JP4247433B2 - ヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置、及びそれを備えたヘリコプターのローター - Google Patents
ヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置、及びそれを備えたヘリコプターのローター Download PDFInfo
- Publication number
- JP4247433B2 JP4247433B2 JP2003145907A JP2003145907A JP4247433B2 JP 4247433 B2 JP4247433 B2 JP 4247433B2 JP 2003145907 A JP2003145907 A JP 2003145907A JP 2003145907 A JP2003145907 A JP 2003145907A JP 4247433 B2 JP4247433 B2 JP 4247433B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- laminated
- damper
- coupling device
- helicopter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title claims description 122
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims description 122
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims description 122
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 7
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 claims abstract description 6
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 9
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 4
- 238000013461 design Methods 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- ZZYSLNWGKKDOML-UHFFFAOYSA-N tebufenpyrad Chemical compound CCC1=NN(C)C(C(=O)NCC=2C=CC(=CC=2)C(C)(C)C)=C1Cl ZZYSLNWGKKDOML-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
- B64C27/32—Rotors
- B64C27/35—Rotors having elastomeric joints
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Prostheses (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
- Toys (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘリコプターのブレードをローターハブに接続するフレキシブル翼桁と、上記ブレードのピッチを制御するトルクチューブとの間に介装されるボール及びダンパー結合装置、及びそれを備えたヘリコプターのローターに関する。
【0002】
【従来の技術】
米国特許第4244677号明細書(特許文献1)及び欧州特許第0451084号明細書(特許文献2)(ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーション)には、フレキシブル翼桁の平坦部を上下2方向から挟むように設けられた2つの独立したモジュールからなる結合装置が開示されている。該結合装置を構成する各モジュールは、積層ダンパー及び積層ボールを含んで構成されている。積層ダンパーは、金属層とエラストマー層とが交互に配設された積層を含み、その積層は、ダンパーの外側端部(即ちフレキシブル翼桁に対して反対側の端部)と内側端部(即ちフレキシブル翼桁側の端部)との間に広がっている。積層ダンパーは、その外側端部に組立用の外側結合エレメントを有しており、そこでピッチ制御用のトルクチューブに接続されている。また、積層ダンパーは、その内側端部で、上記モジュールに含まれる積層ボールの外側端部(即ちフレキシブル翼桁に対して反対側)に固定されている。積層ボールは、その内側端部(即ちフレキシブル翼桁側)に内側結合エレメントを有しており、そこでフレキシブル翼桁に固定されている。
【0003】
このような結合装置(「スナッバー」としても参照される)は、ボールベアリングを有さない(「ベアリングレスメインローター」又はBMRとして知られる)ローターハブのフレキシブル翼桁で使用され、ローターの構成要素(ブレード/フレキシブル翼桁/ピッチ制御用トルクチューブ)を位置決めし、そして、ブレードの自然振動モードに減衰を与える働きをする。
【0004】
BMR型ローターハブは、ブレードをローターハブに接続するフレキシブル翼桁の構造、即ち、上記ハブ周囲を回転するローターによって加えられる遠心力によって張られる、一般的には複合材料のストリップを構成要素とする。トルクチューブは、ブレードの基部に固定されて翼桁を取り囲み、ブレード及び翼桁に共通する主軸回りにひねりを加える働きをする。この「ピッチ」制御によって、ヘリコプターの制御が可能となる。
【0005】
このピッチ制御、及びブレードと取り巻く空気との航空力学的相互作用、またローター組立部材とヘリコプター構造との相互作用の結果として引き起こされる力及び変位が与えられると、以下のことが必要となる。
【0006】
−翼桁に対するトルクチューブのポジショニング(センタリング)を維持すること。これは本質的にブレードのフラッピングに起因する圧縮応力を吸収する(take up)働きをする接合点(abutment)又は「スナッバー」の機能である。
【0007】
