JP4252431B2 - 疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法 - Google Patents

疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4252431B2
JP4252431B2 JP2003399462A JP2003399462A JP4252431B2 JP 4252431 B2 JP4252431 B2 JP 4252431B2 JP 2003399462 A JP2003399462 A JP 2003399462A JP 2003399462 A JP2003399462 A JP 2003399462A JP 4252431 B2 JP4252431 B2 JP 4252431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
longitudinal direction
substrate
fatigue sensor
slit
foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003399462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005164247A (ja
Inventor
寛太 仁瓶
治 村岸
朋平 小林
信次 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2003399462A priority Critical patent/JP4252431B2/ja
Publication of JP2005164247A publication Critical patent/JP2005164247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4252431B2 publication Critical patent/JP4252431B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

本発明は、構造物の疲労による損傷度を計測する疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法に関する。
図3に示すように、疲労センサ100は、箔状の基板101と、この基板101の上面102に固着される箔状の破断片103とを備える。この破断片103には、長手方向(図3の左右方向)両端部104、105間の中央部106に、長手方向に垂直な幅方向一側部107から幅方向他側部108に向かって延びるスリット109が形成されている。長手方向両端部104、105には、複数の接合部110、111と、各接合部110、111よりも長手方向外側の複数の接合部112、113が幅方向に断続的に配置されている。長手方向両端部104、105は、これらの接合部110〜113において、パラレルギャップ式抵抗溶接によって基板101の表面102上に直接、接合される(例えば、特許文献1参照。)。または図4に示すように、パラレルギャップ式抵抗溶接に代えて接着剤114、115を用いて、長手方向両端部104、105が基板101の表面102上に接着される。
しかしながら、これらの接合方法は、何れも、長手方向両端部104、105を基板101の表面102上に接合するための部分、いわゆる「のりしろ」のような広い部分を、長手方向両端部104、105に確保する必要がある。そのため、例えば図3に示すように、疲労センサの歪みに対する感度を決定するパラメータの1つである、破断片103の接合部110、111間の距離LLが短くなる。その結果、この距離LLが短くなった分、疲労センサ100の感度が劣化する。これに対処するためには、前記接合部110、111間の距離LLを長くすればよいのであるが、その場合には疲労センサ100が大きくなる。従って、これらの接合方法では、疲労センサ100を高感度に保ちながら小型化するのに限界がある。
また図3乃至図5に示すように、スリット109が形成される中央部106を含む中間部116が幅方向全体に亘って長手方向両端部104、105よりも薄く形成されている。より詳細には、図5に示すように、この中間部116の基板101と反対側の表面117と、長手方向左端部104の基板101と反対側の表面118との間に、スリット109の両側で平行に延びる段差面119が形成されている。各段差面119と、中間部116の基板101と反対側の表面117との交差部120は、破断片103の下面に向かって凸の湾曲面によって連なる。長手方向右端部105と中間部116との間も同様に構成されている。このように中間部116を長手方向両端部104、105よりも薄く形成することによって、中間部116に大きな応力を発生させることができる。これにより疲労センサ100の感度を向上させている。
この効果は、中間部116の厚さと長手方向両端部104、105の厚さとの比率(T1/T2)が大きいほど大きい。しかし同時に中間部116、段差面119および交差部120を所定の寸法精度以上に形成する必要がある。それは、これらの寸法精度が所定の寸法精度未満である場合、疲労センサ100の特性(破断片103に形成されているスリット109の先端からのき裂進展特性)のばらつきが大きくなって、精度良く構造物の疲労損傷度を計測できないからである。
ところが、従来は、特許文献1に開示されているように、電気鋳造にて破断片103を形成した後にエッチング処理によって破断片103の中間部116を減厚することにより、中間部116、段差面119および交差部120を形成している。この方法では、上記厚さの比率をある一定値以上にすると、中間部116、段差面119および交差部120の寸法精度が著しく落ちる。例えば、中間部116の厚さT2が0.02mmである場合、長手方向両端部104、105の厚さT1が0.2mmを超えると中間部116、段差面119および交差部120の寸法精度が著しく落ちる。従って、上記厚さの比率には限界がある。そのため、疲労センサ100の感度をこの限界比率に対応する感度以上に向上させることはできない。
特許第3342467号公報 (第5−7頁)
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、小型化と高感度化とを実現することができる疲労センサを提供することを目的とする。
本発明に係る別の疲労センサは、 箔状の基板と、箔状の破断片とを備えており、該破断片は、2段電気鋳造法によって形成されており、長手方向両端部間の中間部に、長手方向に垂直な幅方向一側部から幅方向他側部に向かって延びるスリットを有する箔状の第1電鋳部と、第1電鋳部の、スリットが形成される中間部を除く長手方向両側部分の一表面上に重ねて形成された第2電鋳部とを備え、長手方向両端部が基板の一表面上に固着されており、基板の他表面を被検出部材に固定して、スリットから進展したき裂進展長によって被検出部材の疲労損傷度を検出する。
本発明に係る疲労センサの破断片の製造方法では、電気鋳造によって、長手方向両端部間の中間部に、長手方向に垂直な幅方向一側部から幅方向他側部に向かって延びるスリットを有する第1箔膜(前記第1電鋳部に相当する)を形成し、さらに電気鋳造によって、第1箔膜の、スリットが形成される中間部を除く長手方向両側部分の一表面上に重ねて第2箔膜(前記第2電鋳部に相当する)を形成することによって破断片を製造する。
本発明に係る疲労センサの製造方法では、電気鋳造によって、長手方向両端部間の中間部に、長手方向に垂直な幅方向一側部から幅方向他側部に向かって延びるスリットを有する第1箔膜を形成し、さらに電気鋳造によって、第1箔膜の、スリットが形成される中間部を除く長手方向両側部分の一表面上に重ねて第2箔膜を形成することによって破断片を形成し、該破断片の長手方向両端部をさらに基板の一表面上に接合することによって疲労センサを製造する。
以上の構成および製造方法によれば、破断片の形成に2段電気鋳造法を用いているので、疲労センサの歪みに対する感度を決定するパラメータの1つである、破断片の中間部と長手方向両端部との厚さの比率を、従来よりも大きくすることができる。これにより、疲労センサの長さと幅とが同じであれば、前記比率を大きくすることができる分、疲労センサの感度を高くすることができる。また仮に疲労センサの感度が従来と同じであれば、疲労センサを小型化することもできる。さらに破断片の中間部と長手方向両端部との間に形成される段部を、従来よりも高精度に形成することができる。これにより、破断片に付与される応力を中間部に確実に集中させることが可能となる。その結果、さらに疲労センサの感度を向上させることができる。
ここで、電気鋳造は、電気めっきと同じ原理で電気化学反応を利用し、金属イオンを含んだ電解質溶液に電流を通じて目的の金属を被めっき体上に析出させるものである。前記2段電気鋳造法は、この電気鋳造によって1段目(例えば板状のもの)を形成した後、この形成された面にさらに電気鋳造によって2段目を重ねて形成するものである。この2段電気鋳造法は、破断片として使用されるNiのような、表面に不動態皮膜が形成されて1段目と2段目との密着を確保することが困難である材料でも一段目の表面に形成される不動態皮膜を洗浄して除去することによって1段目と2段目との密着を確保することができること、および、厚めっきを高精度(例えば0.05ミクロン〜0.1ミクロン)に形成することができることなどの特徴を有する。
上記破断片が、長手方向両端面と基板の一表面との間にそれぞれ形成される交差部を溶接することによって、基板の一表面上に接合されてもよい。これにより、破断片の長手方向両端面が溶接によって基板の一表面上に接合されているので、従来のように破断片の長手方向両端部の長手方向の内側の部分に接合部、いわゆる「のりしろ」を設ける必要がない。従って、疲労センサの歪みに対する感度を決定するパラメータの1つである、破断片の長手方向両端部と基板との各接合部間の距離(以下、接合スパンと呼ぶ)を従来よりも長くすることができる。その結果、疲労センサの高感度化を実現することができる。また従来と同じ接合スパンを確保する場合には、上記のとおり、破断片の長手方向両端部にいわゆる「のりしろ」を設ける必要がないので、その分疲労センサを小型化することができる。このように疲労センサを小型化することにより、疲労センサの取付位置の選択上の自由度が増す。これにより、疲労センサを、例えば溶接構造物の疲労強度上重要となる溶接ビード止端近傍(ホットスポット)に取り付けることも可能となる。なお、前記溶接として、微少連続融合溶接(例えばマイクロプラズマ溶接)を用いることができる。このマイクロプラズマ溶接は、小容量のプラズマ溶接で、電流を細かく設定することができるという特徴を有し、本発明のような極薄板(箔)の精密溶接に適する。
本発明に係る疲労センサによれば、小型化することができるとともに高感度化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態に係る疲労センサは、稼働中の機械および構造物など被検出部材の疲労損傷度を検出するために用いられる。この疲労センサと、図3乃至図5に示した従来の疲労センサとの主な相違点は次の2つである。1つは、破断片の長手方向両端面と基板とを微少連続融合溶接をすることによって、破断片と基板との接合部間の接合スパンを従来よりも長くすることができる点である。もう1つは、破断片の形成に2段電気鋳造法を用いることによって、破断片の中間部と破断片の中間部を除く両側部分との段差(両者の厚さの比率)を、従来よりも大きくすることができると共に高精度に形成することができる点である。これにより、疲労センサの小型化と高感度化とを実現することが可能となる。
図1は本発明の一実施形態に係る疲労センサの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。図2は図1(b)のB部の部分拡大断面図である。
図1(a)に示すように、この疲労センサ1は、箔状の基板2と、該基板2の一表面3上に固着される箔状の破断片4とを備える。この破断片4の長手方向(図1(a)の左右方向)中央部5には、長手方向に垂直な幅方向一側部6から幅方向他側部7に向かって延びるスリット8が形成されている。図1(b)に示すように、この疲労センサ1は、基板2の他表面9を被検出部材10に固定して、前記スリット8から進展したき裂進展長aによって被検出部材10の疲労損傷度を検出するようになっている。
前記破断片4の長手方向両端面11、12は、基板2の一表面3との間に形成される交差部13、14をマイクロプラズマ溶接(微少連続融合溶接の一種)による溶接をすることによって、基板2の一表面3上に接合されている。これに対して、従来は、図3に示したように破断片103の長手方向両端部104、105を抵抗溶接または接着によって基板101の一表面102上に接合している。すなわち、破断片103の長手方向両端部104、105にいわゆる「のりしろ」を確保する必要がある。しかし本実施の形態では、上記のとおり、この「のりしろ」が不要である。従って、図1(a)に示す破断片4の長手方向両端面11、12と基板2との各接合部15、16間の接合スパンLを、従来よりも長くすることができる。これにより、疲労センサ1の高感度化を実現することができる。また従来と同じ接合スパンLを確保する場合には、前記「のりしろ」の分、疲労センサを小型化することができる。
前記破断片4には、スリット8が形成される中央部5を含む中間部17が幅方向全体に亘って長手方向両側部18、19よりも薄く形成されている。その結果、長手方向両側部18、19に被検出部材10から基板2を介して伝達された歪みによって中間部17に大きな応力を発生させることができる。これにより、スリット8の先端8aに応力集中が生じ、き裂が進展しやすくなり、破断片4にわずかな歪みが伝達されても容易にき裂を発生させることができ、疲労センサ1の感度を向上させることができる。
さらに詳細には、中間部17の基板2と反対側の表面20と、長手方向両側部18、19の基板2と反対側の表面21、22との間に、スリット8の両側に平行に延びる段部23、24がそれぞれ形成される。各段部23、24は互いに中央部側に向かって凸の湾曲面によって連なる。
この段部23、24を有する破断片4は2段電気鋳造法を用いて形成されている。
まず、電気鋳造によって、前記中間部17を含む第1電鋳部25が形成される。第1電鋳部25の材料としては、耐腐食性および製作容易性を考慮して純Niが用いられている。ただし、これに限定するものではない。例えば、純亜鉛などを使用することができる。この第1電鋳部25は、図1に示すように長さL(ここでは、接合スパンと略同じ長さ)、幅W、厚さT3を有し、本実施形態において、長さLは12mm、幅Wは2.5または5.0mm、厚さT3は0.02mmに選択されている。
より具体的には、図示していないが、第1電鋳部25を形成するための雌型を例えば樹脂製レジストから製作する。このレジストを、Niイオンを含む電解質溶液中に入れて電流を通じる。すると雌型の表面上にNiイオンが析出し純Niの第1箔膜(第1電鋳部25)が形成される。
その後、さらに電気鋳造によって、第1電鋳部25の中間部17を除く長手方向両側部分26、27の基板2と反対側の表面28、29上に、第2電鋳部30、31が重ねて形成される。より具体的には、第1電鋳部25の中間部17を例えば樹脂製レジストで覆うことにより、中間部17上に純Niの箔膜が形成されないようにして、電流を通じる。すると、第1電鋳部25の長手方向両側部分26、27の基板2と反対側の表面28、29上にのみ、純Niの第2箔膜(第2電鋳部30、31)が形成される。この第2電鋳部30、31は、前記第1電鋳部25と同様、純Niなどを用いて形成される。これにより、上述した破断片4の長手方向両側部18、19(第1電鋳部25に第2電鋳部30、31を積重した部分)が形成される。この長手方向両側部18、19は厚さT4を有し、本実施形態において、厚さT4は0.4mmに選択されている。
以上のような2段電気鋳造法によれば、既述したように、Niのような、表面に不動態皮膜が形成されて1段目と2段目との密着を確保することが困難である材料でも一段目の表面に形成される不動態皮膜を洗浄して除去することによって1段目と2段目とを確実に密着させることができる。また厚めっきを高精度(例えば0.05〜0.1ミクロン)に形成することもできる。
従って、この2段電気鋳造法を用いることによって、前記第1電鋳部25(1段目)と第2電鋳部30、31(2段目)とを確実に密着させて精度良く一体に形成することができる。さらに段部23、24を高精度に、かつ上述のような大きな段差(T3=0.02mm/T4=0.4mm)に形成することができる。その結果、疲労センサ1の歪みに対する感度を決定するパラメータの1つである、中間部17の厚さと破断片4の長手方向両側部18、19の厚さとの比率を従来よりも大きくすることができる。同時に破断片4に付与される応力を中間部17に確実に集中させることが可能となる。これにより、疲労センサ1の長さと幅が同じであれば、破断片4に、より大きな段差を形成することができる分だけ、疲労センサ1の高感度化を実現することができる。また疲労センサ1の感度が従来と同じであれば、疲労センサ1を小型化することができる。
また破断片4の中間部17には、スリット8の先端8aから幅方向他側部7に亘るき裂進展領域32に、き裂進展長aを電気的に検出するき裂進展長検出部材33が設けられている。
このき裂進展検出部材33は、き裂の進展方向、すなわち横方向に直角な長手方向に沿って延びる複数の電気抵抗線34を有する。各電気抵抗線34は、幅方向に等間隔をあけて平行に配置され、両端部が電気的に並列的に接続され、電気絶面性樹脂である例えばエポキシ樹脂によってシート状に被覆され、前記き裂進展領域32に接着剤などによって接着される。
スリット8の先端8aからき裂が進展すると、電気抵抗線34が順次的に破断し、このような破断による抵抗値の経時的変化を図示しない計測装置によって計測する。これにより、き裂の進展状況を定量的に検出することができる。
なお、ここでは、電気抵抗線34の抵抗値の経時変化を計測することによりき裂の進展長aを計測しているが、これに代えて歪みゲージによってき裂の進展長aを計測してもよいし、またき裂進展領域32に目盛を付したシートを貼付して、視覚的にき裂の進展長aを計測してもよい。もちろん、き裂進展領域31にエッチング処理などで直接目盛を付しても構わない。このように視覚的に計測するために、例えば公知のCCDカメラ、CMOSカメラなどを用いることができる。
また図1(b)では、破断片4の凹部(中間部17など)を破断片4の基板2と反対側に向けて配置して破断片4の長手方向両端面11、12を基板2の一表面3に溶接しているが、これに代えて破断片4の凹部(中間部17など)を基板2側に向けて配置して長手方向両端面11、12を基板2の一表面3に溶接してもよい。
またここでは、スリット8は破断片4の長手方向中央部5に設けられているが、このスリット8を、中間部17の、破断片4の長手方向中央部5から長手方向(図1(b)の左右方向)のいずれか一方にずれた位置に設けてもよい。またここでは、中間部17についても破断片4の長手方向中央に設けられているが、破断片4の中央から長手方向(図1(b)の左右方向)のいずれか一方にずれた位置に設けても構わない。
なお、上述した実施形態は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る疲労センサの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 図1(b)のB部の部分拡大断面図である。 従来の疲労センサの平面図である。 従来の別の疲労センサの平面図である。 図3および図4のC−C線断面図である。
符号の説明
1…疲労センサ
2…基板
3…一表面
4…破断片
5…中央部
6…一側部
7…他側部
8…スリット
8a…スリットの先端
9…他表面
10…被検出部材
11、12…長手方向両端面
13、14…交差部
15、16…接合部
17…中間部
18、19…長手方向両側部
20…中間部の基板と反対側の表面
21、22…長手方向両側部の基板と反対側の表面
23、24…段部
25…第1電鋳部
26、27…両側部分
28、29…両側部分の基板と反対側の表面
30、31…第2電鋳部
32…き裂進展領域
33…き裂進展検出部材
34…電気抵抗線
a…き裂進展長

Claims (4)

  1. 箔状の基板と、
    箔状の破断片とを備えており、
    該破断片は、2段電気鋳造法によって形成されており、長手方向両端部間の中間部に、長手方向に垂直な幅方向一側部から幅方向他側部に向かって延びるスリットを有する箔状の第1電鋳部と、前記第1電鋳部の、スリットが形成される中間部を除く長手方向両側部分の一表面上に重ねて形成された第2電鋳部とを備え、長手方向両端部が基板の一表面上に固着されており、
    基板の他表面を被検出部材に固定して、前記スリットから進展したき裂進展長によって被検出部材の疲労損傷度を検出する、疲労センサ。
  2. 前記破断片が、長手方向両端面と前記基板の一表面との間にそれぞれ形成される交差部を溶接することによって、基板の一表面上に接合されてなる、請求項2記載の疲労センサ。
  3. 疲労センサの破断片の製造方法であって、
    電気鋳造によって、長手方向両端部間の中間部に、長手方向に垂直な幅方向一側部から幅方向他側部に向かって延びるスリットを有する第1箔膜を形成し、
    さらに電気鋳造によって、前記第1箔膜の、スリットが形成される中間部を除く長手方向両側部分の一表面上に重ねて第2箔膜を形成することによって破断片を形成する、破断片の製造方法。
  4. 箔状の基板と箔状の破断片とを備える疲労センサの製造方法であって、
    電気鋳造によって、長手方向両端部間の中間部に、長手方向に垂直な幅方向一側部から幅方向他側部に向かって延びるスリットを有する第1箔膜を形成し、
    さらに電気鋳造によって、前記第1箔膜の、スリットが形成される中間部を除く長手方向両側部分の一表面上に重ねて第2箔膜を形成することによって前記破断片を形成し、
    該破断片の長手方向両端部をさらに前記基板の一表面上に接合する、疲労センサの製造方法。
JP2003399462A 2003-11-28 2003-11-28 疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4252431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003399462A JP4252431B2 (ja) 2003-11-28 2003-11-28 疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003399462A JP4252431B2 (ja) 2003-11-28 2003-11-28 疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005164247A JP2005164247A (ja) 2005-06-23
JP4252431B2 true JP4252431B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=34724006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003399462A Expired - Lifetime JP4252431B2 (ja) 2003-11-28 2003-11-28 疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4252431B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5839963B2 (ja) * 2011-11-29 2016-01-06 三菱日立パワーシステムズ株式会社 タービン翼及びタービン
CN107219168B (zh) * 2017-08-02 2024-03-29 贵州工程应用技术学院 一种预损伤智能损伤探测器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005164247A (ja) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4919317B2 (ja) スポット溶接方法
EP1139088A2 (en) Crack-type fatigue detecting sensor, method for fabricating crack-type fatigue detecting sensor, and method for estimating damage using crack-type fatique detecting sensor
JP2013054823A (ja) 異種金属接合体および端子接続部材
JP2013157596A (ja) チップ抵抗器、およびチップ抵抗器の製造方法
JP6389709B2 (ja) 超音波溶接ホーンおよび電解コンデンサの製造方法
JP4252431B2 (ja) 疲労センサおよびその製造方法並びに疲労センサの破断片およびその製造方法
JP5135694B2 (ja) 接合良否判定方法及び接合装置
CN109716559A (zh) 电池的制造方法及电池的制造装置
JP2007150200A (ja) 電子部品の製造方法
JP6648836B2 (ja) Ctod試験片の作製方法および塑性歪調整用治具
JP5044372B2 (ja) 磁歪式トルクセンサシャフトの製造方法
KR20130072104A (ko) 전극 기체
JP6892339B2 (ja) 抵抗器
JP3897630B2 (ja) 疲労センサー
JP2015191755A (ja) 電池用負極端子およびその製造方法
JP4783265B2 (ja) コンタクトプローブ、及びコンタクトプローブの製造方法
JP4199145B2 (ja) 疲労センサの製造方法
TW201712344A (zh) 探針結構及其製造方法
JP2008139069A (ja) 細胞電気生理センサ
JP2015058467A (ja) 接合構造及び接合方法、金属リード
JP2010014194A (ja) 継手ベルト及びベルトの継手加工方法
KR101444351B1 (ko) 선박의 캠버 구조체 제조방법
JP4353263B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2007141908A (ja) 抵抗器の製造方法
JP4502255B2 (ja) 電極体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081114

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4252431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150130

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term