JP4252642B2 - ロータリーバルブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気エア源および排気エア源と吸着装置および吐出装置との間に介装されてエアの接断を行うロータリーバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
枚葉印刷機における給紙装置においては、積載紙を1枚ずつフィーダボードに給紙するために、吸気エア源に接続された吸着装置および排気エア源に接続された吐出装置が使用されている。すなわち、最上位の紙を吸着装置によって吸着するために、吸着装置のエアは吸気エア源としての吸気ポンプによって吸気されている。また、積載紙をさばいたり、吸着装置に吸着された最上層の紙と2枚目の紙とを分離するため、あるいはフィーダボードに運んだ紙を吸着装置から放す際の紙放れをよくするための逆吹きエアを吐出するために、排気エア源としての排気ポンプによって排気エアが供給されている。
吸気エアおよび排気エアのそれぞれの入/切のタイミングは、印刷機本機の回転角に対応しており、これら一連のタイミングの制御をロータリーバルブによって行っている。
【0003】
図7は従来のロータリーバルブの平面図を示している。
図7において、全体を符号30で示すロータリーバルブにおいて、略直方体状に形成された本体2は、給紙装置のフレーム5にブラケット5aを介して固定されている。給紙装置には図示を省略した第1の吸口および第2の吸口、吹足、さばきが設けられている。本体2の矢印Y方向の一端側の下部は、図8A、8Bに示すように、円弧状に膨出して膨出部2aを構成している。
膨出部2aには、矢印X方向に延在する貫通孔3が穿設され、この貫通孔3の内周面には円筒状のスリーブ4が固着されている。6はこのスリーブ4内に係合された弁体であり、両端の端軸6a,6bが軸受7a,7aを介してスリーブ4に回転自在に支持され、一方の端軸6aを介して印刷機の回転に連動して回転する。
【0004】
本体2の膨出部2aに対応した上部側には、上端が開口し下端が貫通孔3に連通する4個のエア通路9a、9b、9c、9dが、垂直方向(矢印Z方向)に形成されている。このうち、エア通路9a、9bの上端側には、ホース17a、17bを介して後述する吸気ポンプが接続され、エア通路9a、9bは吸気エア通路を構成している。また、エア通路9c、9dの上端側には、ホース17c、17dを介して後述する排気ポンプが接続され、エア通路9c、9dは排気エア通路を構成している。
【0005】
本体2には、これら吸気エア通路9a,9bおよび排気エア通路9c,9dのそれぞれに直交するように、エア通路10a、10b、10c、10dが矢印Y方向に延在して形成されている。これらエア通路10a〜10dは、一端が本体2の外部に開口し他端が貫通孔3に連通している。
このうち、エア通路10a,10bには、ホース18a,18bを介して第1および第2の吸口として機能する後述する吸着ヘッドが接続され、これらエア通路10a,10bは吸着エア通路を構成している。また、エア通路10c,10dには、ホース18c,18dを介して吹足およびさばきとして機能する後述するノズルが接続され、これらエア通路10c,10dは吐出エア通路を構成している。
【0006】
31は吸着ヘッド用の逆吹き用エア通路であって、吸着エア通路10a,10b間を、本体2の上端からスリーブ4を貫通し弁体6の周面まで穿設されている。この逆吹き用エア通路31の上部開口端側には、図示を省略したホースを介して上述した排気ポンプが接続されている。また、逆吹き用エア通路31の下端が弁体6のある機械回転角において、弁体6に形成された後述する切欠きを介して、吸着エア通路10a,10bに連通している。
【0007】
スリーブ4には、吸気エア通路9a、9bおよび排気エア通路9c、9dにそれぞれ対応して、通気孔11a、11b、11c、11dが形成されている。また、スリーブ4には、吸着エア通路10a、10bおよび吐出エア通路10c、10dに対応して、通気孔12a、12b、12c、12dが形成されている。
【0008】
吸気エア通路9aおよび吸着エア通路10aに対応する弁体6の周面には、図8Aに示すように、通気孔11a,12aを連通する切欠き13aが形成されている。同様に、吸気エア通路9bおよび吸着エア通路10bに対応する弁体6の周面には、切欠き13aと軸線方向に位置を違え、かつ弁体6の回転方向に位相を違えて、通気孔11b,12bを連通する切欠き13bが形成されている。
また、吸気エア通路9cおよび吸着エア通路10cに対応する弁体6の周面には、図8Bに示すように、通気孔11c,12cを連通する切欠き13cが形成されている。同様に、吸気エア通路9dおよび吸着エア通路10dに対応する弁体6の周面には、切欠き13cと軸線方向に位置を違え、かつ弁体6の回転方向に位相を違えて、通気孔11d,12dを連通する切欠き13dが形成されている。
【0009】
このような構成において、印刷機本機の回転に連動して弁体6が回転すると、まず、弁体6の切欠き13dがスリーブ4の通気孔11d,12dに対向し、切欠き13dを介して排気エア通路9dと吐出エア通路10dとが連通する。これにより、排気ポンプから排気された排気エアが切欠き13dによって連通されたエア通路9d,10dを通り、ノズルから吐出されて紙のさばきが行われる。続いて、弁体6が回転すると、切欠き13aが通気孔11a,12aに対向し、切欠き13aを介して吸気エア通路9aと吸着エア通路10aとが連通する。これにより、図8Aに示すように、吸気ポンプによって吸気される吸気エアAが、切欠き13aによって連通されたエア通路9a,10aを通り、第1の吸口で紙の吸着が行われる。
【0010】
続いて、弁体6が回転すると、切欠き13cがスリーブ4の通気孔11c,12cに対向し、切欠き13cを介して排気エア通路9cと吐出エア通路10cとが連通する。これにより、図8Bに示すように、排気ポンプから排気された排気エアBが切欠き13cによって連通されたエア通路9c,10cを通り、吹足であるノズルから吐出される。このとき、吸着ヘッドによって吸着されていた最上層の紙と2枚目の紙との間に吐出エアが吹き付けられ、2枚の紙が分離される。さらに、弁体6が回転すると、切欠き13bが通気孔11b,12bに対向し、切欠き13bを介して吸気エア通路9bと吸着エア通路10bとが連通する。これにより、吸気ポンプによって吸気された吸気エアが切欠き13bによって連通されたエア通路9b,10bを通り、第2の吸口によって紙の吸着が行われる。
【0011】
これと同時に、切欠き13aが通気孔12aの位置から外れ、吸気エア通路9aと吸着エア通路10aとの連通が閉ざされる。これにより、吸着エアの供給が停止され、第1の吸口での紙の吸着動作が停止する。さらに、弁体6の切欠き32aが逆吹き用エア通路31に対向するため、逆吹き用エア通路31と吸着エア通路10aとが切欠き32aを介して連通する。これにより、排気ポンプから排気された排気エアがエア通路31,10aを通って第1の吸口からエアが吹き出されるため、吸着動作を終了した第1の吸口から紙が素早く解放される。この結果、第2の吸口によって吸着された状態でフィーダボードの上方に搬送される紙が、切れたり折れ曲がったりするようなことがない。
【0012】
紙を搬送中の第2の吸口がフィーダボードの上方に位置するようになると、弁体6の回転に応じて切欠き13bが通気孔12bの位置から外れ、吸気エア通路9bと吸着エア通路10bとの連通が閉ざされる。これにより、吸気エアの吸気が停止されて、第2の吸口による紙の吸着動作が停止する。このとき、切欠き32bが、逆吹き用エア通路31に対向し、逆吹き用エア通路31と吸着エア通路10bとが切欠き32bを介して連通する。これにより、排気ポンプから排気された排気エアがエア通路31,10bを通って第2の吸口から吹き出されるため、吸着動作を終了した第2の吸口から紙が放れてフィーダボード上に給紙される。
【0013】
ノズルによる吐出動作において、ノズルからのエア吐出時間が吸着ヘッドからの吸引時間と比較して短い場合、図8Aおよび図8Bに示すように、排気ポンプからのエア通路を構成する切欠き13cが吸気ポンプからのエア通路を構成する切欠き13aに対して小さく形成される。逆に、吸着ヘッドによる吸着動作において、吸着ヘッドからの吸引時間がノズルからのエア吐出時間と比較して短い場合には、図10Aおよび図10Bに示すように、切欠き13aが切欠き13cと比較して小さく形成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8Bに示すように、ノズルからのエア吐出時間を短くするために切欠き13cを小さくすると、弁体6の回転に伴い通気孔11cの開口が拡がるにつれて通気孔12cの開口が狭くなるため、ノズル側で所定のエア圧が得られなかった。
このため、ノズルからのエア量が不足してさばきが充分に行われなくなり、2枚以上の紙が吸着ヘッドで吸着されることが生じた。このような場合には、印刷機の稼動を停止する必要が生じたり、印刷機の故障の原因ともなるため、生産性が低下するという問題が生じた。また、吸着ヘッドからの逆吹きエアの供給量が不足して吸着ヘッドからの紙放れが遅れるため、紙が切れたり折れ曲がったりして印刷品質が低下するという問題も生じた。
さらに、印刷機が高速になると、ロータリーバルブ内でのエア通路の形成時間が短くなるため、上述の場合と同様に、ノズルから所定の吐出エア圧が得られないという問題も生じた。
【0015】
一方、図10Aに示すように、吸着ヘッドによる吸引時間を短くするために切欠き13aを小さくすると、弁体6の回転に伴い通気孔11aの開口が拡がるにつれて通気孔12aの開口が狭くなる。このため、吸着ヘッドで所定のエア圧力が得られず、給紙不良が発生するという問題があった。
図9に吐出動作時における図8Bのロータリーバルブの入出力エアの圧力の関係を示す。図9において、b1はロータリーバルブ30に入力する排気エアの圧力であって、排気ポンプからの排気エアの圧力を示す。b2はロータリーバルブから出力される吐出エアの圧力であって、ノズルからの吐出エアの圧力を示す。
【0016】
印刷機の機械回転角がβ1になると、弁体6の切欠き13cがスリーブ4の通気孔11c,12cに対向し、排気ポンプから吐出エアが、排気エア通路9c、切欠き13cおよび吐出エア通路10cを介してノズルに供給される。このとき、ノズルに供給されるエアの圧力は、圧力Pで示される。続いて、機械回転角がβ2になると、切欠き13cが通気孔12cの位置から外れ、通気孔12cは弁体6の周面によって閉塞され、吐出エア通路10cへの吐出エアの供給が停止される。
【0017】
このとき、従来のロータリーバルブ30においては、機械回転角β1〜β2の間における吐出エアの圧力b3は、必要な圧力b4に比較して圧力差ΔPだけ低い圧力となる。これは、切欠き13cが小さいため、弁体6の回転に伴い通気孔11cの開口が拡がるにつれて通気孔12cの開口が狭くなり、排気ポンプから排気されたエアが充分にノズルに供給されないからである。
図11に吸着動作における図10Aのロータリーバルブの入出力エアの関係を示す。図11に示すように、吸着動作時においても、ロータリーバルブのエアの圧力損失は発生する。a1はロータリーバルブ30に入力する吸気エアの圧力であって、吸気ポンプからの吸気エアの圧力を示す。a2はロータリーバルブ30から出力される吸着エアの圧力であって、吸着ヘッドによる吸着エアの圧力を示す。図10に示すように、機械回転角β1〜β2の間における吸着エアの圧力a3は、必要な圧力a4に比較して圧力差ΔPだけ高い圧力となる。
【0018】
本発明の目的は、エアによる作動時間が短い場合でも、所定のエア圧力を得ることができるロータリーバルブを提供することにある。
本発明の他の目的は、内部でのエアの圧力損失の低減を図ったロータリーバルブを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係るロータリーバルブは、第1および第2のエア源と、前記第1および第2のエア源によって所定の動作を行う少なくとも1つのエア装置との間に介装され、エアの接断を行うロータリーバルブであって、シリンダ内を回転駆動される弁体と、前記弁体を回転自在に支持する本体と、前記弁体の周面に形成され、前記第1のエア源に接続される切欠きと、前記弁体の内部に軸線方向に形成され、前記第2のエア源に接続される第1の中空部とを備え、前記第1のエア源を排気エア源とし、前記第2のエア源を吸引エア源とし、この吸引エア源によりエアが吸気される吸着装置と、前記本体に設けられ、一端側が前記排気エア源に接続されかつ他端側が前記シリンダの内周面に開口する排気エア通路と、前記本体に設けられ、一端側が前記吸着装置に接続されかつ他端側が前記シリンダの内周面に開口し、前記切欠きを介して前記排気エア通路に接続される吸着エア通路と、前記弁体に設けられ、前記第1の中空部と前記吸着エア通路との間を接続する第1の連通孔とを備え、前記吸着装置は、前記吸着エア通路、前記切欠きおよび前記吐出エア通路を介して前記排気エア源に接続されるとともに、前記吸着エア通路、第1の連通孔および第1の中空部を介して前記吸引エア源に接続され、排気エア源からのエアが供給される吐出装置と、前記本体に設けられ、一端側が前記吐出装置に接続されかつ他端側が前記シリンダの内周面に開口した吐出エア通路と、前記弁体の内部に軸線方向に形成され、前記排気エア源に接続される第2の中空部と、前記弁体に設けられ、前記第2の中空部と前記吐出エア通路との間を接続する第2の連通孔とを備え、前記吐出装置は、前記吐出エア通路、第2の連通孔および第2の中空部を介して前記排気エア源に接続されている。
したがって、第2のエア源によるエアの供給時間が短くてもエアの供給量が不足することがない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図3は、後述する本発明の実施の形態を説明するために前提となる技術の概略構成を示す図である。図3において、ロータリーバルブ101のエア源側には、ホース117a、117bを介して吸気エア源としての吸気ポンプ134が接続されるとともに、ホース119を介して排気エア源としての排気ポンプ136が接続される。ロータリーバルブ101の吸着/吐出側には、ホース118a、118bおよびホース118c、118dを介して吸着装置としての吸着ヘッド135a、135bおよび吐出装置としてのノズル137a、137bが接続される。吸着ヘッド135a、135bは、給紙装置において第1および第2の吸口としての機能し、ノズル137a、137bは吹足およびさばきとして機能する。
【0021】
図1は図3に示すロータリーバルブの平面図である。図1において、ロータリーバルブ101の略直方体状に形成された本体102は、給紙装置のフレーム105にブラケット105aを介して固定されている。本体102の矢印Y方向の一端側の下部は、図2A、2Bに示すように、円弧状に膨出して膨出部102aを構成している。
膨出部102aには、矢印X方向に延在する貫通孔103が穿設され、この貫通孔103の内周面には円筒状のスリーブ104が固着されている。106はこのスリーブ104内に係合された弁体であり、両端の端軸106a,106bが軸受107a,107bを介してスリーブ104に回転自在に支持され、一方の端軸106aを介して印刷機の回転に連動して回転する。
【0022】
本体102の膨出部102aに対応した上部側には、上端が開口し下端が貫通孔103に連通する2個のエア通路109a、109bが、垂直方向(矢印Z方向)に形成されている。エア通路109a、109bの上端側には、上述したようにホース117a、117bを介して吸気ポンプ134が接続され、エア通路109a、109bは吸気エア通路を構成している。
【0023】
本体102には、吸気エア通路109a,109bに直交するように、エア通路110a、110bが矢印Y方向に延在して形成されている。また、エア通路110c、110dがエア通路110a、110bに並設されている。これらエア通路110a〜110dは、一端が本体102の外部に開口し他端が貫通孔103に接続されている。
このうち、エア通路110a,110bには、上述したように、ホース118a,118bを介して吸着ヘッド135a、135bが接続され、これらエア通路110a,110bは吸着エア通路を構成している。また、エア通路110c,110dには、上述したように、ホース118c,118dを介してノズル137a、137bが接続され、これらエア通路110c,110dは吐出エア通路を構成している。
【0024】
スリーブ104には、吸気エア通路109a、109bに対応して、通気孔111a、111bが形成されている。また、スリーブ104には、吸着エア通路110a、110bおよび吐出エア通路110c、110dに対応して、通気孔112a、112b、112c、112dが形成されている。
【0025】
弁体106の内部には、図2A、2Bに示すように、弁体106の一方の端軸106b側の端面を開口とし、矢印X方向に吸気エア通路109aに対応する位置まで延在するめくら穴状の中空部114が形成されている。この中空部114の開口側には、上述したように、ホース119を介して排気ポンプ136が接続されている。したがって、中空部114は排気エア通路を構成している。
弁体106には、中空部114が通気孔112aを介して吸着エア通路110aに連通する連通孔115a(図2A)が形成されている。同様に、中空部114が通気孔112bを介して吸着エア通路110bに連通する連通孔115bが、連通孔115aと軸線方向に位置を違え、かつ回転方向の位相を違えて形成されている。
また、弁体106には、中空部114が通気孔112cを介して吐出エア通路110cに連通する連通孔115c(図2B)が形成されている。同様に、中空部114が通気孔112dを介して吐出エア通路110dに連通する連通孔115dが、連通孔115cと軸線方向に位置を違え、かつ回転方向の位相を違えて形成されている。
【0026】
吸気エア通路109aおよび吸着エア通路110aに対応する弁体106の周面には、図2Aに示すように、通気孔111a,112a間を連通する切欠き113aが形成されている。同様に、吸気エア通路109bおよび吸着エア通路110bに対応する弁体106の周面には、切欠き113aと軸線方向に位置を違え、かつ弁体106の回転方向に位相を違えて、通気孔111b,112b間を連通する切欠き113bが形成されている。
【0027】
したがって、今まで説明した前提技術は、弁体106の内部にその軸線方向に、断面が円形のめくら穴状の中空部114を形成し、この中空部114を排気エア通路とした点を特徴とする。そして、図7、図8A、図8Bに示す従来の排気エア通路9c,9dおよび逆吹き用エア通路31を中空部114に置き換えることによって、逆吹き用エア通路31および弁体6に形成された切欠き32a,32bを不要としている。
【0028】
次に、このように構成されたロータリーバルブによる吸気および排気の切替え動作を図3を用いて説明する。
印刷機の回転に連動して弁体106が回転すると、まず、弁体106の連通孔115dが、スリーブ104の通気孔112dに対向し、排気エア通路としての中空部114および吐出エア通路110dが連通孔115dおよび通気孔112dを介して連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアが中空部114およびエア通路110dを通ってノズル137bから吐出され、紙のさばきが行われる(ステップS11)。
続いて、弁体106が回転すると、切欠き113aが通気孔112a,111aに対向し、切欠き113aを介して吸気エア通路109aと吸着エア通路110aとが連通する。これにより、図2Aに示すように、吸気ポンプ134によって吸気される吸気エアAが、連通されたエア通路109a,110aを通り、第1の吸口である吸着ヘッド135aで紙の吸着が行われる(ステップS12)。
【0029】
続いて、弁体106が回転すると、連通孔115cがスリーブ104の通気孔112cに対向し、図2Bに示すように、排気エア通路としての中空部114および吐出エア通路110cが連通孔115cおよび通気孔111cを介して連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアBが中空部114およびエア通路110cを通って吹足であるノズル137aに供給され、最上層の紙と2枚目の紙との間にエアが吹きつけられて紙が分離される(ステップS13)。
続いて、弁体106が回転すると、切欠き113bが通気孔112b,111bに対向し、吸気エア通路109bおよび吸着エア通路110bが切欠き113bを介して連通する。これにより、吸気ポンプ134からの吸気エアがエア通路109b,110bを通って第2の吸口である吸着ヘッド135bに供給され、紙の吸着が行われる(ステップS14)。
【0030】
これと同時に、弁体106の連通孔115aが通気孔112aに対向し、中空部114および吸着エア通路110aが連通孔115aおよび通気孔112aを介して連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアが中空部114およびエア通路110aを通って第1の吸口である吸着ヘッド135aに供給され、吸着動作後の吸着ヘッド135aから紙が素早く解放される(ステップS15)。この結果、第2の吸口である吸着ヘッド135bによって吸着された状態でフィーダボードの上方に搬送される紙が、切れたり折れ曲がったりするようなことがない。
【0031】
紙を搬送中の吸着ヘッド135bがフィーダボードの上方に位置するようになると、弁体106の回転により、連通孔115bが通気孔112bに対向し、中空部114および吸着エア通路110bが連通孔115bおよび通気孔112bを介して連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアが中空部114およびエア通路110bを通って吸着ヘッド135bに供給され、吸着ヘッド135bから紙が解放されフィーダボード上に給紙される(ステップS16)。
【0032】
このように、エアの吐出動作時に、中空部114および貫通孔115c、115dを介して排気ポンプ136からノズル137a、137bにエアを供給するようにしたので、充分な圧力のエアによってさばきおよび吹き足動作を短時間で確実に行うことができる。
また、エアの吐出動作時に、中空部114、連通孔115c,115d、通気孔111c,111dおよび吐出エア通路110c,110dが略一直線上に位置することにより、吹足およびさばきの動作時にエア損失が小さくなる。これにより、比較的小さなパワーの排気ポンプを用いることができる。
【0033】
さらに、断面積の大きい弁体106の中空部114を介して排気エアを供給するようにしたので、弁部におけるエアの圧力損失が小さくなる。また、従来のように、本体2に形成された排気エア通路9c,9dやスリーブ4に形成した通気孔11c,11dを不要とし、弁体106に中空部114および連通孔115a〜115dを形成するだけでよい。このため、構造が簡素化されて加工が容易になる。
【0034】
さらにまた、従来必要としていた弁体6の切欠き32a,32bおよび逆吹き用エア通路31を不要としたため、構造が簡素化される。また、中空部114、連通孔115a,115b、通気孔111a,111b、吸着エア通路110a,110bが略一直線上に位置するので、逆吹き時のエア圧損失も小さくなる。
【0035】
図4は本発明の実施の形態によるロータリーバルブの平面図、図5Aは図4のIII−III線断面図、図5Bは図4のIV−IV線断面図であり、図1、図2A、図2Bと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本発明の実施の形態において、図1、図2A、図2Bで説明したロータリバルブと異なる点は、図4に示すように、中空部114の中央に第1の中空部114aと第2の中空部114bとに区分けする仕切壁114cを設けている。
図6に示すように、第1の中空部114aは、ホース119aを介して吸気ポンプ134に接続されて、吸気エア通路を構成する。一方、第2の中空部114bは、図1、図2A、図2Bで説明したロータリバルブと同様に、ホース119bを介して排気ポンプ136に接続される。本体102の上端側に形成されたエア通路116a、116bは、ホース117a,117bを介して排気ポンプ136が接続され、排気エア通路を構成する。
【0036】
弁体106には、第1の中空部114aが通気孔112aを介して吸着エア通路110aに連通する連通孔215a(図5A)が形成されている。同様に、第1の中空部114aが通気孔112bを介して吸着エア通路110bに連通する連通孔215bが、連通孔215aと軸線方向に位置を違え、かつ回転方向の位相を違えて形成されている。また、弁体106には、第2の中空部114bが通気孔112cを介して吐出エア通路110cに連通する連通孔215c(図5B)が形成されている。同様に、第2の中空部114bが通気孔112dを介して吸着エア通路110dに連通する連通孔215dが、連通孔215cと軸線方向に位置を違え、かつ回転方向の位相を違えて形成されている。
【0037】
次に、このように構成されたロータリーバルブによる吸気と排気の切替え動作を図6を用いて説明する。
印刷機の回転に連動して弁体106が回転すると、まず、弁体106の連通孔215dが、スリーブ104の通気孔112dに対向し、排気エア通路としての第2の中空部114bおよび吐出エア通路110dが連通孔215dおよび通気孔112dを介して連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアが第2の中空部114bおよび吐出エア通路110dを通ってノズル137bに供給され、紙のさばきが行われる(ステップS21)。
続いて、弁体106が回転すると、弁体106の連通孔215aが通気孔112aに対向し、吸気エア通路としての第1の中空部114aおよび吸着エア通路110aが連通孔215aおよび通気孔112aを介して連通する。これにより、吸気ポンプ134によって吸気される吸気エアが、吸着エア通路110aおよび第1の中空部114aを通り、第1の吸口である吸着ヘッド135aで紙の吸着が行われる(ステップS22)。
【0038】
続いて、弁体106が回転すると、連通孔215cがスリーブ104の通気孔112cに対向し、図5Bに示すように、排気エア通路としての第2の中空部114bおよび吐出エア通路110cが連通孔215cおよび通気孔112cを介して連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアBが第2の中空部114bおよび吸着エア通路110cを通って吹足であるノズル137aに供給され、最上層の紙と2枚目の紙との間にエアが吹きつけられて2枚の紙が分離される(ステップS23)。
続いて、弁体106が回転すると、弁体106の連通孔215bが通気孔112bに対向し、第1の中空部114aおよび吸着エア通路110aが連通孔215bおよび通気孔112bを介して連通する。これにより、吸気ポンプ134によって吸気される吸気エアが、第1の中空部114aおよび吸着エア通路110aを通り、第2の吸口である吸着ヘッド135bで紙の吸着が行われる(ステップS24)。
【0039】
これと同時に、切欠き113aが通気孔112a,111aに対向し、図5Aに示すように、切欠き113aを介して排気エア通路116aおよび吐出エア通路110aが連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアBがエア通路116a,110aを通って第1の吸口である吸着ヘッド135aに供給され、吸着動作後の吸着ヘッド135aから紙が素早く解放される(ステップS25)。このため、第2の吸口である吸着ヘッド135bによって吸着された状態でフィーダボードの上方に搬送される紙が、切れたり折れ曲がったりするようなことがない。
【0040】
紙を搬送中の第2の吸着ヘッド135bがフィーダボードの上方に位置するようになると、弁体106の回転により切欠き113bが通気孔112b,111bに対向し、切欠き113bを介して排気エア通路116bおよび吐出エア通路110bとが連通する。これにより、排気ポンプ136からの排気エアがエア通路116b,110bを通って吸着ヘッド135bに供給され、吸着ヘッド135bから紙が解放されてフィーダボード上に給紙される(ステップS26)。
【0041】
本実施の形態によれば、吸着動作時に、第1の中空部114aおよび連通孔215a、215bを介して吸気ポンプ134によって吸着ヘッド135a、135bからエアを吸気するようにしたので、充分な圧力のエアによって吸着動作を短時間で確実に行うことができる。また、吸着動作時において、第1の中空部114a、連通孔215a,215b、通気孔112a,112bが略一直線上に位置するので、吸着エアの圧力損失が小さくなる。さらに、弁体106の断面積の大きい第1の中空部114aを吸気エア通路として機能させているので、弁部におけるエアの圧力損失が小さい。
【0047】
なお、本実施の形態では、通気孔111a,111bが形成されたスリーブ104を設けたが、弁体106を本体102の貫通孔103に直接係合させてもよい。このような構造とすれば、通気孔111a〜111dも不要になる。要するに、弁体が本体に形成されたスリーブを含むシリンダ内で回転自在に支持されればよい。
また、本実施の形態では、ロータリーバルブを給紙装置に適用した例を示したが、これに限定されず、例えば印刷機本体の反転胴装置や排紙装置等にも適用できる。また、中空部は断面円形としたが、楕円、四角、三角等種々の形状に設計変更が可能である。また、ロータリーバルブを1個のみで使用する例を示したが、複数個連ねて使用してもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように発明は、ロータリーバルブの弁体が異なるエア源に接続された中空部および切欠き部を備え、これら中空部および切欠き部は所定の特性が必要とされるエア通路と組み合わされている。このため、エアの作用時間が短いエア通路には中空部を、またエアの作用時間が長いエア通路には切欠き部を用いることにより、各エア通路に必要とされる所定のエア圧力を得ることができる。また、弁体に中空部および切欠き部を形成したので、ロータリーバルブ全体をコンパクトに構成することができる。また、吸着装置からの逆吹きエアの通路も弁体に形成した中空部または切欠きで構成することができ、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を説明するために前提となるロータリーバルブの平面図である。
【図2】 (A)は図1におけるI−I線断面図、(B)は図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態を説明するために前提となるロータリーバルブが適用される印刷機における給紙装置の概略構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態によるロータリーバルブの平面図である。
【図5】 (A)は図4におけるIII−III線断面図、(B)は図4におけるIV−IV線断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態によるロータリーバルブが適用される給紙装置の概略構成図である。
【図7】 従来のロータリーバルブの平面図である。
【図8】 (A)は図7における VI − VI 線断面図、(B)は図7における VII − VII 線断面図である。
【図9】 吐出動作時おける図8Bのロータリーバルブの入出力エアの圧力の関係を示す図である。
【図10】 (A)は図8Aに対応するロータリーバルブの他の例を示す要部断面図、(B)は図8Bに対応するロータリーバルブの他の例を示す要部断面図である。
【図11】 吸引動作時おける図10Aのロータリーバルブの入出力エアの圧力の関係を示す図である。
【符号の説明】
101…ロータリーバルブ、106…弁体、114,114a,114b…中空部、215aないし215d…連通孔、110a,110b…吸着エア通路、110c,110d…吐出エア通路、111aないし111d,112aないし112d…通気孔、113a,113b…切欠き、134…排気エア源、136…吸引エア源。
Claims (1)
- 第1および第2のエア源と、前記第1および第2のエア源によって所定の動作を行う少なくとも1つのエア装置との間に介装され、エアの接断を行うロータリーバルブであって、
シリンダ内を回転駆動される弁体と、
前記弁体を回転自在に支持する本体と、
前記弁体の周面に形成され、前記第1のエア源に接続される切欠きと、
前記弁体の内部に軸線方向に形成され、前記第2のエア源に接続される第1の中空部と
を備え、
前記第1のエア源を排気エア源とし、前記第2のエア源を吸引エア源とし、
この吸引エア源によりエアが吸気される吸着装置と、
前記本体に設けられ、一端側が前記排気エア源に接続されかつ他端側が前記シリンダの内周面に開口する排気エア通路と、
前記本体に設けられ、一端側が前記吸着装置に接続されかつ他端側が前記シリンダの内周面に開口し、前記切欠きを介して前記排気エア通路に接続される吸着エア通路と、
前記弁体に設けられ、前記第1の中空部と前記吸着エア通路との間を接続する第1の連通孔とを備え、
前記吸着装置は、前記吸着エア通路、前記切欠きおよび前記吐出エア通路を介して前記排気エア源に接続されるとともに、前記吸着エア通路、第1の連通孔および第1の中空部を介して前記吸引エア源に接続され、
排気エア源からのエアが供給される吐出装置と、
前記本体に設けられ、一端側が前記吐出装置に接続されかつ他端側が前記シリンダの内周面に開口した吐出エア通路と、
前記弁体の内部に軸線方向に形成され、前記排気エア源に接続される第2の中空部と、
前記弁体に設けられ、前記第2の中空部と前記吐出エア通路との間を接続する第2の連通孔とを備え、
前記吐出装置は、前記吐出エア通路、第2の連通孔および第2の中空部を介して前記排気エア源に接続されていることを特徴とするロータリーバルブ。
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