−トルクチューブと翼桁とを、それらの共通軸回りでの回転という点に関して分断すること。ピッチの制御でひねりを課すと、システムの構成(geometry)に起因して、トルクチューブと翼桁との間で大きく異なる量のひねりが発生する。したがって、結合装置は、このひねりの差に適応しなければならない。そして、−ブレードの回転に関連するブレードでの航空力学的流体抵抗に起因する並進時の変位に適応すること。流体抵抗により、上述したフラッピング時の加振平面に垂直なローターの略平面内の方向に、交互に発生する剪断応力が加えられる。
【0008】
上述した特許文献1及び特許文献2には、2つのモジュールでそれ自身が構成された結合装置(「スナッバー」)であって、各モジュールが球面状部と平面状部とで構成された積層を含んで構成されており、各部は異なる材料からなり、総じて上記の3つの機能を満足することができるようになっている。
【0009】
積層構造により、圧縮応力又は「フラッピング」の力に耐えることができる。また、球面状の形状により、回転可能な分断を伴うシステムが可能となる。平面状部は、航空力学的流体抵抗に関連する並進運動に適応する働きをする。
【0010】
これらのボール及びダンパー結合モジュールは、反対向きに対をなして設けられており、ローターの各ブレードを取り付け、そして動作させるための組立部材をそれぞれ形成している。
【0011】
【特許文献1】
米国特許第4244677号明細書
【0012】
【特許文献2】
欧州特許第0451084号明細書(特許第2911630号公報)
【0013】
【特許文献3】
米国特許第5228834号明細書
【0014】
【特許文献4】
米国特許第6113352号明細書
【0015】
【非特許文献1】
パンダ・ビー(PANDA B)他著,「コマンシュベアリンレスローターの相関分析試験用空力弾性安定翼孔(AEROELASTIC STABILITY WIND TUNNEL TESTING WITH ANALYTICAL CORRELATION OF THE COMANCHE BEARINLESS MAIN ROTOR)」,(米国),第42巻第3号、ジャーナル・オブ・アメリカン・ヘリコプター・ソサイエティ(JOURNAL OF AMERICAN HELICOPTER SOCIETY),1997年7月1日,p.207〜217(p.208、第2欄第9〜24行、及び図1)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、本質的に、外部から適用される圧縮応力(prestress)のための手段が記載されている。この圧縮応力は、それぞれ、平面状の積層ダンパー及び球面状の積層ボールからなる2つのモジュールの両方に同時に加えられ、どの結合エレメントの構造においても引っ張り力(traction stress)がなく、それによって寿命を延ばすことが保証される。しかしながら、圧縮応力(prestress)が平面状の積層ダンパー及び球面状の積層ボールの両方において同様に存在することが観測されている。
【0017】
発明者等は、上述のようなボール及びダンパー結合構造は、ローター及び結合スナッバー自体の最適な機能を阻害する2つの基本的な問題をもたらすことを見いだした。
−積層ダンパーを構成するユニットが一般的に柔軟性を有するため、結合装置の結合部分を構成するユニットの球面状部によって提供される翼桁の回転とトルクチューブの回転との分断が不十分であること。
【0018】
―加えられる負荷と変位との組み合わせが、それらの負荷及び変位の互いの相互作用、及びそれらの様々な軸回りにおける結合装置(スナッバー)の結合エレメントの特有の柔軟性との相互作用を考慮しなければ算出できないこと。
【0019】
このことは、トルクチューブの瞬間的な回転中心は、加えられた変位と負荷との組み合わせに依存し、構築された結合装置(スナッバー)の結合部分を構成するユニットの幾何学的中心にも、スリーブの対称の主軸にも位置しないことを意味する。そして、柔軟性の結果として生じる負荷の組み合わせは複雑となり、それは結合装置(スナッバー)の結合エレメント構造を有する個々の実施形態に依存する。
【0020】
上記の結果として、上述した問題の少なくとも一つを改善して、このようなボール及びダンパー結合装置の寿命を延ばす必要が生じてくる。
【0021】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、結合装置のデザインを大きく変更することなく、変位と力とを組み合わせた結果として発生する引っ張り力(traction stress)に有意な改良を達成することができ、それによって結合装置の寿命を大きく延ばすことができるヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置、及びそれを備えたヘリコプターのローターを提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特に、航空力学的流体抵抗モードにおける剪断応力が存在する下、球面状部と平面状部とを内部連結する2つの中間遷移プレートが平行を保持しないという事実を認識することを、基礎としている。
【0023】
発明者等は本発明の基となるこの考えから、2つのモジュールの間を、それらの平面状ダンパーと球面状ボールとの境界面を介して接続し、この接続を強化又は固定することを見いだした。
したがって、本発明に係るボール及びダンパー結合装置は、ヘリコプターのブレードをローターハブに接続するフレキシブル翼桁と、前記ブレードのピッチを制御するトルクチューブとの間に介装されるボール及びダンパー結合装置であって、各々が断片的な球面状の積層ボール及び該積層ボールの外側端部に接続された平面状の積層ダンパーを備え、各々の前記積層ボールの内側が対向するように配設された2つの独立したモジュールを含み、前記積層ダンパーが、その外側端部に前記トルクチューブに接続する外側結合エレメントを有し、前記積層ボールが、その内側端部に前記フレキシブル翼桁に接続する内側結合エレメントを有し、金属層とエラストマー層との積層を含んで構成されており、前記モジュールの一方における前記積層ボールの外側端部と、前記モジュールの他方における前記積層ボールの外側端部との間を補強して接続する少なくとも1つの接続エレメントを備えていることを特徴とする。平面状の積層ダンパー結合装置の減衰作用は、ゴムや内部油圧装置による従来の手法で提供される。
【0024】
ここで、前記積層ダンパーは、前記積層ボールの外側端部に中間結合エレメントを介して接続されていることが望ましい。例えば、前記積層ダンパーの内側端部と前記積層ボールの外側端部との間を接続する少なくとも1つの中間遷移プレートを備えるとよい。そして、前記接続エレメントが、前記モジュールの一方における前記中間結合エレメントと、前記モジュールの他方における前記中間結合エレメントとの間を補強して接続することが望ましい。
【0025】
また、第1の変形態様として、前記接続エレメントが、両方の前記積層ボールを取り囲み、前記2つの独立したモジュールの前記積層ダンパーと前記積層ボールとの間を接続するチューブとなり得る。
【0026】
また、第2の変形態様として、前記接続エレメントが、前記2つの独立したモジュールのうち、一方の前記積層ダンパーと前記積層ボールとの間を接続する開いたチューブであり、該開いたチューブは、開いた端部で他方のモジュールの前記積層ボールの外側端部に固定されていてもよい。
【0027】
また、他の変形態様として、前記接続エレメントが、前記2つの積層ボールの対向する外側端部を接続する部品となり得る。また、接続エレメントは、曲面状であり、凹面側が前記積層ボールに向けられていることが望ましい。これによりフレキシブル翼桁の側を回ることができる。
【0028】
また、他の変形態様として、前記接続エレメントが、支柱を含んで構成されていてもよい。
【0029】
また、好ましい変形態様として、各々が、前記積層ダンパーの内側端部と前記積層ボールの外側端部との間を接続する一対の接続用エレメントを備え、該接続用エレメントのそれぞれが、前記接続用部位において組み合わせられて前記接続エレメントを形成していてもよい。前記一対の接続用エレメントは、各々が、前記積層ダンパーの内側端部と前記積層ボールの外側端部との間を接続する中間結合エレメントと接続用部位とを備えていることが望ましい。
【0030】
また、前記接続エレメントは、前記積層ボールに適合する型で形成され得る。
【0031】
また、前記接続エレメントが、結合装置がフレキシブル翼桁とトルクチューブとの間に組立られた後に、第1の大きさの圧縮応力が前記積層ボールに適用される方法で寸法決め(dimensioning)されていることが望ましい。
【0032】
また、ピッチ制御用の前記トルクチューブ(2)に組み立てるための前記外側結合エレメントが、結合装置の組立後に、第2の大きさの圧縮応力が前記積層ダンパーに適用される方法で寸法決め(dimensioning)されていることが望ましい。
【0033】
前記第1の大きさの圧縮応力及び第2の大きさの圧縮応力が異なる値となり得る。これにより、結合装置の各構成要素(積層ダンパー及び積層ボール)を最適な方法で選択することができる。
【0034】
本発明に係るヘリコプターのローターは、上記のボール及びダンパー結合装置の少なくとも一つが、前記フレキシブル翼桁と、ピッチ制御のための前記トルクチューブとの間に介装されていることを特徴とする。このような組立は、少なくとも1つの結合装置が、前記積層ボールに第1の大きさの圧縮応力と共に配設されて、及び/又は少なくとも1つの結合装置が、前記積層ダンパーに第2の大きさの圧縮応力と共に配設されてなされ得る。ここで、前記第1の大きさの圧縮応力及び第2の大きさの圧縮応力が異なる値であることが望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明をする。
【0036】
図1は、本発明の第1実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。図6及び図7は、本発明の実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の動作を概略的に説明するための断面図である。
【0037】
図示のように、ローターハブには、ヘリコプターのブレードを制御するために、該ブレードをローターハブに接続する、一般的には複合材料のフレキシブル翼桁1と、翼桁1を取り囲むトルクチューブ2とが取り付けられている。トルクチューブ2の外周の接続部52に接続され、方向Fに移動可能なピッチアクチュエータエレメント51の動作の下、トルクチューブ2は、ブレードのピッチを制御するようになっており、それによりヘリコプターが制御可能となっている。
【0038】
本発明の実施の形態に係るボール及びダンパー結合装置は、翼桁1とトルクチューブ2との間に介装され、翼桁1の両側に設けられた2つのモジュールを含んで構成されている。各モジュールは、連続した断片的な球面状の積層ボール6、6’、及び積層ボール6、6’の外側端部に接続された平面状の積層ダンパー7、7’を備えており、2つのモジュールは、各々の積層ボール6、6’の内側が翼桁1を挟んで対向するように配設されている。積層ボール6、6’は、内側結合エレメントとなるボール内側プレート8、8’を介して翼桁1に固定されており、そこには、各積層ボール6、6’を構成する円柱状又は半球面状の金属層とエラストマー層との積層構造の最内部層に対応した曲線状のアウトライン81、81’が示されている。
【0039】
積層ボール6、6’の外側端部には、中間結合エレメントとなるボール外側プレート9、9’及びダンパー内側プレート15、15’が設けられており、ボール外側プレート9、9’は、平面状の積層ダンパー7、7’側に設けられたダンパー内側プレート15、15’にネジ32で固定されている。そして、平面状の積層ダンパー7、7’の外側端部には、外側結合エレメントとなるダンパー外側プレート10、10’が設けられており、その中央部11、11’は積層の積み重ね部に対応し、積層ダンパー7、7’は、中央部11、11’両側の延長部分12、12’の間に位置している。ダンパー外側プレート10、10’は、ネジ14、14’によってトルクチューブ2の端部21に固定可能となっている。
【0040】
本実施形態においては、上記モジュールの一方における積層ボール6と積層ダンパー7との間の共通平面を形成するボール外側プレート9又はダンパー内側プレート15は、接続エレメントとなる2つの中間構造3によって、上記モジュールの他方における積層ボール6’と積層ダンパー7’との間の共通平面を形成するボール外側プレート9’又は15’に固定されている。即ち、接続エレメントの中間構造3は、2つの積層ボールの対向する外側端部を接続する部品となっている。このように両モジュールの中間結合エレメントの間を補強して接続する接続エレメントは、1又は複数備えることができる。
