JP2003323379A - 電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラム - Google Patents

電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提供プログラム

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JP2003323379A
JP2003323379A JP2002127653A JP2002127653A JP2003323379A JP 2003323379 A JP2003323379 A JP 2003323379A JP 2002127653 A JP2002127653 A JP 2002127653A JP 2002127653 A JP2002127653 A JP 2002127653A JP 2003323379 A JP2003323379 A JP 2003323379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メール利用者が煩雑な防護操作を行
うことなく、迷惑メールの受信を回避することができる 【解決手段】 電子メールアドレスの所有者に不変的な
識別子を与えると共に、該識別子と可変的な電子メール
アドレスとを関連付けて電子メールアドレス提供サーバ
ーに蓄積しておき、外部からの前記識別子の照会を条件
として、当該識別子に関連付けられた電子メールアドレ
スを電子メールアドレス提供サーバーが提供する方法で
あって、前記識別子の所有者により自己の電子メールア
ドレスの開示範囲を設定自在とする。前記識別子の所有
者に代わって、電子メールアドレス提供サーバーは当該
所有者に電子メールアドレスを付与するメールサーバー
から少なくとも15桁のユーザーネームを有する電子メ
ールアドレスを取得し、該電子メールアドレスで電子メ
ールアドレス提供サーバー内に蓄積した電子メールアド
レスを書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールアドレ
スの提供方法、電子メールアドレス提供サーバーおよび
電子メールアドレス提供プログラムに関し、特に、悪意
のある電子メールの受取を回避するための電子メールア
ドレスの提供方法、電子メールアドレス提供サーバーお
よび電子メールアドレス提供プログラムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インターネット発足当初から、一方的な
広告メールは「スパムメール」と呼ばれ嫌悪されてきた
が、我が国ではそのスパムメールという語彙が十分に周
知されぬまま、近年、パソコンや携帯電話などに一方的
に送りつけられる広告メールが急速に社会問題化してき
た。この種の一方的な広告メールは、無差別且つ大量の
宛先が抽出され架空アドレスに送信されるものであり、
迷惑メールとも呼ばれることがある。迷惑メールには、
前記一方的広告メール(以下、DMメールと言うことも
ある。)の他、不安や恐怖を与える虞のあるストーカー
メール(ストーカー電話の言わばメール版である。)も
見逃せない。これらの迷惑メールに対しては、近々、法
律的な規制も施行予定であるが、その実効性については
懐疑的である。
【0003】迷惑メール対策としては、ユーザー自身に
よるメールアドレスの変更という原始的、かつ、最も有
効な方法から始まり、特定メールアドレスからの受信拒
否、特定メールアドレスからの指定受信、特定メールの
一括拒否、といった各種設定による防護対策、さらに、
メールを送る相手に予め「開封キー」を渡すパスワード
入力による方法などが行われているが、メールアドレス
変更を行うとその変更を告示する作業が不可欠であり当
該作業が煩雑である。また、前記各種設定や、パスワー
ド入力も煩わしいという欠点を有している。一方では、
メールサーバーを有する通信会社が大量の宛先不明のメ
ールを感知した場合、その受信をブロックする対策など
も実施されている。しかしながら、前記したユーザー自
身による対策および通信会社による対策も、満足できる
効果を上げていないのが実情である。
【0004】本願出願人は、先に、ネットワークに接続
された個人情報端末を利用した個人情報の閲覧方法に関
する発明を提案しており(特開2001−32526
7)、当該発明はアドレス帳データ等の個人情報を、個
人情報と関連付けられた識別子以外は各人の情報端末に
保持することなく(即ち、ダウンロードすることな
く)、該個人情報をセンターサーバーにて一元的に更
新、管理し、前記識別子を基にしてその個人情報を前記
端末で直接閲覧できるようにするものである。当該発明
によれば、煩雑な入力作業を繰り返したり、誤登録の心
配がなく、最新の個人情報をネットワークを通じて入手
することができるという長所を有している。なお、ここ
で個人情報とは、住所、氏名、電話番号、ファクシミリ
番号、電子メールアドレス等の属性情報を言い、識別子
とは、任意の長さの文字、記号等からなる組合せ列を指
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記発明
を利用することにより悪意のある電子メールの受取を回
避可能であると着想し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は、前記迷惑メール横行の現状に鑑み、電子
メール利用者が煩雑な防護操作を行うことなく、迷惑メ
ールの受信を回避することのできる電子メールアドレス
の提供方法、提供サーバーおよび提供プログラムを提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子メールア
ドレスの所有者に不変的な識別子を与えると共に、該識
別子と可変的な電子メールアドレスとを関連付けて電子
メールアドレス提供サーバーに蓄積しておき、外部から
の前記識別子の照会を条件として、当該識別子に関連付
けられた電子メールアドレスを電子メールアドレス提供
サーバーが提供する方法であって、前記識別子の所有者
により自己の電子メールアドレスの開示範囲を設定自在
としたことを特徴とするものである。前記電子メールア
ドレスは携帯電話の電子メールアドレスであることが好
ましい。前記電子メールアドレスが少なくとも15桁、
更には17桁、特に20桁のユーザーネームを有するこ
とが好ましい。前記識別子の所有者に代わって、電子メ
ールアドレス提供サーバーが当該所有者に電子メールア
ドレスを付与するメールサーバーから少なくとも15桁
のユーザーネームを有する電子メールアドレスを取得
し、該電子メールアドレスで電子メールアドレス提供サ
ーバー内に蓄積した電子メールアドレスを書き換えるこ
とが好ましい。前記ユーザーネームの候補ネームを電子
メールアドレス提供サーバーが生成し、これを前記メー
ルサーバーに照会することが好ましい。前記ユーザーネ
ームの候補ネームを識別子の所有者本人が生成し、これ
を前記電子メールアドレス提供サーバーが前記メールサ
ーバーに照会することが好ましい。前記電子メールアド
レスの提供に用いられる電子メールアドレス提供サーバ
ーは、電子メールアドレスの自動取得機能全体を制御し
各種処理を行う処理部と、電子メールアドレスを蓄積し
ておく電子メールアドレス蓄積部と、ユーザーネームを
自動生成するユーザーネーム生成部と、前記生成したユ
ーザーネームの候補ネームを電子メールアドレス取得ま
で一時保管する候補ネーム蓄積部と、電子メールアドレ
スを発行するメールサーバー向けのユーザーパスワード
を一時的に保管するUID保持部と、電子メールアドレ
ス取得後に前記電子メールアドレス蓄積部のデータを更
新するメールアドレス書換部とからなる電子メールアド
レスの取得手段を具えたことを特徴とするものである。
前記電子メールアドレス取得手段は更に、前記メールサ
ーバーから返信される候補ネームの受諾信号か拒否信号
かを判断する応答検査部を具えてなることが好ましい。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ
に前記いずれかの電子メールアドレスの提供方法を実行
させることを特徴とするものである。本発明に係るコン
ピュータプログラムは、コンピュータを前記いずれかの
電子メールアドレス提供サーバーとして機能させること
を特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーお
よび提供プログラムの好適な実施形態を説明する。図1
は、本発明方法の全体説明図であり、図面上部には電子
メールアドレスその他の個人情報を蓄積、管理する電子
メールアドレス提供サーバー(以下、センターサーバー
ということもある。)10と、このセンターサーバー1
0と外部間との通信機能を担うメールサーバー20とが
示されている。メールサーバー20は、センターサーバ
ー10内に存在しても構わないが、物理的に分離されて
いる方が好ましい。センターサーバー10の右側には、
前記個人情報を蓄積する記憶媒体11を取り出して示し
ている。図1下部には、携帯電話等に代表される情報端
末30と、これらの情報端末30と電波42により結ば
れ、これらを管理運営すると共に電子メールアドレスを
発行・管理するサーバー(以下、運営サーバーというこ
ともある。)40が示されている。該運営サーバー40
は、前記センターサーバー10やメールサーバー20と
共に、インターネット等のネットワーク50により結ば
れている。符号60はネットワーク50に接続されたパ
ソコン端末である。
【0008】先ず、本発明方法の基本原理を図2によっ
て概説する。センターサーバー10には、先ず、情報端
末30(またはパソコン端末60)の所有者により、そ
の電子メールアドレス等の個人情報が登録されなければ
ならない(201)。この登録時には個人情報に関連付
けられた識別子が発行され、情報端末30の所有者は該
識別子を知人である情報端末30a(またはパソコン端
末60a)の所有者に知らせる(202)。勿論、この
情報端末30aの所有者は当サービスに加入している必
要がある。
【0009】この知人はその情報端末30aからセンタ
ーサーバー10に対して、告知された識別子に対応する
個人情報の開示を請求する(203)。このとき、セン
ターサーバー10は、前記請求があったことを情報端末
30の所有者に通知し、開示許諾を求める(205)。
そして個人情報の開示許諾を受けた情報端末30aの所
有者は、以後、センターサーバー10のサービスメニュ
ーを介して、識別子を基に情報端末30の所有者の電子
メールアドレス等の個人情報を見ることが可能となる
(204)。当該個人情報は、情報端末30aのデータ
エリアに書き込まれるのではなく、要求毎にセンターサ
ーバー10の記憶媒体11から個人情報データそのもの
を引き出すものであるから、本人管理による最新の個人
情報が情報端末30aのアドレス帳にその都度表示され
ることになる。
【0010】本発明方法によれば、電子メールアドレス
を変更してもそれを告示する作業に煩わされることが全
く無いので、変更が自在であると共に、電子メールアド
レス等の個人情報の開示範囲をその本人が自由に設定す
ることができるので、有効な迷惑メール対策となる。特
に、ストーカーメールに対しては万全である。更に、本
発明はDMメールに対しても決定的撃退策となる。一般
に、電子メールアドレスは記号@を含み、@前部のユー
ザーネームと@後部のプロバイダネームから構成されて
おり、DMメール対策としてこのユーザーネームを長文
化する、即ち、桁数を多くすることによって可能とな
る。現在、例えば各携帯電話会社は、ユーザーネームを
構成する文字等の桁数として20〜35桁程度まで認め
ているが、例えば、20桁として英字26文字、数字、
および3種の記号を利用可能とし、先頭文字は英字のみ
利用でき、末尾文字は英数字のみ利用できるという条件
に合致するユーザーネームの組合せ数は、26×39×39×
39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39×39
×39×39×39×36=40,779,206,911,892,000,000,000,0
00,000,000となり、膨大な数となる。この膨大な組合せ
数に対し、悪意のDMメールの配信業者が有する最も強
力な設備では、1分間に200万通のアドレスを組立
て、自動的に配信可能とされている。しかし、このよう
な業者でも、前記膨大な組合せ数のアドレスに送信する
ためには、この組合せ数を2,000,000 (通/分)×60
(分/時間)×24(時間/日)×365 (日/年)で除し
た数である、38,793,005,053,169,700,000年を要するこ
とになる。ちなみに、日本全国にメールアドレス保有者
が6, 500万人在住すると仮定しても、その1人に配
信される確率でさえ、596,815,462,356 年に1通とな
る。このような天文学的数字故に、悪意のDMメール配
信業者が、配信成果を得ることはまず不可能である。従
って、ユーザーネームの桁数としては、使用できる文字
記号種やプロバイダーによる制約等の状況を考慮して、
少なくとも15桁、好ましくは17桁以上、より好まし
くは20桁以上とすればよい。
【0011】再び、図1に戻って本発明による電子メー
ルアドレスの提供方法を説明すると、電子メールアドレ
スを含むアドレス帳の閲覧サービスを受けようとする場
合、サービス希望者は情報端末30(またはパソコン端
末60)よりセンターサーバー10に接続し、サービス
加入手続きと自己の個人情報の登録を行う。この際、情
報端末30を使用する場合の送信経路は、加入する携帯
電話事業者の電波42を経て、ネットワーク50へ接続
する為の信号変換サーバーである運営サーバー40を経
由する。センターサーバー10は、前記サービス希望者
の登録を受け付けると、その個人情報を記憶媒体11に
記録すると共に、固有の識別子を発行する。また、サー
ビス希望者の顔写真等、画像データを登録するためのフ
ァイルネームを同時に発行するようにしてもよい。この
時点より、自己の個人識別子を有するサービス希望者
は、このサービスの会員として、該識別子を他人に自由
に告知(202)可能となる。前記告知を受けた本サー
ビスの会員である情報端末30a(またはパソコン端末
60)の所有者は、該識別子を自己のアドレス帳に登録
するために、センターサーバー10にアクセスする。セ
ンターサーバー10は、該識別子を記録媒体11に保存
すると共に、該識別子の所有者に対しメールサーバー2
0を介して「開示請求」があったことを知らせるメール
を送信する。該識別子の所有者は該メールにより何処の
誰がアドレス帳に自己の識別子を登録希望したか知り得
るので、これを許可または不本意な場合には不許可とす
ることができる。
【0012】上記登録作業が完了すると、情報端末30
aの所有者はアドレス帳の閲覧サービスを受けることが
でき、個人識別子を基に自己のアドレス帳で個人情報を
閲覧することができるようになる。従って、表示された
電子メールアドレスを選択すれば、送信宛先欄にそのア
ドレスが入力されたメーラーが起動し、長文化されたメ
ールアドレスの入力ミスを防げる一方、面倒な入力作業
が無くなり、長文化メールアドレスであっても実用的に
使用可能となる。また、電話番号を選択して直接架電す
ることができ、架け間違いの心配がなくなる。
【0013】本発明方法を、情報端末30の表示画面を
中心として説明すれば、次の通りである。図4は、情報
端末30において自己の電子メールアドレスその他の個
人情報を登録する際の入力例を示しており、入力画面4
00の右側にはそのスクロール画面401と、次頁入力
画面402が図示されている。スクロール画面401に
は、属性情報入力欄が設けられ、次頁入力画面402に
は希望する識別子の第一候補、第二候補、第三候補の入
力欄が設けられている。個人情報の登録に際し、どのよ
うな属性情報を入力項目とするかは、サービス提供者の
任意であるし、該2つの画面の順番が逆の手順を取るこ
とも任意である。属性情報の入力において、電子メール
アドレスについては、携帯電話等における電子メールア
ドレスの登録時に一般的に採用されている方法、即ち、
情報端末から送信された空メールのヘッダー情報からメ
ールアドレスを解析し、自動的に登録する方法を用いる
ことが好ましい。
【0014】図5は情報端末30aにおいて、告示され
た識別子を基に、知人の個人情報を開示請求する際の、
識別子入力画面である。アドレス帳申請の入力画面50
0には、識別子の入力欄501が設けられており、個人
情報の開示請求者は入力欄501に希望する識別子を入
力することにより、当該識別子に対応する電子メールア
ドレスその他の個人情報の開示を受けることができる。
勿論、相手方の同意が開示の条件となる。
【0015】図6は情報端末30aにおける、自己のア
ドレス帳の先頭画面600であり、図の右側には、識別
子を入力することによって該当する電子メールアドレス
その他の個人情報の閲覧が可能となった登録者の一覧氏
名がスクロール画面601に示されている。
【0016】図7は、情報端末30aに表示された電子
メールアドレスその他の個人情報の詳細画面700を示
す一例であり、前記図6のスクロール画面601で特定
した個人情報が表示されるようになっている。図の右側
に、詳細画面700のスクロール画面701を示す。電
子メールアドレスについては、表示された部分をボタン
操作により反転クリックすることにより、メールアドレ
スが入力されたメーラーが起動するので、桁数の多いメ
ールアドレスを意識する必要がなくなる。
【0017】次に、識別子の取得方法を図10を参照し
ながら説明する。図10には、識別子の発行手順を記載
した操作ブロック1000と、識別子の発行に関係する
センターサーバー10の構成部が記載されている。即
ち、センターサーバー10は、各種データに対する処
理、入出力、送受信を行うために通常備えるべき構成部
として、センターサーバー10全体の動作を制御する制
御部1010と、データ処理を行う処理部1011と、
各種入出力装置及びネットワーク50等に接続される入
出力インターフェース1012と、該入出力インターフ
ェース1012からデータを受け取る入力部1003
と、データを出力する出力部1004と、データ処理の
際に一時的にデータを記憶する記憶部1005と、各種
データを受信する受信部1006と、各種データを送信
する送信部1007とを備えている。
【0018】センターサーバー10は、前記通常備える
べき構成部に加えて更に、新規IDの発行とIDの管理
を行うID発行部1015と、発行したIDを蓄積して
おくID蓄積部1016と、新規識別子の発行と識別子
の管理を行う識別子発行部1017と、発行した識別子
を蓄積しておく識別子蓄積部1018と、新規画像ファ
イル名の発行と画像ファイル名の管理を行う画像ファイ
ル名発行部1019と、発行した画像ファイル名を蓄積
しておく画像ファイル名蓄積部1020と、情報端末3
0からメールアップされた画像データを蓄積する画像デ
ータ蓄積部1021と、情報端末30から入力された個
人情報を識別子に関連付けて蓄積しておく個人情報蓄積
部1023と、情報端末30宛のメールを生成するメー
ル生成部1024と、各種メールテンプレートを蓄積し
ておくメールテンプレート部1025と、電子メールの
送受信・転送機能を有するメーラー部1026とを備え
ている。
【0019】自分の識別子を取得しようとする者100
1は、先ず、前記図4に示す情報端末30(またはパソ
コン端末60など)の登録画面401から、登録画面4
01記載の個人情報を入力する。個人情報とは、住所、
氏名、電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレ
ス等の属性情報であって、これらは後述する個人情報蓄
積部1023に蓄積される。また、個人情報蓄積部10
23に既に登録された個人情報は、本人である希望者1
001によって随時、変更、更新することが可能であ
り、本発明では個人情報を開示することを特徴の1つと
する為、本人の変更または更新作業の直後から、開示許
可を与えた人のアドレス帳の個人情報の内容も、変更ま
たは更新されることになる。従って、後述する「開示内
容の停止および変更」機能と併せ、ストーカーメールに
対する有効な防御対策となる。前記希望者1001は自
己の個人属性情報の入力と一緒に、任意の識別子を創作
し、第一希望から第三希望までの3語を入力し、センタ
ーサーバー10に送信する。勿論、識別子の入力を先に
行い、センターサーバー10より取得が許可された後
に、自己の個人属性情報の入力画面を表示し、入力して
も良い。
【0020】識別子は、文字、記号等から構成される任
意の組合せであって、文字、記号の数も自由である。識
別子は、個人情報と対応させることができるものであっ
て、情報端末からの入力が可能なものであれば格別の制
限はなく、例えば、姓名をローマ字表記、漢字表記する
ことにより、または、文字数を少なくすることにより覚
えやすいものとすることができる。なお、以下の説明で
は、識別子を CallingCard I.D.の頭文字を採ってCC
IDと言うこともある。図3は、名刺300に識別子3
01を印刷した例であり、口頭によって告知する場合よ
りも相手に確実に伝達することができる。
【0021】前記識別子を含む登録信号は、入出力イン
ターフェース1012を経て、受信部1006に入る。
この信号に対し、制御部1010の指示を受けた処理部
1011は、記憶部1005に該信号を転送する。この
記憶部1005内の登録信号に対し、処理部1011
は、ID発行部1015に指示し、新たなIDを発行さ
せるとともに個人情報と関連付けた後、ID蓄積部10
16に蓄積させる。次に、処理部1011は識別子発行
部1017に指示し、送られて来た識別子候補の3語を
識別子蓄積部1018に照合させ、既に蓄積されている
ものと同じ語以外を報告させる。この同じ語以外の語が
複数ある場合には、希望順に1語を選択し、処理部10
11に報告させる。
【0022】処理部1011は、更に、画像ファイル名
発行部1019に指示し、前記記憶部1005内の登録
信号に対し、新たな画像ファイル名を生成するよう指示
し、新たな画像ファイル名を発行させるとともに個人情
報と関連付けた後、画像ファイル名蓄積部1020に蓄
積させる。次に、処理部1313は、メール生成部10
24に希望者1001に対するメールの生成を指示し、
メール生成部1024は、新規に発行されたID、識別
子、画像ファイル名、メールテンプレート部1025よ
り引き出したメールテンプレート、記憶部1005内の
登録信号中のメールアドレス等を合成し、メーラー部1
026に送信依頼すると同時に記憶部1005内の登録
信号を個人情報蓄積部1023に保存する。上記メール
は、メールサーバー20を経由し、識別子発行書として
希望者1001に送信される。なお、前記識別子候補の
3語全てが既に登録済の場合には、このメールにより新
たな3語を受け入れる旨送信する。
【0023】次に、図11と図12を用いて、識別子の
告知から、センターサーバー10における個人情報の開
示準備作業までの流れを説明する。図11の左端部に
は、センターサーバー10から発信される「開示請求」
通知メール1101が例示され、メールの末尾には、リ
ンク情報先を示すURL1102が記載されている。こ
のメール1101は情報端末30に受信され、前記UR
L1102を選択すれば、自己の識別子を申請した相手
の個人情報1103を参照することができるようになっ
ている。符号1104は個人情報1103をスクロール
表示させた全体画面であり、その末尾には相手に自己の
個人情報の開示を許可するための許可ボタン1105と
不許可とするための不許可ボタン1106が設けられて
いる。また、許可・自己登録ボタン1108は許可と同
時に、自分からも相手の識別子に基づく個人情報の開示
請求を行うものである。また、悪意や悪戯等と判断され
る相手に対しては、調査依頼ボタン1107により、セ
ンターにクレーム調査を依頼することができる。図11
の右端部には、許可された場合のみセンター10から発
信される開示通知メール1109の一例を記載してい
る。
【0024】図12は、上記開示請求手続が完了する迄
の手順を、センターサーバー10のブロック構成図と共
に示している。図12の左半部の操作ブロック1200
には、識別子を有するA氏とA氏所有の情報端末30、
および該識別子をA氏から告知され自己のアドレス帳に
登録しようとするB女史とB女史所有の情報端末30a
が示されている。また、開示請求通知メール(確認メー
ル)と開示通知メールを送信するメールサーバー20が
示されている。図12の右半部には、センターサーバー
10側の構成のうち、ここでの説明に必要な構成部のみ
を記載し、前記図10に記載した構成部については図1
0と同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】センターサーバー10は前記構成部に加え
て、情報端末30aに表示する個人情報詳細ファイルを
生成する表記言語ファイル生成部1211と、前記生成
された個人情報詳細ファイルを蓄積する表記言語ファイ
ル蓄積部1212と、情報端末30aからの識別子に基
づく個人情報の閲覧要求に先立ち予め該識別子を登録
し、以後これを管理するアドレス情報管理部1215
と、個人情報蓄積部1023に蓄積された個人情報につ
いて開示許否を設定し、これを管理する個人情報開示管
理部1213と、個人情報蓄積部1023から抽出さ
れ、調査対象となった個人情報を蓄積する調査依頼デー
タ蓄積部1216と、を備えている。
【0026】A氏からA氏の識別子を告知されたB女史
は、先ず、情報端末30aからセンターサーバー10に
アクセスする。センターサーバー10では、入出力イン
ターフェース1012を経て、受信部1006に受信さ
れたB女史のアクセス信号が、制御部1010の指示を
受けた処理部1011によって記憶部1005へと転送
される。転送されたアクセス信号は処理部1011によ
ってID発行部1015にID確認の処理を委託され
る。その委託を受けたID発行部1015は、記憶部1
005内のアクセス信号に対しIDの解析処理を行い、
解析されたIDが登録されたものかどうかID蓄積部1
016に照会し、登録されたものであることを確認後、
その旨を処理部1011に報告する。その報告を受けた
処理部1011は、記憶部1005内のアクセス信号の
識別子が登録されたものであるかどうか、識別子発行部
1017に確認の処理を委託する。その委託を受けた識
別子発行部1017は、記憶部1005内のアクセス信
号に対し識別子の解析処理を行い、解析された識別子が
登録されたものかどうか識別子蓄積部1018に照会
し、登録されたものであることを確認した後、その旨を
処理部1011に報告する。
【0027】予め登録された識別子であると報告を受け
た処理部1013は、メール生成部1024に対し、A
氏に対しB女史から識別子の申請によるA氏の個人情報
の開示要求がなされたことを知らせるメールの作成を委
託する。メール生成部1024は、メールテンプレート
部1025より「開示請求通知メール」用テンプレート
を引き出すと同時に、申請及び情報開示要求を出してい
るのが誰かという個人情報詳細ファイルの生成を表記言
語ファイル生成部1211に生成委託し、表記言語ファ
イル生成部1211はそのファイルを表記言語ファイル
蓄積部1212に蓄積し、その保存場所であるURLを
メール生成部1024へと戻す。さらに、メール生成部
1024は、該識別子のメールアドレスを識別子蓄積部
1018より取得し、これら全てを合成してメーラー部
1026に送信委託する。
【0028】メーラー部1026は、前記メールを送信
部1007、入出力インターフェース1012を経てメ
ールサーバー20へと送り、メールサーバー20は、前
記メールアドレス宛に開示請求通知メール1101を発
信する。このメールを情報端末30に受信したA氏が、
メール本文末尾のリンク情報先を示すURL1102を
指定すると、情報端末30は指定URLにアクセスを開
始し、前記表記言語ファイル蓄積部1212に蓄積され
た表記言語ファイルを情報端末30に取り込む。取り込
まれた表記言語ファイルは情報端末30の画面上に、個
人情報の詳細画面1103(1104)として表示され
る。表示されたB女史の個人情報1104を見たA氏
は、個人情報を開示しても良い場合は許可ボタン110
5を、開示すると同時に、自分からも相手の識別子に基
づく個人情報の開示請求(または、自動開示)を行う場
合には許可・自己登録ボタン1108を、開示したくな
い場合は不許可ボタン1106を、明らかに故意の悪戯
と判断される相手に対しそのクレームをセンターに調査
依頼として送信する場合には調査依頼ボタン1107
を、夫々選択することができる。
【0029】A氏が許可ボタン1105を選択すると、
A氏の情報端末30は許可信号をセンターサーバー10
に送信し、この許可信号は入出力インターフェース10
12を経て受信部1006に受信される。受信部100
6に入った信号は、制御部1010の指示を受けた処理
部1011によって記憶部1005へと転送される。転
送された許可信号は、処理部1011によってアドレス
情報管理部1215に登録され、後述するB女史のアド
レス帳テーブル1305を作成すると共に、個人情報開
示管理部1213に登録され、後述するA氏の個人情報
開示テーブル1310を作成する。
【0030】処理部1113は上記許可信号の登録と同
時に、メール生成部1024に開示通知メール1109
の生成を指示し、メール生成部1109は、メールテン
プレート部1025から「開示通知メール」用テンプレ
ートを引き出し、該識別子のメールアドレスを識別子蓄
積部1018より取得し、これら全てを合成し、メーラ
ー部1026に送信委託する。この合成されたメールは
メーラー部1126から、メールサーバー20へと送ら
れ、開示通知メール1109としてB女史の情報端末3
0aに送信される。
【0031】A氏が不許可ボタン1106を選択した場
合は、その信号が前項同様に送信され、メール生成部1
024が同様の手段によって「不開示」を通知するメー
ルを作成した後、これをメールサーバー20がB女史の
情報端末30aに送信する。この場合、不許可信号によ
ってテンプレートの選択が異なるだけである。一方、A
氏が調査依頼ボタン1107を選択した場合、制御部1
010は処理部1011に指示し、B女史の個人情報を
個人情報蓄積部1023から抽出し、調査依頼データ蓄
積部1216に蓄積処理をする。該データは、調査対象
データとして扱われる。
【0032】次に、自己のアドレス帳に登録した識別子
を基にした個人情報の表示方法を、図13に示すシーケ
ンス説明図を用いて説明する。個人情報の閲覧希望者1
301が知人の識別子を基にその個人情報を入手する場
合、センターサーバー10にアクセスし、自己のアドレ
ス帳を要求する(1302)。センターサーバー10で
は、前記アドレス情報管理部1215がアドレス帳テー
ブル1305に照会して、閲覧希望者のアドレス帳デー
タの存在を確認する(1304)。アドレス帳テーブル
1305を照会した結果(1306)、データが無い場
合は不在通知を行い、在る場合はその旨通知する。存在
通知を受けたセンターサーバー10は、閲覧希望者のア
ドレス帳データを一覧化し、閲覧希望者に送信する(1
307)。前記図6は、情報端末30aにおけるアドレ
ス帳データの一覧表示画面例である。
【0033】次いで、閲覧希望者1301は一覧化され
たアドレス帳の中から特定の個人を選択し、センターサ
ーバー10に対してその個人情報を要求する(130
8)。この要求信号を受けたセンターサーバー10で
は、個人情報開示管理部1213に対して個人情報の開
示を要求し(1309)、個人情報開示管理部1213
は個人情報開示テーブル1310に照会し、その個人情
報が開示許可されているかどうかを判断する(131
1)。
【0034】図8に、個人情報開示テーブル1310の
一例を示す。本テーブル1310には、個人情報を閲覧
可能な氏名一覧群801(登録者1〜登録者n)を縦行
配置して許可設定項800を設けると共に、個人情報の
属性となる設定項目群802が横列配置されている。な
お、符号803は、自己都合による情報開示の一斉一時
停止設定欄である。任意の登録者nの任意の許可設定項
800を“Yes”または“No”に設定することによ
り、その特定項は情報開示を許可または不許可とするこ
とができる。当該設定は随時可能であり、当初、全項目
の閲覧を許可した相手に対し、後日不許可設定とするこ
とも可能である。なお、本テーブルはパソコン画面上で
の設定をイメージしているが、テーブルを分割すること
により携帯端末上からの設定も可能となる。
【0035】上記照合の結果、許可されていないと判断
された場合、センターサーバー10は閲覧希望者130
1に不許可の通知を送信する(1312)。他方、許可
されているとの判断結果が得られた場合には、設定許可
項目の通知(1313)に基づき、センターサーバー1
0は前記図7に示すような画面構成を行い、許可項目に
係る個人情報を閲覧希望者に送信する(1314)。勿
論、この通知が全許可の場合は全項目を送信し、全不許
可の場合は全項目を送信しないものとする。
【0036】閲覧希望者の側でも、センターサーバー1
0から送信されるアドレス帳データを選択してその情報
端末に表示させることができる。これを図9に示す表示
設定テーブルにより説明する。本テーブルには、個人情
報を閲覧可能な氏名一覧群901(登録者1〜登録者
n)を縦行配置して表示設定項900を設けると共に、
個人情報の属性となる設定項目群902が横列配置され
ている。設定項目群902は更に、個人的色彩の強いA
グループ属性項目群903、ビジネス的色彩の強いBグ
ループ属性項目群904とに大別され、上記各設定項目
群を一括表示する設定欄905、906、907が設け
られている。
【0037】本テーブルにおいて、任意の登録者nの任
意の表示設定項900を“Yes”または“No”に設
定することにより、その特定項は個人情報を表示し、ま
たは非表示とすることができる。この設定は随時可能で
あるが、本人の開示設定が優先する為、閲覧希望者が本
操作によって表示設定した場合でも、相手が不許可設定
している項目は表示されない。また、全表示907、A
グループのみ表示906、Bグループのみ表示905の
各設定欄を“Yes”または“No”に設定することに
より表示、非表示を切り換えることができる。上記表示
設定により、情報端末に転送されるデータ量を調節した
り、特定人の表示不要項目を非表示とすることができ
る。
【0038】以上、電子メールアドレスを含む個人情報
全般を管理することのできる電子アドレス帳について説
明してきたが、電子メールアドレスを個人が意識して利
用する場面には、概略次の3場面がある。即ち、(1)
メールアドレスを電話番号や住所と同様に他人に教える
とき(メールアドレスの変更を告知することも含む)、
(2)メール送信時にアドレスを入力するとき、(3)
メールアドレスを新規に取得したり変更する場合、であ
る。この中で、(1)と(2)については、前記方法に
より、利用者が長文化されたユーザーネームを用いたメ
ールアドレスを利用しても、何の支障もなく利用可能で
あるが、(3)の場合には、長文化ユーザーネームの利
用が、利用者の煩雑な操作や入力ミスを誘発する虞があ
る。即ち、桁数の多いユーザーネームの作成は容易でな
く、入力作業の煩雑さや誤入力の問題が懸念される。そ
こで、本発明は長文ユーザーネームのメールアドレスを
快適に使用可能にするための電子メールアドレスの提供
方法を提案する。
【0039】次に、図14と図15を参照しながらこの
電子メールアドレスの提供方法、提供サーバーおよび提
供プログラムを説明する。本電子メールアドレスの提供
方法は、電子メールアドレスの取得(新規取得と変更の
両方を含む。以下同じ。)が通常、図1で説明した運営
サーバー40に加入する情報端末(保有者)により直接
行われる手続きを、センターサーバー10に代替させる
ものであって、特に、長文化ユーザーネームを自動的に
取得するものである。
【0040】図14は、センターサーバー10に用意さ
れた電子メールアドレスの取得手段(新規取得手段と変
更手段の両方を含む。以下同じ。)に係るブロック構成
図である。同図には、センターサーバー10において電
子メールアドレスの自動取得機能全体を制御し各種処理
を行う処理部1411、電子メールアドレスを発行・管
理するサーバー(運営サーバー)40との通信窓口とな
るネットワーク通信部1410、長文ユーザーネームを
自動生成するユーザーネーム生成部1413、生成した
ユーザーネームの候補ネームを運営サーバー40の取得
許可まで一時保管する候補ネーム蓄積部1414、運営
サーバー40向けのユーザーパスワード等(運営サーバ
ー40より要求されるデータの中、前記候補ネーム以外
のもの)を一時的に保管するUID保持部1412、運
営サーバー40に対する当該取得作業完了後に前記個人
情報蓄積部1023のデータを更新するメールアドレス
書換部1416、運営サーバー40からの返信信号が候
補ネームを受諾する信号か拒否する信号かを判断する応
答検査部1415、および、前記個人情報蓄積部102
3が示されている。
【0041】図14におけるセンターサーバー10の作
用を説明する。電子メールアドレスの取得を希望する情
報端末からの取得希望信号は、センターサーバー10の
ネットワーク通信部1410を経て、処理部1411に
到達する。処理部1411は、該信号に含まれる運営サ
ーバー40向けパスワード等を解析し、これらをUID
保持部1412に一時的に保持させた後、ユーザーネー
ム生成部1413に指示して、予め設定された文字種、
桁数等の条件に従って新規のユーザーネームの候補ネー
ムを生成させる。この候補ネームは、一旦、候補ネーム
蓄積部1414に書込まれた後、処理部1411へ渡さ
れる。処理部1411は、前記取得希望信号が自動取得
指示か半手動指示かを判断し、自動取得指示の場合は、
前記一時的に保持した運営サーバー40向けユーザーパ
スワード等を用い、運営サーバー40へ接続して取得手
続に入る。なお、この取得手続の際、運営サーバー40
が識別子による属性データの登録を認めていれば、運営
サーバー40から要求されるパスワード以外の氏名、住
所等に関する属性データの入力も極めて簡便となる。
【0042】ここで、当該候補ネームが他人との重複等
を理由として運営サーバー40から発行を拒否する旨の
信号がセンターサーバー10に送信された場合には、処
理部1411は再度、ユーザーネーム生成部1413に
指示して新規の候補ネームを生成させる。処理部141
1はこの候補ネームが前の候補ネームと重複しないか候
補ネーム蓄積部1414に照会し、重複しないことを確
認した後、運営サーバー40に対して取得手続を行う。
運営サーバー40からの拒否信号に対する一連の手続
は、新規メールアドレスが取得されるまで繰り返され
る。前記サーバー40から発信される信号が受諾信号か
拒否信号かは、処理部1411が応答検査部1415に
該信号を送り、そこで予め設定してある運営サーバー4
0との信号判別ルールにより検査することによって判断
され、判別結果は処理部1411に報告される。
【0043】前記取得希望信号が半手動指示の場合に
は、前記生成した候補ネームを一旦メールアドレスの取
得依頼者の情報端末へ送信し、依頼者の同意を得た後、
前記同様、運営サーバー40に対する取得手続に入る。
運営サーバー40に対する取得手続は、運営サーバー4
0の発行手続によって完了するが、センターサーバー1
0では依頼者に手続完了の通知画面を送信する前に、処
理部1411がメールアドレス書換部1416に指示
し、個人情報蓄積部1023に依頼者の該当データ(新
規取得または変更メールアドレス)を入力させる。この
際、該当データが新規の場合は入力となり、変更の場合
には上書きとなる。尚、候補ネーム蓄積部1414とU
ID保持部1412に一時的に蓄積または保持されたデ
ータは、運営サーバー40の発行手続が完了すると消去
される。
【0044】次に図15を参照しながら、情報端末、セ
ンターサーバー10、運用サーバー40間における電子
メールアドレスの自動取得に関する処理手続を詳述す
る。図15は、電子メールアドレスの取得希望者の情報
端末1510、センターサーバー10、運用サーバー4
0の連結フローによって構成されている。先ず、端末1
510は、本サービスの提供する「メールアドレス取得
(または変更)」メニューを選択(1511)して、電
子メールアドレスの取得(または変更)手続に入ること
ができる。この信号を受信したセンターサーバー10
は、メールアドレス中のユーザーネーム部分を長文化ユ
ーザーネームとして自動生成(1521)するが、長文
化ユーザーネームは端末1510からの手動入力により
作成しても良い。
【0045】前記自動生成された候補ネームは端末15
10に送信(1522)され、端末1510に表示され
る。表示された候補ネームを見て、依頼者はこれで良い
か否かを判断(1513)し、良ければ“Yes”を選
択すると共に、以後の候補ネームの生成を、その都度確
認を取らない自動にするか否かを“自動”、“都度確
認”のいずれかから選択(1514)し、運用サーバー
40においてメールアドレス取得時に要求されるパスワ
ード等も入力して、センターサーバー10に送信(15
15、1515a)する。他方、依頼者が前記候補ネー
ムの判断(1513)で別の候補ネームを要求する場合
には、“No”を選択してセンターサーバー10に送信
する。
【0046】前記“Yes”を選択し且つ“自動”を選
択して送信(1515)された信号は、センターサーバ
ー10に受信される。センターサーバー10は電子メー
ルアドレスの取得処理を、運用サーバー40に対して開
始(1524)する。運用サーバー40は、センターサ
ーバー10による当該取得処理を受付(1531)た
後、その候補ネームが、既存のものと重複しないか否か
をチェック(1532)し、「重複しない」と判断した
場合、取得を許可(1534)して自己登録をすると共
に、許可信号をセンターサーバー10に送信する。この
信号を受けたセンターサーバー10は、新しいメールア
ドレスが取得できたことを確認(1527)し、個人情
報蓄積部1023の情報を書換(1528)た後、依頼
者の端末1510に完了を通知(1529)する。依頼
者は新しいメールアドレスの表示(1516)を見て本
自動取得処理が完了(1517)する。
【0047】前記運用サーバー40における重複チェッ
ク(1532)で「重複する」と判断された場合、運用
サーバー40はセンターサーバー10宛に予め決めてあ
る警告信号を送信(1533)する。この信号を受信し
たセンターサーバー10は、再処理の指示(1525)
を出すと共に、前記“自動”・“都度確認”のいずれの
選択(1514)をした依頼者か判断(1526)す
る。ここで、“都度確認”の場合は候補ネームの自動生
成処理(1521)へ送られ、“自動”の場合は再度生
成処理(1523a)へと送られる。この一連の処理は
運用サーバー40が「重複しない」と判断するまで繰返
される。
【0048】先に述べた端末1510における前記候補
ネームの判断(1513)で“No”が選択された場合
には、センターサーバー10に対し拒否信号が発信さ
れ、これを受信したセンターサーバー10は、再度、候
補ネームの生成(1523)が指示され、前記自動生成
処理(1521)が繰返される。この一連の処理は、端
末1510において“Yes”が選択されるまで繰返さ
れる。上述したセンターサーバー10における各処理機
能は、CD−ROM、DVDなどのコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に処理プログラムとして記録しておく
ことができる。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る電子メールアドレスの提供
方法、提供サーバーおよび提供プログラムによれば、電
子メール利用者が煩雑な防護操作を行うことなく、迷惑
メールの受信を回避することができる。即ち、請求項1
記載の発明によれば、電子メールアドレスを変更しても
それを告示する作業に煩わされることが全く無いので、
変更が自在であると共に、電子メールアドレス等の個人
情報の開示範囲をその本人が自由に設定することがで
き、特に、ストーカーメールに対しては万全である。請
求項2記載の発明によれば、携帯電話への迷惑メール対
策として画期的である。請求項3記載の発明によれば、
DMメール対策として有効である。請求項4〜請求項6
記載の発明によれば、長文化したユーザーネームを含む
電子メールアドレスを快適に使用することができ、迷惑
メールの決定的撃退策となり得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メールアドレスの提供方法を
示す全体説明図である。
【図2】本発明方法の基本原理を示す説明図である。
【図3】識別子(CCID)を記載した名刺の例であ
る。
【図4】情報端末から個人情報を登録する際の入力画面
例である。
【図5】情報端末から知人の個人情報を開示請求する際
の識別子入力画面例である。
【図6】情報端末における自己のアドレス帳の先頭画面
例である。
【図7】情報端末に表示された個人情報の詳細画面例で
ある。
【図8】個人情報開示テーブルの一例である。
【図9】情報端末に表示させるアドレス帳データの設定
テーブルの一例である。
【図10】識別子の発行手順とこれに関係するセンター
サーバーのブロック構成図である。
【図11】個人情報の開示請求手続において、情報端末
に表示されるセンターサーバーからの通知メールの例示
である。
【図12】上記開示請求手続が完了する迄の手順を、セ
ンターサーバーのブロック構成図と共に示す。
【図13】個人情報の表示に関する情報端末とセンター
サーバー間のシーケンス説明図である。
【図14】センターサーバーにおける電子メールアドレ
スの取得手段に係るブロック構成図である。
【図15】情報端末、センターサーバー、運用サーバー
間における電子メールアドレスの自動取得に関する連結
フローチャートである。
【符号の説明】
10 センターサーバー10 20 メールサーバー 30、30a 情報端末 60、60a パソコン端末 1015 ID発行部 1017 識別子発行部 1023 個人情報蓄積部1023 1024 メール生成部 1026 メーラー部 1211 表記言語ファイル生成部 1213 個人情報開示管理部 1215 アドレス情報管理部 1411 処理部 1412 UID保持部 1413 ユーザーネーム生成部 1414 候補ネーム蓄積部 1415 応答検査部 1416 メールアドレス書換部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールアドレスの所有者に不変的な
    識別子を与えると共に、該識別子と可変的な電子メール
    アドレスとを関連付けて電子メールアドレス提供サーバ
    ーに蓄積しておき、外部からの前記識別子の照会を条件
    として、当該識別子に関連付けられた電子メールアドレ
    スを電子メールアドレス提供サーバーが提供する方法で
    あって、前記識別子の所有者により自己の電子メールア
    ドレスの開示範囲を設定自在としたことを特徴とする電
    子メールアドレスの提供方法。
  2. 【請求項2】 前記電子メールアドレスが携帯電話の電
    子メールアドレスである請求項1記載の電子メールアド
    レスの提供方法。
  3. 【請求項3】 前記電子メールアドレスが少なくとも1
    5桁のユーザーネームを有する電子メールアドレスであ
    る請求項1または請求項2記載の電子メールアドレスの
    提供方法。
  4. 【請求項4】 前記識別子の所有者に代わって、電子メ
    ールアドレス提供サーバーが当該所有者に電子メールア
    ドレスを付与するメールサーバーから少なくとも15桁
    のユーザーネームを有する電子メールアドレスを取得
    し、該電子メールアドレスで電子メールアドレス提供サ
    ーバー内に蓄積した電子メールアドレスを書き換えるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3記載の電子メールア
    ドレスの提供方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザーネームの候補ネームを電子
    メールアドレス提供サーバーが生成し、これを前記メー
    ルサーバーに照会することを特徴とする請求項4記載の
    電子メールアドレスの提供方法。
  6. 【請求項6】 前記ユーザーネームの候補ネームを識別
    子の所有者本人が生成し、これを前記電子メールアドレ
    ス提供サーバーが前記メールサーバーに照会することを
    特徴とする請求項4記載の電子メールアドレスの提供方
    法。
  7. 【請求項7】 電子メールアドレスの自動取得機能全体
    を制御し各種処理を行う処理部と、電子メールアドレス
    を蓄積しておく電子メールアドレス蓄積部と、ユーザー
    ネームを自動生成するユーザーネーム生成部と、前記生
    成したユーザーネームの候補ネームを電子メールアドレ
    ス取得まで一時保管する候補ネーム蓄積部と、電子メー
    ルアドレスを発行するメールサーバー向けのユーザーパ
    スワードを一時的に保管するUID保持部と、電子メー
    ルアドレス取得後に前記電子メールアドレス蓄積部のデ
    ータを更新するメールアドレス書換部とからなる電子メ
    ールアドレスの取得手段を具えたことを特徴とする請求
    項1〜請求項6記載の電子メールアドレスの提供に用い
    られる電子メールアドレス提供サーバー。
  8. 【請求項8】 前記電子メールアドレス取得手段が更
    に、前記メールサーバーから返信される候補ネームの受
    諾信号か拒否信号かを判断する応答検査部を具えてなる
    請求項7記載の電子メールアドレス提供サーバー。
  9. 【請求項9】 コンピュータに請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載の電子メールアドレスの提供方法を実行さ
    せることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを請求項7〜請求項8記
    載のいずれかに記載の電子メールアドレス提供サーバー
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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