JP2008139069A - 細胞電気生理センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】気泡の発生や液漏れを抑制することによって高精度に測定することができる細胞電気生理センサの提供を目的とするものである。
【解決手段】ウエル1と、第一の貫通孔5と測定電極14と配線電極15を有したプレート4と、空洞8を有した流路プレート9とが当接された細胞電気生理センサであって、プレート4の一方の開口部6にはウエル1の一方の開口部3を当接し、プレート9の他方の開口部7に流路プレート9の空洞8を当接するとともに、プレート9の一方の開口部6側には測定電極14および配線電極15の表面とプレート9の表面を同一面で構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、細胞の活動によって発生する物理化学的変化を測定するために用いられる細胞内電位あるいは細胞外電位等の細胞電気生理現象を測定するための細胞電気生理センサに関する。
電気生理学におけるパッチクランプ法は、細胞膜に存在するイオンチャンネルを測定する方法として知られており、このパッチクランプ法によってイオンチャンネルの様々な機能が解明されてきた。そして、イオンチャンネルの働きは細胞学において重要な関心ごとであり、これは薬剤の開発にも応用されている。
しかしながら、パッチクランプ法は測定技術に微細なマイクロピペットの先端部を1個の小さな細胞に高い精度で挿入するという技術を必要としており、この作業には熟練した作業者が不可欠であり、高いスループットを必要とする測定には適切な方法でない。
これに対して、近年、微細加工技術を利用した平板型プローブを用いた測定技術の開発がなされており、これらは個々の細胞についてマイクロピペットの挿入を必要とせず、減圧を行うだけで自動的に細胞を固定して測定を行うことができるというものであり、自動化システムとして適している。
このような方法として、ガラスなどの平板のデバイスに複数の貫通孔を設け、ここに接着した細胞の連続層を含み、測定電極で電位依存性のイオンチャネル活性を測定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、使用時に物体がオリフィスをシールし、これによって電気的に絶縁された電極間のインピーダンスの変化によって、媒体中の物体の電気的測定を行う装置について開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2002−518678号公報 特表2003−527581号公報
しかしながら前記従来の構成においては、最適な測定電極およびその詳細な構造については明示されていなかった。この測定電極と貫通孔を有する平板を有するプレートをウエルと接着する際には、測定電極などの電極パターンが形成された電極部分が突起となり、プレートとウエルが完全に密着せずに微小な空隙を形成する場合があった。これによって、接着の信頼性が低下し、気泡の発生や液漏れなどの課題が生じていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ウエルと気密性に優れた接合構造を実現し、これによって気泡の発生や液漏れを抑制することによって高精度に測定することができる細胞電気生理センサの提供を目的とするものである。
本発明の細胞電気生理センサは、ウエルと、第一の貫通孔と測定電極と配線電極を有したプレートと、この第一の貫通孔の内部に第二の貫通孔を設けたダイアフラムを有したセンサチップと、空洞を有した流路プレートとが当接された細胞電気生理センサであり、プレートの一方の開口部にはウエルの一方の開口部が合致するように当接し、プレートの他方の開口部には流路プレートの空洞が合致するように当接するとともに、プレートの一方の開口部側には測定電極および配線電極の表出面とプレートの表面を同一面に構成したものである。
本発明の細胞電気生理センサは、測定電極および配線電極の表面とプレートの表面を同一面とすることにより、測定電極および配線電極が突起となることを抑制することによって接合面の信頼性を高めることができ、これによって気泡の発生や液漏れを抑制できることから高精度に測定できる細胞電気生理センサを実現することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの断面図、図2は図1の要部拡大断面図であり、図3はプレートの斜視図である。
図1および図2において、1は樹脂よりなるウエルであり、ウエル1は両面に第一の開口部2および第二の開口部3を有するとともに、第一の開口部2が第二の開口部3よりも大きくしたテーパー形状としている。このようなテーパー形状とすることによって、マイクロピペットから投入した細胞をセンサチップ10の第二の貫通孔12へ導きやすくすることができる。
さらに、前記第二の開口部3には樹脂よりなるプレート4を当接しており、このプレート4は第一の貫通孔5を有している。さらに、前記第四の開口部7には樹脂よりなる空洞8を有した流路プレート9を当接しており、この流路プレート9は第一の貫通孔5の第四の開口部7に連結するように空洞8を配置している。
そして、前記プレート4の第一の貫通孔5にはセンサチップ10を固着している。このセンサチップ10は材質がシリコンであって、ダイアフラム11と、このダイアフラム11に第二の貫通孔12を形成している。例えば、本実施の形態1におけるセンサチップ10の外径は700μmφ、内径を400μm、高さを400μmとし、ダイアフラム11の厚みは10〜50μmが好ましい。そして、この第二の貫通孔12の直径は5μm以下が望ましく、細胞を保持するために最適な大きさの貫通孔形状としている。また、このセンサチップ10はシリコンを用いていることから、微細エッチングプロセスなどの半導体プロセスを用いてシリコンウエハから多数個を一括して高精度に作製することができる。
次に、図3を用いてプレート4の構成について説明する。なお、図1の断面図は図3のA−A部における断面図である。
図3において、このプレート4には、第一の測定電極14、配線電極15、第二の測定電極16、電極取り出し部17を設けており、これらの電極14,15,16によってセンサチップ10で発生する細胞の電気的指標、例えば電位、電流などを電極取り出し部17によって測定することができる。そして、ここで重要なことは、少なくとも第一の測定電極14および配線電極15の表面とプレート4のウエル1と当接する面は同一面で構成しているということである。これによって、ウエル1とプレート4を微小な気泡または空隙の発生を抑制した細胞電気生理センサを実現することができる。従来の構成では平面性において凹凸があり、この凹凸のあるプレート4とウエル1を溶着すると気泡あるいは空隙が発生し、高精度に測定できる細胞電気生理センサの生産性を低下させていた。
また、ウエル1、プレート4、流路プレート9はすべて樹脂で構成されており、好ましくは熱可塑性樹脂である。これらの材料は熱溶着などの手段を用いることによって特に接着剤を使用することなく互いに強固に接合できることから生産性に優れる。そして、好ましくは、これらの熱可塑性樹脂はポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、オレフィンポリマー、ポリメタクリル酸メチルアセテート(PMMA)のいずれか、またはこれらの組み合わせであって、これらの材料は熱溶着によって接合を行いやすい。さらに好ましくは、これら熱可塑性樹脂が環状オレフィンポリマー、線状オレフィンポリマー、ポリエチレン、またはこれらの少なくとも2種以上が共重合したコポリマーであることが望ましい。特にポリエチレンと環状オレフィンポリマーとを共重合させた環状オレフィンコポリマーは、優れた寸法安定性を有すること、成型が容易であること、酸・アルカリへの耐薬品性が高いことから本発明の製造工程もしくは使用環境に適した樹脂材料である。さらには環状オレフィンポリマーとポリエチレンの重合比を変動させることにより所望の熱特性が得られることから、製造工程に自由度をもたせることを可能にする。
なお、図1および図3には細胞電気生理センサのセンサチップ10を複数形成した例を示しているが、このことは本発明を限定するものではない。
次に、図4を用いて本実施の形態1における細胞電気生理センサを用いて細胞の電気生理活動を測定する方法について説明する。図4は電気生理活動を測定する方法について説明するための断面図である。
まず、図4に示すようにウエル1の第一の開口部2側の空間に細胞外液18aを充填し、空洞8に細胞内液18bを入口19から出口20にかけて吸引することで充填する。ここで、細胞外液18aとはたとえば哺乳類筋細胞の場合、代表的にはK+イオンが4mM程度、Na+イオンが145mM程度、Cl-イオンが123mM程度添加された電解液であり、細胞内液18bとはK+イオンが155mM、Na+イオンが12mM程度、Cl-イオンが4.2mM程度添加された電解液である。この状態で、ウエル1内に設置された第一の測定電極14と空洞8内に設置された第二の測定電極16間で、100kΩ〜10MΩ程度の導通抵抗値を観測することができる。これは細胞内液18bあるいは細胞外液18aが浸透し、第一の測定電極14と第二の測定電極16との間で電気回路が形成されるからである。
次に、ウエル1側からマイクロピペットなどを用いて、被験体細胞21を投入する。
なお、センサチップ10は第一の貫通孔5の内部においてダイアフラム11が空洞8に面するように配置しているが、ダイアフラム11が第三の開口部6側へ近くなるように配置しても良い。このセンサチップ10を設ける位置は測定する被験体細胞21の性質によって適宜決定されるべきである。
その後、ウエル1の入口19あるいは出口20の一方を減圧すると、被験体細胞21は第二の貫通孔12に引き付けられ、一個の被験体細胞21がこの第二の貫通孔12を塞ぐことによって、ウエル1側と空洞8側の電気抵抗が十分に高い状態となる。この状態において被験体細胞21の電気生理活動によって細胞内外の電位が変化した場合には、わずかな電位差あるいは電流であっても高精度な測定が可能となる。
以上のように構成した細胞電気生理センサについて、以下にその製造方法を説明する。
図5から図12は本実施の形態1における細胞電気生理センサの製造方法を説明するための断面図である。
まず始めに、図2に示したセンサチップ10を半導体プロセスを用いてあらかじめ作製しておく。このセンサチップ10はフォトリソグラフィー、ドライエッチング等の半導体加工技術によって外径:700μm、内径:400μmの寸法形状に加工し、厚みが10μmのダイアフラム11と、このダイアフラム11に直径が5μmの第二の貫通孔12を設けた構造となっている。
一方、図5に示したようにプレート4は、厚みが約1mmであり、形成材料は環状オレフィンポリマーとポリエチレンの共重合体であるシクロオレフィンコポリマーを用いており、この樹脂は成型性と耐熱性と低溶出の観点から好ましい。
次に、第一の測定電極14と配線電極15を形成するために、厚みが10μmの銅箔を準備し、プレート4の一面に貼り付ける。この貼り付ける方法は接着剤を用いて接合しても良いし、熱圧着を用いて接合しても良い。
なお、金属箔以外にも、めっき、あるいは蒸着などの薄膜プロセスを用いて形成しても良い。
そして、このときに用いた金属箔22のプレート4と接触する面は、表面粗さ(Rz)=2.0μm以上であることが望ましい。このことにより、溶融したプレート4へ金属箔22が押し付けられた際の接触面積が増大し、金属箔22とプレート4とを強固に接合することができるという効果が得られる。
なお、ここで用いた表面粗さ(Rz)とは、十点平均粗さと呼び、断面曲線から基準長さだけを抜き取った部分において、最高から5番目までの山頂の標高の平均値と、最深から5番目までの谷底の標高の平均値との差の値で定義される。
次に、図6に示すようにフォトリソグラフィーによって金属箔22をエッチングによってパターニングを行い第一の測定電極14、配線電極15、電極取り出し部17などの電極パターンを形成する。その後、図7に示すように、表面が平滑な金型などを用いて150〜200℃の温度にて熱プレスを行うことによって、プレート4の表面と第一の測定電極14、配線電極15、電極取り出し部17などの電極パターンの表面とが同一平面となるような構成とすることができる。これによって平坦な表面を有するプレート4を作製することができる。さらに、同一平面とした前記第一の測定電極14および配線電極15の表面粗さ(Rz)を0.8μm以下としておくことが好ましい。これによって、ウエル1を接合したときの空隙、ピンホールなどの発生を抑制することができ、気密性に優れた接合界面を実現できる。特に、第一の測定電極14は測定の安定性と気泡の発生を抑制することが重要である。
次に、図8に示したように金型あるいはドリルなどによって、直径が700μmの第一の貫通孔5を形成した後、銀と塩化銀を含んだ電極ペーストを準備し、この電極ペーストをディスペンサーなどを用いて所定の場所の第一の貫通孔5へ注入した後、熱硬化させることによって第二の測定電極16を形成する。
そして、ウエル1と流路プレート9は前記プレート4と同じ材料を用いて所定の寸法形状に設計した金型を用いて射出成型によって作製しておく。
次に、図9に示すように、まずプレート4とウエル1の接合を行う。このときの接合方法としては、赤外線領域の波長を用いた赤外線レーザーによる溶着接合が好ましい。
このとき、プレート4の赤外線吸光度を、ウエル1の赤外線吸光度より小さくすることにより、プレート4側から赤外線レーザーを用いて照射することでプレート4とウエル1を接合することができる。このような溶着方法とすることによって、ウエル1のみがプレート4と接触する面が溶融することになり、プレート4は溶融しないことからプレート4の寸法形状を高精度に保持したまま溶着できるという効果が得られる。
そして、第一の測定電極14および配線電極15の表面粗さ(Rz)を0.8μm以下としておくことによって、ウエル1を接合したときの空隙、ピンホールなどの発生を抑制することができ、気密性に優れた接合界面を実現できる。
次に、図10に示すようにセンサチップ10を第一の貫通孔5の内部へ固定する。このときの固定方法としては、接着剤やOリングを用いることができる。
最後に、流路プレート9の接合を行って図1に示したような細胞電気生理センサを作製することができる。この流路プレート9の接合においても、接合の方法としては赤外線レーザーによる熱溶着が好ましい。
このとき、プレート4と流路プレート9の界面に赤外線吸光度に優れた色素を介在させて赤外線レーザーを照射することによって、速やかに溶着を行うことが可能であり、プレート4と流路プレート9への熱ダメージを抑制することができる。これによって寸法精度に優れた細胞電気生理センサを作製することができる。これに用いる色素としては、商品名:クリアウェルド、Lumogenなどを用いることができる。
なお、赤外線レーザーによる溶着を行う際には、第一の測定電極14および配線電極15の厚みが5μm以上であることが好ましい。このような構成とすることにより、赤外線レーザー照射時に発生しやすい断線が抑制され、不良率を低減する効果が得られる。
また、第一の測定電極14の少なくとも一部が銀と塩化銀の混合物で被覆されていることが望ましい。このような構成とすることにより、第一の測定電極14と測定液18の界面において発生する電気二重層容量が打ち消され、細胞の電気生理現象を高精度に測定することが可能となる。この第一の測定電極14の製造方法を次に説明する。図7に示したプレート4に対して化学機械研磨を行うことによって金属面が選択的に研磨され、第一の測定電極14の断面形状が図11に示したような形状となる。この断面形状を有する第一の測定電極14の凹部へ銀/塩化銀電極ペーストを塗布することにより、図12に示したように第一の測定電極14の少なくとも一部が銀/塩化銀電極23によって被覆し、且つ第一の測定電極14および配線電極15の表面とプレート4の表面が同一面で構成したプレート4が形成可能となる。
また、図13〜図15は本実施の形態1における第一の測定電極14の断面形状が異なった別の例の細胞電気生理センサの要部拡大断面図であり、図13に示すように第一の測定電極14の断面形状が逆台形形状としてプレート4に埋設することによってプレート4と第一の測定電極14との平面性を高めるとともに、接合面の密着性を高めることができる。これらの形状はあらかじめ金属箔などをエッチングによって前処理加工しておき、第一の測定電極14についてのみ図13〜図15に示したような形状に加工しておくことによって実現することができる。
さらに、図14に示すように第一の測定電極14の断面形状が円弧状としてプレート4に埋設することによって前記と同様の効果を得ることができる。さらに、図15に示すように第一の測定電極14の断面形状が矩形状としそのエッジ部を丸めたR形状としてプレート4に埋設することによってプレート4と第一の測定電極14との平面性を高めるとともに、接合面の密着性を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる細胞電気生理センサは、薬品のスクリーニング検査など医薬分野において有用である。
本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの断面図 同要部拡大断面図 同プレートの斜視図 同細胞電気生理センサの測定方法を説明するための要部拡大断面図 同製造方法を説明するための断面図 同断面図 同断面図 同断面図 同断面図 同断面図 同断面図 同断面図 同別の例の細胞電気生理センサの要部拡大断面図 同別の例の要部拡大断面図 同別の例の要部拡大断面図
符号の説明
1 ウエル
2 第一の開口部
3 第二の開口部
4 プレート
5 第一の貫通孔
6 第三の開口部
7 第四の開口部
8 空洞
9 流路プレート
10 センサチップ
11 ダイアフラム
12 第二の貫通孔
14 第一の測定電極
15 配線電極
16 第二の測定電極
17 電極取り出し部
18 測定液
18a 細胞外液
18b 細胞内液
19 入口
20 出口
21 被験体細胞
22 金属箔
23 銀/塩化銀電極

Claims (8)

  1. 開口部を有したウエルと、第一の貫通孔と測定電極と配線電極を有したプレートと、このプレートの第一の貫通孔の内部に第二の貫通孔を設けたダイアフラムを有したセンサチップと、液体を貯留・流出入できる空洞を有した流路プレートとが当接された細胞電気生理センサであって、前記プレートの一方の開口部には前記ウエルの一方の開口部が合致するように当接し、前記プレートの他方の開口部には前記流路プレートの空洞が合致するように当接するとともに、前記プレートの一方の開口部側には前記測定電極および配線電極の表出面と前記プレートの表面を同一面で構成した細胞電気生理センサ。
  2. ウエル、プレートおよび流路プレートを、環状オレフィンポリマー、線状オレフィンポリマー、ポリエチレン、またはこれらの少なくとも2種以上が共重合したコポリマーとした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  3. プレートの赤外線吸光度を、ウエルの赤外線吸光度よりも小さくした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  4. プレートと接合する測定電極および配線電極の表面粗さ(Rz)を、2.0μm以上とした請求項3に記載の細胞電気生理センサ。
  5. プレートと流路プレートの接合の界面にプレートと流路プレートの赤外線吸光度よりも大きくした色素を有した請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  6. ウエルと接合する測定電極および配線電極の表面粗さ(Rz)を0.8μm以下とした請求項5に記載の細胞電気生理センサ。
  7. 測定電極および配線電極の厚みを5μm以上とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  8. 測定電極の表面の少なくとも一部が銀と塩化銀の混合物からなる電極で被覆した請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
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