【0041】
これにより、翼桁1で取り上げられ、翼桁1とトルクチューブ2との間で相対的並進(矢印X)(図6に連続線及び破線で示した2つの位置参照)を起こす、ブレードにおける流体抵抗Tによって発生した剪断運動(the action of shear)(図6参照)の下、上述の共通平面の間で並進は失われないこと(図6においてボール外側プレート9はθ1だけ回転している)が保証される。ただし、詳細には、平面状の積層ダンパーが、このような回転を妨げるのに十分に硬く製造されていないことが前提となる。
【0042】
また、これにより、ピッチ制御に起因して翼桁1とトルクチューブ2との間の角度θで相対的回転がなされている間においても、2つのボール外側プレート9、9’の間の剪断平面において非対称のオフセット(図7における矢印X’)が発生するのを避けることができる。
【0043】
本発明の実施形態では、中間構造3が追加され、翼桁1を取り巻きトルクチューブ2の内側に適合した「結合リング」を形成している。そして、結合装置(スナッバー)は、球面状部(積層ボール6、6’)と平面部(積層ダンパー7、7’)との間を接続する中間結合エレメントとなる中間遷移プレート(ボール外側プレート9、9’)を備えており、結合装置の各モジュールに属する2つの中間遷移プレートは、それ自体が中間構造3によって相互に接続されている。
【0044】
この構造は適切な形状であり、適切な材料(例えば、金属や繊維強化対称金属、或いはその「複合物」)で製造され、上述の中間遷移プレートの間が十分に固く結合される。
【0045】
A1)上述のように、このことが重要な差異をもたらし、2つの中間遷移プレートは略平行を保ち、ユニットとして同時に回転及び/又は並進されることが保証される。したがって、回転分断機能は、遙かに厳密な方法で提供される。結果として、変位と負荷とを組み合わせるのがより有利となる。注目すべきことに、平面状の積層ダンパー7、7’は、回転/屈曲において殆ど応力を受けないが、積層ボール6、6’は、並進において殆ど応力を受けない。
【0046】
A2)また、ボール及びダンパー結合装置を形成する2つのモジュール間の作用はよりよく分配される。これにより平面状のダンパーの操作も改善される。従来の技術に係る結合装置の構成では、回転及び並進は、結合装置のモジュールのうち1つで足し合わされるが、これら2つの主な応力は、翼桁の反対側に配設された他方のモジュールに引き取られる。このため、大きな量の不均衡動作が発生してしまうが、本発明においては、その大部分が適正化される。
【0047】
さらに、結合装置(スナッバー)の組立品において、球面状の積層ボールの部分と平面状の積層ダンパーの部分とに異なる圧縮応力(prestress)を適用することができる。このことは、翼桁の中央部分、或いはトルクチューブ2の外側部分のいずれに結合装置を取り付ける際にも、ローターに結合装置(スナッバー)を組み立てる一般的な方法を阻害することなく行われ得る。各モジュールにおける平面状の積層ダンパーの部分と球面状の積層ボールの部分との間のこれらの異なる圧縮応力は、ダンパー外側プレート10、10’及び各結合エレメント又は接続エレメントの寸法決め(dimensioning)などで得られ、該圧縮応力によって、結合装置を、各部分で見られる負荷の組み合わせに対して、可能な限り精密に合わせることができる。
【0048】
注目すべきことに、これは、結局、一方のモジュールには小さすぎ、他方のモジュールには大きすぎることとなり得る特許文献1(米国特許第4244677号明細書)でのような共通の平均値を適用する場合より、効果的である。
【0049】
本発明に基づき結合を強化することにより、結合装置のデザインを大きく変更することなく、変位と力とを組み合わせた結果として発生する引っ張り力(traction stress)に有意な改良を達成することができ、それによって結合装置の寿命を大きく延ばすことができる。さらに、これにより、ブレードにおける入射応力及び抗力を分断し、翼桁1に対してトルクチューブ2のポジショニングをよりよくすることができる。
【0050】
上記の図1に示した実施形態では、対向するボール外側プレート9、9’は、それぞれの端部91、91’の間がネジ32で固定され、2つの接続エレメント3によって強化されている。これらの接続エレメントは、例えば、図1に示すような凹面側が翼桁1及び積層ボール6、6’に向けられた曲面状のプレートのように、図1の紙面に対して垂直な方向に連続したものであってもよいが、例えば、図5に示すような支柱35のように連続していないものを含んで構成されていてもよい。
【0051】
図2は、本発明の第2実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。翼桁1、トルクチューブ2、積層ボール6、6’、積層ダンパー7、7’、ボール内側プレート8、8’、及びダンパー外側プレート10、10’については、上述した実施形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0052】
本実施形態では、積層ダンパー7、7’の内側端部と積層ボール6、6’の外側端部との間に、中間結合エレメントとなるボール外側プレート49、49’及びダンパー内側プレート15、15’が設けられており、ボール外側プレート49、49’は、平面状の積層ダンパー7、7’側に設けられたダンパー内側プレート15、15’にネジ32で固定されている。
【0053】
また各ボール外側プレート49、49’は、それぞれ延長部41、41’と連続しており、ボール外側プレート49、49’と延長部41、41’とを有する一対の接続用エレメント4、4’が形成されている。延長部41、41’にはつまみ状の接続用部位42、42’が設けられており、それらはネジ45によって組み合わせられるようになっている。一対の接続用エレメント4、4’は、延長部41、41’でネジ45によって機械的に連結され、接続構造4Aを形成している。接続構造4Aは、モジュールの一方における中間結合エレメントと、モジュールの他方における中間結合エレメントとの間を補強して接続する接続エレメントとなっている。上記のように構成された第2実施形態に係るボール及びダンパー結合装置においても、上述した第1実施形態に係るボール及びダンパー結合装置と同様の効果を得ることができる。
