JP2911647B2 - 可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント - Google Patents

可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント

Info

Publication number
JP2911647B2
JP2911647B2 JP3155670A JP15567091A JP2911647B2 JP 2911647 B2 JP2911647 B2 JP 2911647B2 JP 3155670 A JP3155670 A JP 3155670A JP 15567091 A JP15567091 A JP 15567091A JP 2911647 B2 JP2911647 B2 JP 2911647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
flexible
hub
flexible spar
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3155670A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04231289A (ja
Inventor
イー.バイルンズ フランシス
エヌ.シュモーリング デイヴィッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Technologies Corp
Original Assignee
United Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by United Technologies Corp filed Critical United Technologies Corp
Publication of JPH04231289A publication Critical patent/JPH04231289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911647B2 publication Critical patent/JP2911647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/33Rotors having flexing arms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可撓ビームヘリコプ
タの可撓翼桁とハブの連結構造に関するもので、特に、
可撓翼桁とハブ連結フランジ間のてこ作用により翼桁と
ハブに生じる負荷や、可撓翼桁と連結ピンの間に生じる
差動曲げ作用から生じる負荷を可撓翼桁に分離して負荷
して、ロータ全体の重量及び外層を減少させるために薄
肉の可撓翼桁を使用することを可能とし、さらに有効フ
ラッピングヒンジオフセットとこのオフセットによるフ
ラッピング動作中に可撓翼桁に生じる層流内の剪断応力
を減少し、加えて翼桁にドリル孔が形成できるようにし
て製造を容易とする、可撓翼桁とハブの連結構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】可撓ビームヘリコプタにおいては、可撓
翼桁に連結ピンを用いてロータハブを結合し、可撓翼桁
とハブ間のジョイントに十分な強度を得るために、連結
ピンの周囲を翼桁の高張力繊維で包囲することが一般に
行われている。こうした構造は、例えばブルンシュ(B
runsch)に1969年11月4日に付与されたア
メリカ特許第3,476,484号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術に構造は、ロータの回転軸より遠い位置に配置さ
れる翼桁に大きな有効フラッピングヒンジのオフセット
が生じる欠点があった。これによって、翼桁と連結ピン
の間に作用する大幅に増加された負荷により翼桁に大き
な層流内の剪断応力が発生する。従来技術による、連結
ピンを包囲する連結方法では、翼桁は、高引張強度繊維
の張力を保持するために連結ピンの周囲を包囲した部分
は、桁高を大きくするとともに肉厚を薄くした構造とな
っている。また、このピンを包囲する部分における翼桁
に生じる応力KTはピンを包囲する部分の外径をピンを
包囲する部分の内径で除した商にほぼ等しいので、この
ピンを包囲する部分においては、翼桁の肉厚をさらに薄
くするために、翼桁の桁高を一層大きくする必要があ
る。一方、翼桁に基部の桁高を大きくすると、ヒンジオ
フセットの問題が大きくなる。また、従来のこうしたピ
ンを翼桁の高張力繊維で包囲する方法は、製造が困難で
かつ高価であった。
【0004】また、従来技術において、翼桁とハブの間
にピン結合を有しないクロスビームロータにおいては、
翼桁と支持ハブの間に弾性パッドを使用することが知ら
れている。こうしたパッドは、単に翼桁とハブ間の摩擦
を防止するためのもので、フラッピングによって生じる
負荷の伝達経路を分離するためのものではない。これ
は、クロスビームロータはフラッピングによって生じる
負荷に関して二つの伝達経路をもたないためである。さ
らに、クロスビーム型のヘリコプタロータは、偶数のロ
ータブレードを必要とするため、可撓ビームの最適動作
を得るための初期コーン角及び初期ピッチ角を発生する
ことが困難となるとともに可撓ビームの交換も困難とな
る問題を有している。
【0005】そこで、本発明の目的は、可撓翼桁部材と
翼形ブレード間をブレードの遠心力負荷及び連結部にお
ける面方向内向きの負荷に抗する機能をもつピン結合構
造を介して連結する可撓ビームヘリコプタにおける可撓
翼桁とハブの連結構造を提供しようとするものである。
本発明のもう一つの目的は、上記の構造によって、翼
桁、ハブ及びボルト連結部の連結ボルトにおける異なる
曲げ負荷によって生じる可撓翼桁とハブ連結フランジ間
にフラッピング中に生じるてこ作用による翼桁とハブの
負荷を分離することの出来る結合構造を提供することに
ある。またさらに、本発明は上記により負荷を分離する
ことにより、可撓翼桁の肉厚を減少して、ロータの重量
及び寸法を減少させるとともにロータの振動を軽減し、
有効フラッピング軸回りに生じる応力を低減することの
出来る翼桁とハブの結合構造を提供することを目的とし
ている。
【0006】さらに、本発明のもう一つの目的は、連結
ピンが挿通するピン挿通孔をドリルにより切削形成出来
るようにして製造を容易とし、ドリルによって形成され
るピン挿通孔の数を二つとして、連結ボルトを一つ削減
することの出来る結合構造を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、可撓翼桁と、ハブ
保持フランジと及びこの可撓翼桁とハブ保持フランジ間
に介装される弾性パッドの相互作用によりブレードのフ
ラッピングによって生じる負荷の分離することの出来る
結合構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の構成によ
れば、回転軸線に対して回転可能に設けられるととも
に、上下方向に離間して間隙を形成するフランジを有す
るハブ部材と、細長く、可撓性を有し、複数の高張力繊
維を平行に配列して接着して形成され所定の幅及び所定
の厚さの矩形断面に形成されるとともに、ピッチ変化軸
