JP4253337B2 - スロットル弁制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットル弁制御装置に係り、特に、アクセルセンサの全閉点電圧の学習値をより信頼性及び安全性が高められるように修正するスロットル弁制御装置に関する。
従来より、アクセルペダルの踏み込み量をアクセルセンサで検出し、該検出量に応じて目標スロットル開度を設定し、スロットル弁をモータで駆動制御する電子式スロットル弁制御装置が知られており、該電子式スロットル弁制御装置により、エンジン出力の調整を行うスロットル弁の開度を制御して、エンジンの運転性能の向上を図っている。
また、前記スロットル弁の開度の制御においては、前記アクセルセンサ及びスロットルセンサの各々を複数個設けたいわゆる多重系に構成することにより、アクセル操作の信頼性の向上が図られている。
ここで、前記電子式スロットル弁制御装置には、該スロットル弁制御装置からの開度指令の基になる前記アクセルセンサの全閉点電圧信号若しくは基準電圧信号を学習し、スロットル弁の正確な制御を達成させる技術が各種提案されている(例えば、特開平10−297314号公報、特開平11−36896号公報、特開平10−9036号公報、特開平10−176582号公報等参照)。
前記特開平10−297314号公報所載の技術は、アクセルセンサの全閉点電圧を記憶しておき、その後の読み込み値が記憶値よりも小さい場合には、該記憶値を前記読み込み値にその都度更新するアクセル開度検出システムであり、前記特開平11−36896号公報所載の技術は、センサには検出誤差、機械的及び電気的誤差があることを考慮して、スロットル弁を駆動するモータがロックされた場合には、このときのスロットル弁の開度をバルブ全閉位置に設定するスロットル弁制御装置であり、前記特開平10−9036号公報所載の技術は、複数のアクセルセンサを共通のグランドに接続し、該複数のセンサの出力特性の最大値側及び最小値側にオフセットを設けてセンサの異常を診断するとともに、前記オフセットを調整して前記複数のセンサの全ての基準点補正を行うセンサの異常診断装置であり、前記特開平10−176582号公報所載の技術は、センサ異常の検出精度の向上のために、2つのスロットルセンサの電圧値を学習するとともに、その偏差を取り、該偏差と閾値とを比較するスロットル弁制御装置である。
また、前記電子式スロットル弁制御装置には、多重系の前記アクセルセンサ及びスロットルセンサの異常時に対するフェイルセーフ機能を有する技術が各種提案されている(例えば、特開2000−54868号公報、特開2000−97087号公報、特開2000−97087号公報等参照)。
前記特開2000−54868号公報所載の技術は、多重系の前記各センサのうち、一つが故障した場合には、センサ間に設けられたスプリングによってバランスを取り、最低限の出力で走行できるリンプホーム状態にするものであり、前記特開平10−238389号公報所載の技術は、ノイズ、瞬断等によって異常時と同レベルの信号がスロットルセンサに生ずる場合におけるフェイルセーフ性とセンサ異常の誤検出防止の両立のため、判定ディレー期間を設けるものであり、前記特開2000−97087号公報所載の技術は、多重系センサの全閉位置を学習するとともに、スロットルセンサ及びアクセルセンサが故障した場合にも、その故障状態に応じて燃料カット条件を設定するものである。
ところで、スロットル制御系に入力される前記アクセルセンサの信号は、前記スロットル弁制御装置の開度指令の起点となるものであり、該スロットル弁制御装置のエンジン制御演算部において、前記アクセルセンサの全閉点電圧の学習値(全閉学習値)の信頼性を一層高めることで、該スロットル弁制御装置の安全性の向上を図ることができる。また、該スロットル弁制御装置の安全性に関しては、あらゆる面からの検討がなされており、上記のようなフェイルセーフが構築されている。
図18は、前記エンジン制御演算部ECMにおける多重系のアクセルセンサの入力回路を示したものであり、該入力回路には、コネクタ間のハーネスが断線等した場合のフェイルセーフとして、各アクセルセンサAPS1、APS2に対してプルダウン抵抗R1、R2が各々接続されている。
これにより、前記ハーネスが断線した場合には、アクセルセンサAPS1、APS2の入力電圧を0(V)、すなわちアクセルペダルが踏まれていない状態にすることができ、異常時の危険回避が図られている。よって、前記スロットル弁制御装置の安全性からみると、プルダウン抵抗R1、R2は必須のものである。
一方、該プルダウン抵抗R1、R2は、エンジン制御演算部ECM、アクセルセンサAPS1、APS2及び前記ハーネスとの接続に用いられる端子間の経時劣化等による接触抵抗の影響を受け、つまり、該接触抵抗が変動することにより、アクセルセンサAPS1、APS2の信号がふらつくという問題がある。
また、正常な接続状態では有り得ないものの、該端子の接触状態が極めて不安定になった場合、若しくは端子間の接触面に酸化皮膜が形成されたときには、前記端子間の接触抵抗が増加・変動する。そして、前記端子間の接触抵抗は、車両の振動等の影響を受けて一層変動し得ることから、アクセルセンサAPS1、APS2の出力信号は、運転者の意思と無関係に変動するいわゆる不定状態になる
という問題がある。
図19は、前記アクセルセンサの出力信号に不定状態が発生した場合における全閉点電圧の誤学習によるハイアイドル状態を説明するものである。
前記端子間の接触抵抗が増加すると、エンジン制御演算部ECMで認識されるアクセルセンサAPS1、APS2の出力は、前記アクセルペダルの踏み込み量が0であるにもかかわらず、一層低下する。この出力が落ちたまま安定して学習更新ディレーの期間が経過すると学習条件が成立し、前記低下した出力をアクセルセンサAPS1、APS2の全閉点電圧として学習値が更新される。この学習値の更新動作は、異常状態の信号を学習していることから誤学習である。
その後、前記端子間の接触状態が回復して接触抵抗が減少する場合には、アクセルセンサAPS1、APS2の出力は、前記アクセルペダルの踏み込み量が0であるにもかかわらず、上昇・復帰し、エンジン制御演算部ECMは、該復帰した信号の電圧レベルと前記誤学習した全閉電圧レベルとの偏差を前記アクセルペダルの踏み込み量として認識して前記スロットル弁を開き側に制御することから、実際には運転者が前記アクセルペダルを踏んでいないにもかかわらず、エンジン回転数が上昇するハイアイドル状態が生ずることが分かる。
