JP4249088B2 - 内視鏡処置システム及びエネルギ処置具 - Google Patents
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Description
さらに、操作部には、コネクタを端部に設けた電源コードが接続されており、この電源コードの他端のコネクタは高周波電源装置に接続されている。これにより、操作ワイヤを介して高周波電源装置から高周波電流を供給して、ポリープの切除等の処置を行うものである。
上記特許文献1に記載の電気手術装置に用いられる高周波処置具では、高周波電源装置と操作部とを電源コードで連絡しているため、操作部を動かす際に電源コードが邪魔になり操作が煩雑になるという問題がある。さらに、鉗子チャンネルに高周波処置具を挿通した状態で鉗子チャンネルの軸線回りに回転させた際、電源コードが高周波処置具に絡まってしまう不都合も生じてしまう。
本発明の内視鏡処置システムは、鉗子チャンネルを有する内視鏡と、前記鉗子チャンネルに鉗子口から挿通されるエネルギ処置具本体と、該エネルギ処置具本体にエネルギを供給するエネルギ源と、前記内視鏡を通る電気配線を介して前記エネルギ源に接続され、かつ、前記鉗子口の近傍に設けられた内視鏡側電気接点と、前記エネルギ処置具本体に設けられ、前記エネルギ処置具本体を前記鉗子チャンネルに挿入したときに、前記内視鏡側電気接点と電気的に連結可能な処置具本体側電気接点とを備え、前記処置具本体側電気接点が、前記エネルギ処置具本体の長手方向に沿って移動可能であることを特徴とする。
この発明では、エネルギ処置具本体の長手方向に沿って移動可能であるため、エネルギ処置具本体に、例えば、高周波電流を供給しない場合は、内視鏡側電気接点からエネルギ処置具本体を退避させておくことができるため、エネルギ処置具本体に、例えば、高周波電流を供給するときのみ接続させることも可能となる。
この発明では、移動部材は伸縮性を有しているため、移動部材は自由にエネルギ処置具本体の長手方向に沿って伸縮可能となる。すなわち、エネルギ処置具本体に、例えば、高周波電流を供給する場合は移動部材を伸張させて内視鏡側電気接点と処置具本体側電気接点とを電気的に接続させ、例えば、高周波電流を供給しない場合は移動部材を収縮させてコンパクトにまとめておくことが可能となる。また、内視鏡側電気接点と処置具本体側電気接点との距離が変わっても容易に接続できる。
この発明では、内視鏡側電気接点に処置具本体側電気接点を接続させた状態で、鉗子口の軸線回りにエネルギ処置具本体のみを回転させることができるので、エネルギ処置具本体を回転操作し易くなる。
本発明に係る内視鏡処置システム及びエネルギ処置具によれば、内視鏡側電気接点と処置具側電気接点とを連結する電気配線が内視鏡を通っており、内視鏡側電気接点と処置具側電気接点とを接続すると、エネルギ処置具本体にエネルギを供給することが可能となる。したがって、電気配線が邪魔になることがないため、エネルギ処置具本体を操作する際の電気配線による煩わしさがなくなり、エネルギ処置具本体の自由度を向上させることが可能になる。
本実施形態に係る内視鏡処置システム1は、図1及び図2に示すように、鉗子チャンネル11を有する内視鏡10と、この内視鏡10の鉗子チャンネル11に鉗子口12から挿通される高周波処置具(エネルギ処置具)30とを備えている。また、高周波処置具30として、本実施形態ではホットバイオプシー鉗子を用いて説明する。
さらに、鉗子口12の近傍には、内視鏡側電気接点部20が設けられており、電気配線L1を介して高周波処置具30に高周波電流(エネルギ)を供給するエネルギ源3が接続されている。
挿入部33は、図5に示すように、被覆チューブ36で外周面が覆われた可撓性を有するコイルシース37と、コイルシース37内に進退自在に配された操作ワイヤ39と、コイルシース37の先端37a側に設けられた一対の鉗子片34a,34bと、この鉗子片34a,34bに接続され、操作ワイヤ39の進退操作を鉗子片34a,34bの開閉操作に変換するリンク機構38とを備えている。このコイルシース37の先端37a側は操作ワイヤ39が接触した状態になっており、また、コイルシース37の他端37b側は、被覆チューブ36の一部の被膜が剥離されて露出部分36aを形成している。
移動コネクタ43には、挿入部33を挿通可能な貫通孔43aが形成されており、移動コネクタ43は、高周波処置具本体31の長手方向に沿って移動可能となっている。また、貫通孔43aには、鉗子口12を圧入可能な圧入孔43bが形成されている。
また、コイルスプリング44の外周面には、外部から電気的に絶縁するため絶縁性の材料で形成されたカバー45が設けられている。なお、このカバー45は、コイルスプリング44の動きを規制しないように若干のたるみをもって設けることが好ましく、本実施形態では、図5に示すように、蛇腹状に設けられている。
内視鏡側電気接点21には、上面21a側に設けられ後述する嵌合孔42aと嵌合可能な突起部23が設けられている。この突起部23は鉗子口12を挟んで対称の位置に2箇所設けられている。また、内視鏡側電気接点21には、下面21b側にリング状の溝24が設けられている。
まず、内視鏡挿入部13を体腔内に挿入し、内視鏡操作部14に設けられた湾曲操作ノブ16a,16bを操作して、鉗子部材34を処置部位の付近に誘導する。そして、図2に示すように、鉗子口12から鉗子チャンネル11に高周波処置具本体31を挿通して、内視鏡先端部14から鉗子部材34を突出させる。次いで、移動コネクタ43を鉗子口12側に移動し、コイルスプリング44を伸展させて、図1及び図6に示すように、圧入孔43bに鉗子口12を圧入すると共に、内視鏡側電気接点21の突起部23に処置具本体側電気接点42の嵌合孔42aを嵌め合わせる。処置部位に鉗子部材34を近づけ、操作部35を操作し鉗子片34a,34bを開閉して、鉗子片34aと34bとにより処置部位の組織を挟み込む。このとき、鉗子部材34が処置部位を挟持し易いように鉗子片34a,34bの向きを調整する必要があれば、操作部35を回転させて鉗子片34a,34bの向きを変える。
本実施形態に係る高周波処置具50は、コイルスプリング44に代えて被覆電線51を用いている点と、移動コネクタ52の構成の点とにおいて、第1実施形態と異なっている。
リール53は、移動コネクタ52に高周波処置具本体31の軸方向に対し略直交方向に延びる軸線B回りに回転自在に軸支されている。これにより、移動コネクタ52を高周波処置具本体31の鉗子部材34側に移動させると、被覆電線51を移動コネクタ52から外部に繰り出せるようになっている。一方、固定部材41側に移動させると、リール53に被覆電線51が巻回されるようになっている。また、リール53の両端にはフランジ部55が形成されており、高周波処置具本体31側のフランジ部55aが導電性を有するとともに、外周面にはV溝55bが形成されている。さらに、被覆電線51の一端がフランジ部55aに、他端がコイルシース37の露出部分36aに電気的に接続されている。
まず、第1実施形態と同様に、鉗子チャンネル11に高周波処置具本体31を挿通する。そして、図10(a)に示すように、固定部材41側にある移動コネクタ52を挿入部33に沿って、図10(b)に示すように、内視鏡側電気接点21まで移動させる。このように、移動コネクタ52を高周波処置具本体31の挿入部33に沿って移動させると、移動コネクタ52内のリール53に巻回されている被覆電線51が軸線Bを中心に回転し移動コネクタ52から外部に繰り出される。そして、内視鏡側電気接点21の突起部23に処置具本体側電気接点42の嵌合孔42aを嵌め合わせる。次いで、高周波処置具本体31の操作部35を操作し鉗子片34a,34bを開閉して、鉗子片34aと34bとにより処置部位を挟み込む。
本実施形態に係る高周波処置具60は、移動コネクタ61の構成において、第2実施形態と異なっている。
移動コネクタ61は、空洞部61aに配されたボールベアリング62と、このボールベアリング62を介して高周波処置具本体31の挿入部33の軸線C回りに回転可能なリール63とを備えている。このリール63は、リング状となっており、挿入部33が中心に配されている。
まず、第1実施形態と同様に、鉗子チャンネル11に高周波処置具本体31を挿通する。そして、第2実施形態と同様にして、移動コネクタ52を高周波処置具本体31の挿入部33に沿って内視鏡側移動接点21まで移動させると、移動コネクタ61内のリール63に巻回されている被覆電線51が高周波処置具本体31の軸線C回りに回転し、移動コネクタ61から外部に露出する。そして、内視鏡側電気接点21の突起部23に処置具本体側電気接点42の嵌合孔42aを嵌め合わせる。次いで、高周波処置具本体31の操作部35を操作し鉗子片34a,34bを開閉して、鉗子片34aと34bとにより処置部位を挟み込む。
例えば、高周波電源3は、ユニバーサルコード19及び光源装置2を介して高周波電源3に接続される電気配線L1としたが、これに代えて、光源装置2を介さずにユニバーサルコード19の途中から分岐したコードに接続されていても良い。
また、内視鏡側電気接点21は、回転支持体22に対して回転可能であったが、内視鏡側電気接点21と回転支持体22とを固着させ、処置具本体側電気接点42を内視鏡側電気接点21に対して回転可能な構造であっても良い。
また、内視鏡側電気接点21の突起部23を2箇所設けたが、1箇所または3箇所以上であっても構わない。この構成の場合には、この突起部23に嵌合する位置に処置具本体側電気接点42の嵌合孔42aを設ければ良い。
L1 電気配線
1 内視鏡処置システム
10 内視鏡
11 鉗子チャンネル
12 鉗子口
20 高周波処置具(エネルギ処置具)
21 内視鏡側電気接点
31 高周波処置具本体(エネルギ処置具本体)
42 処置具本体側電気接点
44 コイルスプリング(移動部材)
Claims (4)
- 鉗子チャンネルを有する内視鏡と、
前記鉗子チャンネルに鉗子口から挿通されるエネルギ処置具本体と、
該エネルギ処置具本体にエネルギを供給するエネルギ源と、
前記内視鏡を通る電気配線を介して前記エネルギ源に接続され、かつ、前記鉗子口の近傍に設けられた内視鏡側電気接点と、
前記エネルギ処置具本体に設けられ、前記エネルギ処置具本体を前記鉗子チャンネルに挿入したときに、前記内視鏡側電気接点と電気的に連結可能な処置具本体側電気接点とを備え、
前記処置具本体側電気接点が、前記エネルギ処置具本体の長手方向に沿って移動可能であることを特徴とする内視鏡処置システム。 - 前記処置具本体側電気接点が、伸縮性を有する移動部材によって前記エネルギ処置具本体と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡処置システム。
- 前記内視鏡側電気接点と前記処置具本体側電気接点との少なくとも一方が、前記鉗子口の軸線回りに回転可能に配されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡処置システム。
- 内視鏡の鉗子チャンネルに鉗子口から挿通されるエネルギ処置具本体を備えるエネルギ処置具であって、
前記エネルギ処置具本体を前記鉗子チャンネルに挿入したときに、前記内視鏡を通る電気配線を介してエネルギ処置具本体にエネルギを供給するエネルギ源に接続され、かつ、前記鉗子口の近傍に設けられた内視鏡側電気接点と電気的に連結可能で前記エネルギ処置具本体の長手方向に沿って移動可能である処置具本体側電気接点を前記エネルギ処置具本体に備えることを特徴とするエネルギ処置具。
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