JP4251417B2 - ワイヤーロープのスプライス方法。 - Google Patents

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    • D07B7/18Auxiliary apparatus for spreading or untwisting ropes or cables into constituent parts for treatment or splicing purposes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として索道に用いるワイヤーロープを繋ぐスプライスでストランドの金芯となる箇所に巻き付ける積巻材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
索道用のワイヤーロープ1は無端状に繋ぐためにスプライスを行う。今、図1で示すように、ワイヤーロープ1の両端部1A,1aを所定の長さ撚り戻してほどく。双方の端部1A,1aへそれぞれ撚り込むストランド2A,2aとストランド2B,2bとストランド2C,2cはそれぞれ同じ長さとなるように切断する。尚、通常ストランド2A,2aの長さはロープ径の200倍、ストランド2B,2bの長さはロープ径の400倍、ストランド2C,2cの長さはロープ径の600倍とする。
【0003】
続いて、図2で示す様に、図示右側の端部1A側には反対側の端部1a側の前記した長さに切断したストランド2a,2b,2cを端部1A側の対応する位置にあるストランド2,2,2を撚り戻しながら置き換えるようにして撚り込む。この時、撚り込んだストランド2a,2b,2cと、ほどいたストランド2,2,2の各先端部を通常はロープ径の70倍の長さ残すようにする。図示左側端部1aについても同様にして、端部1A側のストランド2A,2B,2Cを前記の所定の長さにした後、端部1a側のストランド2,2,2を解きながら置き換えるようにして撚り込み、ストランド2A,2B,2Cの先端部と、ほどいたストランド2,2,2の先端部を所定の長さ残して突出させておくようにする。
【0004】
つぎに、図9,図10で示す様に、前記で撚り戻したストランド11(2)と撚り込んだストランド11(2a)の先端部へクレモナヤーン12,12をそれぞれ巻き付けて止め、油を塗布した後に中心部の金芯を切除し、クレモナヤーン12,12を巻き付けた先端部を代わりに入れ込むようにする。その後、入れ込んだストランド11(2)とストランド11(2a)の交差した箇所へ麻マクラ(図示なし。)を挿入し、さらにバイスで締め付けて外形を整形する。その他の端部1a側のストランド2b,2cおよび端部1A側のストランド2A,2B,2Cについても先端部にクレモナヤーン12,12,…をそれぞれ巻き付けて油を塗布した後、金芯を切除し、代わって中心部へ入れ込み、さらに交差部には麻マクラ(図示せず。)を挿入してバイスで締付け、外形を整形してワイヤーロープ10(1)のスプライス作業は完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したワイヤーロープ10(1)のスプライス作業で、撚り合わせた各ストランド2a,2b,2cおよびストランド2A,2B,2Cと対応する箇所のストランド2,2,…の先端部にクレモナヤーン12,12,…を巻き付ける作業は、巻き付けの均一性が取り難くく、また、摩擦力の確保や作業性の向上を計りづらい問題点があった。本発明の課題はクレモナヤーンの巻き付け作業を無くし、作業の均一化と作業性の向上、および摩擦力の確保ができるワイヤーロープのスプライスで使用する積巻材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、ワイヤーロープの端部どうしを連結するスプライス加工において、前記ワイヤーロープを解撚したストランドの端部には、ゴム材料間に帆布を積層した帯状のゴムブレードを巻き付けるとともに、該ストランドの端部を前記ゴムブレードとともにワイヤーロープの芯として入れ込むようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るワイヤーロープのスプライスの実施の形態を図を用いて詳細に説明する。図1は索道で用いる代表的な6本の外装ストランドで構成されたワイヤーロープ1のスプライスで両端部1A,1aでそれぞれ一本おきに3本のストランド2,2,2およびストランド2,2,2を解撚して所定の長さ、即ち、接合部Jよりストランド2A,2aをロープ径の200倍、ストランド2B,2bをロープ径の400倍、およびストランド2C,2cをロープ径の600倍の長さにして、各々交互に交差させて接合部Jで突き合わせる。
【0008】
図2は図示右側の端部1Aで前記所定の長さにしたストランド2A,2B,2Cと、図示左側の端部1aで前記所定の長さにしたストランド2a,2b,2cと、各々の位置で対向する端部1A側のストランド2,2,2および端部1a側のストランド2,2,2を撚り戻しながら撚り込む。この時に、撚り込んだストランド2A,2B,2Cおよびストランド2a,2b,2cと、解撚した端部1A側のストランド2,2,2、および端部1a側のストランド2,2,2の各先端部をロープ径の50倍の長さ撚り込まずに残して延出させておく。こうして、接合部Jを境に図示で左右に各3箇所ずつ所定の間隔(ロープ径の200倍)でストランド2,2A、ストランド2,2B、ストランド2,2C、およびストランド2,2a、ストランド2,2b、ストランド2,2cの対で先端部を交差させて延出した状態にする。
【0009】
つぎに、図3,図4で示す様に、各ストランド2,2,2とストランド2a,2b,2cおよびストランド2,2,2とストランド2A,2B,2Cの前記した先端部には本発明のゴムブレード5,5,…を矢印8方向に巻き付け粘着テープで固定する。続いて、図5,図6に示すようにワイヤーロープ1の中心部にある既存の金芯を切除し、金芯に代えてゴムブレード5,5を巻き付けたストランド2,2aの先端部を交差させて入れ込むようにする。その他の各対のストランド2,2bとストランド2,2cおよびびストランド2,2Aとストランド2,2Bおよびストランド2,2Cについても同様にしてゴムブレード5,5,…を巻き付けた先端部を金芯に代えて中心部へ入れ込むようにする。さらに、前記した中心部に入れ込んだストランドの交差部には麻マクラ(図示せず。)を挿入してバイスで締め付けてワイヤーロープ1の外形を整形する。
【0010】
つぎに、前記した各ストランド2,2,…の先端部に巻き付けたゴムブレード5,5,…の構造および形成の仕方について説明をする。始めに、ゴム材料を型枠に注入して長さL、幅Wの薄板4aを形成する。続いて、その上に同形に裁断したナイロン製の帆布4cを敷き詰める。さらに、その上からゴム材料を今度は厚めに注入した後、熱してプレスをする。即ち、図7で示すようにナイロン製の帆布4cをゴム製の薄板4aと厚板4bで矢印6および矢印7の方向より挟み込んだ構成にする。従って、図8で示す様に帆布4cはゴム板4の厚さTの中心線CLよりも片側に寄せて挟み込まれた状態になっている。ゴム板4の形状は例えば長さL=5m、幅W=1m、厚さT=2mmとする。更に、こうして成形したゴム板4を幅W方向に40等分して裁断し、幅W/40、長さL、厚さTの帯状にしたゴムブレード5,5,…を成形する。尚、ゴム板4(ゴムブレード5)に用いたゴムブレードの材料特性を表1に示し、ナイロン帆布4cの布物性値を表2に示す。
【0011】
【表1】
Figure 0004251417
【0012】
【表2】
Figure 0004251417
【0013】
つぎに、ワイヤーロープ1(公称径36mm)のスプライスに従来のクレモナヤーン12と本発明のゴムブレード5を用いた場合のシーブ径1215mm、張力15.7tonで繰り返し曲げ試験を行った結果のグラフを図10に示す。図示の試験結果が示すように、従来のクレモナヤーン12を使用した場合よりも本発明のゴムブレード5を使用した場合の方がスプライスした箇所の金芯部のロープ径の変形量が小さく良好な結果となった。
【0014】
【発明の効果】
以上、記載したように本発明によれば、主に索道用のワイヤーロープを無端状に繋ぐためのスプライスに於いて、互いに撚り込んだストランドの金芯として挿入する先端部に従来のクレモナヤーンに替えて本発明のゴムブレードを積巻材として用いることでストランドの先端部に積巻材を巻く長さを短くすることができる。また、作業の均一化と作業性の向上ができ、更に摩擦力も比較的正確に確保できるので安全性も高められる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤーロープのスプライス箇所で解撚したストランドの状態を説明した模式図である。
【図2】ワイヤーロープのスプライス箇所で金芯として入れ込む先端部を残して各ストランドを撚り込んだ状態を説明した模式図である。
【図3】図2の部位Kを拡大してストランドの先端部に本発明のゴムブレードを巻き付けた状態を説明した模式図である。
【図4】図3のストランドの先端部に本発明のゴムブレードを巻き付ける状態を詳細に説明した模式図である。
【図5】本発明のゴムブレードを巻き付けた先端部を金芯に替えて入れ込んだ箇所のワイヤーロープの外形を説明した図である。
【図6】図5の本発明のゴムブレードを巻き付けた先端部を金芯に替えて入れ込んだ箇所のワイヤーロープの断面図である。
【図7】本発明のナイロン製の帆布を挟み込んだゴム板の構成を説明した斜視図である。
【図8】図7のナイロン製の帆布を挟み込んだゴム板の構成を説明した断面図である。
【図9】図7のゴム板を裁断して帯状のゴムブレードにする状態を説明した平面図である。
【図10】ワイヤーロープのスプライスに本発明のゴムブレードと従来のクレモナヤーンを積巻材として用いた際の実験結果を示したグラフである。
【図11】従来のワイヤーロープのスプライスで金芯に代わるストランドの先端部にクレモナヤーンを巻き付ける状態を説明した模式図である。
【符号の説明】
1 ワイヤーロープ
1A 端部
1a 端部
2,2,… ストランド
2A,2B,2C ストランド
2a,2b,2c ストランド
3 金芯
4 ゴム板
4a 薄板
4b 厚板
4c 帆布
5,5,… ゴムブレード
6,7,8 矢印
10 ワイヤーロープ
11,11,… ストランド
12,12,… クレモナヤーン
L 長さ
W 幅
T 厚さ
J 接合部
K 部位
CL 中心線

Claims (3)

  1. ワイヤーロープの端部どうしを連結するスプライス加工において、前記ワイヤーロープを解撚したストランドの端部には、ゴム材料間に帆布を積層した帯状のゴムブレードを巻き付けるとともに、該ストランドの端部を前記ゴムブレードとともにワイヤーロープの芯として入れ込むことを特徴とするワイヤーロープのスプライス方法。
  2. 前記帆布はナイロン製の帆布であり、該帆布を前記ゴムブレードの厚さの中心線より片側に寄せて挟み込んだ構成にしたことを特徴とする前記請求項1に記載のワイヤーロープのスプライス方法
  3. 前記ゴムブレードは前記帆布を挟み込み長方形状にプレスして形成したゴム板を細長の帯状に裁断して形成したことを特徴とする前記請求項1または請求項2に記載のワイヤーロープのスプライス方法
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