JP4244646B2 - ディーゼル発電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディーゼル発電装置に関し、特にそのエンジンに自動的にオイルを補給する配管系統に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3(a).(b)は従来のディーゼル発電装置を搭載した電源車の構成図及びそのオイル自動補給装置の拡大図を示し、1は電源車の運転席、2は荷台、3は車輪を示し、荷台2内においては発電機4とこれを駆動するディーゼルエンジン5からなるディーゼル発電セットが設けられ、また荷台2内にはディーゼルエンジン5の下部に設けられたオイルパン6に自動補給装置7及びオイル配管8を介してオイル(潤滑油)を補給するオイルタンク9が設けられる。ディーゼルエンジン5には、冷却用の冷却ファン5aが設けられている。又、自動補給装置7においては、タンク10内にオイル11の液面11aと共に上下動するフロートスイッチ12が設けられ、液面11aの高さが所定値以上になるとフロートスイッチ12の作動によりオイルタンク9からタンク10内へのオイルの流入が阻止される。又、タンク10には、内部の空気圧を大気圧にするための大気開放管13が上方に突出して設けられている。
【0003】
上記構成において、オイルパン6はディーゼルエンジン5に供給するオイル(潤滑油)を貯留する。オイルは、オイルを貯留したオイルタンク9から自動補給装置7を介してオイルパン6に供給される。自動補給装置7の設置高さは、オイルパン6内のオイルレベルに合わせる。従って、自動補給装置7内の液面11aとオイルパン6内の液面とは同一レベルとなっている。オイルバン6内のオイルレベルが所定値以下に下がると、自動補給装置7からオイルが自動的に補給され、オイルレベルが所定値以上に上がると、オイルの補給は停止される。
【0004】
図4は特許文献1に記載されたディーゼル発電装置におけるディーゼルエンジンのオイル(潤滑油)の貯留装置の構成を示し、主タンクとしてのオイルパン6とは別個に補助タンク14が設けられ、オイルパン6の底面近傍と補助タンク14とが第1のポンプ15を有する吸出管16を介して連結されている。また、補助タンク14の底面近傍とオイルパン6とが第2のポンプ17を有する送込管18を介して連結される。送込管18のオイルパン6側の端部には、オイルパン6内のオイルの上面高さがLよりも低くなると開き、Uよりも高くなると閉じるフロートバルブ19が設けられる。フロートバルブ19と自動補給装置7とは同様なものである。また、フロートバルブ19が閉じたときにオイルを吸出管16へ流すためのバイパス管20が、送込管18における第2のポンプ17とフロートバルブ19との間と、吸出管16における第1のポンプ15の上流側との間に接続され、吸出管4には逆流を阻止する逆止弁21が設けられる。また、オイルの清浄を図るため、吸出管16にラインフィルタ22及びサクションフィルタ23が設けられ、送込管18にはサクションフィルタ24が設けられる。第1のポンプ15及び第2のポンプ17にもバイパス回路25,26が設けられ、バイパス管20及びバイパス回路25,26には圧力調整用のレリーフバルブ27〜29が設けられる。この外、吸出管16及び送込管18のそれぞれに圧力計30,31と圧力スイッチ32,33とバルブ34,35とが設けられる。36はフィルタの目詰まり検出器、46は補助タンク14に設けられたフロートスイッチ、37はパッケージである。
【0005】
次に、上記貯留装置の動作を説明する。オイルパン6の上方に位置するエンジンが回転している間は、各ポンプ15,17が常時運転される。これにより、オイルパン6内のオイル11が吸出管16を介して補助タンク14へ吸い出される。そして、オイルパン6内の液面11aがLの位置よりも下がるとフロートバルブ19が開き、補助タンク14内のオイル11が送込管18を介してオイルパン6内に送り込まれる。フロートバルブ19が開くまでは、ポンプ17により送り込まれるオイル11はバイパス管20に流れる。逆に、オイルパン6内へのオイル11の送込量が多いためにオイルパン6内の液面がUの位置より上がると、フロートバルブ19が閉じ、ポンプ17により強制的に送り込まれるオイル11はバイパス管20を通って吸出管16へ移動する。
【0006】
図5は特許文献2に示されたブリーザキャップの半縦断正面図を示し、ブリーザキャップは、ゴム状弾性体からなる本体部38と、この本体部38に装着される剛体からなるカバー39とを備える。本体部38は、外周面に環状の突起40aが複数設けられた円柱状の脚部40と、脚部40の一端に形成された脚部40より大径の円板状の頭部41とからなり、脚部40の中心には連通孔40bが形成され、連通孔40bの頭部41側端部には連通孔40bより大径の環状凹部40cが形成され、その底面には全周に渡ってビード40dが形成される。頭部41の周縁部には、軸方向に貫通する通気孔41aが設けられる。カバー39は椀形状をなすとともに、ビード40dと対応する部分に下方に突出する複数の突起39aが一体に形成され、このカバー39を頭部41の外周に嵌合し、端部を頭部41の下面側にかしめる。これによって、頭部41の上面側に密閉された空所42が形成され、空所42を介して連通孔40bと通気孔41aとが連通する。又、脚部40の凹部40c内にはフィルタシート43、保護シート44及び座金45が積層され、ビード40dと突起39aとの間に固定される。フィルタシート43及び保護シート44は、液体を通過させないが、気体を通過させる多孔質材からなる。
【0007】
上記構成のブリーザキャップにおいて、脚部40の突起40aを減速機等の給油口に装着すると、連通孔40b、空所42及び通気孔41aを介して減速機の内外が連通され、減速機の内圧が大気圧になる。
【0008】
又、特許文献3には、エンジン発電機の潤滑油供給装置が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
実開平3−56818号公報
【0010】
【特許文献2】
実開平7−16083号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平8−246833号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示した電源車の場合、電源車の輸送中にディーゼル発電装置が揺れると、自動補給装置7の大気開放管13の先端からオイルが漏れ出ることがあった。又、オイルの漏れ出しを防止するために、大気開放管13を上方へ長くした場合、自動補給装置7にとって大気開放管13が大き過ぎるものとなって負担となり、自動補給装置7が破損することがあった。
【0013】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、自動補給装置に大きな大気開放管を設ける必要がなく、自動補給装置の破損を防止することができるとともに、オイルの漏出を防止することができるディーゼル発電装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るディーゼル発電装置は、ディーゼルエンジンにより発電機を駆動するディーゼル発電装置において、ディーゼルエンジンへ供給されるオイルを貯留するオイルパンと、オイルを貯留するとともに、上部に大気と連通した空気収納部を有するオイルタンクと、オイルタンクからのオイルをその流量を調整してオイルパンへ自動補給するとともに、上部に空気収納部を有する自動補給装置と、自動補給装置の空気収納部とオイルタンクの空気収納部とを接続する大気開放配管とを備えたものである。
【0015】
請求項2に係るディーゼル発電装置は、大気開放配管との接続部をオイルタンクの上部に上方に突出して設け、該接続部に空気抜き部を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施形態1による電源車のディーゼル発電装置のオイル(潤滑油)補給系統の構成を示し、オイルタンク9は液面11aを有するオイル11を貯留し、タンク内部の上部には空気が収納された空気収納部9aを有する。又、オイルタンク9の上部には図5に示したような空気抜き部(ブリーザキャップ)47が設けられ、空気収納部9aは空気抜き部47を介して大気と連通する。オイルタンク9の下部の接続部9bと自動補給装置7の上部の接続部7aとはオイル配管8を介して接続し、またオイルタンク9の上部の空気収納部9aの側部に接続部9cを設けるとともに、自動補給装置7の上部の空気収納部7bにも接続部7cを設け、接続部9c,7c間を大気開放配管48により接続する。なお、自動補給装置7のフロートスイッチ12は図示省略してある。その他の構成は、図3に示した構成と同様である。
【0017】
上記構成において、オイルタンク9からのオイルはオイル配管8及び自動補給装置7を介してオイルパン6に供給されるが、オイルパン6のオイルの液面高さによりオイル流量は調整される。又、自動補給装置7の上部の空気収納部7bとオイルタンク9の上部の空気収納部9aとは大気開放配管48により接続されており、空気収納部9aは空気抜き部47と連通しているので大気圧となっているため、空気収納部7bも大気圧となる。
【0018】
実施形態1においては、自動補給装置7の空気収納部7bはオイルタンク9の空気収納部9aと連通しており、空気収納部9aは大気圧となっているため、空気収納部7bも大気圧となる。このため、従来の大気開放管13は不要となり、自動補給装置7は長大な大気開放管13が負担となって損傷することがなくなるとともに、輸送中の大気開放管13からのオイルの漏出も防止することができる。
【0019】
実施形態2
図2は実施形態2によるオイルタンクの構成図を示し、オイルタンク9の上部には空気抜き部47が設けられるとともに、大気開放配管48との接続部9dが上方に突出して設けられており、この接続部9dにも空気抜き部(ブリーザキャップ)49が設けられている。その他の構成は実施形態1と同様である。
【0020】
実施形態2においては、オイルタンク9内にオイル11が充満した場合においても、大気開放配管48との接続部9dが上方に突出して設けられているので、接続部9dが空気収納部となり、しかも接続部9dの上部には空気抜き部49が設けられているので、接続部9dが大気圧となり、接続部9dと連通している自動補給装置7の空気収納部7bも大気圧となる。このため、自動補給装置7の負担となる長大な大気開放管13は不要となり、自動補給装置7の損傷を防止することができるとともに、オイルの漏出も防止することができる。。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、自動補給装置の空気収納部とオイルタンクの空気収納部とを接続しており、オイルタンクの空気収納部は大気圧となっているので、自動補給装置の空気収納部も大気圧となる。このため、長大な大気開放管は不要となり、自動補給装置の損傷を防止することができるとともに、オイルの漏出を防止することができる。
【0022】
請求項2によれば、オイルタンクにおいて、大気開放配管との接続部を上部の上方に突出して設けるとともに、該接続部に空気抜き部を設けたので、該接続部が大気と連通した部分となる。このため、オイルタンクがオイルによって充満された状態においても、大気開放配管との接続部が大気と連通した空気収納部となり、自動補給装置の空気収納部も大気圧となるので、大気開放管は不要となり、自動補給装置の損傷を防止することができるとともに、オイルの漏出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1による電源車のディーゼル発電装置のオイル補給系統の構成図である。
【図2】実施形態2によるオイルタンクの構成図である。
【図3】従来の電源車の構成図及びそのオイル自動補給装置の拡大図である。
【図4】特許文献1に記載されたディーゼル発電装置におけるディーゼルエンジンのオイル貯留装置の構成図である。
【図5】特許文献2に記載されたブリーザキャップの半縦断正面図である。
【符号の説明】
4…発電機
5…ディーゼルエンジン
6…オイルパン
7…自動補給装置
7b,9a…空気収納部
9…オイルタンク
9d…接続部
11…オイル
12…フロートスイッチ
47,49…空気抜き部(ブリーザキャップ)
48…大気開放配管

Claims (2)

  1. ディーゼルエンジンにより発電機を駆動するディーゼル発電装置において、ディーゼルエンジンへ供給されるオイルを貯留するオイルパンと、オイルを貯留するとともに、上部に大気と連通した空気収納部を有するオイルタンクと、オイルタンクからのオイルをその流量を調整してオイルパンへ自動補給するとともに、上部に空気収納部を有する自動補給装置と、自動補給装置の空気収納部とオイルタンクの空気収納部とを接続する大気開放配管とを備えたことを特徴とするディーゼル発電装置。
  2. 大気開放配管との接続部をオイルタンクの上部に上方に突出して設け、該接続部に空気抜き部を設けたことを特徴とする請求項1記載のディーゼル発電装置。
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