なお、前記アクセルセンサ信号の低下が非常に大きくなり、電圧異常判定の下限値を越える場合、若しくは多重系センサの相互偏差診断の判定値を越える程に偏差が生じたときには、診断により異常とみなされてフェイルセーフ動作に移行するが、前記診断による判定閾値内においても、非アイドル判定領域が変動したときには、やはり前記ハイアイドル状態が生ずることになる。
図20及び図21は、全閉点電圧を誤学習した場合におけるアクセルセンサ出力の測定結果を示すものである。
後述するように、多重系のアクセルセンサAPS1、APS2を備えた従来のエンジン制御演算部ECMにおける全閉学習は、アクセルセンサAPS1、APS2の各出力信号を互いに監視するものではなく、いずれかの前記アクセルセンサの出力信号に変動が生じた場合には、全閉学習を行うものであり、図20に示すように、アクセルセンサAPS1のみの出力が、接触状態の不良によって変動している場合には、該信号が変動している間には学習条件は成立せず、学習値の更新はされないが、アクセルセンサAPS1のみの出力が、異常のまま安定したときには、アクセルセンサAPS1の全閉学習値は、アクセルセンサAPS2の全閉学習値が更新されないにもかかわらず、更新されてしまうことが分かる。
また、アクセルセンサ出力をより長時間に亘って測定すると、図21に示すように、アクセルセンサAPS1の全閉学習値が、落ちる方向に次々に更新されることがあるのも分かる。
一方、図22は、アクセルセンサ出力のふらつきの測定結果を示すものであり、出力信号が落ちて安定している時間が、長時間(本図では約10秒間)も続いてしまう場合もあることが分かり、単に、学習更新ディレーの期間を設けるのみでの解決を図ることはできない。なお、この場合に、アクセルセンサ各々の各全閉点電圧値をROMに書き込むことによっても防ぐことができるが、製造コスト等の面で問題がある。
すなわち、本発明者は、前記アクセルセンサの各出力信号を互いに監視し、該監視結果に基づく学習条件を設定、すなわち互いの監視結果に基づく全てのアクセルセンサに対してガードを設けることによって、スロットル弁制御装置の一層の安全性及び信頼性の向上を達成できるとの新たな知見を得たものであるが、前記従来技術は、上記点についていずれも格別な配慮がなされていないものである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、多重系のアクセルセンサの出力信号を互いに監視し、該監視結果に基づいて全閉位置を学習させ、仮に誤学習した場合にもその学習値を修正することにより、一層の安全性及び信頼性の向上と、製造コストの低減とを達成できるスロットル弁制御装置を提供することである。
前記目的を達成すべく、本発明のスロットル弁制御装置は、アクセルペダルと、該アクセルペダルの開度を検出する多重系のアクセルセンサと、該アクセルセンサの出力信号に基づいてモータを介して開閉駆動されるスロットル弁とを有するエンジンのスロットル弁制御装置において、該制御装置は、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段と、前記多重系のアクセルセンサに対する各々のアイドルスイッチを判定する手段とを備え、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段は、前記アイドルスイッチを判定する手段にて前記各アイドルスイッチのオンオフ判定に不整合が生じた場合には、前記アイドルスイッチがオフに判定された側のアクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に修正するとともに、その値を学習することを特徴としている。
前記の如く構成された本発明のスロットル弁制御装置は、アイドル判定に不整合が生じた場合には、前記アイドルスイッチがオフに判定された側のアクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に修正し、その値を学習するので、万一、全閉点電圧の学習値を誤って学習した場合にも正常値に修正し、ハイアイドル状態の発生を防ぐことができる。
また、本発明に係るスロットル弁制御装置の具体的態様は、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段は、所定のディレー時間後に前記アクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に修正するとともに、その値を学習すること、又は前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段は、前記アイドルスイッチがオフに判定されたアクセルセンサの検出信号と前記アイドルスイッチがオンに判定されたアクセルセンサの検出信号との差を、前記アイドルスイッチがオフに判定されたアクセルセンサの全閉点電圧の学習値に加算し、前記アクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に修正するとともに、その値を学習することを特徴としている。
また、本発明に係るスロットル弁制御装置の他の具体的態様は、前記制御装置は、前記多重系のアクセルセンサに対する各々のアイドルスイッチを判定する手段を備え、該アイドルスイッチを判定する手段は、前記各アイドルスイッチの出力信号に基づいて総合的なアイドル判定を行い、前記アイドルスイッチが全てオフに判定された場合には、前記総合的なアイドル判定をオフにすること、又は前記制御装置は、前記アイドルスイッチを判定する手段にて前記総合的なアイドル判定がオンにされた場合には、前記スロットル弁に対する目標開度を0にすることを特徴としている。
また、前記制御装置は、前記多重系のアクセルセンサの入力回路にプルダウン抵抗を各々有すること、若しくは前記制御装置は、前記スロットル弁の開度を検出する多重系のスロットルセンサと、前記モータを駆動しないときには前記スロットル弁を初期設定開度に保つデフォルト機構とを有するエンジンのスロットル弁制御装置であって、該制御装置は、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段からの出力信号に基づく前記スロットル弁の目標開度を設定する手段と、該目標開度を設定する手段の出力信号に基づいて前記モータを駆動する手段を有することを特徴としている。
