音を鳴動開始することを特徴とする請求項14から25の何れか1項に記載の回線制御方法。
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