JP4251914B2 - 投射型映像表示装置及びその放電ランプ情報の記憶方法 - Google Patents

投射型映像表示装置及びその放電ランプ情報の記憶方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投射型映像表示装置に関し、特に、点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した投射型映像表示装置、及びその放電ランプ情報の記憶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の投射型映像表示装置として、例えば以下のようなものが提案されている。即ち、制御回路は、照明ランプを点灯する前にランプユニット内のランプメモリからシリアルナンバーを読み出し、照明ランプを点灯するごとに、点灯後10分のランプの端子電圧を検出する。さらに制御回路は、検出した端子電圧をシリアルナンバーとともにランプメモリに記憶する。そして制御回路がランプユニットの寿命判断を行うとき、点灯後10分の端子電圧と、ランプメモリにシリアルナンバーと記憶されている端子電圧との差を求める。更に、制御回路は、端子電圧の差がランプメモリに記憶されている端子電圧の情報より小さい場合に、ランプユニットが寿命であると判断する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002―122940号公報(第1頁、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の投射型映像表示装置では、ランプユニット内のランプメモリにシリアル番号、端子電圧等の情報を書き込んでおき、この情報をもとにランプ寿命を判断している。しかし、通常、投射型映像表示装置では、ランプユニットに、点弧時にkVオーダーの高電圧を要する放電ランプを使用しているため、ランプ点弧時に投射型映像表示装置全体に大きな電源ノイズが発生し、この電源ノイズが原因となって、ランプユニット内にあるランプメモリの内容が消失或いは破壊されるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述のような課題を解消し、ランプ点弧時の電源ノイズによって、ランプメモリの誤動作が発生することのない投射型映像表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による投射型映像表示装置は、
点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置において、
前記放電ランプを含むランプユニット内にあって、前記放電ランプに関する情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に対する前記情報の書込み及び読出しを行なうと共に、前記記憶手段への電源の供給及び前記放電ランプの点弧処理を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段が、少なくとも前記放電ランプ点弧処理時において、前記記憶手段の電源をオフ状態とすることを特徴とする。
【0007】
また、本発明による投射型映像表示装置における放電ランプ情報の記憶方法は、 点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置における前記放電ランプに関する情報の記憶方法であって、
前記放電ランプの点弧前に前記情報を記憶する記憶手段の電源をオフ状態とする第1のステップと、該第1のステップの後、前記放電ランプの点弧処理を行なう第2のステップと、該第2のステップの後、前記放電ランプの点灯後に前記記憶手段の電源をオンし、前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行う第3のステップと
を有することを特徴とする。
【0008】
また、別の発明による投射型映像表示装置における放電ランプ情報の記憶方法は、点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置における前記放電ランプに関する情報の記憶方法であって、
前記放電ランプの点弧前に前記情報を記憶する記憶手段の電源をオンし、該記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行う第1のステップと、該第1のステップの後、前記記憶手段の電源をオフし、前記放電ランプの点弧処理を行なう第2のステップと、該第2のステップの後、前記放電ランプの点灯後に前記記憶手段の電源をオンし、前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行う第3のステップと
を有することを特徴とする。
【0009】
更に、別の発明による投射型映像表示装置における放電ランプ情報の記憶方法は、点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置における前記放電ランプに関する情報の記憶方法であって、
前記放電ランプ情報を記憶する記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを必要とする期間のみ、前記記憶手段の電源をオンすることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の投射型映像表示装置1の要部構成を示すブロック図である。
【0011】
同図において、A/D変換器2は映像信号INPRを入力し、その出力部が信号変換回路3の入力部に接続されている。信号変換回路3の出力部は駆動回路4の入力部に接続され、駆動回路4の出力部は液晶パネル9aを含む光学系の光学エンジン9の入力部及びランプ電源6の入力部に接続されている。ランプ電源6の電源供給部はランプユニット8を構成する放電ランプ12に電源を供給し、電源スイッチ7はランプユニット8を構成するランプメモリ13の電源をオン・オフするスイッチである。
【0012】
制御回路5には、A/D変換器2、信号変換器3、駆動回路4、ランプ電源6、電源スイッチ7、ランプメモリ13及びメモリ11との各間で、これ等の動作を制御し、或いはデータの入出を行なうための信号経路が形成されている。そして光学エンジン9によって、信号処理された映像信号がスクリーン10上に投射されるように構成されている。スイッチパネル15には、操作者によって操作される図示しないメインスイッチ、ランプ点灯指示スイッチ、ランプ消灯指示スイッチ等が配設され、これらの操作情報が制御回路5に送られる。
【0013】
尚、以上の構成において、制御回路5、ランプ電源6、及び電源スイッチ7が制御手段に相当し、ランプメモリ13が記憶手段に相当する。
【0014】
以上の構成による投射型映像表示装置において、各部の動作について以下に説明する。
【0015】
投射型映像表示装置1に入力される映像信号INPRは、A/D変換器2に入力され、A/D変換された後に信号変換回路3に出力される。信号変換回路3では、この入力信号に対して、投射型映像表示で表示できるスクリーン解像度への拡大縮小変換、及びOSD(On Screen Display)等の信号処理を行なった後、駆動回路4に出力する。駆動回路4では、光学エンジン9内にある液晶パネル9aを駆動するパネル駆動信号DRLIを発生すると共に、ランプ電源6を駆動する電源駆動信号を発生する。
【0016】
ランプユニット8内にある放電ランプ12は、その点灯がランプ電源6によって制御され、前記駆動回路4から出力されたパネル駆動信号DRLIが液晶パネル9aによって映像化された投射映像PROPを、光学エンジン9を通してスクリーン10上に投影する。また、ランプユニット8内にはランプメモリ13があり、放電ランプ12のシリアル番号、ランプ点灯時間、ランプの輝度データ等が記憶されている。
【0017】
ランプメモリ13は、例えばEEPROM(electrically erasable and programmable ROM)で構成されており、データの書き込み、読み出し制御に関しては、制御回路5によって、I2Cバス14を介して制御される。また、ランプメモリ13の電源は、電源スイッチ7をオン・オフすることによって制御される。一方、制御回路5は、例えばマイコンで構成されており、A/D変換器2、信号変換回路3、駆動回路4、ランプ電源6、電源スイッチ7及びランプメモリ13の制御を行うと共に、内蔵するランプライマによって放電ランプ12の点灯時間を計測する。
【0018】
メモリ11には、A/D変換器2、信号変換回路3、駆動回路4、ランプ電源6、電源スイッチ7及びランプメモリ13の制御に必要な設定情報が保存されており、制御回路5は、メモリ11に保存されているこれ等の設定情報を参照して上記各ブロックの制御を行なう。また、A/D変換器2、信号変換回路3等の設定情報が変更された場合も、これ等の変更された設定情報をメモリ11に保存し直す。
【0019】
図2は、本実施の形態1の投射型映像表示装置1の動作の流れ示すフローチャートであり、このフローチャートに基づいて、図1を参照しながら投射型映像表示装置1の動作について、更に以下に説明する。
【0020】
操作者によって、スイッチパネル15に配設された図示しないメインスイッチがオンされると(ステップ(以後Sと記す)101)、投射型映像表示装置1は、制御回路5が稼動してスタンバイ状態となる。このスタンバイ状態において、スイッチパネル15に配設された図示しないランプ点灯指示スイッチの操作によるランプ点灯指示を確認すると(S102)、制御回路5は、A/D変換器2、信号変換回路3、及び駆動回路4の各信号処理回路の電源をオンすると共に、各信号処理回路の初期設定を行う(S103)。
【0021】
そして、制御回路5は、ランプ電源6に対して放電ランプ12の点弧指示を行い、ランプ電源6が放電ランプ12の点弧を行う。また、ランプ電源6は放電ランプ12のオン・オフ状態を示すフラグを制御回路5に出力する。制御回路5は、ランプ電源6から出力される前記フラグにより、実際に放電ランプ12が点灯しているか否かを確認し、不点灯の場合には放電ランプ12の点灯が確認されるまでランプ点弧動作を繰り返す。但し、ランプ点弧動作を予め決められた回数行っても放電ランプ12の点灯に成功しない場合は、ランプ切れ(エラー)と判断してランプ点弧を中止する(S104,105)。
【0022】
放電ランプ12の点灯が確認されると、制御回路5は、電源スイッチ7を制御してランプメモリ13の電源をオンにし(S106)、放電ランプ12のシリアル番号をランプメモリ13から読み出す(S107)。
【0023】
ここで、ランプユニット8が交換等された場合、制御回路5は、ランプメモリ13から読み出した新たな放電ランプ12のシリアル番号と、メモリ11内に記憶してある以前の放電ランプ12のシリアル番号が一致しないため、交換後の新たなランプユニット8のランプメモリ13から放電ランプ12のランプ点灯時間、ランプの輝度データ等を読み出してメモリ11のデータを書き換えると共に、制御回路5内のランプタイマの値を、新たなランプメモリ13から読み出した値にセットする。
【0024】
但し、ランプメモリ13から読み出した放電ランプ12のシリアル番号とメモリ11内に記憶してある放電ランプのシリアル番号が一致する場合は、特にランプメモリ13からこれ以上データの読み出しは行わず、制御回路5内のランプタイマ値も変更しない。
【0025】
また、一旦ランプが点灯した後は、スイッチパネル15に配設された図示しないランプ消灯指示スイッチの操作によるランプ点灯指示が入力されるまでの間、一定時間毎に制御回路5内のランプタイマで計測し、加算した延べのランプ点灯時間等のデータを定期的にランプメモリ13に対して更新保存する(S108,109)。ここでランプ消灯指示が確認されると、制御回路5は、ランプタイマで計測した前記ランプ点灯時間等の情報をランプメモリ13に保存し(S110)、その後、ランプメモリ電源のオフ、ランプ消灯、各信号処理回路の電源のオフの順で各部の稼動状態を終了させ(S111)、一連の動作を終了する(S112)。
【0026】
以上のように、本実施の形態1による投射型映像表示装置1の動作では、例えば380V仕様の放電ランプを使用した場合のように、kVオーダーの高電圧がかかるランプ点弧処理を実行した後に、ランプメモリ13の電源をオンにするようにしている。
【0027】
尚、上記実施の形態では、ランプ消灯時に、ステップ110においてランプメモリの情報を更新した後、ステップ111でランプメモリ13の電源をオフにしてからランプ消灯しているが、このランプ消灯時に関しては、電源に大きなノイズは発生しないため、先にランプ消灯を行った後にランプメモリ13の情報を更新し、その後、ランプメモリ13の電源をオフにするように制御を行っても構わない。
【0028】
以上のように、本実施の形態1による投射型映像表示装置の動作によれば、高電圧がかかるランプ点弧処理を実行した後に、ランプユニット8内のランプメモリ13の電源をオンにするようにしているので、ランプ点弧時に電源及び信号ラインに対して大きなノイズが混入するようなことがあっても、このノイズによってランプメモリ13の内容が消失、破壊されることがなく、投射型映像表示装置の制御を安定して行なうことができる。
【0029】
実施の形態2.
図3は、本実施の形態2による、投射型映像表示装置の動作の流を示すフローチャートであり、このフローチャートを参照しながら、本実施の形態の投射型映像表示装置の動作について、以下に説明する。
【0030】
尚、本実施の形態2の動作を実行する投射型映像表示装置は、構成的に前記した図1の投射型映像表示装置1と同一で、制御回路5による動作処理の内容が異なるものであるため、同図の投射型映像表示装置1によって本実施の形態の動作が実行されるものとして、この図1に示す投射型映像表示装置1を参照しながら以下に説明する。
【0031】
操作者によって、スイッチパネル15に配設された図示しないメインスイッチがオンされると(S201)、投射型映像表示装置1は、制御回路5が稼動してスタンバイ状態となる。このスタンバイ状態において、スイッチパネル15に配設された図示しないランプ点灯指示スイッチの操作によるランプ点灯指示を確認すると(S202)、制御回路5は、A/D変換器2、信号変換回路3、及び駆動回路4の各信号処理回路の電源をオンすると共に、各信号処理回路の初期設定を行い、更にこれと同時に電源スイッチ7を制御してランプメモリ13の電源をオンする(S203)。
【0032】
次に、放電ランプ12のシリアル番号をランプメモリ13から読み出すが(S204)、このデータ読み出し時の制御回路5の動作に関しては、前記した図2に示す実施の形態1のフローでのステップ107で説明した動作と同等のため、ここでの説明を省略する。ランプメモリ13からのデータ読み出しが完了した時点で、ランプメモリ13の電源をオフする(S205)。ランプメモリ13の電源がオフされた後に、ステップ206、207においてランプの点弧処理を行うが、このランプ点弧に関しては上記実施の形態1のステップ104、105と同等のため説明を省略する。
【0033】
放電ランプ12の点灯が確認されると、制御回路5は、電源スイッチ7を制御してランプメモリ13の電源をオンにする(S208)。こうして一旦放電ランプ12が点灯してランプメモリ13の電源をオンした後は、上記実施の形態1のステップ108、109の場合と同様に、スイッチパネル15に配設された図示しないランプ消灯指示スイッチの操作によるランプ点灯指示が入力されるまでの間、一定時間毎に制御回路5内のランプタイマで計測し、加算した延べのランプ点灯時間等のデータを定期的にランプメモリ13に対して更新保存する(S209,210)。
【0034】
ここでランプ消灯指示が確認されると、制御回路5は、ランプタイマで計測した前記ランプ点灯時間等の情報をランプメモリ13に保存し(S211)、その後、ランプメモリ電源のオフ、ランプ消灯、各信号処理回路の電源のオフの順で各部の稼動状態を終了させ(S212)、一連の動作を終了する(S213)。
【0035】
以上のように、本実施の形態2による投射型映像表示装置の動作では、放電ランプ12の点弧処理を実行する前に、一旦ランプメモリ13の電源をオンしてランプメモリ13から必要な情報を読み出した後にその電源をオフにした後、ランプ点弧処理するようにしている。
【0036】
尚、本実施の形態では、ランプメモリ13からのデータ読み出しは、ステップ202でのランプ点灯指示が行われた後に行っているが、ステップ201のメインスイッチがオンされた後に、ランプ点灯指示が行われる前にランプメモリ13の電源をオンしてランプメモリ13から情報を読み出し、ランプ点弧処理の前にランプメモリ13の電源をオフするように制御を行っても構わない。
【0037】
以上のように、本実施の形態2による投射型映像表示装置の動作によれば、ランプメモリ13の電源をオフした状態で、高電圧がかかる放電ランプ12の点弧処理を実行するため、放電ランプ12の点弧時のノイズによってランプメモリ13の内容が消失、破壊されることがなく、投射型映像表示装置の制御を安定して行なうことができる。
【0038】
また、ステップ207においてランプ点灯に失敗した場合でも、ランプ点弧処理を行う前にランプメモリ13に保存してある放電ランプ12のシリアル番号、ランプ点灯時間、ランプの輝度データ等の情報を読み出しているため、これらの情報をランプ点弧失敗時のエラー情報として認識することが可能になる。
【0039】
実施の形態3.
図4は、本実施の形態3による、投射型映像表示装置の動作の流を示すフローチャートであり、このフローチャートを参照しながら、本実施の形態の投射型映像表示装置の動作について、以下に説明する。
【0040】
尚、本実施の形態3の動作を実行する投射型映像表示装置は、構成的に前記した図1の投射型映像表示装置1と同一で、制御回路5による動作処理の内容が異なるものであるため、同図の投射型映像表示装置1によって本実施の形態の動作が実行されるものとして、この図1に示す投射型映像表示装置1を参照しながら以下に説明する。
【0041】
操作者によって、スイッチパネル15に配設された図示しないメインスイッチがオンされると(S301)、本投射型映像表示装置1は、制御回路5が稼動してスタンバイ状態となる。このステップ301でのメインスイッチの確認からステップ307のランプ点灯の確認までの動作は、前記した図3に示す実施の形態2のフローでのステップ201からステップ207までの動作と全く同じであるため、ここではその説明を省略する。
【0042】
ステップ307において、放電ランプ12の点灯が確認されると、制御回路5は、ステップ308からステップ312までの処理において、スイッチパネル15に配設された図示しないランプ消灯指示スイッチの操作によるランプ点灯指示が入力されるまでの間、一定時間毎に制御回路5内のランプタイマで計測し、加算した延べのランプ点灯時間等のデータを定期的にランプメモリ13に対して更新保存する。
【0043】
即ち、ステップ308で所定時間の経過が確認されると、その時点で電源スイッチ7を制御してランプメモリ13の電源をオンにし(S309)、前記ランプ点灯時間等のデータをランプメモリ13に対して更新保存し(S310)、このデータの更新が完了した時点でランプメモリ13の電源をオフとする(S311)。このステップ308からステップ311までの動作は、ステップ312においてスイッチパネル15に配設された図示しないランプ消灯指示スイッチの操作によるランプ点灯指示の入力が確認されるまでの間、繰り返し実行される。
【0044】
ステップ312でランプ消灯指示の入力が確認されると、制御回路5は、ランプメモリ13の電源をオンし(S313)、前記ランプ点灯時間等の情報をランプメモリ13に保存し(S314)、その後、ランプメモリ電源のオフ、ランプ消灯、各信号処理回路の電源のオフの順で各部の稼動状態を終了させ(S315)、一連の動作を終了する(S316)。
【0045】
以上のように、本実施の形態3による投射型映像表示装置の動作では、ランプメモリ13にデータアクセスを行う必要がある期間のみランプメモリ13の電源をオンし、メモリアクセスがない期間はランプメモリ13の電源をオフするようにしている。
【0046】
以上のように、本実施の形態3による投射型映像表示装置の動作によれば、ランプメモリ13にデータアクセスを行うときのみ、その電源をオンとするようにしているので、放電ランプ12の点弧時のノイズによってランプメモリ13の内容が消失、破壊されることがないだけでなく、瞬間停電等によりランプ再点弧が発生した場合でも点弧ノイズによりランプメモリ13のデータ消失、破壊が発生しないため、投射型映像表示装置の制御を常に安定して行なうことができる。
【0047】
尚、前記した各実施の形態では、光学エンジン9で液晶パネル9aを採用したが、これに限定されるものではなく、例えばDMD(Digital Mirror Device)を用いても良いなど、本発明は、種々の態様を取りえるものである。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、高電圧を要する放電ランプの点弧時に、放電ランプに関する情報を記憶する記憶手段の電源が切られるため、ランプ点弧時に電源及び信号ラインに対して大きなノイズが混入するようなことがあっても、このノイズによって記憶手段の内容が消失、破壊されることがなく、投射型映像表示装置の制御を安定して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の形態1の投射型映像表示装置1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の投射型映像表示装置1の動作の流れ示すフローチャートである。
【図3】 本実施の形態2による、投射型映像表示装置の動作の流を示すフローチャートである。
【図4】 本実施の形態3による、投射型映像表示装置の動作の流を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 投射型映像表示装置、 2 A/D変換器、 3 信号変換回路、 4 駆動回路、 5 制御回路、 6 ランプ電源、 7 電源スイッチ、 8 ランプユニット、 9 光学エンジン、 9a 液晶パネル、 10 スクリーン、 11 メモリ、 12 放電ランプ、 13 ランプメモリ、 14 I2Cバス、 15 スイッチパネル。

Claims (7)

  1. 点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置において、
    前記放電ランプを含むランプユニット内にあって、前記放電ランプに関する情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に対する前記情報の書込み及び読出しを行なうと共に、前記記憶手段への電源の供給及び前記放電ランプの点弧処理を制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段が、少なくとも前記放電ランプ点弧処理時において、前記記憶手段の電源をオフ状態とすることを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 前記制御手段が、前記放電ランプの点灯後に前記記憶手段の電源をオンし、前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行うことを特徴とする請求項1記載の投射型映像表示装置。
  3. 前記制御手段が、前記放電ランプの点弧前に、前記記憶手段の電源をオンし前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行なって前記記憶手段の電源をオフし、前記放電ランプの点弧を行なって該放電ランプの点灯後に、前記記憶手段の電源をオンして前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行なうことを特徴とする請求項1記載の投射型映像表示装置。
  4. 前記制御手段が、前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを必要とする期間のみ、前記記憶手段の電源をオンすることを特徴とする請求項1記載の投射型映像表示装置。
  5. 点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置における前記放電ランプに関する情報の記憶方法であって、
    前記放電ランプの点弧前に前記情報を記憶する記憶手段の電源をオフ状態とする第1のステップと、
    該第1のステップの後、前記放電ランプの点弧処理を行なう第2のステップと、
    該第2のステップの後、前記放電ランプの点灯後に前記記憶手段の電源をオンし、前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行う第3のステップと
    を有することを特徴とする投射型映像表示装置における放電ランプ情報の記憶方法。
  6. 点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置における前記放電ランプに関する情報の記憶方法であって、
    前記放電ランプの点弧前に前記情報を記憶する記憶手段の電源をオンし、該記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行う第1のステップと、
    該第1のステップの後、前記記憶手段の電源をオフし、前記放電ランプの点弧処理を行なう第2のステップと、
    該第2のステップの後、前記放電ランプの点灯後に前記記憶手段の電源をオンし、前記記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを行う第3のステップと
    を有することを特徴とする投射型映像表示装置における放電ランプ情報の記憶方法。
  7. 点弧時に高電圧を要する放電ランプを使用した光学エンジンによって、入力して信号処理した映像信号をスクリーン上に映像化する投射型映像表示装置における前記放電ランプに関する情報の記憶方法であって、
    前記放電ランプ情報を記憶する記憶手段に対する前記情報の読出し及び/叉は書込みを必要とする期間のみ、前記記憶手段の電源をオンすることを特徴とする投射型映像表示装置における放電ランプ情報の記憶方法。
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