JP4247387B2 - オレフィン性二重結合をもつ炭化水素の酸化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、オレフィン性二重結合をもつ炭化水素酸化して同じ炭素数をもつ対応するアルデヒド、エポキシド及び場合により対応するカルボン酸の混合物を生成させる酸化方法に関する。
従来、酸素による酸化反応は、エチレンからのエチレンオキシドの合成手段等として、1931年、T.E.Lefortの発見に基づきUCC社により工業化された反応としてよく知られおり、近年では、エポキシドの製造に、例えば、触媒としてチタン金属含有金属酸化物に金を担持した新規触媒を用いる、オレフィン系炭化水素の酸素酸化法(特許文献1参照)、炭化水素を酸素、還元剤、触媒の存在下に酸化する改良法(特許文献2参照)等として利用されている。
しかしながら、この新規触媒を用いる方法は、選択率は高いものの、収率が数%と低いし、また、酸素とともに水素を共存させた状態で反応させるために爆発の危険を伴う上に、反応時に水が生成するために水との分離が必要になるという問題がある。
また、炭化水素の酸化の改良法は、還元剤として水素等を用いるために上記したように爆発の危険を伴う上に、触媒含有層とともに吸着剤含有層を配置することが必要になり、その分煩雑になるという問題がある。
特開平10−244156号公報(特許請求の範囲その他) 特開2003−81952号公報(特許請求の範囲その他)
本発明の課題は、このような事情の下、爆発の危険を伴う水素等の還元剤を用いることなく、転化率や反応生成物の収率を向上させ、場合によりカルボニル化合物又はエポキシドの選択率を向上させるオレフィン系炭化水素、すなわちオレフィン性二重結合をもつ炭化水素の酸化方法を提供することにある。
本発明者らは、オレフィン系炭化水素の酸化方法について種々研究を重ねた結果、酸素又は酸素を含むガスを用い、反応媒体として超臨界二酸化炭素、亜臨界二酸化炭素用い、触媒として金属酸化物を用いることにより、上記課題が達成されることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は反応媒体として超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素用い、金属酸化物の中から選ばれた触媒の存在下においてオレフィン性二重結合をもつ炭化水素酸素を反応させることにより、対応するアルデヒド及び対応するエポキシドからなる混合物、或いは対応するアルデヒド、対応するエポキシド及び対応するカルボン酸からなる混合物を生成させることを特徴とするオレフィン性二重結合をもつ炭化水素の酸化方法を提供するものである。
本発明方法において原料に用いられるオレフィン系炭化水素、すなわちオレフィン二重結合をもつ炭化水素としては、特に制限はなく、一般式(1)
Figure 0004247387
(式中、R1、R2、R3、R4はいずれも水素であるか、又はそれらの少なくとも一部が置換又は非置換の炭化水素基であるか、或いはR1、R2、R3、R4は相互に結合して環又は縮合環系を形成してもよい。)
で表わされる化合物であれば、どのようなものでも用いることができる。
このようなオレフィン系炭化水素として、例えば炭素数2〜20のアルケン、シクロアルケン及びビニル系芳香族化合物類の中から選ばれた少なくとも1種が挙げられる。アルケンとしては、例えばエチレン、プロピレン、ブテン(1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン等)、ペンテン(1−ペンテン、2−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン等)、ヘキセン(1−ヘキセン、2−ヘキセン、3−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン等)、ヘプテン(1−ヘプテン、2−ヘプテン、3−ヘプテン等)、オクテン、ノネン、デセン、ウンデセン、ドデセン、トリデセン、テトラデセン、ヘキサデセン、オクタデセン、エイコセン等が、シクロアルケンとしては、例えばシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン、シクロデセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタジエン、シクロオクタジエン及びシクロデカジエン、1−メチル−1−シクロペンテン、3−メチル−1−シクロペンテン等が、ビニル系芳香族化合物類としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、メチルスチレン、エチルスチレン等がそれぞれ挙げられる。これらは1種用いてもよいし、また2種以上組み合わせて用いてもよい。
オレフィン系炭化水素として、特に好ましいのはプロピレン、ヘキセン、シクロヘキセン、スチレン及びアルキル置換スチレンの中から選ばれた少なくとも1種である
また、オレフィン系炭化水素には、課題解決に支障をきたさない範囲で、適宜置換基を有するものも包含される。
置換基としては、ハロゲン、アルコキシ基、カルボキシル基、カルボアルコキシ基、アシル基、ホルミル基(−CHO)、オキソ基(=O)、水酸基、チオ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、置換又は非置換のシリル基、複素環基等が挙げられ、チオ基としては、例えばアルキルチオ基、フェニルチオ基、トリルチオ基、ピリジルチオ基等が、アミノ基としては、例えば非置換アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、フェニルアミノ基等が、シリル基としては、例えばトリメチルシリル基、トリエチルシリル基、ジメチルフェニルシリル基、メチルジフェニルシリル基等が、複素環基としては、例えばピロリル基、ピリジル基、フリル基、インドリル基、キノリル基、ベンゾフラニル基等がそれぞれ挙げられるが、好ましくは、ハロゲン、アルコキシ基、カルボキシル基、カルボアルコキシ基、アシル基、ホルミル基(−CHO)、オキソ基(=O)、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、置換又は非置換のシリル基である。
この原料のオレフィン系炭化水素の使用量としては、反応系全体量に対し、体積(容量)基準で、通常1〜80%、好ましくは1〜50%の範囲で選ばれ、中でもバッチ式の場合、反応器の内部空間の体積(容量)に対し、1〜40%の範囲とするのが好ましい。
本発明方法においては、原料のオレフィン系炭化水素と同じ炭素数のアルデヒドとエポキシドとの混合物が生成する。
また、場合により同じ炭素数のアルデヒドと同じ炭素数のエポキシドと同じ炭素数のカルボン酸との混合物を生成する。
例えば、スチレンを原料とした場合には、ベンズアルデヒドスチレンオキシド及び安息香酸の混合物が生成する
本発明方法においては、反応は、反応媒体として超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素が用いられる。また、この反応は、金属酸化物からなる触媒の存在下で、酸素を反応させることにより行われる。
この際の酸素としては、空気のような酸素含有ガスを用いてもよい。
次に、本発明方法における反応について、概括的スキーム示す。
Figure 0004247387
本発明方法においては、触媒として金属酸化物を用いるが、このようなものとしては、長周期律表の2族に属するアルカリ土類金属(例えば、Ca、Mg、Sr、Ba等)、長周期律表の3〜12族に属する遷移金(例えば、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Ir、Pt、Au、Hg等)、長周期律表の13族に属する金(例えば、Al、Ga、Tl等)中でも遷移金属アルミニウム及びマグネシウムの中から選ばれた少なくとも1種の金属酸化物が好ましい。これらは1種用いてもよいし、また2種以上組み合わせて用いてもよい。
この好適な金属酸化物を構成する金属のうちの遷移金属としては、セリウム、バナジウム、鉄、ニッケル、クロム、ニオブ及びジルコニウムの中から選ばれた少なくとも1種が好ましい。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上組み合わせて用いてもよい。
触媒の形態としては、その平均粒径が5mm以下、好ましくは1nm〜1mm、中でも5nm〜300μmの範囲の粉粒体や、それを適当な担体に担持させてなるもの等が挙げられる。
担体については特に限定されず、例えばその結晶構造、形状、大きさ等も適宜であってもよいが、比表面積は好ましくは1〜500m2 /g、より好ましくは7〜300m2 /g以上、中でも10〜200m2 /gの範囲とするのがよい。
担体の例としては、シリカ、アルミナ、マグネシア、コーデイエライト、ゼオライト等が挙げられる。
触媒の使用量は、例えば、原料のオレフィン系炭化水素の種類や使用量、酸素の使用量、反応条件等に応じて設定すればよく、特に限定されないが、例えばバッチ式では原料に対し、モル比で5〜0.000001、好ましくは1〜0.0001、中でも0.5〜0.0001の範囲とするのがよい。
反応媒体としては、亜臨界二酸化炭素や二酸化炭素も用いられるが、超臨界二酸化炭素が好ましい。この好適な場合、超臨界二酸化炭素が反応系内で生成されるように反応温度、圧力が制御され、通常31.1℃以上、7.38MPa以上に調整される。
反応媒体の使用量は、例えば、原料のオレフィン系炭化水素の種類や使用量、酸素の使用量、反応条件等に応じて設定すればよく、特に限定されないが、例えばバッチ式では原料に対し、モル比で1〜1000000、好ましくは2〜10000の範囲とするのがよい。
酸化反応に用いられる酸素は分子状酸素が好ましく、空気のような酸素含有ガスであってもよい。酸素は反応系内において、その分圧が0.01〜10MPaの範囲になるように用いられる。
また、反応系において、酸素は、原料のオレフィン系炭化水素に対し、モル比で、大過剰、好ましくは0.1〜100倍の量、中でもバッチ式では原料のオレフィン系炭化水素に対し、モル比で0.1〜10倍の量の範囲の使用割合とするのがよい。
反応温度は、原料のオレフィン系炭化水素の種類、触媒の種類、反応生成物の種類等に応じて設定すればよく、特に限定されないが、通常0℃〜500℃、好ましくは0〜300℃、より好ましくは31.1℃の臨界温度以上300℃以下、中でも31.1℃の臨界温度以上200℃以下の範囲で選ばれる。
反応圧力は、原料のオレフィン系炭化水素の種類、触媒の種類、反応温度等の反応条件、反応生成物の種類等に応じて設定すればよく、特に限定されないが、通常常圧以上、好ましくは2MPa〜100MPa、中でも2MPa〜50MPaの範囲で選ばれる。
反応時間は、原料のオレフィン系炭化水素の種類、触媒の種類、反応温度や反応圧力等の反応条件、反応生成物の種類等に応じて設定すればよく、特に限定されるものではない。
本発明方法によれば、爆発の危険を伴う水素等の還元剤を用いることなく、転化率や反応生成物の収率を向上させ、場合によりカルボニル化合物又はエポキシドの選択率を向上させることができ、例えばスチレンを原料とすると、ベンズアルデヒドが比較的高収率及び高選択率で得られ、また、超臨界二酸化炭素を反応媒体とし、酸化セリウムを触媒とし、反応条件を制御することにより、スチレンオキシドも比較的良好な収率や選択率、例えば収率15%程度で得られる。
本発明方法においては、原料のオレフィン系炭化水素として、ビニル系芳香族化合物類、中でもスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレンを用い、オートクレーブ中で反応させるのが好ましく、スチレンオキシドを良好な収率や選択率で得るには、酸化セリウムを触媒とし、超臨界二酸化炭素を反応媒体とするのがよく、さらに好ましくは120〜180℃、18〜25MPaの反応条件を採択するのがよい。
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
バッチ式でスチレンからベンズアルデヒド、スチレンオキシド、安息香酸を製造した。 すなわち、25mlのステンレス鋼製オートクレーブにスチレン0.2ml(10.0mmol)と触媒としての酸化セリウム粉末(平均粒径50μm)50mgを入れたのち、25℃で、酸素を1MPaの分圧になるように導入し、次いで二酸化炭素を1MPaの分圧になるように導入して全圧を2MPaにした。
このオートクレーブを150℃の油浴に入れ、そのままで或いはオートクレーブに二酸化炭素を所定圧が負荷されるように導入して、45分間反応させた。反応後、氷水で急冷し、十分容器が冷却された後に、オートクレーブを開封した。得られた生成物は、フィルターで触媒を除去し、そのままエーテルで薄めて、GC−MS/MSを用いて分析し、反応条件としての圧力(全圧)に対し、各生成物の収率、スチレン転化率を求めた。その結果を表1に示すとともに、図1にスチレン転化率と圧力との関係を、また、図2に表1のデータから算出される各生成物の選択率と圧力との関係をそれぞれグラフで示す。
これより、スチレン転化率は15MPaの圧力で最小になるが、各生成物の選択率に関しては、ベンズアルデヒドは、20MPaの圧力条件下でやや低下するものの総じて高く、スチレンオキシドは、15〜30MPaでその範囲外の圧力条件下の場合に比べて高く、特に20MPaでベンズアルデヒドに匹敵する程に一段と高く、安息香酸は、5MPa以下の圧力で生成しやすくなることが分った。
Figure 0004247387
実施例1と同様の条件で触媒(粉末で、その平均粒径は実施例1と同じ)の検討を行った。その際、圧力は、実施例1でスチレンオキシドの選択率が最も良かった20MPaとした。その結果を表2に示す。これより、触媒として酸化セリウムがスチレンオキシドについて最も良い選択率及び収率を与えることが分った。
Figure 0004247387
実施例1と同様の条件で反応温度の検討を行った。その際、二酸化炭素の密度は、実施例1でスチレンオキシドの選択率が最も良かった20MPaの圧力を与える二酸化炭素の密度(3.2g/ml)とした。その結果を表3に示す。これより、150℃の温度で、スチレンオキシドについて最も良い選択率及び収率が得られることが分った。
Figure 0004247387
実施例1と同様の条件で反応時間の検討を行った。その際、圧力は、実施例1でスチレンオキシドの選択率が最も良かった20MPaとした。その結果を表4に示す。これより、反応時間が45分間のとき、スチレンオキシドについて最も良い選択率及び収率が得られることが分った。
Figure 0004247387
実施例1と同様の条件で酸素の圧力(分圧)の違いによる検討を行った。その際、圧力(全圧)は、実施例1でスチレンオキシドの選択率が最も良かった20MPaとした。その結果を表5に示す。これより、酸素圧力(分圧)を1MPaとした場合、スチレンオキシドについて最も良い選択率及び収率が得られることが分った。
Figure 0004247387
実施例1と同様の条件で触媒の量の違いによる検討を行った。その際、圧力は、実施例1でスチレンオキシドの選択率が最も良かった20MPaとした。その結果を表6に示す。これより、触媒量を50mgとした場合、スチレンオキシドについて最も良い選択率及び収率が得られることが分った。
Figure 0004247387
実施例1と同様の条件で原料化合物の違いによる検討を行った。その際、圧力は、実施例1でスチレンオキシドの選択率が最も良かった20MPaとした。その結果を表7に示す。
Figure 0004247387
実施例1におけるスチレン転化率と圧力との関係を示すグラフ。 実施例1における各生成物の選択率と圧力との関係を示すグラフ。

Claims (6)

  1. 反応媒体として超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素用い、金属酸化物の中から選ばれた触媒の存在下においてオレフィン性二重結合をもつ炭化水素酸素を反応させることにより、対応するアルデヒド及び対応するエポキシドからなる混合物、或いは対応するアルデヒド、対応するエポキシド及び対応するカルボン酸からなる混合物を生成させることを特徴とするオレフィン性二重結合をもつ炭化水素の酸化方法。
  2. 金属酸化物がセリウム、バナジウム、鉄、ニッケル、クロム、ニオブ及びジルコニウムの中から選ばれた金属の酸化物の少なくとも1種である請求項記載の酸化方法。
  3. オレフィン性二重結合をもつ炭化水素が炭素数2〜20のアルケン、シクロアルケン及びビニ芳香族化合物中から選ばれた少なくとも1種である請求項1又は2記載の酸化方法。
  4. オレフィン系二重結合をもつ炭化水素がプロピレン、ヘキセン、シクロヘキセン、スチレン及びアルキル置換スチレンの中から選ばれた少なくとも1種である請求項1又は2記載の酸化方法。
  5. 酸化反応を0℃〜300℃の温度、常圧〜100MPaの圧力の範囲で行う請求項1ないしのいずれかに記載の酸化方法。
  6. 酸化反応を超臨界二酸化炭素下と、温度が31.1℃の臨界温度以上300℃以下、圧力が7.38MPaの臨界圧以上100MPa以下の範囲で行う請求項5記載の酸化方法。
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