【0054】
また、接続エレメント(強化エレメント)は、例えば、ボール外側プレート49、49’や図1に示した中間遷移プレート9、9’のように連続的に積層ボールに適合する型で形成されていることが望ましい。このように形成されたエレメントは互いに固定されて強化される。
【0055】
図3は、本発明の第3実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。翼桁1、トルクチューブ2、積層ボール6、6’、積層ダンパー7、7’、ボール内側プレート8、8’、及びダンパー外側プレート10、10’については、先の第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0056】
本実施形態では、積層ボール6と積層ダンパー7との間、及び積層ボール6’と積層ダンパー7’との間に、中間結合エレメントとなるボール外側プレート9A、9A’、チューブ40の平坦部44、44’、及びダンパー内側プレート15、15’が設けられている。平坦部44、44’は、平面状の積層ダンパー7、7’側に設けられたダンパー内側プレート15、15’に固定されている。
【0057】
またチューブ40は、平坦部44、44’の間に延長部44a、44bを備えており、両方の積層ボール6、6’を取り囲み、2つの独立したモジュールの積層ダンパー7、7’と積層ボール6、6’との間を接続する閉じたリング状となっている。各平坦部44、44’は、延長部44a、44bで機械的に連結されている。即ち、チューブ40は、モジュールの一方における中間結合エレメントと、モジュールの他方における中間結合エレメントとの間を補強して接続する接続エレメントとなっている。上記のように構成された第3実施形態に係るボール及びダンパー結合装置においても、上述した第1実施形態に係るボール及びダンパー結合装置と同様の効果を得ることができる。
【0058】
図4は、本発明の第4実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。翼桁1、トルクチューブ2、積層ボール6、6’、積層ダンパー7、7’、ボール内側プレート8、8’、及びダンパー外側プレート10、10’については、先の第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0059】
本実施形態では、積層ボール6と積層ダンパー7との間に中間結合エレメントとなるボール外側プレート9B、及びダンパー内側プレート15が設けられており、積層ボール6’と積層ダンパー7’との間に中間結合エレメントとなるボール外側プレート9B’、チューブ40Aの平坦部48、及びダンパー内側プレート15’が設けられている。ボール外側プレート9Bは、平面状の積層ダンパー7側に設けられたダンパー内側プレート15にネジ32で固定されている。平坦部48は、平面状の積層ダンパー7’側に設けられたダンパー内側プレート15’に固定されている。
【0060】
またチューブ40Aは、平坦部48の両端に延長部46a、46bを備えており、一方の積層ダンパー7’と積層ボール6’との間を接続し、残りの外周部46が所望の機械的相互接続をなす開いたリング状となっている。開いたチューブ40Aの端部46cは、積層ボール6及び積層ダンパー7の間に配設された中間遷移プレート9Bの端部91にネジ32で固定されている。即ち、開いたチューブ40Aの開いた端部46cで他方のモジュールの積層ボール6の外側端部にボール外側プレート9Bを介して固定されている。したがって、平坦部48とボール外側プレート9Bとの間は、延長部46a、46bで機械的に連結されている。即ち、チューブ40Aは、モジュールの一方における中間結合エレメントと、モジュールの他方における中間結合エレメントとの間を補強して接続する接続エレメントとなっている。上記のように構成された第4実施形態に係るボール及びダンパー結合装置においても、上述した第1実施形態に係るボール及びダンパー結合装置と同様の効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明に係るボール及びダンパー結合装置は、フレキシブル翼桁とトルクチューブとの間に介装され、各々が積層ボール及び積層ダンパーを備え、各々の前記積層ボールの内側が対向するように配設された2つの独立したモジュールを含み、前記積層ダンパーが、その外側端部に前記トルクチューブに接続する外側結合エレメントを有し、前記積層ボールが、その内側端部に前記フレキシブル翼桁に接続する内側結合エレメントを有し、金属層とエラストマー層との積層を含んで構成されており、前記モジュールの一方における前記中間結合エレメントと、前記モジュールの他方における前記中間結合エレメントとの間を補強して接続する少なくとも1つの接続エレメントを備えていることを特徴とする。
【0062】
上記結合装置によれば、結合装置のデザインを大きく変更することなく、変位と力とを組み合わせた結果として発生する引っ張り力(traction stress)に有意な改良を達成することができ、それによって結合装置の寿命を大きく延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。
【図3】 本発明の第3実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。
【図4】 本発明の第4実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態において、接続エレメントが支柱を含んで構成されたボール及びダンパー結合装置の斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の動作を概略的に説明するための断面図である。
【図7】 本発明の実施形態に係るボール及びダンパー結合装置の動作を概略的に説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル翼桁
2 トルクチューブ
3 中間構造(接続エレメント)
6、6’ 積層ボール
7、7’ 積層ダンパー
8、8’ ボール内側プレート(内側結合エレメント)
9、9’ ボール外側プレート(中間結合エレメント)
10、10’ ダンパー外側プレート(外側結合エレメント)
15、15’ ダンパー内側プレート(中間結合エレメント)
Claims (16)
- ヘリコプターのブレードをローターハブに接続するフレキシブル翼桁(1)と、前記ブレードのピッチを制御するトルクチューブ(2)との間に介装されるボール及びダンパー結合装置であって、
各々が断片的な球面状の積層ボール(6、6’)及び該積層ボールの外側端部に接続された平面状の積層ダンパー(7、7’)を備え、各々の前記積層ボール(6、6’)の内側が対向するように配設された2つの独立したモジュールを含み、
前記積層ダンパー(7、7’)が、その外側端部に前記トルクチューブ(2)に接続する外側結合エレメント(10、10’)を有し、
前記積層ボール(6、6’)が、その内側端部に前記フレキシブル翼桁(1)に接続する内側結合エレメント(8、8’)を有し、金属層とエラストマー層との積層を含んで構成されており、
前記モジュールの一方における前記積層ボール(6)の両側外側端部(9、15、49、9A、44、91)と、前記モジュールの他方における前記積層ボール(6’)の両側外側端部(9’、15’、49’、9A’、44’、48)との間を補強して接続する少なくとも1つの接続エレメント(3、35、41、41’、44a、44b、46a、46b)を備えていることを特徴とするヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。 - 前記積層ダンパー(7、7’)の内側端部と前記積層ボール(6、6’)の外側端部との間を接続する少なくとも1つの中間遷移プレート(9、9’、15、15’、49、49’、9A、9A’、44、44’、91、48)を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメントが、両方の前記積層ボール(6、6’)を取り囲み、前記2つの独立したモジュールの前記積層ダンパー(7、7’)と前記積層ボール(6、6’)との間(44、44’)を接続するチューブ(40)であることを特徴とする請求項1又は2記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメントが、前記2つの独立したモジュールのうち、一方の前記積層ダンパー(7’)と前記積層ボール(6’)との間(48)を接続する開いたチューブ(40A)であり、該開いたチューブ(40A)は、開いた端部で他方のモジュールの前記積層ボール(6)の外側端部(9B、15)に固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメントが、前記2つの積層ボール(6、6’)の対向する外側端部を接続する部品(3、35)であることを特徴とする請求項1又は2記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメント(3)が、曲面状であり、凹面側が前記積層ボール(6、6’)に向けられていることを特徴とする請求項5記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメント(35)が、支柱を含んで構成されていることを特徴とする請求項5記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 各々が、前記積層ダンパー(7、7’)の内側端部と前記積層ボール(6、6’)の外側端部との間を接続する一対の接続用エレメント(4、4’)を備え、該接続用エレメント(4、4’)のそれぞれが、前記接続用部位(42、42’)において組み合わせられて前記接続エレメント(4A)を形成していることを特徴とする請求項1記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメント(3、35、41、41’、44a、44b、46a、46b)が、前記積層ボール(6、6’)に適合する型で形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記接続エレメント(3、35、41、41’、44a、44b、46a、46b)が、結合装置の組立後に、第1の大きさの圧縮応力が前記積層ボール(6,6’)に付与されるように寸法決め(dimensioning)されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- ピッチ制御用の前記トルクチューブ(2)に組み立てるための前記外側結合エレメント(10、10’)が、結合装置の組立後に、第2の大きさの圧縮応力が前記積層ダンパー(7,7’)に付与されるように寸法決め(dimensioning)されていることを特徴とする請求項10に記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 前記第1の大きさの圧縮応力及び第2の大きさの圧縮応力が異なる値であることを特徴とする請求項11記載のヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のボール及びダンパー結合装置が、前記フレキシブル翼桁(1)と、ピッチ制御のための前記トルクチューブ(2)との間に介装されていることを特徴とするヘリコプターのローター。
- 少なくとも1つの結合装置が、前記積層ボール(6、6’)に第1の大きさの圧縮応力と共に配設されていることを特徴とする請求項13記載のヘリコプターのローター。
- 少なくとも1つの結合装置が、前記積層ダンパー(7、7’)に第2の大きさの圧縮応力と共に配設されていることを特徴とする請求項14記載のヘリコプターのローター。
- 前記第1の大きさの圧縮応力及び第2の大きさの圧縮応力が異なる値であることを特徴とする請求項15記載のヘリコプターのローター。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0206337A FR2839945B1 (fr) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | Dispositif combine amortisseur-rotule pour rotor d'helicoptere |
FR0206337 | 2002-05-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003341598A JP2003341598A (ja) | 2003-12-03 |
JP4247433B2 true JP4247433B2 (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=29286636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003145907A Expired - Fee Related JP4247433B2 (ja) | 2002-05-24 | 2003-05-23 | ヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置、及びそれを備えたヘリコプターのローター |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6832894B2 (ja) |
EP (1) | EP1364873B1 (ja) |
JP (1) | JP4247433B2 (ja) |
AT (1) | ATE305882T1 (ja) |
DE (1) | DE60301758T2 (ja) |
ES (1) | ES2250849T3 (ja) |
FR (1) | FR2839945B1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7396211B2 (en) * | 2006-03-30 | 2008-07-08 | General Electric Company | Stator blade airfoil profile for a compressor |
US9884680B2 (en) * | 2008-12-11 | 2018-02-06 | Sikorsky Aircraft Corporation | Elastomeric bearing system motion limiter |
FR2957998B1 (fr) | 2010-03-29 | 2013-04-26 | Eurocopter France | Amortisseur d'une pale, et rotor muni d'un tel amortisseur |
US9085357B2 (en) * | 2011-11-15 | 2015-07-21 | Textron Innovations Inc. | Rotor hub bearing system |
US20150157188A1 (en) * | 2013-08-14 | 2015-06-11 | Ahmnon D. Moskowitz | Systems and apparatuses for improved visualization of endoscopic images |
FR3019522B1 (fr) * | 2014-04-07 | 2016-05-20 | Airbus Helicopters | Ensemble sustentateur amovible d'un giravion et giravion |
FR3029892B1 (fr) | 2014-12-11 | 2017-01-06 | Airbus Helicopters | Dispositif de liaison par une rotule lamifiee entre une pale d'un rotor de giravion et un amortisseur de trainee de ladite pale |
FR3126494B1 (fr) * | 2021-08-31 | 2023-07-21 | Airbus Helicopters | banc d’essais pour amortisseur d’un rotor |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3791234A (en) * | 1970-05-18 | 1974-02-12 | Lockheed Aircraft Corp | A retention member |
US4244677A (en) | 1978-07-12 | 1981-01-13 | United Technologies Corporation | Cross-beam helicopter rotor with readily replaceable snubber |
US4257739A (en) * | 1978-09-11 | 1981-03-24 | Textron, Inc. | Soft inplane helicopter rotor |
US5092738A (en) | 1990-04-06 | 1992-03-03 | United Technologies Corporation | Flexbeam helicopter rotor with improved snubber-vibration damper between the torque tube and the flexible spar member |
JPH085437B2 (ja) * | 1990-04-27 | 1996-01-24 | 防衛庁技術研究本部長 | 回転翼航空機用の無関節ハブ構造 |
FR2708694B1 (fr) * | 1993-07-29 | 1995-10-06 | Hutchinson | Perfectionnement aux supports antivibratoires. |
FR2778165B1 (fr) * | 1998-04-29 | 2000-07-13 | Eurocopter France | Rotor sans articulation avec demi-paliers precomprimes d'appui des manchettes de pied de pale sur des lames torsibles d'emplanture des pales |
US6045328A (en) * | 1998-09-23 | 2000-04-04 | Lord Corporation | Fluid damper including flexible damping plate |
-
2002
- 2002-05-24 FR FR0206337A patent/FR2839945B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-04-09 DE DE60301758T patent/DE60301758T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-04-09 EP EP03290880A patent/EP1364873B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 2003-04-09 AT AT03290880T patent/ATE305882T1/de not_active IP Right Cessation
- 2003-04-09 ES ES03290880T patent/ES2250849T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2003-04-16 US US10/414,305 patent/US6832894B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-05-23 JP JP2003145907A patent/JP4247433B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6832894B2 (en) | 2004-12-21 |
US20040001754A1 (en) | 2004-01-01 |
FR2839945A1 (fr) | 2003-11-28 |
DE60301758T2 (de) | 2006-07-13 |
ES2250849T3 (es) | 2006-04-16 |
EP1364873A1 (fr) | 2003-11-26 |
ATE305882T1 (de) | 2005-10-15 |
EP1364873B1 (fr) | 2005-10-05 |
FR2839945B1 (fr) | 2004-08-13 |
JP2003341598A (ja) | 2003-12-03 |
DE60301758D1 (de) | 2005-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7845909B2 (en) | Assembly for providing flexure to blade system | |
JP2795897B2 (ja) | 減衰装置内蔵式の弾性復帰用羽根間控え棒を有する回転翼航空機のロータヘッド | |
CA2749118C (en) | Stiff-in-plane rotor configuration | |
US7811063B2 (en) | Damping element for a wind turbine rotor blade | |
US5820344A (en) | Contoured flexure strap for helicopter rotor system | |
JP2001130494A (ja) | プロップローターハブ | |
US20070071602A1 (en) | Rotorcraft rotor with blades hinged in flap and in lag | |
JP2911647B2 (ja) | 可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント | |
JPH0735816B2 (ja) | フレキシブル軸継手および航空機 | |
JP2001080589A (ja) | フラップヒンジ機構およびその製造方法ならびにフラップヒンジ装置 | |
JPH1059294A (ja) | ヘリコプタロータのための最適化された複合フレックスビーム | |
JP4247433B2 (ja) | ヘリコプターのローター用のボール及びダンパー結合装置、及びそれを備えたヘリコプターのローター | |
US6196800B1 (en) | Rotor blade for a bearingless rotor of a helicopter | |
KR101483267B1 (ko) | 헬리콥터의 무베어링 로터용 공기역학적 블레이드 부착장치 | |
MX2009001731A (es) | Acoplamiento de par de torsion para nave aerea de ala rotativa con cojinetes de almohadilla. | |
JPH0411599A (ja) | 回転翼航空機用の無関節ハブ構造 | |
JP2017100706A (ja) | 回転翼航空機用のローターヘッドのローターブレード結合装置 | |
CA2823179C (en) | Actuation system for an active element in a rotor blade | |
US8640992B2 (en) | Drill-elastic and flexurally rigid rod element for the support and guidance of a movable flap relative to a wing of an aircraft | |
KR20010050665A (ko) | 복합체 굴곡 부재용의 보호 엣지 부재 | |
US9623963B2 (en) | Partly cruciform flexbeam and method of manufacturing such a flexbeam | |
JPH04278897A (ja) | ヘリコプタ用斜板構造 | |
US9180966B2 (en) | Actuation system for an active element in a rotor blade | |
EP2772431B1 (en) | Rotor system shear bearing | |
US9938006B2 (en) | Actuation system for an active element in a rotor blade |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080813 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081203 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |