JP4246444B2 - 電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラム - Google Patents

電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールアドレスの提供方法、電子メールアドレス提供サーバーおよび電子メールアドレス提供プログラムに関し、特に、悪意のある電子メールの受取を回避するための電子メールアドレスの提供方法、電子メールアドレス提供サーバーおよび電子メールアドレス提供プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット発足当初から、一方的な広告メールは「スパムメール」と呼ばれ嫌悪されてきたが、我が国ではそのスパムメールという語彙が十分に周知されぬまま、近年、パソコンや携帯電話などに一方的に送りつけられる広告メールが急速に社会問題化してきた。この種の一方的な広告メールは、無差別且つ大量の宛先が抽出され架空アドレスに送信されるものであり、迷惑メールとも呼ばれることがある。迷惑メールには、前記一方的広告メール(以下、DMメールと言うこともある。)の他、不安や恐怖を与える虞のあるストーカーメール(ストーカー電話の言わばメール版である。)も見逃せない。これらの迷惑メールに対しては、近々、法律的な規制も施行予定であるが、その実効性については懐疑的である。
【0003】
迷惑メール対策としては、ユーザー自身によるメールアドレスの変更という原始的、かつ、最も有効な方法から始まり、特定メールアドレスからの受信拒否、特定メールアドレスからの指定受信、特定メールの一括拒否、といった各種設定による防護対策、さらに、メールを送る相手に予め「開封キー」を渡すパスワード入力による方法などが行われているが、メールアドレス変更を行うとその変更を告示する作業が不可欠であり当該作業が煩雑である。また、前記各種設定や、パスワード入力も煩わしいという欠点を有している。
一方では、メールサーバーを有する通信会社が大量の宛先不明のメールを感知した場合、その受信をブロックする対策なども実施されている。しかしながら、前記したユーザー自身による対策および通信会社による対策も、満足できる効果を上げていないのが実情である。
【0004】
本願出願人は、先に、ネットワークに接続された個人情報端末を利用した個人情報の閲覧方法に関する発明を提案しており(特開2001−325267)、当該発明はアドレス帳データ等の個人情報を、個人情報と関連付けられた識別子以外は各人の情報端末に保持することなく(即ち、ダウンロードすることなく)、該個人情報をセンターサーバーにて一元的に更新、管理し、前記識別子を基にしてその個人情報を前記端末で直接閲覧できるようにするものである。当該発明によれば、煩雑な入力作業を繰り返したり、誤登録の心配がなく、最新の個人情報をネットワークを通じて入手することができるという長所を有している。なお、ここで個人情報とは、住所、氏名、電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス等の属性情報を言い、識別子とは、任意の長さの文字、記号等からなる組合せ列を指している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、前記発明を利用することにより悪意のある電子メールの受取を回避可能であると着想し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、前記迷惑メール横行の現状に鑑み、電子メール利用者が煩雑な防護操作を行うことなく、迷惑メールの受信を回避することのできる電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子メールアドレスの所有者に不変的な識別子を与えると共に、該識別子と可変的な電子メールアドレスとを関連付けて電子メールアドレス提供サーバーに蓄積しておき、外部からの前記識別子の照会を条件として、当該識別子に関連付けられた電子メールアドレスを電子メールアドレス提供サーバーが提供する方法であって、前記識別子の所有者により自己の電子メールアドレスの開示範囲を設定自在としたことを特徴とするものである。前記電子メールアドレスは携帯電話の電子メールアドレスであることが好ましい。前記電子メールアドレスが少なくとも15桁、更には17桁、特に20桁のユーザーネームを有することが好ましい。
前記識別子の所有者に代わって、電子メールアドレス提供サーバーが当該所有者に電子メールアドレスを付与するメールサーバーから少なくとも15桁のユーザーネームを有する電子メールアドレスを取得し、該電子メールアドレスで電子メールアドレス提供サーバー内に蓄積した電子メールアドレスを書き換えることが好ましい。前記ユーザーネームの候補ネームを電子メールアドレス提供サーバーが生成し、これを前記メールサーバーに照会することが好ましい。前記ユーザーネームの候補ネームを識別子の所有者本人が生成し、これを前記電子メールアドレス提供サーバーが前記メールサーバーに照会することが好ましい。
前記電子メールアドレスの提供に用いられる電子メールアドレス提供サーバーは、電子メールアドレスの自動取得機能全体を制御し各種処理を行う処理部と、電子メールアドレスを蓄積しておく電子メールアドレス蓄積部と、ユーザーネームを自動生成するユーザーネーム生成部と、前記生成したユーザーネームの候補ネームを電子メールアドレス取得まで一時保管する候補ネーム蓄積部と、電子メールアドレスを発行するメールサーバー向けのユーザーパスワードを一時的に保管するUID保持部と、電子メールアドレス取得後に前記電子メールアドレス蓄積部のデータを更新するメールアドレス書換部とからなる電子メールアドレスの取得手段を具えたことを特徴とするものである。前記電子メールアドレス取得手段は更に、前記メールサーバーから返信される候補ネームの受諾信号か拒否信号かを判断する応答検査部を具えてなることが好ましい。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに前記いずれかの電子メールアドレスの提供方法を実行させることを特徴とするものである。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを前記いずれかの電子メールアドレス提供サーバーとして機能させることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラムの好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明方法の全体説明図であり、図面上部には電子メールアドレスその他の個人情報を蓄積、管理する電子メールアドレス提供サーバー(以下、センターサーバーということもある。)10と、このセンターサーバー10と外部間との通信機能を担うメールサーバー20とが示されている。メールサーバー20は、センターサーバー10内に存在しても構わないが、物理的に分離されている方が好ましい。センターサーバー10の右側には、前記個人情報を蓄積する記憶媒体11を取り出して示している。
図1下部には、携帯電話等に代表される情報端末30と、これらの情報端末30と電波42により結ばれ、これらを管理運営すると共に電子メールアドレスを発行・管理するサーバー(以下、運営サーバーということもある。)40が示されている。該運営サーバー40は、前記センターサーバー10やメールサーバー20と共に、インターネット等のネットワーク50により結ばれている。符号60はネットワーク50に接続されたパソコン端末である。
【0008】
先ず、本発明方法の基本原理を図2によって概説する。
センターサーバー10には、先ず、情報端末30(またはパソコン端末60)の所有者により、その電子メールアドレス等の個人情報が登録されなければならない(201)。この登録時には個人情報に関連付けられた識別子が発行され、情報端末30の所有者は該識別子を知人である情報端末30a(またはパソコン端末60a)の所有者に知らせる(202)。勿論、この情報端末30aの所有者は当サービスに加入している必要がある。
【0009】
この知人はその情報端末30aからセンターサーバー10に対して、告知された識別子に対応する個人情報の開示を請求する(203)。このとき、センターサーバー10は、前記請求があったことを情報端末30の所有者に通知し、開示許諾を求める(205)。そして個人情報の開示許諾を受けた情報端末30aの所有者は、以後、センターサーバー10のサービスメニューを介して、識別子を基に情報端末30の所有者の電子メールアドレス等の個人情報を見ることが可能となる(204)。
当該個人情報は、情報端末30aのデータエリアに書き込まれるのではなく、要求毎にセンターサーバー10の記憶媒体11から個人情報データそのものを引き出すものであるから、本人管理による最新の個人情報が情報端末30aのアドレス帳にその都度表示されることになる。
【0010】
本発明方法によれば、電子メールアドレスを変更してもそれを告示する作業に煩わされることが全く無いので、変更が自在であると共に、電子メールアドレス等の個人情報の開示範囲をその本人が自由に設定することができるので、有効な迷惑メール対策となる。特に、ストーカーメールに対しては万全である。
更に、本発明はDMメールに対しても決定的撃退策となる。
一般に、電子メールアドレスは記号@を含み、@前部のユーザーネームと@後部のプロバイダネームから構成されており、DMメール対策としてこのユーザーネームを長文化する、即ち、桁数を多くすることによって可能となる。
現在、例えば各携帯電話会社は、ユーザーネームを構成する文字等の桁数として20〜35桁程度まで認めているが、例えば、20桁として英字26文字、数字、および3種の記号を利用可能とし、先頭文字は英字のみ利用でき、末尾文字は英数字のみ利用できるという条件に合致するユーザーネームの組合せ数は、
26×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×36=40,779,206,911,892,000,000,000,000,000,000となり、膨大な数となる。
この膨大な組合せ数に対し、悪意のDMメールの配信業者が有する最も強力な設備では、1分間に200万通のアドレスを組立て、自動的に配信可能とされている。しかし、このような業者でも、前記膨大な組合せ数のアドレスに送信するためには、この組合せ数を2,000,000 (通/分)×60(分/時間)×24(時間/日)×365 (日/年)で除した数である、38,793,005,053,169,700,000年を要することになる。ちなみに、日本全国にメールアドレス保有者が6, 500万人在住すると仮定しても、その1人に配信される確率でさえ、596,815,462,356 年に1通となる。このような天文学的数字故に、悪意のDMメール配信業者が、配信成果を得ることはまず不可能である。従って、ユーザーネームの桁数としては、使用できる文字記号種やプロバイダーによる制約等の状況を考慮して、少なくとも15桁、好ましくは17桁以上、より好ましくは20桁以上とすればよい。
【0011】
再び、図1に戻って本発明による電子メールアドレスの提供方法を説明すると、電子メールアドレスを含むアドレス帳の閲覧サービスを受けようとする場合、サービス希望者は情報端末30(またはパソコン端末60)よりセンターサーバー10に接続し、サービス加入手続きと自己の個人情報の登録を行う。この際、情報端末30を使用する場合の送信経路は、加入する携帯電話事業者の電波42を経て、ネットワーク50へ接続する為の信号変換サーバーである運営サーバー40を経由する。
センターサーバー10は、前記サービス希望者の登録を受け付けると、その個人情報を記憶媒体11に記録すると共に、固有の識別子を発行する。また、サービス希望者の顔写真等、画像データを登録するためのファイルネームを同時に発行するようにしてもよい。この時点より、自己の個人識別子を有するサービス希望者は、このサービスの会員として、該識別子を他人に自由に告知(202)可能となる。
前記告知を受けた本サービスの会員である情報端末30a(またはパソコン端末60)の所有者は、該識別子を自己のアドレス帳に登録するために、センターサーバー10にアクセスする。センターサーバー10は、該識別子を記録媒体11に保存すると共に、該識別子の所有者に対しメールサーバー20を介して「開示請求」があったことを知らせるメールを送信する。該識別子の所有者は該メールにより何処の誰がアドレス帳に自己の識別子を登録希望したか知り得るので、これを許可または不本意な場合には不許可とすることができる。
【0012】
上記登録作業が完了すると、情報端末30aの所有者はアドレス帳の閲覧サービスを受けることができ、個人識別子を基に自己のアドレス帳で個人情報を閲覧することができるようになる。従って、表示された電子メールアドレスを選択すれば、送信宛先欄にそのアドレスが入力されたメーラーが起動し、長文化されたメールアドレスの入力ミスを防げる一方、面倒な入力作業が無くなり、長文化メールアドレスであっても実用的に使用可能となる。また、電話番号を選択して直接架電することができ、架け間違いの心配がなくなる。
【0013】
本発明方法を、情報端末30の表示画面を中心として説明すれば、次の通りである。
図4は、情報端末30において自己の電子メールアドレスその他の個人情報を登録する際の入力例を示しており、入力画面400の右側にはそのスクロール画面401と、次頁入力画面402が図示されている。スクロール画面401には、属性情報入力欄が設けられ、次頁入力画面402には希望する識別子の第一候補、第二候補、第三候補の入力欄が設けられている。個人情報の登録に際し、どのような属性情報を入力項目とするかは、サービス提供者の任意であるし、該2つの画面の順番が逆の手順を取ることも任意である。
属性情報の入力において、電子メールアドレスについては、携帯電話等における電子メールアドレスの登録時に一般的に採用されている方法、即ち、情報端末から送信された空メールのヘッダー情報からメールアドレスを解析し、自動的に登録する方法を用いることが好ましい。
【0014】
図5は情報端末30aにおいて、告示された識別子を基に、知人の個人情報を開示請求する際の、識別子入力画面である。
アドレス帳申請の入力画面500には、識別子の入力欄501が設けられており、個人情報の開示請求者は入力欄501に希望する識別子を入力することにより、当該識別子に対応する電子メールアドレスその他の個人情報の開示を受けることができる。勿論、相手方の同意が開示の条件となる。
【0015】
図6は情報端末30aにおける、自己のアドレス帳の先頭画面600であり、図の右側には、識別子を入力することによって該当する電子メールアドレスその他の個人情報の閲覧が可能となった登録者の一覧氏名がスクロール画面601に示されている。
【0016】
図7は、情報端末30aに表示された電子メールアドレスその他の個人情報の詳細画面700を示す一例であり、前記図6のスクロール画面601で特定した個人情報が表示されるようになっている。図の右側に、詳細画面700のスクロール画面701を示す。電子メールアドレスについては、表示された部分をボタン操作により反転クリックすることにより、メールアドレスが入力されたメーラーが起動するので、桁数の多いメールアドレスを意識する必要がなくなる。
【0017】
次に、識別子の取得方法を図10を参照しながら説明する。図10には、識別子の発行手順を記載した操作ブロック1000と、識別子の発行に関係するセンターサーバー10の構成部が記載されている。即ち、センターサーバー10は、各種データに対する処理、入出力、送受信を行うために通常備えるべき構成部として、センターサーバー10全体の動作を制御する制御部1010と、データ処理を行う処理部1011と、各種入出力装置及びネットワーク50等に接続される入出力インターフェース1012と、該入出力インターフェース1012からデータを受け取る入力部1003と、データを出力する出力部1004と、データ処理の際に一時的にデータを記憶する記憶部1005と、各種データを受信する受信部1006と、各種データを送信する送信部1007とを備えている。
【0018】
センターサーバー10は、前記通常備えるべき構成部に加えて更に、新規IDの発行とIDの管理を行うID発行部1015と、発行したIDを蓄積しておくID蓄積部1016と、新規識別子の発行と識別子の管理を行う識別子発行部1017と、発行した識別子を蓄積しておく識別子蓄積部1018と、新規画像ファイル名の発行と画像ファイル名の管理を行う画像ファイル名発行部1019と、発行した画像ファイル名を蓄積しておく画像ファイル名蓄積部1020と、情報端末30からメールアップされた画像データを蓄積する画像データ蓄積部1021と、情報端末30から入力された個人情報を識別子に関連付けて蓄積しておく個人情報蓄積部1023と、情報端末30宛のメールを生成するメール生成部1024と、各種メールテンプレートを蓄積しておくメールテンプレート部1025と、電子メールの送受信・転送機能を有するメーラー部1026とを備えている。
【0019】
自分の識別子を取得しようとする者1001は、先ず、前記図4に示す情報端末30(またはパソコン端末60など)の登録画面401から、登録画面401記載の個人情報を入力する。個人情報とは、住所、氏名、電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス等の属性情報であって、これらは後述する個人情報蓄積部1023に蓄積される。また、個人情報蓄積部1023に既に登録された個人情報は、本人である希望者1001によって随時、変更、更新することが可能であり、本発明では個人情報を開示することを特徴の1つとする為、本人の変更または更新作業の直後から、開示許可を与えた人のアドレス帳の個人情報の内容も、変更または更新されることになる。従って、後述する「開示内容の停止および変更」機能と併せ、ストーカーメールに対する有効な防御対策となる。
前記希望者1001は自己の個人属性情報の入力と一緒に、任意の識別子を創作し、第一希望から第三希望までの3語を入力し、センターサーバー10に送信する。勿論、識別子の入力を先に行い、センターサーバー10より取得が許可された後に、自己の個人属性情報の入力画面を表示し、入力しても良い。
【0020】
識別子は、文字、記号等から構成される任意の組合せであって、文字、記号の数も自由である。識別子は、個人情報と対応させることができるものであって、情報端末からの入力が可能なものであれば格別の制限はなく、例えば、姓名をローマ字表記、漢字表記することにより、または、文字数を少なくすることにより覚えやすいものとすることができる。なお、以下の説明では、識別子を Calling Card I.D.の頭文字を採ってCCIDと言うこともある。
図3は、名刺300に識別子301を印刷した例であり、口頭によって告知する場合よりも相手に確実に伝達することができる。
【0021】
前記識別子を含む登録信号は、入出力インターフェース1012を経て、受信部1006に入る。この信号に対し、制御部1010の指示を受けた処理部1011は、記憶部1005に該信号を転送する。この記憶部1005内の登録信号に対し、処理部1011は、ID発行部1015に指示し、新たなIDを発行させるとともに個人情報と関連付けた後、ID蓄積部1016に蓄積させる。
次に、処理部1011は識別子発行部1017に指示し、送られて来た識別子候補の3語を識別子蓄積部1018に照合させ、既に蓄積されているものと同じ語以外を報告させる。この同じ語以外の語が複数ある場合には、希望順に1語を選択し、処理部1011に報告させる。
【0022】
処理部1011は、更に、画像ファイル名発行部1019に指示し、前記記憶部1005内の登録信号に対し、新たな画像ファイル名を生成するよう指示し、新たな画像ファイル名を発行させるとともに個人情報と関連付けた後、画像ファイル名蓄積部1020に蓄積させる。次に、処理部1313は、メール生成部1024に希望者1001に対するメールの生成を指示し、メール生成部1024は、新規に発行されたID、識別子、画像ファイル名、メールテンプレート部1025より引き出したメールテンプレート、記憶部1005内の登録信号中のメールアドレス等を合成し、メーラー部1026に送信依頼すると同時に記憶部1005内の登録信号を個人情報蓄積部1023に保存する。
上記メールは、メールサーバー20を経由し、識別子発行書として希望者1001に送信される。なお、前記識別子候補の3語全てが既に登録済の場合には、このメールにより新たな3語を受け入れる旨送信する。
【0023】
次に、図11と図12を用いて、識別子の告知から、センターサーバー10における個人情報の開示準備作業までの流れを説明する。
図11の左端部には、センターサーバー10から発信される「開示請求」通知メール1101が例示され、メールの末尾には、リンク情報先を示すURL1102が記載されている。このメール1101は情報端末30に受信され、前記URL1102を選択すれば、自己の識別子を申請した相手の個人情報1103を参照することができるようになっている。符号1104は個人情報1103をスクロール表示させた全体画面であり、その末尾には相手に自己の個人情報の開示を許可するための許可ボタン1105と不許可とするための不許可ボタン1106が設けられている。また、許可・自己登録ボタン1108は許可と同時に、自分からも相手の識別子に基づく個人情報の開示請求を行うものである。また、悪意や悪戯等と判断される相手に対しては、調査依頼ボタン1107により、センターにクレーム調査を依頼することができる。図11の右端部には、許可された場合のみセンター10から発信される開示通知メール1109の一例を記載している。
【0024】
図12は、上記開示請求手続が完了する迄の手順を、センターサーバー10のブロック構成図と共に示している。
図12の左半部の操作ブロック1200には、識別子を有するA氏とA氏所有の情報端末30、および該識別子をA氏から告知され自己のアドレス帳に登録しようとするB女史とB女史所有の情報端末30aが示されている。また、開示請求通知メール(確認メール)と開示通知メールを送信するメールサーバー20が示されている。
図12の右半部には、センターサーバー10側の構成のうち、ここでの説明に必要な構成部のみを記載し、前記図10に記載した構成部については図10と同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
センターサーバー10は前記構成部に加えて、情報端末30aに表示する個人情報詳細ファイルを生成する表記言語ファイル生成部1211と、前記生成された個人情報詳細ファイルを蓄積する表記言語ファイル蓄積部1212と、情報端末30aからの識別子に基づく個人情報の閲覧要求に先立ち予め該識別子を登録し、以後これを管理するアドレス情報管理部1215と、個人情報蓄積部1023に蓄積された個人情報について開示許否を設定し、これを管理する個人情報開示管理部1213と、個人情報蓄積部1023から抽出され、調査対象となった個人情報を蓄積する調査依頼データ蓄積部1216と、を備えている。
【0026】
A氏からA氏の識別子を告知されたB女史は、先ず、情報端末30aからセンターサーバー10にアクセスする。センターサーバー10では、入出力インターフェース1012を経て、受信部1006に受信されたB女史のアクセス信号が、制御部1010の指示を受けた処理部1011によって記憶部1005へと転送される。転送されたアクセス信号は処理部1011によってID発行部1015にID確認の処理を委託される。その委託を受けたID発行部1015は、記憶部1005内のアクセス信号に対しIDの解析処理を行い、解析されたIDが登録されたものかどうかID蓄積部1016に照会し、登録されたものであることを確認後、その旨を処理部1011に報告する。その報告を受けた処理部1011は、記憶部1005内のアクセス信号の識別子が登録されたものであるかどうか、識別子発行部1017に確認の処理を委託する。その委託を受けた識別子発行部1017は、記憶部1005内のアクセス信号に対し識別子の解析処理を行い、解析された識別子が登録されたものかどうか識別子蓄積部1018に照会し、登録されたものであることを確認した後、その旨を処理部1011に報告する。
【0027】
予め登録された識別子であると報告を受けた処理部1013は、メール生成部1024に対し、A氏に対しB女史から識別子の申請によるA氏の個人情報の開示要求がなされたことを知らせるメールの作成を委託する。メール生成部1024は、メールテンプレート部1025より「開示請求通知メール」用テンプレートを引き出すと同時に、申請及び情報開示要求を出しているのが誰かという個人情報詳細ファイルの生成を表記言語ファイル生成部1211に生成委託し、表記言語ファイル生成部1211はそのファイルを表記言語ファイル蓄積部1212に蓄積し、その保存場所であるURLをメール生成部1024へと戻す。さらに、メール生成部1024は、該識別子のメールアドレスを識別子蓄積部1018より取得し、これら全てを合成してメーラー部1026に送信委託する。
【0028】
メーラー部1026は、前記メールを送信部1007、入出力インターフェース1012を経てメールサーバー20へと送り、メールサーバー20は、前記メールアドレス宛に開示請求通知メール1101を発信する。
このメールを情報端末30に受信したA氏が、メール本文末尾のリンク情報先を示すURL1102を指定すると、情報端末30は指定URLにアクセスを開始し、前記表記言語ファイル蓄積部1212に蓄積された表記言語ファイルを情報端末30に取り込む。取り込まれた表記言語ファイルは情報端末30の画面上に、個人情報の詳細画面1103(1104)として表示される。
表示されたB女史の個人情報1104を見たA氏は、個人情報を開示しても良い場合は許可ボタン1105を、開示すると同時に、自分からも相手の識別子に基づく個人情報の開示請求(または、自動開示)を行う場合には許可・自己登録ボタン1108を、開示したくない場合は不許可ボタン1106を、明らかに故意の悪戯と判断される相手に対しそのクレームをセンターに調査依頼として送信する場合には調査依頼ボタン1107を、夫々選択することができる。
【0029】
A氏が許可ボタン1105を選択すると、A氏の情報端末30は許可信号をセンターサーバー10に送信し、この許可信号は入出力インターフェース1012を経て受信部1006に受信される。
受信部1006に入った信号は、制御部1010の指示を受けた処理部1011によって記憶部1005へと転送される。転送された許可信号は、処理部1011によってアドレス情報管理部1215に登録され、後述するB女史のアドレス帳テーブル1305を作成すると共に、個人情報開示管理部1213に登録され、後述するA氏の個人情報開示テーブル1310を作成する。
【0030】
処理部1113は上記許可信号の登録と同時に、メール生成部1024に開示通知メール1109の生成を指示し、メール生成部1109は、メールテンプレート部1025から「開示通知メール」用テンプレートを引き出し、該識別子のメールアドレスを識別子蓄積部1018より取得し、これら全てを合成し、メーラー部1026に送信委託する。この合成されたメールはメーラー部1126から、メールサーバー20へと送られ、開示通知メール1109としてB女史の情報端末30aに送信される。
【0031】
A氏が不許可ボタン1106を選択した場合は、その信号が前項同様に送信され、メール生成部1024が同様の手段によって「不開示」を通知するメールを作成した後、これをメールサーバー20がB女史の情報端末30aに送信する。この場合、不許可信号によってテンプレートの選択が異なるだけである。
一方、A氏が調査依頼ボタン1107を選択した場合、制御部1010は処理部1011に指示し、B女史の個人情報を個人情報蓄積部1023から抽出し、調査依頼データ蓄積部1216に蓄積処理をする。該データは、調査対象データとして扱われる。
【0032】
次に、自己のアドレス帳に登録した識別子を基にした個人情報の表示方法を、図13に示すシーケンス説明図を用いて説明する。
個人情報の閲覧希望者1301が知人の識別子を基にその個人情報を入手する場合、センターサーバー10にアクセスし、自己のアドレス帳を要求する(1302)。センターサーバー10では、前記アドレス情報管理部1215がアドレス帳テーブル1305に照会して、閲覧希望者のアドレス帳データの存在を確認する(1304)。アドレス帳テーブル1305を照会した結果(1306)、データが無い場合は不在通知を行い、在る場合はその旨通知する。存在通知を受けたセンターサーバー10は、閲覧希望者のアドレス帳データを一覧化し、閲覧希望者に送信する(1307)。前記図6は、情報端末30aにおけるアドレス帳データの一覧表示画面例である。
【0033】
次いで、閲覧希望者1301は一覧化されたアドレス帳の中から特定の個人を選択し、センターサーバー10に対してその個人情報を要求する(1308)。この要求信号を受けたセンターサーバー10では、個人情報開示管理部1213に対して個人情報の開示を要求し(1309)、個人情報開示管理部1213は個人情報開示テーブル1310に照会し、その個人情報が開示許可されているかどうかを判断する(1311)。
【0034】
図8に、個人情報開示テーブル1310の一例を示す。
本テーブル1310には、個人情報を閲覧可能な氏名一覧群801(登録者1〜登録者n)を縦行配置して許可設定項800を設けると共に、個人情報の属性となる設定項目群802が横列配置されている。なお、符号803は、自己都合による情報開示の一斉一時停止設定欄である。任意の登録者nの任意の許可設定項800を“Yes”または“No”に設定することにより、その特定項は情報開示を許可または不許可とすることができる。当該設定は随時可能であり、当初、全項目の閲覧を許可した相手に対し、後日不許可設定とすることも可能である。なお、本テーブルはパソコン画面上での設定をイメージしているが、テーブルを分割することにより携帯端末上からの設定も可能となる。
【0035】
上記照合の結果、許可されていないと判断された場合、センターサーバー10は閲覧希望者1301に不許可の通知を送信する(1312)。他方、許可されているとの判断結果が得られた場合には、設定許可項目の通知(1313)に基づき、センターサーバー10は前記図7に示すような画面構成を行い、許可項目に係る個人情報を閲覧希望者に送信する(1314)。勿論、この通知が全許可の場合は全項目を送信し、全不許可の場合は全項目を送信しないものとする。
【0036】
閲覧希望者の側でも、センターサーバー10から送信されるアドレス帳データを選択してその情報端末に表示させることができる。これを図9に示す表示設定テーブルにより説明する。
本テーブルには、個人情報を閲覧可能な氏名一覧群901(登録者1〜登録者n)を縦行配置して表示設定項900を設けると共に、個人情報の属性となる設定項目群902が横列配置されている。設定項目群902は更に、個人的色彩の強いAグループ属性項目群903、ビジネス的色彩の強いBグループ属性項目群904とに大別され、上記各設定項目群を一括表示する設定欄905、906、907が設けられている。
【0037】
本テーブルにおいて、任意の登録者nの任意の表示設定項900を“Yes”または“No”に設定することにより、その特定項は個人情報を表示し、または非表示とすることができる。この設定は随時可能であるが、本人の開示設定が優先する為、閲覧希望者が本操作によって表示設定した場合でも、相手が不許可設定している項目は表示されない。また、全表示907、Aグループのみ表示906、Bグループのみ表示905の各設定欄を“Yes”または“No”に設定することにより表示、非表示を切り換えることができる。
上記表示設定により、情報端末に転送されるデータ量を調節したり、特定人の表示不要項目を非表示とすることができる。
【0038】
以上、電子メールアドレスを含む個人情報全般を管理することのできる電子アドレス帳について説明してきたが、電子メールアドレスを個人が意識して利用する場面には、概略次の3場面がある。即ち、(1)メールアドレスを電話番号や住所と同様に他人に教えるとき(メールアドレスの変更を告知することも含む)、(2)メール送信時にアドレスを入力するとき、(3)メールアドレスを新規に取得したり変更する場合、である。この中で、(1)と(2)については、前記方法により、利用者が長文化されたユーザーネームを用いたメールアドレスを利用しても、何の支障もなく利用可能であるが、(3)の場合には、長文化ユーザーネームの利用が、利用者の煩雑な操作や入力ミスを誘発する虞がある。即ち、桁数の多いユーザーネームの作成は容易でなく、入力作業の煩雑さや誤入力の問題が懸念される。そこで、本発明は長文ユーザーネームのメールアドレスを快適に使用可能にするための電子メールアドレスの提供方法を提案する。
【0039】
次に、図14と図15を参照しながらこの電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラムを説明する。本電子メールアドレスの提供方法は、電子メールアドレスの取得(新規取得と変更の両方を含む。以下同じ。)が通常、図1で説明した運営サーバー40に加入する情報端末(保有者)により直接行われる手続きを、センターサーバー10に代替させるものであって、特に、長文化ユーザーネームを自動的に取得するものである。
【0040】
図14は、センターサーバー10に用意された電子メールアドレスの取得手段(新規取得手段と変更手段の両方を含む。以下同じ。)に係るブロック構成図である。
同図には、センターサーバー10において電子メールアドレスの自動取得機能全体を制御し各種処理を行う処理部1411、電子メールアドレスを発行・管理するサーバー(運営サーバー)40との通信窓口となるネットワーク通信部1410、長文ユーザーネームを自動生成するユーザーネーム生成部1413、生成したユーザーネームの候補ネームを運営サーバー40の取得許可まで一時保管する候補ネーム蓄積部1414、運営サーバー40向けのユーザーパスワード等(運営サーバー40より要求されるデータの中、前記候補ネーム以外のもの)を一時的に保管するUID保持部1412、運営サーバー40に対する当該取得作業完了後に前記個人情報蓄積部1023のデータを更新するメールアドレス書換部1416、運営サーバー40からの返信信号が候補ネームを受諾する信号か拒否する信号かを判断する応答検査部1415、および、前記個人情報蓄積部1023が示されている。
【0041】
図14におけるセンターサーバー10の作用を説明する。
電子メールアドレスの取得を希望する情報端末からの取得希望信号は、センターサーバー10のネットワーク通信部1410を経て、処理部1411に到達する。処理部1411は、該信号に含まれる運営サーバー40向けパスワード等を解析し、これらをUID保持部1412に一時的に保持させた後、ユーザーネーム生成部1413に指示して、予め設定された文字種、桁数等の条件に従って新規のユーザーネームの候補ネームを生成させる。この候補ネームは、一旦、候補ネーム蓄積部1414に書込まれた後、処理部1411へ渡される。処理部1411は、前記取得希望信号が自動取得指示か半手動指示かを判断し、自動取得指示の場合は、前記一時的に保持した運営サーバー40向けユーザーパスワード等を用い、運営サーバー40へ接続して取得手続に入る。なお、この取得手続の際、運営サーバー40が識別子による属性データの登録を認めていれば、運営サーバー40から要求されるパスワード以外の氏名、住所等に関する属性データの入力も極めて簡便となる。
【0042】
ここで、当該候補ネームが他人との重複等を理由として運営サーバー40から発行を拒否する旨の信号がセンターサーバー10に送信された場合には、処理部1411は再度、ユーザーネーム生成部1413に指示して新規の候補ネームを生成させる。処理部1411はこの候補ネームが前の候補ネームと重複しないか候補ネーム蓄積部1414に照会し、重複しないことを確認した後、運営サーバー40に対して取得手続を行う。運営サーバー40からの拒否信号に対する一連の手続は、新規メールアドレスが取得されるまで繰り返される。
前記サーバー40から発信される信号が受諾信号か拒否信号かは、処理部1411が応答検査部1415に該信号を送り、そこで予め設定してある運営サーバー40との信号判別ルールにより検査することによって判断され、判別結果は処理部1411に報告される。
【0043】
前記取得希望信号が半手動指示の場合には、前記生成した候補ネームを一旦メールアドレスの取得依頼者の情報端末へ送信し、依頼者の同意を得た後、前記同様、運営サーバー40に対する取得手続に入る。
運営サーバー40に対する取得手続は、運営サーバー40の発行手続によって完了するが、センターサーバー10では依頼者に手続完了の通知画面を送信する前に、処理部1411がメールアドレス書換部1416に指示し、個人情報蓄積部1023に依頼者の該当データ(新規取得または変更メールアドレス)を入力させる。この際、該当データが新規の場合は入力となり、変更の場合には上書きとなる。
尚、候補ネーム蓄積部1414とUID保持部1412に一時的に蓄積または保持されたデータは、運営サーバー40の発行手続が完了すると消去される。
【0044】
次に図15を参照しながら、情報端末、センターサーバー10、運用サーバー40間における電子メールアドレスの自動取得に関する処理手続を詳述する。図15は、電子メールアドレスの取得希望者の情報端末1510、センターサーバー10、運用サーバー40の連結フローによって構成されている。
先ず、端末1510は、本サービスの提供する「メールアドレス取得(または変更)」メニューを選択(1511)して、電子メールアドレスの取得(または変更)手続に入ることができる。この信号を受信したセンターサーバー10は、メールアドレス中のユーザーネーム部分を長文化ユーザーネームとして自動生成(1521)するが、長文化ユーザーネームは端末1510からの手動入力により作成しても良い。
【0045】
前記自動生成された候補ネームは端末1510に送信(1522)され、端末1510に表示される。表示された候補ネームを見て、依頼者はこれで良いか否かを判断(1513)し、良ければ“Yes”を選択すると共に、以後の候補ネームの生成を、その都度確認を取らない自動にするか否かを“自動”、“都度確認”のいずれかから選択(1514)し、運用サーバー40においてメールアドレス取得時に要求されるパスワード等も入力して、センターサーバー10に送信(1515、1515a)する。
他方、依頼者が前記候補ネームの判断(1513)で別の候補ネームを要求する場合には、“No”を選択してセンターサーバー10に送信する。
【0046】
前記“Yes”を選択し且つ“自動”を選択して送信(1515)された信号は、センターサーバー10に受信される。センターサーバー10は電子メールアドレスの取得処理を、運用サーバー40に対して開始(1524)する。運用サーバー40は、センターサーバー10による当該取得処理を受付(1531)た後、その候補ネームが、既存のものと重複しないか否かをチェック(1532)し、「重複しない」と判断した場合、取得を許可(1534)して自己登録をすると共に、許可信号をセンターサーバー10に送信する。この信号を受けたセンターサーバー10は、新しいメールアドレスが取得できたことを確認(1527)し、個人情報蓄積部1023の情報を書換(1528)た後、依頼者の端末1510に完了を通知(1529)する。依頼者は新しいメールアドレスの表示(1516)を見て本自動取得処理が完了(1517)する。
【0047】
前記運用サーバー40における重複チェック(1532)で「重複する」と判断された場合、運用サーバー40はセンターサーバー10宛に予め決めてある警告信号を送信(1533)する。この信号を受信したセンターサーバー10は、再処理の指示(1525)を出すと共に、前記“自動”・“都度確認”のいずれの選択(1514)をした依頼者か判断(1526)する。ここで、“都度確認”の場合は候補ネームの自動生成処理(1521)へ送られ、“自動”の場合は再度生成処理(1523a)へと送られる。この一連の処理は運用サーバー40が「重複しない」と判断するまで繰返される。
【0048】
先に述べた端末1510における前記候補ネームの判断(1513)で“No”が選択された場合には、センターサーバー10に対し拒否信号が発信され、これを受信したセンターサーバー10は、再度、候補ネームの生成(1523)が指示され、前記自動生成処理(1521)が繰返される。この一連の処理は、端末1510において“Yes”が選択されるまで繰返される。
上述したセンターサーバー10における各処理機能は、CD−ROM、DVDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に処理プログラムとして記録しておくことができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係る電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラムによれば、電子メール利用者が煩雑な防護操作を行うことなく、迷惑メールの受信を回避することができる。
即ち、請求項1記載の発明によれば、電子メールアドレスを変更してもそれを告示する作業に煩わされることが全く無いので、変更が自在であると共に、電子メールアドレス等の個人情報の開示範囲をその本人が自由に設定することができ、特に、ストーカーメールに対しては万全である。
請求項2記載の発明によれば、携帯電話への迷惑メール対策として画期的である。
請求項3記載の発明によれば、DMメール対策として有効である。
請求項4〜請求項6記載の発明によれば、長文化したユーザーネームを含む電子メールアドレスを快適に使用することができ、迷惑メールの決定的撃退策となり得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メールアドレスの提供方法を示す全体説明図である。
【図2】本発明方法の基本原理を示す説明図である。
【図3】識別子(CCID)を記載した名刺の例である。
【図4】情報端末から個人情報を登録する際の入力画面例である。
【図5】情報端末から知人の個人情報を開示請求する際の識別子入力画面例である。
【図6】情報端末における自己のアドレス帳の先頭画面例である。
【図7】情報端末に表示された個人情報の詳細画面例である。
【図8】個人情報開示テーブルの一例である。
【図9】情報端末に表示させるアドレス帳データの設定テーブルの一例である。
【図10】識別子の発行手順とこれに関係するセンターサーバーのブロック構成図である。
【図11】個人情報の開示請求手続において、情報端末に表示されるセンターサーバーからの通知メールの例示である。
【図12】上記開示請求手続が完了する迄の手順を、センターサーバーのブロック構成図と共に示す。
【図13】個人情報の表示に関する情報端末とセンターサーバー間のシーケンス説明図である。
【図14】センターサーバーにおける電子メールアドレスの取得手段に係るブロック構成図である。
【図15】情報端末、センターサーバー、運用サーバー間における電子メールアドレスの自動取得に関する連結フローチャートである。
【符号の説明】
10 センターサーバー10
20 メールサーバー
30、30a 情報端末
60、60a パソコン端末
1015 ID発行部
1017 識別子発行部
1023 個人情報蓄積部1023
1024 メール生成部
1026 メーラー部
1211 表記言語ファイル生成部
1213 個人情報開示管理部
1215 アドレス情報管理部
1411 処理部
1412 UID保持部
1413 ユーザーネーム生成部
1414 候補ネーム蓄積部
1415 応答検査部
1416 メールアドレス書換部

Claims (9)

  1. 電子メールアドレスの所有者に不変的な識別子を与えると共に、該識別子と可変的な電子メールアドレスとを関連付けて電子メールアドレス提供サーバーに蓄積しておき、外部からの前記識別子の照会を条件として、当該識別子に関連付けられた電子メールアドレスを電子メールアドレス提供サーバーが提供する方法であって、前記識別子の所有者により自己の電子メールアドレスの開示範囲を設定自在とすると共に、電子メールアドレス提供サーバーが、前記識別子の所有者から新規電子メールアドレスの取得希望信号を受信した後、新規に少なくとも15桁のユーザーネームの候補ネームを調整し、電子メールアドレスを発行・管理する運営サーバー向けユーザーパスワード等(運営サーバーより要求されるデータの中、前記候補ネーム以外のもの)を使用して運営サーバーにアクセスし、運営サーバーから少なくとも15桁のユーザーネームを有する電子メールアドレスを自動的に取得し、該電子メールアドレスで電子メールアドレス提供サーバー内に蓄積した電子メールアドレスを書き換えることを特徴とする電子メールアドレスの提供方法。
  2. 前記電子メールアドレスが携帯電話の電子メールアドレスである請求項1記載の電子メールアドレスの提供方法。
  3. 前記電子メールアドレスが少なくとも17桁のユーザーネームを有する電子メールアドレスである請求項1または請求項2記載の電子メールアドレスの提供方法。
  4. 前記ユーザーネームの候補ネームを電子メールアドレス提供サーバーが生成し、これを前記運営サーバーに照会することを特徴とする請求項1記載の電子メールアドレスの提供方法。
  5. 前記ユーザーネームの候補ネームを識別子の所有者本人が生成し、これを前記電子メールアドレス提供サーバーが前記運営サーバーに照会することを特徴とする請求項1記載の電子メールアドレスの提供方法。
  6. 電子メールアドレスの自動取得機能全体を制御し各種処理を行う処理部と、電子メールアドレスを蓄積しておく電子メールアドレス蓄積部と、ユーザーネームを自動生成するユーザーネーム生成部と、前記生成したユーザーネームの候補ネームを電子メールアドレス取得まで一時保管する候補ネーム蓄積部と、電子メールアドレスを発行・管理する運営サーバー向けのユーザーパスワードを一時的に保管するUID保持部と、電子メールアドレス取得後に前記電子メールアドレス蓄積部のデータを更新するメールアドレス書換部とからなる電子メールアドレスの取得手段を具えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか記載の電子メールアドレスの提供に用いられる電子メールアドレス提供サーバー。
  7. 前記電子メールアドレス取得手段が更に、前記運営サーバーから返信される候補ネームの受諾信号か拒否信号かを判断する応答検査部を具えてなる請求項6記載の電子メールアドレス提供サーバー。
  8. コンピュータに請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子メールアドレスの提供方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. コンピュータを請求項6〜請求項7記載のいずれかに記載の電子メールアドレス提供サーバーとして機能させることを特徴とするプログラム。
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