以上の説明から理解できるように、本発明のスロットル弁制御装置は、多重系センサの各出力信号を互いに監視し、該監視結果に基づく学習条件の設定、若しくはアイドル状態の判定、又は学習値の上方修正を行い、多重系のセンサの全てが該当する場合に学習、判定等を行っているので、多重系のセンサ信号のふらつきによるハイアイドル状態の発生を防止して、スロットル弁制御装置の信頼性及び安全性の一層の向上を図ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明のスロットル弁制御装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のスロットル弁制御装置を含むエンジン制御装置1の全体構成を示したものである。該スロットル弁制御装置を含むエンジン制御装置1は、入力I/F(A/D変換器)9、エンジン制御演算部(主エンジン制御手段)2、及びスロットル制御演算部(スロットル弁制御手段)3とを備え、A/D変換器9には、車速検出部22とエンジン回転数検出部23とから車速信号とエンジン回転数信号とを入力されている。
アクセル部6には、アクセルペダル24と二つのアクセルセンサ25,26が配置されており、運転者の意思は、アクセルペダル24の踏み込み量(アクセル踏み込み量)で示され、該踏み込み量は、踏み込み角度として、アクセルセンサ25,26で検出されて、A/D変換器9に入力される。アクセルセンサ25,26は、アクセル操作の信頼性向上のために多重系にて構成され、本実施形態では、前記の如く二重系となっている。そして、A/D変換器9は、アクセル部6からのアクセル踏み込み信号が入力されるとともに、スロットル部7からのスロットル開度検出信号が入力されている。
スロットル部7は、スロットル弁18と、該スロットル弁18を回転駆動するためのモータ14及びギヤ15と、デフォルト機構22とを備えるとともに、多重系にて構成されたスロットルセンサ16,17が配置され、本実施形態では、二重系となっている。
前記主エンジン制御手段2は、A/D変換器9からの信号に基づいて、エンジンの各種の制御を行うとともに、前記二つのアクセルセンサ25,26の故障診断等をも行っており、アクセルセンサ25,26の検出信号は、該主エンジン制御手段2に取り込まれ、アクセルセンサ25,26の異常の有無を診断し、異常であれば、アクセルセンサ25,26が故障であると判定する。一方、正常であれば、そのアクセルセンサ25,26の信号に基づいて、アクセルセンサ25,26の全閉点電圧を学習した後、アクセル踏み込み量を確定する。
すなわち、主エンジン制御手段2は、予め学習したアクセル全閉点電圧に対する現在のアクセルセンサ25,26の出力電圧の増加分をアクセル踏み込み量として認識し、前記出力電圧が前記全閉点電圧と同じ場合には、運転者によるアクセルペダル24の踏み込みがないと判定する。なお、アクセルペダル24の踏み込みがある場合には、前記出力電圧が前記全閉点電圧よりも大きな値になる。
そして、主エンジン制御手段2は、前記アクセル踏み込み量に基づいて、アクセルペダル24の開度を確定した後、アイドルSW(スイッチ)の判定を行って運転者がアクセルペダル24を踏み込んでいるか否かを判定し、エンジンがアイドル状態であるか非アイドル状態であるかの判定を行う。そして、前記アクセル開度に対応する分のスロットル弁18の開度目標値を記憶しておき、スロットル弁18の目標開度(要求スロットル開度)が設定され、該要求スロットル開度をスロットル弁制御手段3に出力する。
該スロットル弁制御手段3は、スロットル制御演算部4とモータ駆動回路部5とを備えており、スロットル制御演算部4は、A/D変換器9からの信号に基づいて、モータ14の駆動制御を行うとともに、前記二つのスロットルセンサ16,17の故障診断等をも行っており、スロットルセンサ16,17の検出信号は、該スロットル制御演算部4に取り込まれ、スロットルセンサ16,17の異常の有無を診断し、異常であれば、スロットルセンサ16,17が故障であると判定する。一方、正常であれば、図1には示していないエンジン制御の燃料噴射制御あるいは点火制御等のパラメータとして使用されるとともに、そのスロットルセンサ16,17の信号に基づいて、スロットル実開度を確定し、スロットル弁18の前記要求スロットル開度と実開度の偏差を基に、要求開度と実開度とが一致するようにフィードバック(F/B)制御し、スロットル弁18を回動させるモータ14の駆動量を算出し、該駆動量を、モータ駆動回路部5を介してスロットル部7のモータ14に出力し、モータ14、ギヤ15を介してスロットル弁18を開閉させる。
この一連の動作の中で、主エンジン制御手段2は、要求開度指示とスロットル実開度を比較検証することにより、スロットル制御演算部4が正常に機能しているか否かを常に監視し、その一方で、スロットル弁制御手段3もまた、要求開度指示とアクセル開度を比較検証することにより、主エンジン制御手段2が正常に機能しているか否かを常に監視している。また、当然のことながら、モータ14、ギヤ15等の構成部品の診断も行われ、異常が検出された場合には、所定の条件により故障を確定する。
図2は、アクセルセンサの診断とその制御を含むエンジン制御手段2の制御ブロック図を示している。
図2において、アクセルセンサ25,26から出力されたアクセル踏み込み量の検出信号は、A/D変換手段9で変換された後、アクセル第一診断手段31で、アクセルセンサ25,26の断線・短絡等の判定診断がなされ、該診断手段31で正常と判定された場合には、アクセルセンサ全閉学習手段32で全閉時のアクセル位置のセンサ出力値を学習・読み込み、アクセルセンサ踏み込み量算出手段33で、現在の出力信号からアクセル踏み込み量を算出する。
次に、アクセルセンサ第二診断手段34では、二つのアクセルセンサ25,26の相互の出力信号比較等の相関診断等を実施して、前記二つのアクセルセンサ25,26のいずれか一方、あるいは両方が故障等しているか否かの診断がなされ、該診断手段34で正常と判定された場合には、アクダ算をした後、アクセルペダル開度算出手段35で、前記アクセル踏み込み量に基づいてアクセル開度を算出する。
そして、該アクセル開度に基づいて、アクセル踏み込み分開度算出手段38では、運転者の意思によって踏み込まれたアクセルペダル24の踏み込み開度を算出し、アイドルスイッチ判定手段36では、アイドル状態であるか否かを判定し、アイドルスピードコントロール分開度算出手段39では、アイドル時のアクセル開度を算出する。このアイドル時のアクセル開度には、エンジンから動力を得るエアコンや発電機の駆動、パワーステアリングのオイルポンプ等の出力分が含まれる。また、変化量算出手段37では、前回と今回との踏み込み量の差等からアクセル踏み込みの変化量を算出し、加速感補正分開度算出手段40では、前記変化量に応じてアクセル開度補正値を算出する。
そして、要求スロットル開度設定手段41では、前記アクセル踏み込み分開度算出手段38、アイドルスピードコントロール分開度算出手段39、及び加速感補正分開度算出手段40で算出した各値を乗算して要求スロットル開度の値を設定し、該設定値を前記スロットル弁制御手段3に出力する。
なお、前記アクセル第一診断手段31及び前記アクセルセンサ第二診断手段34でアクセル部6が異常と診断された場合には、異常時制御手段41にて、種々構成部品の診断を行い、その結果、正常なスロットル弁18の制御が不能であって故障が確定したときには、モータ電源リレー19を遮断してモータ駆動回路5の動作を停止するとともに、ダイアグランプ20を点灯することにより運転者に異常を伝達し、さらに、燃料噴射・点火時期制御手段42に出力して、燃料噴射のカット(燃料量の減少)や点火時期の変更等を行う。
図3は、スロットルセンサ16,17の診断とその制御を含むスロットル弁制御手段3の制御ブロック図を示している。
図3において、スロットルセンサ16,17から出力されたスロットル弁18の開度の検出信号は、A/D変換手段9で変換された後、スロットル制御演算部4のスロットルセンサ第一診断手段51で、スロットルセンサ16,17の断線・短絡等の判定診断がなされ、該診断手段51で正常と判断された場合には、実開度演算手段53に出力される。スロットルセンサ16,17の全閉学習手段52では、全閉時のスロットル弁18の位置のセンサ出力値を読み込み記憶する。
実開度演算手段53では、前記スロットルセンサ第一診断手段51でスロットルセンサ16,17が正常であると診断された場合には、前記全閉時の出力値と現在の検出信号とから前記スロットルセンサ16,17の各々の実開度を演算する。
次に、スロットル第二診断手段54では、二つのスロットルセンサ16,17の相互の出力信号比較等の相関診断等を実施し、前記二つのスロットルセンサ16,17のいずれか一方、あるいは両方が故障しているか否かを診断する。該診断手段54で正常と判断された場合には、スロットル実開度算出手段55で二つのスロットルセンサ16,17の検出値に基づきスロットル弁18の実開度を算出する。該算出したスロットル弁18の実開度は、主エンジン制御手段2に出力されるとともに、リターンスプリング診断手段59及びアクチュエータ診断手段60に出力されて、その診断に利用される。
また、PID制御手段56では、前記スロットル弁18の実開度と前記エンジン制御手段2で算出した要求スロットル開度との偏差をPID制御して補正値を演算し、モータDUTY演算手段57では、モータ駆動用のDUTY値を演算し、モータ駆動回路手段5を介してモータ14を駆動してスロットル弁18を回動させる。なお、モータ14自体は、監視回路手段61で監視され、モータ過電流診断手段62で、モータ14に過電流が流れているか否かが診断される。
前記スロットル第一診断手段51及び前記スロットル第二診断手段54で、スロットル部7が異常と診断された場合には、異常時制御手段58からモータ駆動回路手段5に出力してモータ駆動を停止するとともに、該異常状態を主エンジン制御手段2に出力する。
図4は、二つのアクセルセンサ25,26の特性図であって、アクセルペダル24の作動角に対するアクセルセンサ25,26の出力電圧値を示しており、図5は、二つのスロットルセンサ16,17の特性図で、スロットル弁18の作動角に対するスロットルセンサ16,17の出力電圧値を示している。また、図6は、モータ14の特性図であって、該モータ14のトルクに対する電流値と回転数との関係を示したものである。
なお、本実施形態においては、主エンジン制御手段2、あるいはスロットル弁制御手段3にて異常状態を診断し、モータ駆動の停止を指令した場合には、保護機能が作動する。すなわち、スロットル部7には、デフォルト機構22が内蔵され(図1参照)、異常時には、該デフォルト機構22がスロットル弁18を初期設定されたデフォルト開度に保持する。該デフォルト開度は、待避走行可能であって、車両のブレーキによって安全に停止可能な範囲のエンジン吸入空気量が確保されるように設定される。
ところで、アクセルセンサ25,26の信号は、エンジン制御装置1の前記スロットル弁制御装置の開度指令の起点となるものであることから、主エンジン制御手段2において、アクセルセンサ25,26の全閉点電圧の学習値(全閉学習値)の信頼性を一層高めることで、前記スロットル弁制御装置の安全性の一層の向上を図ることができる。ここで、主エンジン制御手段2の多重系のアクセルセンサ25,26の入力回路には、上述のように、コネクタが抜ける若しくはコネクタ間のハーネスが断線等した場合のフェイルセーフとしては必須のプルダウン抵抗R1、R2が各々接続されているが、端子間の接触抵抗が変動することにより、アクセルセンサ25,26の信号がふらついて不定状態になり、これは、主エンジン制御手段2に、アクセルセンサ25,26の全閉点電圧を誤学習させ、ひいては、運転者が実際にはアクセルペダル24を踏んでいないにもかかわらず、ハイアイドル状態が生ずることになる。したがって、本実施形態のスロットル弁制御装置を含むエンジン制御装置1の主エンジン制御手段2では、アクセルセンサ25,26の全閉点電圧の誤学習を防ぐべく、以下に示すように、アクセルセンサ25,26の各出力信号を互いに監視し、アクセルセンサ全閉学習手段32において、該監視結果に基づく学習条件を設けている。
図7乃至図10は、主エンジン制御手段2におけるアクセルセンサの全閉点電圧の学習等について説明するものであり、図7は、従来における全閉学習ブロック図、図8は、アクセルセンサ全閉学習手段32における全閉学習ブロック図、図9は、アクセル踏み込み量算出手段33における踏み込み量演算ブロック図、図10は、主エンジン制御手段2におけるアクセルセンサ出力電圧の全閉学習の確認結果を示している。
まず、アクセルセンサ全閉学習手段32は、初期設定としてエンジン制御装置1に対する初回電源投入時若しくは車載バッテリの交換直後等にも予め学習を行っているが、これらの場合には、未だその値を記憶する機会がないことから、ブロック32Aにてアクセルセンサ25,26の全閉学習値MLPPS1b、MLPPS2bをそれぞれ予め設定されたデータ値KDMPPS1#、KDMPPS2#に置き換えている。
また、イグニッションスイッチがオフからオンになった場合には、ブロック32Bにて現在記憶(バックアップ)されたアクセルセンサ25,26の全閉学習値MLPPS1b、MLPPS2bに所定値APSFI#を加算しており、イグニッションスイッチのオフからオンになる度に全閉学習動作をやり直している。なお、前記全閉学習値には、以下に示す上下限の制限が設けられている。
[数1]
MLPMIN1#≦MLPPS1b≦MLBMAX1#
MLPMIN2#≦MLPPS2b≦MLBMAX2#
ここで、MLBMAX1#はアクセルセンサ(APS1)25の上限制限値、MLBMIN1#は下限制限値を示し、MLBMAX2#はアクセルセンサ(APS2)26の上限制限値、MLBMIN2#は下限制限値を示している。
そして、アクセルセンサ全閉学習手段32は、アクセルセンサ25,26の各出力信号を互いに監視し、該監視結果に基づく学習条件を設けている。
すなわち、従来の全閉学習成立条件は、図7に示すように、2系統のアクセルセンサのうち、いずれか一方のアクセルセンサが以下の(a)乃至(f)の条件が全て成立したときに全閉学習条件成立とするのに対し、本実施形態のアクセルセンサ全閉学習手段32は、図8に示すように、アクセルセンサ25,26のうち、アクセルセンサ(APS1)25が以下の(a)乃至(f)のほか、(k)及び(l)の条件が全て成立し、また、アクセルセンサ(APS2)26が以下の(a)、(b)の条件と、(g)乃至(l)の条件が全て成立したときに全閉学習条件成立としている。なお、非成立時には後述する学習値更新リファレンスMLPREF1、MLPREF2を0とする。
[数2]
条件(a):前記スタータスイッチがオフ
条件(b):バッテリ電圧が所定値以上(例えば10V以上)
条件(c):APS1電圧診断結果が正常
条件(d):MLBPPS1<MLPPS1b
ここで、MLBPPS1はAPS1の入力電圧のバッファ値、MLPPS1bはAPS1の全閉学習値である。なお、現在の入力電圧は記憶された全閉学習値よりも低い。
条件(e):MLBPPS1≧MLBMIN1#
条件(f):MLBPPS1≦MLBMAX1#
条件(g):APS2電圧診断結果が正常
条件(h):MLBPPS2<MLPPS2b
ここで、MLBPPS2はAPS2の入力電圧のバッファ値、MLPPS2bはAPS2の全閉学習値である。なお、現在の入力電圧が記憶された全閉学習値よりも低い。
条件(i):MLBPPS2≧MLBMIN2#
条件(j):MLBPPS2≦MLBMAX2#
条件(k):MLBPPS1≦MLPPS1b−MLPOFS#
条件(l):MLBPPS2≦MLPPS2b−MLPOFS#
ここで、MLPPS1bは現在のアクセルセンサ25の全閉学習値、MLPOFS#は学習更新オフセット値であり、MLPPS2bは現在のアクセルセンサ26の全閉学習値、MLPOFS#は学習更新オフセット値である。
そして、アクセルセンサ全閉学習手段32による前記学習条件成立後の全閉学習はブロック32Cで行われ、ブロック32CAにて(1)全閉学習値の学習更新リファレンスの初期値を設定及び(2)学習更新リファレンスのクリアした後に、ブロック32CBにて(3)全閉学習値MLPPS1b 、MLPPS2bが更新されている。
まず、従来の全閉学習は、図7に示すように、
[数3]
A.全閉学習値更新リファレンス MLPREF1
(1)初期値を設定
前回求めた更新リファレンスが0のときは、該更新リファレンスMLPREF1をAPS1入力電圧のバッファ値MLBPPS1とする。
(2)学習更新リファレンスのクリア
|MLBPPS1−MLPREF1|≧10mVとなったときMLPREF1=0とする。
B.全閉学習値の更新
上記(2)非成立が所定の時間KMLTHR#経過したときに、MLPPS1b=MLBPPS1、MLPREF1=MLBPPS1とする。ただし、このとき MLPPS1b及びMLPREF1の最低値をMLBMIN1#とする。
これに対し、本実施形態のアクセルセンサ全閉学習手段32は、図8に示すように、アクセルセンサ25については、
[数4]
A.全閉学習値更新リファレンス MLPREF1
(1)初期値を設定
前回求めた更新リファレンスが0のときは、該更新リファレンスMLPREF1をAPS1入力電圧のバッファ値MLBPPS1とする。
(2)学習更新リファレンスのクリア
|MLBPPS1−MLPREF1|≧10mVとなったときMLPREF1=0、かつ、MLPREF2=0とする。
B.全閉学習値の更新
上記(2)非成立が所定の時間KMLTHR#経過したときに、MLPPS1b=MLBPPS1、MLPREF1=MLBPPS1とする。ただし、このとき MLPPS1b及びMLPREF1の最低値をMLBMIN1#とする。
なお、アクセルセンサ26についても、ブロック32Dで行われ、ブロック32DAにて上記と同様に初期値を設定した後、MLBPPS2とMLPREF2との差分の絶対値が所定の電圧値(10mv)以上になったときには、MLPREF1を0にするとともに、MLPREF2も0にする。そして、ブロック32DBにて上記と同様にMLPPS2bの更新がなされている。
すなわち、アクセルセンサ全閉学習手段32は、従来の全閉学習条件に、下記の(1)乃至(4)の学習条件を追加し、従来の学習条件のほか、該(1)乃至(4)の学習条件の全てが成立した場合にアクセルセンサ25,26の全閉学習を行っている。
条件(1)は、アクセルセンサ25の入力電圧のバッファ値たるA/D値が、アクセルセンサ25の全閉学習値と所定のオフセット量(20mV)との差分以下であること。
条件(2)は、アクセルセンサ26の入力電圧のバッファ値たるA/D値が、アクセルセンサ26の全閉学習値と所定のオフセット量(20mV)との差分以下であること。
条件(3)は、アクセルセンサ25の電圧変化量たる前記バッファ値と更新リファレンスとの差が所定量(10mV)以下であること。
条件(4)は、アクセルセンサ26の電圧変化量たる前記バッファ値と更新リファレンスとの差が所定量(10mV)以下であること。
すなわち、アクセルセンサ全閉学習手段32は、条件(1)及び(2)によって、いずれか一方のアクセルセンサの学習値が低下することが禁止され、(3)及び(4)によって、いずれか一方のアクセルセンサの信号が変動している場合の学習が禁止されており、2系統のアクセルセンサ25,26の信号を互いに監視し、アクセルセンサ25に対する学習条件、及びアクセルセンサ26に対する学習条件の全てが成立した場合にのみ、全閉学習を行い、片側のみの学習値が低下したり、あるいは片側のみの信号が変動している場合には異常とみなすことによって学習を禁止している。
図9は、アクセル踏み込み量算出手段33によるアクセル踏み込み量演算ブロック図である。
アクセル踏み込み量算出手段33は、アクセルセンサ全閉学習手段32による全閉学習値に基づいて、ブロック33Aにて以下のように、アクセル踏み込み量を算出している。
[数5]
DISPPPS1=NORMPPS1−MLPPS1b
DISPPPS2=NORMPPS2−MLPPS2b
ただし、DISPPPS1≧0 、DISPPPS2≧0 とし、DISPPPS1はアクセルセンサ25で検出されたアクセル踏み込み量、NORMPPS1はそのA/D値、MLPPS1bはその全閉学習値であり、また、DISPPPS2はアクセルセンサ26で検出されたアクセルの踏み込み量、NORMPPS2はそのA/D値、MLPPS2bはその全閉学習値である。
そして、図10は、アクセルセンサ全閉学習手段32による全閉学習値及びアクセル踏み込み量算出手段33によるアクセル踏み込み量を算出し、実際の車両で確認した結果を示しており、第1のアクセルセンサ25の出力電圧を低下させても、第2のアクセルセンサ26の出力電圧が低下していないことから、全ての条件が成立せずに互いの信号の監視に基づいて全閉学習が禁止され、低下したアクセルセンサ25の出力電圧を学習していないことが分かる。
図11及び図12は、主エンジン制御手段2におけるアイドルスイッチ判定手段36のアイドル状態判定等を示しており、図11は、従来のアイドル判定ブロック図、図12は、アイドルスイッチ判定手段36のアイドル判定ブロック図を示しており、アイドルスイッチ判定手段36は、アクセルセンサ25,26毎のアイドル判定結果に基づいて決定している。
従来のアイドル判定は、図11に示すように、ブロック36A´にて、通常時は、ブロック36AA´にて一方のアクセルセンサAPS1の信号をメイン信号としてスロットル弁制御に用いられており、該メイン側のアクセルセンサAPS1で求めたアクセル踏み込み量DISPPPS1の値に基づいて、アクセル踏み込み量の確定値ACCVを算出し、メイン側のアクセルセンサAPS1が異常時には、ブロック36AB´にてサブ側のアクセルセンサAPS2の信号に基づいて、また、サブ側のアクセルセンサAPS2が異常時には、ブロック36AC´にてメイン側のアクセルセンサAPS1の信号に基づいて、アクセル踏み込み量の確定値ACCVを算出している。なお、アイドルスイッチは、ソフトスイッチであり、機械的な接点を有するハードスイッチではない。そして、ブロック36B´にて以下のよ
うに判定を行っている。
[数6]
アイドルスイッチONの場合
DISPPPS1≦IDTVO#(ヒステリシス有り)
ここで、IDTVO#はアイドル判定電圧である。なお、これ以外のときには、前記アイドルスイッチをオフにしている。
そして、アクセルセンサ出力電圧とアクセル全閉学習値との差分からアクセル踏み込み量を求め、該踏み込み量からアイドル状態か否かの判定を行い、アイドル状態の場合にはアイドル制御を行い、アイドル状態ではない場合には踏み込み量分の指示開度をスロットル弁制御手段に与えて、スロットル開度を制御する。
これに対し、本実施形態のアイドルスイッチ判定手段36は、図12に示すように、2系統のアクセルセンサ25,26で検出されるアクセル踏み込み量に基づいて、各々の系統に対してブロック36Aにて判定を以下のように行っている。
[数7]
アクセルセンサ25
DISPPPS1≦IDTVO1#(ヒステリシス有り)
アクセルセンサ26
DISPPPS2≦IDTVO2#(ヒステリシス有り)
ここで、IDTVO1#はアクセルセンサ25のアイドル判定電圧であり、IDTVO2#はアクセルセンサ26のアイドル判定電圧である。
そして、この2系統での各々の判定と、前記アクセルセンサ25,26の各診断結果から以下(a)乃至(d)にしたがってブロック36Bで総合的なアイドル判定を行い、スロットル弁制御手段3に出力する。
[数8]
(a)アクセルセンサ25,26の診断結果が正常な場合
IDLE SW1=ON、又はIDLE SW2=ON
すなわち、ブロック36BAにていずれかのアイドルオン判定によって、総合判定をオンにし、アイドル状態と判定する。なお、2系統ともにアイドルオフ判定のときには、総合判定をオフにしアイドル状態ではないと判定する。
(b)アクセルセンサ25の異常が確定した場合
IDLE SW2=ON
すなわち、ブロック36BBにてアクセルセンサ26側のアクセル踏み込み量 DISPPPS2のみでON/OFF判定を行う。
(c)アクセルセンサ26の異常が確定した場合
IDLE SW1=ON
すなわち、ブロック36BCにてアクセルセンサ25側のアクセル踏み込み量 DISPPPS1のみでON/OFF判定を行う。
(d)アクセルセンサ25,26ともに異常が確定した場合、若しくはセンサ相関診断手段34で異常が確定したときには、ブロック36BDにて総合判定をオフにする。
図13乃至図17は、エンジン制御手段2におけるアクセルセンサ全閉学習手段32の全閉学習値の上方修正等について示したものであり、図13は、アクセルセンサの特性誤差の説明図、図14は、特性誤差を有するときの全閉学習上方修正の測定結果を示す図、図15は、アクセルセンサ全閉学習手段32による上方学習ブロック図、図16及び図17は、アクセルセンサ全閉学習手段32によるアクセルセンサ出力電圧の全閉学習上方修正の確認結果を示す図である。
上述のように、端子間の接触抵抗の変動によるアクセルセンサ信号のふらつきに対しては、アクセルセンサ全閉学習手段32により、全閉点の電圧値が誤学習されるのを防ぐことができるが、上記のほかの現象、例えば、前記イグニッションスイッチがオンになるのと同時に、アクセルセンサ信号が低下するような現象が生じた場合には、落ち込んだアクセルセンサの信号を学習してしまうことがあることから、このような学習をした後に信号が正常復帰した場合には、全閉学習値の上方修正が必要になる。
また、本実施形態のアクセルセンサ全閉学習手段32は、各アイドルスイッチの信号に不整合が生じた場合、すなわち2系統信号のアイドル判定結果が異なったときには、アイドル状態ではないと判定した側が異常であるとみなし、全閉学習値の上方修正を行うものであるが、正常に学習されているときにも全閉学習値の上方修正を行っている。例えば、図13に示すように、アクセルセンサ25とアクセルセンサ26とは、各センサ毎に傾斜特性が異なることがあり、アクセルペダル24の踏み込み量が同一であっても、アイドル判定に不整合が生じ得ることが分かる。
したがって、この場合には、前記アイドルスイッチがオフ、すなわち、アイドル状態ではないと判定した側(図13ではアクセルセンサ26側)が誤学習していることから、アクセルセンサ26の全閉学習値を上方に持ち上げてアイドルスイッチをオンにし、アクセルペダル24が踏み込まれていないようにすることが考えられる。
これは、全閉学習値を現在のアクセル踏み込み量相当分だけ持ち上げることにより、前記アイドルスイッチをオンにすることができる。これは、以下に示すように、アクセルペダル24の踏み込み量を加算して総踏み込み量を0にし、アイドル状態であるとの判定をさせるものである。
[数9]
MLPPS1=mlpps1+disppps1
ここで、MLPPS1は、上方修正後である今回のアクセルセンサ25の全閉学習値、mlpps1は、修正前である前回のアクセルセンサ25の全閉学習値、disppps1は、修正前である前回のアクセルセンサ25の踏み込み量である。
しかし、この上方修正では、図14に示すように、アクセルペダル24がゆっくりと踏み込まれた場合には、アクセルセンサ(APS1)25,アクセルセンサ(APS2)26の全閉学習値が、ともに前記踏み込み量分だけ次々に上方に誤学習していくため、アイドル状態ではない、つまりアイドルスイッチがオフであるとの判定がされないことが分かる。
これでは、目的とする上方学習が得られないことから、本実施形態のアクセルセンサ全閉学習手段32は、以下の(a)及び(b)に示す全閉学習値の上方修正を行っている。
[数10]
(a)IDLE SW1=OFF、かつIDLE SW2=ONの場合であって、この状態が所定時間(TMCID#)継続したときには、
修正後のAPS1学習値=現在のAPS1学習値+(APS1側の踏み込み量−APS2側の踏み込み量)
(b)IDLE SW1=ON、かつIDLE SW2=OFFの場合であって、この状態が所定時間(TMCID#)継続したときには、
修正後のAPS2学習値=現在のAPS2学習値+(APS2側の踏み込み量−APS1側の踏み込み量)
すなわち、アクセルセンサ全閉学習手段32は、ブロック32Eにて全閉学習値を読み込み、ブロック32Fにて、所定のアイドルスイッチ不整合判定時間継続後に行い、しかも、アクセルセンサ25側で検出されるアクセル踏み込み量とアクセルセンサ26側で検出されるアクセル踏み込み量との差分を上方学習の修正量とし、ブロック32Gにて全閉学習値を上方修正しており、該修正量を収束させてアクセルペダル24の踏み込み方による影響をもなくしている。
図16及び図17は、アクセルセンサ全閉学習手段32による全閉学習値の上方修正の確認結果を示したものである。
アクセル踏み込み量の差分とした上方学習の修正量は、図16に示すように、修正量が収束し、誤学習の量は、最大でも15mV程度になり、誤差範囲に収められることが分かる。
また、図17に示すように、第1のアクセルセンサ25の出力が正常値に復帰すると、アクセルペダル24が踏み込まれたと認識してアイドル状態と判定するので、アクセルペダル24が踏み込まれていない第2のアクセルセンサ26側のアイドル状態ではないとの判定との間に不整合が生じるが、アイドルスイッチ不整合を監視する判定ディレー時間経過後、アクセルセンサ25側の現在の全閉学習値に各踏み込み量の差分を加算し、アクセルセンサ25側の全閉学習値を正常値に上方修正できることが分かる。
また、この上方修正後に、アクセルセンサ25側のアイドルスイッチがオンとなって、信号の復帰によるアクセルペダル24が踏み込まれたと認識された踏み込み量は消去されるので、ハイアイドル状態の発生を防ぐことができるとともに、前記アイドルスイッチに不整合が生じている場合にも、総合的にはアイドル状態として制御されているため、この間におけるハイアイドル状態の発生をも防ぐことができる。
以上のように、本発明の実施形態は、上記の構成としたことによって次の機能を奏するものである。
すなわち、本実施形態のエンジン制御装置1内のスロットル弁制御装置は、主エンジン制御手段2と、スロットル弁制御手段3とから構成され、主エンジン制御手段2は、2重系のアクセルセンサ25,26等の各出力信号に基づく、アクセルセンサ全閉電圧学習手段32と、アクセルペダル踏み込み量算出手段33と、アイドルスイッチ判定手段36と、スロットル弁18の要求開度設定手段41と、燃料噴射・点火時期制御手段42とを備え、スロットル弁制御手段3は、前記要求開度に基づくモータ駆動回路手段5を備えており、アクセルセンサ25,26の信号が、前記スロットル弁制御装置の開度指令の起点となること、及び、例えば、アクセルセンサ25,26の入力回路に、フェイルセーフとしてプルダウン抵抗R1、R2が各々接続されている場合等において、アクセルセンサ25,26の信号がふらつくことによるハイアイドル状態が生ずることを鑑みて、アクセルセンサ25,26の各出力信号を互いに監視し、該監視結果に基づく学習条件の設定、アイドル状態の判定、又は学習値の上方修正を行い、アクセルセンサ25,26の双方とも該当する場合に学習、判定等を行っているので、アクセルセンサ25,26の全閉点電圧の学習値(全閉学習値)等の信頼性をこれまで以上に高めることができ、前記スロットル弁制御装置の安全性の更なる向上を図ることができる。
また、前記アクセルセンサ全閉学習手段32は、従来の学習条件に、2系統のアクセルセンサ25,26の出力電圧を互いに監視する学習条件を設定し、全てのアクセルセンサ25,26において前記学習条件が成立した場合には、全閉点電圧を学習し、いずれか一方の全閉学習値が低下若しくは変動している場合には異常とみなして学習を禁止しており、具体的には、各アクセルセンサ25,26の出力電圧が、各アクセルセンサ25,26の全閉学習値と20mVのオフセット量との差以下であって、各アクセルセンサ25,26の電圧の変化量が10mVの所定値以下である場合の条件を設定し、前者のように、アクセルセンサ25,26のいずれかの現在の各全閉点電圧の学習値とアクセルセンサ25,26の各出力電圧との差が所定のオフセット量以上の場合には、いずれか一方の全閉学習値が低下することを禁止し、後者のように、アクセルセンサ25,26のいずれかの各出力電圧と各学習更新リファレンスとの差が所定の変化量以下の場合には、いずれか一方の信号が変動している場合の学習を禁止しているので、各アクセルセンサ25,26の信号の相関関係による判断によって、アクセルセンサ25,26の信号がふらつくことによるハイアイドル状態の発生を防ぐことができる。
さらに、前記アイドルスイッチ判定手段36は、アクセルセンサ25、アクセルセンサ26毎にアイドル判定を行い、メイン側のセンサ出力のみに影響されることなく、各アクセルセンサ25,26の信号の相関関係による判断により、いずれか一方に誤学習が生じて判定に不一致が生じても、総合的なアイドル判定を行うことができ、ハイアイドル状態の発生を防止し、適切な要求スロットル開度をスロットル弁制御手段3に出力することができる。
さらにまた、前記アクセルセンサ全閉学習手段32は、所定のアイドルスイッチ不整合を判定するディレー時間の継続後に全閉学習値の上方修正を行っているので、安定した修正を行うことができ、さらに、その上方への修正量が、アクセルセンサ25により検出される踏み込み量とアクセルセンサ26により検出される踏み込み量との差分として該修正量を収束させているので、万一、全閉学習値を誤学習した場合にも、正常値に修正することができ、アクセルペダル24の踏み込み動作の具合による誤作動をなくすとともに、ハイアイドル状態の発生をも防ぐことができる。
以上、本発明の一実施形態について詳説したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々の変更ができるものである。
例えば、前記実施形態のスロットル弁制御装置を含んだエンジン制御装置1は、2系統のアクセルセンサ25、26の出力信号を取り込んでいるが、これらに限られることなく、多系統からなるセンサに対して適用させることができ、この場合にも同じ効果を得ることができる。
本発明の一実施形態のスロットル弁制御装置を含むエンジン制御装置の全体構成図。 図1のスロットル弁制御装置の主エンジン制御手段の制御ブロック図。 図1のスロットル弁制御装置のスロットル弁制御手段の制御ブロック図。 図1のアクセルの作動角に対する出力電圧値を示すアクセルセンサ特性図。 図1のスロットルの作動角に対する出力電圧値を示すスロットルセンサ特性図。 図1のトルクに対する電流値と回転数との関係を示すモータ特性図。 従来の全閉学習ブロック図。 図2の主エンジン制御手段におけるアクセルセンサ全閉学習手段の全閉学習ブロック図。 図2の主エンジン制御手段におけるアクセル踏み込み量算出手段の踏み込み量演算ブロック図。 図2の主エンジン制御手段におけるアクセルセンサ出力電圧の全閉学習の確認結果を示す図。 従来のアイドル判定ブロック図。 図2の主エンジン制御手段におけるアイドルスイッチ判定手段のアイドル判定ブロック図。 アクセルセンサの特性誤差の説明図。 アクセルセンサの特性誤差に対する全閉学習上方修正例の測定結果を示す図。 図2の主エンジン制御手段におけるアクセルセンサ全閉学習手段の上方学習ブロック図。 図2の主エンジン制御手段のアクセルセンサ全閉学習手段におけるアクセルセンサ出力電圧の全閉学習上方修正の確認結果を示す図。 図2の主エンジン制御手段のアクセルセンサ全閉学習手段におけるアクセルセンサ出力電圧の全閉学習上方修正の確認結果を示す図。 主エンジン制御手段におけるアクセルセンサの入力回路図。 アクセルセンサ信号の不定状態が生じた場合の全閉誤学習によるハイアイドル状態を説明する図。 図19の全閉誤学習によるアクセルセンサ出力の測定結果を示す図。 図19の全閉誤学習によるアクセルセンサ出力の測定結果を示す図。 アクセルセンサ出力のふらつきの測定結果を示す図。
符号の説明
1 スロットル弁制御装置を含むエンジン制御装置
5 モータを駆動する手段
14 モータ
16 スロットルセンサ
17 スロットルセンサ
18 スロットル弁
22 デフォルト機構
24 アクセルペダル
25 アクセルセンサ
26 アクセルセンサ
32 アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段
36 アイドルスイッチを判定する手段
41 スロットル弁の目標開度を設定する手段
R1 プルダウン抵抗
R2 プルダウン抵抗

Claims (7)

  1. アクセルペダルと、該アクセルペダルの開度を検出する多重系のアクセルセンサと、該アクセルセンサの出力信号に基づいてモータを介して開閉駆動されるスロットル弁とを有するエンジンのスロットル弁制御装置において、
    該制御装置は、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段と、前記多重系のアクセルセンサに対する各々のアイドルスイッチを判定する手段とを備え、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段は、前記アイドルスイッチを判定する手段にて前記各アイドルスイッチのオンオフ判定に不整合が生じた場合には、前記アイドルスイッチがオフに判定された側のアクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に持ち上げる修正するとともに、その値を学習することを特徴とするスロットル弁制御装置。
  2. 前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段は、所定のディレー時間後に前記アクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に持ち上げる修正するとともに、その値を学習することを特徴とする請求項1記載のスロットル弁制御装置。
  3. 前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段は、前記アイドルスイッチがオフに判定されたアクセルセンサの検出信号と前記アイドルスイッチがオンに判定されたアクセルセンサの検出信号との差を、前記アイドルスイッチがオフに判定されたアクセルセンサの全閉点電圧の学習値に加算し、前記アクセルセンサの全閉点電圧の学習値を上方に持ち上げる修正するとともに、その値を学習することを特徴とする請求項1又は2記載のスロットル弁制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記多重系のアクセルセンサに対する各々のアイドルスイッチを判定する手段を備え、該アイドルスイッチを判定する手段は、前記各アイドルスイッチの出力信号に基づいて総合的なアイドル判定を行い、前記アイドルスイッチが全てオフに判定された場合には、前記総合的なアイドル判定をオフにすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のスロットル弁制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記アイドルスイッチを判定する手段にて前記総合的なアイドル判定がオンにされた場合には、前記スロットル弁に対する目標開度を0にすることを特徴とする請求項4記載のスロットル弁制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記多重系のアクセルセンサの入力回路にプルダウン抵抗を各々有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のスロットル弁制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記スロットル弁の開度を検出する多重系のスロットルセンサと、前記モータを駆動しないときには前記スロットル弁を初期設定開度に保つデフォルト機構とを有するエンジンのスロットル弁制御装置であって、
    該制御装置は、前記アクセルセンサの全閉電圧を学習する手段からの出力信号に基づく前記スロットル弁の目標開度を設定する手段と、該目標開度を設定する手段の出力信号に基づいて前記モータを駆動する手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のスロットル弁制御装置。
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