JP4252754B2 - 電子機能作動手段を含む携帯物および上記電子機能を制御する方法 - Google Patents

電子機能作動手段を含む携帯物および上記電子機能を制御する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、時計機能などの電子機能を作動する方法を含む特に時計といった携帯物に関する。本発明はまた、前述のタイプの電子機能を制御する方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】
データ処理の目的で電子手段にデータを入力する装置はすでに多数知られている。これらの装置としては、たとえば複数のキーから形成されるキーボードがある。その各キーは、キーの上に指が載せられるとそのキーに関連するデータアイテムの入力を制御するセンサの基礎感応パッドと関連付けられている。このタイプのキーボードは、たとえば本出願人の名称による欧州特許出願第EP−A−0674 247号に開示されている。この出願においては、キーボードとウォッチとが連結されて、時間設定やストップウォッチの開始・停止などの種々の機能が制御されている。キーボードがウォッチに取り付けられる場合、キーボードによって従来のプッシュボタンが置き換えられる方が都合がよい。
【0003】
ウォッチに組み込まれるキーボードのキーは、たとえば圧電性に感応するタイプ、光電性タイプ、抵抗性タイプ、または容量性タイプのセンサなど異なるタイプのタッチ感応センサで形成される。容量性タイプの場合、各センサの感応パッドは、クリスタルの内面に形成される透明電極によって形成可能である。電極に面したクリスタルの外面のパッドに指を載せると、ウォッチのクリスタルによって形成される誘電体によって分離されている指と電極との間に電気コンデンサが形成される。コンデンサのキャパシタンス値に感応する電子回路は、指を載せることによって作動する電極を識別し、記号または演算を導き出し、これにより前述のアプリケーションのいずれか1つが選択される。
【0004】
すでに述べたように、タッチ感応キーを備えたキーボードの本質的な利点の1つは、特に腕時計などの小さな寸法の携帯物に取り付ける場合、このようなキーボードによって腕時計に通常取り付けられるプッシュボタンを省略することができるということにある。容易に理解可能であるように、これによりウォッチの製造コストは実質的に削減することが可能となり、その卓越した密閉性が保証される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タッチ感応キーの組で形成される制御手段を含むウォッチにはいくつかの欠点がある。これらの欠点の1つは、タッチ感応キーが接触に対して非常に敏感であるということである。このため、ウォッチのユーザが不注意にキーボードのキーの1つをかすっただけで、そのキーに対応する記号または演算が選択され、電子データ処理回路によってこれが作動されてしまう。
【0006】
またタッチ感応センサには、必要に応じて使用できるようにするため常に電流によって動力が供給されていなければならず、このため明らかに電力消費の問題が提起される。このことは、問題となるタッチ感応キーを、寸法の小さな、したがって電力の蓄えが限られているような物体に取り付けることが特定的に意図されている場合には、なおのこと重要である。
【0007】
タッチ感応キーボード手段によって最も頻繁に制御される時計の機能の1つは、ストップウォッチの停止または開始機能である。このような技術が特に扱いにくく実行しがたいものであるということは、残念ながらこれまでに使用を通して実感されてきた。事実、たとえばスポーツ競技のタイムを測定したいと思うユーザは、ストップウォッチの動作を開始させるための適切な制御キーに対応するクリスタルのパッドを見つけ、これを作動させることができるようにするため、その競技から目を離さなければならない。この結果、タイム測定はしばしば不正確なものとなり、ユーザにとって不満足なものとなる。
【0008】
最後に高密度タッチ感応キーのマトリックスを用いる場合には、誤ったセンサに触れ、これによって誤ったキーを作動させるという危険性が著しく高い。指紋の表面積がウォッチ・クリスタルの表面積に対して小さなものではないということは明らかであり、ウォッチが腕時計である場合には表面積自体が限定される。このことから、隣接する電極に同時に影響を与えることなく所望の電極の上のウォッチ・クリスタルの位置に指を載せることは困難である。このため、影響を受ける電極のいずれが目標とされたものであったのかを確認するのに、ウォッチ内に組み込まれた電子手段によって複雑な鑑定戦略を展開させなければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
したがって本発明の目的は、間違ったり望ましくない電子機能を不注意に作動させたりするような危険を冒すことなく特に所望の電子機能を選択できる手段を含む携帯物を提案することによって、他にもまして問題点および欠点を克服することである。
【0010】
したがって本発明は、所望の電子機能を選択する少なくとも1つのタッチ感応キーを含む、時計機能などの少なくとも1つの電子機能を制御する手段と、作動されるタッチ感応キーを鑑定するとともにこれから記号または演算を導き出して選択されるような電子データ処理回路とを含む特に時計などの携帯物であって、制御手段が所望の電子機能の選択を確認可能にする、および/または電子機能を作動可能にするようなひずみゲージをさらに含み、電子機能の確認および/または作動が当該携帯物に圧力を加えることによって達成され、この達成を通してひずみゲージが電子データ処理回路に適用される制御信号を生成することを特徴とし、聴覚信号を発して所望の機能が実際にスイッチ・オンになったことをユーザに表示することが可能な手段も含むことが可能であるような携帯物に関する。
【0011】
これらの特徴の結果、もはや永久的にキーボードのキーに動力を供給する必要はない。ユーザは、自分の希望する記号または演算に対応するキーボードのタッチ感応キーの1つに指を載せると、その指で同時に当該携帯物を押し下げる。当該携帯物に圧力が加えられたことを検出すると、ひずみゲージは従来の方法で電気信号を生成する。この電気信号は、携帯物の異なる機能に対応する電子データ処理回路に加えられる。その後、制御回路はタッチ感応キーボードキーのスイッチをオンにし、ユーザが指を載せて作動させたのがいずれのタッチ感応キーであるかを識別し、制御可能なその他のアプリケーションの1つに対して選択される記号または演算を導き出す。
【0012】
したがって、ユーザがキーボードキーを偶然かすめることによってある機能を不注意に作動させることが起きるという危険は回避される。実際、ユーザが指を載せたキーボードのキーに対応する記号または演算は、ユーザが携帯物に圧力も加えて自分の選択を確認するまでは選択されない。
【0013】
後者の構成は、ユーザがタイム測定機能を用いることを希望するような特別なケースにおいては、特に都合のよいものであることがわかるであろう。ユーザは、ストップウォッチを開始させることのできる特定のタッチ感応キーに先に指を載せておけば、たとえばスポーツ競技などのきっちりとタイムを測定したいような競技を見物しながら、その競技から目を離すことなく、まさにその瞬間に携帯物に圧力をかけてタイムを測定し始めることができるようになる。
【0014】
本発明はまた、所望の電子機能に関連するタッチ感応キーに指をあてることによって前記機能を選択することから成る行程を含む、前述したタイプの携帯物の時計機能などの少なくとも1つの電子機能を制御する方法であって、所望の電子機能の選択を確認するため、および/またはその機能を作動させるため、ならびにもし必要であれば聴覚信号を生成して所望の機能が実際にスイッチ・オンになったことをユーザに表示するために携帯物に機械的圧力を働かせるということから成る行程をさらに含むことを特徴とする方法にも関する。
【0015】
本発明のその他の特徴および利点は、本発明による携帯物の実施形態に関する以下の詳細な説明を読むことによってさらに明らかになるであろう。この実施形態は添付された図面とともに純粋に非限定的例証として提示されたものである。
【0016】
【発明の好適な実施態様】
本発明は、特にウォッチなどの携帯物の電子機能のいずれか1つをユーザが選択できるタッチ感応キーを備えたキーボードを含む第1制御手段と、機械的圧力を携帯物に加えることによって所望の電子機能の選択を確認でき、および/またはその機能を作動可能にするひずみゲージを含む第2制御手段に関連させて、概括的な発明の着想を前進させたものである。
【0017】
このように手段を組み合わせることによって、一般にデータをそのデータの電子処理手段に伝えるためのタッチ感応キーボードのキーの使用に関連した問題、特に指を載せるキーの感度が高いという問題や、ユーザが、所望の機能が適切に選択されたことを確実にするために自分がいずれのキーを作動させているのかを見なければならないというようなことは排除される。
【0018】
また本発明によれば、ひずみゲージはプッシュボタンの機能を果たす。事実、タッチ感応キーを備えたキーボードと1つ以上のプッシュボタンとの両者を含むウォッチは公知であり、キーボードによってユーザは所望の電子機能を選択することが可能となる一方で、プッシュボタンによってその機能のスイッチのオン・オフが可能となる。この解決策は、先に述べた一定の問題を回避することができるが、主な欠点は、ウォッチに取り付けるプッシュボタンは製造コストが高く、またウォッチケースの密閉性を変化させるということである。さらに、固定されたまたは変化する記号を用いて、いずれのプッシュボタンを作動させて所望の機能のスイッチをオンまたはオフにしなければならないかをユーザに対して表示することも必要であり、これにより混乱につながる可能性がある。
【0019】
以下の説明は時計、特に腕時計に関するものであるが、本発明はそのような時計に限られるものではなく、複数の電子機能を選択して作動させるためにタッチ感応キーを備えたキーボードが配列されているような、その他のあらゆる携帯物に容易に適用することが可能であることは明白である。
【0020】
まず、全体として総合参照番号1で示される本発明による時計を示す図1について参照する。時計1は、中間部4が設けられたケースと、下部においてケース2の境界を定める裏蓋6とを従来の態様で含む。示される例においては、ケース2は、中間部4とは区別される裏蓋6を含む。しかし本発明が、中間部と一体に作られる裏蓋を備えたモノラル・ブロック・ケースにも同様に適用されることは言うまでもない。ケース2は、たとえば、十分公知の射出成形技術にしたがってプラスチック材料で作られても構わない。ただし本発明は、材料を選択するよう限定されるものではなく、ケース2は、特にスチールなどの時計業界の要件に適合するあらゆるタイプの材料で作ることが可能である。
【0021】
ケース2の上部は、時間関連データまたはその他のデータ用ディスプレイ手段10を覆うクリスタル8によって境界が定められる。図1に示される例においては、これらのディスプレイ手段10はマトリックス型液晶ディスプレイセル12で形成される。したがってこれらはデジタルデータ・ディスプレイ手段である。また、異なるタイプの情報またはデータをディスプレイすることも可能である液晶ディスプレイセルによって形成されるダイヤル上を移動する時針、分針、および秒針を含むアナログ時間ディスプレイ手段を用いることも考慮することができる。別の変形体によると、針は従来のダイヤル上を移動することが可能である。そしてウォッチを装着している者が選択可能な符号または機能を表す記号は、ウォッチのクリスタル、ベゼル、またはダイヤル上に印刷、刻み込み、または転写される。
【0022】
最後に、ケース2は上縁部にベゼル14を含み、このベゼル14は、必要であればケース2上にクリスタル8を固定することが可能である。ベゼル14は、たとえばボンディングや超音波溶接によってケース2に固定するように取り付けられる。図2に関連して以下に例証される別の解決策は、ベゼル14をケース2にネジで取り付けることによって、ケース2に固定するというものである。
【0023】
本発明によると、時計1は時計機能などの電子機能を制御する手段を含む。図1に説明される例においては、制御手段は、この場合25という数の複数の触感またはタッチ感応キー16から成り、このタッチ感応キー16は、一般的に四角い形状であるタッチ感応パッドの5つの行と5つの列からなるマトリックスに構成される。1組の感応パッドはクリスタル8によって保持され、クリスタル8の大部分にわたって広がっている。これに代わる実施形態によると、タッチ感応キー16の感応パッドの一部は、時計1のケース2のベゼル14上に位置付けることも可能である。
【0024】
クリスタル8はケース2の上面の大部分を占めているため、電子機能を作動させるための触感センサ16のマトリックスによって区画される感応ゾーンは、時計1のアナログ形式またはデジタル形式による時間ディスプレイや寸法、または外観のいずれかを変更しなくても、かなり広い。
【0025】
さて、ここから図2について述べる。図2は、図1に示される時計1の断面図である。時計1の中間部4は、印刷回路基板20によって保持される電子ウォッチ作動機構18が従来の方法で占有する中央キャビティを区画する。この電子ムーブメント18は特に、時間ベース回路と、時間ベースによって動力が供給される周波数分周器回路と、分周器回路に接続されるデータ制御処理回路と、制御回路によって制御されるマトリックス型液晶ディスプレイセル12とを含む。
【0026】
データ制御処理回路は種々の機能を実行する。データ制御処理回路は、特に時間ベース回路のクォーツ発振器の振動を維持し、クォーツ周波数を分周し、ウォッチの作用を訂正し、必要であればモータおよび液晶ディスプレイに動力を供給する。またデータ制御処理回路は、触感センサ16および以下に説明するひずみゲージ22に関連して、データ、ストップウォッチ、アラーム、タイムゾーンなどの特別機能を制御したり、一定の読み取りが訂正されるとともに時間設定が達成されるようにしたりもする。触感キー16を用いて前述の電子機能を選択するまたは機能のスイッチをオン・オフするために、時計1の作用を制御する電子ムーブメント18とは異なる電子データ処理回路を考慮することが可能であるということは言うまでもない。
【0027】
データ制御処理回路には、止まった時に再充電するよう意図されたアキュムレータ24によって電流が供給される。図2に示される例においては、アキュムレータ24は誘導によって充電される。この目的のため、第1コイルは(図示されない)充電器の一次コイルを形成するのに対し、第2コイル26はアキュムレータ24の充電回路内に配置されて前記充電器の二次コイルを形成する。アキュムレータ24は時計に取り付けられるので、時計1のケース2の密閉性を変更しないようにするため、充電器への接続を行う際にオーム接触を用いるよりも、誘導によって時計を再充電する方が好ましい。とはいえ本発明による時計1の適切な作用は、アキュムレータ24を充電するためにいかなる方法が選択されても差し支えないことが理解されるであろう。またデータ制御処理回路には、再充電不能なバッテリによって動力を供給することが可能であるということも理解できるであろう。
【0028】
図2から分かるように、時計1の中間部4はネジ28を用いて裏蓋6に固定するように取り付けられる。同様に印刷回路基板は、ネジ30を用いて中間部4に固定される。最後にベゼル14はネジ32によって中間部4に固定される。さらにマトリックス型ディスプレイセル12は、フレキシブルコネクタ34によって印刷回路基板20に電気的に接続される。
【0029】
図3は、タッチ感応キー16の感応パッドを示す、図2に示された断面の拡大詳細図である。本発明の特定実施形態によると、触感センサは容量タイプのものであり、その感応パッドは、クリスタル8の下面に付着された透明電極36によって形成される。透明電極36は、クリスタル8の周縁上に位置する複数の接点パッド37を介して電子ウォッチ作動機構18の制御回路に電気的に接続される。2つのコネクタ38は、各々垂直な、たとえばエラストマーでできた導電性絶縁ストリップで形成される。コネクタは、クリスタル8の下面から印刷回路基板20の上面まで電気接点を伝える(図5を参照すること)。当該技術分野における技術者であれば、クリスタルの表面上に透明電極を形成する方法、および複数の容量性触感センサをウォッチケースの内側に位置する電子制御ユニットに接続する方法は知っている。
【0030】
また当該技術分野における技術者であれば、容量性触感センサの作動原理も承知している。このことから、ここでは幅広い原理について簡単に想起するのみとする。
【0031】
容量性センサは各々、アースと電子データ処理回路の入力との間に並列に接続される。電子データ処理回路は一連の電圧制御発振器を含み、その入力とアース全域に存在する合計静電容量の関数として発振器の各々の周波数が変化する。ウォッチを装着する者が特定電極に対面するクリスタル上に指を載せない場合、対応する容量センサの極板の1つは結果的に形成されない。このような場合、発振器の入力とアースとの間に存在する合計静電容量は、容量性センサに連結される寄生コンデンサの容量に等しい。逆に電極と対面するクリスタル上に指が載せられる場合、対応するセンサの2つの極板が形成される。発振器の入力とアースとの間の合計静電容量は、容量性センサの容量と寄生センサの容量との合計に等しくなるように維持される。このように、各電圧制御発振器の振動周波数は、発振器に連結される電極に対面しているクリスタルの一部に指が載っているかいないかの相関関係として変化する。この周波数の変更は、電圧制御発振器と連結される周波数検出器によって検出される。
【0032】
本発明によると、タッチ感応キー16は前述のひずみゲージ22に連結される。タッチ感応キー16を用いれば、時計1のクリスタル8上に転写される、またはディスプレイセル12によってディスプレイされる符号によって認識される時計機能などの電子機能をこのように選択し、その後この選択を確認し、時計1のケース2に圧力をかけることによって選択された機能のスイッチをオンまたはオフにすることが可能である。
【0033】
これに代わる実施形態によると、ひずみゲージ22は、大抵の時計に従来から存在している、アラーム装置に対する音声発生器として作動することが第1の役割であるような圧電性トランスデューサによって形成される。図4に明白に示されるように、キャビティ40はウォッチ1のケース2の裏蓋6内に設けられ、固定された形で圧電性トランスデューサ22を収納する。圧電性トランスデューサ22は、たとえば圧電性セラミック材料でできた要素から形成され、限定されない形で円形状であっても構わない。円の直径は、一般に10から15ミリメータの間に構成され、厚さはほぼ数十ミリメータ程度である。圧電性トランスデューサ22は2つの(図示されない)上部および基部の金属電極間に接合される。基部電極は、たとえばボンディングなどの適切な手段によってケース2の裏蓋6にしっかりと接続される。これに代わる実施形態によると、圧電性トランスデューサ22は時計1のケース2の金属裏蓋に直接的に接合されるセラミックディスクの形に形成してもよい。さらにこれに代わる実施形態によると、トランスデューサ22は圧電性セラミック材料でできた要素によって形成され、自身がケースの裏蓋に接合される金属ディスクに接合される。圧電性トランスデューサ22を、ケース2の裏蓋に対して異なる場所に、たとえば中間部4に対してしっかりと固定することも可能であることは言うまでもない。
【0034】
次に、音声発生器として作動する圧電性トランスデューサ22がプッシュボタンの機能を達成できるようにする電気回路図について、図6を参照しながら考察する。言い換えると、ウォッチ1のユーザは、容量性タッチ感応キー16を備えたキーボードを用いて所望の電子機能を選択した後、時計1のケース2に圧力をかけることによって自分の選択を確認する。この押圧に応じて、圧電性トランスデューサ22は機械的に変形され、先に述べた制御回路を介して所望の時計機能に作用する電圧を発生させる。
【0035】
本発明によるウォッチ1に取り付けられる圧電性トランスデューサ22は、ウォッチ1のアラーム装置に対する音声発生器と、ウォッチ1のケース2に対する機械的押力によって時計機能などの電子機能を作動させる、または作動を停止させる手段との両者として使用されるということが理解されよう。ただし、所望の電子機能の選択を確認するという単一の目的のためにトランスデューサ22を使用することが可能であるのは言うまでもない。本発明においてひずみゲージとして使用される圧電性センサによって提供されるその他の利点は、ユーザが時計ケースを押すのと同時に圧電性センサが聴覚信号を発することが可能であり、この聴覚信号は、所望の時計機能が実際にスイッチ・オンになったということをユーザに対して表示するという点である。
【0036】
図6に示される電気回路42は、交互に伝導と非伝導とにされるトランジスタTR0を含む切換手段の出力に接続されたコイルL1 を含む。圧電性トランスデューサ22は、コイルL1 を横切って並列に接続される。この電気回路42は、入力端子「a」に方形パルス信号を受ける。この信号は、抵抗器R0 を介して入力端子「a」からトランジスタTR0のベースに加えられる。トランジスタTR0が制御信号のパルスを介して伝導状態に維持される場合、電流はコイルL1 を通して直流電圧源+Eから流れるが、圧電性トランスデューサ22の接続「b」はトランジスタTR0によって電気回路42のアースに接続される。
【0037】
トランジスタTR0が各パルスの立下がり縁において非伝導状態に進む瞬間には、コイルL1 に蓄積されたエネルギーのすべてが圧電性トランスデューサ22の端子に伝達され、供給電圧+Eよりもさらに高い電圧で充電される。この振幅の高いパルスは、圧電性トランスデューサ22に対し、圧電性トランスデューサ22が音声発生器として作動するのに必要なだけの十分な電気エネルギーを供給する。変形体によると、より高い聴圧を得るため、コイルL1 とともに(図示されない)ダイオードを直列に取り付けることも可能である。この点に関するさらに詳細な説明については、セイコーの名称によるスイス特許第CH 641 625号を参照することが可能である。
【0038】
この説明段階において、上述してきた回路要素は、先に述べた時計1に設けられるアラーム装置内の音声発生器として作用している圧電性トランスデューサ22を駆動するためだけに使用されている。したがって、それらの構成要素は本発明を実行する上で少しも必要ではない。構成要素は単に、本発明による特定の特徴のため、音声発生器と、ウォッチなどの携帯物の時計機能などの電子機能を作動させる手段との両者として、単一の圧電性トランスデューサを有利に使用することができるということを示すことを可能にするに過ぎない。以下の説明においては、機械的圧力を、本発明による時計に取り付けられるデータ制御処理回路によって理解可能なデータに変換することを可能にするとともに、時計機能の制御を可能にするような電気回路42の部分に専念する。
【0039】
ユーザが時計1のケース2に加える機械的圧力は、圧電性トランスデューサ22の端子間の電気信号に変換される。電気回路42は、トランスデューサ22が示すインピーダンスが低周波数において十分高くなるようにするために、コイルL1とトランスデューサ22との間に取り付けられるコンデンサC1を含む。
【0040】
電気回路42は、圧電性トランスデューサ22の端子を横切って並列に取り付けられる受動フィルタ44によって完成される。このフィルタ44は、従来の態様において抵抗器R1とコンデンサC2とから形成される。容易に理解されるように、フィルタ44は、トランスデューサ22が1KHZ級の周波数において音声発生器として作動する場合にトランスデューサ22の端子間に存在する高周波信号をフィルタリングするために、および以下に説明される増幅・変換ステージに向かって信号が伝搬されるのを防ぐために使用される。逆に低周波数においては、圧電性トランスデューサ22に機械的な作用が加えられると電気信号の通過が可能となる。したがって圧電性トランスデューサ22を、音声発生器とウォッチ1に加えられる圧力を検出する手段との両者として同時に使用することが可能である。実際のところトランスデューサ22が聴覚信号を発する間は、これに起因する高周波電気信号は受動フィルタ44によってフィルタリングされ、したがって電気回路42の増幅・変換ステージに向かって伝搬することはできない。これに対し、ウォッチ1のケース2に圧力を加えた結果生ずる低周波信号は高周波信号に重ね合わされ、通過可能である。この原理を適用した興味深い例としては、たとえばウォッチケース2に対する機械的圧力のみを介してウォッチ1のアラーム機能に対応する聴覚信号の放出を遮ることは可能である、という事実がある。
【0041】
最後に電気回路42は、受動回路44の端子に偏波抵抗器R2と、増幅ステージ46と、変換ステージ48とが並列に接続されている。
【0042】
増幅ステージ46は、ソースが直流電圧源+Eに接続され、かつドレインが抵抗器R3 に接続されるトランジスタTR1を含む。トランジスタTR1のゲートは、抵抗器R2の一端「c」に接続され、抵抗器R2の他端は直流電圧源+Eに接続される。
【0043】
変換ステージ48としては、現在の技術において利用可能なあらゆるインバータを想定することができる。単なる非限定的な例としては、変換ステージ48は、NMOSトランジスタTR3に接続されるPMOSトランジスタTR2で形式されるCMOSインバータを含む。これら2つのトランジスタTR2およびTR3のゲートは、トランジスタTR1のドレインと抵抗器R3 との間の接続点「d」に接続される。この接続点「d」はインバータ48の入力を構成する。トランジスタTR2およびTR3のドレイン間の接続点「f」は、インバータの出力を構成する。
【0044】
このことは当該技術分野における技術者による理解の範囲内のことであるため、ここでは、圧電トランスデューサ22がアイドル状態である場合、すなわち時計1のケース2に何の圧力も働かない場合には接続点「d」はアースに接続されるのに対し、変換ステージ48の出力を構成する接続点「f」における電圧は+Eに等しく、その結果、変換ステージ48はインバータのように作動する、ということについては具体的な説明は行わない。逆に機械的圧力が圧電トランスデューサ22に働く場合、変換ステージ48の入力を構成する接続点「d」における電位が増加し、+Eの方へと傾くが、同時に変換ステージ48の出力を構成する接続点「f」における電圧はゼロになる。このように、この場合にも変換ステージ48はインバータのように作動する。
【0045】
したがって変換ステージ48の出力点「f」における電圧は、圧電トランスデューサ22がアイドル状態の場合の値+Eから、トランスデューサ22が作動される場合の電圧値ゼロまで交互に変化する。この論理信号は、電子ウォッチ作動機構18のデータ処理回路の入力に加えられ、この信号に応じて作動機構は、容量性タッチ感応キー16を用いてユーザが選択するウォッチ1の時計機能を制御する。
【0046】
以下、図7を参照すると分かるように、本発明はたとえば、時計におけるタイム測定機能などの電子機能の選択および作動に特に適用される。
【0047】
図7は本発明による時計機能などの電子機能を制御する方法を説明している。方法は、ユーザが所望の電子機能の選択を行うステップS1で始まる。ここでは、ユーザが本発明による時計1のタイム測定機能の作動を希望すると想定する。ステップS1においては、ユーザにいくつかの選択肢を提供する主メニューが呈示されることが分かる。ユーザは、上方および下方を示す矢印と垂直に配列される触感キー16に1本の指を載せることにより、メニューの画面を上下に動かし、希望するタイム測定機能を入力することができる。「メニュー」という印と左右方向に向いた矢印とは、たとえば刻み込みを行ったり転写を用いたりすることによって、時計1のクリスタル8、ベゼル14、またはダイヤルに転写することが可能な記号である。
【0048】
ステップS2では、ユーザは自分が選択したタイム測定機能に対応するサブメニューに入る。ステップS2においては、クロノメータがゼロであること、およびユーザがたとえばスポーツ競技のタイム測定を開始するための「スタート」キーを有することが分かる。ユーザは、指を「スタート」キーに載せることにより、タイム測定開始機能を選択することが可能となる。しかし、ユーザが「スタート」キーに指を載せた瞬間にクロノメータを開始させる、ということはできない。クロノメータを開始させるためには、ユーザは時計のクリスタル8に圧力を加えるということも行わなければならない。このことからユーザは、順に、「スタート」という題字を覆う容量性タッチ感応キー16に軽く触れることによってタイム測定開始機能を選択し、次にタイムを測定したいスポーツ競技を観察し、そして最後にその競技から目を離すことなく、「スタート」という題字を覆うタッチ感応キー16に圧力を加えることによって、当該スポーツ選手が前方へ向かって突進する瞬間にタイム測定機能を開始させることが可能である。別の変形例によると、クロノメータ作動機能は先に述べたように適切なタッチ感応キー16に軽く触れることによって作動され、その後クロノメータは、たとえば前記ウォッチ1のクリスタル8上やケース2のゾーン上などウォッチ1のあらゆる領域上に圧力をかけることによって開始される。時計に圧力をかけることによってクロノメータを開始させると、それに伴って、クロノメータが実際にスイッチ・オンになったことを聴覚的に聞き取れる方法でユーザに確認するような圧電性トランスデューサ22が短い聴覚信号を発する。ここでもまたユーザは、クロノメータが実際にスイッチ・オンになったことを確実なものとするためにウォッチ1に目をやる必要が無くなる。
【0049】
ここで、本発明による時計1がかなり長い時間タイム測定モードである場合を想定しよう。時計によってディスプレイされる情報は常にリフレッシュされていなければならないため、タイム測定モードは多くのエネルギーを消費する作動モードである、ということに留意しなければならない。したがってクロノメータは依然としてスイッチ・オンであるため、ウォッチ1はたとえば現在時刻のディスプレイ中は待機状態にあるが、それでもユーザは、適切なタッチ感応キー16に軽く触れることによって、および適切なタッチ感応キーを押して選択を有効にすることによって、任意の時点においてクロノメータを停止するまたは中間タイムを測定する可能性を有する。
【0050】
ステップS3では、クロノメータがスイッチ・オンとなり、開始されてからの経過時間が表示される。ステップS3においては、ディスプレイされる新しいサブメニューが、「ストップ」キーを用いてタイム測定を停止するか「スプリット」キーを用いて中間タイムを測定するかの選択をユーザに対して提示するということが分かる。ユーザが指を「ストップ」キーに載せ、「ストップ」キーの位置にあるクリスタル8に圧力を加えることによって自分の選択を有効にする場合、ユーザはステップS4に進み、「ゼロ」キーを用いてクロノメータをゼロにリセットするか、または「スタート」キーを用いてクロノメータを再スタートさせるかという選択を行う。「スタート」キーを用いてクロノメータを再スタートさせる場合、これはステップS2に関して先に説明したのと同様の方法で達成される。ユーザは、題字「スタート」の上側に位置するタッチ感応キー16に軽く触れてクロノメータ再スタート機能を選択し、その後、タイム測定機能を実際に再作動させるために時計1を押し下げなければならない。逆に、ユーザが「スプリット」キーに指を載せて時計1のクリスタル8に圧力を加えることによって自分の選択を有効にする場合、ユーザはステップS5に進み、測定された中間タイムがディスプレイされる。ユーザには、再び2つの選択肢が提示される。ユーザは、「スプリット」キーに軽く触れてクロノメータによって新しい中間タイムを記録するか、または「ストップ」キーに指を載せて先に説明されたステップS4に進むかのいずれかである。
【0051】
このことから、これまでに述べられたことを読み取ると、ユーザは所定の電子機能を選択するおよび作動させるため、特定のケースに応じてキーボードの適切なタッチ感応キー16に指を載せるだけでよい。もしくはユーザは前記機能を開始させるため、所望の機能を選択するためにタッチ感応キー16に圧力をかけるだけではなく、時計にも圧力をかけなければならない。
【0052】
本発明はこれまでに説明された実施形態に限定されるものではなく、本発明の精神から離れることなく修正や変形を考慮することが可能であるということは、言うまでもない。特にひずみゲージ22は、抵抗力センサが設けられる構造に機械的応力が働くと電気抵抗が変化するような抵抗力センサであっても構わない。またひずみゲージ22は、加えられる圧力の相関関係としてコンデンサの静電容量値が変化することを特徴とする測定装置であっても構わない。さらに、誘導キー、超音波キー、または赤外線キーを用いた触感圧力によるその他のデータ入力システムを用いても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】キーボードのキーに関連するデータアイテムの入力を制御する基礎センサに各々関連する前記キーの配列方法を示す、本発明による時計の総合的な斜視図である。
【図2】図1に示される時計の断面図である。
【図3】キーボードのタッチ感応キーの構造をさらに詳細に示す、図2の円で囲まれたゾーンの拡大図である。
【図4】図1に示されるウォッチケースの裏蓋の斜視図である。
【図5】図1に示される時計のクリスタルを取り外した状態における斜視図である。
【図6】音声発生器として作動する圧電性トランスデューサを、プッシュボタン機能を実行するために使用することができるようにする回路の電気図である。
【図7】本発明による方法の実行例のフロー図である。
【符号の説明】
1 時計、2 ケース、4 中間部、6 裏蓋、8 クリスタル、10 ディスプレイ、14 ベゼル。

Claims (25)

  1. なくとも1つのデータアイテムのディスプレイ手段(10)と、前記ディスプレイ手段(10)を覆うクリスタル(8)を含む上部および前記ディスプレイ手段(10)の下側に位置する裏蓋(6)によって境界が定められる下部から形成されるケース(2)とを含む時計(1)などの携帯物において、上記携帯物は、所望の電子機能を選択する少なくとも1つのタッチ感応キー(16)を含む、時計機能などの少なくとも1つの電子機能を制御する制御手段と、指で前記キーに触れることによって作動されるタッチ感応キー(16)を識別してこれから記号または演算を導き出す電子データ処理回路とを含み、上記制御手段が、所望の電子機能の選択を確認可能にする、および/または上記電子機能を作動可能にするようなひずみゲージ(22)をさらに含み、その電子機能の確認および/または作動が当該携帯物に圧力を加えることによって達成され、この達成を通して上記ひずみゲージ(22)が前記電子データ処理回路に適用される制御信号を生成することを特徴とし、さらに、聴覚信号を発して所望の機能が実際にスイッチ・オンになったことをユーザに表示することが可能な手段もまた含む携帯物。
  2. 前記所望の電子機能の確認および/または検証は、前記所望の電子機能の選択を可能にする特定のタッチ感応キー(16)を押し下げることによって遂行されることを特徴とする請求項1に記載の携帯物。
  3. 前記ひずみゲージ(22)は、上記ケース(2)にしっかりと接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯物。
  4. 前記ひずみゲージ(22)は、上記ケース(2)の裏蓋(6)に接合されることを特徴とする請求項3に記載の携帯物。
  5. 前記ひずみゲージ(22)は、機械的圧力が上記ケース(2)に働くと電圧を発生することが可能であるような圧電性センサ、抵抗性センサ、および容量性センサを包含するグループの中から選択され、力センサによって生成される電圧は、加えられる圧力に応じて論理信号を生成する第1電子回路に印加され、上記論理信号は前記電子データ処理回路に加えられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯物。
  6. 前記ひずみゲージ(22)は、上部および基部の2つの電極間に接合される圧電性セラミック材料で形成されることを特徴とする請求項5に記載の携帯物。
  7. 前記ひずみゲージ(22)は、上記ケース(2)の裏蓋(6)が金属製である場合、上記裏蓋(6)に直接接合されるセラミック材料によって形成されることを特徴とする請求項5に記載の携帯物。
  8. 前記ひずみゲージ(22)は、圧電性セラミック材料で形成され、かつ上記ケース(2)の裏蓋(6)に自身が接合される金属ディスクに接合されることを特徴とする請求項5に記載の携帯物。
  9. 前記ひずみゲージ(22)が圧電性トランスデューサから形成される場合、前記第1電子回路は、機械的圧力が加えられて上記圧電性トランスデューサによって生成される電圧を増幅させ(46)、かつこれを前記論理信号に変換する手段(48)を含むことを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の携帯物。
  10. 前記圧電性トランスデューサを聴覚発生器に対する振動源として作動させるような第2電子回路をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の携帯物。
  11. 前記第1電子回路は、聴覚発生器として作動する際には上記圧電性トランスデューサによって生成される電気パルスをフィルタリングする手段(44)を含み、この結果前記圧電性トランスデューサは、聴覚発生器としておよび上記携帯物に働く圧力を検出する手段として同時に使用可能であることを特徴とする請求項10に記載の携帯物。
  12. 前記ひずみゲージ(22)の触感圧力を介したデータ入力システムは、容量性キー、超音波キー、または赤外線キーを使用することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の携帯物。
  13. 前記タッチ感応キー(16)の少なくとも一部は上記クリスタル(8)によって保持されることを特徴とする請求項12に記載の携帯物。
  14. 前記タッチ感応キー(16)は容量性タイプのものであり、その感応パッドは上記クリスタル(8)の下面に付着された透明電極(36)によって形成されることを特徴とする請求項12または13に記載の携帯物。
  15. 前記感応パッド、上記クリスタル(8)の大部分にわたって広がる行および列を形成するマトリックスの形で構成されることを特徴とする請求項14に記載の携帯物。
  16. 前記透明電極(36)は、上記クリスタル(8)の周縁上に位置する複数の接点パッド(37)と、上記クリスタル(8)の下面から印刷回路基板(20)の上面まで電気接点を伝える2つのコネクタ(38)とを介して前記電子データ処理回路に電気的に接続されることを特徴とする請求項14または15に記載の携帯物。
  17. 前記コネクタ(38)は、各々たとえばエラストマーでできた垂直な伝導性絶縁ストリップから形成されることを特徴とする請求項16に記載の携帯物。
  18. 誘導による再充電が可能であるアキュムレータ(24)によって動力が供給されることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の携帯物。
  19. 時間関連データまたはその他のデータに対するディスプレイ手段(10)を含むことを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の携帯物。
  20. 前記ディスプレイ手段(10)はマトリックス型液晶ディスプレイセルから成ることを特徴とする請求項19に記載の携帯物。
  21. 前記ディスプレイ手段(10)は、種々のタイプの情報またはデータをディスプレイすることが可能な液晶ディスプレイセルによって形成されるダイヤル上を移動する時針、分針、および秒針を含むアナログ時間ディスプレイ手段から成ることを特徴とする請求項19に記載の携帯物。
  22. 前述のクレームのいずれかによる携帯物の時計機能などの少なくとも1つの電子機能を制御する方法であって、前記機能に関連するタッチ感応キーに指をあてることによって所望の電子機能を選択するステップを含み、上記携帯物に機械的応力を働かせて前記機能の選択を確認し、および/または前記機能を作動させ、ならびに聴覚信号を生成して上記所望の機能が実際にスイッチ・オンになったことをユーザに表示するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  23. 前記所望の電子機能を確認するおよび/または作動させることを目的とする応力は、上記聴覚信号が生成されるのと同時に働かせることが可能であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記選択の確認、および/または前記所望の電子機能の作動は、前記所望の電子機能を選択可能にした特定のタッチ感応キー(16)の真上に機械的応力を働かせることによって行われることを特徴とする請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記携帯物がタイム測定モードにある場合、前記携帯物はその他のデータをディスプレイする待機モードに設定されるが、それでもユーザは適切なタッチ感応キー(16)に軽く触れることによって、および上記適切なタッチ感応キー(16)を押して選択を検証することによって、任意の時点においてタイム測定を停止する、または中間タイムを測定する可能性を保持することを特徴とする請求項22から24に記載の方法。
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