線を有し、該ピッチ変化軸線に関して捩れ方向に可撓性
を有するとともにフラッピング軸線を持つ可撓翼桁部材
と、前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼桁部材の内側
端部に形成され、一直線状に配置された孔と、前記の一
直線状に配置された孔に挿通して前記可撓翼桁部材を前
記ハブ部材が前記回転軸線を中心に一緒に回転するよう
に連結する連結ボルトと、前記可撓翼桁部材の外側端部
に取り付けられ、前記回転軸線を中心に回転するととも
に、前記ピッチ変化軸線に関してピッチを変化し、前記
フラッピング軸線を中心にフラッピング運動を行うとと
もにリード/ラグ運動をするブレード部材と、前記可撓
翼桁部材と前記ハブ部材間に介装された弾性パッドとに
よって構成したことを特徴とするヘリコプタの可撓ビー
ムロータが提供される。
【0009】本発明の第二の構成によれば、回転軸線に
対して回転可能に設けられるとともに、上下方向に離間
して間隙を形成するフランジを有するハブ部材と、細長
く、可撓性を有し、複数の高張力繊維を平行に配列して
接着して形成され所定の幅及び所定の厚さの矩形断面に
形成されるとともに、ピッチ変化軸線を有し、該ピッチ
変化軸線に関して捩れ方向に可撓性を有するとともにフ
ラッピング軸線を持つ可撓翼桁部材と、前記ハブ部材の
フランジと前記可撓翼桁部材の内側端部に形成され、一
直線状に配置された孔と、前記の一直線状に配置された
孔に挿通して前記可撓翼桁部材を前記ハブ部材が前記回
転軸線を中心に一緒に回転するように連結する連結ボル
トと、前記可撓翼桁部材の外側端部に取り付けられ、前
記回転軸線を中心に回転するとともに、前記ピッチ変化
軸線に関してピッチを変化し、前記フラッピング軸線を
中心にフラッピング運動を行うとともにリード/ラグ運
動をするブレード部材とを有し、前記回転軸線を中心と
する回転中に前記ブレード部材に負荷される遠心力負荷
とリード/ラグ運動による負荷が、前記連結ボルト及び
前記可撓翼桁部材とハブ部材の一直線状に配置された孔
に負荷され、前記ブレード部材のフラッピング運動によ
り生じる負荷が、前記可撓翼桁部材と前記ハブ部材の前
記フランジ間に生じるてこ作用によって発生される可撓
翼桁部材と前記ハブ部材の負荷が前記ハブの前記フラン
ジの外側端部及び前記可撓翼桁部材の内側端部で最大と
なり、前記可撓翼桁部材と前記連結ボルト間の差動曲げ
作用によって前記可撓翼桁部材と前記ハブ部材の一直線
状に配置された孔と前記連結ボルトに生じる負荷が、前
記可撓翼桁部材の前記孔の上下端部と前記連結ボルトの
接合部において最大となるように負荷されるとともに、
前記てこ作用と前記差動曲げ作用によって発生される負
荷を分離して、それぞれの分離された負荷が可撓翼桁部
材と前記ハブ部材のフランジの重合部の異なる位置に作
用するようにして、最大負荷を減少させることにより、
前記可撓翼桁部材の肉厚減少を許容して、全体の重量及
び寸法の減少を許容し、さらに前記回転軸線と前記フラ
ッピング軸線間のオフセットを減少するようにしたこと
を特徴とするヘリコプタの可撓ビームロータが提供され
る。
【0010】本発明の第三の構成によれば、連結ボルト
によるハブ部材のフランジに連結される可撓性の可撓翼
桁部材と、前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼桁部材
間に介装される弾性パッドとを有し、ブレード部材のフ
ラッピング運動によって発生される負荷により前記連結
ボルトに差動曲げ作用を生じるとともに可撓翼桁部材と
前記ハブ部材のフランジ間にてこ作用を生じるように構
成したヘリコプタのロータであって、
【0011】a.前記連結ボルトの寸法と前記可撓翼桁
部材の断面寸法を、前記ブレードの回転によって生じる
100%の遠心力と、100%のブレードのリード/ラ
グ運動によって生じる負荷と、前記連結ボルトにおける
差動曲げ作用による負荷の50%と可撓翼桁部材と前記
ハブ部材のフランジ間のてこ作用による負荷の50%を
分担出来るように選択し、
【0012】b.前記連結ボルトにおける差動曲げ作用
によって生じる負荷の割合と前記可撓翼桁部材と前記ハ
ブ部材のフランジ間のてこ作用による負荷の割合を算術
的に算出し、
【0013】c.前記てこ作用による層流内の最大剪断
応力と前記差動曲げ作用による最大曲げ応力を算術的に
算出し、算出された負荷を前記aにより算出された負荷
に加算し、
【0014】d.cにより算出された負荷を前記可撓翼
桁部材及び前記ハブ部材のフランジの材料における許容
負荷と比較し、
【0015】e.前記層流内の最大剪断応力が前記連結
ボルトの許容負荷を越える場合には前記弾性パッドの厚
みを増加して最大剪断応力を減少させ、前記連結ボルト
における差動曲げ作用による応力が大きい場合には前記
弾性パッドの厚さを減少し、
【0016】前記連結ボルトと前記可撓翼桁部材の最大
剪断応力負荷位置における臨界応力を構成材料の許容応
力と等しく設定することを特徴とする可撓翼桁部材とハ
ブ部材の連結方法が提供される。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の好適実施例による可撓ビー
ムヘリコプタの翼桁とハブの結合構造を添付する図面を
参照しながら説明する。
【0018】図1は、ヒンジレス可撓ビームヘリコプタ
のロータ10の一部を示すもので、このロータ10はハ
ブ部材12を有している。このハブ部材12は、回転軸
14を中心に回転駆動されるように従来より周知の駆動
軸に取り付けられている。ハブ部材12は、上下方向に
離間した上側連結フランジ16と下側連結フランジ18
を有している。上側連結フランジ16と下側連結フラン
ジ18には可撓ビーム又は可撓翼桁部材20が、連結ボ
ルト又は連結ピン22を介して連結されている。可撓翼
桁部材20の外端部は、翼形ブレード26と先端部24
において連結ボルト等の連結手段によって結合されてい
る。したがって、ロータが運転されている間、翼形ブレ
ード26は、可撓翼桁部材20及びハブ部材12ととも
に回転軸14を中心に回転する。さらに、可撓翼桁部材
20には、緩衝軸受30を介してトルクチューブ28が
連結されており、ピッチ変化負荷を負荷して可撓翼桁部
材20と翼形ブレード26にピッチ変化動作を行わせ
る。このピッチ制御を行うために、トルクチューブ28
にはピッチ制御ロッド32が設けられており、可撓翼桁
部材20を介して翼形ブレード26のピッチをピッチ変
化軸34を中心に変化させる。可撓翼桁部材20及び翼
形ブレード26はさらに、面方向運動及びリード/ラグ
運動を行う。
【0019】本発明の好適実施例による可撓翼桁部材2
0とハブ部材12の連結構造又はジョイント構造19
は、図2に示されている。図2に示すように、可撓翼桁
部材20の放射方向内側端部36は、ハブ部材12の上
側連結フランジ16と下側連結フランジ18間に形成さ
れる間隙38に嵌合され駆動軸15によって回転駆動さ
れる。図2に示すように、本発明の実施例による可撓翼
桁部材20とハブ部材12の結合構造は、ハブ部材12
の上側連結フランジ16と下側連結フランジ18と、可
撓翼桁部材20の放射方向内側端部36、連結ボルト2
2(図2には二つのうちの一つのみが示されている)、
及び弾性パッド42及び44によって構成されている。
弾性パッド42及び44は、例えばナイロン(登録商
標:イー.アイ.ディユポン社)等の約500,000
psiの引張強度又は圧縮強度を持つ弾性材料で形成さ
れる。弾性パッド42は、上側連結フランジ16の内側
面46と可撓翼桁部材20の上端面48の間に介装され
ている。一方、弾性パッド44は、可撓翼桁部材20の
底面50と下側連結フランジ18間に介装されている。
連結ボルト22は、一直線上に配置された上側連結フラ
ンジ16の孔54と下側連結フランジ18の孔56及び
可撓翼桁部材20の孔58に挿通される。
【0020】図1に示すように、可撓翼桁部材20は、
細長い可撓形状に形成されており、好ましくは、エポキ
シ樹脂により相互に接着された相互に平行で高い引張強
度を持つ繊維により製造するのが好ましい。この繊維に
より形成された可撓翼桁部材20は、フラッピング軸線
60に対して可撓性を有している。したがって、可撓翼
桁部材20は、ピッチ変化軸線34に関する捩り方向の
動作に対しては可撓性を有しており、一方リード/ラグ
運動及び面方向運動に対しては剛性となる。
【0021】本発明による負荷の分離及び最大負荷の減
少を達成するために、本実施例による可撓翼桁部材20
とハブ部材12の結合構造においては、アメリカ特許第
3,476,484号の構成において必要とされていた
ピン又はボルトの包囲構造は不要となるので、ロータの
重量及び寸法が減少されるとともに可撓翼桁部材20の
有効フラッピング軸オフセットを減少することが出来
る。
【0022】本発明の可撓翼桁部材20とハブ部材12
の結合構造による利点は、図3及び図4より明らかなよ
うに、この有効ヒンジオフセット又はフラッピング軸オ
フセットを減少させたことにある。
【0023】図3は、代表的な弾性関節軸受型のヘリコ
プタ用ロータの概略を示している。この種のロータは、
例えばリビクキー(Rybicki)に付与されたアメ
リカ特許第3,759,631号に開示されている。こ
のアメリカ特許に示された構成においては、有効ヒンジ
オフセット又は有効フラッピング軸60のオフセット
は、系を構成するハードウエアによって決定され、翼形
ブレード26は、従って特定のフラッピングヒンジ又は
フラッピング軸60を中心にフラッピング動作を行う。
【0024】図4に示す可撓ビームロータの構成におい
ては、上記したような関節軸受は設けられていない。フ
ラッピング方向の可撓翼桁部材20の曲げ動作は、翼形
ブレード26のフラッピング運動によって生じる。この
場合、ハブ部材12の近傍の部分における可撓翼桁部材
20の曲がりは相当に大きくなる。従って、大きな層流
内の剪断応力を生じる。また、可撓翼桁部材20は、放
射方向外側部分においては、負荷される大きな遠心力に
よってほぼ直線状となる。図4の可撓ビームロータの構
成においては、可撓翼桁部材20の放射方向外側部又は
直線状部分を点60aにフラッピングヒンジ又はフラッ
ピング軸60を形成するために軸線14に向かって延長
することが出来る。なお、図3及び図4を比較すること
により、図4の可撓ビームロータにおいては、図3の関
節軸受型ロータに比べて有効ヒンジオフセットが大きく
なることが分かる。
【0025】ロータの運転中に翼形ブレード26に負荷
される空力負荷により振動剪断負荷が可撓翼桁部材20
に生じるので、ヒンジオフセットは最小とすることが望
ましい。可撓翼桁部材20に負荷される振動の大きさ
は、ヒンジオフセットの大きさが空力負荷と相乗的に作
用してモーメントを発生するので、ヒンジオフセットの
大きさに応じて増加する。可撓翼桁部材20に負荷され
る振動モーメントは、ヘリコプタの振動モーメントを生
じる。従来の連結ピンを包囲する構成の可撓翼桁部材と
ハブ部材の連結構造においては、ピンを包囲する可撓翼
桁部材の桁高は、過度に大きなヒンジオフセットを生じ
て、大きな振動を発生するものとなっている。図2に示
す本実施例による可撓翼桁とハブの結合構造の利点は、
以下に詳述するように、可撓翼桁とハブの結合ジョイン
ト19における負荷を分離することにより、肉厚の薄い
可撓翼桁の使用を可能としている点にある。この結果、
ヒンジオフセット又はフラッピングヒンジ又はフラッピ
ング軸60と回転軸線14の距離を減少して、可撓翼桁
の振動が減少される。
【0026】また、本発明による可撓翼桁とハブの結合
構造による負荷の分離によって、可撓翼桁とハブの結合
ボルト部分によって負担されるフラッピング方向のモー
メントが減少され、従って、ピンを包囲する従来の構造
は不要となり、桁高の小さい可撓翼桁の使用を可能とし
ている。また、本発明のもう一つの利点は、可撓翼桁の
孔58をドリルによって形成することが出来るようにし
て、製造が容易となる。58をドリルによって形成する
ことによる利点は、本発明による可撓翼桁とハブの結合
構造による負荷の分離が行われない限り、得ることは出
来ない。
【0027】可撓翼桁とハブの結合ジョイント19に作
用する負荷を理解するために、図5及び図6を参照して
説明をする。回転軸線14を中心にロータ10が回転す
ると、翼形ブレード26に遠心力が発生する。この遠心
力は、可撓翼桁部材20に伝達される。可撓翼桁部材2
0に伝達された遠心力は、可撓翼桁部材20と上側連結
フランジ16及び下側連結フランジ18間を連結する連
結ボルト22による可撓翼桁とハブの結合ジョイント1
9に作用する。同様に、翼形ブレード26がリード/ラ
グ運動及び面方向運動し、これに伴って可撓翼桁部材2
0が運動すると、こうした運動によって生じる負荷は、
可撓翼桁部材20と上側連結フランジ16及び下側連結
フランジ18間を連結する連結ボルト22による可撓翼
桁とハブの結合ジョイント19に作用する。
【0028】可撓翼桁とハブの結合ジョイント19には
上記した遠心力とリード/ラグ運動等による負荷に加え
て、翼形ブレード26と可撓翼桁部材20のフラッピン
グヒンジ又はフラッピング軸60を中心とするフラッピ
ング運動によって生じる負荷が負荷される。翼形ブレー
ド26と可撓翼桁部材20のフラッピング動作により可
撓翼桁とハブの結合ジョイント19に負荷される負荷を
分析することにより、可撓翼桁とハブの結合ジョイント
19に作用している負荷は、図5に示すてこ作用と図6
の差動曲げ作用の二つの異なる作用力によって構成され
ていることが発見された。フラッピング動作によって発
生されたてこ作用の作用力と差動曲げ作用の作用力は、
二つの各別の伝達経路を経て可撓翼桁とハブの結合ジョ
イント19に伝達されて前記した負荷となる。
【0029】まず、図5のてこ作用を考えると、ブレー
ドのフラッピング運動中に生じるてこ作用により上側連
結フランジ16及び下側連結フランジ18の外側端部と
可撓翼桁部材20の内側端部間に図5に矢印で示す方向
の負荷を発生する。こうして可撓翼桁とハブの結合ジョ
イント19に生じるてこ作用は、図5における可撓翼桁
とハブの結合ジョイント19の連結ボルト22の締結を
緩めることにより視覚的に認識することが出来る。この
場合には、フラッピングによる負荷は全ててこ作用によ
って発生される。こうした構造においては、最大の層流
内の剪断応力は可撓翼桁部材20に負荷され、最大の曲
げ応力がハブ部材12の上側連結フランジ16及び下側
連結フランジ18に負荷される。このとき連結ボルト2
2の径方向及びボルト孔に対する負荷は最小となる。こ
れは、明らかに最適なデザインではない。
【0030】図7に示すように、てこ作用による可撓翼
桁とハブの結合ジョイント19に負荷される負荷の大き
さは、上側連結フランジ16と下側連結フランジ18の
外側端部に近接した部分で最大となり、可撓翼桁とハブ
がオーバーラップする部分の内側端部においては、逆方
向の負荷となっている。
【0031】従来技術によれば、連結ボルト22は上側
連結フランジ16及び下側連結フランジ18の外側端縁
よりボルト径の1.5倍の位置に配置される。連結ボル
ト22を従来技術に従って配置した場合、連結ボルト2
2の配設位置は、図7に示すように最大のてこ作用が生
じる部分となる。図8は、可撓翼桁部材20の図5のて
こ作用を反映するてこ作用による内部剪断応力を示して
いる。
【0032】可撓翼桁とハブの結合ジョイント19を通
る第二の負荷伝達経路は、可撓翼桁とハブの結合ジョイ
ント19に差動曲げ作用を生じさせる翼形ブレード26
のフラッピング運動によって発生される。この第二の負
荷伝達経路に関しては、図6を参照して以下に説明す
る。
【0033】図6に示すように、翼形ブレード26のフ
ラッピング運動により連結ボルト22と可撓翼桁部材2
0の孔58の間に差動曲げ作用を生じる。この差動曲げ
作用によって、図6に矢印で示す負荷を連結ボルト22
及び可撓翼桁部材20に生じる。この負荷は、可撓翼桁
部材20の上端面48及び底面50において最大とな
る。この差動曲げ作用は、図6の構成において上側連結
フランジ16及び下側連結フランジ18と可撓翼桁部材
20の間に大きな間隙が形成されている場合を考えれば
理解することが出来る。こうした構成においては、全て
のフラッピング運動による負荷は、差動曲げ作用により
連結ボルト22と可撓翼桁部材20間に作用する。この
結果、可撓翼桁部材20における層流内の剪断応力は最
小となり、ハブ部材12の上側連結フランジ16及び下
側連結フランジ18における曲げ応力も最小となる。し
なかしながら、このとき、最大のボルト径が必要とな
り、ボルト孔の応力は最大となる。この構成も、従って
最適なデザインではない。
【0034】前述したように、本発明の目的は、上述の
てこ作用による負荷と差動曲げ作用による負荷を分離し
て、それぞれ可撓翼桁とハブの結合ジョイント19の異
なる部分に負荷させることによって、可撓翼桁部材20
の肉厚を最小とし、さらにフラッピングヒンジ又はフラ
ッピング軸60のオフセットを減少させることにある。
【0035】本発明による可撓翼桁とハブの結合構造に
よるてこ作用と差動曲げ作用によって生じる負荷の分離
する要領を、図9、図10及び図11を参照しながら説
明する。
【0036】図9、図10及び図11において、可撓翼
桁部材20は、ハブ部材12の上側連結フランジ16及
び下側連結フランジ18の間に弾性パッド42,44と
ともに配置される。可撓翼桁部材20とハブ部材12の
上側連結フランジ16及び下側連結フランジ18は、弾
性パッド42,44をそれぞれ介装した状態で連結ボル
ト22により連結される。なお、図9、図10及び図1
1において、連結ボルト22は線22で示されている。
【0037】図9には、本発明による可撓翼桁とハブの
結合ジョイント19の重要な寸法が示されている。即
ち、図7においてtFBは可撓翼桁部材20の肉厚、tN
は弾性パッド42,44の厚さ、LBは上側連結フラン
ジ16及び下側連結フランジ18の内側端部から連結ボ
ルト22間での距離、LFは間隙38の長さ、tFは上側
連結フランジ16及び下側連結フランジ18の厚さ、L
Nは弾性パッド42,44の長さ、及びDは孔58の径
である。
【0038】図10は、翼形ブレード26のフラッピン
グ運動によって、可撓翼桁部材20とハブ部材12間に
生じるてこ作用を示すもので、このてこ作用は、部分1
で最大となる。このてこ作用は、以下の式により表現さ
れる。
【0039】
【数1】
【0040】ここで、M1は翼形ブレード26のフラッ
ピング運動のモーメント、LC1は弾性パッド42,4
4の長さから可撓翼桁部材20の肉厚を減じた値であ
る。また、図8の部分1における臨界応力は以下の式で
表される。
【0041】
【数2】
【0042】ここで、bは可撓翼桁部材20の幅であ
る。
【0043】図9は、翼形ブレード26のフラッピング
運動によって生じる部分2の差動曲げ作用を示してい
る。この部分2の差動曲げ作用は以下の式で示される。
【0044】
【数3】
【0045】ここで、M2は差動曲げ作用によって生じ
る翼形ブレード26のフラッピング動作の負荷である。
【0046】部分2の臨界応力は、以下の式で表され
る。
【0047】
【数4】
【0048】ここで、KTは差動曲げ作用による孔58
のエッジ部における応力密度である。
【0049】図示の実施例において、翼形ブレード26
のフラッピング運動によって生じる負荷の50%がてこ
作用によって発生し、残りの50%が差動曲げ作用によ
って生じることが望ましい。また、部分1における臨界
応力は、部材の許容応力に等しく、また部分2の臨界応
力も部材の許容応力に等しくすることが好ましい。従っ
て、これらの応力の関係は、以下の式で表される。
【0050】
【数5】
【0051】以下に、本発明の可撓翼桁とハブの結合ジ
ョイント19により、翼形ブレード26のフラッピング
運動による差動曲げ作用とてこ作用を所望の割合で分割
するための要領を説明する。本発明における好適な負荷
の配分は翼形ブレード26のフラッピング運動によって
生じる負荷の50%がてこ作用によって発生し、残りの
50%が差動曲げ作用によって生じる配分である。もち
ろん、この配分は、ヘリコプタの形式等に応じて適宜調
整されるものである。
【0052】まず、図9、図11、図14及び図15に
より、可撓翼桁とハブの結合ジョイント19における差
動曲げ作用の決定方法を説明する。前述のように、可撓
翼桁とハブの結合ジョイント19は、ハブ部材12の上
側連結フランジ16及び下側連結フランジ18の間に弾
性パッド42,44を介して可撓翼桁部材20を配置
し、連結ボルト22によって連結した構成となってい
る。図14は、ジョイントの物理的な構成を示してお
り、図15には、これと均等な数学的モデルを示してい
る。
【0053】図14及び図15におけるパラメータは、
以下の通りである。M2はフラップ方向のモーメント
(インチーポンド:inch−pounds)、KH
ハブ部材12の上側連結フランジ16及び下側連結フラ
ンジ18の剛性(ポンド/インチ:pounds pe
r inch)、KFBは可撓翼桁部材20の剛性(ポン
ド/インチ:pounds per inch)、tF
はハブ部材12の上側連結フランジ16及び下側連結フ
ランジ18の厚さ(インチ)、tNは弾性パッド42、
44の厚さ(インチ)、tFBは可撓翼桁部材20の肉厚
(インチ)、aは3tFB/4、cはtFB+2tN+tF
ある。
【0054】上記より、ハブ部材12の上側連結フラン
ジ16及び下側連結フランジ18の剛性は、以下の式で
表される。
【0055】
【数6】
【0056】ここでGFはハブ部材12の上側連結フラ
ンジ16及び下側連結フランジ18の剪断強度である。
【0057】可撓翼桁部材20の剛性は、以下の式で表
される。
【0058】
【数7】
【0059】ここで、GFBは可撓翼桁部材20の面方向
の剪断強度である。
【0060】上記の式を用いて、可撓翼桁とハブの結合
ジョイント19における図14の構成における差動曲げ
強度は、以下の式で示される。
【0061】
【数8】
【0062】図12及び図13には、可撓翼桁とハブの
結合ジョイント19におけるてこ作用の決定方法が示さ
れている。図13は、図12に示す可撓翼桁とハブの結
合ジョイント19の構造の等価数学モデルである。図1
3において、Mfはフラップ面方向のモーメント(イン
チーポンド:inch−pounds)、LFはハブ部
材12の上側連結フランジ16及び下側連結フランジ1
8の長さ(インチ)、L1は(LF−tFB/2)(イン
チ)、LC1は(LN−tFB)(インチ)、LBはボルト
の位置(インチ)、Knはナイロン製弾性パッド42,
44の剛性(ポンド/インチ)、Kfはハブ部材12の
上側連結フランジ16及び下側連結フランジ18の剛性
(ポンド/インチ)である。
【0063】図13のモデルを用いると、可撓翼桁とハ
ブの結合ジョイント19のてこ作用に対する曲げ剛性
は、以下の式で示される。
【0064】
【数9】
【0065】ここで、Enは弾性パッド42,44の強
度(LB/IN.)である。
【0066】
【数10】
【0067】ここで、EFはハブ部材12の上側連結フ
ランジ16及び下側連結フランジ18の強度(LB/I
N.2)である。
【0068】上記の式を用いて、てこ作用における剛性
pryは以下の式で示される。
【0069】
【数11】
【0070】本発明の好適実施例によれば、てこ作用に
よって発生される負荷と差動曲げ作用による負荷を各5
0%としているので、上記の式(8)と式(11)は等
しくなる。
【0071】上記の式を考慮して、本発明による可撓翼
桁とハブの結合ジョイント19の構成を説明すれば、ロ
ータ10に負荷される、ブレード/可撓翼桁とハブの結
合構造の負荷が上記の式より得られれば、図2の3−3
線に沿った部分における可撓翼桁部材20の肉厚を、1
00%の遠心力と、100%のリード/ラグ運動により
可撓翼桁とハブの結合ジョイント19に負荷される弦方
向の負荷、差動曲げ作用によるフラッピング負荷の50
%及びてこ作用によるフラッピング負荷の50%を分担
するような、構造を選択することが出来る。
【0072】次に、上記の式(8)及び式(11)よ
り、可撓翼桁とハブの結合ジョイント19における差動
曲げ作用とてこ作用のバネレートを決定し、差動曲げ作
用とてこ作用によるフラッピング負荷を割合を決定す
る。
【0073】
【数12】
【0074】
【数13】
【0075】ここで、上記したように可撓翼桁とハブの
結合ジョイント19における、てこ作用によって生じる
負荷と差動曲げ作用によって生じる負荷が等しいことが
望ましいので、上記の式(12)と式(13)は等しく
なる。
【0076】従って、可撓ビームの図2の部分1に生じ
るてこ作用による臨界応力は、以下の式で示される。
【0077】
【数14】
【0078】一方、図2の位置2における可撓翼桁部材
20の孔58の周縁部に生じる差動曲げによる臨界応力
は、以下の式で表される。
【0079】
【数15】
【0080】次に、可撓翼桁部材20の位置1に、他の
負荷を負荷した状態で、上記の式(14)で得られる層
流内の剪断応力を付加して、材料の許容応力と比較し
て、可撓翼桁部材20の材料がこれらの負荷を分担する
のに十分な許容応力を有しているか否かを判定した。
【0081】対応して、可撓翼桁部材20の位置2に式
(15)で得られた曲げ応力を、他の負荷が負荷されて
いる状態で付加して、材料の許容応力と比較した。
【0082】位置1における応力がより重要であるとす
れば、即ち、
【0083】
【数16】
【0084】であるとすれば、フラップ方向のてこは剛
性が高すぎることになる。従って、この場合には弾性パ
ッド42,44の厚さを増加させる必要がある。また、
てこ作用は、可撓翼桁部材20の厚さを増加するか、若
しくは可撓翼桁部材20の長さを減少することでことで
減少させることも出来る。この点は、本発明の利点の一
つである。
【0085】一方、図2の位置2における応力の方が大
きい場合には、フラップ方向の差動曲げに対する剛性が
高すぎることになる。これを減少させるためには、弾性
パッド42,44の厚さを減少させる。
【0086】上記の調整を繰り返すことによって、位置
1、位置2の応力を等しくすることが出来る。
【0087】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、可撓翼
桁部材と翼形ブレード間をブレードの遠心力負荷及び連
結部における面方向内向きの負荷に抗する機能をもつピ
ン結合構造を介して連結する可撓ビームヘリコプタにお
ける可撓翼桁とハブの連結構造を提供することが出来、
さらに、上記の構造によって、翼桁、ハブ及びボルト連
結部の連結ボルトにおける異なる曲げ負荷によって生じ
る可撓翼桁とハブ連結フランジ間にフラッピング中に生
じるてこ作用による翼桁とハブの負荷を分離することが
出来る。また、上記により負荷を分離することにより、
可撓翼桁の肉厚を減少して、ロータの重量及び寸法を減
少させるとともにロータの振動を軽減し、有効フラッピ
ング軸回りに生じる応力を低減することが出来る。
【0088】さらにまた、本発明によれば、連結ピンが
挿通するピン挿通孔をドリルにより切削形成出来るよう
にして製造を容易とし、ドリルによって形成されるピン
挿通孔の数を二つとして、連結ボルトを一つ削減するこ
とが出来る。
【0089】また、本発明によれば、可撓翼桁とハブ保
持フランジと及びこの可撓翼桁とハブ保持フランジ間に
介装される弾性パッドの相互作用によりブレードのフラ
ッピングによって生じる負荷を分離することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可撓翼桁とハブの結合ジョイントを用
いた可撓ビームヘリコプタのロータの一部を示す斜視図
である。
【図2】本発明の可撓翼桁とハブの結合ジョイントを連
結ピンのひとつにそって示す断面図である。
【図3】固定ヒンジ型のヘリコプタのロータにおける有
効ヒンジオフセットを示す図である。
【図4】可撓翼桁型のヘリコプタのロータにおけるフラ
ッピングヒンジ又はフラッピング軸のオフセットを示す
図である。
【図5】可撓翼桁とハブの結合ジョイントにおけるてこ
作用によって生じる負荷の負荷方向を示す断面図であ
る。
【図6】可撓翼桁とハブの結合ジョイントにおける差動
曲げ作用によって生じる負荷の負荷方向を示す断面図で
ある。
【図7】図5の構成による応力の負荷状態を示す図であ
る。
【図8】層流内の剪断応力の分布を示す図である。
【図9】本発明の可撓翼桁とハブの結合ジョイントの構
造における各部の寸法を示す断面図である。
【図10】本発明の可撓翼桁とハブの結合ジョイントに
おけるてこ作用を説明するための寸法を示す図である。
【図11】本発明の可撓翼桁とハブの結合ジョイントに
おける差動曲げ作用を説明するための寸法を示す図であ
る。
【図12】翼形ブレードのフラッピング動作によるてこ
作用を説明するための付加的なパラメータを示す図であ
る。
【図13】図12の等価数学モデルを示す図である。
【図14】図11の構成における付加的なパラメータを
示す図である。
【図15】図13の等価数学モデルを示す図である。
【符号の説明】
10 ロータ 12 ハブ部材 14 回転軸 16 上側連結フランジ 18 下側連結フランジ 19 ジョイント構造 20 可撓翼桁部材 22 連結ボルト 28 トルクチューブ 30 緩衝軸受 32 ピッチ制御ロッド 34 ピッチ変化軸 36 放射方向内側端部 38 間隙 42,44 弾性パッド 46 内側面 48 上端面 50 底面 54,56,58 孔 60 フラッピング軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイヴィッド エヌ.シュモーリング アメリカ合衆国,コネチカット,オック スフォード,パインズ ブリッジ ロー ド 55 (56)参考文献 米国特許4257738(US,A) 米国特許4360337(US,A) 米国特許4592701(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B64C 27/35 B64C 27/48

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線に対して回転可能に設けられる
    とともに、上下方向に離間して間隙を形成するフランジ
    を有するハブ部材と、細長く、可撓性を有し、複数の高
    張力繊維を平行に配列して接着して形成され所定の幅及
    び所定の厚さの矩形断面に形成されるとともに、ピッチ
    変化軸線を有し、該ピッチ変化軸線に関して捩れ方向に
    可撓性を有するとともにフラッピング軸線を持つ可撓翼
    桁部材と、前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼桁部材
    の内側端部に形成され、一直線状に配置された孔と、前
    記の一直線状に配置された孔に挿通して前記可撓翼桁部
    材を前記ハブ部材が前記回転軸線を中心に一緒に回転す
    るように連結する連結ボルトと、前記可撓翼桁部材の外
    側端部に取り付けられ、前記回転軸線を中心に回転する
    とともに、前記ピッチ変化軸線に関してピッチを変化
    し、前記フラッピング軸線を中心にフラッピング運動を
    行うとともにリード/ラグ運動をするブレード部材と、
    前記可撓翼桁部材と前記ハブ部材間に介装された弾性パ
    ッドとによって構成したことを特徴とするヘリコプタの
    可撓ビームロータ。
  2. 【請求項2】 前記弾性パッドが、約500,000p
    siの引張強度及び圧縮強度を持つ材料によって形成さ
    れている請求項1のヘリコプタのロータ。
  3. 【請求項3】 前記弾性パッドがナイロンで構成されて
    いる請求項2のヘリコプタのロータ。
  4. 【請求項4】 回転軸線に対して回転可能に設けられる
    とともに、上下方向に離間して間隙を形成するフランジ
    を有するハブ部材と、細長く、可撓性を有し、複数の高
    張力繊維を平行に配列して接着して形成され所定の幅及
    び所定の厚さの矩形断面に形成されるとともに、ピッチ
    変化軸線を有し、該ピッチ変化軸線に関して捩れ方向に
    可撓性を有するとともにフラッピング軸線を持つ可撓翼
    桁部材と、前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼桁部材
    の内側端部に形成され、一直線状に配置された孔と、前
    記の一直線状に配置された孔に挿通して前記可撓翼桁部
    材を前記ハブ部材が前記回転軸線を中心に一緒に回転す
    るように連結する連結ボルトと、前記可撓翼桁部材の外
    側端部に取り付けられ、前記回転軸線を中心に回転する
    とともに、前記ピッチ変化軸線に関してピッチを変化
    し、前記フラッピング軸線を中心にフラッピング運動を
    行うとともにリード/ラグ運動をするブレード部材とを
    有し、前記回転軸線を中心とする回転中に前記ブレード
    部材に負荷される遠心力負荷とリード/ラグ運動による
    負荷が、前記連結ボルト及び前記可撓翼桁部材とハブ部
    材の一直線状に配置された孔に負荷され、前記ブレード
    部材のフラッピング運動により生じる負荷が、前記可撓
    翼桁部材と前記ハブ部材の前記フランジ間に生じるてこ
    作用によって発生される可撓翼桁部材と前記ハブ部材の
    負荷が前記ハブの前記フランジの外側端部及び前記可撓
    翼桁部材の内側端部で最大となり、前記可撓翼桁部材と
    前記連結ボルト間の差動曲げ作用によって前記可撓翼桁
    部材と前記ハブ部材の一直線状に配置された孔と前記連
    結ボルトに生じる負荷が、前記可撓翼桁部材の前記孔の
    上下端部と前記連結ボルトの接合部において最大となる
    ように負荷されるとともに、前記てこ作用と前記差動曲
    げ作用によって発生される負荷を分離して、それぞれの
    分離された負荷が可撓翼桁部材と前記ハブ部材のフラン
    ジの重合部の異なる位置に作用するようにして、最大負
    荷を減少させることにより、前記可撓翼桁部材の肉厚減
    少を許容して、全体の重量及び寸法の減少を許容し、さ
    らに前記回転軸線と前記フラッピング軸線間のオフセッ
    トを減少するようにしたことを特徴とするヘリコプタの
    可撓ビームロータ。
  5. 【請求項5】 前記負荷の分離手段が弾性パッドで構成
    され、該弾性パッドが約500,000psiの引張強
    度及び圧縮強度を有し、前記可撓翼桁部材の上下面と前
    記ハブ部材の前記フランジの間に介装される請求項5の
    ヘリコプタのロータ。
  6. 【請求項6】 前記の弾性パッドがナイロンにより形成
    されている請求項5のヘリコプタのロータ。
  7. 【請求項7】 前記可撓翼桁部材に形成された孔がドリ
    ルによって形成される請求項5のヘリコプタのロータ。
  8. 【請求項8】 前記弾性パッドの長さをLNとし、前記
    可撓翼桁部材の幅をbとし、前記可撓翼桁部材の厚さを
    FBとし、前記可撓翼桁部材の孔の径をDとし、層流内
    剪断応力をGIFBとし、可撓翼桁部材のヤング強度をE
    FBとし、差動曲げ作用により前記孔の周縁における応力
    密度をKTとしたときに、前記可撓翼桁部材と前記ハブ
    部材のフランジに作用するてこ作用及び差動曲げ作用
    が、相互に等しく(LN−tFB)={tFB(b−2D)
    FB}/2KTbGIFB で表されることを特徴とする請
    求項5のヘリコプタのロータ。
  9. 【請求項9】 前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼桁
    部材と前記連結ボルト及び前記弾性パッドが前記可撓翼
    桁部材と前記ハブ部材とを連結し、各構成部材の寸法及
    び材料が、差動曲げに対する剛性とてこ作用に対する剛
    性が実質的に等しくなるように選択される請求項5のヘ
    リコプタのロータ。
  10. 【請求項10】 前記差動曲げに対するバネレート及び
    てこ作用に対するバネレートが実質的に等しくなる請求
    項9のヘリコプタのロータ。
  11. 【請求項11】 前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼
    桁部材と弾性パッド及び連結ボルトが可撓翼桁とハブの
    結合ジョイントを構成し、ブレード部材のフラッピング
    運動による負荷が前記可撓翼桁部材から前記ハブ部材に
    前記ジョイントを介して伝達され、前記可撓翼桁部材と
    前記ハブ部材のフランジ間のてこ作用及び前記連結ボル
    トと前記可撓翼桁部材の孔の差動曲げ作用の二つの分離
    された負荷を伝達する各別の負荷伝達経路を形成し、前
    記てこ作用による負荷を伝達する負荷伝達経路と前記差
    動曲げによる負荷の負荷伝達経路における負荷の配分が
    前記弾性部材の厚さを調整することで調整される請求項
    5のヘリコプタのロータ。
  12. 【請求項12】 前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼
    桁部材と弾性パッド及び連結ボルトが可撓翼桁とハブの
    結合ジョイントを構成し、ブレード部材のフラッピング
    運動による負荷が前記可撓翼桁部材から前記ハブ部材に
    前記ジョイントを介して伝達され、前記可撓翼桁部材と
    前記ハブ部材のフランジ間のてこ作用及び前記連結ボル
    トと前記可撓翼桁部材の孔の差動曲げ作用の二つの分離
    された負荷を伝達する各別の負荷伝達経路を形成し、前
    記てこ作用による負荷を伝達する負荷伝達経路と前記差
    動曲げによる負荷の負荷伝達経路における負荷が前記弾
    性部材の厚さを調整することで調整される請求項5のヘ
    リコプタのロータ。
  13. 【請求項13】 前記ハブ部材のフランジと前記可撓翼
    桁部材と弾性パッド及び連結ボルトが可撓翼桁とハブの
    結合ジョイントを構成し、ブレード部材のフラッピング
    運動による負荷が前記可撓翼桁部材から前記ハブ部材に
    前記ジョイントを介して伝達され、前記可撓翼桁部材と
    前記ハブ部材のフランジ間のてこ作用及び前記連結ボル
    トと前記可撓翼桁部材の孔の差動曲げ作用の二つの分離
    された負荷を伝達する各別の負荷伝達経路を形成し、前
    記てこ作用による負荷を伝達する負荷伝達経路と前記差
    動曲げによる負荷の負荷伝達経路の分離度合及び両負荷
    伝達経路における負荷の配分を調整する手段が複数の前
    記弾性部材の内の少なくとも一つの厚さを調整すること
    で調整される請求項5のヘリコプタのロータ。
  14. 【請求項14】 連結ボルトによるハブ部材のフランジ
    に連結される可撓性の可撓翼桁部材と、前記ハブ部材の
    フランジと前記可撓翼桁部材間に介装される弾性パッド
    とを有し、ブレード部材のフラッピング運動によって発
    生される負荷により前記連結ボルトに差動曲げ作用を生
    じるとともに可撓翼桁部材と前記ハブ部材のフランジ間
    にてこ作用を生じるように構成したヘリコプタのロータ
    であって、a.前記連結ボルトの寸法と前記可撓翼桁部
    材の断面寸法を、前記ブレードの回転によって生じる1
    00%の遠心力と、100%のブレードのリード/ラグ
    運動によって生じる負荷と、前記連結ボルトにおける差
    動曲げ作用による負荷の50%と可撓翼桁部材と前記ハ
    ブ部材のフランジ間のてこ作用による負荷の50%を分
    担出来るように選択し、b.前記連結ボルトおける差動
    曲げ作用によって生じる負荷の割合と前記可撓翼桁部材
    と前記ハブ部材のフランジ間のてこ作用による負荷の割
    合を算術的に算出し、c.前記てこ作用による層流内の
    最大剪断応力と前記差動曲げ作用による最大曲げ応力を
    算術的に算出し、算出された負荷を前記aにより算出さ
    れた負荷に加算し、d.cにより算出された負荷を前記
    可撓翼桁部材及び前記ハブ部材のフランジの材料におけ
    る許容負荷と比較し、e.前記層流内の最大剪断応力が
    前記連結ボルトの許容負荷を越える場合には前記弾性パ
    ッドの厚みを増加して最大剪断応力を減少させ、前記連
    結ボルトにおける差動曲げ作用による応力が大きい場合
    には前記弾性パッドの厚さを減少し、前記連結ボルトと
    前記可撓翼桁部材の最大剪断応力負荷位置における臨界
    応力を構成材料の許容応力と等しく設定することを特徴
    とする可撓翼桁部材とハブ部材の連結方法。
  15. 【請求項15】 前記最大剪断応力の負荷位置が前記連
    結ボルトの配設位置に対して少なくとも可撓翼桁部材の
    厚さ分離間しており、てこ作用による負荷と差動曲げ作
    用による負荷を確実に分離する請求項14の方法。
JP3155670A 1990-05-30 1991-05-30 可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント Expired - Fee Related JP2911647B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US53071790A 1990-05-30 1990-05-30
US530,717 1990-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04231289A JPH04231289A (ja) 1992-08-20
JP2911647B2 true JP2911647B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=24114701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3155670A Expired - Fee Related JP2911647B2 (ja) 1990-05-30 1991-05-30 可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5286167A (ja)
EP (1) EP0459937B1 (ja)
JP (1) JP2911647B2 (ja)
CA (1) CA2042532C (ja)
DE (1) DE69115565T2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5372479A (en) * 1993-06-02 1994-12-13 United Technologies Corporation Flexbeam for a helicopter bearingless main rotor assembly
US6296444B1 (en) 1999-10-01 2001-10-02 Bell Helicopter Textron Inc. Prop rotor hub
US6493888B1 (en) * 2000-04-18 2002-12-17 Hill-Rom Services, Inc. Pediatric mattress
US6695583B2 (en) 2002-05-30 2004-02-24 Sikorsky Aircraft Corporation Snubber-vibration damper system for a bearingless main rotor
US7665969B2 (en) * 2005-01-24 2010-02-23 Bell Helicopter Textron Inc. Assembly for providing flexure to blade system
FR2893001B1 (fr) * 2005-11-04 2009-04-24 Eurocopter France Amelioration aux rotors de giravions a pales torsibles.
JP5113734B2 (ja) * 2008-12-19 2013-01-09 川崎重工業株式会社 フレックスビームの断面決定方法およびフレックスビーム
ATE522438T1 (de) * 2009-04-29 2011-09-15 Eurocopter Deutschland Rotorschaufel aus einem faserverstärkten verbundstoffmaterial
US20140323183A1 (en) * 2012-08-02 2014-10-30 Eric Albert Klein Hinged Miniature Wireless Headset
EP2719620A3 (en) 2012-10-10 2017-10-18 Sikorsky Aircraft Corporation Upturned exhaust system for rotary wing aircraft
US9051047B2 (en) * 2012-11-12 2015-06-09 Sikorsky Aircraft Corporation Flexbeam rotor attachment to rotor blade
US10336445B2 (en) 2013-03-12 2019-07-02 Bell Helicopter Textron Inc. High flapping yoke hub assembly using a cylindrical elastomeric attachment to avoid holes
US9505489B2 (en) * 2013-03-13 2016-11-29 Bell Helicopter Textron Inc. Flexing clevis arrangement bolted joint attachment for flexible rotor hub with high offset and high flapping
US9505490B2 (en) 2013-03-13 2016-11-29 Bell Helicopter Textron Inc. Composite rotor system using two race track style cantilevered yokes
EP2883790B1 (en) 2013-12-10 2017-11-22 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH Beam for a rotorcraft rotor and rotorcraft rotor
US10654567B2 (en) 2015-03-26 2020-05-19 Bell Helicopter Textron Inc. Composite yoke fitting for bearing attachment to rotorcraft blade
FR3068008B1 (fr) * 2017-06-21 2019-11-08 Airbus Operations Ensemble de motorisation pour un aeronef
US11001374B2 (en) 2017-09-14 2021-05-11 The Boeing Company System and method for vertical take-off in an autogyro
US11111013B2 (en) 2018-11-15 2021-09-07 The Boeing Company Updraft assisted rotorcraft take-off
EP3736211B1 (en) 2019-05-07 2022-08-31 The Boeing Company A system and method for enhanced altitude control of an autogyro
US20210316849A1 (en) * 2020-04-12 2021-10-14 Bell Textron Inc. Rotor centrifugal force retention device
US11541995B2 (en) 2020-07-14 2023-01-03 Lockheed Martin Corporation Rotor blade assembly for bearingless rotor

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE759535C (de) * 1939-04-19 1953-01-19 Siemens Schuckertwerke A G Luefterfluegelrad
US2369048A (en) * 1943-07-14 1945-02-06 Russell R Hays Helicopter
US3330362A (en) * 1966-05-31 1967-07-11 Lockheed Aircraft Corp Helicopter rotor
DE1531374A1 (de) * 1967-09-12 1970-01-29 Messerschmitt Boelkow Blohm Rotorblatt aus faserverstaerktem Kunststoff mit schlaufenartiger Blattwurzel
GB1380710A (en) * 1970-12-29 1975-01-15 Kawasaki Heavy Ind Ltd Rotary wing aircraft
US3874815A (en) * 1973-11-15 1975-04-01 Boeing Co Rotary head assembly for rotary wing aircraft
DE2643166A1 (de) * 1975-11-03 1977-05-12 United Technologies Corp Elastomeres lager fuer hubschrauberrotor
US4087203A (en) * 1977-01-07 1978-05-02 United Technologies Corporation Cross beam rotor
DE2722250A1 (de) * 1977-03-23 1978-11-23 Messerschmitt Boelkow Blohm Rotor eines drehfluegelflugzeugs
US4251309A (en) * 1978-10-05 1981-02-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Method of making rotor blade root end attachment
DE2917301C3 (de) * 1979-04-28 1981-12-17 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8000 München Schlag-, schwenk- und blattverstellgelenkloser Rotor
DE2929906C3 (de) * 1979-07-24 1982-01-21 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8000 München Rotor für einen Hubschrauber mit zumindest einem Paar einander gegenüberliegender Rotorblätter
DE2932441C2 (de) * 1979-08-10 1983-10-06 Messerschmitt-Boelkow-Blohm Gmbh, 8000 Muenchen Dämpfungseinrichtung für ein Rotorblatt
US4381902A (en) * 1979-12-20 1983-05-03 Hughes Helicopters, Inc. Helicopter tail rotor of the elastomerically-mounted composite flexbeam type
DE3401737A1 (de) * 1984-01-19 1985-07-25 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8012 Ottobrunn Rotor, insbesondere eines drehfluegelflugzeuges
US4676720A (en) * 1984-07-10 1987-06-30 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Bearingless hub structure for rotary-wing aircrafts
JP2667176B2 (ja) * 1987-11-10 1997-10-27 富士重工業株式会社 ヘリコプタのピッチ変更及びリードラグ減衰装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0459937B1 (en) 1995-12-20
EP0459937A1 (en) 1991-12-04
US5286167A (en) 1994-02-15
DE69115565D1 (de) 1996-02-01
CA2042532C (en) 2002-03-12
CA2042532A1 (en) 1991-12-01
DE69115565T2 (de) 1996-05-02
JPH04231289A (ja) 1992-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2911647B2 (ja) 可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント
US6024325A (en) Rotor for rotary wing aircraft
US4332525A (en) Matched stiffness rotor flexbeam and blade system
CA1074760A (en) Cross beam rotor
US4898515A (en) External wrap of composite flexbeam
JP3242405B2 (ja) ベアリングレス・メイン・ロータ・アッセンブリのトルク・チューブ
EP3333074B1 (en) Soft-in-plane proprotor systems
US4135856A (en) Rotor blade retention system
EP3401214B1 (en) Tail rotor integrated damper attachment
JPH1059295A (ja) ヘリコプタテールロータのための最適化された複合フレックスビーム
JPH0138720B2 (ja)
JPH1059294A (ja) ヘリコプタロータのための最適化された複合フレックスビーム
JP2009527417A (ja) ヘリコプタ・ロータヨーク及びその製作方法
CN109533317B (zh) 一种刚性旋翼桨叶根部构型
EP3421361B1 (en) Articulated rotor systems with pitch independent damping
US4222709A (en) Variable-pitch rotor, specially for a rotary-wing aircraft
US5562416A (en) Helicopter rotor blade mounting assembly
US10793254B2 (en) Soft-in-plane proprotor systems
US9623963B2 (en) Partly cruciform flexbeam and method of manufacturing such a flexbeam
US4874292A (en) Apparatus for damping helicopter rotor blade oscillations
EP1395488B1 (en) Rotor system vibration absorber
JP2017100706A (ja) 回転翼航空機用のローターヘッドのローターブレード結合装置
US20180162526A1 (en) Proprotor Systems for Tiltrotor Aircraft
EP3345829A1 (en) Rotor assembly with high lock-number blades
EP3560831B1 (en) Articulated rotor systems with blade-to-blade damping

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees