JP2586001Y2 - 枚葉印刷機の排紙吸引装置 - Google Patents
枚葉印刷機の排紙吸引装置Info
- Publication number
- JP2586001Y2 JP2586001Y2 JP1993025407U JP2540793U JP2586001Y2 JP 2586001 Y2 JP2586001 Y2 JP 2586001Y2 JP 1993025407 U JP1993025407 U JP 1993025407U JP 2540793 U JP2540793 U JP 2540793U JP 2586001 Y2 JP2586001 Y2 JP 2586001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- air
- paper
- printing press
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、枚葉印刷機において排
紙チェーンで搬送される紙を吸引して制動し緊張させる
排紙吸引装置に関する。
紙チェーンで搬送される紙を吸引して制動し緊張させる
排紙吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉印刷機による印刷作業において印刷
ユニットで印刷された紙は排紙チェーンで搬送され、搬
送終端部でくわえから解放され紙積台上へ排出されて積
載されるが、排紙に際しては高速で搬送されていた紙
が、急停止することにより走行慣性で前当を乗り越えた
り、始端が前当に強く当たって傷ついたり不揃いになっ
たりするので、搬送終端部には搬送されるくわえ端以外
の箇所を走行中に吸引して減速させる排紙吸引装置が設
けられている。すなわち、紙積台上方には、周面に複数
の溝を有し、原動側から駆動され紙の走行速度よりも遅
い周回速度で回転する吸引車が設けられており、エアー
源のエアー吸引動作によって吸引車の溝から吸引車周辺
の大気のエアーを吸引し、これによって紙を吸引して減
速させている。
ユニットで印刷された紙は排紙チェーンで搬送され、搬
送終端部でくわえから解放され紙積台上へ排出されて積
載されるが、排紙に際しては高速で搬送されていた紙
が、急停止することにより走行慣性で前当を乗り越えた
り、始端が前当に強く当たって傷ついたり不揃いになっ
たりするので、搬送終端部には搬送されるくわえ端以外
の箇所を走行中に吸引して減速させる排紙吸引装置が設
けられている。すなわち、紙積台上方には、周面に複数
の溝を有し、原動側から駆動され紙の走行速度よりも遅
い周回速度で回転する吸引車が設けられており、エアー
源のエアー吸引動作によって吸引車の溝から吸引車周辺
の大気のエアーを吸引し、これによって紙を吸引して減
速させている。
【0003】ところで、枚葉印刷機のデリバリー装置に
おいて、パウダスプレーを使用するために、このパウダ
がエアーと一緒に吸引車の溝から吸入され、吸引車の溝
にパウダが詰まる。このような粉詰まりが発生すると、
吸引効果が低下し、その状態で印刷作業を続けるとパウ
ダがエアー通路に詰まる。詰まった粉はエアー配管を取
り外して排出させなければならないため、復旧するまで
に時間がかかり生産性が悪くなる。したがって、生産性
を改善するために、吸引車に圧縮エアーを送り、詰まっ
た粉を吹き飛ばすようにしている。
おいて、パウダスプレーを使用するために、このパウダ
がエアーと一緒に吸引車の溝から吸入され、吸引車の溝
にパウダが詰まる。このような粉詰まりが発生すると、
吸引効果が低下し、その状態で印刷作業を続けるとパウ
ダがエアー通路に詰まる。詰まった粉はエアー配管を取
り外して排出させなければならないため、復旧するまで
に時間がかかり生産性が悪くなる。したがって、生産性
を改善するために、吸引車に圧縮エアーを送り、詰まっ
た粉を吹き飛ばすようにしている。
【0004】従来、この種の装置としては、実開昭62
−194658号公報に開示されたものがある。この公
報に開示された排紙吸引装置は、複数の吸引車の吸引溝
のそれぞれに連通する複数のダクトと、これら複数のダ
クトのそれぞれに接続した複数の可撓管と、これら可撓
管の他端を接続する可撓管接続口を周面に並設した短い
集合管が設けられており、この集合管の両端に開閉自在
な開口を設け、開口を開き集合管内に圧縮エアーを送り
込むことによって、集合管内に溜まったパウダ等を開口
から吹き飛ばすようにしたものである。
−194658号公報に開示されたものがある。この公
報に開示された排紙吸引装置は、複数の吸引車の吸引溝
のそれぞれに連通する複数のダクトと、これら複数のダ
クトのそれぞれに接続した複数の可撓管と、これら可撓
管の他端を接続する可撓管接続口を周面に並設した短い
集合管が設けられており、この集合管の両端に開閉自在
な開口を設け、開口を開き集合管内に圧縮エアーを送り
込むことによって、集合管内に溜まったパウダ等を開口
から吹き飛ばすようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の排紙吸引装置においては、エアーを吸引から圧
縮に切替えてパウダを吹き飛ばすときに、集合管の開口
を手動によって行っているので、その操作が煩雑で、か
つ、操作忘れが発生してパウダが集合管に溜まったまま
となり、吸引効果が低下するといった問題があった。ま
た、片面印刷と、両面印刷の両印刷が可能な印刷機にお
いては、両面印刷時に印刷面と吸引車およびその近傍の
部材に印刷面が接触しないように、吸引車からエアーを
吹き出させる場合が生じる。この場合にも、開口の切替
操作が煩雑となる欠点があった。
た従来の排紙吸引装置においては、エアーを吸引から圧
縮に切替えてパウダを吹き飛ばすときに、集合管の開口
を手動によって行っているので、その操作が煩雑で、か
つ、操作忘れが発生してパウダが集合管に溜まったまま
となり、吸引効果が低下するといった問題があった。ま
た、片面印刷と、両面印刷の両印刷が可能な印刷機にお
いては、両面印刷時に印刷面と吸引車およびその近傍の
部材に印刷面が接触しないように、吸引車からエアーを
吹き出させる場合が生じる。この場合にも、開口の切替
操作が煩雑となる欠点があった。
【0006】したがって、本考案は上記の従来の問題あ
るいは欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、吸引車のエアーの切替えの煩雑な操作を除
去するとともに、操作忘れによる吸引車の吸引効果の低
下を防止した枚葉印刷機の排紙吸引装置を提供すること
にある。
るいは欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、吸引車のエアーの切替えの煩雑な操作を除
去するとともに、操作忘れによる吸引車の吸引効果の低
下を防止した枚葉印刷機の排紙吸引装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸引装置は、搬送さ
れた紙を吸引して減速させる吸引車と、この吸引車にエ
アーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給装置
と前記吸引車との間のエアー通路に設けられたバルブ
と、印刷機からの起動信号により前記バルブに、このバ
ルブの作動により前記吸引車の吸気を吹きに切り替える
作動信号を送出する制御装置とが設けられている。
に、本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸引装置は、搬送さ
れた紙を吸引して減速させる吸引車と、この吸引車にエ
アーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給装置
と前記吸引車との間のエアー通路に設けられたバルブ
と、印刷機からの起動信号により前記バルブに、このバ
ルブの作動により前記吸引車の吸気を吹きに切り替える
作動信号を送出する制御装置とが設けられている。
【0008】
【作用】本考案によれば、印刷機からの起動信号によ
り、制御装置からバルブに作動信号が送出されるので、
この作動信号にによりバルブが開き、吸引車による吸引
とエアー吹き出しの切替が自動的に行われる。
り、制御装置からバルブに作動信号が送出されるので、
この作動信号にによりバルブが開き、吸引車による吸引
とエアー吹き出しの切替が自動的に行われる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸引装置の
ブロック図、図2は同じく一部破断平面図である。これ
らの図において、1は制御装置で、印刷が終了後、印刷
終了信号、すなわち、胴抜き信号、排紙装置のポンプO
FF信号、給紙切れ信号あるいは印刷を終了したのち、
作業者が次のロット分の準備のため、印刷枚数カウンタ
ーを「0」にリセットすると、発せられる印刷枚数カウ
ンターリセット信号あるいは両面印刷時の両面印刷切替
信号等の印刷機からの起動信号が入力される。
する。図1は本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸引装置の
ブロック図、図2は同じく一部破断平面図である。これ
らの図において、1は制御装置で、印刷が終了後、印刷
終了信号、すなわち、胴抜き信号、排紙装置のポンプO
FF信号、給紙切れ信号あるいは印刷を終了したのち、
作業者が次のロット分の準備のため、印刷枚数カウンタ
ーを「0」にリセットすると、発せられる印刷枚数カウ
ンターリセット信号あるいは両面印刷時の両面印刷切替
信号等の印刷機からの起動信号が入力される。
【0010】2はタイマーT1 で、前記制御装置1に印
刷機からの起動信号が入力されると、制御装置1からタ
イマーT12に起動信号が送出される。このタイマーT1
2は制御装置1が印刷終了信号を入力されてから紙が全
て排出されるまでの時間t1だけ符号3で示すタイマー
T2 への起動信号の送出を遅らせる遅延タイマーであ
る。タイマーT23は符号4で示すソレノイド4を所定
時間t2間作動させるための作動タイマーで、時間t2経
過後ソレノイド4をOFFとする。
刷機からの起動信号が入力されると、制御装置1からタ
イマーT12に起動信号が送出される。このタイマーT1
2は制御装置1が印刷終了信号を入力されてから紙が全
て排出されるまでの時間t1だけ符号3で示すタイマー
T2 への起動信号の送出を遅らせる遅延タイマーであ
る。タイマーT23は符号4で示すソレノイド4を所定
時間t2間作動させるための作動タイマーで、時間t2経
過後ソレノイド4をOFFとする。
【0011】5は排紙吸引装置で、従来周知の印刷ユニ
ットで印刷された紙が排紙チェーンで搬送され、搬送終
了端部でくわえから解放され紙積台上へ排出されて積載
される際に、前当に強く当たり紙の先端が傷ついたり、
不揃いになったりするのを防止するためのものである。
排紙吸引装置5は、符号6で示す送りねじに前後に平行
に軸架された吸引車軸7とエアー管8とを備えており、
吸引車軸7は送りねじ6に螺合されたブラケット9に回
転自在に軸架され、エアー管8はブラケット9に固定状
態で軸架されている。送りねじ6は、紙のサイズが装置
のサイズ入力部に入力されると、自動的に所定量回転
し、これによってブラケット9が吸引車軸7およびエア
ー管8をともなって、紙のサイズに合わせて、図2中左
右方向に移動する。
ットで印刷された紙が排紙チェーンで搬送され、搬送終
了端部でくわえから解放され紙積台上へ排出されて積載
される際に、前当に強く当たり紙の先端が傷ついたり、
不揃いになったりするのを防止するためのものである。
排紙吸引装置5は、符号6で示す送りねじに前後に平行
に軸架された吸引車軸7とエアー管8とを備えており、
吸引車軸7は送りねじ6に螺合されたブラケット9に回
転自在に軸架され、エアー管8はブラケット9に固定状
態で軸架されている。送りねじ6は、紙のサイズが装置
のサイズ入力部に入力されると、自動的に所定量回転
し、これによってブラケット9が吸引車軸7およびエア
ー管8をともなって、紙のサイズに合わせて、図2中左
右方向に移動する。
【0012】エアー管8上には、複数個のダクト10が
割締め固定され、かつ、吸引車軸7上に回転自在に嵌合
しており、ダクト10内に形成されたエアー通路部10
aはエアー管8と連通している。また、隣接するダクト
10間には、互いに対称形をなす2個の吸引車11が、
圧縮コイルばね12によりダクト10の端面に圧接され
て、吸引車軸7上に軸方向に摺動自在でかつ回転方向に
固定されて嵌合されている。
割締め固定され、かつ、吸引車軸7上に回転自在に嵌合
しており、ダクト10内に形成されたエアー通路部10
aはエアー管8と連通している。また、隣接するダクト
10間には、互いに対称形をなす2個の吸引車11が、
圧縮コイルばね12によりダクト10の端面に圧接され
て、吸引車軸7上に軸方向に摺動自在でかつ回転方向に
固定されて嵌合されている。
【0013】そして、吸引車11の周面には、複数個の
溝11aが全周にわたって設けられており、原動側から
駆動されて吸引車軸7が回転すると、吸引車11が紙の
走行速度よりも遅い周速度で回転し、溝11aが上側位
置したときのみダクト10のエアー通路10aと連通し
て、紙を上側周面へ吸着させるように構成されている。
13はエアー管8に割締め固定され、吸引車軸7が回動
自在に嵌合しているブラケットである。
溝11aが全周にわたって設けられており、原動側から
駆動されて吸引車軸7が回転すると、吸引車11が紙の
走行速度よりも遅い周速度で回転し、溝11aが上側位
置したときのみダクト10のエアー通路10aと連通し
て、紙を上側周面へ吸着させるように構成されている。
13はエアー管8に割締め固定され、吸引車軸7が回動
自在に嵌合しているブラケットである。
【0014】エアー管8の端面には、ガスねじ14が螺
合し、ガスねじ14にはエアー管8に連通したパイプ1
5が連結されている。16はエアーホースで、一端がパ
イプ15に連結され、他端がフレーム17にブラケット
18を介して取り付けられたソレノイドバルブ19に連
結されている。ソレノイドバルブ19内には、前記ソレ
ノイド4とソレノイド4の作動によって開閉する図示を
省略した従来周知のバルブが内蔵されており、前記制御
装置1からの作動信号によって開閉できるようになって
いる。
合し、ガスねじ14にはエアー管8に連通したパイプ1
5が連結されている。16はエアーホースで、一端がパ
イプ15に連結され、他端がフレーム17にブラケット
18を介して取り付けられたソレノイドバルブ19に連
結されている。ソレノイドバルブ19内には、前記ソレ
ノイド4とソレノイド4の作動によって開閉する図示を
省略した従来周知のバルブが内蔵されており、前記制御
装置1からの作動信号によって開閉できるようになって
いる。
【0015】20はエアーホースで、一端がソレノイド
バルブ19に連結され、他端は図示を省略したエアーポ
ンプに連結されて、加圧装置21を構成している。ま
た、前記エアー管8には、図示を省略した吸引装置が図
示を省略したエアー管を介して取り付けられており、エ
アー管8を通して、溝11aからエアーを吸引する。
バルブ19に連結され、他端は図示を省略したエアーポ
ンプに連結されて、加圧装置21を構成している。ま
た、前記エアー管8には、図示を省略した吸引装置が図
示を省略したエアー管を介して取り付けられており、エ
アー管8を通して、溝11aからエアーを吸引する。
【0016】次に、このような構成の排紙吸引装置の動
作を説明する。印刷ユニットで印刷された紙が複数個の
吸引車11の周面に摺接しながら、排紙チェーンでA方
向から搬送されると、溝11aが上側でダクト10のエ
ア通路10aと連通することにより、エア管8を介して
吸引装置に連通され、紙が吸引車11の上側周面に吸着
される。
作を説明する。印刷ユニットで印刷された紙が複数個の
吸引車11の周面に摺接しながら、排紙チェーンでA方
向から搬送されると、溝11aが上側でダクト10のエ
ア通路10aと連通することにより、エア管8を介して
吸引装置に連通され、紙が吸引車11の上側周面に吸着
される。
【0017】この場合、吸引車11が紙の走行速度より
も遅い周速度で回転していることにより、紙はくわえ端
以外の箇所を減速されて緊張する。したがって、このあ
と紙がくわえから解放されて紙積台上に排紙されても、
走行慣性で前当を乗り越えたり、紙端が傷ついたりある
いは不揃いになったりすることがない。
も遅い周速度で回転していることにより、紙はくわえ端
以外の箇所を減速されて緊張する。したがって、このあ
と紙がくわえから解放されて紙積台上に排紙されても、
走行慣性で前当を乗り越えたり、紙端が傷ついたりある
いは不揃いになったりすることがない。
【0018】このようにして、紙積台上に紙が堆積し、
所定の枚数に達して印刷が終了し、作業者がカウンター
を「0」にリセットすると、印刷終了信号が制御装置1
に入力される。次に、制御装置1からタイマーT12 に
起動信号が送出され、タイマーT12では、t1 経過後
タイマーT23に起動信号を送出し、同時に、吸引装置
に停止信号を送出して、吸引車11の溝11aからの吸
引動作を停止させる。
所定の枚数に達して印刷が終了し、作業者がカウンター
を「0」にリセットすると、印刷終了信号が制御装置1
に入力される。次に、制御装置1からタイマーT12 に
起動信号が送出され、タイマーT12では、t1 経過後
タイマーT23に起動信号を送出し、同時に、吸引装置
に停止信号を送出して、吸引車11の溝11aからの吸
引動作を停止させる。
【0019】タイマーT23 では、ソレノイドバルブ1
9のソレノイド4に作動信号を送出して、ソレノイドバ
ルブ19が開き、これにより、エアーポンプからの圧縮
エアーがエアーホース20、エアーホース16、パイプ
15、エアー管8およびエアー通路10aを通って、溝
11aから吹き出され、溝11aからエアー通路10a
内等に滞留したパウダ等が溝11aから外部に吹き飛ば
される。そして、この吹き出しは、あらかじめタイマー
T23 に設定された吹き出しが完了する所定時間である
t2 後、ソレノイドバルブ19が閉じることによって、
自動的に停止する。
9のソレノイド4に作動信号を送出して、ソレノイドバ
ルブ19が開き、これにより、エアーポンプからの圧縮
エアーがエアーホース20、エアーホース16、パイプ
15、エアー管8およびエアー通路10aを通って、溝
11aから吹き出され、溝11aからエアー通路10a
内等に滞留したパウダ等が溝11aから外部に吹き飛ば
される。そして、この吹き出しは、あらかじめタイマー
T23 に設定された吹き出しが完了する所定時間である
t2 後、ソレノイドバルブ19が閉じることによって、
自動的に停止する。
【0020】このように、印刷が終了すると、自動的に
ソレノイドバルブ19が開き、吸引車11にエアーが供
給されてエアー通路10a内に滞留しているパウダが吹
き飛ばされるので、従来のように、手動で切換作業を行
っていた場合に発生していた作業忘れがなくなり、この
ため、吸引車11の粉詰まりにより発生する紙の不揃
い、紙が紙当てを乗り越えて、機械を破損させる等が防
止される。
ソレノイドバルブ19が開き、吸引車11にエアーが供
給されてエアー通路10a内に滞留しているパウダが吹
き飛ばされるので、従来のように、手動で切換作業を行
っていた場合に発生していた作業忘れがなくなり、この
ため、吸引車11の粉詰まりにより発生する紙の不揃
い、紙が紙当てを乗り越えて、機械を破損させる等が防
止される。
【0021】なお、本実施例を両面印刷が可能な印刷機
に適用する場合には、片面印刷から両面印刷への切換時
に、その切換信号を制御装置1に入力させ、制御装置1
からソレノイド4に作動信号を送出して吸引車11がエ
アー吹き出しとなるように構成してもよく、この場合に
は、本実施例で示したタイマーT12、T23が不要とな
る。
に適用する場合には、片面印刷から両面印刷への切換時
に、その切換信号を制御装置1に入力させ、制御装置1
からソレノイド4に作動信号を送出して吸引車11がエ
アー吹き出しとなるように構成してもよく、この場合に
は、本実施例で示したタイマーT12、T23が不要とな
る。
【0022】また、制御装置1内に、本実施例のタイマ
ーT12、T23の機能を有するソフトを内蔵できること
は勿論であり、この場合にもタイマーT12 、T2 3が
不要となる。また、ソレノイドバルブ19の切換機構
は、制御装置1からの信号によって作動するアクチュエ
ータを備えていればよく、従来公知のものであれば適用
できることはいうまでのないことである。
ーT12、T23の機能を有するソフトを内蔵できること
は勿論であり、この場合にもタイマーT12 、T2 3が
不要となる。また、ソレノイドバルブ19の切換機構
は、制御装置1からの信号によって作動するアクチュエ
ータを備えていればよく、従来公知のものであれば適用
できることはいうまでのないことである。
【0023】さらに、本実施例では、印刷機からの起動
信号を、カウンターを「0」にリセットしたときの印刷
終了信号としたが、胴抜き信号、排紙装置のポンプのO
FF信号、給紙切れ信号あるいは両面印刷時の両面印刷
切替信号等の少なくともいずれか一つを制御装置1に送
出するようにしてもよい。
信号を、カウンターを「0」にリセットしたときの印刷
終了信号としたが、胴抜き信号、排紙装置のポンプのO
FF信号、給紙切れ信号あるいは両面印刷時の両面印刷
切替信号等の少なくともいずれか一つを制御装置1に送
出するようにしてもよい。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、搬
送された紙を吸引して減速させる吸引車と、この吸引車
にエアーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給
装置と前記吸引車との間のエアー通路に設けられたバル
ブと、印刷機からの起動信号により前記バルブに、この
バルブの作動により前記吸引車の吸気を吹きに切り替え
る作動信号を送出する制御装置とが設けられ、印刷機の
起動信号が送出されると、自動的にバルブが開き、吸引
車にエアーが供給されてエアー通路内に滞留しているパ
ウダが吹き飛ばされるので、従来のように、手動で切換
作業を行っていた場合に発生していた作業忘れがなくな
るとともに、機械作動や停止の煩わしい作業が排除され
るので、作業工数の削減を図ることもできる。
送された紙を吸引して減速させる吸引車と、この吸引車
にエアーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給
装置と前記吸引車との間のエアー通路に設けられたバル
ブと、印刷機からの起動信号により前記バルブに、この
バルブの作動により前記吸引車の吸気を吹きに切り替え
る作動信号を送出する制御装置とが設けられ、印刷機の
起動信号が送出されると、自動的にバルブが開き、吸引
車にエアーが供給されてエアー通路内に滞留しているパ
ウダが吹き飛ばされるので、従来のように、手動で切換
作業を行っていた場合に発生していた作業忘れがなくな
るとともに、機械作動や停止の煩わしい作業が排除され
るので、作業工数の削減を図ることもできる。
【図1】本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸引装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本考案に係る枚葉印刷機の排紙吸引装置の一部
破断断面図である。
破断断面図である。
1 制御装置 2 タイマーT1 3 タイマーT2 4 ソレノイド 5 排紙吸引装置 7 吸引車軸 8 エアー管 10 ダクト 11 吸引車 11a 溝 15 パイプ 16 エアーホース 19 ソレノイドバルブ 20 エアーホース 21 加圧装置
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送された紙を吸引して減速させる吸引
車と、この吸引車にエアーを供給するエアー供給装置
と、このエアー供給装置と前記吸引車との間のエアー通
路に設けられたバルブと、印刷機からの起動信号により
前記バルブに、このバルブの作動により前記吸引車の吸
気を吹きに切り替える作動信号を送出する制御装置とが
設けられたことを特徴とする枚葉印刷機の排紙吸引装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025407U JP2586001Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 枚葉印刷機の排紙吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025407U JP2586001Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 枚葉印刷機の排紙吸引装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678347U JPH0678347U (ja) | 1994-11-04 |
JP2586001Y2 true JP2586001Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=12165067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025407U Expired - Lifetime JP2586001Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 枚葉印刷機の排紙吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586001Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0613183Y2 (ja) * | 1986-06-03 | 1994-04-06 | 株式会社小森コーポレーション | 枚葉印刷機の排紙吸引装置 |
JP2697339B2 (ja) * | 1990-08-10 | 1998-01-14 | 日立金属株式会社 | バケットエレベータのクリーニング運転方法 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP1993025407U patent/JP2586001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678347U (ja) | 1994-11-04 |
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