JP4249758B2 - 回転角検出装置 - Google Patents
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Description
また、この発明に係る回転角検出装置は、磁性材料からなるヨーク及び対向して配置されているとともに同方向に磁極を揃えた一対の永久磁石とから構成され、内部空間に同方向に磁束が流れる筒形状の磁気回路と、前記内部空間に配置された非接触センサと、前記磁気回路に設けられ、外部から磁気回路の内部空間に少なくとも電界が侵入するのを防止するシールド部材とを備え、前記永久磁石は、前記磁気回路を周方向に沿って切断したときの断面形状が、径方向内側が外側より寸法が短い台形形状であり、前記非接触センサは、回転体に取り付けられる前記磁気回路の回転に伴い前記磁束の方位の変化を検出することで、回転体の回転角を検出するようになっている。
図1は実施の形態1の回転角検出装置が組み込まれたエンジン用吸気制御装置1(以下、吸気制御装置と呼ぶ)の正面図、図2は図1の正断面図である。
この吸気制御装置1では、直流電流により駆動する駆動モータ12の軸に平歯車11が固定されている。この平歯車11には樹脂製の減速歯車10が歯合している。この減速歯車10は、扇形形状で樹脂製のスロットル歯車9が歯合している。このスロットル歯車9には、非磁性材料で構成されカップ状の有底部材13が埋設されている。
この有底部材13の内側には、ほぼ円筒形状の磁気回路6及びこの磁気回路6の外周壁面を覆ったシールド部材31が設けられている。
この磁気回路6、シールド部材31及び有底部材13は、インサート成形によりスロットル歯車9と一体化されている。有底部材13は、回転体であるシャフト4の端部に固定されている。このシャフト4は、吸気通路が形成されたボディ2に対して第1の軸受14a、第2の軸受14bを介して回転自在に支持されている。シャフト4には絞り弁3が固定されている。この絞り弁3は、スロットル歯車9を介して伝達されたスプリング5の弾性力により、常に吸気通路を閉じる方向に付勢されている。
第1のヨーク部22及び第2のヨーク部23は、同一半円形状である。また、第1の永久磁石20及び第2の永久磁石21も同一形状である。
また、上記シールド部材31は、磁性導電材料の例えば炭素鋼で構成されており、外部から磁気回路6の内部空間に電磁波が侵入するのを防止している。
シールド部材31の有底部材13側の端部には、第1のヨーク部22及び第2のヨーク部23側に折り曲げられたかしめ部31aが周方向に等分間隔で形成されている。
シールド部材31のかしめ部31aを第1のヨーク部22及び第2のヨーク部23側に折り曲げ、かしめることで、シールド部材31と磁気回路6とは一体化される。このものは、有底部材13に嵌入され、インサート成形されることで、有底部材13と一体化される。
非接触センサ30は、第1の永久磁石20及び第2の永久磁石21からの磁束の方向を検出してシャフト4の回転角を検出する磁気抵抗素子が内蔵された磁気検出部と、第1の磁気検出部からの出力信号を演算処理する出力演算部とから構成されている。
また、第2の永久磁石21から発生する磁束は、図3の矢印Bの方向に、即ち第2の永久磁石21のN極、第1のヨーク部22、内部空間、非接触センサ30、第2のヨーク部
23及び第2の永久磁石21のS極により形成された磁気経路に沿って流れる。
磁力線の回転範囲は、絞り弁3が全閉である0°から全開である90°の範囲であり、この範囲では、非接触センサ30は、絞り弁3の回転角度に対してそれぞれリニアリティに応答する。
また、非接触センサ30の全体は、シールド部材31で囲まれているので、電磁波ノイズが磁気回路6の内部空間に侵入するのがより防止され、出力信号のより安定化を図ることができる。
この場合には、シールド部材31は、外部からの磁界が磁気回路30の内部空間に侵入するのを防止できないものの、磁気的なエアギャップとして作用し、第1のヨーク部22、第2のヨーク部23に沿って流れる永久磁石20、21からの磁界が外部に漏れるのを低減させることができる。
従って、シールド部材31の厚みを適宜厚くすることで、磁気回路6から有底部材13への磁気漏れを低減させることができ、有底部材13を敢えて高価な非磁性材料で構成する必要はなく、安価で加工性が良好な低炭素鋼等を用いることができるという効果がある。
従って、有底部材13とともに、シールド部材31及び磁気回路6は、樹脂材で簡単に一体成形されるとともに、スロットル歯車9も同時に形成される。
図5は、実施の形態2における回転角検出装置における、外周壁面をシールド部材31で覆った磁気回路6Aを示す平面図である。
この実施の形態では、永久磁石20A、21Aは、磁気回路6Aを周方向に沿って切断したときの断面形状が、径方向内側が外側より寸法が短い台形形状である。
また、第1のヨーク部22A、第2のヨーク部23Aのそれぞれの端面が、永久磁石20A、21Aの両端面と当接するように、傾斜している。
他の構成、実施の形態1と同じである。
従って、透磁率が空気に近い永久磁石20A、21Aを通じて磁界ノイズが磁気回路6Aの内部空間に侵入する通路が狭くなり、磁気回路6A内への磁界ノイズの侵入をより防止することができる。
また、このものの場合、インサート成形時に、永久磁石20A、21Aが内径側へ移動するのは、第1のヨーク部22A、第2のヨーク部23Aの傾斜した端面で阻止され、インサート成形時における永久磁石20A、21Aの位置ずれは防止される。
その他の効果は、実施の形態1と同じである。
図6は、実施の形態3における回転角検出装置の要部断面図である。
この実施の形態では、シールド部材31Aが磁気回路6Bの内径側に配置されている。非磁性導電材料で構成されたシールド部材31Aは、両端部に周方向に間隔をおいて形成されたかしめ部31Aaがかしめ加工されて、第1のヨーク部22、第2のヨーク部23と一体化されている。
また、シャフト4側のかしめ部31Aaは、スロットルレバー40に形成された複数の孔40aを貫通した後かしめ加工されており、シールド部材31Aと一体化された磁気回路6Bは、スロットルレバー40と一体化されている。
このスロットルレバー40は金属製で、端部に扇形のスロットル歯車50が形成されている。
なお、このシールド部材31Aは、非磁性導電材料で構成されており、電界をシールドするものの、磁界は通過するので、永久磁石20、21により生じた磁気回路6Bの内部空間の磁力線の流れが、シールド部材31Aにより阻害されるようなことはない。
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
また、磁気回路は、対向して形成された一対の切欠き部を有したヨークと、この切欠き部に嵌着された永久磁石とから構成されていてもよい。
また、シールド部材31については、磁気回路6、6A、6Bの周壁面の全周を覆うことなく、透磁率が空気に近い永久磁石20A、21Aの全面のみを覆ってもよい。
Claims (5)
- 磁性材料からなるヨーク及び対向して配置されているとともに同方向に磁極を揃えた一対の永久磁石とから構成され、内部空間に同方向に磁束が流れる筒形状の磁気回路と、
前記内部空間に配置された非接触センサと、
前記磁気回路に設けられ、外部から磁気回路の内部空間に少なくとも電界が侵入するのを防止するシールド部材とを備え、
前記シールド部材は、前記回転体と一体のレバーを介して端部をかしめ加工することで前記磁気回路と一体化され、
前記非接触センサは、回転体に取り付けられる前記磁気回路の回転に伴い前記磁束の方位の変化を検出することで、回転体の回転角を検出することを特徴とする回転角検出装置。 - 磁性材料からなるヨーク及び対向して配置されているとともに同方向に磁極を揃えた一対の永久磁石とから構成され、内部空間に同方向に磁束が流れる筒形状の磁気回路と、
前記内部空間に配置された非接触センサと、
前記磁気回路に設けられ、外部から磁気回路の内部空間に少なくとも電界が侵入するのを防止するシールド部材とを備え、
前記永久磁石は、前記磁気回路を周方向に沿って切断したときの断面形状が、径方向内側が外側より寸法が短い台形形状であり、
前記非接触センサは、回転体に取り付けられる前記磁気回路の回転に伴い前記磁束の方位の変化を検出することで、回転体の回転角を検出することを特徴とする回転角検出装置。 - 前記磁気回路の内周面を覆った前記シールド部材は、磁界が通過し、前記電界をシールドする非磁性導電材料で構成されている請求項1または2に記載の回転角検出装置。
- 前記非接触センサの全体は、前記シールド部材で囲まれていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の回転角検出装置。
- 前記シールド部材は、少なくとも前記永久磁石を覆っていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の回転角検出装置。
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