JP4250189B2 - 半導体記憶装置および電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体記憶装置、および、この半導体記憶装置を備えた電子機器に関し、より詳しくは、セル電流の変化を利用して情報を記憶できる機能を備えたフラッシュメモリセル等の不揮発性メモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなどのデータ記憶用、あるいはコード(プログラム)記憶用の半導体記憶素子として、フラッシュメモリ、強誘電体メモリ等のような不揮発性の半導体記憶装置が多く利用されている。さらに液晶パネルなど、ガラス基板上にも不揮発性メモリを搭載することが考えられている。
このような不揮発性メモリセルは、記憶状態に応じたセル電流の違いを利用して情報を記憶するものであるが、構造上、個々のメモリセルの間で書き込み時間に差が生じたり、消去セル電流がばらつくなど、セル特性のばらつきが大きい。特にガラス基板の上に形成されたメモリセルは、特性ばらつきが大きいため、極端に特性の悪いメモリセルは不良品として選別する必要がある。しかし、メモリ部分のみに生じた不良によって、一体化された液晶パネル部分をも不良品とするのは、大変効率が悪い。
また、個々のメモリセルは、ディスターブ(他のメモリセルへのアクセスによる外乱)や、エンデュランス(書き換え回数の増加によるメモリセルの書き換え特性の劣化)、リテンション(温度変化や経時変化等による蓄積情報の保持特性)等の影響が、互いに異なる度合いで及ぶため、製品が市場に出てから不良を起こすという問題が生じる。
従来のメモリセル不良に対する代表的な解決手法としては、ヒューズを用いたり(特開2002−74979号公報:特許文献1参照)、不揮発性メモリを用いて(特開2002−358794号公報:特許文献2参照)、冗長メモリセルに置換する半導体記憶装置がある。
しかしながら、上記従来のヒューズを用いた半導体記憶装置は、ウェハテスト後、ヒューズをレーザ等で切断する必要があるため、スループットが悪い。また、ヒューズ部分の面積がチップ面積を増大させる。あるいは、上記従来の不揮発性メモリを用いる半導体記憶装置は、冗長置換アドレスを記憶させる不揮発性メモリ自身の歩留まりが悪いと、救済効率が悪い。また、出荷後に不揮発性メモリの特性が変動するため、再書き込み等のアフタケアが必要であった。
特開2002−74979号公報 特開2002−358794号公報
そこで、この発明の課題は、個々のメモリセルの不良率が高くても、また、個々のメモリセルの特性が製品出荷後に変動しても、メモリ部の不良率を低く抑えることができる半導体記憶装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の半導体記憶装置は、
n個(nは整数:n>1)のメモリセルを直列に接続してメモリセル列を形成し、このメモリセル列をm個(mは整数:m>1)並列に接続し、
隣り合う上記メモリセル列において、各メモリセル列の隣り合う上記メモリセルの間に形成される中間ノードを、互いに、各メモリセル列の一方側から数えて同一番目に位置している上記中間ノード同士が接続されるように、他のメモリセルを介して、接続して、
全ての上記メモリセルにてメモリセル群を形成していることを特徴としている。
この発明の半導体記憶装置によれば、上記メモリセル群を形成しているので、個々のメモリセルの不良率が高くても、また、個々のメモリセルの特性が製品出荷後に変動しても、メモリセル1個に情報を記憶させる場合に比べ、メモリセル群の不良率を低く抑えることができ、出荷時の歩留まりを上げると共に、製品出荷後も、長期間、正確にメモリセルの情報を読み出すことができる。また、メモリセル列の中間ノード同士を互いに接続するメモリセルが書き込み状態の場合は、そこに電流が流れず、データが1(すべてのメモリセルが書き込み状態)に有利な構成となり、逆に、メモリセル列の中間ノード同士を互いに接続するメモリセルが消去状態の場合は、そこに電流が流れて、データが0(すべてのメモリセルが消去状態)に有利な構成となって、自己整合的に不良率を下げることができる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
n,mは、2であり、
2個のメモリセルを直列に接続して、第1の上記メモリセル列および第2の上記メモリセル列を、形成し、
上記第1のメモリセル列および上記第2のメモリセル列を、並列に、接続し、
上記第1のメモリセル列の上記中間ノードと、上記第2のメモリセル列の上記中間ノードとを、他のメモリセルを介して、接続して、
全ての上記メモリセルにてメモリセル群を形成している。
この実施形態の半導体記憶装置によれば、n,mを2とした上記メモリセル群を形成しているので、自己整合的に不良率を下げることができるメモリセル群を、5個のメモリセルにて形成できて、回路を小さくできる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
n,mは、3であり、
3個のメモリセルを直列に接続して、第1の上記メモリセル列、第2の上記メモリセル列および第3の上記メモリセル列を、形成し、
上記第1のメモリセル列、上記第2のメモリセル列および上記第3のメモリセル列を、順に、並列に、接続し、
上記第1のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードと上記第2のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードとの間、
上記第1のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードと上記第2のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードとの間、
上記第2のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードと上記第3のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードとの間、および、
上記第2のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードと上記第3のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードとの間を、それぞれ、他のメモリセルを介して、接続して、
全ての上記メモリセルにてメモリセル群を形成している。
この実施形態の半導体記憶装置によれば、n,mを3とした上記メモリセル群を形成しているので、自己整合的に不良率を下げることができるメモリセル群を、13個のメモリセルにて形成できて、回路を比較的小さくできると共に不良率を非常に低くできる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
上記メモリセル群の一端に、入出力端子の一端が接続されているトランジスタと、
上記メモリセル群の一端に、入力端が接続されているインバータと
を有し、
上記メモリセル群の他端は、第1の電源に接続され、
上記トランジスタの他端は、第2の電源に接続され、
上記インバータの出力端は、上記トランジスタの制御ゲートに接続されている。
この実施形態の半導体記憶装置によれば、上記メモリセル群に接続されているトランジスタと、上記メモリセル群に接続されているインバータとを有するので、上記メモリセル群に記憶された1ビットのデータを、1個のトランジスタと1個のインバータを用いるだけで、簡単に高い歩留まりで読み出すことが可能となる。また、タイミング信号を用いる必要がなく、電源を立ち上げるだけで、データを出力することができる。
また、この発明の電子機器は、上記半導体記憶装置を備えていることを特徴としている。
この発明の電子機器によれば、上記半導体記憶装置を備えているので、信頼性の高い電子機器が得られる。
この発明の半導体記憶装置によれば、個々のメモリセルを直列および並列に配列したメモリセル群に、1ビットのデータを記憶させるので、個々のメモリセルの不良率が高くても、また、個々のメモリセルの特性が製品出荷後に変動しても、メモリ部の不良率を低く抑えることができる。
この発明の電子機器によれば、上記半導体記憶装置を備えているので、信頼性の高い電子機器が得られる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の半導体記憶装置の第1実施形態を示す図である。この半導体記憶装置では、2個のメモリセルM100〜M101,M102〜M103を直列に接続して、第1のメモリセル列(メモリセルM100,M101)および第2のメモリセル列(メモリセルM102,M103)を、形成し、上記第1のメモリセル列と上記第2のメモリセル列とを、並列に、接続している。
上記第1のメモリセル列において、2個のメモリセルM100,M101の間に、中間ノードが形成される。上記第2のメモリセル列において、2個のメモリセルM102,M103の間に、中間ノードが形成される。
上記第1のメモリセル列の上記中間ノードと、上記第2のメモリセル列の上記中間ノードとを、他のメモリセルM104を介して、接続して、全ての上記メモリセルM100〜M104にて、メモリセル群100を形成している。このメモリセル群100に1ビットの情報を記憶する。
メモリセルは最初、電流が流れる消去状態(以下、この状態のメモリセルを「消去セル」と呼ぶ)にあるとし、これをデータ0とする。また、書き込み動作によって、電流が流れない書き込み状態(以下、この状態のメモリセルを「書き込みセル」と呼ぶ)とし、これをデータ1とする。もちろん、電流の状態やデータ0/1の定義は、これに限定されるものではない。
もし、個々のメモリセルの消去不良率(最初、消去状態にない確率も含める)をe、書き込み不良率をpとすると、メモリセル1個に1ビットを記憶させた場合の不良率ε0は、以下の(式1)
ε0=1−(1−e)・(1−p)・・・(式1)
であり、e=p=1%とすると、ε0=1.99%となってしまう。
そこで、図1に示した本発明の構成を用いて、5個のメモリセルのすべてのデータを0とする場合、メモリセル群としての消去不良率ε1eは、以下の(式2)
ε1e=(1−e)(1−(1−e)2)2+e(1−(1−e2)2)・・・(式2)
であり、すべてデータを1とする場合、メモリセル群としての書き込み不良率ε1pは、以下の(式3)
ε1p=p(1−(1−p)2)2+(1−p)(1−(1−p2)2)・・・(式3)
となる。e=p=1%とすると、ε1e=ε1p≒0.0202%となり、メモリセル1個に記憶させる場合に比べて、不良率は少なくとも約100分の1となる。
一方、図2に示すように、図1のメモリセルM104がない場合は、以下の(式4)(式5)
ε2e=(1−(1−e)2)2・・・(式4)
ε2p=1−(1−p2)2・・・(式5)
となって、e=p=1%とすると、ε2e≒0.0396%、ε2p≒0.0200%となって、データを0とする場合の不良率が約2倍高くなってしまう。
また、図3に示すように、図1のメモリセルM104がなく、その部分が短絡されている場合は、以下の(式6)(式7)
ε3e=1−(1−e2)2・・・(式6)
ε3p=(1−(1−p)2)2・・・(式7)
となって、e=p=1%とすると、ε2e≒0.0200%、ε2p≒0.0396%となって、データを1とする場合の不良率が約2倍高くなってしまう。
このように、本発明の図1のような構成を用いれば、メモリセルM104が書き込み状態の場合は、そこに電流が流れず、図2に示す回路と等価回路となり、データが1(すべてのメモリセルが書き込み状態)に有利な構成となり、メモリセルM104が消去状態の場合は、そこに電流が流れて、図3に示す回路と等価回路となり、データが0(すべてのメモリセルが消去状態)に有利な構成となって、自己整合的に不良率を下げることができる。また、自己整合的に不良率を下げることができるメモリセル群100を、5個のメモリセルM100〜M104にて形成できて、回路を小さくできる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の半導体記憶装置の第2実施形態を示す図である。この半導体記憶装置では、3個のメモリセルM400〜M402,M403〜M405,M406〜M408を直列に接続して、第1のメモリセル列(メモリセルM400〜M402)、第2のメモリセル列(メモリセルM403〜M405)、および、第3のメモリセル列(メモリセルM406〜M408)を、形成し、上記第1のメモリセル列、上記第2のメモリセル列および上記第3のメモリセル列を、順に、並列に、接続している。
上記第1のメモリセル列において、一方向から数えて1番目のメモリセルM400と2番目のメモリセルM401との間に、第1の中間ノードが形成され、一方向から数えて2番目のメモリセルM401と3番目のメモリセルM402との間に、第2の中間ノードが形成される。
上記第2のメモリセル列において、一方向から数えて1番目のメモリセルM403と2番目のメモリセルM404との間に、第1の中間ノードが形成され、一方向から数えて2番目のメモリセルM404と3番目のメモリセルM405との間に、第2の中間ノードが形成される。
上記第3のメモリセル列において、一方向から数えて1番目のメモリセルM406と2番目のメモリセルM407との間に、第1の中間ノードが形成され、一方向から数えて2番目のメモリセルM407と3番目のメモリセルM408との間に、第2の中間ノードが形成される。
上記第1のメモリセル列の上記第1の中間ノードと上記第2のメモリセル列の上記第1の中間ノードとの間を、他のメモリセルM409を介して、接続している。上記第1のメモリセル列の上記第2の中間ノードと上記第2のメモリセル列の上記第2の中間ノードとの間を、他のメモリセルM410を介して、接続している。
上記第2のメモリセル列の上記第1の中間ノードと上記第3のメモリセル列の上記第1の中間ノードとの間を、他のメモリセルM411を介して、接続している。上記第2のメモリセル列の上記第2の中間ノードと上記第3のメモリセル列の上記第2の中間ノードとの間を、他のメモリセルM412を介して、接続している。
全ての上記メモリセルM400〜M412にて、メモリセル群400を形成している。このメモリセル群400に1ビットの情報を記憶する。
上記第1の実施形態と同様に、メモリセルは最初、電流が流れる消去状態(以下、この状態のメモリセルを「消去セル」と呼ぶ)にあるとし、これをデータ0とする。また、書き込み動作によって、電流が流れない書き込み状態(以下、この状態のメモリセルを「書き込みセル」と呼ぶ)とし、これをデータ1とする。もちろん、電流の状態やデータ0/1の定義は、これに限定されるものではない。
図4に示した本発明の構成を用いて、13個のメモリセルのすべてのデータを0とする場合、メモリセル群としての消去不良率ε4eは、以下の(式8)
ε4e=(1−e)(1−(1−e)2)2+e(1−(1−e2)2)・・・(式8)
であり、すべてデータを1とする場合、メモリセル群としての書き込み不良率ε4pは、以下の(式9)
ε4p=p(1−(1−p)2)2+(1−p)(1−(1−p2)2)・・・(式9)
となる。e=p=1%とすると、ε4e=ε4p≒0.00031%となり、メモリセル1個に記憶させる場合に比べて、不良率は少なくとも約6400分の1となる。
一方、図5に示すように、図4のメモリセルM409〜M412がない場合は、以下の(式10)(式11)
ε5e=(1−(1−e)3)3・・・(式10)
ε5p=1−(1−p3)3・・・(式11)
となって、e=p=1%とすると、ε5e≒0.00262%、ε5p≒0.00030%となって、データを0とする場合の不良率が約9倍高くなってしまう。
また、図6に示すように、図4のメモリセルM409〜M412がなく、その部分が短絡されている場合は、以下の(式12)(式13)
ε6e=1−(1−e3)3・・・(式12)
ε6p=(1−(1−p)3)3・・・(式13)
となって、e=p=1%とすると、ε2e≒0.00030%、ε2p≒0.00262%となって、データを1とする場合の不良率が約9倍高くなってしまう。
このように、本発明の図4のような構成を用いれば、メモリセルM409〜M412が書き込み状態の場合は、そこに電流が流れず、図5に示す回路と等価回路となり、データが1(すべてのメモリセルが書き込み状態)に有利な構成となり、メモリセル409〜412が消去状態の場合は、そこに電流が流れて、図6に示す回路と等価回路となり、データが0(すべてのメモリセルが消去状態)に有利な構成となって、自己整合的に不良率を下げることができる。また、自己整合的に不良率を下げることができるメモリセル群400を、13個のメモリセルM409〜M412にて形成できて、回路を比較的小さくできると共に不良率を非常に低くできる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の半導体記憶装置の第3実施形態を示す図である。この半導体記憶装置は、n個(nは整数:n>1)のメモリセルを直列に接続してメモリセル列を形成し、このメモリセル列をm個(mは整数:m>1)並列に接続している(メモリセル(M111〜M11n、・・・、M1m1〜M1mn))。
隣り合う上記メモリセル列において、各メモリセル列の隣り合う上記メモリセルの間に形成される中間ノードを、互いに、各メモリセル列の一方側から数えて同一番目に位置している上記中間ノード同士が接続されるように、他のメモリセルM222〜M22n、・・・、M2m2〜M2mnを介して、接続している。この他のメモリセルM222〜M2mnは、(n−1)×(m−1)個ある。
つまり、上記隣り合うメモリセル列において、互いに接続される上記一方のメモリセル列の中間ノードと上記他方のメモリセル列の中間ノードとは、メモリセル列の一方側から数えて同一番目に位置している。
全てのメモリセルM111〜M1mn、M222〜M2mnにて、メモリセル群700を形成している。このメモリセル群700に1ビットの情報を記憶する。
この第3の実施形態においても、上記第1の実施形態および上記第2の実施形態と同様に、データの0、1に拘わらず、低い不良率が達成できる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の半導体記憶装置の第4実施形態を示す図である。この半導体記憶装置では、メモリセル群500は、通常のトランジスタ501とインバータ503とで構成される片ラッチ回路のノード502に接続されている。
ここでは、上記第1の実施形態(図1)に示すメモリセル群を用いたが、もちろん、上記第2の実施形態(図4)に示すメモリセル群や、上記第3の実施形態(図7)に示すメモリセル群を用いても構わない。
さて、本発明においては、メモリセルの情報は、電源立ち上げ時に、自動的に読み出され、DATA信号として出力される。その動作の様子を図9、図10を用いて説明する。
例えば、メモリセル群500のデータが0の場合、図9に示すように、電源が立ち上がると、メモリセルに電流が流れるため、ノード502の電圧は、電源電圧に追随して上昇し、インバータ503の出力DATAは、やがてLowとなり、データ0が読み出される。
一方、メモリセル群500のデータが1の場合、図10に示すように、電源が立ち上がっても、メモリセルに電流が流れないため、ノード502の電圧は、あまり上昇しない(実際には、寄生容量などのカップリングで、図のように若干は上昇する)。そして、電源電圧とノード502の電位差が、インバータを構成するP型トランジスタの閾値Vth(p)より大きくなると、インバータ503の出力DATAは、Highとなり、データ1が読み出される。このようにして、メモリセル群に記憶された1ビットのデータは、上記第1の実施形態で求めた高い歩留まり(=1−ε1eまたは1−ε1p)で正確に読み出される。
要するに、上記半導体記憶装置は、上記メモリセル群500の一端に、入出力端子の一端が接続されているトランジスタ501と、上記メモリセル群500の一端に、入力端が接続されているインバータ503とを有し、上記メモリセル群500の他端は、第1の電源に接続され、上記トランジスタ501の他端は、(第2の電源の一例として)接地に接続され、上記インバータ503の出力端は、上記トランジスタ501の制御ゲートに接続されている。
したがって、上記メモリセル群500に接続されているトランジスタ501と、上記メモリセル群500に接続されているインバータ503とを有するので、上記メモリセル群500に記憶された1ビットのデータを、1個のトランジスタ501と1個のインバータ503を用いるだけで、簡単に高い歩留まりで読み出すことが可能となる。また、タイミング信号を用いる必要がなく、電源を立ち上げるだけで、データを出力することができる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の電子機器としての液晶パネルを示すブロック図である。図12は、本発明の電子機器としての液晶パネルに用いるVcom電圧発生部のブロック図である。この液晶パネルは、本発明の半導体記憶装置としての不揮発性メモリを備え、この不揮発性メモリにVcom調整用のデジタルデータを記憶している。
図11に示すように、この液晶パネルでは、液晶の画素700、TFT(薄膜トランジスタ)701および付加容量702がアレイ状に配置され、TFT701のゲートを駆動するゲートドライバ703と、TFT701のソースに接続されるソースドライバ704とを有する。
ゲートドライバ703で選択されたTFT701がオンし、ソースドライバ704から、TFT701を介して、データが付加容量702に一時記憶される。液晶の画素700の劣化を防ぐため、1フレーム中の前半(正フィールド)では、高電圧VHのデータを与え、1フレーム中の後半(負フィールド)では、低電圧VLのデータを与える。そして、Vcomには、画面のチラつきを防ぐため、基準電圧として(VH+VL)/2の電圧を印加する。しかし、TFTのゲート・ソース間の寄生容量などに製造ばらつきがあるため、液晶パネル毎に、Vcomを設定する必要がある。
そこで、Vcom電圧発生部は、図12に示すように、不揮発性メモリとしてのメモリ部800に調整値を記憶させ、D/Aコンバータ(デジタル/アナログ変換器)801と、Vcomドライバ802を介して、Vcomとして出力すれば良い。上記メモリ部800は、Vcom調整値を長期間保存する必要があるため、高度の信頼性が必要となる。
ここで、本実施形態の不揮発性メモリは、個々のメモリセルの不良率が高くても、また、個々のメモリセルの特性が製品出荷後に変動しても、個々のメモリセルを直列、あるいは並列に並べたメモリセル群に、1ビットのデータを記憶させる手法を用いるため、メモリ部800の不良率を低く抑えることができ、出荷時の歩留まりを上げ、また、製品出荷後も、長期間、正確にメモリセルの情報を読み出すことができる。
したがって、上記第1〜上記第4の実施形態の何れか一つの半導体記憶装置を備える電子機器は、高信頼性を達成することができる。なお、上記半導体記憶装置は、液晶パネルに限られず、デジタルカメラや携帯電話、デジタル音声レコーダや音楽録音再生機器等のあらゆる電子機器に用いることができる。
本発明の半導体記憶装置の第1実施形態を示す図である。 消去不良に不利な半導体記憶装置を示す図である。 書き込み不良に不利な半導体記憶装置を示す図である。 本発明の半導体記憶装置の第2実施形態を示す図である。 消去不良に不利な半導体記憶装置を示す図である。 書き込み不良に不利な半導体記憶装置を示す図である。 本発明の半導体記憶装置の第3実施形態を示す図である。 本発明の半導体記憶装置の第4実施形態を示す図である。 メモリセルが消去状態の時の動作を示す説明図である。 メモリセルが書き込み状態の時の動作を示す説明図である。 本発明の電子機器としての液晶パネルを示すブロック図である。 本発明の電子機器としての液晶パネルに用いるVcom電圧発生部のブロック図である。
符号の説明
M100〜M104 メモリセル
M400〜M412 メモリセル
M111〜M1mn メモリセル
M222〜M2mn メモリセル
100、400、500、700 メモリセル群
501 トランジスタ
502 ノード
503 インバータ
700 液晶の画素
701 TFT
702 付加容量
703 ゲートドライバ
704 ソースドライバ
800 メモリ部
801 D/Aコンバータ
802 Vcomドライバ

Claims (5)

  1. n個(nは整数:n>1)のメモリセルを直列に接続してメモリセル列を形成し、このメモリセル列をm個(mは整数:m>1)並列に接続し、
    隣り合う上記メモリセル列において、各メモリセル列の隣り合う上記メモリセルの間に形成される中間ノードを、互いに、各メモリセル列の一方側から数えて同一番目に位置している上記中間ノード同士が接続されるように、他のメモリセルを介して、接続して、
    全ての上記メモリセルにてメモリセル群を形成していることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    n,mは、2であり、
    2個のメモリセルを直列に接続して、第1の上記メモリセル列および第2の上記メモリセル列を、形成し、
    上記第1のメモリセル列および上記第2のメモリセル列を、並列に、接続し、
    上記第1のメモリセル列の上記中間ノードと、上記第2のメモリセル列の上記中間ノードとを、他のメモリセルを介して、接続して、
    全ての上記メモリセルにてメモリセル群を形成していることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    n,mは、3であり、
    3個のメモリセルを直列に接続して、第1の上記メモリセル列、第2の上記メモリセル列および第3の上記メモリセル列を、形成し、
    上記第1のメモリセル列、上記第2のメモリセル列および上記第3のメモリセル列を、順に、並列に、接続し、
    上記第1のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードと上記第2のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードとの間、
    上記第1のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードと上記第2のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードとの間、
    上記第2のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードと上記第3のメモリセル列の1番目の第1の上記中間ノードとの間、および、
    上記第2のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードと上記第3のメモリセル列の2番目の第2の上記中間ノードとの間を、それぞれ、他のメモリセルを介して、接続して、
    全ての上記メモリセルにてメモリセル群を形成していることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    上記メモリセル群の一端に、入出力端子の一端が接続されているトランジスタと、
    上記メモリセル群の一端に、入力端が接続されているインバータと
    を有し、
    上記メモリセル群の他端は、第1の電源に接続され、
    上記トランジスタの他端は、第2の電源に接続され、
    上記インバータの出力端は、上記トランジスタの制御ゲートに接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1に記載の半導体記憶装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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