JP4109859B2 - クリスタル上に容量型キーを含む電子時計 - Google Patents
クリスタル上に容量型キーを含む電子時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4109859B2 JP4109859B2 JP2001348393A JP2001348393A JP4109859B2 JP 4109859 B2 JP4109859 B2 JP 4109859B2 JP 2001348393 A JP2001348393 A JP 2001348393A JP 2001348393 A JP2001348393 A JP 2001348393A JP 4109859 B2 JP4109859 B2 JP 4109859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitive
- needle
- crystal
- timepiece
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04G—ELECTRONIC TIME-PIECES
- G04G21/00—Input or output devices integrated in time-pieces
- G04G21/08—Touch switches specially adapted for time-pieces
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
- G04C3/00—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
- G04C3/14—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、針をもつ表示手段を収容し、かつ、針に面して配置された誘電材料でできたクリスタルを備えたケースと、クリスタルの内面に配置された透明電極からなり、かつ、容量型センサの第1プレートを形成するいくつかの容量型キーを含み、選択的に、少なくとも1つの容量型キーに相対してクリスタルの外面に時計を装着している人の指を置くことによって容量型センサの第2プレートが形成されるようになっており、さらに、センサの容量変動を検出し、その結果、時計内で制御信号を発生する検出装置を含む手動制御手段とを備えた電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の時計は、例えば欧州特許第674247号において開示されている。容量型キーを含む制御装置は、時間設定、クロノグラフのスタートまたはストップ、あるいは特定動作モードへのエントリなどの、時計の様々な機能を制御するのに使用される、押しボタンなどの通常の外部制御メンバに取って代わることができる。
【0003】
さらに、特に針の実際位置と電子時計運動のカウンタ内に記憶された理論的な位置の間の一致を検出し、必要に応じて修正するための、あるいはアラーム時間を指示している針の位置を検出するための、容量装置を備える時計が開示されている。例えばドイツ特許出願第3317463号および日本特許出願公開第8−201537号は、一方の金属針と、他方のダイヤル上に配置した1つまたは2つの固定電極シリーズの間の容量変動を検出することを提案している。日本特許出願公開第10−10243はさらに固定電極を時計のクリスタルの下に固定した透明電極とすることを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の基本的概念は、電子時計内で上記2つの装置を組み合わせることにある。さらに、本発明はこのような組合せを非常に簡単な方法で達成する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の態様によれば、本発明は、少なくとも1つの針の位置を、針と容量型キーの少なくとも1つの透明電極との間の容量変動に基づいて、容量を検出するための手段を含むことを特徴とする、針をもつ表示手段を収容し、かつ、針に面して配置された誘電材料でできたクリスタルを備えたケースと、クリスタルの内面に配置された透明電極からなり、かつ、容量型センサの第1プレートを形成するいくつかの容量型キーを含み、選択的に、少なくとも1つの容量型キーに相対してクリスタルの外面に時計を装着している人の指を置くことによって容量型センサの第2プレートが形成されるようになっており、さらに、センサの容量変動を検出し、その結果、時計内で制御信号を発生する検出装置を含む手動制御手段とを備えた電子時計に関する。
【0006】
クリスタルの下に配置した透明電極を共通使用することと、さらにこれらの電極と通常電子時計のムーブメント内に配置される検出手段との間を電気接続することによって、2つの容量検出システムの有利な組み合わせが達成される。
【0007】
第2の態様によれば、本発明は、少なくとも1つの針の位置を容量検出する手段を含む。その針位置検出は、針と少なくとも1つの固定電極の間の容量変動に基づいて、容量型キーと連動する検出装置を用いて実施されることを特徴とする、針をもつ表示手段を収容し、かつ、針に面して配置された誘電材料でできたクリスタルを備えたケースと、クリスタルの内面に配置された透明電極からなり、かつ、容量型センサの第1プレートを形成するいくつかの容量型キーを含み、選択的に、少なくとも1つの容量型キーに相対してクリスタルの外面に時計を装着している人の指を置くことによって容量型センサの第2プレートが形成されるようになっており、さらに、センサの容量変動を検出し、その結果、時計内で制御信号を発生する検出装置を含む手動制御手段とを備えた電子時計に関する。
【0008】
位置を検出しようとする金属製の各針が、時計を装着して容量型キーを操作している人の指のように、一般に固定電位、特に時計の電気回路のアースに接続されるようにすることで、本発明の特に有利な態様は、1つまたは複数の針の位置検出と、キー上の指の存在検出に同じ電子手段を使用することができる。言い換えると、欧州特許第674247で開示されている形式の容量型キーを含む時計内に針位置検出を追加することが、電子検出回路に実質的な修正を加えることなく可能である。
【0009】
本発明の上記2つの態様は、以下に説明するように、時計の中に有利に組み合わせることができることはいうまでもない。
【0010】
本発明の他の特徴と利点は、添付の図面を参照して好ましい実施形態の実施形態と様々な変形形態についての以下の説明で分かるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示す時計1は従来通りに、金属中間部3を含むシールド・ケース2と、裏面カバー4と、ミネラル・ガラス、有機ガラス、またはサファイアなどの誘電材料でできたクリスタル5とを含む。ケース2は、電子時計ムーブメント6と、電池7と、クリスタル5とダイヤル11の間でフランジ10によって形成される空間内で回転する分針8と時針9を含むアナログ表示手段とを収容している。ムーブメント6内には、1つまたは複数の集積回路13を搭載するプリント回路基板12が略図で示されている。ケース2と金属針8および9は、バッテリ7の端子の1つで決められ、電気アース14を形成している固定ポテンシャルに接続されている。図1では、図面を分かりやすくするために高さを誇張していることを注記しておかなければならない。
【0012】
時計1には、欧州特許第674247に記載された原理に基づく容量型キーを備える制御装置が装着されており、押しボタン15などの手操作メンバを使用してスタートさせる。本実施形態では容量型キーは、図3に示す12個の透明電極21〜32によって形成されており、分針8が通る領域に面して、クリスタル5の内面に固定されている。電極21〜32は、ITO(インジウム錫酸化物)などの導電性酸化物の層で形成するのが好ましく、この層はさらに、フランジ10内の別の伝導体36および一体式ゼブラ型コネクタ(図示せず)を介して、各電極をプリント回路ボード12に接続するための接続路34および接触パッド35を含んでいる。図3においてパッド35は、クリスタル5の対角方向に対して両側の2つのゾーンにグループ化されているが、これは単一のゾーンにでも、またいくつかのゾーンにでもグループ化できる。
【0013】
本実施形態では、電極21〜32は、分針8のほぼ全長を電極の範囲に含めるために、実質上台形をしており、またこれらの電極は、針8の幅と実質的に等しいか、あるいはわずかに大きい一定幅の放射ストリップ形状をしたスペース37で分離されている。スペース37は、互いに角度で30度ずれており、好ましくはダイヤル上にある1から12時の従来型の時間シンボルに面して配置する。こうすることで、これらのシンボルに面している針8の位置が、以下に述べるように、正確に検出できるようになる。電極21〜32で形成される容量型キーは、例えばダイヤル上、クリスタル上、またはケースのベゼル上に配置した、名前、数字またはシンボルによって識別することができる。
【0014】
各電極21〜32が、容量型センサの一方のプレートを形成し、他方のプレートは、時計を装着している人が関係する電極を選択し、それに面してクリスタル5上に指をおいたときに、その人の指38によって形成される。指38は、時計ケース2を介して、アース14に電気的に接続される。この容量型センサでは、関連する透明電極により形成されるキーに指38を置くと、電極とケースの間にある寄生キャパシタンスと比較して、関係するセンサの容量が非常に大きく増大する。この容量の変動は、図2に示す検出装置40によって検出され、ムーブメント6の集積回路13の1つに送られる。12個の透明電極21〜32は、検出装置40のアナログマルチプレクサ42の12の端子それぞれに並列に接続されている。換言すれば、12個の容量型センサはマルチプレクサ42とアース14の間に並列に接続されている。図2には、例としてS1、S4、S6の記号を付けた、それぞれ電極21、24、26を含むセンサを3つ示してある。やはりマルチプレクサ42とアースの間に接続されているキャパシタンスS13は基準として働き、好ましくはプリント配線基板12上に配置される。
【0015】
検出装置40は、基準電圧VR を電源とする制御された電流源43と、増幅及び電圧制限回路44と、RAMメモリ46に連結された周波数検出器45と、特に制御信号SCおよび検出信号SDを供給するための処理回路47とを含む。周波数検出器45および供給回路47はそれぞれ、論理回路かマイクロプロセッサのいずれを含んでもよい。
【0016】
回路44は、その入力44aが電流源43とマルチプレクサ42に接続されており、この回路は容量要素S1〜S13のそれぞれとで発振器を形成する。その構造は、欧州特許第674247号に記載された形式でもよく、これを参照すればさらに詳しく知ることができる。この回路は、電圧/周波数変換器、言い換えると電圧制御式発振器として働く。各発振器の出力信号SFの振動周波数は、マルチプレクサ42によってそれに接続されている要素S1〜S13のキャパシタンスに逆比例する。
【0017】
動作の際には、周波数検出器45は信号SFを受信し、所定の時間ウインド内での周期を計算してその振動周波数を測定し、この測定値を関係する(すなわちマルチプレクサ42によって接続されている)センサの固有キャパシタンスC0 に対応する記憶値と比較して、センサが動作したかどうかを決定する。固有キャパシタンスはメモリ46内の検出装置の初期化シーケンスに記憶されている。周波数検出器45は、マルチプレクサ42および電流源43をも制御する。キャパシタンスS13で形成された基準は、一方で容量型センサの充電/放電電流iを正しく調整し、他方では発振器周波数ドリフトを計測して、周波数検出ソフトウエアがそのようなドリフトを補償できるようにしなくてはならない。基準キャパシタンスの値は、いかなる場合にも、センサS1からS12の固有キャパシタンスC0 の値よりも大きくなくてはならない。12個のセンサS1〜S12および基準キャパシタンスS13の状態は、マルチプレクサ42を用いて、好ましくは基準キャパシタンスから始めて順番に掃引して決定する。
【0018】
透明電極21〜32の1つに面して分針8が存在すると、それに相当するセンサのキャパシタンス増加が発生する。しかしながら、針の表面は比較的小さいため、このキャパシタンスの変動は、同じ電極に面するクリスタル上に指38を置くことで生じる値よりもずっと小さく、例えばその5分の1から10分の1である。検出回路45は、これらの変動を所定の閾値と比較し、針に起因するキャパシタンス変動と、指に起因するキャパシタンス変動とを区別するように構成されている。結果的に、検出回路が処理回路47に供給する出力信号は、一方ではセンサS1〜S12のどれが動作したのか、他方ではこの動作が指48によるものか、針8によるものかを示す。結果的に処理回路47は、動作が指による場合には制御信号SCを、または動作が針による場合には検出信号SDを供給することができる。
【0019】
好ましくは、処理回路47は、電極21〜32の1つから次の電極へ、または電極の1つから、その電極と次の電極を分離しているスペース37へと針8が通過した信号を出すように構成する。針は一般にステップバイステップで駆動されるので、こうすることで針の所定の場所への移動を、本実施形態では5分毎に正確に検出することができる。検出回路45は、掃引中に測定した値をメモリ46に記憶し、次いで次の掃引中に新しい測定値を最近値と比較することができる。1回の掃引の周期は、センサの数に依存して例えば30〜200msの間と非常に短くできるので、この回路は、まだ針が先の電極を部分的に覆っていたとしても、針8が電極の1つを覆い始める瞬間を正確に検出することができる。したがって、電極間のスペース37を低減し、比較的幅の広い針を使用して、検出が容易な非常に大きい容量の変動を生成させることができる。
【0020】
以上に説明した装置によって可能になる針位置検出は、時計のムーブメント内にある電子分カウンタの内容とこの測定位置との整合性をチェックするのに使用することができることを、当業者は理解するであろう。針の位置がカウンタの値と一致しない場合には、針を駆動するモータの適当な数のステップで、自動修正が行われる。
【0021】
一般に、時針9は分針8よりも、透明電極21〜32から遠く離れている。この例では、電極21〜32の近傍において、時針の表面積は非常に小さいので、分針の位置検出を妨害することはない。しかし、他の実施形態では、センサS1〜S12に検出できるほど大きい容量を生じさせるほど、時針9が大きく、またクリスタル5に近く配置されることもあり得る。この場合には検出回路45は、時針および分針それぞれによる変動を区別するために追加の所定閾値を使用する必要がある。
【0022】
図1に点線で概略を示した別の解決法は、ダイヤル11上すなわち分針8よりも時針に近く配置した1つまたは複数の固定電極51を使って、時針9の位置を検出するものである。各固定電極51は針9と共に、マルチプレクサ42に接続してセンサS1〜S12の後に検出装置40で掃引することのできる、追加の容量型センサを構成する。言い換えると同じ検出装置40で、指38による容量型キーの動作と、分針8の位置および時針9の位置を示すことができる。もちろん、この時針検出システムは、以下に示す別の実施形態と組み合わせたり、時計のその他の針位置を検出することもできる。
【0023】
電力消費を制限するために、検出装置40は通常不動作である。この検出装置は、2つの特定状況で動作させるのが好ましい。第1の状況は、時計をしている人が制御キーの1つをクリスタル5に触れることで動作させたい場合である。その際、まず、例えば押しボタン15を押すか、あるいは時計制御ステムの操作などによって時計を制御モードに切り替えなくてはならない。この操作で初期化信号SIが処理回路47に送られて、これで検出装置40が動作し、検出回路45による初期化シーケンスが生成される。この時点から、指38による容量型キーの操作がすべて検出される。必要ならば針の位置も検出される。もう1つの状況は、時計の針(1つまたは複数)位置の定期点検である。この点検は、上記の検査信号SIによるか、または、例えば1日に1回か2回、処理回路47に供給される特定の信号によって起動できる。
【0024】
図4は、上記の電極21〜32それぞれの代わりに使用できる透明電極61の別の実施形態を示しており、このような電極61、12個をクリスタル5の周辺上に設けてもよく、これらの電極は分針8の幅よりも等しいか、またはかなり大きい幅をもつスペース62で分離されている。しかし、電極61は時針9が通過する領域は、その範囲に含まない。電極61は櫛型をしており、円周方向に連続するベース63と、中心の方向に放射状に延び、かつスペース62と同じ幅のスペース65で分離されている5つの歯64とを備えている。各電極61と電子時計回路の間の電気接続は、先述の例と同じ方法で実現される。この透明電極の配置の結果として、60個の歯64と60個のスペース62および65に対応して、120の分針8の位置を正確に検出することが可能となる。これらの位置は、例えば第1番目の電極61内の第1番目の歯64で決められる基準位置から計算する。
【0025】
図5は、上記の時計1のクリスタル5の内面に、2つの異なる種類の透明電極70および71を含む、別の実施形態を示している。各電極71は、分針8が掃引する領域外に、ユーザの指38と協働するための容量型キーを形成すると共に、例えば容量型キーで制御する機能に対応するシンボル72によって識別される拡大部71aを含んでいる。各電極71はさらに、隣接する電極70との間に半径方向に延びて、同様にストリップ形をした狭小部71bを含む。電極70および71のそれぞれは、個別に検出回路に接続されている。これらの電極は全体で、例えば30個の電極と30個のスペース73で60個の検出可能な針8の位置を含む円形列を形成する。
【0026】
図6に示す他の実施形態では、図5に示した透明電極の配置を修正して、放射ストリップ形状の電極80、30個からなる円形列1つだけを含み、図5に示した拡大部71aをなくした。すなわち各容量型キーは、ユーザの指で一緒に覆うことのできる、いくつかの(例えば2個または3個)の連続する電極80からなる群81〜86とされている。検出装置40は、針8が電極に面していることに対応する1つの電極80が動作した場合と、群に相対してユーザの指が存在することに対応する同一群81〜86の少なくとも2つ(または全部)の隣接電極80が動作した場合とを区別するように構成されている。例えば番号88は、指で覆われた領域を示しており、この領域では指が存在すると群81のすべての電極と、いくつかの隣接する電極で検出できる容量の変動を生じさせるが、隣接する群82および86の電極では変動を生じさせない。検出装置40は、群81の少数またはすべての電極が同時に動作するのを検出することになる。結果的に、その検出装置は指38により(針8によるのではなく)対応する容量型キーが動作させられたことを示し、そのキーに対応する制御信号SCを供給する。
【0027】
図3および6による電極配列を、例えばクリスタル5の中心に配置された電極のように、針の位置検出の働きをせずに容量型キーとして働く他の透明電極を加えて完成させてもよいことに留意されたい。
【0028】
上記の全ての実施形態において、検出装置40の動作方法は、2つの独立、または同時モードを含む。それはこの装置の要素45および47の、ソフトウエアおよび/または論理配置の結果として制御される。2つのモードとは、時計を装着している人が、押しボタン15などのメンバを使って意図的にスイッチを入れる、容量型キーを介しての制御モードと、時計用のムーブメントによって自動的にスイッチのオン・オフが可能な針検出モードである。制御モードは、タイミング手段または手操作手段によってスイッチを切ることができる。制御モードのスイッチが切られている間は、針検出は、針が通過する領域の制約された範囲、例えば透明電極の1つだけ、あるいは最後に検出した電極および隣接する電極に限定されることもある。この限定は、マルチプレクサ42を使って制御する。またこの限定によって、電力の節約か、周期計算ウインドの拡大による振動周波数の計測精度向上のどちらかがもたらされる。
【0029】
以上の説明は、時針の1つまたは複数の針の位置を検出して、その情報を電子時計のムーブメントに利用するために、欧州特許第674247に開示された容量型キーを含む制御装置を、はるかに簡単な手段で完成させることが可能なことを示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による腕時計の概略断面図である。
【図2】図1の時計で使用される検出手段を示すダイアグラムである。
【図3】時計のクリスタル上に配置した、透明電極の第1実施形態を表す概略図である。
【図4】透明電極の別の実施形態を示す図である。
【図5】透明電極の別の実施形態を示す図である。
【図6】透明電極の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 ケース
3 金属中間部
4 バックカバー
5 クリスタル
6 電子時計動作部
7 バッテリ
8 分針
9 時針
11 ダイヤル
12 プリント回路
14 電気アース
15 押しボタン
21〜32 透明電極
38 指
40 検出装置
42 マルチプレクサ
43 電流源
44 電流/電圧制限回路
45 周波数検出回路
47 処理回路、供給回路
51 固定電極
61、64 電極
70、71 電極
80 電極
81〜86 電極群
S1〜S12 容量要素
C 0 固有キャパシタンス
V R 基準電圧
SC 制御信号
SD 検出信号
SI 初期化信号
Claims (5)
- 針(8、9)をもつ表示手段を収容し、かつ前記針に面して配置された誘電材料でできたクリスタル(5)を備えたケース(2)と、
クリスタルの内面に配置された少なくとも1つの透明電極(21から32、61、71、80)からなり、かつ容量型センサの第1プレートを形成しているいくつかの容量型キーを含む手動制御手段であって、選択的に、少なくとも1つの容量型キーと向き合ったクリスタルの外面に時計を装着している人の指(38)を置くことによって、容量型センサの第2プレートが形成され、さらに、前記センサの容量変動を検出し、その結果、時計内で制御信号を発生する検出装置(40)を含む手動制御手段とを有する電子時計において、
前記針と、容量型キーの少なくとも1つの透明電極(21から32、61、71、80)との間の容量の変動に基づいて、少なくとも1つの針(8、9)の位置を容量検出する手段を含み、
上記針(8、9)は、固定電位に電気的に接続されていること、および針位置検出は、容量型キーに結合された検出装置(40)を用いて行われることを特徴とする電子時計。 - 針(8、9)をもつ表示手段を収容し、かつ前記針に面して配置された誘電材料でできたクリスタル(5)を備えたケース(2)と、
クリスタルの内面に配置された少なくとも1つの透明電極(21から32、61、71、80)からなり、かつ容量型センサの第1プレートを形成しているいくつかの容量型キーを含む手動制御手段であって、選択的に、少なくとも1つの容量型キーと向き合ったクリスタルの外面に時計を装着している人の指(38)を置くことによって、容量型センサの第2プレートが形成され、さらに、前記センサの容量変動を検出し、その結果、時計内で制御信号を発生する検出装置(40)を含む手動制御手段とを有する電子時計において、
前記針と少なくとも1つの固定電極(21から32、51、61、70、71)との間の容量の変動に基づいて、少なくとも1つの針(8、9)の位置を容量検出する手段を含み、針位置検出が、容量型キーに結合された検出装置(40)を用いて達成されることを特徴とする電子時計。 - 前記固定電極(51、70)が、容量型キーの透明電極(21から32、61、71)とは別個であることを特徴とする請求項2に記載の時計。
- 透明電極(21から32、61、70、71)が実質上、半径方向に時計の中心に向う歯を備える櫛形であることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の時計。
- 容量型キーが1群(81から86)の前記透明電極(80)を含み、検出装置(40)が、前記群のいくつかの隣接する電極に向かい合って指(38)を置くことに起因する容量変動と、前記群の任意の電極の近傍を針(8)が通過することに起因する容量変動とを区別するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の時計。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH2238/00 | 2000-11-17 | ||
CH22382000 | 2000-11-17 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002202386A JP2002202386A (ja) | 2002-07-19 |
JP2002202386A5 JP2002202386A5 (ja) | 2005-07-21 |
JP4109859B2 true JP4109859B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=4568158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001348393A Expired - Lifetime JP4109859B2 (ja) | 2000-11-17 | 2001-11-14 | クリスタル上に容量型キーを含む電子時計 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6868046B2 (ja) |
JP (1) | JP4109859B2 (ja) |
CN (1) | CN1251035C (ja) |
HK (1) | HK1047164B (ja) |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1394640B1 (fr) * | 2002-08-30 | 2010-03-24 | Asulab S.A. | Pièce d'horlogerie à lecture et commande tactiles des informations horaires |
DE602006009726D1 (de) * | 2005-06-14 | 2009-11-26 | Asulab Sa | Montage eines Sensorglases in einem Gehäuse |
GB2434222B (en) * | 2006-01-17 | 2009-03-25 | Zoggs Internat Ltd | Stopwatch |
JP5088545B2 (ja) * | 2007-07-05 | 2012-12-05 | ソニー株式会社 | 電子機器 |
US7778118B2 (en) * | 2007-08-28 | 2010-08-17 | Garmin Ltd. | Watch device having touch-bezel user interface |
EP2068212A1 (fr) * | 2007-12-06 | 2009-06-10 | The Swatch Group Research and Development Ltd. | Objet portable tel qu'une pièce d'horlogerie comprenant des moyens d'enclenchement d'une fonction de commande électronique |
US8489272B2 (en) * | 2008-12-25 | 2013-07-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Diagnostic system and diagnostic method for vehicle |
EP2360538B1 (fr) * | 2010-02-23 | 2012-08-22 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Dispositif pour montre électromécanique permettant de déterminer le moment et le sens dans lequel une indication temporelle doit être corrigée |
US8824245B2 (en) | 2010-10-25 | 2014-09-02 | Advance Watch Company, Ltd. | Touch screen watch |
EP2447790A1 (fr) * | 2010-10-27 | 2012-05-02 | The Swatch Group Research and Development Ltd. | Glace servant à fermer par le haut la boîte d'un objet portable |
EP2463733A1 (fr) * | 2010-12-07 | 2012-06-13 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Montre à zones tactiles de type capacitif comprenant une trappe de pile fermée par un couvercle conducteur de l'électricité |
US8941393B2 (en) * | 2011-01-14 | 2015-01-27 | Cypress Semiconductor Corporation | Detection of a conductive object during an initialization process of a touch-sensing device |
CA2827699A1 (en) * | 2012-09-24 | 2014-03-24 | Prakash Crj Naidu | Tactile array sensor |
EP2747198A1 (en) * | 2012-12-21 | 2014-06-25 | The Swatch Group Research and Development Ltd. | Antenna assembly for a time-piece |
EP2784607B1 (fr) * | 2013-03-28 | 2017-01-18 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Montre comprenant un rehaut |
GB2517419A (en) * | 2013-08-19 | 2015-02-25 | Arm Ip Ltd | Wrist worn device |
EP2884352A1 (fr) * | 2013-12-16 | 2015-06-17 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Montre électromécanique ou digitale comprenant un cadran et procédé de fabrication d'un tel cadran |
TWI554852B (zh) * | 2014-01-22 | 2016-10-21 | 巨擘科技股份有限公司 | 腕錶的調時方法和系統 |
EP3037898B1 (fr) * | 2014-12-23 | 2017-06-21 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Appareil elecromécanique comportant un dispositif de detection capacitif de la position angulaire d'un mobile, et procédé de detection de la position angulaire d'un mobile |
US9939788B2 (en) * | 2015-04-17 | 2018-04-10 | Lg Electronics Inc. | Smart watch and method for controlling the same |
CN105182732B (zh) * | 2015-07-14 | 2017-09-29 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种在智能手表上实现信息输入的方法和智能手表 |
CN105159046B (zh) * | 2015-09-08 | 2017-12-01 | 上海和辉光电有限公司 | 一种指针式智能手表及其显示方法 |
EP3189745A1 (de) | 2016-01-05 | 2017-07-12 | D. Swarovski KG | Dekorativer verbundkörper mit elektrisch leitfähiger schicht und elektronischem sensor |
EP3190631A1 (de) | 2016-01-05 | 2017-07-12 | D. Swarovski KG | Dekorativer verbundkörper mit transparenter, elektrisch leitfähiger schicht und solarzelle |
KR102497528B1 (ko) * | 2016-01-21 | 2023-02-08 | 엘지전자 주식회사 | 와치타입 단말기 |
CN106773631B (zh) * | 2017-01-12 | 2023-03-28 | 余喜云 | 一种可防金属指针误触亮屏的智能手表 |
TWI633467B (zh) * | 2017-03-17 | 2018-08-21 | 巨擘科技股份有限公司 | 輸入裝置及其製造方法 |
US10480962B2 (en) * | 2017-04-21 | 2019-11-19 | Capsule Technologies, Inc. | Electronic device including a capacitive sensor in a housing |
TWI639903B (zh) * | 2017-06-08 | 2018-11-01 | 巨擘科技股份有限公司 | 指示裝置及其操作方法 |
CN107329397B (zh) * | 2017-07-26 | 2023-06-20 | 歌尔科技有限公司 | 一种轻智能手表校准方法、装置和轻智能手表 |
KR102460507B1 (ko) * | 2017-11-03 | 2022-10-28 | 삼성전자 주식회사 | 센서의 측정 값을 보정하는 방법 및 전자 장치 |
CN108170014B (zh) * | 2017-12-26 | 2020-02-21 | 广东乐芯智能科技有限公司 | 一种基于电容的手表指针调节方法 |
JP7205073B2 (ja) * | 2018-04-23 | 2023-01-17 | セイコーエプソン株式会社 | 電子時計 |
TWI719636B (zh) * | 2019-09-16 | 2021-02-21 | 友達光電股份有限公司 | 穿戴式裝置及其操作方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4090353A (en) * | 1975-01-10 | 1978-05-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Touch switch controlled time information correction with safety lock in an electronic wristwatch |
CH607872B (fr) * | 1976-11-04 | 1900-01-01 | Centre Electron Horloger | Montre munie d'un dispositif de commande manuelle. |
US4257115A (en) * | 1977-02-12 | 1981-03-17 | Citizen Watch Co., Ltd. | Switch structure for electronic timepiece |
CH636744B (fr) * | 1980-05-28 | Ebauchesfabrik Eta Ag | Montre electronique a affichage analogique. | |
DE3317463C2 (de) | 1983-05-13 | 1985-05-23 | Forschungsgesellschaft für Uhren- und Feingeräte -Technik e.V., 7000 Stuttgart | Berührungslose Zeigerpositionserfassungseinrichtung |
JPS61111485A (ja) | 1984-11-06 | 1986-05-29 | Seiko Epson Corp | 電子時計 |
JPS62222183A (ja) | 1986-03-25 | 1987-09-30 | Seiko Epson Corp | 指針表示式電子時計 |
DE4302023A1 (de) | 1993-01-26 | 1994-07-28 | Buderus Heiztechnik Gmbh | Verfahren zum Programmieren eines Kesselreglers und Vorrichtung zur Durchführung eines Verfahrens |
FR2717917B1 (fr) * | 1994-03-24 | 1996-05-03 | Asulab Sa | Montre comportant un dispositif de commande manuelle. |
DE19544460C1 (de) * | 1995-11-29 | 1997-08-28 | Junghans Uhren Gmbh | Uhr, insbesondere Armbanduhr |
FR2759792B1 (fr) | 1997-02-17 | 1999-04-16 | Centre Electron Horloger | Piece d'horlogerie comportant un dispositif de detection sans contact |
-
2001
- 2001-11-01 US US09/985,151 patent/US6868046B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-14 JP JP2001348393A patent/JP4109859B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-16 CN CNB011394110A patent/CN1251035C/zh not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-11-28 HK HK02108590.5A patent/HK1047164B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1251035C (zh) | 2006-04-12 |
JP2002202386A (ja) | 2002-07-19 |
CN1354401A (zh) | 2002-06-19 |
US20020060953A1 (en) | 2002-05-23 |
US6868046B2 (en) | 2005-03-15 |
HK1047164B (zh) | 2006-12-01 |
HK1047164A1 (en) | 2003-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4109859B2 (ja) | クリスタル上に容量型キーを含む電子時計 | |
US6816440B2 (en) | Portable object including means for activating an electronic function and method for controlling such an electronic function | |
CN1318927C (zh) | 用于电子表执行功能的手动控制装置以及电子表 | |
JP2002202386A5 (ja) | ||
US8824245B2 (en) | Touch screen watch | |
KR101698967B1 (ko) | 터치패널 제어방법 | |
US8089461B2 (en) | Touch wake for electronic devices | |
JP4881506B2 (ja) | 電話腕時計用クリスタル | |
JPH07280966A (ja) | 手動操作装置を含む時計 | |
EP1207439B1 (fr) | Montre électronique comportant des touches capacitives sur sa glace | |
US4203280A (en) | Touch sensitive device for a timepiece | |
JP2010020566A (ja) | 電子機器、電子機器制御プログラム及び電子機器制御方法 | |
JP3269194B2 (ja) | 電子時計 | |
JP3564206B2 (ja) | 携帯用電子機器 | |
JPH11223685A (ja) | 電子時計 | |
JP7363220B2 (ja) | 電子機器 | |
CN114253119B (zh) | 显示控制装置、电子钟表、显示控制方法以及存储介质 | |
JP3654055B2 (ja) | 携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法 | |
JP2023038976A (ja) | 腕装着型端末装置、着脱検出制御方法及びプログラム | |
US6869011B2 (en) | Apparatus and method for controlling an electrical switch array | |
US4237548A (en) | Electronic timepiece | |
JPH10332848A (ja) | 多機能時計 | |
JPH0131986Y2 (ja) | ||
JPS6349748Y2 (ja) | ||
JP2004109016A (ja) | 電波時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041115 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080407 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4109859 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |