JP4251641B2 - 高分子複合材料の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は高分子複合材料の製造方法、およびそれによって製造される高分子複合材料に関するものである。
従来、基質にモノマーを含浸させ、そのモノマーを重合させてポリマーとする高分子複合材料の製造方法として、例えば、合成繊維にモノマー水溶液を付着させた後、密閉系で加熱処理してモノマーを重合させポリマーとする合成繊維の改質方法が記載されている(特開昭60−246869号公報)。しかしながら、こうした水溶液を用いる方法では、充分な量のモノマーが基質に含浸されているとは言い難い。
本発明は、基質に充分な量のポリマーを含有する高分子複合材料の製造方法、および充分な量のポリマーを含有する基質からなる高分子複合材料を提供することを目的とする。
本発明者等は、充分な量のポリマーを含有する基質からなる高分子複合材料を得る方法について鋭意研究し、超臨界流体中で基質の存在下モノマーを重合させることにより達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の製造方法は、基質と、モノマーと、重合開始剤とを含む超臨界流体中で、前記モノマーを重合させることを特徴とする、十分な量のポリマーを含有する高分子複合材料の製造方法に関する。さらに、本発明には超臨界流体中でまずモノマーを基質に含浸させ、前記モノマーを重合開始剤により超臨界流体中で重合させることを特徴とする十分な量のポリマーを含有する高分子複合材料の製造方法も含まれる。特に本発明の方法は、前記超臨界流体が超臨界二酸化炭素であることを特徴とする。また、本発明には、基剤を溶解させない種々の有機溶媒中で、基質の存在下、モノマーを重合させて十分な量のポリマーを含有する高分子複合材料を製造する方法も含まれる。
本発明の高分子複合材料は、本発明により得られる高分子複合材料であって、十分な量のモノマーによるポリマーが30%(好ましくは、40%)以上の重量増加を有することを特徴とする高分子複合材料である。さらには本発明の高分子複合材料は、基質の非晶質部分に主にポリマー成分が分散する特徴を有する高分子複合材料に関する。
図1は、実施例1〜17(11及び12を除く)で得られた高分子複合材料の圧力−重量増加率プロットを示す図である。ここで、図中の番号は実施例番号に対応する。
図2は、実施例6で得られたiPP−PMMA高分子複合材料のDMA測定(E’)の結果を示す図である。
図3は、実施例6で得られたiPP−PMMA高分子複合材料のDMA測定(E’)の結果を示す図である。
図4は、実施例6で得られたiPP−PMMA高分子複合材料のDSC測定の結果を示す図である。
図5は、実施例2、実施例4、実施例6および実施例12で得られたiPPの重量分率−結晶融解エンタルピー及び結晶融解温度プロットを示す図である。ここで、図中の番号は実施例番号に対応する。
図6は、実施例2、実施例4、実施例6および実施例12で得られたiPP−PMMA高分子複合材料のTG曲線(窒素気流中)の測定結果を示す図である。ここで、図中の番号は実施例番号に対応する。TG曲線(窒素雰囲気下、昇温速度10℃/min)。
図7は、実施例2、実施例4、実施例6および実施例12で得られたiPP−PMMA高分子複合材料のTG曲線(空気気流中)の測定結果を示す図である。10℃/min)。
図8は、実施例42〜実施例45を含む製造条件で得られたPEの重量分率−結晶融解エンタルピー・プロットを示す図である。
図9は、実施例46の操作1で得られた結果をプロットした図である。
図10は、実施例46の操作2で得られた結果をプロットした図である。
図11は、TEM写真(ルテニウム染色)図である。ここで、(a)および(b)はそれぞれ、Blend系とPP−PMMA(scCO)を示す。
以下、本発明を実施の形態に即して詳細に説明する。
(製造方法)
本発明の製造方法は、基質と、モノマーと、重合開始剤とを含む超臨界流体中で、前記モノマーを重合させることによることを特徴とする。また本発明の方法は、超臨界流体中でモノマーを含浸させた基質の存在下、前記モノマーを重合開始剤により超臨界流体中で重合させることをも特徴とする。また、基剤を溶解させない種々の有機溶媒中で、基質の存在下、モノマーを重合させて高分子複合材料を製造することも特徴とする。
さらに詳細に説明すると、基質をモノマー及び重合開始剤を含む超臨界流体に浸漬して前記基質に前記モノマー及び前記重合開始剤を含浸させることを特徴とする。基質をモノマー及び重合開始剤を含む超臨界流体に浸漬すれば、基質の内部にまで、モノマー及び重合開始剤を含浸させることが可能である。こうした優れた含浸性は、拡散性と溶解性を併せ持つ超臨界流体を用いて初めて実現するものである。優れた含浸性の結果として、基質とポリマーが一体化し、優れた物性を発現する高分子複合材料が得られる。
本発明に用いられる基質は、超臨界流体中で使用可能であれば特に形状に制限はなく、粉状、粒状、ペレット状等である。具体的には、フィルム、シート、ファイバー、チューブ、スティック、ボトル、ボール、パネル等が挙げられる。なお、このような単純な形状を組み合せた、特定の複雑な形状であってもよい。どのような形状であっても、超臨界流体を用いれば、基質の内部にまで、モノマー及び重合開始剤を含浸させることが可能である。
また、材質についても超臨界流体中で使用可能であれば特に制限はなく、プラスチック、ゴム、木材、紙、金属、セラミックス、多孔質シリカやカーボンナノチューブのような無機材質等が挙げられる。これらの中でも、とりわけ、優れた複合効果を発現する高分子複合材料が得られるという理由から、プラスチックが好ましく用いられる。
本発明に用いられるプラスチックは、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に大別される。本発明に用いられる熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリアセタール、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリプロピレン、ポリベンズイミダゾール、及びポリメタクリル酸メチル等が挙げられる。これらの中でも、とりわけ、モノマー及び重合開始剤の含浸性が優れるという理由から、ポリプロピレンまたはポリエチレンが特に好ましく用いられる。
本発明に用いられる熱硬化性樹脂の具体例としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂等が挙げられる。
本発明に用いられるモノマーについても特に制限はなく、基質に含浸し、かつ超臨界流体中(または有機溶媒中、または無溶媒条件)でラジカル重合反応が進行しポリマーを与えるものであればよい。具体例としては、アクリルアミド、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリロニトリル、イソプレン、エチレン、塩化ビニル、クロロプレン、酢酸ビニル、スチレン、ブタジエン、プロピレン、メタクリル酸、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチル等が挙げられる。これらの中でも、とりわけ、基質に対する含浸性が優れるという理由から、メタクリル酸メチルが特に好ましく用いられる。
本発明に用いられる重合開始剤についても特に制限はなく、超臨界流体中(または有機溶媒中、または無溶媒条件)でラジカル重合反応を進行させるものであればよい。具体例としては、過酸化アセチル、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、クメンヒドロペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニル、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジベンゾイルジスルフィド、p−トルエンスルフィン酸等が挙げられる。
本発明に用いられる超臨界流体とは、臨界点よりも少し高い圧力・温度の流体を指し、液体とも気体とも区別のつかない流体で、各種化合物を溶解する能力に優れているものを意味する。超臨界流体を用いると、通常の有機溶媒を用いる場合に比べて、基質に対するモノマー及び重合開始剤の含浸性が著しく向上し、その結果優れた性能を発現する高分子複合材料が得られる。
本発明に用いられる超臨界流体としては、エタンなどの炭化水素やハロゲン系炭化水素などが挙げられるが、プラスチック性の基質に対するモノマー及び重合開始剤の含浸性が優れるという理由から、超臨界二酸化炭素が好ましく用いられる。ちなみに、超臨界二酸化炭素の臨界圧力は7.38MPa、臨界温度は304.2Kである。
本発明では、基質をモノマー及び重合開始剤を含む超臨界流体に浸漬して基質にモノマー及び重合開始剤を含浸させる際、加圧を行うことが好ましい。適切な加圧により含浸性が向上する。低い圧力では、超臨界流体の濃度が低すぎて、基質を膨潤させることが困難である。高い圧力では、基質相から超臨界流体相にモノマーの分配が移動してしまう。このため、超臨界流体に依存して最も好ましい圧力を選択することが好ましい(最適含浸圧力)。また、適切な含浸圧力は、モノマーの種類にも依存する。一般的には超臨界二酸化炭素では、1MPa〜100MPaの範囲内がよく、好ましくは2MPa〜80MPaの範囲内、さらに好ましくは4MPa〜60MPaの範囲内である。含浸圧力が1MPaに満たないか、あるいは100MPaを越えると、基質に対するモノマー及び重合開始剤の含浸性が不充分になることがある。
本発明の製造方法は、まず基質にモノマー及び重合開始剤を含浸させた後、さらに重合反応を起こしてポリマーを得る。重合反応は、基質を超臨界流体に浸漬したまま行ってもよいし、基質を超臨界流体から取り出した後適当な圧力下で適当な溶媒(または無溶媒の条件)中で行ってもよい。望ましいポリマーの含有量に依存して適宜選択できる。
本発明では、重合反応の反応温度は、モノマーや重合開始剤の種類により変わるが、50〜200℃が好ましく、さらに好ましくは80〜150℃である。
本発明の方法では、重合反応の反応時間は、モノマーや重合開始剤の種類により変わるが、1〜48時間が好ましく、さらに好ましくは5〜24時間である。
また、使用可能な有機溶媒としても特に制限はなく、基質を溶解することなくモノマーをラジカル重合させることのできる溶媒であればよい。例えば、エタノール、MEK、トルエンが挙げられる。
本発明の製造方法により得られた高分子複合材料は、基質の外で進行したモノマーの重合生成物と混合していることから、反応後は十分に洗浄することが好ましい。基質を溶解させることなくポリマーのみを溶解させる種々の溶剤を選択して使用することができる。必要ならば十分な回数還流条件で洗浄することも好ましい。さらに洗浄後、適当な温度で恒量に達するまで乾燥する。
(高分子複合材料)
本発明の方法により製造される高分子複合材料とは、種々の種類の基質に、十分な量の種々のモノマーを重合させたポリマーを含有することを特徴とする。すなわち、基質に含浸させたモノマーを重合させてポリマーとしたものであり、基質とポリマーが一体化している材料であり、新規な特性を有するものである。
本発明の高分子複合材料の、基質の種類、ポリマーの種類と量については特に制限はなく、得られる高分子複合材料の使用の目的に応じて適宜選択することができる。特に含有量については、上で説明した重合条件の選択により容易に制御することが可能である。具体的には基質100重量%に対して、30〜120重量%の範囲で制御可能である。
本発明で得られる高分子複合材料の性質は、公知の種々の測定方法により容易に調べることができる。例えば機械的特性はDMA、TMA、引っ張り試験などの方法で、熱的特性はTG、DSCなどの方法で、また、プロセス性は溶融粘度の方法などである。特にイソタクチックポリプロピレン基質のように非晶質を含む場合、本発明による製造方法で、モノマーが主に該非晶質部分でポリマーを形成する。この場合、いわゆるミクロ分離していると考えられる。かかるミクロ構造と物性との関連は公知の物理的測定方法で調べることができる。具体的には、GPCなどによる分子量分布の測定、電子顕微鏡による表面または断面の観測が挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は本実施例に限定されるものではない。
本実施例で用いた基質、原料モノマー、開始剤、含浸または重合条件、含浸または重合反応前後の基質の重量変化については、表1〜3にそれぞれまとめた。なお、本実施例および各表では以下の略号を用いた。
scCO:超臨界二酸化炭素
iPP:イソタクチックポリプロピレン
PE:ポリエチレン
sPS:シンジオタクチックポリスチレン
LDPE:低密度ポリエチレン
HDPE:高密度ポリエチレン
PMMA:ポリメタクリル酸メチル
PMAA:ポリメタクリル酸
PGMA:ポリメタクリル酸グリシジル
PAA:ポリアクリル酸
PAS:ポリアクリロニトリルスチレン
MMA:メタクリル酸メチル
MAA:メタクリル酸
GMA:メタクリル酸グリシジル
VAc:酢酸ビニル
AA:アクリル酸
A:アクリロニトリル
S:スチレン
AIBN:α,α’−アゾビスイソブチロニトリル
THF:テトラヒドロフラン
MEK:メチルエチルケトン
実施例で使用した基質は、iPP、PE及びsPSのシート状基質であり、市販のペレットをそれぞれ温度190℃、180℃及び270℃にて5分間ホットプレス機(圧力50MPa)でプレスし、急冷後縦20mm×横20mm×厚さ0.5mmにカットして作成した。
比較として、PMMAとiPPのブレンド物を以下の方法で作製した。反応容器中(100mlガラスフラスコ)にiPP 1.0g、PMMA 1.0gおよびキシレン100ml採取し、150℃で3時間攪拌、溶解させた。溶液はメタノール800mlに滴下し、生じた白色沈殿物をろ別回収し、恒量となるまで真空乾燥(40℃)した。
次の3種類の条件(条件1〜3とする)で高分子複合材料を作製した。
条件1
(実施例1〜10、11及び12、13〜17)
基質とモノマーと重合開始剤とを含んだscCO中で、含浸および重合とを同時に行って作製した。
反応容器中(日本分光製SCF−Get型、高圧ステンレス製オートクレーブ。約4cm(直径)×約4cm(高さ)。容器容積50cm)に、基質(iPP、1片)と、2gのモノマーと、反応開始剤(AIBN、モノマーに対して1mol%)とをそれぞれ加えた。反応容器中にCOを充填し表1に示した圧力及び温度で5分間保持した後、圧力を一定にして温度を80℃にして重合を開始させた。反応時間を24時間とした。
ここで、モノマーは表1にまとめたように、実施例1〜12ではMMA、実施例13、14ではMAA、実施例15、16ではGMA、および実施例17ではAおよびSの等量混合物をそれぞれ用いた。
反応が終了した後、COを除き、基質を取り出した。モノマーがMMAの場合には基質をアセトンを用いて洗浄し、さらに得られた基質を2回、アセトン100mlで2時間還流した。その後、40℃で恒量となるまで乾燥させた。得られた基質の重量と、反応前の基質の重量とを比較して重量増加を計算した。
ここで、モノマーがPMMA及びPGMAの場合にはアセトンを用い、PMAA及びPAAの場合にはエタノールを用い、PAS及びPVAcの場合にはTHFを用いて基質を洗浄した。またPMMA及びPGMAが付着した基質はアセトン100ml、PMAA及びPAAが付着した基質はメタノール100ml、PAS及びPVAcが付着した基質はTHF100mlで2時間の還流を2回行った。
得られた結果は表1にまとめた。超臨界中で重合すると非常に大きい重量増加が見られることがわかる。特に実施例6の条件では重量増加は100%であった。この極めて大きい増加量はscCO中でのiPP基質へのMMAの含浸量からは説明できない。このことは表2の実施例19、21、24の含浸量測定の結果から明らかである。35℃及び19.0MPaでscCO中では、iPP基質へのMMAの含浸量は120時間後でもせいぜい2.5%以下である。
さらに、増加量の圧力依存性からかかる大きな重量増加はscCOの圧力に特異的に関係することがわかる。図1から明らかなように、圧力が低すぎても、また高すぎても重量の増加はむしろ減少し、5〜10MPaに最大となる傾向がある。
これらの結果は、MMAがiPP基質中に含浸しつつ重合してポリマーを生成し、その重合は含浸基質へMMAへの連続的な吸収を引き起こすことを意味する。初期のPMMA層はCO及びMMAによって膨張する。これがいくつかのPMMAリッチのサンプルが引き起こした膨張の原因であると考えられる。また、この結果は、圧力を変化させることにより重量増加率を制御できることを意味する。
比較として、実施例11、12でscCOの代わりに加圧N下で同様の反応を行った。明らかにN中では有意の重量増加は見られないことがわかる。これらの結果は、上で説明したモノマーの連続的な含浸が単に媒体の圧力ではなく、COに特異的なものであることがわかる。
また、実施例13、14(MAAモノマー)、さらに実施例15、16(GMAモノマー)、および実施例17(AとSの混合モノマー)の結果から、得られる基質の重量増加はモノマーの種類によって著しく影響されることが分かる。この結果は、基質とscCO相のモノマーの分配による機構を裏付けているものと考えることができる。
条件2:
実施例18、19〜24
基質にscCO条件下でモノマーを含浸させた後、scCOを除き、モノマー中に重合開始剤を加えて常圧にて重合させて作製した。
すなわち、反応容器中(日本分光製SCF−Get型、高圧ステンレス製オートクレーブ。約4cm(直径)×約4cm(高さ)。容器容積50cm)に、基質(iPP、1片)と、2gのモノマーとを加えた。反応容器中にCOを充填し表2に示した圧力で温度35℃で表2に示す時間保持した後、COを減圧して除いた後含浸による重量増加を測定した。
さらに、重合開始剤(AIBN,モノマーに対して1mol%)を加えて、COガス(0.3MPa)中で温度を80℃にして重合を開始させた。反応時間は24時間とした。反応が終了した後、基質を取り出した。基質をアセトンを用いて洗浄し、さらに得られた基質を2回、アセトン100mlで2時間還流した。その後、40℃で恒量となるまで乾燥させた。得られた基質の重量を測定した。反応前の基質の重量とを比較して重量増加を計算した。
得られた結果は表2にまとめた。約10%以上で30%未満の重量増加が見られることがわかる。これは、重合時に圧力低下(19.0MPaから常圧0.3MPa)したことにより、基質相中の高い濃度のCOが気相(CO)に移動するため、モノマーの含浸が阻害されたためと考えられる。
条件3:
実施例25〜41
基質の存在下、基質を溶解しない有機溶媒中でモノマーを重合開始剤により重合させて作製した。
すなわち、反応容器中(100ml ガラスフラスコ)に、表3にまとめた溶媒5mlを入れ、そこに基質(iPP、1片)と、2gのモノマーと、重合開始剤(モノマーに対して1mol%)を加えた。窒素ガス中、常圧で約24時間還流した後、基質を取りだし、洗浄した後乾燥させた。重量増加を測定し表3にまとめた。
基質及びモノマーの種類により重量増加率に著しい違いが見られるが、これは、基質と溶媒相のモノマーの分配による機構及び基質の非晶質部分の運動性による機構を裏付けている。
物性測定
上で得られた高分子複合材料について、DMA、DSC、TG、GPC、電子顕微鏡により詳細に調べた結果を以下に説明する。
(DMA測定)
測定はアイティ製作制御(株)製のDVA220動的粘弾性測定装置を使用し、20mm×5mmのサンプルを用い、つかみ幅10mmの条件で行った。先に得られた実施例6のiPP−PMMA高分子複合材料について、昇温速度5℃/分、周波数10Hz、引張りモードの条件にてDMA測定を行った。結果を図2及び図3に示した。iPP−PMMAのガラス状態及びゴム状態の弾性率は、iPPとPMMAの中間の値となった。これは得られた高分子複合材料が新規な構造を有することを示している。
(DSC測定)
測定はセイコー電子工業(株)製のDSC6100示差走査熱量分析計を使用し、試料量6.0mgの条件で行った。先に得られた実施例6のiPP−PMMA高分子複合材料について、昇温速度10℃/分、窒素雰囲気下の条件にてDSC測定を行った。結果を図4に示した。iPP−PMMAのDSCカーブには、iPPのDSCカーブに見られるTg(約−10℃)も、PMMAに見られるTg(100℃)も消失し、新たに70℃付近に転移点が見られる。これは、高分子複合材料が新規な構造を有することを示している。
DSCの測定結果から、iPPの重量分率に対する結晶融解エンタルピー及び結晶融解温度の関係を求めた。結果を図5に示した。重量分率と結晶融解エンタルピーΔHは、ほぼ比例した。これは、モノマーがiPP基質の非晶質部分に含浸して重合しており、結晶部分は保持されていることを示している。
(TG曲線)
測定はセイコー電子工業(株)製のTG/DTA 6200熱重量分析計を使用し、試料量6mgの条件で行った。先に得られた実施例2、実施例4、実施例6、及び実施例18のiPP−PMMA高分子複合材料について、昇温速度10℃/分、窒素気流(200ml/min)中及び空気気流(200ml/min)中の条件でTG曲線を求めた。結果を図6、図7に示した。iPP−PMMAのTG曲線は、iPPのTG曲線とPMMAのTG曲線の中間に位置した。これは、高分子複合材料が得られたことを示している。
(高温GPC)
測定は東ソー製のHLC−8121 GPC/HT高温ゲル浸透クロマトグラフを使用し、試料濃度0.1w/v%、溶媒o−ジクロロベンゼン、測定温度145℃、流量1000μl/minの条件で行った。
iPPおよび実施例3および5で得られた高分子複合材料の高温GPCを測定した。
分散度(Mw/Mn)は増加したが、数平均分子量(Mn)はほとんど変わらなかった。また、最高分子量の増加が観測されなかった。
これらの結果は、グラフト重合は起こってないか、あるいは重量増加にほとんど寄与していないことが分かる。
Figure 0004251641
Figure 0004251641
Figure 0004251641
実施例42〜45
本実施例で使用した基質は、低密度ポリエチレン(LDPE)および高密度ポリエチレン(HDPE)シート状基質であり、次のようにして作成した。すなわち、LDPEペレットおよびHDPEペレットをそれぞれポリエチレンテレフタレートのシートではさみ、ヒートプレス機でペレットを10〜15分間溶解した後、180℃、30MPaで30分間ヒートプレスし、シート状約0.2g(20mm×20mm×0.5mm)に加工したものをあらかじめ冷やしていた銅板にはさみ急冷し作成した. 次に、基質とモノマーと重合開始剤とを含んだscCO中で、含浸および重合とを同時に行って高分子複合材料を作製した。
反応装置は、耐圧硝子工業(株)製で最高使用温度・圧力200℃・12MPaおよび最高使用温度・圧力400℃・40MPaの2つの超臨界反応装置を使用した。反応セルにメタクリル酸メチル(MMA)5g、α,α−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を所定量採取し、基質と共に反応装置に仕込んだ。AIBNはモノマー比1mol%にした。含浸は40℃、7MPa、1時間で行ない、反応セルに二酸化炭素を供給し、含浸開始とした。重合は温度を80℃に上昇させ所定圧力下で24時間反応させた。反応終了後、反応セルを急冷しセル内の二酸化炭素を系外に除去した。含浸・重合させた後の基質表面に付着したポリマーを取り除くためアセトン200mlを用いてソックスレー還流器で還流させながら1時間行ない、基質表面に付着したポリマーを溶解しながら還流・洗浄を行ない、基質が恒量となるまで50℃にて真空加温乾燥した。溶解したポリマーは、反応セル内のポリマーと同様にヘキサンにより再沈殿して分別回収後、50℃にて真空加温乾燥し回収した。重量増加を測定し、それらの代表例について、実施例42〜45として表4にまとめた。
Figure 0004251641
実施例42〜45を含む、上記で得られた高分子複合材料について、DSC測定を行い、その測定結果から、PEの重量分率に対する結晶融解エンタルピーの関係を求めた。結果を図8に示した。重量分率と結晶融解エンタルピーΔHは、ほぼ比例した。これは、モノマーがLDPEまたはHDPE基質の非晶質部分に含浸して重合しており、結晶部分は保持されていることを示している。比較として、PMMAとLDPEをブレンドして得られるLDPE−PMMA(Blend)を調製し、同様に。PEの重量分率に対する結晶融解エンタルピーの関係を図8にプロットした。
以下説明する種々の条件でPP−PMMAを調製した。
反応容器にイソタクチックポリプロピレン(PP)基質(2.0×2.0×0.5mm)、メタクリル酸メチル(MMA)2.00gおよびα,α−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.0328gを採取し、以下の操作1あるいは2を行った。
操作1は40℃で、所定圧力(COあるいはN)に初期設定した後、80℃で24時間重合を行った。操作2は35℃、19.0MPa(CO)で所定時間含浸を行った後、80℃、0.3MPa(CO)で24時間重合を行った。重合後、PP基質はアセトン100mlで2回加熱還流・洗浄し、恒量となるまで真空乾燥(40℃)した。比較として、以下説明する通り、PPとPMMAとをブレンドして得られるPP−PMMA(Blend)を調製した。
反応容器にPP 0.50g、PMMA 0.50gおよびキシレン100mlを採取し、140℃、窒素雰囲気下で3時間攪拌した。続けて、反応混合物をヘキサンに滴下し、生じた白色沈殿物をろ別回収し、恒量となるまで真空乾燥(40℃)した。
図9に、操作1で得られた結果を示す。明らかに圧力の変化により重量増加率を制御できることが分かる。さらに、最適圧力では、重量増加率は107.5wt.%に達することが分かる。
一方低い圧力では、COへのMMAの溶解度が小さく、また、PP基質の膨潤が不充分であった。
圧力の増加とともに、COはPPへの溶解度が大きくなり、膨潤を容易にすると考えられるが、同時にモノマーの溶解度も大きくなり、PP基質内よりも、むしろscCO相へのMMAの分配係数が大きくなると考えられる。その結果図8に示されるように最適圧力が生じるものと考えられる。
下では、圧力(0.0〜7.0MPa)による重量増加率(22.0〜23.4wt.%)の変化はほとんど認められなかった。
これらの結果は、モノマーの含浸は単に圧力ではなく、COが関与した機構で進行していることを強く示唆している。また、重量増加はモノマーの種類に大きく依存し、ポリマー相内外のscCO相へのモノマーの分配機構が重要な役割を果たしていると考えられる。
図10には、操作2の含浸・重合における重量増加率を、重合を行わない場合と比較して示した。
PP基質にMMAを35℃および19.0MPaで含浸させると、重量増加率は含浸時間とともに増加し、120hrでは約2.5wt.%に達した。これに対して、含浸・重合の場合、重量増加率は著しく上昇したが、含浸時間とともに低下した。
これは、重合時に圧力を19.0MPaから0.3MPaに低下させたため、ポリマー相内に含浸したMMAが高濃度のCOとともにCO相に移動したことによると考えられる。
これらの結果から、図9、10に示される、含浸・重合における著しい重量増加は、重合反応によるものであり、PP相内に含浸したMMAが重合により消費されると新たなMMAが含浸する連続的な含浸・重合が生起していると考えられる。
上で説明したように、DSCにより決定した分散系の結晶融解エンタルピーはPPの重量分率に対し、ほぼ直線的に増大した。これはオリジナルPPの結晶部分がほとんどそのまま保持されていることを示しており、モノマーはPPの非晶質部分に含浸し、重合していることを示している。
図11の(a)および(b)には、PP−PMMA(Blend)およびscCOをそれぞれ利用したPP−PMMA_107%(9.2MPa)のTEM写真(ルテニウム染色)をそれぞれ示した(染色された黒色部分はPP相、非染色である白色部分はPMMA相を示す)。
Blend系は、PPがマトリックス相となり、PMMAがマイクロメートルスケールのドメインを形成する海/島構造のモルホロジーを示すのに対し、PP−PMMA_107%(9.2MPa)では非晶質部分でPMMAが比較的均一に分散したナノメートルスケールのミクロ相分離構造を形成していることが分かる。
また、Blend系は、PP相とPMMA相との相容性が悪いため、TEM観察中にPMMA相のドメインがめくれ上がる現象が認められた。一方PP−PMMA_107%(9.2MPa)では、シートの表層近くと中央部での観察結果に大きな差異は認められなかった。
さらに偏光顕微鏡写真の観察により、PPおよびPP−PMMA(scCO)のPP球晶の違いおよびPMMAの存在場所は確認されなかった。試料をスライドガラスとカバーガラスに挟み、約230℃のホットプレート上で約10分間溶融し、徐冷結晶化すると、Blend系ではPP球晶とPMMAが大きく相分離したが、PP−PMMA(scCO)ではPMMAの増加により、PP球晶が形成しにくくなっていることが観察された。さらに、球晶の内部をAFM観察することにより、PMMAはPPラメラ層間にも生成し、ラメラ相間が剥離分散した構造が確認された。
また先に説明したようにDMA測定曲線から、Blend系のPMMAのTgは130℃付近であり、ホモPMMAとほぼ一致するが、PP−PMMA(scCO)中のPMMAのTgは100℃付近となることが分かった。しかし加熱(190℃)により、ホモPMMAの130℃付近に変化した。詳細な検討により、この結果はCOではなく、PP非晶成分の可塑化効果によるものと考えられる。
Blend系とPP−PMMA(scCO)のAFMを観測した結果から、PP−PMMA(scCO)ではPPラメラ結晶層間にもPMMAが析出し,ラメラ層間距離がBlend系に比較して広がっていることが明らかになった。
さらに、応力−歪み試験の結果を次の表5に示した。
Figure 0004251641
PMMAの増加に伴い、降伏応力が上昇し、伸び率は低下することが分かる。また、Blend系はPP−PMMA(scCO)と比較し、伸び率が低かった。これは、島(PMMA)相が欠陥となるためと考えられる。
基質、モノマーを変えた他は実施例46と同様にして調製した結果を以下の表6にまとめた。
Figure 0004251641
以上示したように、本発明の製造方法によれば、超臨界流体を用いることにより、十分な量のモノマーが基質に含浸して重合することが可能となり、充分な量のポリマーを含有する高分子複合材料が得られる。

Claims (4)

  1. 臨界流体中で、モノマーを基質に含浸させ、重合させることによる、高分子複合材料の製造方法であって、
    前記基質は、iPP、PEおよびsPSからなる群より選択され、前記含浸は、含浸圧力2〜80MPaおよび含浸温度25〜40℃で行われ、前記モノマーは、前記基質の非晶質部分に含浸して、該部分で重合し、且つ該重合によりモノマーの基質への連続的吸収が引き起こされるが、該基質の結晶部分は保持されていることを特徴とする、上記製造方法
  2. 含浸と重合が超臨界流体中で、同時に行われる請求項1に記載の高分子複合材料の製造方法。
  3. 臨界流体が超臨界二酸化炭素である請求項1又は2に記載の高分子複合材料の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した製造方法によって得られ、重合したポリマーの重量が、基質の重量に対して40%以上であり、該基質のラメラ層間が剥離した構造を有することを特徴とする高分子複合材料。
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