JP4246428B2 - トーンスケール関数の生成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して、イメージの撮影に関し、より具体的には、拡大されたダイナミックレンジにおいて、トーンスケールの修正を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電荷結合素子(CCD)のようなイメージ検出装置は、デジタルカメラ、スキャナおよびビデオカメラのような製品で、広く見つけることができる。これらのイメージ検出装置は、従来の写真フィルム製品と比較したとき、ダイナミックレンジが制限されている。典型的な電子イメージ検出装置は、絞りが約7のダイナミックレンジを有する。これは、典型的な風景に対する露出を、かなりの正確さで決定して、結果として得られる信号のもれを回避しなければならないことを意味する。対照的に、自然の風景は、しばしば、絞りが9またはそれ以上のダイナミックレンジを示す。これは主に、風景の対象物に光を照らす、強度が広く変化する複数の光源が存在する結果である。もっとも明るい部分の反射はまた、自然の風景のダイナミックレンジに寄与する。
【0003】
写真フィルムを走査するのに用いられる電子センサはまた、高いダイナミックレンジの信号強度を取り扱わなければならない。1993年6月22日にMilchに発行された米国特許第5,221,848号では、Milchは、電子イメージセンサのダイナミックレンジを拡張するよう設計された方法および装置を開示している。主に写真フィルムを走査することを意図として、Milchにより開示されたシステムは、複数の線形アレイを有する電荷結合素子を用いた1パスフィルムスキャナの方法を教示する。複数の線形アレイは、同じスペクトル感度を有する。アレイの1つは、他のアレイよりも光に対してより早く応答する。2つのアレイからの情報は結合され、デジタル化されて、拡大されたダイナミックレンジのデジタルイメージを形成する。
【0004】
デジタル電子カメラは、カラーフィルタアレイ(Color Filter Array;CFA)を有する単一のイメージセンサを利用して、まばらにサンプリングされた(sparsely sampled)イメージを生成する。典型的なカラーフィルタアレイパターンは、Bayerに対して1976年7月20日に発行された、米国特許第3,971,065号に開示されている。補間アルゴリズムが利用されて、まばらにサンプリングされたイメージから、フル解像度カラーイメージを生成する。デジタルカメラはまた、高いダイナミックレンジを有する風景を記録する必要がある。デジタルカメラから、高いダイナミックレンジのイメージを得る1つの方法は、カメラに、高ビットデプス(depth)のアナログ−デジタル変換器を利用することである。他の方法は、Gallagherらにより2000年7月13日に提出された、同時係属の米国出願第09/615,398号に開示されている、散らばせた、高速の(ファスト)および低速の(スロー)フォトサイト(photosite)を有するイメージセンサを用いることである。この出願は、この引用により本明細書に組み込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
拡大されたダイナミックレンジのデジタルイメージとともに用いるよう、特に設計されたトーンスケール関数を利用することが知られている。例えば、1998年10月13日にLeeらに発行された米国特許第5,822,453号は、デジタルイメージからのシーンコントラストの評価を含む、拡大されたダイナミックレンジのデジタルイメージの画素値を用いるトーンスケール関数の計算方法を開示している。しかし、Leeらにより教示された方法は、高速フォトサイトおよび低速フォトサイトを有する、拡大されたダイナミックレンジのイメージセンサにより撮影されたイメージに対して最適化されていない。
【0006】
よって、高速フォトサイトおよび低速フォトサイトを有する、拡大されたダイナミックレンジのイメージセンサにより撮影されたタイプの、拡大されたダイナミックレンジのイメージに、トーンスケールの修正を行う改良された方法が必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上述の必要性は、下記の方法を提供することにより満たされる。すなわち、まばらにサンプリングされ、拡大されたダイナミックレンジのデジタルイメージに対するトーンスケール関数の生成方法であって、光露出に対する所定の応答を有する高速フォトサイトと、その間に散在する、該光露出と同じ光露出に対してより遅い応答を有する低速フォトサイトとを有し、まばらにサンプリングされ、拡大されたダイナミックレンジのイメージの検出装置を提供するステップと、該検出装置を用いて、高速フォトサイトから生成された高速画素値と、低速フォトサイトにより生成された低速画素値とを有する、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージを生成するステップと、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージから、低速画素値のみを用いて、トーンスケール関数を生成するステップとからなる、トーンスケール関数の生成方法が提供される。
【0008】
本発明のある局面によれば、トーンスケール関数は、デジタルイメージをフル解像度デジタルイメージに補間する前に、まばらにサンプリングされた拡大されたダイナミックレンジデジタルイメージに適用される。
【0009】
【発明の実施の形態】
デジタルイメージは、1以上のデジタルイメージチャネルを有する。各デジタルイメージチャネルは、画素の2次元アレイを有する。各画素値は、画素の幾何学的な領域に対応するイメージ撮影装置が受け取った光の量に関連する。カラー撮像用途では、デジタルイメージは、典型的には、赤、緑および青のデジタルイメージチャネルから構成される。他の構成もまた、実際に利用されている。例えば、シアン、マゼンタ、および黄色のデジタルイメージチャネルである。動画撮像用途では、デジタルイメージの時間系列と考えることができる。当業者であれば、本発明が、上述の任意の用途に対するデジタルイメージに適用でき、しかしながら制限されないことが、認識できるであろう。
【0010】
本発明は、行および列により配置された画素値の2次元アレイとして、デジタルイメージチャネルを説明するが、当業者であれば、本発明は、モザイク面(非直線)に適用でき、等しい効果を得られることが理解される。本発明はオリジナルの画素値を処理された画素値と置換することを説明するが、当業者はまた、処理された画素値で新たなデジタルイメージを形成し、オリジナルの画素値を保持することもまた企図されていることを認識できるであろう。
【0011】
電子検出装置を用いる撮像装置は、周知である。そのため、本明細書は、特に本発明による装置の一部を構成する要素、または、本発明による装置により直接的に協働する要素に向けられている。特に図に示されていない、または、本明細書に記載されていない要素は、従来の技術から選択できる。本明細書で用いられているように、「イメージ」という語は、2次元アレイ値であることに留意されたい。イメージは、他のイメージの2次元部分集合であってもよい。本発明は、プログラムされたデジタルコンピュータを用いて実施される。コンピュータは、パーソナルコンピュータのような、汎用コンピュータであってもよいし、または、デジタルイメージを処理するために設計された専用デジタルコンピュータであってもよい。以下の開示に基づいて、本発明を実施するコンピュータプログラムを生成するのは、プログラミングの技術における通常の技能の範囲内である。
【0012】
図1は、本発明の実施に際して使用される必須の要素を示す機能ブロック図である。対象物または風景からの光が、レンズ2に入射し、カラーフィルタアレイ(Color Filter Array;CFA)を有する電荷結合素子(CCD)のような、拡大されたダイナミックレンジのイメージ検出装置10上に、写真イメージを形成する。以下説明されるように、カラーフィルタアレイ(CFA)は、高速な(ファスト)および低速な(スロー)フォトサイトを有する。CMOS素子のような他の素子が、イメージ検出装置10として利用できる。以下より詳細に説明されるように、イメージ検出装置10は、まばらにサンプリングされた拡大されたダイナミックレンジのイメージを検出する装置である。光学的ローパスフィルタ6は、レンズ2とイメージ検出装置10との間に配置され、撮像された光のわずかににじませ、エイリアシングの発生を低減する。A/D変換器14は、イメージ検出装置10から、撮像された光に対応する電圧信号を受け取り、電圧信号に対応するイメージ信号を生成する。デジタルイメージプロセッサ200は、A/D変換器14からイメージ信号を受け取り、そのイメージ信号を修正して、デジタルイメージを生成する。上述のように、デジタルイメージプロセッサ200は、プログラムされたパーソナルコンピュータ、または、特定の目的のイメージプロセッサであってもよい。デジタル撮像システムのユーザは、キーボード、マウス、または、カメラ本体のボタンなどのユーザ選択装置62を利用して、イメージのトーン表現(tonal appearance)に関する選択が可能である。例えばユーザは、表示装置64上に、あるトーンスケール関数で生成されたイメージを見ることができる。そして、ユーザは所望のトーンスケールを特定して調整できる。例えば、ユーザは、ユーザ選択装置62で、影を明るくすることを指示することにより、この所望のトーンスケールを特定して調整できる。そして、調整されたトーンスケール関数は、所望のトーンスケールの調整を用いて生成される。ユーザからの所望のトーンスケールの調整に基づくトーンスケール関数を生成し、修正することは、イメージ処理の技術において周知である。例えば、同じく譲渡されたLeeらによる米国特許第5,012,333号は、トーンスケール関数を生成し、イメージにその関数を適用する、対話式方法を開示する。本発明はまた、デジタルカメラ内にも実装できる。このデジタル撮像システム用途では、低解像度デジタルイメージから得られた、拡張されたデジタルイメージが、表示装置64、例えば、デジタルカメラの構成要素としての液晶表示装置(LCD)上に表示される。また、本発明は、フィルムまたは反射型スキャナ、または、拡大されたダイナミックレンジのデジタルイメージを生成する他の装置で実施できる。
【0013】
図1に示すA/D変換器14は、イメージ検出装置10が生成した電圧信号を、イメージ信号、すなわち、イメージ検出装置10のフォトサイトが生成した電圧信号に対応するデジタル画素値のストリームに変換する。より具体的には、A/D変換器14は、イメージ検出装置10からの、入射光の強度に関してほぼ線形の電圧信号を、離散デジタルイメージ信号に変換する。離散デジタルイメージ信号は、例えば、線形符号化された値が0〜1023までの範囲に入る10ビット信号である。A/D変換器14はまた、従来広く行われているような、線形符号値領域イメージ信号を、8ビットの対数信号のような、非線形符号値領域イメージ信号に変換する処理も行う。例えば、下記の方程式を利用して、10ビット線形イメージ信号a(x,y)を、8ビットの対数イメージ信号b(x,y)に変換する。(x,y)は、イメージ検出装置10に関する信号位置の行および列の目盛り(index)を特定する。
【数1】
Figure 0004246428
【0014】
(イメージ検出装置の線形応答領域における)露出の各絞りは、線形イメージ信号a(x,y)の倍になり、その結果、対数符号化されたイメージ信号b(x,y)は増加する。増加の値は、51である。この場合、値が51というのは、露出の絞り(cvs)ごとのコード値の数である。
【0015】
図2は、図1に示すデジタルイメージプロセッサ200をより詳細に示す。イメージ信号は、ダイナミックレンジ拡張フィルタアレイ(DREFA)プロセッサ22により受け取られる。DREFAプロセッサ22は、イメージのダイナミックレンジを拡大し、サンプル値を補間することにより、A/D変換器14から出力された、まばらにサンプリングされた、高解像度のデジタルイメージを処理する。そしてDREFAプロセッサ22は、修正されたイメージ信号を、CFA補間器26に送る。ここでは、カラー値は補完され、各画素におけるカラー値を与える。CFA補間器26の出力は、フル解像度デジタルイメージである。パクセル化モジュール220もまた、まばらにサンプリングされた、高解像度のデジタルイメージを受け取り、パクセル化された(paxelized)デジタルイメージ、すなわち、イメージ信号から得られた低解像度デジタルイメージを生成する。または、拡張プロセッサ240もまた高解像度デジタルイメージを受け取る。拡張プロセッサ240は、パクセル化デジタルイメージを受け取り、そのパクセル化デジタルイメージに基づいて、画質向上量(enhancement)を計算し、高解像度デジタルイメージの画素に、その画質向上量を適用して、画質が向上したデジタルイメージを生成する。
【0016】
CFA補間器26を設けた目的は、検出した写真イメージの各位置の色を完全に描写して生成することである。好ましい実施の形態では、イメージ検出装置10は、フォトサイトと呼ばれる感光素子アレイからなる。同じく譲渡された米国特許第3,971,065号においてBayerにより説明されているように、各フォトサイトは、典型的には、赤、緑、または、青のフィルタが与えられる。米国特許第3,971,065号は、この引用により本明細書に組み込まれる。Bayerのアレイは、カラーフィルタアレイである。カラーフィルタアレイでは、緑のフィルタは、フォトレジストにわたって、チェッカーボードパターンで配置されており、赤および青のフィルタは、ラインごとに切り替わり、チェックボードパターンの隙間を満たす。これにより、緑のフィルタサイトが、赤または青のフィルタサイトよりも2倍多くなる。本明細書で説明される方法は、原色の別の配置を持つカラーフィルタアレイ、原色の数が異なるカラーフィルタアレイ、または、原色の組み合わせが異なるカラーフィルタアレイに容易に拡張できることに留意されたい。したがって、好ましい実施の形態では、各フォトサイトは、赤色、緑色または青色の光のいずれにも感度を有する。しかし、好ましくは、各フォトサイトの位置で、赤、緑および青の各々の露出量で表す露出に対応する画素値を得ることが好ましい。A/D変換器14から出力された、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージの画素値は、近隣の画素位置における赤、緑および青の画素値を有する、まばらにサンプリングされたイメージで構成されている。
【0017】
本明細書では、「赤」「緑」および「青」は、イメージ処理技術では周知の、イメージ検出装置10の原色スペクトル感度を表す。CFA補間器26は、A/D変換器14から出力されたイメージ信号から、補間されたイメージ信号を生成する。補間されたイメージ信号は、各フォトサイトの原色に対応する画素値から構成される。例えば、特定のフォトサイトが赤のフィルタで覆われている場合、A/D変換器14は、そのフォトサイトの赤の画素値を出力する。それは、赤のフィルタは、本質的に、そのフォトサイトを緑および青の光から遮るからである。CFA補間器26は、対応するフォトサイトが緑および青の光に応答しない場合でも、対応するフォトサイトについて、緑の画素値および青の画素値を計算する。同様に、CFA補間器26は、青のフォトサイトに対応する、緑の画素値および赤の画素値を計算し、緑のフォトサイトに対応する赤の画素値および青の画素値を計算する。CFA補間器26の動作は、DREFAプロセッサ22と組み合わされる。概念的には、CFA補間器26およびDREFAプロセッサ22は、別々の動作を行い、本実施の形態では、明確のために結合されないとする。
【0018】
一般的に、CFA補間器26は、対応するフォトサイトの画素値および関連する周辺のフォトサイトの画素値を考慮して動作する。周知の任意の補間器が利用できる一方、好ましいCFA補間器の説明が、Adams らに1997年7月29日に発行された米国特許第5,652,621号に含まれている。当該特許の内容は、この引用により本明細書に組み込まれる。Adamsらは、行および列で配列されたカラーフォトサイトを有するイメージセンサから得られた、デジタル化イメージ信号を処理する装置を説明する。カラーフォトサイトは、少なくとも3つの別個のカラー値を生成するが、各フォトサイトの位置に対して、1つのカラー値のみである。また、カラーフォトサイトは、各フォトサイト位置についてカラー値を補間する構造体を生成し、3つの異なるカラー値を保持する。装置は、フォトサイト位置から失われた適切なカラー値を、そのようなフォトサイト位置に対する追加のカラー値の補間により生成する。適切なカラー値は、近くのフォトサイト位置における、失われたカラー値とは異なるカラーのカラー値から生成される。装置はまた、少なくとも2つのイメージ方向(direction)における、同じ行および列の近くのフォトサイトに対応する画素値から、ラプラシアン2次値と、グラディエント値と、カラー差バイアス値とを取得する。装置は、これらの値から改善された分類に基づいて、失われたカラー値の補間に関する好ましい配向(orientation)を選択する。最後に、近くの多数のカラー画素値からの、失われたカラー画素値が選択され、好ましい配向に適合させる。
【0019】
A/D変換器14から出力された、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージは、DREFAプロセッサ22により受け取られる。DREFAプロセッサ22は、イメージ信号のダイナミックレンジを拡大して、拡大したダイナミックレンジの修正したイメージ信号を生成する。好ましい実施の形態では、イメージ検出装置10のダイナミックレンジは、イメージ検出装置10の、あるフォトサイトを設計することにより拡大され、ゆっくりと応答する。イメージ検出装置10に関する、低速応答のフォトサイトの構成は、以下、より詳細に説明する。選択されたフォトサイトのゲインを変化させることにより、低速応答のフォトサイトの応答は落とされる。すなわち、遅らされる。本明細書では、このようなフォトサイトを低速フォトサイトと言及する。フォトサイトのゲインを変化させることは、デジタルカメラ設計および製造の技術においては広く行われていることである。
【0020】
図3を参照して、各フォトサイトのトップに樹脂小型レンズ51を配置することは、イメージセンサの製造における技術において広く行われている。例えば、特にイメージ検出装置10がインターラインソリッドステートイメージ検出装置の場合に、Ishiharaに1987年5月19日に発行された米国特許第4,667,092号に記載されている。この内容は、この引用により本明細書に組み込まれる。Ishiharaは、ブロック表面を有するイメージ記憶ブロックを含む、ソリッドステートイメージ装置を開示する。複数の記憶素子は、ブロック表面に沿って埋め込まれ、電荷の形でイメージを記憶する。表面にわたる層が堆積されて、記憶素子に対応する光学レンズアレイを形成する。中間層が、ブロック表面と表面にわたる層との間に設けられる。入射光は、レンズおよび中間層を通して記憶素子上で焦点を結ぶ。中間層は、小型レンズの焦点距離を調整する調整層として機能する。
【0021】
図3は、インターラインソリッドステートイメージ検出装置の断面図を示す。小型レンズ51を除いて、フォトサイトの各感光領域55に関連する信号読み出し領域は、半導体基板の全領域を、感光性トランスデューサ領域として利用できないようにする。従来のソリッドステートイメージ装置は、受けた全入射光線を効率的に利用せず、よって低感度である。フォトサイトの上部にさらに樹脂小型レンズ51を設けることで、入射光線が、フォトサイトの感光領域上に焦点を結ぶことができる。これにより入射光線のより効率的な利用と、フォトサイトの感度の向上が可能になる。よって、小型レンズ51のサイズおよび/または効率を変化させることにより、フォトサイトの感度(ゲイン)が容易に変更できる。そのため、インターライン装置およびCMOSセンサに対して、フォトサイトのゲインを変更するには、フォトサイトの上部に配置された小型レンズ51を変更することによる方法が好ましい。図3に示すように、位置52には、小型レンズは存在しない。よってほとんどの入射光は、感光領域に入射しない。また、小型レンズは、小型レンズ51と比較して、位置52に、異なる半径、形状、サイズ、または材料で製造できる。これにより、入射光が感光領域55上に焦点を結ぶ効率を、小型レンズ51よりもより悪く構成できる。当業者であれば、小型レンズ51は、入射光の80%を感光領域55上で焦点を合わせさせ、小型レンズを有しない(または低速小型レンズを有する)位置52により、入射光の20%を感光領域55上に集めることができ、小型レンズ51で覆われたフォトサイトは、位置52より早い絞り2(2 stops)であることが理解されるであろう。この場合には、位置52で示すように、高速な(ファスト)フォトサイトには小型レンズ51が用いられ、低速フォトサイトには小型レンズは用いられない。
【0022】
図4を参照して、フルフレームイメージ検出装置10の断面図を示す。イメージ検出装置10がフルフレーム装置の場合には、フォトサイトの感光領域55に入射する光線は、遮光部の開口を通過しなければならない。遮光部は、典型的には金属から形成され、図4の断面図に示されており、遮光マスク部54、遮光部に散在する大開口56および小開口57を備えている。好ましい実施の形態では、フォトサイトのゲインは、遮光マスク部54を修正することにより変更できる。そして、フォトサイトの感度は、遮光マスク部54の開口に直接関連する。例えば、あるフォトサイトの開口サイズの50%の開口を持つフォトサイトは、当該あるフォトサイトと比較して、50%の応答を示す。例えば、遮光マスク部54の大開口56により、そのフォトサイト上へ入射する光線の80%が通過可能であるが、小開口57により、入射光線の20%のみが通過できる。当業者は、大開口56を有するフォトサイトは、小開口57を有するフォトサイトよりも、絞り2だけ早いことが理解できるであろう。この場合には、大開口56は、高速フォトサイトに利用され、小開口57は、低速フォトサイトに利用される。よって、遮光マスクの開口は、修正され、選択されたフォトサイトの応答を調整できる。The Eastman Kodak Companyは、金属マスク遮光部を有するフルフレームイメージ検出装置を製造する。金属マスク遮光部は、(ディザスキャナ用途に対して)全画素の画素活性領域を、約80%から約20%に減少する。ディザスキャナ用途では、センサは、水平および垂直に1/2画素間隔で移動され、4つの画像が撮影される。よって、この技術は、そのようなマスク技術を含むが、別個のサイズの開口を用い、イメージ光に対して異なる応答を有するイメージセンサを提供する。
【0023】
好ましい実施の形態では、図5にグラフで示すように、選択された低速フォトサイトの応答は、同じ露出の高速フォトサイトの応答のX%(X≦100)である。この好ましい実施の形態では、選択されたフォトサイトは、高速フォトサイトに対して、絞り2(−logX/100)だけ応答が遅くされている。ここでX=25である。よって、イメージ検出装置10は、フォトサイト、高速フォトサイトおよび低速フォトサイトの複数の組から構成される。高速フォトサイトの出力応答を集めたものは、まばらにサンプリングされた高速デジタルイメージ、すなわち、高速フォトサイトで検出された場面をまばらにサンプリングしたバージョン、を構成する。同様に、低速フォトサイトの出力応答を集めたものは、まばらにサンプリングされた低速デジタルイメージ、すなわち、低速フォトサイトで検出された場面をまばらにサンプリングしたバージョン、を構成する。
【0024】
さらに他には、選択された低速フォトサイトの応答は、フォトサイトを覆う中性フィルタ(neutral filter)を使用することにより、遅くできる。図6は、カラーフィルタアレイ53を有するイメージ検出装置の断面図である。カラーフィルタアレイ53aは赤、53bは緑、53cは赤、53dは緑である。中性フィルタ層58は、上述のカラーフィルタアレイ53を含む。ただし、中性フィルタ58およびカラーフィルタアレイ53の層の位置は問題とはならない。中性フィルタ層58は、中性フィルタ59により示されるように、選択されたフォトサイトの位置における中性フィルタのみを含むことに留意されたい。この場合には、中性フィルタ層58は、高速フォトサイトに対して透明またはほぼ透明であり、低速フォトサイトに対する中性フィルタ59を含む。例えば、仮に中性フィルタ59が光の伝達をX%許容する材料からなる場合には、低速フォトサイトの応答は、絞り−log(X/100)だけ小さくなるであろう。
【0025】
以下、図2に示すDREFAプロセッサ22をより詳しく説明する。DREFAプロセッサ22を設けた目的は、入力されたイメージ信号を処理し、また、高速および低速フォトサイトの写真応答における際を考慮して、増加したダイナミックレンジを有する、修正されたイメージ信号を生成することである。したがって、DREFAプロセッサ22の出力は、増加したダイナミックレンジ値を有する、修正されたイメージ信号である。修正されたイメージ信号は、既に説明した処理を行うCFA補間器26に入力される。
【0026】
本発明では、A/D変換器14とDREFAプロセッサ22とが直接接続されていることは要件ではない。DREFAプロセッサ22は、A/D変換器14およびイメージ検出装置10にきわめて近接して、ハードウェアまたはソフトウェアで存在する。例えば、DREFAプロセッサ22は、デジタルカメラ内に直接に設けることができる。しかし、DREFAプロセッサ22はまた、イメージ検出装置10から離れていてもよい。例えば、A/D変換器14から出力されたイメージ信号は、(圧縮の後)信号線接続またはワイヤレス接続を介して、個人のコンピュータ装置、プリンタ、またはリモートサーバに伝送され、DREFAプロセッサ22の動作に適用できる。イメージ信号の伝送はまた、ファイルトランスファープロトコル(file transfer protocol)または電子メールを含んでもよい。
【0027】
好ましい実施の形態では、イメージ検出装置10のフォトサイトの50%が遅い応答を有するように選択される。当業者であれば、低速および高速画素の相対的なパーセンテージは重大ではなく、そして、本発明の効果は、高速および低速フォトサイトの様々な相対的なパーセンテージで実現できることが認識できるであろう。すべてのフォトサイトが、ほぼ等しいスペクトル感度を有するイメージ検出装置10の場合(すなわち、全色性(panchromatic)イメージ検出装置の場合)には、図7の(A)は、低速フォトサイトの配置を示す。低速フォトサイトは、応答が遅いイメージ検出装置10の全フォトサイトの50%にいたる。応答の遅いフォトサイト28は、アスタリスク(*)でマークされ、高速な高速フォトサイト30は、ブランクである。まばらにサンプリングされたイメージは、イメージとして前に規定されている。イメージは、カラーフィルタアレイを有するイメージ検出装置で撮影されている。本発明によれば、「まばらにサンプリングされた」という語はまた、図7の(A)に示すようなイメージセンサにより生成されるイメージにあてはまることも意図している。ここでは、高速および低速フォトサイトが散在している。さらに、図7Aに示す、光露出に対して所定の応答を有する高速フォトサイトを備え、かつ、同じ光露出に対してより遅い応答を有する低速フォトサイトが散在するイメージ検出装置10は、まばらにサンプリングされた拡大されたダイナミックレンジのイメージ検出装置である。
【0028】
図7の(B)は、カラーイメージ検出装置10の配置を示す図である。ここでは、各フォトサイトタイプ(赤、緑、または青の感光性)の50%が、遅い応答である。例えば、フォトサイト32、34、36は、それぞれ遅い応答をもつ赤、緑、青のフォトサイトである。フォトサイト38、40、42は、それぞれ早い応答をもつ赤、緑、青のフォトサイトである。イメージ検出装置10はまた、先の定義に従った、まばらにサンプリングされたダイナミックレンジのイメージ検出装置であることに留意されたい。
【0029】
図7の(A)および(B)は、低速フォトサイトの位置を示す標準パターンを意味する。低速フォトサイトは、標準パターンで配置されることが好ましいが、必ずしも必要でない。低速フォトサイトは、ランダムにまたは半ランダムに、イメージ検出装置10の表面上に配置できる。低速フォトサイトの位置は、DREFAプロセッサ22にアクセス可能な位置に用意される。
【0030】
図5を参照して、図5は、所定の露出に対する高速フォトサイトの応答、および、同じ露出に対する低速フォトサイトの応答を示す。応答にノイズnのレベルが重ね合わさている場合には、高速フォトサイトは、低速フォトサイトよりも、(露出レベルEから開始する)露出がより低い有効な信号を生じることが、容易に確認できることに留意されたい(低速フォトサイトは、露出レベル100E/Xで始まる有効な信号を生じる)。また、低速フォトサイトからのデータは、高速フォトサイトよりも、高い露出レベルで有効である。高い露出レベルとは、信号レベルが100E2/Xまでのレベルである。Sは、単一のフォトサイトの固有のダイナミックレンジであり、典型的にはSは絞り約5である。高速フォトサイトは、E2の露出までの有効な応答を生成する。高速フォトサイトと低速フォトサイトの両方は、露出の絞り(S)における同じ応答レンジを有する。しかし、低速フォトサイトの応答は、図5に示すように、好ましくは、高速フォトサイトよりも遅い、絞り−log(X/100)である。高速および低速フォトサイトの応答は、露出に関して重なることが好ましい。すなわち、−log(X/100)<Sであることが好ましい。イメージ検出装置10の全ダイナミックレンジは、高速および低速フォトサイトを考慮すると、S−log(X/100)である。S=5およびX=25である好ましい実施の形態の場合は、イメージ検出装置10の効果的な全ダイナミックレンジは、露出の絞り7である。
【0031】
DREFAプロセッサ22は、低速フォトサイトに対応する画素値を用いることにより、本発明で生成されるデジタルイメージの全ダイナミックレンジを拡大して、非常に高い露出に対応する領域のイメージ信号を再構築するのに利用できる。同様に、DREFAプロセッサ22はまた、高速な応答をもつフォトサイトに対応する画素値を用いて、非常に遅い露出に対応するイメージ信号を再構築する。
【0032】
図8は、DREFAプロセッサ22のブロック図を示す。A/D変換器14から出力される対数関数イメージ信号b(x,y)であるまばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージは、低速画素補償器44に送られる。低速画素補償器44を設けた目的は、絞りXに応じたオフセットを考慮することにより、低速フォトサイトに対応するイメージ信号を補償することである。または、高速画素は、高速画素を逆の方向に調整することにより、低速画素に等化される。好ましい実施の形態では、低速フォトサイトに対応するイメージ信号は、−cvs log(X/100)の量だけインクリメントされる。ここで、cvsは、露出絞りごとのコード値の数である。好ましい実施の形態では、cvsの量は51である。または、低速画素補償器44に入力されるイメージ信号が、露出に対して(対数関数的よりはむしろ)線形的に関連がある場合には、低速画素補償器44は、低速フォトサイトに対応するイメージ信号に、100/Xのファクタで、倍率をかける。低速フォトサイトの位置は、低速画素補償器44に通知しなければならないとしていることに留意されたい。低速画素補償器44の出力は、イメージ信号i(x,y)である。イメージ信号i(x,y)は、低速フォトサイトに対応する位置において、高速フォトサイトの応答に関連する低速フォトサイトの応答の間の差を補償される。高速フォトサイトに対応する位置においては、A/D変換器14から出力されるイメージ信号b(x,y)の値は、低速画素補償器44から出力されるイメージ信号i(x,y)の値と同じである。イメージ信号i(x,y)は、8ビット範囲に制限されないことに注意されたい。好ましい実施の形態では、i(x,y)の値は、0〜357(すなわち9ビット)である。
【0033】
次に、低速画素補償器44から出力されるイメージ信号i(x,y)は、低速画素閾値部46に入力される。低速画素閾値部46を設けた目的は、低速画素値を決定するためである。低速画素値は、有効な信号を生成するのに十分な光子を受け取らないフォトサイトに起因して、質が低い。これら(x,y)位置における画素値は、信号拡張部50が近隣の高速画素値に基づく新たな画素値の計算を行う処理の際に、置換される。所定の閾値よりも小さい低速画素値のすべては、問題のある画素値と考えられる。低速画素値の場合には、この所定の閾値は、低露出応答閾値として言及される。よって、画素値i(x,y)は、低速フォトサイトの場合、および、
【数2】
Figure 0004246428
の場合には問題と考えられる。ここで、Tは予め定められている。好ましい実施の形態では、Tの値は、下記の方程式で与えれられ、値102が設定されている。
【数3】
Figure 0004246428
閾値Tは、位置(x,y)におけるフォトサイトのカラー感度に依存する。問題のある低速画素値は、ノイズ画素として言及される。それは、i(x,y)の値は、イメージ検出装置が有用となる雑音レベルに対して十分高くはないからである。
【0034】
同様に、低速画素補償器44から出力されるイメージ信号i(x,y)は、高速画素閾値部48に入力される。高速画素閾値部48を設けた目的は、質の低い高速画素値を決定するためである。その後、これらの位置における画素値は、信号拡張部50による処理中の、近隣の低速画素値に基づいて、新たな画素値を計算することにより置き換えられる。信号拡張部50による処理は、以下、詳細に説明する。所定の閾値よりも大きい高速画素値のすべては、問題のある画素と考えられる。高速画素の場合、高速画素の問題を検出するために用いられる、この所定の閾値は、光露出応答閾値と言及される。したがって高速画素値i(x,y)は、下記方程式の場合には問題であると考えられる。
【数4】
Figure 0004246428
ここで、Tは、所定の閾値である。好ましい実施の形態では、Tの値は、値254に設定される。閾値Tは、位置(x,y)におけるフォトサイトのカラーに依存する。問題の位置の高速フォトサイトは、飽和画素(saturated pixels)と言及される。それは、値i(x,y)は、その位置においてできるだけ高い方がよいからである。
【0035】
低速画素閾値部46により決定される低速画素の問題の位置(x,y)、および、高速画素閾値部48により決定される高速画素の問題の位置(x,y)は、信号拡張部50に入力される。さらに、低速画素補償器44から出力されるイメージ信号i(x,y)はまた、信号拡張部50に入力される。信号拡張部50を設けた目的は、イメージ検出装置10の各フォトサイト固有のダイナミックレンジがより大きくなっている場合に、問題の位置(x,y)におけるイメージ信号i(x,y)を、置換値と称する信号の評価と置換することである。問題の位置が、低速フォトサイトと一致すると、置換値は、高速フォトサイトと一致する近隣のイメージ信号画素値から計算される。本実施の形態では、「近隣」という語は、ある空間的な距離を示すとする。好ましい実施の形態では、選択された近隣のフォトサイトは、当該選択されたフォトサイトの2つのフォトサイトの距離内に存在するフォトサイトである。同様に、問題の位置がフォトサイトと一致すると、置換値は、低速フォトサイトと一致する近隣のイメージ信号画素値から計算される。好ましい実施の形態では、問題のフォトサイトにおけるフォトサイトの色もまた、考慮している。どの問題の位置についての置換値も、好ましくは、同色の近隣のフォトサイトから発生される信号によってのみ、決定される。信号拡張部50の出力は、イメージ検出装置10の各フォトサイトについての、実際の固有のダイナミックレンジSよりはむしろ、あたかも、下記方程式に示す固有のダイナミックレンジSを有するフォトサイトを持つイメージ検出装置10により撮影されたようなダイナミックレンジを有するイメージ信号i’(x,y)である。
【数5】
Figure 0004246428
問題の位置ではない全ての(x,y)位置において、i’(x,y)の値は、i(x,y)と等しいことに留意されたい。
【0036】
図7の(B)に示すBayerCFAパターンに対して、信号拡張部50により行われる処理の例として、位置(x,y)が問題の位置であり、(x,y)が(図7の(B)に示すフォトサイト34のような)緑のフォトサイトに対応する位置とすると、イメージ信号i(x,y)に対する置換値i’(x,y)は、以下のように計算される。
【数6】
Figure 0004246428
i’(x,y)の計算に従属する信号値は、ある要件に適合するように予定されていることに留意されたい。例えば、(x,y)が問題の位置であり、(x,y)が遅い応答を有するを有する緑のフォトサイトに対応するとする。そして、近隣のフォトサイトの信号レベルは、置換値i’(x,y)を計算するのに利用される。しかし、これは、近隣のフォトサイトの各々の信号値もまた、Tより小さいと仮定する。好ましい実施の形態では、T=Tである。このケースに該当しない近隣のフォトサイトの各々に対しては、その信号値は、置換値i’(x,y)の計算から省略される。例えば、i(x−1,y−1)>Tの場合は、値i’(x,y)は下記の方程式で計算される。
【数7】
Figure 0004246428
一般に、位置(x,y)が、Bayerパターンフィルタアレイを有するイメージ検出装置の、高速フォトサイトでもある緑のフォトサイトに対応する場合に、問題の位置(x,y)における置換値を決定するための補間スキームは、以下の方程式で与えられる。
【数8】
Figure 0004246428
【数9】
Figure 0004246428
【0037】
問題の位置が、低速フォトサイトでもある緑のフォトサイトに対応する場合にも、同じ等式を適用して置換値を決定することに留意されたい。しかし、以下の方程式も成り立つ。
【数10】
Figure 0004246428
好ましい実施の形態では、T=Tである。
【0038】
別の例として、位置i(x,y)が問題のフォトサイトであり、(x,y)が赤または青のフォトサイトの位置に対応するとする。これもまた、図7の(B)に示すBayerCFAパターンと関連する。このとき、イメージ信号i(x,y)に対する置換値i’(x,y)は、以下のように計算される。
【数11】
Figure 0004246428
位置(x,y)が赤または青のフォトサイトに対応し、また高速フォトサイトにも対応するとき、置換値i’(x,y)を決定する方程式は、以下のように求められる。
【数12】
Figure 0004246428
【数13】
Figure 0004246428
この場合には、jまたはkのいずれかは0でなければならないが、双方が0になることはない。また、問題の位置が、低速フォトサイトでもある赤または青のフォトサイトに対応する場合にも、同じ方程式を適用して置換値を決定することに留意されたい。しかし、以下の式も成り立つ。
【数14】
Figure 0004246428
好ましい実施の形態では、T=Tである。
【0039】
1以上のまばらにサンプリングされたイメージ信号から、拡大されたダイナミックレンジを有するイメージ信号を生成するための上述の補間スキームは、当業者であれば修正できるであろう。しかし、上述の補間スキームに対するそのような多くの修正がえられるが、本発明から大きく逸脱するとして考えるべきではない。
【0040】
当業者であれば、信号拡張部により行われる上述の補間スキームは、この技術において周知のローパスフィルタであることが認識できるであろう。典型的には、イメージ信号に対するローパスフィルタの適用により、イメージ信号の解像度を低減させる類似の効果がある。よって、DREFAプロセッサ22により行われる処理方法により、イメージ検出装置10の空間解像度を、イメージ検出装置10のダイナミックレンジを得るのに扱うことができる。実際、信号のダイナミックレンジを増加させるために補間スキームを行うイメージの領域は、そのイメージの同じ領域が(低速画素閾値部46および高速画素閾値部48により規定される)「問題の位置」が生じないよう、イメージ検出装置によって撮影されていた場合に得られたイメージの同じ領域と比較して、顕著にソフトに(鮮明でなく)なる。
【0041】
図9は、図2に示すパクセル化モジュール220をより詳細に示す。パクセル化モジュール220を設けた目的は、アルゴリズムによる分析のために、パクセル化したデジタルイメージを生成することであり、以下説明するように、所望の拡張プロセッサ240により、密度、カラーバランスを決定して、所望のトーンスケール関数を決定する。パクセル化モジュール220は、A/D変換器14からイメージを受け取る。イメージ信号は、画素タイプ分離器222で受け取られる。画素タイプ分離器222を設けた目的は、画素の各タイプに、別々にアクセスできることである。本発明では、フォトサイトは、モノクロームのイメージ検出装置10の場合には、図7の(A)に示すように、2タイプ、高速または低速のタイプである。さらに、図7の(B)に示すカラーイメージ検出装置10の場合には、各カテゴリ内で、フォトサイトは赤、緑または青であってもよい。当業者は、多くの他の色および速度の組み合わせが考えられることが認識できるであろう。よって、計6タイプのフォトサイトが存在する。本実施の形態では、画素タイプ分離器222は、すべての高速画素値およびすべての低速画素値を別々に出力する。パクセル化エンジン224は、低速画素値を受け取り、数値平均化空間フィルタリング技術を行う。その結果、パクセル化されたデジタルイメージが得られる。好ましい実施の形態では、パクセル化エンジン224は、ブロックサイズN×Nのブロック平均化を行い、パクセル化されたデジタルイメージを生成し、パクセル化モジュール220から出力される。例えば、パクセル化エンジン224が、N=32画素のブロックサイズを用いる場合には、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージは、1024×1536の解像度を持ち、そしてパクセル化されたデジタルイメージは、図10に示すように、32×48の解像度を持つことになる。典型的には、Nの値は、パクセル化されたデジタルイメージがカラーおよびトーン分析アルゴリズムによって利用されるような、小さなサイズになるように選択される。パクセル化されたデジタルイメージの各画素は、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージのN×Nブロックに対応する。パクセル化されたデジタルイメージの各画素値は、デジタルイメージの各色(典型的には赤、緑および青)に対して関連する画素値を有する。パクセル化されたデジタルイメージの赤の画素値は、パクセル化エンジン224により、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージの対応するN×Nブロック内の、すべての赤い画素値を平均化することにより、決定される。好ましい実施の形態では、画素タイプ分離器222は、低速画素値のみを出力するので、パクセル化されたデジタルイメージの各画素は、もっぱら低速画素値を用いて計算されることに留意されたい。緑および青の画素値について、同様の処理が続く。
【0042】
留意すべき重要なことは、画素タイプ分離器222により行われる動作は、コンピュータメモリ内の、画素データの格納位置を再配列しなくてもよいことである。本発明は、コンピュータメモリ内の、画素データの格納位置に対するポインタアドレッシングスキームとして、画素タイプ分離器222を実装する。よって、画素タイプ分離器222のもっとも重要な面は、高速フォトサイトと低速フォトサイトに対応する画素データを、別体として指標付けられることである。
【0043】
画素タイプ分離器222の別の実施の形態は、各画素位置における単一の画素値のみを有するパクセル化されたイメージを生成することである。この画素値は、輝度画素値として考えられる。パクセル化されたデジタルイメージの輝度画素値は、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージの、対応するN×Nブロック内の、緑の低速画素値のみを用いて得ることができる。または、輝度画素値は、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージの、対応するN×Nブロック内の、すべての低速画素値を用いて得ることができる。図2に示すさらに別の実施の形態として、パクセル化モジュール220は、類似の技術を利用して、DREFAプロセッサ22から出力されたイメージ信号から、または、CFA補間器26から出力されたフル解像度のデジタルイメージから、パクセル化されたデジタルイメージを生成する。
【0044】
図2に示す低解像度モジュール232は、ユーザに所望のトーンスケール調整を特定可能にすることにより、バランスおよびトーンスケール関数の修正を、ユーザが対話的に決定できるようにするために、低解像度デジタルイメージを生成する。ユーザは、図1に示すように、ユーザ選択装置62で、これらの所望のトーンスケール調整を入力する。低解像度モジュール232(図2)の動作は、以下を除いて、パクセル化モジュール220に類似する。すなわち、ファクタNは、一般に、低解像度イメージが表示装置64に対して適切になるよう、選択される。概して、低解像度モジュール232に対するファクタNは、パクセル化モジュール220に対するファクタNよりも大きい。好ましい実施の形態では、低解像度でイメージを生成するのに用いられるファクタNは、8である。表示装置64がカラー表示装置であれば、低解像度デジタルイメージは、各画素位置に対して、1より大きいカラー画素値を有する。または、表示装置64がカラー表示装置でなければ、低解像度デジタルイメージは、すでに説明したように、単一の輝度画素値のみを有する。
【0045】
図11は、図2に示す拡張プロセッサ240をより詳しく示す。CFA補間器26から出力されるフル解像度デジタルイメージは、拡張プロセッサに入力される。別の実施の形態では、拡張プロセッサ24の位置は、CFA補間器26、または、DREFAプロセッサ22に配置される。
【0046】
輝度−クロミナンスモジュール320は、フル解像度デジタルイメージを受け取り、フル解像度LCCデジタルイメージを生成する。輝度−クロミナンスモジュール320は、低解像度デジタルイメージを受け取り、低解像度LCCデジタルイメージを生成する。モノクロームの撮影のような用途では、輝度クロミナンスモジュール320は省略できる。
【0047】
シーンバランスモジュール310は、パクセル化されたデジタルイメージを受け取り、バランスパラメータを計算する。バランスパラメータは、最終的な処理されたデジタルイメージを与える、色および明るさ(brightness)の変化に関するすべてに関連する。パクセル化されたデジタルイメージおよびバランスパラメータは、トーンスケール関数生成器330に受け取られる。トーンスケール関数生成器330は、明度(light)トーンスケール関数、すなわち、画素値の変換に用いられる一価関数を計算する。トーンスケール関数適用器340は、明度トーンスケール関数および低解像度LCCデジタルイメージを受け取り、明度トーンスケール関数を低解像度LCCデジタルイメージに適用して、トーンスケール修正済みの低解像度デジタルイメージを生成する。トーンスケール修正済みの低解像度デジタルイメージは、ダイナミックレンジが拡大されたデジタルイメージを表す。ダイナミックレンジが拡大されたデジタルイメージは、明るさおよび色に対してバランスが取られており、トーンスケールが調整されて、暗い部分および明るい部分の細部が改善されている。トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージは、レンダリングモジュール350が受け取る。レンダリングモジュール350は、低解像度のレンダリングされたデジタルイメージを生成する。イメージ検出装置により撮影されたカラー値を、特定の出力装置に表示するのに適切なカラー値に変換する工程は、しばしば「レンダリング」と言及される。そして、低解像度のレンダリングされたデジタルイメージは、ユーザからのフィードバックを集めるため、表示装置64に表示される。ユーザは、ボタン、マウス、タッチスクリーン、スライダ、音声コマンドなどのユーザ選択装置62、または、所望のトーンスケール調整を入力する他の方法を用いる、トーンスケール関数への所望の変更を入力する。所望のトーンスケール調整の例として、ユーザは、ユーザ選択装置62を用いて、表示装置64上のイメージの明るい部分を暗くする指示を出す。そして、シーンバランスモジュール310、および、トーンスケール関数生成器330は、修正したバランス、および、トーンスケール関数を、それぞれ生成する。ユーザとの対話に依存したイメージバランス、および、トーンスケールの作成は、当該技術分野では周知である。例えば、1991年4月30日にLeeらに発行された米国特許第5,012,333号は、イメージに依存するトーンスケール関数を設定し、適用する対話式方法が開示されている。トーンスケール関数適用器340は、修正されたトーンスケール関数、および、低解像度LCCデジタルイメージを受け取り、修正されたトーンスケール関数を低解像度LCCデジタルイメージに適用して、トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージを生成する。トーンスケール関数をデジタルイメージに適用する様々な方法が存在するが、以下でより詳しく説明する。レンダリングモジュール350によりレンダリングされた後、低解像度レンダリングされたデジタルイメージは、表示装置64に表示され、ユーザがユーザ選択装置62を用いてさらに調整できるようにする。この工程は、ユーザが更に調整しなくなるまで繰り返して行う。その場合、トーンスケール関数適用器340は、トーンスケール関数(または、ユーザに修正がない場合には修正されたトーンスケール関数)を、フル解像度のLCCデジタルイメージに適用し、トーンスケールが調整されたフル解像度のLCCデジタルイメージを生成する。RGB変換モジュール360は、このLCCデジタルイメージを、赤、緑、および、青の画素値で表されるイメージに変換し戻し、トーンスケールが調整されたフル解像度のデジタルイメージを生成する。
【0048】
他の実施の形態では、高速処理用途のような、ある種の用途では、表示装置64およびユーザ選択装置62は省略できる。この場合には、低解像度デジタルイメージは、生成される必要がなく、トーンスケール関数生成器330から出力されるトーンスケール関数が、トーンスケール関数適用器340によるフル解像度LCCデジタルイメージに適用される。
【0049】
輝度−クロミナンスモジュール320は、フル解像度デジタルイメージからのフル解像度LCCデジタルイメージを生成するのに用いられる。フル解像度デジタルイメージは、赤、緑、および、青のデジタルイメージチャネルを含む。各デジタルイメージチャネルは、同数の画素を含む。i番目の列、j番目の行に位置する赤、緑、および、青のデジタルイメージチャネルに対応する画素値を、Rij、Gij、Bijとする。また、修正されたデジタルイメージの変換された画素値をLij、C1ij、C2ijとする。入力画素値、および、出力画素値に関連する、3×3行列変換は、以下のとおりである。
【数15】
Figure 0004246428
ここで、τmnの項は、[τ]で表される3×3LCC行列の係数である。本発明で利用される、τ11、τ12、τ13に与えられる定数は、それぞれ0.333、0.333、0.333である。本発明は、他の輝度クロミナンス変換を行うことができ、その場合でも良好な結果が得られることに留意することが重要である。例えば、それぞれ0.30、0.59、0.11に設定されたτ11、τ12、τ13値を有する行列もまた、うまく機能する。計算値C1、C2は、デジタルカラー差分値の例である。輝度−クロミナンスモジュール320はまた、同じ方法で、低解像度LCCデジタルイメージを生成するのに利用される。
【0050】
パクセル化モジュール220から出力されたパクセル化されたデジタルイメージは、シーンバランスモジュール310を用いて実施される。本発明は、1990年7月31日にCokに発行された米国特許第4,945,406号に記載されたもののような、任意のシーンバランスモジュール310に入力される。シーンバランスモジュールは、パクセル化されたデジタルイメージの画素値に基づいて、バランスパラメータ、すなわち、理論上の18%のグレーカードの画素値に対応する画素値を計算する。Cokにより教示された方法では、パクセル化されたデジタルイメージの画素から、画素最小値、最大値、平均値といったの統計的パラメータが計算される。統計上のパラメータは、パクセル化されたデジタルイメージの、異なる領域について計算され、かつ、3つのカラーデジタルイメージチャネル(L,C1、およびC2)について計算される。統計的パラメータは、所定の係数を有する多重線形(multilinear)方程式で組み合わされて、3つのバランスパラメータ、すなわち、イメージ全体の明るさに関連する、Lチャネルバランスパラメータと、イメージのカラーバランス全体に関連するC1およびC2デジタルイメージチャネルに対する2つのクロミナンスバランスパラメータとを予測する。L、C1、および、C2で表現されているものの、これらのカラーバランス値は、カラー科学の分野に属する者に周知の技術により、他のカラー空間(例えば、赤、緑、および、青)に容易に変換できる。
【0051】
トーンスケール関数生成器330は、パクセル化されたデジタルイメージを受け取り、トーンスケール関数、すなわち、一価の数式、または、各入力値に対応する単一の出力値を有する変換を計算する。本発明は、計算の効率化のため、ルックアップテーブルとして明度トーンスケール関数を与える。本発明は、トーンスケール関数を生成する種々の方法で実施できる。本発明の好ましい実施の形態は、1988年3月15日にAlkoferに発行された米国特許第4,731,671号、および、上述の米国特許第5,822,453号に開示された方法を利用する。これらの方法は、本発明に利用され、2つの別個のトーンスケール関数を生成する。これらのトーンスケール関数は、単一の明度トーンスケール関数にカスケードされ、LCCデジタルイメージの明るさおよびコントラストを調整するのに用いられる。
【0052】
米国特許第5,822,453号において、Leeらは、デジタルイメージからのシーンコントラストの評価を含む、デジタルイメージの画素値を用いるトーンスケール関数の計算方法を開示している。Leeらにより教示された方法は、以下を含む。すなわち、デジタルイメージのラプラシアンフィルタリングされたバージョンの計算、ラプラシアン信号のヒストグラムの形成、ラプラシアン信号に適用されたときに、実質的に均一な領域を削除する、ラプラシアンヒストグラムからの2つの閾値の決定、閾値に基づく、デジタルイメージからの画素のサンプリング、サンプリングされた画素からのヒストグラムの形成、サンプリングされたヒストグラムの標準偏差の計算、そして、計算された標準偏差と、所定のコントラストとを比較することによる、所定のコントラストと関係があるデジタルイメージのコントラストの評価である。所定のコントラストは、入力されたイメージのコントラストを決定する。LeeおよびKwonにより開示された方法を利用して、第1のトーンスケール関数を計算する。
【0053】
米国特許第4,731,671号において、Alkoferは、デジタルイメージのヒストグラムの正規化に基づいて、デジタルイメージの画素値を用いてトーンスケール関数を計算する方法を開示する。この方法は、画素値のサンプルの標準偏差を計算することによる、デジタルイメージのコントラストの決定を含む。画素値のサンプルのヒストグラムを正規化することにより、第2のトーンスケール関数が計算される。画素値のサンプルは、選択された画素値のサンプルのヒストグラムの形状に基づいて、複数のコントラストインターバルに対応する、複数の画素値のサンプルの1つから選択される。コントラストの調整を容易にするために、トーンスケール関数が構築され、標準正規変量(standard normal variate)Zの単位で値を生成する。その後、これらのZ値は、処理されたデジタルイメージのコントラストを決定する画素値のサンプルの標準偏差の関数である定数に乗算される。本発明は、第2のトーンスケール関数の分析の基礎として、LCCパクセル化されたデジタルイメージの、L(輝度)デジタルイメージチャネルを利用する。
【0054】
第1、および第2のトーンスケール関数は、下記の公式を用いて、結合され、明度トーンスケール関数になる。
【数16】
Figure 0004246428
ここで、LUTは、第2のトーンスケール関数を示し、また、LUTは、第1のトーンスケール関数を示す。そして、LUTは、明度トーンスケール関数を示す。変数jは、処理されるデジタルイメージの画素値の指標を表す。明度トーンスケール関数LUTは、とり得る画素値の範囲に対して、数16の式を評価することにより計算される。
【0055】
明度トーンスケール関数LUTおよびLCCデジタルイメージは、トーンスケール関数適用器340および340によって受け取られる。本発明は、明度トーンスケール関数を、フル解像度LCCデジタルイメージの輝度チャネル、および、低解像度LCCデジタルイメージのそれぞれに適用して、ソースデジタルイメージの明るさおよびコントラスト属性を調整する。明度トーンスケール関数を、LCCデジタルイメージのL(輝度)チャネルに直接適用することは、もっとも高速である。しかし、本発明は、明度トーンスケール関数を、デジタルイメージの画素に適用する他の方法を実施することもできる。例えば、他の実施の形態が、1998年9月30日にGallagherらにより提出された米国出願09/163,645に記載されている。また、同じく譲渡された米国特許第5,012,333号もまた、トーンスケール関数をデジタルイメージに適用する方法を開示する。これらの方法は、以下を含む。すなわち、輝度デジタルイメージを空間的にフィルタリングして、2つの空間周波数成分(高周波成分および低周波成分)にし、トーンスケール関数を低い空間周波数成分に適用し、トーンスケールが修正された低い空間周波数成分を、高い空間周波数成分と組み合わせる。結果としての処理されたデジタルイメージは、改善された空間的に詳細なコンテンツを備えた、拡大された明るさおよびコントラスト属性を有する。これらの両方の方法は、空間フィルタを利用して、トーンスケール関数を適用する。
【0056】
RGB変換モジュール360は、トーンスケールが調整されたフル解像度LCCデジタルイメージを受け取り、線形3×3行列変換を適用して、輝度−クロミナンス表現を赤−緑−青チャネル表現に戻すよう変換する。その結果、トーンスケールが調整されたフル解像度デジタルイメージのデジタルイメージチャネルは、ソースデジタルイメージとして、同じカラーメトリック表現を有する。変換により、入力されたカラー画素値の線形結合として、新たな画素値を生成する。
【0057】
i番目の列、j番目の行に位置する、輝度デジタルチャネル、および、2つのクロミナンスデジタルチャネルに対応する画素値を、Lij、C1ij、およびC2ijとする。修正されたデジタルイメージの、変換された画素値を、R’ij、G’ij、B’ijとする。入力画素値、および、出力画素値に関連する、3×3行列変換は、以下のとおりである。
【数17】
Figure 0004246428
ここで、項ηmnは、3×3行列変換の係数である。
【0058】
本発明の好ましい実施の形態は、輝度−クロミナンスモジュール320に対応して[τ]で表されるlcc行列の逆行列として、上述の[η]で表されるrgb変換行列を構築する。これは、数18の行列表記で数学的に表すことができる。
【数18】
Figure 0004246428
【0059】
図11に示すレンダリングモジュール350は、トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージを受け取り、画素値に変換を施し、表示装置で直接見ることができる、低解像度レンダリングされたデジタルイメージを生成する。2つの変換が利用され、直接見るために、トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージを作成する。第1の変換は、3×3カラー行列変換であり、トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージのカラー画素に適用される。カラー行列変換は、イメージ検出装置10のカラーフォトサイトのスペクトル感度と、表示装置64のスペクトル特性との間の差異の原因となる。本発明により利用される上述の方法は、1993年2月23日にParulskiらに発行された米国特許第5,189,511号に教示され、説明されている。第2の変換は、トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージの、ダイナミックレンジが拡大された画素値と、典型的な表示装置と互換性のある画素値とをマッピングする、トーンスケール関数の適用を含む。本発明は、1994年4月5日にBuhrらに発行された米国特許第5,300,381号に開示されている方法と類似の方法を用いる。Buhrは、優先トーンマッピングを行うレンダリングトーンスケール関数を計算する方法を開示する。この方法では、トーンスケール関数のコントラストは、中央トーンがその強度について最大であり、影および明るい画素強度に対しては優美な低めのコントラストを有する。このレンダリングトーンスケール関数は、ガンママッピングトーンスケール関数と組み合わされて、システムトーンスケール関数を計算する。ガンママッピングトーンスケール関数は、典型的な表示装置の固有の強度応答を補償する。システムトーンスケール関数は、レンダリングトーンスケール関数とカスケードされ、ルックアップテーブルの形で、トーンスケールが修正された低解像度デジタルイメージの画素に適用され、低解像度レンダリングされたデジタルイメージを生成する。
【0060】
デジタルカメラ用途では、LCDスクリーンなどの表示装置64が、デジタルイメージプロセッサ200により生成されるデジタルイメージを見るために用いられる。他のデジタル撮像用途では、ユーザはまた、表示装置64上でデジタルイメージを見ることができる。ユーザは、LCD表示装置上に呈示されたイメージを見て、明るさ、カラーおよびトーンに関する選択を行うことができる。明るさ、および、カラーに対する変更は、図11に示すシーンバランスモジュール310に入力される。本発明は、ユーザにより選択された修正を用いて、バランスパラメータに対してさらなる変更を行う。カラーバランス技術の当業者は、本発明が、カラーバランスを得ることができる、広く多様な方法で実施できることを認識できるであろう。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、画素値の部分集合とともに、トーンスケール関数が生成され、これにより、トーンスケール関数を生成する計算時間を減少できる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、拡張されたレンジのイメージ検出装置と、デジタルイメージプロセッサとを用いるデジタル撮像システムのブロック図である。
【図2】 デジタルイメージプロセッサの機能ブロック図である。
【図3】 小型レンズアレイを用いて、選択されたフォトサイトの応答を変化させる、インターラインイメージ検出装置の断面図である。
【図4】 金属マスクを用いて、選択されたフォトサイトの応答を変化させる、フルフレームイメージ検出装置の断面図である。
【図5】 高速フォトサイトおよび低速フォトサイトの応答を示すグラフである。
【図6】 中性密度フィルタアレイを用いて、選択されたフォトサイトの応答を変化させる、イメージ検出装置の断面図である。
【図7】 (A)は、全色性のイメージ検出装置上の、低速フォトサイトおよび高速フォトサイトの配置を示す図である。(B)は、カラーイメージ検出装置上の、低速フォトサイトおよび高速フォトサイトの配置を示す図である。
【図8】 ダイナミックレンジ拡張フィルタアレイ(DREFA)プロセッサのブロック図である。
【図9】 パクセル化モジュールのブロック図である。
【図10】 ブロック平均化のための画素の配置の例を示す図である。
【図11】 拡張プロセッサの機能ブロック図である。
【符号の説明】
2 レンズ
6 光学的ローパスフィルタ
10 イメージ検出装置
14 A/D変換器
22 DREFAプロセッサ
26 CFA補間器
44 低速画素補償器
46 低速画素閾値部
48 高速画素閾値部
50 信号拡張部
62 ユーザ選択装置
64 表示装置
200 デジタルイメージプロセッサ
220 パクセル化モジュール
222 画素タイプ分離器
224 パクセル化エンジン
232 低解像度モジュール
240 拡張プロセッサ
310 シーンバランスモジュール
320 輝度−クロミナンスモジュール
330 トーンスケール関数生成器
340 トーンスケール関数適用器
350 レンダリングモジュール
360 RGB変換モジュール

Claims (2)

  1. まばらにサンプリングされ、拡大されたダイナミックレンジのデジタルイメージに対するトーンスケール関数の生成方法であって、
    a)光露出に対する所定の応答を有する高速フォトサイトと、その間に散在する、前記光露出と同じ光露出に対してより遅い応答を有する低速フォトサイトとを有し、まばらにサンプリングされ、拡大されたダイナミックレンジのイメージの検出装置を提供するステップと、
    b)前記検出装置を用いて、前記高速フォトサイトから生成された高速画素値と、前記低速フォトサイトにより生成された低速画素値との両方を有する、まばらにサンプリングされた高解像度デジタルイメージを生成するステップと、
    c)まばらにサンプリングされた前記高解像度デジタルイメージから、前記低速画素値のみを用いて、トーンスケール関数を生成するステップと、
    d)別のデジタルイメージを生成するときに、まばらにサンプリングされた前記高解像度デジタルイメージと前記トーンスケール関数とを使用するステップとからなり、
    前記の使用するステップは、
    まばらにサンプリングされた前記高解像度デジタルイメージからフル解像度デジタルイメージを生成するステップと、
    生成された前記トーンスケール関数を用いて、前記フル解像度デジタルイメージから、トーンスケール関数で調整されたフル解像度デジタルイメージを前記別のデジタルイメージとして生成するステップ
    とからなる、生成方法。
  2. 請求項1に記載された方法において、さらに、
    まばらにサンプリングされた前記高解像度デジタルイメージから低解像度デジタルイメージを生成し、
    前記低解像度デジタルイメージに前記トーンスケール関数を適用して、トーンスケール関数で変更された低解像度デジタルイメージを生成し、
    トーンスケール関数で変更された前記低解像度デジタルイメージを表示し、
    変更された前記低解像度デジタルイメージの、ユーザによるトーンスケールの調整を入力し、
    前記トーンスケールの前記調整を用いて、調整されたトーンスケール関数を生成する
    生成方法。
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