JP4251677B2 - 使い捨てマスク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔の鼻や口に対してフィット感があり、塵や埃などの防塵能力に優れ、かつ息苦しさや会話の不自由さを感じさせない程度の通気性を有する使い捨てマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使い捨てマスクとしては、通気性を有するカップ状成形体からなるマスク部とその両側にゴム紐からなる耳掛け部を具備したマスク、あるいはスパンボンド法や高圧水流交絡法によって得られた1枚の不織布のみでマスク部および耳掛け部を形成したマスクや特開平7−275384号公報のようにマスク本体が相対的に低収縮性シート材料からなり、耳掛け部が相対的に高収縮性シート材料からなるマスクが提案されている。特に後者は容積が小さく嵩張らず、安価であることから、食品工場や病院などに広く利用されている。
さらに、使い捨てマスク等に有用な伸縮性不織布としては、特開平3−213556号公報の潜在捲縮性複合繊維と潜在捲縮を有しない前記繊維の繊度の1/2以下の細繊度からなる繊維とからなる伸縮性不織布が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記使い捨てマスクには以下の問題点がある。スパンボンド法や高圧水流交絡法によって得られた不織布は、不織布自身に伸縮性が無いため、顔にマスク部が十分にフィットせず、ずれ落ちたり、あるいは会話をするときにがさがさしたり、ちくちくしたりして肌触り性が悪い。さらに、伸長回復性にも劣り、繰り返し使用することができない。また、特開平7−275384号公報においても同様にマスク部のフィット性は不十分である。
【0004】
また上記特開平3−213556号公報における伸縮性不織布を使い捨てマスクとして用いた場合、細繊度の繊維を使用しているため顔に対する肌触り性は改良されるが、マスクの伸長回復率が大きすぎたり、あるいは縦方向に比べ横方向の伸度が大きくなると鼻や耳に対し圧迫感が生じ使用者に不快感を与える。
【0005】
したがって、顔の鼻や口に対してフィット感があり長時間着用しても痛みや圧迫感を生じず、塵や埃などの防塵能力に優れ、かつ息苦しさを感じさせない程度の通気性を有する使い捨てマスクが未だ得られていないのが実情である。本発明はかかる実情を鑑みてなされたものであり、顔に対しフィット感があるマスク部、および耳掛け部を具備する使い捨てマスクを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の使い捨てマスクは、通気性を有するマスク部、およびマスク部の両側に配設される耳掛け部が不織布で形成されるマスクにおいて、マスク部の縦方向の伸度が横方向の伸度より大きく100%以上であり、かつ20%伸長時の縦方向の伸長回復率が60%以上であることを特徴とするものである。かかる不織布を採用することにより、顔の鼻や口に対してフィット感があり、長時間着用しても痛みや圧迫感を生じないマスクが得られる。
【0007】
本発明の使い捨てマスクは、マスク部の通気度が100〜400cc/cm2/secであることが望ましい。かかる不織布を採用することにより、塵や埃などの防塵能力に優れ、かつ息苦しさや会話の不自由さを感じさせないマスクが得られる。
【0008】
本発明の使い捨てマスクに用いられる不織布は、立体捲縮を発現した潜在捲縮性複合繊維を含有しており、かつ各繊維同士が三次元的交絡されていることが望ましい。かかる構成により、伸縮性および肌触り性に富む不織布が容易に得られる。
【0009】
本発明の不織布に用いられる潜在捲縮性複合繊維は、不織布中に少なくとも50重量%含有することが望ましい。かかる含有量とすることにより、顔にフィット感のあるマスクが得られ、不織布の伸長回復率も容易に調整することが可能となる。
【0010】
また本発明の使い捨てマスクは、マスク部および耳掛け部が1枚の不織布から形成されていることが望ましい。かかる構成により、耳掛け部にも伸縮性が付与され、1枚の不織布から容易にマスクが得られる。
以下、本発明の内容を具体的に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の使い捨てマスクは、通気性を有するマスク部、およびマスク部の両側に配設される耳掛け部が不織布で形成されるマスクにおいて、マスク部の縦方向の伸度が横方向の伸度より大きく100%以上であり、かつ20%伸長時の縦方向の伸長回復率が60%以上であることを特徴とするものである。マスク部の縦方向および横方向とは、図1に示すとおり両側に耳掛け部が配設される方向を横方向とし、その垂直方向を縦方向としたものである。本発明の使い捨てマスクの第1の特徴は、マスク部の縦方向の伸度が横方向の伸度より大きいことである。横方向の伸度が縦方向より大きいと顔の鼻や口の凹凸を吸収できず、圧迫感が生じて好ましくない。
【0012】
また、マスク部の縦方向の伸度は100%以上であること好ましい。より好ましくは、150〜300%である。縦方向の伸度が100%未満であると、顔の鼻や口の凹凸に対するフィット感が得られないばかりでなく、会話をする際に抵抗感を感じ、好ましくない。一方、横方向の伸度は50〜200%であることが好ましい。横方向の伸度が50%未満であると顔の鼻や口の凹凸を吸収できず、圧迫感が生じ、200%を超えるとマスク部のドレープ性が大きく(コシが弱く)なるので好ましくない。
【0013】
本発明の使い捨てマスクの第2の特徴は、20%伸長時の縦方向の伸長回復率が60%以上であることである。より好ましくは70〜90%である。伸長回復率が60%未満であると、装着時に耳掛け部を耳に掛け、マスク部を顔にあてた時に不織布が伸びきってしまい、適度なフィット感が得られないばかりでなく、使用中顔の動きによりずれ落ちたりして好ましくない。
【0014】
また、20%伸長時の横方向の伸長回復率が40%以上であることが好ましい。より好ましくは50〜80%である。横方向の伸長回復率が40%未満であると、適度なフィット感が得られないだけでなく、マスク部および耳掛け部を1枚の不織布から形成させた場合、不織布が伸びきってしまい、使用中にずれ落ちたりして好ましくない。
【0015】
本発明のマスク部を構成する通気性を有する不織布に用いられる繊維としては、伸縮性を持つ繊維であれば特に限定はされない。例えばポリウレタンやポリエーテルエステル等からなるエラストマー繊維や潜在捲縮性複合繊維などが挙げられるが、好ましくは伸縮性と嵩高性を両立する点で、加熱により1インチあたり25個以上の立体捲縮を発現するような潜在捲縮性複合繊維を使用するとよい。25個未満では、不織布全体に十分な伸縮性が得られないからである。好ましくは、30〜60個である。潜在捲縮性複合繊維は熱収縮率の異なる2成分をサイドバイサイド型、あるいは偏心鞘芯型に接合させて繊維としたものであり、例えばポリエチレンテレフタレート/共重合ポリエステルなどからなるポリエステル系複合繊維、あるいはポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレン/エチレン−ブテン1−プロピレン共重合体などからなるポリオレフィン系複合繊維等が好ましく、中でもポリエステル系複合繊維が耐熱性、耐へたり性などから最も好ましい。
【0016】
潜在捲縮性複合繊維は、不織布中に50重量%以上含まれていることが好ましい。より好ましくは、70重量%以上である。50重量%未満では、不織布における伸度、伸長回復率が不十分となるからである。これらの繊維が50重量%以上含まれていれば、不織布中にその他の繊維を混合することができる。混合する繊維は特に限定されず、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維等から任意に1あるいは2以上選択して使用することができる。また、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体等の組合せからなる熱接着性複合繊維や分割型複合繊維などを混合してもよい。特にマスク着用時の息などから発生するムレを抑制する場合は、レーヨン繊維などの親水性繊維を混合するとよく、マスクの毛羽立ちの抑制する場合は、熱接着性複合繊維を混合するとよい。
【0017】
そして上記繊維は、ステープル繊維からなるパラレルウェブやクロスウェブ等に高圧水流処理またはニードルパンチ処理を施した短繊維不織布や連続フィラメントからなる長繊維不織布、あるいはメルトブロー不織布等いずれであってもよいが、高圧水流処理またはニードルパンチ処理を施した不織布が、各繊維同士が三次元的交絡され、通気性、触感、フィット感等で優れているので好ましい。特に目付が100g/m2以下の不織布を得ようとする場合は、高圧水流処理がより好ましい。
【0018】
高圧水流処理は、従来からよく知られている方法で行えばよく、その条件は最終的に得ようとする不織布の目付、通気性、あるいは伸度、伸長回復率などに応じて設定すればよい。例えば目付30〜60g/m2の不織布を得ようとする場合は、孔径0.05〜0.5mmのオリフィスが0.3〜1.5mmの間隔で設けられたノズルから、水圧10〜100kg/cm2の柱状水流をウェブの表裏面側からそれぞれ1〜4回ずつ噴射するとよい。
【0019】
高圧水流によって交絡させた後は、水分を除去するために乾燥させる。そして潜在捲縮性複合繊維を使用する場合は、乾燥後または乾燥と同時に熱処理を施し、立体捲縮を発現させることができる。熱処理は、潜在捲縮性複合繊維が立体捲縮発現の開始する温度以上、潜在捲縮性複合繊維を形成する樹脂の高融点成分側の融点より低い温度で風合いが硬くならない程度で処理される。また熱接着性複合繊維を混合した場合においても乾燥後または乾燥と同時に熱接着させることができる。
【0020】
本発明のマスク部の目付は、30〜120g/m2が好ましい。より好ましくは、40〜100g/m2である。目付が30g/m2未満であると、空間が目立つようになるだけでなく、塵や埃などの防塵能力に劣り、120g/m2を超えると通気性が損なわれるので好ましくない。
【0021】
そして得られたマスク部の通気度は、100〜400cc/cm2/secであることが好ましい。より好ましくは150〜350cc/cm2/secである。通気度が100cc/cm2/sec未満であると息苦しさを感じ、400cc/cm2/secを超えると塵や埃などの防塵能力に劣り好ましくない。
【0022】
次に、本発明の使い捨てマスクの製造方法について説明する。
得られた上記不織布は、構成する繊維の配向により伸度、伸長回復率が異なる。一般的に繊維は、不織布の製造工程における流れ方向(以下、MD方向という)に配向する傾向にあり、得られる不織布はMD方向の伸度が小さく、MD方向と直交する方向(以下、CD方向という)の伸度が大きくなる。したがって本発明のマスク部を得るには、不織布のCD方向がマスク部の縦方向に、MD方向がマスク部の横方向になるように裁断するとよい。
【0023】
そして得られたマスク部の両側に耳掛け部を配設して本発明の使い捨てマスクを得る。耳掛け部は、ゴム紐、伸縮性のあるフィラメント、あるいは不織布などいずれであってもよいが、特にマスク部および耳掛け部が1枚の不織布から形成させたものが最も好ましい。これは1枚の不織布を所定の大きさに裁断し、耳に当たる部分をくり抜いて耳掛け部を形成させることにより容易に得られる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の内容を実施例を挙げて具体的に説明する。なおマスク部の厚み、引張強力、伸度、20%伸長時の伸長回復率、および通気度はそれぞれ下記の方法で測定した。
【0025】
[厚み] 厚み測定機(商品名:THICKNESS GAUGE モデル CR-60A (株)大栄科学精器製作所製)を用い、不織布に3g/cm2 の荷重を加えた状態で測定した。
【0026】
[引張強力、伸度] JIS L 1096に準じ、幅5cm×長さ15cmの試料をつかみ間隔10cmでつかみ、定速伸長型引張試験機(商品名:テンシロン オリエンテック(株)製)を用いて引張速度10cm/分で伸長し、切断時の荷重値および伸長率をそれぞれ引張強力、伸度とした。
【0027】
[20%伸長時の伸長回復率] JIS L 1096に準じ、上記の引張強力、伸度と同条件で、試料の20%に相当する一定伸びL(mm)まで引き伸ばし、次いで同じ速度で除重する。再び同じ速度で一定伸びまで引き伸ばし、記録した荷重−伸び曲線から残留伸びL1(mm) を測り、{(L−L1)×100}/L により伸長回復率を求めた。
【0028】
[通気度] フラジール型試験機を用い、JIS L 1096に準じて測定した。
【0029】
[フィット性]
○・・・顔にぴったりフィットし、長時間使用してもずれたり、鼻、口、耳に痛みを感じない。
△・・・鼻、口、耳に痛みは感じないが、長時間使用するとずれてくる。
×・・・顔にフィットするが、鼻、口、耳に痛みを感じる。
【0030】
[呼吸性]
○・・・息苦しさを感じない。
△・・・長時間使用すると息苦しい。
×・・・息苦しい。
【0031】
[実施例1] ポリエチレンテレフタレート/共重合ポリエステルの組合せからなる繊度2デニール、繊維長51mmのポリエステル系潜在捲縮性複合繊維(東洋紡績(株)製)をセミランダムカードで開繊し、目付約40g/m2のウェブを作製した。次いで、このウェブに水圧30kg/cm2の高圧柱状水流を表裏両面にそれぞれ2回噴射し、各繊維同士を三次元的交絡させ、乾燥を施し水分除去後、175℃の熱風加工機で約1分間収縮させ、潜在捲縮性複合繊維の立体捲縮を発現させて、伸縮性を有する目付67g/m2の不織布を得た。
【0032】
得られた不織布は、不織布のCD方向がマスク部の縦方向に、MD方向がマスク部の横方向になるように裁断され、耳に当たる部分をくり抜いて耳掛け部を形成させ、マスクとなした。
【0033】
[実施例2] ウェブ目付を約40g/m2、熱風加工温度を180℃とした以外は、実施例1と同様の方法でマスクを作製した。不織布の目付は90g/m2であった。
【0034】
[実施例3] 実施例1のポリエステル系潜在捲縮性複合繊維を80重量%と、繊度1.5デニール、繊維長40mmのレーヨン繊維(ダイワボウレーヨン(株)製)を20重量%混合した以外は、実施例1と同様の方法でマスクを作製した。不織布の目付は65g/m2であった。
【0035】
[比較例1] 不織布のMD方向がマスク部の縦方向に、CD方向がマスク部の横方向になるように裁断した以外は、実施例1と同様のマスクを作製した。
【0036】
[比較例2] ポリエチレンテレフタレートからなる繊度1.5デニール、繊維長51mmの潜在捲縮性を有しないポリエステル系繊維(帝人(株)製)をパラレルカードで開繊し、目付約65g/m2のクロスレイウェブを作製した。次いで、このウェブに水圧30kg/cm2の高圧柱状水流を表裏両面にそれぞれ2回噴射し、各繊維同士を三次元的交絡させ、乾燥を施し水分除去して目付65g/m2の不織布を得た。得られた不織布を実施例1と同様の方法で裁断し、マスクとなした。
【0037】
[比較例3] ナイロン−6からなる目付40g/m2のスパンボンド不織布(旭化成工業(株)製)を実施例1と同様の方法で裁断し、マスクを作製した。
【0038】
[比較例4] ポリプロピレンからなる目付50g/m2のメルトブロー不織布(東燃タピルス(株)製)を実施例1と同様の方法で裁断し、マスクを作製した。
実施例1、2および比較例1〜4の諸性能を表1に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004251677
【0040】
実施例1および2は、顔にぴったりフィットし、長時間使用してもずれたり、鼻、口、耳に痛みを感じることはなかった。また、息苦しさも感じることはなかった。比較例1〜3は、マスク部の伸びが小さく、着用が困難であり、着用後も顔の一部に隙間が生じたり、耳が引っ張られ、痛みを感じるものであった。
また、実施例2においては、長時間使用しても息などで蒸れることはなかった。
【0041】
【発明の効果】
本発明の使い捨てマスクは、マスク部の縦方向の伸度が横方向の伸度より大きく、かつ伸長回復性に富むので、マスクの装着時に適度な伸長を有し、装着性に優れている。また装着後伸長されたマスク部が適度に回復し、鼻、口、顎にかけての顔の中心線の激しい凹凸に適度にフィットし、長時間着用しても痛みや圧迫感が生じない。さらに、伸長回復が残留しているので、繰り返し使用することができる。
通気度を調整することにより、塵や埃などの防塵能力に優れ、かつ息苦しさや会話の不自由さを感じないものとなる。
また、マスク部と耳掛け部を1枚の不織布から形成させると、耳掛け部にも適度な伸度と伸長回復性が得られ、耳への食い込み感等が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使い捨てマスクの平面図。
【符号の説明】
1.使い捨てマスク
2.マスク部
3.耳掛け部

Claims (4)

  1. 通気性を有する不織布からなるマスク部、およびマスク部の両側に配設される耳掛け部で形成されるマスクにおいて、
    前記不織布は、潜在捲縮性複合繊維を含有しており、かつ該潜在捲縮性複合繊維が立体捲縮を発現しており、
    かつ高圧水流処理により繊維同士が三次元的に交絡しており、
    前記マスク部の縦方向の伸度が横方向の伸度より大きく、
    マスク部の縦方向の伸度が150〜300%であり、かつ20%伸長時の縦方向の伸長回復率が60%以上であり、
    マスク部の横方向の伸度が50〜105%であり、かつ20%伸長時の横方向の伸長回復率が40%以上80%以下であることを特徴とする使い捨てマスク。
  2. マスク部の通気度が100〜400cc/cm2/secであることを特徴とする請求項1記載の使い捨てマスク。
  3. 潜在捲縮性複合繊維が、不織布中に少なくとも50重量%含有することを特徴とする請求項1又は2記載の使い捨てマスク。
  4. マスク部および耳掛け部が1枚の不織布から形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の使い捨てマスク。
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